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May 11, 2007

モディリアーニと妻ジャンヌの物語展

Dsc00647今日、行ってきたのはBunkamuraザ・ミュージアムで開催されている「モディリアーニと妻ジャンヌの物語展」。朝、父と一緒に食事をした後、家を出て、代々木公園からNHKホールへと歩きながら、Bunkamuraへ向かった。写真は娘が中学の時、美術部で模写したモディリアーニ。先生に誉められてずっと教室に飾ってあったそうだ。「あの作品は絶対にママがほしいから卒業したら返してもらってね」とお願いして、中学を卒業後はずっと私の部屋に飾ってある。
モディリアーニの描く人物画はどことなく暗くて寂しい感じがするが、なぜか惹枯れるものが多い。その一生は映画「モンパルナスの灯」にもなっているように、甘いマスクで多くの女性と恋に落ち、酒と麻薬におぼれ、病魔に苦しんだという悲劇の人生が影を落としているのだろうか。今回は、最後に連れ添った妻ジャンヌに注目し、二人の出会いから別れまでの一連が、一つの物語のようになって作品として展示されている。
ジャンヌがモディリアーニに出会ったのはわずか18歳の時。長い金髪で青い目の聡明な美しい女性だった。彼との出会いによってジャンヌの作品がどんどん変化して、画家としての才能を開花させていくのがよくわかる。しかし夫が36歳で肺病で亡くなった2日後に、お腹に二人目の子がいたジャンヌ自身も後を追うように飛び降り自殺をしてしまう。わずか22歳の人生であった。
私は今までジャンヌのことはほとんど知らなかった。もし彼女がモディリアーニと出逢わなければ、両親の愛の元で幸福に育った少女の一生はどうなっていたのだろうか。人生に起ることは皆、必然だから、「もしも・・・・」なんてことはないのだろうけれど、やはりそう思ってしまう。
2日間、お店を離れて、自分の好きな絵や写真を見たり、カフェを回ったり、友達と会ったりと楽しいお休みだったので、お腹がいっぱい・・・・ではなくて心がいっぱい(いい意味で)!だ。もちろんお店は大切だし仕事は大好きだけれど、このところ忙しくてなかなかこういう時間が取れなかったので、アートに触れ、心を揺さぶられた2日間はとても幸せだった。

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Comments

スキピオさんありがとう。
そうなんですよね。モディリアーニの大きな肖像画を見て、リメイク番に出ていたアンディ・ガルシアは酒と麻薬の溺れるモディリアーニ役がピッタリだなあと思いました。でも不幸の匂いのする危険な男に惹かれてしまう女は案外、多いのではないでしょうか?モディリアーニのあの容姿だったらなおさらですね。ああ、でも女達よ、もっと賢くならなければ!・・・なーんてね。

Posted by: 風楽 | May 12, 2007 at 07:28 PM

コルベール(昨日のブログ)は、動物と少年の写真を撮るのに2年間かけたとか。モディリアーニの映画はリメイクされてますね。リメイク版の方を見ましたが、不自由なく育った少女がモディリアーニの妻になって苦労する姿も描かれてました。うーん、どうしてあそこまで不幸になっちゃうの、モディリアーニよ。
でも存分に絵画や写真に触れられて良かったですね。

Posted by: スキピオ | May 11, 2007 at 10:39 PM

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