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October 22, 2006

今日から新米!

Dsc08824ようやく新米が登場した。早いものだと8月末からもう新米を出荷しているところもあるので、随分と遅い新米なのかもしれない。特に風楽のお米を作ってくれている友人は旧暦に合わせて農作業をしているし、時流にのった仕事をしていくような人でもないので、収穫できたというお知らせが届くまではひたすら待つしかない。そして今日からいよいよ新米を炊くことになった。
私たちの賄いはだいたい残りご飯で済ませているのだが、今日は今年初めてのお米だから、圧力鍋を開けて炊きあがったばかりのご飯をみんなでよそっていただくことにした。一口目を口に入れる時、思わず「ありがとうございます」と手を合わせた。農家さんからお米や野菜を分けていただかなければ、私の仕事は成り立たない。特に風楽の玄米は皆さんからも「こんなに食べやすい玄米があったなんて知らなかった」と言っていただけるほど、美味しいお米だ。ミルキークイーンという品種で、コシヒカリに比べて知名度は低いけれど、モチモチっとしていて冷めても美味しいのが特徴だ。
圧力鍋に浸水した玄米を入れて手の平をのせ水加減を決める。フタをする時、いつも「美味しく炊けますように」と一呼吸。そして蒸らし時間が終わってフタを開ける時はいつもドキドキ。ふわーっとした湯気が立ちのぼり、炊きたてのお米の匂いがする。「美味しく炊けてくれてありがとう」。いつも幸せだなあと思う瞬間だ。
作り手の顔が見えると食べ物を粗末にすることができなくなる。大地につながっていた命の源に火を加え、風楽の厨房から「食べもの」としてお客さまの体へお届けするという仕事。どうか余すことなく命のエネルギーをお届けすることができますようにと、収穫の節目にはいつもわが身を振り返る。

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Comments

スキピオさんありがとう。
全然湿っぽいとは思いませんでしたが。とてもとても当たり前で大切なことではないでしょうか?
食べ物の仕事をしてよかったなと思うことの一つに、食べ物を本当に感謝して食べることができるようになったということがあります。食べ物は命で、私たちの口から血や肉や骨になっていきます。
そんな食べ物に真摯に向き合うことで、未熟で世間知らずな自分がほんの少しだけでも成長することができました。有難いことだなあと思っています。感謝の気持ちを忘れたとしたら、もう仕事をしていくことはできないでしょう。

Posted by: 風楽 | October 23, 2006 at 05:52 PM

「手の平をのせ水加減を決める」
風楽の美味しいご飯はそうやってできているのですねえ。
私は、昔昔、齋藤令介が書いた野外活動の本でそのことを知って以来、ご飯を炊くときはずっと手のひら派です。玄米だからやや深めに水を入れはしますが、手のひらを乗せて測ります。これで失敗したことが無いです。
ご飯を炊くときには、どうか美味しく炊き上がってね、と祈ります。その祈りを忘れるときや、気が立っているときに炊いたりすると、全くひどいできになります。ご飯の神様が守ってくれているような気すらします。川端さんのおっしゃるように、ご飯一つについても、生かされているんだな、と痛感しました。
それと、時代の変化でいつかまた、良質の米が手に入らなくなるときが来なくも無い、とおもうと、まじめにお米を作ってくれている農家さんや流通さんにも感謝できるこのごろです。やっぱり、人は生かされているのだということを痛感。湿っぽくなってすいません。

Posted by: スキピオ | October 22, 2006 at 11:25 PM

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Tracked on October 23, 2006 at 01:04 PM

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