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January 11, 2007

自然薯堀り

Dsc09545今日は私のお休みだったけれど、取材で自然薯堀りに行ってきた。軍手と頬っかむりのタオル、ナイロン素材のヤッケ、帽子を用意し、山での遭難に備えておにぎりとお茶、クッキーなども持参した。自然薯掘りの名人の名前は鴇田さんと言って、佐原でぶどう園を経営されている。最初、鴇田さんを紹介された時、なんでぶどう園で自然薯掘り・・・?と不思議で仕方なかった。実際に自然薯掘りに行ってもバイクのツーリングや古道具の収集など、お話の大半は趣味にまつわることばかりで、ますます本業がわからなくなってしまった?という楽しい方だ。
そもそも自然薯掘りも鴇田さんは趣味から始まったという。それが穴を掘って2m近い自然薯を折らずに抜き出す瞬間の快感を知って以来、すっかりその魅力に取りつかれてしまったそうだ。もともと漢方では「山薬」と呼ばれ、滋養強壮食としても有名な自然薯。曲がらないように筒に入れて畑で栽培している農家さんはいるけれど、山の中に生えている野生の自然薯は本当に超高級品だ。
Dsc09548鴇田さんはむかごの実がなる頃から自然薯のある場所の検討をつけ、冬場になってから山の中に入り、蔓を頼りに自然薯の生えている場所を探り出す。「ほらあそこにもあるべ」と言うのだけれど、私には全くどこに生えているのかわからない。ご自分で作った穴掘りの道具とハサミ、のこぎり、ラジオなどの七つ道具を持って竹やぶの中の道なき道を歩く。鴇田さんはすぐに掘る場所を決めて、先が二つに分かれている細いスコップで土を掘り起こしていく。自然薯の周囲を傷つけないように土を取り除き、みるみるうちに2m近い穴ができていく。
最後は自然薯の回りの土を手でよけながら揺すって自然薯をそおっと取り出した。変なたとえだけれど、お腹の中から生まれたばかりの体脂のこびりついた赤ちゃんが取り上げられたみたい。土に包まれた天然の自然薯が生まれた瞬間だ。
帰ってからすりおろし、すり鉢であたって夕食にいただいた。皮を包丁の背でこすっただけなので茶色っぽい色をしているけれど、粘りが強くてすりこぎを動かせないほどだった。スゴイ粘着力!土の匂いがまだ残っている。さすが天然モノだ~と感動。海苔の上に乗せながらわざび醤油で自然薯を頬ばる。掘りたての自然薯の土が乾かないうちに、そのまま食べられるなんてとても贅沢なご飯。鴇田さん同行させてくださってどうもありがとうございました。

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