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September 18, 2006

具だくさんのお味噌汁

Dsc08477根菜が出回り始めた。ゴボーや里芋が美味しい季節になってきた。今日はとても蒸し蒸しする一日だったけれど、コンテナに入った泥だらけの野菜たちを見ていたら、急に具沢山のお汁が飲みたくてたまらなくなった。仕事が一段落してからアリミちゃんと2人でわざわざ野菜を切って、重ね煮のお味噌汁を作った。昼食の賄いはのんびり食べられないことが多いので、時々、仕事が終わってから残りものやちょこちょこっとしたものをお皿に盛り付けて、あれこれと話ながら、のんびり食べることがある。
お汁は船越康弘さんの著作「わらのごはん」の中に出てくる野菜の重ね煮の方法で作るお味噌汁。椎茸、大根、里芋、カボチャ、玉ネギ、人参、ゴボー、・・・・を鍋の中に順番に重ねて一番上に味噌を溶いたものを乗せて弱火で煮ていくだけなのだが、この重ね煮というのは不思議は旨みを引き出す力があって、出汁を使わなくても美味しく早く野菜がほっくりと煮えるのだ。上に上がろうとする性質を持つ野菜(陰性)は下に、下に下がろうとする性質を持つ野菜(陽性)は上に重ねていくことによって、お鍋に中で「調和」が生まれ美味しさが最大限引き出されるのだという。
以前、梅崎和子さんの「陰陽調和料理で健康」という本を読んで「重ね煮」という方法を初めて知った。以来、たまに作っていたのだが、店を始めてから平たい鍋で大量に煮物をすることが多くなったので、最近は重ね煮をする機会もなくなってしまった。今日は珍しく材料をきちんと計って分量どうりの野菜を用意し、丁寧に重ねて弱火で煮込んだ。出来上がったお味噌汁はほっくりと美味しく一つ一つの野菜の味が生きていた。アリミちゃんと2人で「ああ美味しいねえ~幸せ~」なんて言いながらフーフーとお味噌汁をいただいた。店の定食はお惣菜がたくさんあるので、お汁まで具沢山のものをご用意することは時間的にも難しいが、これからの季節、時々、こういうお汁があったらきっと喜んでいただけるだろうなあ。
「わらのごはん」の本は「百姓屋敷わら」という自然食の宿をやっている船越さんのお料理の本だが、私がとても好きで大切にしている一冊でもある。特に食べ物に向き合う船越さんの姿勢がとてもすばらしい。今はご家族と共にニュージーランドで生活されて、今年の秋には帰国されるそうだが、船越さんが「わら」に戻られたら絶対に食べに行こうと思っている。


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Comments

まめたろうさん初めまして。
わらの本は本当にいい本ですね。
料理の基本姿勢、生き方のようなものを教えていただいているような気がします。
背筋が伸びる思いでページを開いています。これからも時々お立ち寄りくださいね。

Posted by: 風楽 | September 22, 2006 at 08:30 PM

はじめまして。
私も『わらのごはん』を持っています。みそ汁も具だくさんの時は重ね煮で作るようになりました。本当においしいですよね。私も機会があったらわらに泊まりにいきたいと思いました。

Posted by: まめたろう | September 22, 2006 at 12:11 PM

鯛三さんありがとう。
「わらのごはん」は本当にいい本だなあと思います。いつか機会があったらぜひ「百姓屋敷わら」にご一緒して船越さんのお料理をいただきにいきましょうね。

Posted by: 風楽 | September 19, 2006 at 11:59 PM

「わらのごはん」川端さんからの紹介でオイラのブログでも話題に取り上げたね。
とても反響が大きかったし、オイラの料理感に新しい「心」が吹き込まれた感じでした。
重ね煮は試して見ましたョ。
野菜の味が良い事に驚きました。

Posted by: 鯛三 | September 19, 2006 at 04:18 AM

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