September 30, 2005
今日は夜に団体の方たちのお食事の予約があった。大勢の場合、いつもは大皿に盛り付けてお客様に自由に取っていただいているのだが、今日はトレイでいつも通りの定食のスタイルでお出しした。この方法だと使う器の量が多いので、盛り付けと食器洗いだけでも相当の時間がかかる。一度に31人ものお食事をお出しするとなると、本当にもう厨房の中はてんてこ舞い!まるで居酒屋のような雰囲気だったが、スタッフと私3人で何とかこなすことができた。不思議だなあと思うのは、以前は大変だと思っていたことが、仕事をしていくうちにどんどん大変でなくなってしまうということ。開店したばかりの時に、こういう予約があったとしたら5人体勢でのぞんでもできなかったかもしれない。まあ、慣れるというのはそういうことなのだろう。それにしても今、一緒に仕事をしているスタッフは皆、動きが機敏でよく気がつく人たちだ。お互いの仕事がやりやすいように立ち回ることができ、「アレお願い!」と言えばだいたいのことは伝わる。嬉しい反面、何でもアレ、コレ、ソレ・・・・で通じてしまうので固有名詞をどんどん忘れてしまうのだが・・・。
皆さんも風楽で夜のお食事をしませんか?お一人さま3000円で5名様より貸切OKです。
| Permalink
|
| TrackBack (0)
September 29, 2005
今日はミレーの取材でゴボーを出荷している農家さんに行ってきた。このライターの仕事もかれこれ3年目に入り、今、ミレーで取引している農家さんのほとんどを取材をさせていただいた。それで取材も2回目になる方が多いので、今年はお話をお聞きするだけではなく、収穫作業などに合わせて取材に行くようにしている。木曜日は私のお休みの日なのでなるべくなら取材を入れず自分の時間に使いたいのだが、天候と作業状況に応じて日程を調整するので、中々そうも言っていられない。今日、取材した方は30歳。5年前からお父様の代を継いだ頼もしい若者だ。ゴボー掘りは私も初めて体験したのだが、長く根を張って地中に育っているので、手で抜いて収穫することはできないのだという。後ろに土を掘り起こすシャベルのようなものがついているトラクターで土を耕しながら、ゴボーを掘り起こしていく。トラクターをかけた後の畑を歩きながら手でゴボーを集めていくという作業だった。地中に病害虫がいると、そこでゴボーは成育を止めてしまったり、二股に分かれたりしてしまうので、抜いてみないとどんな状態だか実際にはわからないらしい。農薬も化学肥料も使っていない畑なので、病害虫などの被害を受けやすいが、麦や牧草を蒔いてうなることで土の微生物のバランスをいい状態にしていくなど、有機農業ならではの工夫をたくさんされている。それにしても掘れたてで湿った土がついているゴボーはとっても美味しそうだ。私はゴボーやレンコンなどの根菜が大好き。明日はゴボーをたっぷり使った料理を作ろう!
| Permalink
|
| TrackBack (0)
September 28, 2005
露地でできているバジルを農家さんからいただいた。多分、露地ものとしては今年最後のバジルになるだろう。それほど多くの量ではない。もったいないので、オリーブオイルとにんにくを加えてミキサーにかけジェノバソースを作った。今日はジャガイモを蒸したものと玉ネギのみじん切りをジェノバソースで和えてポテトサラダにした。何となくバジルペーストと言った方が馴染みやすいけれど、たまにはこんなネーミングも素敵かなと思ってタイトルに付けてみた。
このジャガイモはNPO法人「グループ彩」が運営する知的障害などを持った人たちの通所施設「生活工房」のみなさんが無農薬で作っているキタアカリだ。毎年、ジャガイモが収穫できると店に持ってきてくださる。「彩」のみなさんは農作業の他、陶芸や機織りなどにも取り組み、年に数回各地のギャラリーで作品展を開催しているが、その感性はとてもユニーク。一人一人にはみんな天の才があり、ゆっくりと育んでいく場さえあれば、その力を十二分に発揮していくことができるのだなあと彼らの作品を見ながらいつも思う。店から車でちょっと行った成田ニュータウンのはずれにある古い農家の一軒家がその創作と表現の場になっている。すぐ近くでそうした活動をしている人たちがいるのはとても嬉しいし、収穫されたものを使わせていただけるのも有難い。いつか「彩」のみなさんにこのジャガイモで作ったコロッケを食べていただけたらなあと思っている。
| Permalink
|
| TrackBack (0)
September 27, 2005
今日は開店と同時にお客様が次々に来てくださり、お子さん連れで9人の若いママたちのご来店もあったりして、厨房は大忙し。洗わなくてはならない食器が棚にどんどんたまっていき、定食も完売。同じ30人分のお食事をお作りするにも少しづつお客様が来て下さるのと大勢で一度に来て下さるのとでは、ご用意する心構えが違う。いつも穏やかにいたいと思いつつ、こういう時ってやっぱり少し焦ってしまうなあと反省。空っぽになった鍋やバットを洗いながら、スタッフのユキちゃんと今日はさっと閉めて近くにあるギャラリーに行こうと車を走らせた。
旦那様が建築家、奥様が陶芸家という高野さんご夫妻は、印旛村にある古民家を改築して建築事務所とギャラリーを建てられた。ギャラリーでは毎月、展示会が開かれ、今回は高野さんの花器や鉢の他、和布を使ったオリジナル服などが展示されている(9月30日まで)。緑に囲まれた木のぬくもりのある建物は、そこにいるだけでほっと和める。お茶を入れていただきながら高野さんとしばし談笑。大きな窓には秋の田園風景が広がり、つい先ほどまでアタフタと厨房を駆け回っていたのがウソのような時間が流れていた。風楽から車で10分ととても近ので、店にいらした時はぜひ足を伸ばしてみてください。素敵な場所です。写真は天井に大きく組んである梁と明かり取りにもなっているガラスの瓦を下から写したもの。印旛村山田683 0476-98-1322
| Permalink
|
| TrackBack (0)
September 26, 2005
お彼岸が過ぎて、ボチボチと秋野菜が入荷するようになってきた。ずっと青菜がない時期が続いていた。店の定食の献立を立てる時は、メインのお惣菜とその付け合せ、サラダ、煮物、和え物(青菜)、豆、お新香、お味噌汁、玄米ご飯・・・というベーシックな基準があって、それを日替わりで考えていくようにしている。だから青菜というのは献立には欠かせないものなのだが、旬の野菜しか使っていないので夏はどうしても青菜が手に入らず、ピーマンやモロヘイア、ゴーヤなどを和え物にしていた。冬の間は毎日、菜っ葉をゆがいているので、作る方にしてみたら、正直なところ、「またか・・・」という気持ちになる日もあったけれど、いざ、その季節が終わってみるとあのシャキシャキ感が妙に懐かしい。それに毎日菜っ葉が食べられるお食事はなんて栄養バランスがいいんだろう!。ここ数日、自分の体が確実に夏から秋に変わっていったのを実感しているので、食べるものの嗜好も変わってきている。さっそく菜っ葉をゆがいた。冬の青菜に比べるとまだまださっぱりしているけれど、やっぱり青菜は名脇役!。これはサラダ感覚で食べられるように甘酒ドレッシングを作ってかけたもの。季節の野菜だけを食べていると、確実に季節の変わり目で旬の初物に出会える。野菜から季節の移ろいを感じ取れる生活って、何て贅沢なんだろう。そんな毎日が本当に有難い。
| Permalink
|
| TrackBack (0)
September 25, 2005
今日の定食はタカキビのハンバーグを作った。一晩浸水して同量の水で炊いたタカキビはまるでひき肉のようだ。そこにゴボー、人参、玉ネギなどを炒めて加え、小麦粉で固さを調整して丸めて焼いてハンバーグにした。タカキビソーセージのホットドックは軽食としても人気がある。今日は大根が手に入ったので大根おろしにしたものに人参と玉ネギを加えてみぞれあんにした。この時期、千葉ではほとんど大根がない。おかげさま農場の直売所の冷蔵庫に入っているのを見つけて「ああ、珍しい!」と言ったら、これは夏越し大根と言って、春大根の葉を落として袋に入れて冷蔵庫で貯蔵したものだと教えていただいた。東北の方では越冬野菜というのがあるけれど、保存の方法によっては夏も越せることができるんだと知って驚いた。「ほとんど出荷はしていないけれど多分、スも入っていないと思うから食べてみて」と言われて久しぶりに大根をいただいた。もちろん採れたての冬大根の旨みにはかなわないけれど、まだ充分みずみずしさが残っていた。生活の知恵ってすごいなあと思った。お彼岸を過ぎるとそろそろ夏野菜よりも根菜が恋しくなってくる。今日の関東地方は台風の影響で風が強く、せっかくの日曜日だというのに人出の少ない一日だった。
| Permalink
|
| TrackBack (0)
September 24, 2005
早朝から玄米を炊き、自然食品店のあいりん堂さんの勉強会にご用意するおにぎりを握る。圧力鍋の中にある玄米は蒸らしが終わると大きなボールに移し、すぐ次の玄米を入れて追い炊きをする。圧力鍋で玄米を炊ける量は限られているので、こういう時は次々に炊いていくしかない。開店前におにぎりを配達。うさとの服展の会期中だったので、忙しいことを見込んで昼から友人にも助っ人に入ってもらった。最近、何かと忙しいのでレギュラースタッフがいたらなあと思う。
夜にはマクロビオテックのお食事をされている方のご予約。お子さんの1歳のお誕生日会をご家族でされるのだという。砂糖なし卵なしのケーキを作った。キャロブといういなご豆の粉がチョコレート風味なのでメイプルシロップと柚子の皮やくるみを一緒に入れて焼いた。豪華なデコレーションはなくてもいいと話されていたので、手書きの旗とキャンドルを乗せさせていただいた。キャンドルをつけて「フーしようよ」と言ってもキョトンとしている主役の坊やが可愛いかった。そうだよね。初めてのフーだもんなあ・・・と思いつつ、おじいちゃん、おばあちゃん、パパとママ、そして若いおばさん夫婦たちに囲まれて1歳の記念日を祝ってもらえるボクは幸せ!そういえばうちもあんな頃があったけなあ・・・なんて懐かしく思い出しながら、今日も忙しくて盛り沢山の一日、どうもありがとうございました。
| Permalink
|
| TrackBack (0)
September 23, 2005
今日から「うさとの服」展が始まった。春に次いで2回目の開催となる。「うさとの服」というのはチェンマイ在住のデザイナーさとううさぶろうさんがデザインしているオリジナル服のこと。東北タイの農村地帯でオーガニックコットンを栽培し、手で紡いだ糸を草木染して手織りされた布を使って一つ一つ作られた服。私もアジア雑貨はずっとタイに行って仕入れてきたし、風楽ブランドのオリジナルの服も手がけてきた。だけど私が知っている中でこれほどクオリテイの高い服は他にない。立体裁断されているので人が着た時にとてもキレイなラインが出るし、素朴だけれどオシャレでとても着心地のいい服だ。綿、シルク、ヘンプなど天然素材で自然の恵みがいっぱいの手仕事の結晶は、いいエネルギーに満ちていて、着る人を元気にしてくれる。千葉では他で見ることができないので、今日は朝からお客様が多く、夕方からも10人のお食事会が入ったりと、何しろ大忙しの一日となった。25日までの3日間限り(11時から6時。最終日は5時まで)です。ぜひ見にいらしてくださいね。
| Permalink
|
| TrackBack (0)
September 22, 2005
最近、ようやく休みの日を自分の時間に確保できるようになってきた。今まで私の休みである木曜日は平日にできない仕事に関する用事を片付けたり、取材に行ったりしていたので、結局、自由に使える時間はほとんどなかった。でも取材を平日の朝か夕方に持ってきたり、なるべく用事も木曜日以外の日に済ませて、私の体がフリーになるように意識してきた。だから今日はめでたく?全く予定のない一日。朝から何をしようかな?と気分はルンルン。まずは幕張にできたオーガニックバイキングのお店に行くことにした。11時の開店と同時に行かないと入れないよと聞いていたので、それに間に合うように家を出た。確かにすごい人気で開店前から行列だ。三芳村で作られた有機野菜や千葉県産の魚などを中心にしたランチバイキング。元々千葉では有名な割烹料理の店が新規部門で始めただけあって、出汁もきいているし味付けもいい。品数も多く野菜がたっぷり食べられる。何より野菜の味が美味しいのだ。これで1600円なんて信じられない!160席もあるというのにもう入りきれなかった人が入り口で並んでいた。食事は確かに満足できた。だけどこれだけの人数が料理を取りに動くのでザワザワと落ち着かず、料理も大皿に取り分けていくので器ごとに盛り付けられた楽しみはない。まあバイキングだから仕方ないのだろうが、お腹は満足しても何となく心がゆったりと過ごせなくて食傷ぎみ。早々に引き上げ知り合いがやっているカフェに向かい、一人ゆっくりとコーヒーを飲む時間を持ててほっとした。やっぱり私はバイキングって苦手。
| Permalink
|
| TrackBack (0)
September 21, 2005
風楽で使わせていただいているおかげさま農場のサツマイモを作っている農家さんのお宅に行った。楽天で無農薬野菜を販売している会社ミレーの生産者さん紹介の原稿を書くために、毎週私は取材に行っている。今日は芋ほりの取材だった。芋ほり遠足のようなつもりで?長靴を持って行ったのだが、広い芋畑。とても手で掘ることなどできないので農家の方は芋ほり機?を使って芋を掘っていった。茎を先に切ってから芋ほり機をかけていくと、土を掘り起こしながら芋がベルトコンベアで土の中から自動的に上がってくるので、それをコンテナに手で詰めていく。一畝掘るのもあっという間だった。機械の力はすごい!と写真を撮りながら感動してしまった。店でもおかげさま農場の野菜は美味しくいただいているが、取材に行くと直接農家さんとお話ができるし、作られている背景なども知ることができて私自身、とても勉強になる。今ではこの取材と店の仕事との境界線がほとんどなくて、それぞれの仕事がお互いの仕事に役立ちいい影響を与え合っているという感じがする。そんな仕事の仕方ができることを心から幸せだなあと思う。ホクホクのサツマイモは秋の味覚の代表選手。これからいっぱい美味しいものを作らなくちゃ。
| Permalink
|
| TrackBack (0)
September 20, 2005
昨日、店が終わってから野菜とお米を農家さんに取りに行った。でも道が混んでいて松尾の友人の家に着いたのは8時近くなってしまった。ちょうど都会に住む友人たちが手で植えている田んぼの稲刈りをする日だったようで、そのまま宴会となり、お部屋の中にはたくさんの食事が並んでいた。「たまには食べていけば?」と声をかけてもらった私は遠慮なくご飯をいただくことにした。いつも店では玄米で食べている彼のミルキークイーンを白米でいただいた。まだ新米ではないらしいがピカピカのお米だった。命というものを本当に大切に考えている人なので、お米作りにも見えないエネルギーの力を生かしたり、波動を測定したりと彼なりのコダワリがあるので、古米になっても味も香りも落ちない。そんなお米をずっと完全無農薬で栽培している。以前、松尾町ではヘリーによる農薬散布があったので、食品分析センターでできたお米の残留農薬の検査をしてもらっていたが、炭や土壌の力を借りて毒消しをしている彼のお米は残留農薬の数値もゼロだった。「食べてくれる人の喜ぶ顔を思いながら心をこめて料理するのが一番だな~」といつも言われて私はふっと襟を正す。せっかくのいい素材を台無しにしないよう、心と手と気をそこにかけていかなくては・・・。忙しい一日の終わりに美味しいご飯が待っていてくれてすごく嬉しい夜だった。
| Permalink
|
| TrackBack (0)
September 19, 2005
今日も暑い一日になりそうだったので、デザートに葛餅を作った。本葛粉に水を加えて鍋で20分以上、透明になるまでひたすら練っていく。私はゴマ豆腐のように葛を練って作る料理が大好き。鍋の中、木ベラで葛を練っていく作業というのは単純だけれど、鍋全体をいつも見ていなければならないので、その間は目を離せない。だから葛の色が変化していく様子をじっくり見ていくことができるのだ。多分、その時間が好きなんだと思う。気の短い私が珍しく集中できる(せざるを得ない?)作業だからかな。今日はやわらかめに練った本葛粉に、久米島産の黒糖を煮つめて黒ミツを作ってきな粉と一緒にかけた。とろ~りとした口当たりは本葛粉ならではの味。連休で昨日、今日とお店は大忙し。スタートは遅かったものの、夕方すぎまでお食事のお客様が途切れることなく続いたので、途中でこの葛餅もなくなってしまった。その後はバニラアイスクリームの上からきな粉と黒ミツをかけたら、これが意外な美味しさでビックリ。皆さんも黒ミツを作った時にはぜひお試しください。
| Permalink
|
| TrackBack (0)
September 18, 2005
今日、スタッフのサッチーが栗おこわを作って持ってきてくれた。栗だけでなく小豆も入っている玄米のもち米で作った美味しいおこわだ。サッチーは料理が本当に好きな人なので、家でもいつもあれこれ作ってはお裾分けに持ってきてくれる。口ぐせは「行事をやらなくちゃ」という一言。たとえばひな祭にはちらし寿司、お祝いごとにはお赤飯、初夏には梅干、お彼岸にはおはぎ・・・というように季節や節目に合わせて料理をつくることをサッチーは「行事」と呼ぶ。結果、食べる人がいてもいなくてもたくさんの料理を作り続けることになる。秋になるとサッチーはいつも大量に栗をむく。「むくのに3時間もかかっちゃったわ~」と言いながらも楽しそうだ。渋皮煮、栗蒸しようかん、栗おこわ・・・ずっと栗づくし。おかげでいつも厨房にはお裾分けがいっぱいだ。朝来ると、「ほら、エイコちゃん煮てきちゃったわよ~」と言ってピッカピカの黒豆が鍋の中に入っていたり、「朝、焼いたのよ~ちょっと食べてみて」と抹茶のシフォンケーキを持ってきてくれたり・・・。私も料理は好きだけど、サッチーにはかなわない。サッチーはとにかく作って配るのが好きなのだ。心のこもった手作りの料理を貰って嫌な気持ちになる人はいないだろう。せっかくのおこわ、すぐにでも食べたかったけど、昼過ぎから忙しくなってしまって私たちがお昼にありつけたのは3時半。お腹はグーグー。美味しくって全部、平らげてしまいました。誰かに「ご馳走さま~」って言えるのって何だかいい気分。サッチー今日もご馳走様でした~!!
| Permalink
|
| TrackBack (0)
September 17, 2005
昨日はメインのお惣菜に粒そばと粟入りのコロッケを作った。雑穀を炊くときはいつも多目の量を炊いておいて、使わない分を冷蔵庫で保存しておくと、次の日にすぐに雑穀料理に取り掛かることができて便利だ。今日は昨日、炊いておいた粟を使ってサラダを作った。キュウリと人参、玉ネギのスライスに軽く塩をする。冷凍しておいたとうもろこしの粒も加えたので赤、黄色、緑の3色が揃った。そこへ手絞りの柚子とオリーブオイル少々でさっぱりとしたドレッシングを作り、野菜を和えて、上からパラパラと粟のほぐしたものをふりかけた。色がとてもキレイなので見た目もさわやか。ほんのひとふりだけなのだけれど、ここに粟のつぶつぶが入るのと入らないのとでは、雰囲気が大きく違ってくる。雑穀が水分を吸わないように早めに食べるのがコツ。
今日はさわやかなお天気の一日だった。部屋に中にいるよりも外にいる方が気持ちいい。だいぶ秋らしくなってきた。秋の夜長にはたっぷり本を読みたいと思うのだが中々ページをすすめることができず残念。
| Permalink
|
| TrackBack (0)
September 16, 2005

千葉ウォーカーという雑誌がある。東京ウォーカーと並んでエリア別のお店の紹介やイベント案内などが満載の情報誌だ。何度か風楽も掲載していただいたことがある。特に若いカップルなどは記事の切抜きを持ってお店に来て下さったりして反響も大きかった。今回は千葉の食材特集。地元、千葉で採れた野菜やお米、肉などを使っているお店を紹介していくらしい。それで千葉県産の無農薬野菜や玄米を使っているうちの店にも白羽の矢がたったようだ。せっかくなので店の定食の写真を撮影しているカメラマンの姿を、私は脇からブログ用に撮影させていただくことにした。屋内で食べ物の写真を撮ることはとても難しい。まして湯気やツヤなどを美味しそうに撮影するにはそれなりの小道具が必要だ。私も料理の写真を撮るのが好きだし、かなりの回数とメニューを撮影してきた。でもプロと言うわけではないので、光線の加減や引きや寄せの感覚というのは全くのカン頼み。撮影風景を見ていたらレフ板などの小物がほしくなってきた。でも写真の腕をあげるより料理の腕を上げる方が大事かも・・・。ともあれ今回のお料理、どんな感じで紹介されるか楽しみ。店主の顔も載せる・・・らしい。困ったなあ。発売は10月11日。
| Permalink
|
| TrackBack (0)
September 15, 2005
佐原の農家さんのところに行ったので、帰りにできたばかりの創作料理のお店に入って一人でランチをしていた。午後からは私の時間。いつも忙しく素通りしているこの界隈だが、たまには車を止めて歩いてみようかなと、小野川に沿って散歩をした。古い土蔵や風情のある建物があちらこちらにあって歴史を感じる町並みが続いている。その時、突然ケータイにメールが・・・。私はケータイのメールはほとんど使っていないので店からだと思って見てみたら意外なことに高校時代の友達からだった。川崎に住んでいるのだが仕事で津田沼まで来ているのだと言う。めったにないチャンス!散歩を切り上げ一度店に戻り2時間半かけて津田沼に車を走らせた。こういう突発的なお誘いにはやはりケータイが便利だ。久しぶりの再会。すっかり日も暮れてしまったので夕食をしながらあれやこれやと話しこむ。お互いいろいろな仕事を経てきて今がある。高校時代の友達は確かに懐かしい。でも私は思い出話をするためだけなら多分会わないだろう。やはり会って話すのであれば何かしら今へのつながりがほしいし、互いに成長したことを認め合える、そんな前向きな関係が好きだから。あれから何年たったろう?あの弾けるような若さはもう失ってしまったけれど、「まあ、しょうがないよね・・・」と、そんなことも笑って受け容れることのできる今という年代に感謝。
| Permalink
|
| TrackBack (0)
September 14, 2005
今日も暑い!このところ残暑の厳しい毎日が続いている。ピリ辛のおかずが食欲をそそるので、マーボウナスを作った。ひき肉の代わりに使っているのはタカキビだ。一晩浸水して同量の水で炊いたタカキビはモチモチっとしていてまるでひき肉のよう。タカキビを肉のようにみたててそこに生姜やにんにく、長ネギ、みそ、豆板醤を加えて、肉ミソ風?のソースを作っておく。注文を受けてからナスやオクラなどの野菜をさっと油で揚げて、そのソースに絡めていく。難点を言えばタカキビが汁気を吸って、時間がたつとつぶつぶ感がなくなってしまうことなので、できるだけ早くソースを使いきってしまうこと。まるでひき肉のような感触の美味しいタカキビは私も大好きな雑穀だ。店のホットドックもタカキビで作っている。お肉がなくても雑穀のつぶつぶを利用していろいろ楽しめる食事って豊かだなあと思う。今日は夕方から東京へ。フラメンコ歌手がロルカの採譜したアンダルシア地方の民話を歌うのだという。楽しみ。
| Permalink
|
| TrackBack (0)
September 13, 2005
突然ですが鮭の白子はお好きですか?肉は食べない私ですが魚は食べます。ただ内臓関係はみんな苦手です。だから今まで白子もほとんど食べることがありませんでした。でも北海道の友達が作っているこの鮭白子の燻製を食べて以来、すっかり白子ファンになってしまいました。北海道では鮭の本体は高値で取引されていますが、白子などはほとんど売れないので価値が低く見られ廃棄されることが多いそうです。大自然の中で生活し、ヒトも他の生き物たちの命も同じように大切にするというアイヌの人たちの考え方に傾倒し北海道に移住したその友人は、命あるもの全てを無駄にしないで食べていくことができたら・・・と当たり前のように棄てられる白子の加工を思いつきました。その一つがこの燻製です。白子は水分が多く加工しづらい食品ですが、いろいろ試作を重ねながら長く保存できる白子の燻製を作りました。生臭さが抜けてまるでスモークチーズのような味わい。今日はその燻製をミンチにしたディップに玉ネギと青シソを加えマヨネーズで和えてタルタルソース風にしました。キュウリと蒸し人参にそのソースをかけたら何とも言えず美味しいサラダになりました。まさか中に白子が入っているなんて想像もできませんが、このディップが入るだけで味に断然コクが出るし、何より白子には細胞が若返る核酸が多く含まれているのが嬉しい。燻製はレジ脇にて各種販売中。オホーツク直送の秋鱒半身の燻製もダイナミックでおススメでーす。
| Permalink
|
| TrackBack (0)
September 12, 2005
スタッフのトシエちゃんのおばあちゃんからスダチをいただいた。徳島県に住むおばあちゃんのお知り合いが送って下さったものだそうだ。わざわざ「風楽にも持っていってね」とトシエちゃんに言付けて下さった。すだちの生産の95%は徳島県と言われるほど、徳島はスダチの名産地。県の花にも指定されているらしい。一年の中でも露地栽培のスダチが収穫されるのは今の時期だけ。さっそくさわやかな香りを料理に使わせていただいた。ナスナスナス!!と言うくらい、ほぼ毎日のようにナスを料理しているが、今日はさっぱりと焼きナスにした。そしてスダチの搾り汁と醤油を出汁で割ったスダチ醤油を上からかけて定食に添えた。いつもの焼きナスだがほどよい酸味と香りが食欲をそそるので、何本でもナスが食べられそうだ。柑橘類は手で搾って汁気を出すと、余分な渋みが中に混じらないのでとてもおいしい。機械だとギュッと絞れる分、もっと搾り汁は増えるのだろうけれど、この「手絞り」というのがミソなんだろうなあ・・・。おにぎりも型を使うより手で握ったものの方が美味しいのと同じ。やっぱりこの手を惜しみなく使わせていただかなくっちゃ!
トシエちゃんのおばあちゃんご馳走さまでした。お孫さんは搾った後のスダチをお風呂に入れるのだと言ってしっかりお持ち帰りになりましたよ~。
| Permalink
|
| TrackBack (0)
September 11, 2005
昨日から店の2階のフリースペースでエサレンマッサージ体験を行っている。施術するのは「@ほうむ」主宰のエサレンマッサージプラクティショナーひがしくみこさん。単身でカリフォルニア州にあるエサレン研究所に行き250時間のクレジットで認定を受けた方だ。研究所は大自然に囲まれた素晴らしい場所にあり、かつてネイテイブアメリカンの聖地だったという。ひがしさんとはネット上で知り合った。エサレンの名前だけは知っていても実際に体験したことのない私のためにわざわざ店まで出向いてセッションしてくださった。そして店の2階で皆さんにもぜひエサレン体験をしてもらおうと企画した。エサレンマッサージはオイルを使った全身マッサージで寄せては返す波のようなロングストローク(長いタッチ)が特徴だ。呼吸に合わせて触れてもらうことで、体のパーツが一つにつながっていくような感覚が生まれてくる。そして自分が主人公である心地のよい時間は自分が解放されて、命のエネルギーを丸ごと肯定していける時間にもなっていく。体からのアプローチで心が解放されていくなんて・・・!まさに心と体は一つなのだ。今、風楽の2階には布に囲まれたベットが置かれ、アロマオイルの香りがほのかに漂い、静かな音楽が流れる全く別の空間になっている。15日までの6日間限定で10時半、13時半、15時半、19時半の完全予約制。約80分のフルセッションが特別価格7000円で体験できます。まだ予約にゆとりがあるので、この機会にぜひエサレンを体験し、ゆるゆる~の体を味わってみてくださいね~。とても気持ちがいいですよ~。予約については080-3098-4663 arigato@kokoroathome.com ひがしくみこさんへ直接どうぞ。
| Permalink
|
| TrackBack (0)
September 10, 2005
グルテンミートのハンバーグは店の定番だが、そこに炒ったおからを加えると、より口当たりのいい優しいハンバーグができる。今日の定食はそれを作ることにした。いつもは生姜をすりおろした醤油のあんをかけるのだが、今日はカボチャがいっぱいあったので、マッシュして使うことにした。粟も炊いてカボチャの中に一緒に入れてソースにしたら、キレイな黄色がアクセントのハンバーグになった。ナス、ピーマン、トマト、キュウリ・・・夏野菜もそろそろ少なくなってきた。最近、ずっと同じ野菜ばかりだったので、メニューにバリエーションを持たせるのが大変だ。9月に入って稲刈りも始まり、秋の声が聞こえるようになったら、早くもサツマイモや里芋が食べたくなってきた。
これから実りの秋。10月8日には店で収穫祭のイベントを行うことになっている。おかげさま農場代表の高柳功さんとガイア総合研究所の日野雄策さんの対談「大地からの伝言」。そして加藤登紀子さんの次女でシンガーソングライターのYAEさんのコンサートや交流会。日中は楽しい模擬店もたくさんあるので、ぜひ遊びにいらしてくださいね~!チラシご希望の方ファクスしますのでお知らせください。
| Permalink
|
| TrackBack (0)
September 09, 2005
昨日、稲刈りの取材が終わってから南房総へ出かけた。急きょ友達が上京してきたので、そのまま千倉にいる友達の家に泊まりに行くことになったのだ。最初に寄ったのは鴨川にある大山の千枚田。稲刈りはほとんど終わって、はさがけにされた稲が棚田のあちこちに広がっていた。棚田はとても気持ちの場所なので、時間さえあればいつも出かけてしまう。その後は鋸南町の断崖絶壁にある大好きなカフェ「ASO」へ。何しろ高台にあって海が真正面に見えるのでロケーションが最高!チャイを飲みながら海に沈む夕陽をずっと眺めていた。台風一過の真っ青な空の下、太陽がポッカリと海に沈んで行く。雲が少なかったので茜色の残照はなかったけれど、海風に吹かれながら富士山(太陽の右側、写真をクリックしてみて!)もちょっぴり見ることができラッキーだった。房総は日帰りで行くので、いつもなら日が沈んだ後はひたすら家路を急ぐだけ・・・なのだが昨日は千倉に泊ったので夜空の星まで楽しむことができた。いいお天気で空気が澄んでいたので天の川までハッキリと見えてまたまたラッキー!そんな時間がぽっかりとできてすごく嬉しい2日間だった。
| Permalink
|
| TrackBack (0)
September 08, 2005
取材で芝山にある自然派ネットワークの田んぼの稲刈りに行った。昨夜の台風の影響がどうなっているのか、心配だったが、多少倒れている稲はあるものの、今年のお米の生育自体は順調で豊作だということだった。
でも雨量が多くぬかるみになっている田んぼにはコンバインが入ることができず、手刈りをしていた。手で刈った稲を改めてコンバインの中に入れて脱穀していくのだ。あの広い田んぼを全部手で刈っていくのかと思うと、本当に大変なことだと思う。だけど、稲の語源は「いのちのねっこ」。人間にとって欠かすことのできないお米を自給することができたらすばらしい。私もいつか自分で食べる分のお米を自分で作ることができたらと思っている。取材としてではなく、一緒に田植えや稲刈りをしていきたい。台風一過の晴天の空の下、田んぼで過ごした時間は短いけれど、とても気持ちのいいものだった。今日はこれから南房総へ出かけてきまーす!!
| Permalink
|
| TrackBack (0)
September 07, 2005
台風14号の動きが気になる。稲刈りの取材をさせていただく予定だったが、この天気で昨日、今日と2日間、流れてしまった。収穫間際の稲たちのことが心配だ。今日はこの天気だったので店もとても暇で、久しぶりに営業時間中に他の作業をすることができた。このところ祭があったり、毎日定食も完売だったりと忙しく、中々日中に時間が取れなかったのだ。9月、10月はイベントがあるので、DMを発送したりタウン誌、新聞社などへ情報を送らなくてはならない。いつも日常の業務に追われてこうした細かい準備をする時間が取れないのが目下の悩みの種。何もかも自分でやろうとするのは無理なことなので、朝の仕込みが一段落した後やランチのピークが終わった後にはなるべく体をあけて事務作業するようにしなくては・・・。今日、イベント内容をサイトのイベント案内にアップしましたのでよかったらご覧になってください。
さて、今日、作ったのは「シンデレラ焼き」と勝手に名づけているお惣菜だ。カボチャを横半分に割って種を取り出してから軽く蒸す。玉ネギ、人参、ピーマンのみじん切りを炒めて、炊いたモチアワと混ぜ、カボチャの馬車?に入れて焼く。今日はその上から野菜のあんをかけた。それだけのことなのに何だかとても幸せな気分になれるランチだった。
| Permalink
|
| TrackBack (0)
September 06, 2005
祭りの前に搬入があって、バタバタしていたので、すっかり宣伝が遅くなってしまいましたが、只今、1階のギャラリーにて社会福祉法人しもふさ学園のおしゃれ工房の方たちが作った作品を展示しています。しもふさ学園というのは 昭和63年に開設した知的障がい者入所更生施設で成田市の隣りの下総町にあります。園生のみなさんは障がいの程度や個性に応じて、木工や農業などの作業班に分かれて自然の中で過ごしています。今回は昨年に引き続き2度目の作品展となりました。手織り班の方たちの手法は「さをり織り」と言って現在92歳の城みさをさんが考案されたものです。私も以前、お話をお聞きしたことがありますが、とても自由で独創的な感覚を大切にした方で、そのバイタリティには頭が下がります。簡単な機織り機で、誰でも優しく手織りに親しめることから、障害を持った施設の方たちにもどんどん広がっていき、各地で世界に一つだけの素敵は作品が生まれています。今回は栞やポーチ、巾着、ミニタペストリーの他にベストやスカーフなど素朴でぬくもりのある作品が多く、さっそく店でも一輪挿しの下に敷く小さな織りものを購入し使っています。手織りには作った人の思いや夢がこめられているので、一枚一枚に価値があるなあと思います。よかったら見にいらしてくださいね。16日まで展示しています。
| Permalink
|
| TrackBack (0)
September 05, 2005
祭りの後は何かとやることが多い。使った備品などを所定に位置にしまったり、店内も相当汚れているので、掃除を念入りにしなくちゃなあ・・・と覚悟していた。でも朝の片づけを手伝う助っ人が来てくれたのでそうした作業が思いの他、スムーズに進み大助かり。ついでに店の前もキレイにしようと、みんなで掃除と片づけをした。人手があるとこういう時には本当に助かる。私は合間をみて鉢を置くスタンドもこの際、作っちゃおう!と思って流木を組み始めた。夏に北海道に行った時、紋別の海岸で拾った流木だ。流木の素朴さがとても好きで海へ行く度に必ず拾ってきてしまう。背の高さほどある流木を数本、持って歩いていたら、列車の中でもフェリーの中でもみんなにふり向かれた。おみあげもの屋さんではほとんど何も買っていないのに、北海道産のお豆と割り干し大根、そして流木で私の荷物はいっぱいだった。考えてみたらみんなお店で使うものばかり。でもやっとその流木を生かせる時がきた。苦労して担いできた甲斐があったというもの。前から作りたかったのだが、いつも朝は忙しいし夕方は原稿書きの仕事があるし・・・で中々できなかったのだ。完成したスタンドに折鶴蘭とアイビーを置いてみた。アイビーの蔓が伸びて早く流木にからまらないかな・・・それにしてもなぜこんなに歪んでいるんだろう?
| Permalink
|
| TrackBack (0)
September 04, 2005
忙しかったお待夜祭が終わった。最後の最後で雨が降ってきて、最後に回ってきた山車は雨の中だったけれど、心配されていた天気も何とか夜まではもってほっと一安心。でも思ったより人出は少なかったみたいで、テキヤさんは大変そうだった。店も用意していた料理分を全部は完売できなかったけれど、この人出のわりにはまあまあの成績だったかなあ・・・?
でも久しぶりに助っ人に入ってくれた元スタッフのケムちゃんとは終わった後にもしばし二人で歓談。ブログを更新するからとあわてて12時ちょっと前に別れた。お正月やお祭りの時などにたまに手伝ってくれるモトコちゃんは美貌の女性!で昨日はサリー、今日はバテイックの衣装で店頭に立ってくれて通りがかりの男性のお客様の目をみんなハートにしてしまった。スタッフのヒデコちゃんは水のような早さで生ビールを何杯もゴクゴクっと飲み干し?ケラケラ笑ってばかりだし、ユキちゃんも浴衣の裾をあげてタスキをかけてビールで真っ赤になった顔で厨房を駆け回ってくれた。
「生ビール、あんまり売れてないのにどうしてこんなに早く樽が空いてしまうんだろうね?」なんて言いながら今年もまた楽しい祭りが終わって風楽の思い出の一ページが増えた。皆さんのおかげで無事に終えることができました。どうもありがとうございます!
| Permalink
|
| TrackBack (0)
September 03, 2005
今日と明日は宗吾霊堂のお祭り「お待夜祭」だ。朝からデザートやら五穀コロッケやら作るものがいろいろあって、昨日も準備をしたけれど、まだまだやることがいっぱいあって大忙しだった。おまけに開店前から祭りに出店するテキヤさんが早めのランチを食べにきてくれたりしたので、朝は祭りの準備をしながら、その応対もしなければならず、厨房はてんてこ舞い。こんなに早朝からどうなっちゃうの?!ってちょっと焦ってしまったくらいだ。でも昼過ぎからはなぜか人出が減って、スタッフみんなでのんびりお昼を食べたりして、けっこうくつろぎモードになってしまった。いくら大変でもやっぱり祭りの時には勢いよくバンバンと忙しい方がいいなあ・・・。夕方遅くなってからやっと本格的な祭りモードになってきて、店頭や厨房をちょっと駆けづり回り始めた。いつもお世話になっている自然食材のお店あいりん堂さんも店頭で豆腐アイスやパンなどを並べて参加してくれたので、賑やかになってよかった。
祭りに来る人も年々少なくなっているようだけれど、やっぱり地元のお祭りは楽しい。山車が何度も店の前の道を練り歩くのだが、同じものだとわかっていても、ついお囃子を聞くとまた見に行ってしまうのは、やっぱりあの弾けそうな人々のパワーを見ているのが面白いからだろう。明日もがんばらなくっちゃ。
| Permalink
|
| TrackBack (0)
September 02, 2005
昨日も今日も残暑とは言え真夏のような暑さだった。冷たいデザートがいいなと思って、今日は梅ゼリーを作った。梅酵素を作った時の南紅梅の果肉を刻んで一緒に中に入れた。酵素を作った後の梅は美味しいエキスが酵素液の中に流出してしまっているのでほとんど甘みはないのだが、果肉があるととても贅沢なゼリーになるので入れることにしている。梅シロップの中に刻んだ梅と砂糖を少々加え、ゼラチンを煮溶かす。本当は寒天がいいのだが、テレビの影響なのか、よく食材を買いに行く生活クラブのお店(デポー)の棚にはこのところ、ずっと寒天がなく残念だ。
今日は比較的店が暇だったので、日中は明日のお祭りに向けて小豆を煮たり、カレーを作ったり、チョコレートブラウニーを焼いたりと、いろいろ準備をしていた。いよいよ明日、明後日は「お待夜祭」。江戸時代に年貢の取立を軽減して欲しいと幕府に直訴し討ち首となった佐倉惣五郎さんの命日でもある。エビスの生樽や、北海道から送ってもらった特製鱒の燻製も届いた。鱒を頭付きで半身に切って丸ごと食べられるダイナミックな燻製だ。お祭りの間はお食事を全部1000円均一、デザートとドリンクは全部400円均一の特別メニューにします。デザートもチョコレートブラウニー、チーズケーキ、冷やしぜんざい、いちぢくのスコーン、梅ゼリー、豆乳ムース、かき氷・・・・とたくさんご用意しました。夜10時まで営業しています。どうぞ遊びにいらしてくださいね~!!
| Permalink
|
| TrackBack (1)
September 01, 2005
一応、木曜日は私は店に出なくてもいいことになっている。でもたいていはミレーの取材が入っているし、買い物や振込みに行ったりすることも多いので、中々純粋にお休みできるという日はない。だけどやっぱり自分の時間もほしいから、平日の朝一番に取材に行ったり、日が長い季節は夕方に行ったりして、なるべく木曜日は仕事を入れないように心がけている。今週も他の曜日に取材をしたので今日は晴れて私もお休み!久しぶりに南房総までドライブに行こうかな。大好きな鴨川にある大山千枚田を見てから美味しいお魚を食べてこよう、安房神社にもお参りしよう・・・のハズだったのに、事務仕事がたまっていたので泣く泣く諦めた。最近、店が忙しくて、中々日中に他の仕事をする時間が取れないからだ。明後日のお祭り用の店内のメニューは何とか仕上がったけれど(お祭は特別メニューにするため)、店頭のベニア板に貼り付ける大きなメニューはまだ書けていない。それに10月8日に店で開催する大きなイベント「秋の実りの収穫祭」、こちらのチラシもできていない。出演者のYAEさん(加藤登紀子さんの次女でシンガーソングライター)のプロフィールをサイトで調べながら、その他のプログラムも書いていこうと朝からチラシ作りに格闘してしまった。全部手書きで書きたかったのだがイベントの内容量が多すぎて書ききれないのでワードと手書き筆文字を併用することにした。こちらも明日には仕上げてお祭りの時に配らなくっちゃ。・・・というわけで南房総どころではなく夜になってもまだパソコンの前にこんな状態で座っているのであります。トホホ・・・。
| Permalink
|
| TrackBack (0)
Recent Comments