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October 01, 2006

ゴボーケーキ豆腐クリーム添え

Dsc08602今日のデザートにお出ししようと昨日のうちに焼いておいたゴボーケーキは卵、砂糖、乳製品を一切使ってない。朝、ちょっと早めに厨房に入って、店頭でも販売できるよう同じケーキを6本焼いた。ゴボーとクルミの風味がとても香ばしくて美味しいケーキだ。だけど卵を使っていない分、ちょっとボソボソとしてしまうので、上から豆腐クリームをかけることにした。
豆腐クリームは豆腐と玄米のポンセンとメイプルをミキサーで合わせるのだが、20年以上前の古いミキサーは何だかご機嫌斜めで、スムーズに回ってくれずに苦労した。そろそろ新しいものがほしいところだが、動いて使える電気製品を古いからと言って捨てることはできないので、だましなだめ文句を言いつつ?年老いたミキサーと付き合っている。ようやくできあがった豆腐クリームをケーキにのせて食べてみたら、生クリームのような甘さはないけれど安心して食べられる素朴で優しい味がした。ほっとするケーキだなあと思った。
最近、この「ほっとする味」って何だろうとよく考える。食べた時に体に違和感がなくスーッと入っていける味。体の細胞に染み込むような味。そして何だかほっとできる味・・・そんな食事やデザートをお作りできたらと思っている。それは疲れた時にチョコレートを食べたり、コーヒーを飲んだりしてほっとするというのとはちょっと違う質のものだ。上手く説明するのは難しいのだが、甘いものを食べて血糖値が一時的に上がってふっと緩んでほっとするのではない、「ほっと仕方」があると思うのだ。食べ物の仕事をしていく以上、きっとずっとそんなことを考え続けていくんだろうなあ・・・。
閉店間際にYMCAのリーダー時代にお世話になった横山さんが横浜から若者達を連れてお食事にいらしてくださった。6月にOB会をやって以来、お店に来て下さるのは2回目だ。若者たちは食事の後、一足先に帰ったが、その後、横山さんご夫婦といろいろお話させていただく。思い出話は確かに懐かしいけれど、ただ思い出話だけしかできない関係だとしたらつまらない。今の自分というフィルターを通して、昔の自分をふりかえること、年を重ねてきた中で感じたこと、できなかったことややり残したことを受け容れていくこと・・・そんなことを大切な人たちと話せる時間というのは幸せだ。おそらく若い頃の私だったら、年長者とそういう話をすることはできなかっただろう。
韓国のフォーク歌手楊姫銀の曲をさだまさしが訳した「人生の贈り物」という曲を思い出した。とても素敵な曲で今夜の私の気持ちにピッタリだ。

季節の花がこれほど美しいことに
歳を取るまで少しも気づかなかった
美しく老いてゆくことがどれ程に
難しいかということさえ気づかなかった
もしももう一度だけ若さをくれると言われても おそらく私はそっと断るだろう
若き日のときめきや迷いをもう一度 繰り返すなんてそれはもう望むものではない
それが人生の秘密
それが人生の贈り物

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Tracked on October 01, 2006 at 11:36 PM

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