August 31, 2006

18日ぶりにやっと休みが取れた。ずっと店に張り付き状態、それもスタッフが足りなくて、週のうち3回は2人体制でやってきたので忙しさに追われ正直なところかなり疲れていた。そんな時はゆっくり家で休んでいればいいのだが、前から棚田を見たいと言っていた友達が仕事を休んで小田原から来ることになったので、一緒に行くことにした。私は房総を車で走るのがとても好きなので、よくいろいろな友達を乗せてドライブに行く。鴨川の大山千枚田は特に大好きな場所。棚田百選にも選ばれ東京から一番近い棚田としても有名だ。この景観を保存するために田んぼ一枚ずつにオーナーを募り、皆でお米を作っている。鴨川は千葉県でも稲刈りがとても早い地域なので、もしかしたらもう稲刈りが終わってしまったのではないかと心配だったが、刈っていたのはまだほんの一部で、田んぼ一枚一枚、絨毯のように金色の稲穂が風に揺れていた。暑い陽射しの中、田んぼの畦道を素足で歩いて思いきり深呼吸。何度来ても気持ちのいい場所だ。一瞬、ここは日本ではないような錯覚に陥ってしまうそう。

その後、海風を受けながら刺身が食べられるお馴染みの魚屋さんに行ってナメロウやタタキなどの地魚を堪能し美味しいものでお腹がいっぱいになった。そして夕方は館山にある安房神社にお参りに行った。静謐な気の流れる静かな神社でここも私の大好きな場所。昨日、写経を気持ちよく書かせていただけたことのお礼と、自分のお役目を再確認させていただけるよう気持ちを整えて柏手を打つ。
帰り道、夕陽の見える断崖絶壁のカフェで海風に吹かれてお茶を飲む頃には、もう三日月がぽっかりと空に浮かんでいた。やっぱり房総半島はとても広い。走っているうちにあっという間に一日が終わってしまうのだ。
いつでも私は自然の風に吹かれていると魂が充電されていくのを感じるので、忙しい仕事の合間をぬって出かけてしまう。ただただ風に吹かれるために。久しぶりにすごく開放された時間を過ごすことができた。これで今度の土日のお待夜祭も元気に乗り越えられるかな。

スゴイ。画像が3枚も貼り付けられるなんて初めて知った!
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August 30, 2006
グルテンミートと長ネギ、人参、椎茸のみじん切りに水切りしたお豆腐を加えて、お豆腐のハンバーグを作った。グルテンミートだけをハンバーグにするよりも、そこにお豆腐やおからを加えることによって、味がとても優しくまろやかになってくる。今日もすごくあたたかい感じのするハンバーグが出来上がった。食べて優しい味がするお料理は体にもきっと優しいハズ。そういう料理を食べるとすごくほっとする。
せっかく美味しいハンバーグを焼いたのに午前中のお客様は一組だけ。そのうち雨も降り始めたので、もしかしてこのまま超ヒマな一日?!になってしまうのかなと思っていたら、雨の中をお客様が次々に来て下さった。全体的にはあまりお客様が多い日ではなかったけれど、今日は新しいスタッフのリエちゃんが初めてお店を手伝ってくれた日だったし、私と二人だけだったので、仕事始めとしてはちょうどいい一日だったのかもしれない。
夕方からはレイコちゃんとアリミちゃんが店に来て、先週、写経した「般若心経」に書家の大花先生の指導のもと、仏画を書き入れた。永平寺の般若心経のCDを流しながら、3人が3人ともそれぞれ違った絵を違った描き方で仕上げていった。終わってからお茶を飲みながら9時頃まであれこれと話をする。とても気持ちのいい人間関係。そして生きることは生かされているということを知っている仲間たち。一人で書くよりもそういう人たちと共に筆を持つと般若心経の力がより高まっていくような気がする。上手下手ではなく、どの作品にもその人らしい味わいが出ている。それぞれが皆、それぞれに守られて生かされてきたのだなとつくづく思った。今までも、そしてこれからも。とても心安らぐいい時間だった。こういう時間が生活の中にふっと舞い降りてきてくれるから、いつも元気に生きていけるのだろう。仕事が終わった後までも、そんないい時間を過ごせたことに感謝。
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August 29, 2006
もうそんな時期になってしまったのだろうか。ミレーの取材で稲刈りをしている農家さんの田んぼに行った。朝一番で行って昼前には店に帰ってきたのだが、今日はすごく気温が上がり陽射しも強かったので、ほんの数時間田んぼにいただけなのに日に焼けてしまったようだ。アイガモを田んぼに入れて無農薬でお米を作っている農家さんだが、自分の田んぼ以外でもコンバインで稲刈りを頼まれるので、今日からあちこちの田んぼの稲刈りを始めていくそうだ。
こんなに暑いのにもう稲刈りが始まるのだなと思うと、季節の移ろいは何と早いのだろうと驚いてしまう。春からずっと日照不足だったので、この先、台風にでも直撃されたらどうなるのだろうと心配だっただけに、何とか無事に稲刈りが始まり、よかったなあと思う(だけど風楽の無農薬米を作ってくれている農家の友人は旧暦を実践しているので、稲刈りはまだまだ先。無事に稲刈りが終わることを祈るばかりだ)。
私もいつか自分で食べる分のお米を作ってみたいとずっと思っているのだが、中々今は時間が取れない。でも「イネ」は「イのちのネっこ」。どんなに他のものを美味しくいただいたとしてもお米なくしては体(命)を育むことはできないだろう。写真は刈り残された稲穂を畦道から手で抜いて撮ったもの。稲穂の後ろには刈り終わった田んぼが広がる。
たわわに実った黄金色の稲穂。稲刈り間際の田んぼの光景ほど美しいものはない。全てを収穫が終わった田んぼで稲殻を燃やす煙が空に向かって一筋に上っていくのを見ると、いよいよ秋が来たのを実感する。しばらくの間、道路を走るたびにあちらこちらで稲を刈るコンバインの音が耳に入ってくるだろう。豊穣という美しい日本語を思い出す季節が始まる。
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August 28, 2006
ピザ生地を焼いて仕込んだ。風楽のピザは白神こだま酵母を使って作り、風味を出すために全粒粉を加えている。注文いただいてから生地を作っていては間に合わないので、ピザの生地は仕込んで途中まで焼いてから冷凍してストックしている。毎回、注文いただいたら、その生地にピザソースを塗って、野菜とチーズをのせてオーブンで焼いてお出ししている。
ちょうど昨日のパン教室の時に、最後のデモンストレーションで作った生地が残っていて、それを分けてもらったので、そのままピザの生地として使わせていただくことにした。朝から焼こうかなと思っていたのだが、開店と同時にお客様が次々に来て下さり、忙しかったので生地はそのまま常温で発酵させておいた。2時頃にちょうど一段落ついたので生地を仕込んで焼くことにした。何度こねてもこの酵母の香りが私はとても好きだ。そして何より国産小麦にとてもよく似合う酵母だと思う。
昨日のパン教室は参加された皆さんの年齢が近いせいなのか、明るい方が多かったからなのか、いつも以上に和気藹々とした教室となって、すごく賑やかで楽しげな様子だった。ご用意したお惣菜も「パンにとてもよく合っていて美味しい~。どうやって作るんですか?」と熱心に質問してくださった。美味しいパンをより美味しく食べていただけるようにと、いろいろ考えてお作りさせていただいた甲斐があった。次回は9月24日(日)4時から7時。ドライフルーツを入れたカンパーニュを焼く予定。パン教室はお料理教室と並んで風楽でも好評の企画として参加される方がだんだん増えてきた。よかったらぜひどうぞ!
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August 27, 2006
今日は久しぶりに3人体制だったので、定食を作ってから、店が混雑していない時間にちょっと店から抜け出して、パソコンの前に座ることができた。木、金、土曜日はレイコちゃんとずっと2人だけなので、どうにも手が離せず厨房に張り付き状態で他の仕事ができない。もう一人入ってもらえるだけでずっとラクになってちょっとほっとした。
今日はこれから天然酵母のパン教室。今回はイタリアパンでポケット型のピタとフォッカチャを作る。パン教室の時はいつも焼きたてパンと一緒に風楽のお惣菜もたっぷりお付けして皆さんで夕食を食べていただくので、通常の定食以外にもパン教室用のメニューをご用意している。
それで今朝、定食を作る時にパンにも似合うお惣菜を考えた。前回の風楽のお料理教室の時に好評だったレンズ豆のボールを作ることにした。タイやインドではコリアンダーの生葉を入れて作るようだが、コリアンダーの葉は苦手な人が多いので、店ではアレンジして今が旬のモロヘイアを入れることにした。
レンズ豆をゆがいてマッシュし、そこにモロヘイアのみじん切り、そしてコリアンダーパウダーを少々加える。つなぎは片栗粉を使った。油で素揚げしたものに、レモンやゴマクリーム、玉ネギなどで作ったソースをかけてお出しした。ほんのりとスパイスの香りがしてふわっとした美味しい揚げボールだ。これならパンにもピッタリ!
日中のうちにブログを書く時間があると夜がちょっとラクになる。もしかしたら日中にブログを読んだ方が、その日のメニューを食べたくなって、その日のうちにご来店!・・・なんてことだって起りえるかもしれない。何しろまだ店は営業している最中なのだから。ネットをうまく利用すればリアルタイムにいろいろな情報発信ができるのかもしれないが、毎日、この時間に写真を撮ってブログを書くなんてことはほとんど不可能なので、やっぱり風楽はアナログ時間なんだろうなあ。
さあ、そろそろ厨房に戻って、パン教室の準備にかかることにしましょう。
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August 26, 2006
ゴボーが美味しい。この前、ゴボー堀りの取材に行って分けていただいたゴボーを食べた時、暑い暑いと言ってももう確実に季節は秋になっているんだなあと思った。トマト、オクラ、キュウリ、モロヘイア、ゴーヤ、ナス・・・夏野菜はまだまだ美味しいけれど、少しずつ根菜が食べたいと思う体に変わってきているのだろう。
もちろん寒い中、霜に負けないように育った冬のゴボーの旨みには叶わないけれど、おかげさま農場のゴボーはこの季節でも太くて長くて本当に美味しい。だけどこの前、何かで読んで驚いたのだがゴボーを食用にしているのは世界でも日本と台湾だけなのだそうだ。何だかホントかな?という感じだが、もしかして泥くさいと思われて敬遠されているのかも。ゴボーの美味しさがわからないとしたらすごく残念だ。
今日はゴボーを太目のせん切りにして菜種油の中でゆっくりと素揚げにした。そのまま塩を振ってパリパリ・・・というものシンプルで美味しい食べ方。これだったら欧米人も食べられそう?。
店ではさらに坊ちゃんカボチャも素揚げにして、練り梅を溶いた濃い目の出汁醤油の中にかつお節と一緒に漬け込んでいただくことにした。ゴボーはキンピラとか煎り煮とか定番がもちろんあるけれど、素揚げもまた美味しいのだ。たっぷりと食べられるし梅の香りで食がすすむ。冷やしても美味しいのでぜひお試しを。
このところ、夏休みのせいかお子さん連れのお客さまがとても多い。小学生くらいの方がお母様と一緒に定食を注文していただくケースもとても多くなってきた。うちの店は「お子様ランチ」のメニューがないので、お子さん用にはおにぎりかグルテンミートのハンバーガー、ピザなどをオススメしているのだが、そうではなく、一人前の定食を注文していただくということに、何か、お家の方の食に対する姿勢のようなものを感じる。特にそれを残さずにキレイに召し上がっていただいたりすると、すごく嬉しくなってしまう。彼らはどんなお父さんやお母さんになっていくのだろう。ゴボーの美味しい食べ方を世界の友達に教えてあげられたらいいんだけど。
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August 25, 2006
今日明日用の定食のメインのお惣菜にしようと朝からたくさんのジャガイモを蒸した。その間に玉ネギと人参をみじん切りにして、丸麦の炊いたものを用意する。味噌にみりんを入れて練り味噌を作っておく・・・などの作業をこなす。炊き上がったジャガイモに片栗粉を少々加えてつなぎにし具を入れる。キタアカリは粘りがあるのでむっちりしていてつなぎも少なくて大丈夫。
ハンバーグの形に丸めてから練り味噌を表面に塗って紫蘇の葉っぱを乗せてオーブンで焼く。そのままお出しするつもりだったけれど、もう少し味噌の香りがあった方が美味しいので、急きょ、タレ用にも練り味噌をゆるく作り直し上からかけることにした。
紫蘇と味噌の香りがとてもマッチしている美味しいハンバーグだった。丸麦のプチプチとした触感もアクセントになっている。私はジャガイモ、カボチャ、サツマイモなどのホクホク野菜が好きなので、何かと言えば、すぐ料理に使いたくなってしまう。この前、新サツマイモも出てきたので、今の時期はこの3つの野菜がみんな揃って何だか嬉しい。
お互い休みなく仕事をしているのでレイコちゃんも私も今日が何曜日だったかカン違いしていた。やはり人間は週に一回でも区切りとなる休みの日が必要だなとつくづく思った。そうでないと曜日感覚がなくなってしまう。どっちにしても私はどこかに出かけてしまわない限り、休みの日に丸々休めるなんてことはないのだけれど。好きだから続けていられるのだろう。お休みがないなあ・・・なんて嘆きつつも好きなことを仕事にしているのだから、何より幸せ者だ。
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August 24, 2006
久しぶりにのんびりした一日。私は今日で11日連続店に出ている。人手不足で今月は31日までずっとお休みなしだ。レイコちゃんも次の休みは一体いつ?・・・という感じだ。この暑さの中、さすがにちょっと疲れてきたので、こういう日があると経営的には大変だけどちょっとほっとする。ちらし寿司の具を煮たり、大根の甘酢漬けを仕込んだり、ブラウニーを焼いたりとストック作りもできた。今日は初めてレイコちゃんにチョコレートブラウニーを焼いてもらうことにした。私のレシピは分量が書いてあるだけで作り方はほとんど書いていないので、やり方を教えて、あとは全部やってもらうことにした。何でも作ってみないと覚えられないので、やってもらうが一番だ。でもそう言えるのは時間にゆとりがある時だけで、どうしても急いでたくさん作らなければならない時は、そうばかりも言ってられないのだが・・・。今頃、オーブンの中で美味しく焼けているところだろう。もしうまく焼けていたら?明日、店頭で販売する予定。
私は私でスーザンオズボーンの集いに向けてのお知らせを前回いらした方にファックスしたり、商品の在庫を調べたり・・・と気になっていた仕事を片付け、これから集いのお知らせのメルマガを書く。9月は宗吾霊堂のお祭りがあったり、お料理教室が2回、そしてスーザンの集い・・・と本当に盛りだくさんの秋になる。いよいよ来週で夏休みも終わり。忙しいけれど、いろいろなことに流されないよう少しずつ準備を進めていこう。
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August 23, 2006
今年はトマトがとても高かった。夏の野菜だけれど、バクバクとたっぷり食べる機会がなかった。でも先週あたりからおかげさま農場の直売所でトマトのハネダシを時々置くようになった。ちょっとキズがある程度で、その部分をカットして使えば充分美味しく食べられるトマトだ。ハネダシを見つけた時は嬉しくなって、買い込んでしまった。それで昨日も今日もトマトを使ったサラダを作っている。
これはトマトとナスのガーリックサラダ。ナスを乱切りにして油でサッと揚げてから、オリーブオイルとにんにくのすりおろし、酢、ブラックペッパーなどで味をつけたマリネ液の中に漬け込む。トマトのざく切りと玉ネギのスライスもそこに加えていく。昨日、作ってとても美味しかったので、今日もまた同じものを作ることにした。トマトがたっぷりある時はトマトをたっぷり使った冷たいサラダを作りたい。久しぶりにトマトを食べた~と実感した。
店で使っているオリーブオイルはパレスチナを支援しているNGO「パレスチナオリーブ」からの商品だ。エクストラヴァージン・オリーブオイルはガリラヤ地方の無農薬のオリーブを一粒一粒手摘みで収穫し、低温圧搾しているので、とても香り豊かでサラリとしていて風味がある。もちろん一切の薬品処理をしていないので安心して使える。このオリーブオイルのフタを開けるたびになんて香りがよくて美味しいオリーブオイルだろうって感動しているのだが、イスラエル軍の攻撃が続いていることを思うと胸が痛む。
夕方は書家の大花さんをお迎えしてアリミちゃんとレイコちゃんと店で般若心経を写経した。そこに来週は仏画を加えてオリジナルの般若心経を額装する予定。前から般若心経を書いて店に飾りたいなあと思っていたので、出来上がりがとても楽しみ。以前は苦しくてつらいなあと思っていた写経が今日はすごく楽しくラクに書けた。心のありようがそのまま字に映し出されるのだろうか。ようやく肩に力を入れないで字が書けるようになったのかもしれない。
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August 22, 2006
決して工事現場の写真ではない。今朝、ミレーの仕事でゴボー掘りの取材に行ってきたのだ。朝の7時に畑に行った。ということは6時前には起きなくてはならない。日曜日のコンサート以降、ほとんど寝てない状態だったので、早起きできるか心配だったが、5時半に鳴る宗吾霊堂の鐘の音でいつものように目が覚めた。
像さんのように大きなトラクターを使って、地中のゴボーを掘り出して行く。暑い夏は掘った後、陽射しや風に当たるとゴボーがあっという間に乾燥してしまうので、出荷がある日は7時から8時までの間に畑に行って、短時間で必要な分だけのゴボーを掘った後、すぐに袋詰めをするそうだ。いよいよ秋野菜の出荷が始まるのだ。私はゴボーやレンコンなどの根菜が大好きなのですごく嬉しい。
今日行った農家さんのトラクターは本当に大きくて力持ち。見ているととてもダイナミックな動きし、あっという間に一畝のゴボーを掘り出してしまう。「ゴボー掘り名人」という言葉があるくらいだから、ゴボーを傷つけないように大型の機械を操縦するのはとても難しく、この仕事は熟練者でないとできないらしい。帰りにゴボーをおみあげにいただいたので、そのまま今日の定食に間に合うようにダッシュで店に帰ってキンピラにした。柔らかくて香りが強くてとても美味しかった。掘った数時間後に食べられるなんてとても贅沢なキンピラだなあ・・・。
それにしても重かった~。取材を終えて店に帰ってからは、昨日の夜から今日の朝にかけて買ってきたものを店に運び入れた。玄米90キロ、黒米5キロ、野菜2コンテナ(全部で15キロくらい)、サツマイモ15キロ、玉ネギ10キロ、トマト2キロ、豆乳や牛乳5キロ、缶詰やその他の買い物3袋(全部10キロくらい)・・・これらを車から降ろして厨房まで運んでいるうちにクラクラしてしまった。ビールケースがないだけまだマシだが、どれも店にとっては欠かせないものだから、買出しを止めるわけにもいかない。さしずめ私は運び屋か?!一昨日のコンサートの時もアップライトのピアノを動かしたり、大きなスピーカーを担いだり・・・そんなことばかりしているから二の腕が太くなるのも必至なんだろうな。さすがにお昼の賄いはお腹が空いていつもより沢山食べてしまった。
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August 21, 2006
昨日、吉岡しげ美さんのコンサートが終わったばかりなのだが、その余韻に浸りながらも、もう次の企画の準備をすすめなくてはならない。スーザン・オズボーンが再び店に来てくれることになったのだ。ヒーリングヴォイスの女王と呼ばれ世界的に活躍している女性だ。映画「地球交響曲」でも「浜辺の歌」や「アヴェマリア」などスーザンの素敵な歌が挿入されているし、長野五輪やパラリンピックでは「上を向いて歩こう」を観衆の前で熱唱した。湯川れい子さんがプロデュースしたスーザンのアルバム「和美」は日本の唱歌を英語に訳して歌い、日本レコード大賞企画賞を受賞した素晴らしいアルバムだ。またスーザンは心の中からの声を出していくヴォイスワークなども行っている。今春には「題名のない音楽会」にも出演したので、ご覧になった方がいらっしゃることだろう。
湯川れい子さんは「歌は魂で歌うもの。テクニックは、その魂をより解放する手段に過ぎません。スーザンの歌が、人の心の奥の奥まで響いて細胞のレベルから疲れや悲しみを洗い流してくれるのは、言葉の助けやイメージを借りなくても、直接ソウル・・・魂と呼ばれる人の記憶、魂にタッチするからだと思います」と書かれているが、まさにそのとおり。スーザンの歌は魂の琴線に触れるものだと私も思っている。
そんな世界的な歌い手であるスーザンとのご縁をいただき店に来てくれたのはちょうど2年前。一生に一度のことだと思ってスーザンを囲む集いを開催させていただいた。とてもスピリチュアルでハートフルな集いで忘れられない思い出になっている。だからいつかまたやらせていただくことができたらとずっと思っていた。そして今年の来日に合わせて再びそういう時間をいただけたらと秘かにお願いしていたのだが、一昨日、正式に開催のご連絡をいただいたのだ。しかもその日は9月11日。いろいろな意味で祈りの日となることだろう。
夕方5時スタートで、スーザンのトークや歌、スーザンと一緒に歌うミニヴォイスワークなどの他、スーザンを囲んでオーガニックディナーパーテイをご用意。テーマは「響きあう」。心が、時間が、歌が、祈りが・・・・響きあう時間になると信じている。定員には限りがありますので、ご希望の方、お早めにご予約ください。参加費はパーティ代込みで1万円です。写真は2年前のスーザンの集いの後でスタッフと共に撮ったもの。みんな最高の笑顔。再びそういう場を創らせていただくことができるなんて・・・とても幸せだ。
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August 20, 2006
大好きな女性詩人の詩や短歌に曲がついたらどんなふうに聴こえてくるのだろう。今日は吉岡しげ美さんのコンサート。店でいろいろなライブをやってきたけれど、ソロでピアノの弾き語りというのは初めてのこと。より聴きやすい形にするにはどのようにしたらいいか考えてピアノの位置をセッテイングした。今回は20名と少数だったので座席を一つつぶして、中央にピアノを動かして全てのお客様に吉岡さんのお顔が見えるようにした。
吉岡さんの作った曲は吉岡さんの感性で詩を深く読み込み、そのイメージをメロデイに乗せている。とてもキレイな旋律だ。だから詩だけを読むよりも、すごく詩の描いている世界がイメージしやすい。新川和江さんの「私を束ねないで」は本当に私の大好きな詩だったので、吉岡さんの歌声が一つずつ心に響いてくる。改めて「私を束ねないで」はなんて素敵な詩なんだろうって思った。
また与謝野晶子が巴里にいる鉄幹に会いに行くときに作った詩「旅に立つ」を私は知らなかったけれど、聴いているだけで躍動感があふれてくる曲で、旅立つ前のときめきや希望というものが伝わってくる。「いざ、天の日は我がために金の車をきしらせよ・・・」。あの時代にこんなにも明確な意志を持って自分の欲望に忠実に生き抜いた女がいたのだ・・・それだけで今を生きる私は勇気が沸いてくる。
吉岡さんのお役目はそんな先人の女たちの思いを、今に生きる女たちにお届けしていくことだと話されていた。私が好きでこうありたいと思う人―それは今生でのお役目を自分なりの形できちんと全うしている人たちだ。お店にいらした瞬間から、吉岡さんには何か「通じ合うもの」を感じさせていただくことができた。お話したのは初めてだけど、ちょっとおおげさに言えば同志のような、そんな近しさを感じることができたのだ。きっとそれは吉岡さんもまたそういう方たちのお一人だからなのだろう。もちろん吉岡さんの方がずっとずっと素晴らしい活動をしていらっしゃるのだけれど、大事にしたいものをきちんを持ち、それをお伝えしていくために自分の生涯をかけていくという姿勢。そういう方にお会いするとすごく嬉しくなる。そして元気になる。
今回は残念ながら人数が少なかったけれど、すごく密度の濃いコンサートになったと思う。参加された一人一人の胸に吉岡さんのメッセージが届けられた・・・そんな気がする。吉岡さんもすごくいいコンサートだったと喜んでくださり、打ち上げを兼ねたスタッフとのお食事会では楽しい会話に花が咲き、「美味しい美味しい~」と言ってたくさんお食事を召し上がってくださった。
毎回コンサートは朝から店を営業し、夜まで続く長丁場。確かに疲れるのだけれど、すごくいい時間だった。仕事をしていてよかったなあと思う瞬間の一つだ。吉岡さん、PAを担当してくれた中島さん、スタッフのアリミちゃんレイコちゃん、そして来てくださった皆さん、本当にどうもありがとうございました。
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August 19, 2006
今日は忙しかった~。1時頃ほぼ満席になり、2時前には全て完売。レイコちゃんと二人だけだったので、かなりハードで目が回りそうだった。でも夜は夜でのんびりしてもいられない。明日予定されている吉岡しげ美さんのコンサートに向けて、友達がPAを搬入しに来てくれたからだ。店ではよくコンサートをやっているのだが、ライブハウスというわけでもないので実はコンサート用の音響機材が何もない。出演する方が持ってきて下さったり、生で行う場合もあるが、ヴォーカルなどどうしてもマイクが必要な場合は、友達にPAをお願いしている。今回、当日は友達の都合がつかなかったので、今日の夜に機材を持ってきてセッテイングしてくれることになった。彼の名前は大平さん。保険の代理店をやっていて、趣味が豊富で音楽が好きで、子供の野球チームの指導をしている優しいパパさんだ。自分のバンド活動やら子供の野球合宿やら仕事やら・・・でよく遊びよく働くパパなので、中々忙しく、コンサートの時もずっと前からお願いしておかないとスケジュールが調整できない。
コンサート自体は収益のない活動なので、こうした友達の助っ人がいてくれるととても頼もしい。でも今回は本番の時、誰もミキサーがいないので、もしかして私がやるしかないか・・・?!と非常に心配していたのだが、もう一人、音響に詳しい知り合いがいて、その方にお願いしたら、明日お時間を作って店に来て下さることになった。どんなにか私はほっとしたことだろう・・・。
私は自分のやりたいコンサートを企画しているだけなのだが、実際にコンサートが開催できるのも、出演する方を初めとして、いろいろな方たちのご協力があるからこそだ。よかったら明日ぜひお出かけになってくださいね。
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August 18, 2006
ちょっと見ただけだと何の料理だかよくわからない。ナスのようにも見えるし、玉ネギを厚く切って煮たようにも見えるこの野菜の正体ははぐら瓜。白はぐら瓜(白瓜)と青はぐら瓜(青瓜)があるが、白瓜だからと言って真っ白な瓜というわけではないので、外側からの見分け方はよくわからない。最近、よくいろいろな方からいただくことが多い。唐辛子と青じそで簡単な塩漬けがさっと作れるので、お漬物として重宝しているが、冷蔵庫のたくさんあったので、今日は思い切って煮てみることにした。
皮をピーラーでむいて、縦半分に切って種を取って、厚めの半輪切りにしていく。青臭さを取るために一度さっと湯通ししてから、生姜のみじん切りと出汁醤油で煮た。生姜の香りが強すぎる料理があまり好きではない私が作ったにしては、かなり生姜がきいている。元々はぐら瓜は淡白でさっぱりしているので、何かで香り付けをしなくては味がぼけてしまう。でもカロリーが低くくてもビタミンB1やビタミンC、カロチンなどが豊富に含まれているので、最近では糖尿病の予防にもいいと言われているらしい。そしてシャキシャキっとした独特の歯ごたえがこの季節にはピッタリ。今日は常温でお出ししたけれど、冷たくしてお出ししても、きっと美味しいだろうなあと思った。
それにしても今日は本当に暑かった。体感した感じでは今年一番の暑さだったように思うのだが、実際はどうだったのだろう。こういう時は朝型のリズムの方が体に馴染むので昨夜は早く寝て、今朝は5時起床。早朝に原稿を書く仕事をしたら、夜よりも確かにはかどった。明日も早起きしようっと。
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August 17, 2006
お盆の期間は農家さんもお休みだったので、野菜も仕入れすることができなかった。先週はその分を見越して大量に野菜を買い込み、新聞紙などにくるんで長く保存できるように工夫してお盆期間中も何とかやりくりできた。でももう野菜室はスッカラカン!今日の夕方、久しぶりに野菜を買いに行った。ファックスで注文しておいたので、直売所に着いたら、コンテナの中に美味しそうな野菜たちが並んでいた。おかげさま農場の野菜たちはいつもキレイな袋に入っていて、一つ一つに「食は命」というシールが貼られている。やっぱり新しい野菜がたっぷりと手元にあると嬉しいし、何となく安心できる。
明るいうちに外に並べて野菜の写真を撮りたかったのだが、 買い物を済ませて店に戻ったらすっかり日が暮れていたので、室内でコンテナを撮影。多い時は3日に一回、野菜を取りに行っている。その時に合わせて他に必要な買い物もしてくるので、店が終わってすぐに出ても帰ってくるのは7時すぎになってしまう。買出しというのはかなりの時間を占めるものだ。
今日、吉岡しげ美さんご本人からお電話をいただく。今度の日曜日20日に予定しているコンサートの時に何か歌って欲しい詩のリクエストはない?と聞いてくださった。とっさの質問に思わず、新川和江さんの「私を束ねないで」をぜひとお願いしてしまった。
私を名付けないで 娘という名 妻という名
重々しい母という名でしつらえた座に 坐りきりにさせないでください
わたしは風 りんごの木と 泉のありかを知っている風
かつての私は、どれほどこの詩と自分の思いを重ね合わせてきただろう。茨木のり子さんの「自分の感受性くらい」と並んで私にとって大好きな詩の一つだ。20日のコンサート、お盆が間にあったせいか、人の動きが今ひとつで、まだまだ席に余裕がある。コンサートの数日前になると、毎度のことだけれど、人が集まるかどうかひやひやしてしまう。成田で、それも店という身近な空間で吉岡しげ美さんの歌声を聴けるなんて、すごく贅沢なコンサートだと思う。ぜひ皆さんおいでください。5時半開場・6時半開演で参加費は4500円です。ご希望の方は電話かメールでご予約を!
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August 16, 2006
夏野菜の定番、トマトとキュウリを使ってサラダを作った。アクセントはクルミとレーズン。先日行ってきた穂高養生園のお食事のサラダにもこの組み合わせがあった。今日の味付けは沖縄のヒラミレモンとオリーブオイルとブラックペッパー。シンプルだけれど、トマトの酸味も加わって、冷たく冷やして美味しいサラダになった。この時期、国産レモンがないので、うちの店で使うレモンと言えばヒラミレモン果汁ばかり。ちょっと割高だけど、さっぱりとしていて香りがいいので、ドレッシングやケーキなどに日常的に使っている。
そろそろお盆休みも終わりだろうか。会社勤めをしていないので、世の中のお盆休みの期間がよくわからない。ただ私の店は今年、お盆休みなしで店を開けようと決めていた。でも14日は本当に暇だったので、やっぱりお盆は皆さんいないんだな。お休みにすればよかったかな・・・とちょっと後悔していた。
ところが昨日、今日と予想を大きく裏切って?すごく忙しい日になってしまった。もちろん定食も完売。きっと暇だろうからと少なめに作ったお惣菜を慌てて作り足すなど、暑い厨房の中をバタバタと走り回っていた。でも2日間続けて、こんなにたくさんの方たちに来ていただけたなんて、お休み返上で店を開けた甲斐があったというもの。夜、友達が遊びに来てくれたのだが、残っているものが何もなかったので、ストックしてあったカレーと、チャパティを焼いて一緒に食べた。昨日も今日も早くからお惣菜の準備をして、午前中はヨガに行ってきた。仕事の前にちょっと汗をかくと、その後も爽快な気分で働けるみたい。その後、モリモリ食欲が沸いてくるのがちょっと困りものだけど・・・。
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August 15, 2006
今、店に倉石太次郎さんの作品が展示されている。太次郎さんの作品展は今年で3回目。成田市で障がいを持つ子供たちの教育相談をされている方からご紹介いただいたのがご縁でお付き合いさせていただいている。
生まれた時からダウン症と難聴という二重の障がいを持ち、医者からは「あきらめなさい」と言われた子供が太次郎さんだ。でもお母さんの久子さんは大きな愛情で太次郎さんを育てることを決意。大変なご苦労があっただろうに、久子さんはいつも明るく前向きだ。そして両親共に画家だったので、太次郎さんにも絵筆を持たせ、絵を描く楽しみを教える。そしてほとんど聞こえない耳なのに、リズムに敏感に反応する太次郎さんを見て、舞いを習わせる。
98年長野五輪の後のパラリンピックに合わせて行われたアートパラリンピック。そこで太次郎さんの60号のアクリル作品「イメージⅡ」がみごとに大賞を受賞。太次郎さん28歳の時だ。以来、全国のギャラリーや美術館などで作品展を開催したり、久子さんは呼ばれればどこへでも体験談を話に行っている。そういう時、太次郎さんは舞いも見せてくれる。かつて私が作ったジャンベのチームでも演奏を頼まれて、それに合わせて太次郎さんが舞を披露。店で行ったジャンベと和太鼓のコンサートの時も飛び入り出演してくれた。ほんの少しの空気から伝わる音に反応し、演奏する人の気持ちを察しながら舞う太次郎さん。言葉はほとんど話せないけれど、こちらの思いを受け留めてくれる。店に来た時はお茶を運んだり、テーブルを拭いたりとお手伝いもしてくれるのだ。
太次郎さん母子の生き方は地元の放送局でドキュメンタリー番組になったり、2冊の本になって出版されているので、その名前をお聞きになった方もいらっしゃることだろう。
今回は「花」という3部作の大作が土壁をバックに飾られている。太次郎さんの描く色彩はとても鮮やかで力強い。8月いっぱい展示しているので、よかったら見にいらしてください。
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August 14, 2006
以前からずっとその存在は知っていて、いつか行ってみたいとずっと思っていた場所の一つに穂高養生園という宿泊施設がある。「自分の健康は自分で守ること」を目的とし、穂高の静かな山の中で、自然食、運動(散歩やヨガなど)、リラクゼーションを中心としたセルフプログラムを行うことによって、自然治癒力を高めていく手助けをしている。宿泊すると毎朝のヨガのプログラムにも参加できるのだが、夏の間はインドからヨガマスターであるスワミ・チェータン師を招いてヨガリトリートを開催しているので、せっかくならそちらの方に参加したいと思って、この3日間、お休みをいただいて穂高まで行ってきた。
リトリートではヨガのアサナ(動作)だけでなく、瞑想や呼吸法、さらにインド哲学の話を聞いたり、プージャ(ヒンドゥの神聖な儀式)や、ハワナという屋外で火を炊き供物を捧げ心の平安と世界の平和を祈る儀式なども用意されているプログラムだった。日の出前に起床し、毎朝、オームと唱え、チャンティング(マントラを詠唱する瞑想)をし、食事は一日2食。アシュラムと同じように作られたヴェジのインド料理(カレーとチャパティ)。まさにインド哲学の世界にどっぷりとつかった2泊3日だった。
春からヨガを始めてすっかりその世界の魅力に取り付かれている私だが、参加してみて、ヨガのアサナというのはヨガにとってはほんの一部に過ぎなくて、ヨガとは全世界の調和そのもので本当に奥の深いものであるということを実感した。ヨガの行動の一つに「カルマヨガ」というものがあるが、これは執着を捨て、期待や報酬や見返りを一切求めずにひたすら奉仕することだ。実際にチェータン師はヒマラヤの貧しい子供たちのために、ホリステイックな教育を受けるための学校を運営しているという。
会場となった養生園の「山の家」は木々に囲まれた静かな山の中。聞こえてくるのは小川のせせらぎと木の葉が揺れる音。写真は朝日があたる山の家。奥のシートは屋外にある板張りのヨガスペース。ケータイの電波も届かない隔離された自然の中で、神は自分の命そのものであり、神の魂は自分の魂そのものである。そして神とは真実の自己であり、全ての存在が神であると話すチェータン師。
まさに自らの生き方がヨガそのもの。筋肉痛になりつつたくさんのエネルギーをいただいて帰ってきたけれど、彼の話すヨガを日々の生活の中でどれだけ実践していくことができるのだろうか・・・大きな宿題を持って帰ってきてしまったようだ。
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August 10, 2006
大江戸線の清澄白河駅からすぐの所に精華堂あられさんのショールームがある。店でもちょっと前から販売を開始した日本で唯一の有機JAS認定を取得したあられ屋さんだ。国産無農薬のもち米を原料に、化学調味料を使わず本醸造の調味料で味付けをした逸品。私がライターをしているミレーでもこの商品を取り組む予定なので、今日は東京まで取材に行ってきた。ショールームになっている店舗では全部の商品が見られるとお聞きしていたので、私も一度は行ってみたいと思っていた。ちょうど今日から3日間、店頭でイベントを開催しており、揚げたてのおかきの実演販売が行われていた。揚げ油にも有機紅花油を用いるなど、本当に贅沢なおかきなのだ。アツアツのおかきを冷たい麦茶と一緒にいただいた。サクサクしていてとっても美味しかった。
店頭に置く時、価格だけみたら量のわりには高いかなという印象をちょっと受けたのだが、この商品の素材を知るにつけ、ここまでこだわって作られたあられやおかきが流通しているということに感動し、今ではすっかり私も精華堂のファンになってしまった。店でも短期間の間に人気商品となって、一度食べてくださった方からは「美味しかった~」と言っていただけるので、お客様も納得してくださっているのだと思う。
今日は二代目社長の清水精二さんに直接お話をお聞きすることができた。とても勉強熱心な方で三好基晴先生の勉強会や食品の研究会などにも積極的に参加されているそうだ。自社があられやおかきを作ることによって、少しでも農薬を使う水田がなくなるように、そして子孫のためによりよい自然環境を残していくことが自分のお役目だと熱く話されていた。
こういう姿勢で仕事に取り組んでいる方にお会いすると、私自身もまたがんばろうという気持ちになれる。初心を忘れることなく丁寧に誠実に流されることなく仕事をさせていただこうと改めて思った。
*明日から3日間、ブログはお休みさせていただきます。
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August 09, 2006
店の前に大量に積み込んであった坊ちゃんカボチャのコンテナがようやく半分くらいになった。毎日、せっせとカボチャ料理を作り続けているからだ。今日は坊ちゃんカボチャを半分に切って、一度軽く蒸してから、中にグルテンミートとモチキビを炊いたものを詰め込んで、もう一度オーブンで焼いた坊ちゃんカボチャの詰め物を作った。小さくめのカボチャは半分に切ると、ちょうどいい大きさになるので、そのまま器のように使って中に詰め物を入れていく。グルテンミートだけだとちょっと粘りがないので、今日はモチキビを炊いたものをつなぎに入れることにした。写真用に下に敷いたのは月桂樹の葉っぱ。お客様からいただいたものだ。かすかないい香りがしてくる。
台風が連続で近づいているようだ。不安定な低気圧の影響で朝から集中的に雨が降ったり、時々やんだりを繰り返している。朝、起きたら寝ている間に開けっ放しにしておいた窓から雨がかなり吹き込んできたようで、畳がビッショリぬれていた。クーラーも扇風機もない生活をしているので、一日中、家の窓を開け放っているのだが、大雨になりそうな晩は要注意だ。
昨日、農家さんとお米の話をした。日照時間が短かかったのでヒョロヒョロとした稲穂になっていて、これで台風が直撃したらすぐに倒れてしまいそうで心配だという話だった。店を始めてから野菜やお米の生育状況が以前よりもずっと気になるようになった。農家さんにとってはとても深刻なことだと思う。だけど、私の出会ってきた農家さんたちはよく「最後はお天道様次第だから」とか「野菜もお米も人間が作っているんじゃないからね」と話す。人間だけではどうすることもできない自然の力の大きさを知っている人たちなのだろう。人間が一番偉いとは決して思うことのない謙虚な生き方。「恐れを知る」ということを時々忘れてしまいそうになる私だけれど、そんな人たちが精魂こめて作る野菜に、日々触れさせていただくことで、ふと立ち止まることができる。
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August 08, 2006
今朝、サッチーが「料理研究家の高山なおみがお料理番組でゴーヤカレーを作っていて美味しそうだったよ」と言っていた。私もことあるごとに行く先々でなぜかゴーヤカレーを目にすることが多い。でも食べたこともないし作ったこともない。レイコちゃんに「ゴーヤカレーって最近、やけに聞くんだけどさ、美味しいのかなあ?」と言ったら「私はゴーヤとカレーは別々に食べたいです」だって。
それで今まで何となく関心はあったのだが、多分、美味しくないだろうと思って引き気味だったのだ。でも料理番組の話を聞いてこれは作ってみるしかないと思って、今日の賄いは実験用に?ゴーヤカレーを作ることにした。でも風楽の定番のカレーのようにスパイスを調合して作るのは時間がかかりすぎるから、とりあえず手っ取り早くできるミックスカレースパイスを使った。にんにくとしょうが、玉ネギのみじん切りをクミンシードで炒めてからカレースパイスを入れてさらによく炒める。そこにトマトとゴーヤを入れて煮込み、最後にガラムマサラを加えた。
ちょっと食べてみたらゴーヤのほろ苦さがかなり強かった。それを調和させるのには何がいいかなといろいろ考えた。最初はカボチャを加えてみた。でもカボチャの甘みが強すぎてゴーヤとカボチャは不釣合い。ちょっと味噌を加えたらまろやかになった。食べていくうちに酸味のきいたものを加えたらもっと味がしまると思って、酢を入れてみたらホントにビックリ!シャキッと味が整い美味しいゴーヤカレーができあがった。
料理の面白いところはそういう瞬間だ。ほんの少しの何かを加えることによってずっと美味しい味に変化していくのだ。ゴーヤの苦さをうまく生かすためにトマトの酸味も必要だけど、お酢を加えることによってよりキリリとした味になっていく。
ゴーヤカレーのレシピをネットで探してみたけれど、ピンとくるモノがなかった。番組のレシピも手元にないから、味見をしながら味を整えていったのだけれど、それによって思わぬ発見ができた。バラバラに食べたいと言っていたレイコちゃんも思わず「美味しい~!」。注意点はゴーヤを最後に入れた方がいいということ。あの独特の歯ごたえを残したいから。
9月2日3日に行われる宗吾霊堂のお祭りお待夜祭の時は夜10時まで営業し店頭でミニビアガーデンを開く予定だけど、ゴーヤカレーでも作ろうかな・・・。
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August 07, 2006
引き続きカボチャ料理に凝っている。昨日、大量の坊ちゃんカボチャを蒸して皮ごとマッシュした。もちろんそのまま丸めて塩味のお団子にしただけでも美味しいのだけれど、今日はここで一工夫。風楽のオリジナル菓子であるムラサキ芋のタルトのように、カボチャにもシナモンや生クリーム、アップルリザーブを加えて美味しいデザートに変身させた。確かに皮を使わない方がキレイな黄色に発色してより美味しそうに見えると思ったけれど、皮の部分にはビタミンAがたっぷり含まれているので、やっぱり丸ごとマッシュすることにした。目をつむって食べたらまるでサツマイモのようなホクホクとして甘いカボチャである。生クリームの風味やりんごの甘酸っぱさもピッタリ。茶巾絞りにしてデザートにお付けすることにした。
今日は暑かった~。暑さのせいかすごく店も暇だった。その暑さの中、さらに追い討ちをかけるようにオーブンをつけてチーズケーキを焼いたりクッキーを焼いたりして過ごす。厨房の中はますますサウナ化し、珍しくブラウスを汗でビッショリにしてしまう。顔にはあまり汗を書かない私もさすがに今日はタオルが必要だった。これが冬だったらオーブンをつけたら暖をとれるから大喜びなんだけど、扇風機もクーラーもない厨房は本当に暑かった~。
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August 06, 2006
ついに車のタイヤからワイヤーが出てきてしまった。スタンドにガソリンを入れに行くたびに「タイヤ変えてくださいよ。危ないですよ~」と言われていたのだが、まだまだ大丈夫・・・なんてタカをくくっていた。だけど今日の昼間、お客さんが途切れたので生活クラブ生協のお店デポーに買い物に行った帰りに、スタンドに寄ってしみじみタイヤを見たら本当にワイヤーが飛び出していたので驚いた。「走っている途中でバーストするかもしれませんよ」なんて言われたものだから、急に怖くなって、夕方、カーショップにゆっくり運転しながら駆け込んでタイヤを交換してきた。
実は今の車はもう15万キロ近く走っているし燃費がかなり悪いのでタイヤを交換する前に車を買い替えたいと思って、ずっと安くて丈夫そうな車はないものかどうか探していたのだ。私は電気製品にしろ車にしろ、ほとんどダメになる直前まで使いこむので、家でも店でも古い製品が多い。店の保温ジャーもオーブンレンジもリサイクルショップで買ったものだ。家で使っている電化製品もほとんどが拾いもの、もらいもの、リサイクルショップからの調達品・・・。
先日の料理教室の時にミキサーを使ったのだが、かれこれ20年くらい使っているものなので、あまりの回らなさと音の煩さ、ボロさ?に参加された方たちも驚かれたようだ。
・・・そんな私なのでタイヤも車も使えるまで使う主義だ(なんて書くとカッコいいけど単にお金がなくて新しいものが買えないだけの話だったりして・・・?)。でもさすがにタイヤからワイヤーが飛び出しているのを見たのは初めてで、先日もこれで高速を走っていたのだから恐ろしい。
なぜかタイヤの話をしたら一緒に買いに行こうと息子が車に乗ってきた。行く途中、ゆっくり走れだの段差は避けろだの免許もないクセに助手席から教官のように私に指示をする。それで前輪だけにするか後輪も変えるか議論した結果、全部変えることになって思わぬ失費(もちろん私は2本だけの交換にしたかったのだが)。
交換が終わって車に戻るとボロボロの車にピカピカのタイヤがついて何となく不釣合いな感じがしたが、走ってみると妙にタイヤが道路にピッタリとへばりつくような・・・でもきっとコレが普通なのだろう。で、気をよくして帰りに息子と一緒に久しぶりにスーパーでお買い物。彼の食材であるカルビだのコチュジャンだのを買わされた。その時見つけたのが殻付きホタテ。すごく大きくて美味しそうだったので思わず買って網焼きにして息子と一緒に食べた。
タイヤ4本の他に諸々の買い物。出費がかさむ一日だったけど、アツアツのホタテにジュッと醤油をたらして食べたら気分もすっきり。タイヤとワイヤー、ホタテと焼き網。丸いモノと針金の組み合わせという点では同じだけれど、中味は随分違っている。
どなたか安く車を譲っていただけるような情報がありましたら教えてください。引き続き車は物色中です。
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August 05, 2006
8月の入って最初の土曜日。しかも晴天!これは絶好の行楽日和。海へ山へと出かける方が多いから、きっと店は暇だろう・・・なんてのんびり構えていたら嬉しい誤算になってしまった。開店と同時に途切れることなくたくさんのお客様が来て下さって、アリミちゃんと二人、話すゆとりもないままに黙々と仕事をした。ご飯もおかずもみんなスッカラカン!土曜日というのはいつもそうなのだが、全く人の動きが読めない。すごく忙しい日と、どうしちゃったんだろう?というほど暇で仕方のない日の2パターンがある。レジカウントの開きたるやなんと20倍!お食事をご用意させていただくにも予測がつきにくい曜日なのだ。
夕方からは成田の全日空ホテルで待ち合わせ。農業教室をいよいよ今日からスタートさせたフォトシンセシスの高橋さんの取材をさせていただくことになっていた。初日の農業教室だったので時間がよめなかったせいか高橋さんはちょっと遅れることに。待っている間、私は一人、ラウンジで本を読みながら遅めのテイータイム。めったにケーキを食べることはないのだけれど、日中のモーレツな忙しさから開放されてほっとしたせいか、急に甘いものが食べたくなったのだ。高橋さんはとても恐縮していたけれど、そのおかげで私は夕方の陽射しをガラス越しに見ながら、のんびりと一人でお茶を飲める時間が楽しめたのだから有難い。
読んでいたよしもとばななとパトリス・ジュリアンの対談の中でこんな言葉があった。
「インドでは、成人に達するまでの『こどもの教育』を、同時に親の魂の成長のためのトレーニング期間としてとらえ、誰もがやりとげなければならないそれを終えて初めて、スピリチュアルな師のもとへ、啓示を求めて旅立つことが許される・・・」
今の私にピッタリな言葉にハッとする。20年前の今日、一番下の息子たちが生まれた。私にとっては長い長いトレーニングだった。そうか、ようやく一つのトレーニング期間が終わったのだな。そろそろ次のステップに進む時期がきたのかもしれない。でもこれから先も決して平坦な道ばかりが用意されているというわけではないのだろう。だけどもしかしたら、ほんのちょっとだけだが、この次はゆっくりと景色を見ながら歩いていけるのかもしれない。やっぱり20年という歳月は私にとっても必要な時間だったのだ。
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August 04, 2006
おかげさま農場のタケジくんから「ハネダシの坊ちゃんカボチャがいっぱいあるんですけど使いませんか?」という電話をもらった。そういうお野菜は這ってでも?取りに行くことにしている私はその場で「モチロンいりますよ!」と答えた。結局コンテナにびっしりと詰まった坊ちゃんカボチャを3コンテナ分、まとめて分けていただくことにした。私はカボチャが大好きなので、今日もザクザクと切って朝だけで6個使ってしまった。
カボチャサラダ、カボチャの揚げ煮、カボチャだんご(蒸して塩を加えマッシュして丸めただけのもの・・・なのに本当に甘くて美味しい!)etcをカボチャのコンテナの上に乗せて写真を撮った。野菜不足の折り、これからもこのカボチャは大いに活躍してくれることだろう。だけどいくらなんでも全部は使いきれそうにないので、お店でも売ることにした。店頭のレジの所にコンテナごとドーンとカボチャを置いて、大き目のモノは1つ100円で、それ以外は80円と値段をつけた。すごく味の濃い無農薬の美味しいカボチャなので、よかったらぜひどうぞ。ちょっと黄色くなっていたり傷が付いている部分もあるが、そこは包丁でカットしながら使えば味には何の影響もないのでご安心を。
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August 03, 2006
もうすぐ下の息子の誕生日。その当日である5日は土曜日なので、多分、友達とどこかへ飲みに行ってしまうだろうし、久しぶりに今日は私の休みと息子の仕事の休みが重なったので、ちょっと早いけれど誕生日のお祝いにお寿司を食べに行こうということになった。お好み寿司の食べ放題の店があるので、車で千葉に出た。大の男二人のお腹をお寿司で満腹にするには、そういう店でないと予算が合わない。座敷に座って乾杯し、次々にお好みの寿司を注文するので食べるのに忙しく話す暇もない。私は一番下の息子がついに二十歳になったことの感慨でいっぱいだというのに、しみじみした感情に浸れるような雰囲気ではない。色気よりも食い気でひたすらお寿司を平らげ続けた。あんなに小さな赤ちゃんだったのに、いつのまにか「ビールがなきゃ食えねえよ~」なんて生意気なことを言い出す年頃になってしまった。
小さい頃からずっと私が仕事をしてきたので、帰りが遅くなった時にはコタツの中でお握りを持ったまま寝ていたなんてこともあった。双子だったからケンカしながらも一緒に過ごせる相手がいてよかった。ほとんど何もしてやれない母親で激しい雨が降ってもお迎えに行くことができず「カサがなかったらなるべくぬれないように走って帰ってきてすぐにお風呂を沸かして入りなさい」なんて無茶を言った。キャンプに参加した時も、よそのお母さん達は現地までお迎えに行くのに、私は仕事で行けないから、二人だけは電車とバスに乗って重たいリュックを背負いながら、夕方、家まで帰ってきたこともあった。授業参観もバザーも朝一番にちょっと顔を出してそのまま仕事に行ってしまうような不義理な?母親だったので、学校の行事の時には随分寂しい思いをしただろうなあと思う。
この20年本当にいろいろなことがあったけれど、とりあえず無事に成人することができたことに感謝(成人なんてもちろんまだまだなのだが)。帰り際に「今まで20年間育ててくれてありがとうございます」なんて頭を下げられたのにはちょっと驚いたけれど。息子たちにはずっと前から宣言してあるのだ。「アンタたちが二十歳になったらママはもう母親役から降りるからね。そしてこれからは好きなことをするからね」って。だけどその度に返ってくる言葉はいつも同じだ。「確かに仕事はずっとしてきたけどさ、今までだってママは好きなことしかしてこなかったじゃん。だからオレたちが二十歳になったからって別に変わんないでしょ?」・・・うーん仰るとおり!これで今まで以上に羽根が伸ばせるぞ・・・なんてね。
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August 02, 2006
今日の料理教室では夏野菜のカレーを作った。珍しく料理教室前に時間のゆとりがあって、準備万端整えて、開始時間を迎えることができた。でもここ数日の気温の変化によって体調を崩された方が多いようで、キャンセルが相次いでしまった。参加人数に合わせて材料を揃えているので、予定していた人数に満たないと用意していた材料が余ってしまってもったいないなあと思う。
今日のメニューはカレーの他、キャベツのサブジ、レンズ豆とモロヘイアの揚げボール、全粒粉のチャパテイ、豆乳のマサラ寒天の5品。全粒粉の計量を私のカン違いで間違えてしまって、粉がユルユルになってしまったというアクシデントはあったけれど、とても美味しいカレーが完成!肉やチキンブイヨンなど動物性のものを使わなくても、野菜の旨みだけで充分、美味しいカレーができるということお伝えしたかったのよかった。店の定番は豆カレーなのだが、今日はナス、オクラ、カボチャなど野菜を10種類入れて作ったのだが、参加された方からも美味しいととても喜んでいただけたのでほっとした。
あまりに忙しくて慌しくて写真を撮る暇もなかったので、昨日、撮った花火の写真を全然関係ないけどきれいなのでアップします。
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August 01, 2006
久しぶりにはしゃいだ楽しい夜だった。今日は水郷おみがわ花火大会。友達のいとこがクルーザーを出して花火を見物するというので、私にも声をかけてくれたのだ。やることはたくさんあったけれど、滅多にない機会なので思い切って一緒に行かせていただくことにした。夕方、友達が店まで迎えに来てくれたので、私は運転の心配もない。利根川の河川敷まで車で行ってクルーザーに乗り込み、川の中央までクルーザーを運行させる。この花火大会は花火の数も8000発と多く、河川敷に転がって見物できるので、子供たちが小さかった頃はよく連れて来たが、ここ数年、ずっと見る機会がなかった。
川にかかる小見川大橋は花火の見物客の車で大渋滞。河川敷の席も高価な席料がかかるらしい。にも拘わらず友達のいとこのクルーザーは風を切りながらすいすいと川面を進んでいく。私たち女6人はかしましさを超えて?にぎやかな一団。さらにいとこさんのご家族やお知り合い関係の方たち総勢15名ほどがクルーザーに乗って沖に停泊しながら、花火大会を楽しんだ。花火師が点火した花火をボートから川に投下しながら進んでいくので、クルーザーに乗っていると、目の前で花火の上がる瞬間を見物することができる。いつもなら上がって散ったその瞬間しか見られないのに、それも人の頭と頭の隙間から覗きこむような形でしか見ることができないというのに今日は違った。川面は特等席。花火の発火した地点から空へ上がって砕ける瞬間までの一部終止を丸ごと誰の頭にも邪魔されることなく見ることができるのだ。おまけにいとこさんがお寿司やお刺身にオードブル、ビールやソフトドリンクなどを山ほど用意してくださったので、大いに食べながら飲みながら、目の前に上がる花火に歓声をあげて楽しんだ。なんという贅沢な時間!花火を見ながらあんなに興奮しながらキャッキャッと笑ったのは何年ぶりのことだろう。
飲めない私でさえも調子にのって思わずビールを飲んでデレーっとしてしまった。それほど気持ちのいいクルージングだったのだ。「スゴイ~セレブな気分~!!」と感嘆符を上げ続けていたので、おそらく停泊しているクルーザーの中でも、一番、賑やかな一行だったことだろう。こんなに素敵は時間が過ごせたのも友達のいとこさんのおかげです。どうもありがとうございました。
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