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October 15, 2006

長寿院のサンガ

Dsc08743朝、起きたらいいお天気だったので、一人で早めに厨房に出て、はりきっておからケーキとおからクッキーを焼いた。ケーキは完売し、クッキーも残りはほんの少し。日曜日はだいたい混み合うことが多いので、人出を見込んでいろいろなものをご用意しておくことができる。おみあげ用に焼いたお菓子はいつも人気だ。ある程度の人出を前提にお食事を作れたらどんなにいいだろうといつも思うのだが、中々そういうわけにもいかないのが商売だ。
夕方、店が終わってから旧下総町(現成田市)にある曹洞宗のお寺長寿院に行ってきた。私の大好きなお寺で大黒さん(住職の奥さん)にはとてもお世話になっている。「輪廻転生なんて言うけれど、人間、生きているうちが華よ。死ぬまでにどれだけお役にたつことができるかが大事なの!」と話すパワフルな方だ。
住職はシャンティ国際ボランテイア会の理事を務めたこともあり、海外支援や文化活動などにも積極的に関わっている。「お寺は生きているうちにいつでも行ける場所であるべきだ」というのが持論でお寺にはいつも鍵をかけていない。いつでも誰でも来られる場にしたいという思いからだという。
また定期的に「サンガ」という集いを開催している。普通の人たちにも気軽に集まってほしいといつもはコンサートなどを行っているが今日のサンガは初めて映画会をやった。「琵琶法師 山鹿良之」(青池憲司監督)という92歳の肥後琵琶師を追った記録映画だ。ほとんど目も見えず耳も聴こえず、手の感覚もなくなっているのに、一人で生活し簡素な食事を作り、舌を頼りに琵琶を調弦する。しかしひとたび琵琶を持つと指は動き出し、お腹の底から声を出す。全7段の「小栗判官」を6時間かけて謡い通せるのは彼しかいないと言われているほどだ。呼ばれればどこへでも出向き、カマド祓いでは琵琶を弾きながら般若心経を唱える。そんなおじいさんの姿が淡々と描かれているのだが、そこに見えるのは何と言っても生命力の強さだ。「琵琶弾きは見かけじゃなか。芸をみがけ」という言葉のごとく、芸が身体に染み込むということのすごさ。自分の中に「核」があるから揺らぐことがないのだろう。老いるということは決して枯れるということではない。そんな年の重ね方をしていきたいなと思った。
写真は境内にある石仏の一つ。このお顔に私は弱い。向こうに見えるのが本堂。いつ行っても静かに咲く花たちが温かく迎えてくれる。

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Comments

鯛三さんありがとう。
「おみあげ」と書きつつ、実はいつもどっちが正しいのかなあと迷っていました。ずっと言葉では「おみあげ」と発音していたので。
でもこれを機に辞書を引いて、「おみやげ」だと納得しました。今度からは正しい日本語を使います!(迷って使うくらいなら、使う前にちゃんと調べろって?)

Posted by: 風楽 | October 16, 2006 at 10:24 PM

確かに、よいお顔のお地蔵様ですね。
ところで、、昨日もチョッと変だと思っていたけど、今日も同じ言葉だったので、(p_-)
おみあげ用→おみやげ用でしょ?
まぁ~オイラも結構間違ってる時あるけどね。

Posted by: 鯛三 | October 16, 2006 at 05:53 AM

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