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June 21, 2006

被爆ピアノコンサート

Dsc07780一台のピアノがある。75年前に製造されたピアノだ。爆心地から2キロほど離れた場所に住んでいたピアノ教師の持ち物だった。ガラス片がささって被爆したが奇跡的に残っていたこのピアノを一人の調律師が譲り受けた。ピアノ線や鍵盤やハンマーなどは残したまま修理したので、ほぼ当時のままの音が復元でき、演奏用に使えるようになった。
今日、そのピアノが広島から「東京キリストの教会」に運びこまれ、平和を祈る「被爆ピアノコンサート」が行われた。たくさんの千羽鶴が飾られたホールの中央にピアノが置かれていた。出演したのは私の大好きな瞑想のピアニストウォン・ウィン・ツァンや日本の女性詩人の詩をピアノで弾き歌う吉岡しげ美さんら、主旨に賛同した多数のミュージシャン達。ウォンのサイトでこのコンサートのことを知った時、絶対に行きたいと思い、夕方、店を閉めてから急いで渋谷に向かった。
被爆という苦しみを受けたピアノが人の手によって新たな命を与えられた。そして「被爆ピアノ 翼をひろげる会」を立ち上げられ、全国でコンサートが行われているそうだ。弾く人の思いによって音色が変わってくる不思議なピアノだと調律した方も話していたけれど、本当に演奏する人によって心への響き方が違ってくる。吉岡しげ美さんは与謝野晶子の「君死にたまふことなかれ」や茨木のり子さんの「わたしが一番きれいだったとき」をピアノと共に熱唱してくれた。2曲とも反戦への思いを綴った深い詩なので、被爆ピアノが奏でる音からもメッセージが伝わってくるようだ。忘れてはいけない現実を、優しい音色が語り続けてくれる。すごく思いのこめられたコンサートだったので、忘れられない一夜となった。
*帰ったのが12時過ぎてしまったのでまたその日のうちにアップできませんでしたが、これは20日のブログです。

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