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May 06, 2007

月心寺の食事訓

Dsc00627精進料理が好きなのでいつか行ってみたいと思っている場所がある。滋賀県大津市にある月心寺。NHKドラマ「ほんまもん」の庵主のモデルになった月心寺村瀬明道尼が作るごま豆腐はすばらしいという評判だ。明道尼の自伝「ほんまもんでいきなはれ」はとても面白かった。9歳の時から仏門に入り、20代の頃、親子ほど年の離れた師匠に恋をした。尼僧の恋は戒律を破ることになる。苦しみの中、ダンプにはねられ、右半身の自由を失う。その後、紆余曲折の末、月心寺で精進料理をふるまうようになり、それが美味しいと評判をよび全国から訪れる人が絶えないという。波乱に満ちた激動の人生をありのままに綴っているエッセイだ。「ある小さな禅寺の心満ちる料理のはなし」という明道尼の本の中に月心寺の食事訓というものが書かれていた。わかりやすく解説すると、
1、お米を作った人、脱穀した人、運んだ人、自分の目の前のお膳にその品物がくるまでの人々の苦労を慮ること
2、私たちの徳行が足りないのに、この食べ物をいただくことを過分に思って感謝すること
3、目の前の食べ物に向かって貪る心、厭う心を起こさないこと
4、食事は五体を養う良薬としていただくこと
5、悔いのない人生をおくるため、その道に命をかけて大成するため、五体を養って心豊かにするために、この食事をいただきます
読んでいてすごく厳しいなあと思ったけれど、食事の基本はこの人生を豊かに生きていける体をつくるために命をいただくということ。これに尽きる。食べられることだけでも充分にありがたく感謝しなければならないことなのだと思う。
明道尼はお昼に出すごま豆腐を作るため、夜中に起きて仕事に取りかかるのだという。半身だけしか動かない体でごまを炒る所から作るごま豆腐。その大変さを思うと想像するだけで涙が出てくる。いつか私もいただいてみたい。
今日の定食にお付けした高野豆腐の含め煮。忙しかったGWも今日はあいにくの雨で人出も今一つ。明日からまた静かな毎日が始まる。

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