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February 19, 2006

こんにゃくの落花生揚げ

DSC06656今日は精進料理を一つご紹介。鎌倉の稲村ガ崎に不識庵を構え、精進料理を学ぶ「禅味会」を主宰されている藤井宗哲住職から教えていただいたものだ。以前から著作の精進料理の本を読ませていただいて、一度お招きしたいと思っていたので、前の仕事をしている時に、精進料理教室を企画して住職に来ていただいたことがある。お酒が大好きな気さくな住職さんでとても和気藹々としたお料理教室だった。精進料理の定義が私の中ではっきりとしていないのだが、基本的には肉、魚、ねぎ、にら、にんにくなどを使わない野菜中心の料理で、その根本精神は、殺生をしないことだと住職は言っている。殺生をしないというのは単に動物を殺さないということだけでなく、素材を無駄なく生かしきるということでもある。敬って作り感謝していただく・・・それが一番大切なことだと何度も何度もお話されていた姿が忘れられない。食べ物に対する基本姿勢というのは料理の分野が変わっても同じなんだなあと思う。自分が調理の仕事をするようになってから、そういう一言一言がますます胸に響くようになってきた。
今日は久しぶりにそのレシピの中からこの一品を作った。こんにゃくを茹でてからから煎りし、醤油とみりんで濃い目の味をつける。それを小麦粉を水溶きした衣の中に入れて、すりこ木でたたいてつぶした落花生を回りにつけて高温で揚げたもの。こんにゃくから衣がはがれないように店ではちょっと粉を先にまぶしておいた。一瞬、鶏肉みたいに思えるのだが、こんにゃくの柔らかさと落花生の香ばしさがミスマッチの美味しい揚げ物だ。付け合せはサッチーが家の近くで摘んできてくれた今年最初のふきのとう。ほろ苦さが早春の香り。

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