September 30, 2007
この頃、毎日のようにカボチャを食べている。私はカボチャが大好きなので、本当に毎日、毎日、飽きることなくいろいろな料理にして美味しくいただいている。かつて日本に漂流してきたポルトガル船が当時の大名であった大友宗麟にカンボジア産のカボチャを献上したのが始まりだと言われているらしいが、かれこれ500年近く、身近な野菜として日本人に親しまれてきたのも、この美味しさだったら頷ける。
昔、働いていた生活クラブの研修施設では生ゴミをEM菌を使ってバケツに入れて処理していた。バケツの中身が満タンになると、敷地の庭に穴を掘って埋めていた。夏になると生ゴミの中にあったカボチャの種から芽が出て、いつのまにか勝手にカボチャが実っていた。すごい生命力!
ビタミンA,B1,B2,Cの他に、食物繊維もたっぷり。またカボチャの黄色はカロチンの色。粘膜を丈夫にしたり、活性酸素を取り除いたり、免疫機能を高めたり・・・と栄養たっぷりの緑黄色野菜だ。
今日は薄くスライスしたカボチャを油で素揚げしてから、バジルと一緒にマリネにしたサラダを作った。ちょっと変わった食べ方だけれど、オニオンスライスの辛味と酢の酸味がカボチャの甘さと混ざって美味しかった。そしてデザートはカボチャプリン。蒸したカボチャをマッシュして生クリームやカルーアなどを加えた焼きプリンだ。カボチャのコクがたっぷりの濃厚なプリン。
こんな勢いで食べ続けていたら、冬至に食べるカボチャがなくなってしまいそうで心配だけど、冬になったら国産のカボチャを手に入れることはほとんど無理なので、今のうちにたっぷり美味しく楽しみたい。
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September 29, 2007
お母様のお誕生日に食べたいからと、娘さんからマクロビオティック仕様のバースディケーキのご予約をいただいた。マクロビオティックのケーキをホールで販売する機会はほとんどないので、ましてバースディケーキとなると何をお作りしようかと、あれこれ考えてしまった。
でもお電話でお話した時に、マクロ仕様のさつま芋タルトをご希望されたので、タルトを焼いて上から何かデコレーションをしようと思った。それで定食の準備をした後に、玄米のポンセンをミキサーにかけて砕き、その中に水切りした豆腐とメイプルシロップを加えさらにミキシング。豆腐のポンセンクリームを作った。
タルトの上に絞り出しでクリームをデコレーションして、クコの実とアーモンドでトッピング。可愛らしいデコレーションケーキが出来上がった。砂糖も卵も生クリームも使わずに作ったナチュラルスィーツのマクロビオティック仕様のバースディケーキ。完成した時にはなんだか私まで嬉しくなってしまった。
今日は今月最後の枇杷温灸の日。いつも気持ちよくジンワリと体が温まるのを実感している。ずっと痛かった左の肩の痛みも随分ラクになってきた。気がついたらあがらなかった左手が上がるようになってきた。
10月の施療は2日(火)、10日(水)、19日(金)、27日(土)の4回を予定しています。ご予約制となっていますので、ご希望の方はお早めにご予約ください。
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September 28, 2007
今日は忙しかった~。通常の定食の他、15名の団体の方たちからご予約をいただき、厨房の中は大忙し。ちょうどランチタイムのピークの時間と15名の方たちのお食事時間が重なってしまって、配膳する時はちょっと大変だった。トレイの並べる場所がないのだ。
次々と定食の準備をするのだけれど、お客様が次から次へと来て下さるので、ほぼ満席近い状態になって、ご用意するお食事がどんどんなくなっていった。
15名の方たちはヴィーガンと言って、動物性のものを一切召し上がらない方たちなので、出汁も昆布でとったものを用いた。サラダにもマヨネーズは使えないので、豆腐でマヨネーズを作った。野菜はさつま芋とリンゴと人参とレーズン。さつま芋が甘いので、酸味のきいた豆腐マヨネーズを作って野菜を和えると、酸味と甘味が調和して、ちょうど美味しいバランスになった。色もキレイで可愛らしいサラダだ。
暑い暑いと言っているうちに、もう9月もあと二日。いよいよ10月だ。月日の流れが年々早く感じるようになった。月末の土日。二日間とも忙しそうだ。
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September 27, 2007
今日は中秋の名月の後にやってくる今秋の満月。友達とお弁当を持って、お月見に行こうと約束していた。でも朝から曇り空。お天気はよくなさそうだ。昼からは雨まで降ってきた。外でお弁当を食べる予定だったので、雨が降ったらもちろんお月見も中止にするしかない。
でも一年でも一番、美しく月が見えるこの時期なので、せっかくなら出かけたい。日中は忙しかったけれど、2時過ぎにはぴたりとお客様も減ったので、早めに片づけ始め、お弁当の準備をした。冷蔵庫にあるものをとにかく重箱にいろいろ詰め込んでお弁当が出来上がった。青シソを巻いたおむすびとお月見団子も作った。
場所は千葉市のポートパーク。近いし、海に映る月も見えそうな気がしたから。支度をして出かけたのだが、やんでいた雨が再び降り始めてガッカリ。でも行くだけはとりあえず行ってみようということになった。
ラッキーなことに着いた頃にはようやく雨もやんで、8時過ぎには、雲の切れ間から月が見えてきた。青い月の光がほんのりと砂浜に映っていてすごくきれいな夜だった。月明かりの中でお弁当を食べながら、降り注ぐ光をたっぷりと浴びてきた。
「月の癒し」という本の中で、確かネイテイブアメリカンの人たちは、満月の時、畑に蒔く種を月の光に一晩さらす習慣があると書いてあった。太陽に比べて光が弱いから、直接的な影響というのは、見た目だけではなかなかわからないだろう。だけど月光浴という言葉があるくらいだから、満月の日はきっと月のエネルギーも静かに降りてくるのだと思う。そんな月からのエネルギーを体中に浴びたので明日も元気に仕事ができそう。
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September 26, 2007
いつものように定食の準備をした後、今日から展示する「おしゃれ工房 青山」のさをり織りの作品を朝のうちに店内に並べた。成田市(旧下総町)にある知的障害を持った方たちの施設「しもふさ学園」の中の工房で作られている手織りの小物たちだ。お天気もよかったので、開店と同時にお客様がたくさん来て下さり、日中はとても忙しかった。
夕方は商工会議所の研修で「東洋のリーダー学の至宝『易経』から学ぶ企業戦略のヒント~」という講演会を聞きに行ってきた。個人的に私は易にとても興味があるので、いつか勉強したいと思っていることの一つだ。もともと中国の易は戦国時代に武将たちが戦略を練るために使っていたと言われる。攻めとか戦略とかいう言葉は好きではないが、発展を前提にしている企業にとっては必要なことなのかもしれない。
私は戦略として易を利用することには興味がないけれど、陰陽は食べ物だけでなく九星気学にも易にもつながるので、より大きな視点で陰陽をとらえていくために、エネルギーの流れと動向について勉強したいと思っている。
終わってからは夜に女友達4人で久しぶりに集まる約束をしていたので、その足で栗源にある温泉「美人の湯」へ行ってきた。私の友達の中でも一番年上の古希に近い友達(だけどとっても若くてオシャレで素敵な女性!)とあれこれ近況を語りながら温泉に入ったりご飯を食べたりして過ごした。年代が違っても楽しくお付き合いさせていただけるなんてありがたい。
露天風呂に入っていたら、十四番目の月である待宵月が雲の切れ間から顔を出した。露天風呂から月が見られるなんて、何だかすごく幸せな気分。明日は満月。
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September 25, 2007
今日は中秋の名月。朝は雨が降っていたので、今日の月は見られないかも?と思っていたけれど、昼前から日が照り始め、今夜のお月見には期待できそうなお天気になってきた。
連休明けの今日は連休が3日間とも忙しかった分、ヒマかもしれないと思っていたけれど、予想通り、お客さまが少なく、のんびりした一日となった。中秋の名月に合わせて、今日のデザートはお月見だんごを作ることにした。上新粉ではなく白玉粉を使って、水でなく豆腐を混ぜ込んで作るもの。豆腐の甘さがほんのりとした優しい味のおだんごになった。時間がたっても固くならないのが嬉しい。黒ゴマきな粉をまぶして手作りあんこを乗せてお出しした。
ヨウコさんが手伝いに来てくれたので、さつま芋のタルトとスィートポテトを作っていただく。せっかく来てくれたのに、忙しくならずに残念?!。スィートポテトとおだんごを美味しいね~と言いながら、お茶を飲んだので、夕方になっても何だかお腹がいっぱい。さすが白玉粉とさつま芋だ。
今夜は久しぶりにヨガに行けそう。帰りは夜になるので、月を見ながら帰ってこよう。月を愛でることが年々、好きになっていく。静かで穏やかで満ち足りたエネルギー。そういうものに惹かれているのかもしれない。
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September 24, 2007
毎朝、厨房に入るたびに今日は何を作ろうかなといつも考える。車を運転している時も、農家さんに行っている時も、買い物している時も、メニューを何にするかというのは片時も頭から離れない。うちの場合、日替わりで定食をお出ししているので、自由にあれこれ作ることができて楽しい反面、たくさんの種類の料理を考えなければならないという大変さもある。あらかじめ一ヶ月の献立を決めて、それを作るという計画を立てたりするのが苦手な私は、いつも思いつきで作りたいものを作っている。
だけど、その時、あるものを上手に利用しながら、食べたいものを作るというのが、一番、美味しくできるコツなのかもしれないと思っている。今日は久しぶりにがんもどきが食べたくなったので、昨日のうちに有機豆腐を買って水切りしておいた。それで朝から迷わずがんもどきの具である人参や長ネギ、椎茸、ヒジキなどを刻み始めた。
自分で作るがんもどきは美味しい。売っているもののようにパリパリとした外皮にはならないけれど、何よりも具沢山なのが嬉しい。大和芋が手に入らなかったので、長芋つなぎにしたので、ちょっとあっさりした感触になってしまったけれど、アツアツに大根おろしをかけて醤油をジュッとたらして食べる手作りがんもどきは最高。
連休最後の日。昨日はヒマかと思って2階に上がってブログを書いていたら、厨房から「忙しくなったから降りてきて~」というSOS。だからさすがに今日はヒマになるだろうと思っていたのだが、午後から次々にお客様が来て下さり、ほぼ満席に。オーダーが重なってしまって大忙し!今回のように3連休が毎日、ずっと忙しいなんてことは珍しい。陽射しが少し和らいで過ごしやすくなったからだろうか。今日などは雨も降って肌寒いくらいのお天気。本当に寒暖の差が激しくて着るものも迷ってしまう。
明日は中秋の名月。雲が途切れてお月見できたらいいのだけれど。
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September 23, 2007
久しぶりにレンズ豆の揚げボールを作った。ローリエを加えて塩茹でしたレンズ豆をフードプロセッサーでマッシュしてペースト状にする。その後は、玉ねぎと人参のみじん切りをクミンシードを加えたなたね油で炒めて、茹でて細かく叩いたモロヘイアと一緒にレンズ豆の中に入れてよく混ぜる。つなぎに片栗粉を加え、香り付けにコリアンダーを少々。全体をよく混ぜてから、ボール状にして油の中でさっと素揚げする。モロヘイアがたっぷり含まれていて、スナック感覚で美味しく食べられる揚げボール。私も好きなお惣菜の一つ。「ぐるっと千葉」に掲載されている野菜料理のレシピでもご紹介させていただいたお料理だ。
今日は連休の中日。昨日が忙しかった分、今日は思っていたよりもずっとヒマで、定食の支度をしてから厨房を抜け出し、ブログを書く時間を取ることができた。日中にちょっとでも厨房から抜け出せる時間があると、他の仕事がはかどってとても助かる。
今夜はこれから1週間ぶりに父の病院に行く。私が行くと何をするでもないけれど喜んで、帰る時には手を握って「もう帰っちゃうの?また来てね」と言う父。子供の頃から、私にとって父はとても厳しい人だったので、すっかり丸く穏やかになってしまったその姿を見るのは、ちょっと切ない。でも多少、いろいろなことがわからなくなってきている今だからこそ、私も安心して向き合えるのかもしれない。そんなことを思いながら電車に乗っている。
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September 22, 2007
お彼岸の中日である今日も暑い一日だった。連休なので忙しいだろうなあと思っていたとおり、途切れることなくお客様が来て下さり、おかずがどんどんなくなっていった。でも今日は集中して混むのではなく、うまい具合にパラパラと来て下さったので、定食をご用意する時にとても助かった。
昨日、サッチーがカボチャをいっぱい持ってきてくれた。しばらくカボチャ料理が楽しめそうだ。カボチャを煮る時は何かの雑穀と合わせるようにしているのだが、久しぶりに今日ははと麦と煮ようと思った。ただはと麦は粒が大きくとても固いので、炊くのに時間がかかるのだ。だから忙しい朝はついつい敬遠してしまい、手早く炊ける雑穀を選んでしまう。カボチャののように火が通りやすい野菜と一緒に煮たら、はと麦が柔らかくなる頃にはカボチャの形がなくなってしまうから、別々に炊いて後から合わせるしかない。ポコポコっとした歯ごたえのはと麦と、柔らかいカボチャのホクホク感を塩味で楽しもうと思った。
それで今日はガスコンロの上に玄米の入った圧力鍋とはと麦の入った圧力鍋を二つ並べて加熱した。両方とも加熱時間はほぼ一緒なので、シュッシュ~という音が二つ重なって美味しい穀類の湯気が二つ上がってきた。
はと麦はたんぱく質やビタミンB2に富み新陳代謝を増進させ、体の水分や血液の代謝を促してくれる雑穀だ。美肌効果もあり、シミ、ソバカス、肌荒れなどの改善にも効果があると言われている。滋養強壮の生薬として漢方では「ヨクイニン」と呼ばれ、私も脾臓の働きが弱っていた頃は一時期、常用していたこともある。
遊び半分で植えてみたら、ジュジュ玉のようなコロコロとした丸い形がたわわに実り、あっという間に背の高いはと麦に育ったけれど、固い粒を脱穀するのはとても大変だった。あの頃は子供たちがジュジュ玉だ~と言って喜んで拾っていた私にとって懐かしい雑穀だ。
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September 21, 2007
仕事が終わって夕方から鼓童のライブに行ってきた。鼓童は佐渡を拠点に活動している和太鼓集団。1年の3分の1は海外公演を行い、国内外でそのすばらしい演奏には定評がある。私もずっと前に演奏を聴いて以来、すっかりファンになり、いつかまたライブに行きたいとずっと思っていた。
今日の会場は渋谷のCCレモンホール(旧渋谷公会堂)。演奏中は写真撮影できないので、開演前のステージの太鼓の写真しかご紹介できないのが残念。はちきれそうなパワーと重低音が織りなすビートのきいた演奏に観客は沸き立ち、感動のステージとなった。
鼓童とは人間の基本的なリズム、心臓の「鼓動」から音をとった名前。大太鼓の響きこそが赤ちゃんがお母さんの体内で聞いた最初の音、心臓の鼓動に他ならないという思いから命名された。そして鼓童のテーマは「一つの地球」。言葉や習慣を越えた感動の輪を太鼓のリズムに刻んで世界に発信している。
獅子舞や篠笛やお囃子など日本の伝統的な音楽芸能を表現しながら、現代的なリズムも取り入れられた演奏に、大人から子供まで、そして国境を越えてたくさんの人たちが感動を共にした今日のステージ。三尺八寸の大太鼓の響きはただ大きい音というのではなく、優しくて力強く、ズンと丹田に落ちてくる。叩き手たちの体の使い方がしなやかで美しい。感動的なライブの興奮が冷めず今夜はなかなか寝られそうにない。
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September 20, 2007
ミレーの取材で旧成東町(今の山武市)で減農薬のトマトを作っている農家さんに取材に行ってきた。年末から春までは低農薬で美味しいイチゴを作っている方で、以前はイチゴの取材にも伺ったことがある。今はちょうど冬に向けてのイチゴの苗作りに忙しい時期だということで、取材も無理にお願いしてやっと時間を取っていただいた。
この農家さんの作っているトマトは桃太郎8(エイト)と言って、数ある桃太郎の中でも最も甘いと言われているもの。その分、花が付きにくいので大量にはできず、栽培しずらい品種だそうだ。今日も真夏のような暑さとなり、このあたりは32度を記録した。ハウスの中は42度以上。そのサウナのようなハウスの中で剪定や誘引の仕事が続く。ちょうど赤くなるのを待っている時期で、まだ熟したトマトがなかったので、味をみることはできなかったけれど、丸々と太った桃太郎は見るからに美味しそうだった。写真はこれから実をつけるトマトの花。
成東町からはちょっと走るともう蓮沼海岸なので、帰りは車を走らせ海の方に行ってみた。九十九里は海岸線が単調なので、どこを見ても海の景色は似ているのだが、あんまりお天気がよかったので砂浜を裸足になって一人で歩いた。平日のこの時期は誰もいなくて広い海を独り占めしているような気分!
黒米がなくなってしまったので、その後は芝山の「花と緑の農芸財団」がやっている「花と緑と農芸の里」に寄って、黒米を分けていただいた。ちょうど稲の脱穀をしているところだった。緑に囲まれた静かな古民家が活動の拠点になっている。こんな場所で働けるスタッフが羨ましい。里に隣接している熊野神社を参拝して湧き水を一口飲んだ。スタッフの方たちにお茶をご馳走になり、ほっと一息。気持ちのいい時間だった。
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September 19, 2007
それほど陽射しが強くないけれど、湿度が高くジメジメとしていた一日。今日もお客様は少なく静かな一日だった。今日のサラダの野菜は人参、さつま芋、カボチャをサイの目にして蒸したものに、キュウリと玉ねぎを加えた。ドレッシングは豆腐ドレッシング。甘くてホクホクした野菜たちが多かったので、ドレッシングは酸味をきかせようと思い、ヨウコさんからいただいた酸っぱいピックルスを多目に刻んで加えることにした。
水切りした豆腐に玉ねぎとパセリとセロリと大根のピックルス。それに酢、なたね油、味噌、醤油、塩などを味を見ながら、フードプロセッサーでかくはんさせて作る豆腐ドレッシングはとてもさわやかでクリーミイ。私もお気に入りの美味しいドレッシングだ。
普段、何の手入もしていないものだから、ふと気が付いた時には、夏の陽射しで肌はずいぶんダメージを受けているということがわかった。それで久しぶりに昨日はバスソルトを使って手足をマッサージ。洗いあがりもしっとりとしているので、使い心地がいい。朝、起きたらすごくいい感じの肌になっていた。お手入れするだけの効果ってあるのかも・・・・?少しは体も労わってあげなくっちゃ。
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September 18, 2007
連休明けの今日はお店もガラガラ。連休にご家族で遠出をした分、ようやく休みが終わった今日は、お家の片付けでもやっていらっしゃるのだろうか。店がずっと忙しかったので、今日は私もちょっとほっとして、夕方、予定していた「ぐるっと千葉」で作る予定のマクロ仕様のさつま芋タルトのレシピをまとめることができた。
今回、取材していただくのはお料理ではなくて、初めてお菓子を取り上げることにした。秋の味覚の代表格であるさつま芋で作ったタルト。それも砂糖や乳製品を使わないマクロビオティック仕様のタルトを作った。お菓子だから、出来上がりのイメージも大切にしたいと、カメラマンの方は、タルトとコーヒーを籐のトレイに乗せて、いろいろな場所で撮影してくださった。室内でももちろん撮影したけれど、最後は店の前にトレイを持っていって、自然光の中で撮影。出来上がりよりもはるかに美味しそうに?美しく撮っていただき大感激!
終了後は、カメラマンと担当の方と私の3人で毎回、試食タイム。今日はせっかくだからマクロ仕様のタルトと一緒に風楽の定番のさつま芋タルトも食べていただいた。「どっちが美味しい?」と聞いたら、担当の女性の方は「バターの香りがあまり好きではないので、マクロの方が好きかも・・・」とのこと。でもそれぞれ美味しい~と言っていただく。ついでにすき昆布とさつま芋の煮物もお出しして、こんな煮物にしても美味しいよ・・・ってご紹介したら、昆布とさつま芋の組み合わせって初めてだとお二人とも驚かれていた。
いつも気持ちよく食べていただけるし、美味しそうに写真を撮っていただけるので、取材されるのはとても楽しい仕事だ。先月作ったカボチャのコロッケが掲載された「ぐるっと千葉」10月号は21日に発売です。
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September 17, 2007
ミレーから注文のあったタルトもようやく作り終え、納品に行ってきた。コンテナに2箱あったさつま芋も半分以下になってしまった。今日の定食にはすき昆布とさつま芋を一緒に煮た。昨日と今日は大量のスィートポテト作り。昨日の夜のパーティの時もデザートとしてお出しした。もちろんお店のデザートにも。
美味しいスィートポテトは秋の定番のお菓子。蒸したさつま芋をマッシュして、生クリームと粗製糖とマーガリンを入れて丸め、艶出し用に溶き卵を塗ってオーブンで焼き色を付けて出来上がり。取り出しやすいように一つ一つホイルのカップに入れて作った。天板にびっちりと並んでいる焼き上がったばかりのスィートポテトたちはヒヨコみたいで?とても可愛らしい(でもホンモノのヒヨコがオーブンから出てきたらちょっと怖いけど・・・)。さつま芋とマーガリンのいい匂いが厨房の中いっぱいに広がって、作っている間中、ずっと幸せな気分だった。
ごく一般的なさつま芋のお菓子は砂糖や生クリームを使うけれど、おかげさま農場のさつま芋は甘くて美味しいので、ナチュラルスィーツとしても充分に楽しめる素材だ。砂糖と乳製品を一切使わなくても、美味しいマクロ仕様のタルトができる。この美味しいさつま芋をたっぷり使って一般のスィーツと平行しながら、マクロスィーツも作っていきたいと思っている。
連休中もずっと仕事をしていたので、日付と曜日の感覚がわからない。ラジオの渋滞情報を聞いて、今日が連休の最終日だということをようやく思い出す。それにしても暑くて忙しい連休だった。
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September 16, 2007
今日の夜は貸切でパーティの予約が入っていた。自衛官を退官したダンナさまの記念のパーティを奥様が企画されたのだ。お世話になった方や親しくされているご家族に集まっていただいて、皆さんに退官のご報告と感謝の気持ちをお伝えしたいというご意向で、大人から子供まで40人の方にいらしていただいた。
早めにいらして写真やお花を飾ったり、演奏する楽器やCDを持っていらしたり、デザートやケーキなどもいろいろご用意されていて、とても楽しそうな集まりだった。40人ともなると、定食のスタイルで一人一人個別にお食事をお出しすることは難しいので、お料理は大皿に盛り付けてお出しした。
奥様やお子さんから一生懸命働いてきたお父さんへのメッセージがあったり、歌やスピーチのコーナーがあったり、とにかく温かな集まりだった。
こういう貸切の会の時、進行は全て主宰する方にお任せして、店内も自由に使っていただけるようにしている。だから私たちはお食事を作ってお出ししているだけなのだが、それでもこうした集まりの場合、主宰する方のお気持ちというのは厨房にいても伝わってくるものだ。
見ているだけでも羨ましくなってしまうような仲のよいご夫婦って、いいなあと思った。長年のダンナ様のお仕事に対して心から労うお気持ちを持っていらっしゃって、それを形にして表すことができるなんてとっても素敵だ。大勢のお食事をご用意することは確かに大変ではあるけれど、そんなご夫婦のお客様だったので、私も気持ちよく仕事させていただくことができた。ありがとうございました。
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September 15, 2007
ウッドベース奏者の水野俊介さんと十七絃琴の奏者である稲葉美和さんのコンサート「風のトリエンナーレ」は今日の午後5時半開場・6時半開演となっています。
水野俊介さんはOCMレコードを主宰され、素敵なCDをオリジナルで多数制作されている方です。店でも何度もコンサートをやっていただいている長いお付き合い。今秋、リリースされたばかりのアルバム「蒼い夜の旅」と「世界遺産九条の唄」の発売記念のライブです。今回はCDの発売に合わせ、コンサートは特別価格の2000円。まだお席にゆとりがありますので、お時間のある方はぜひおいでください!

上記のようなご案内を日中のうちにブログに書いて、今は夜。無事にコンサートが終わって、水野さんと稲葉さんと一緒に店でご飯を食べて、ようやく今日の仕事が終わった。今日は真夏のように暑い一日だったけれど、静かで秋の夜にはピッタリのコンサートだった。ウッドベースの低い音と琴の雅な音が溶け合って、とてもリラックスできた。20名ちょっととお客様の数は多くはなかったけれど、やはり店でコンサートができるって幸せだなあと思った。これからも楽しい音楽の場をご提供していきたい。写真は長さの異なった備長炭を並べて木琴のように叩いて音を出していく「炭琴」でオリジナル曲を奏でる水野さん。
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September 14, 2007
さつま芋をせっせと食べている。秋になるとなぜかさつま芋が恋しくなって来るから不思議だ。まだ暑い日が続いているので、アツアツのお汁が身にしみるという季節ではないけれど、それでもさつま芋は私の好きなお味噌汁の具の一つだ。
風楽のお味噌汁の具はいつも重ね煮にしている。数種類の野菜を組み合わせ、陰性のものから下にして、順番に切った野菜を重ねていく。ほんの少々の水と塩を加え、フタをして弱火で煮るのだが、鍋の中で野菜たちが調和して、何とも美味しい野菜の味が引き出される調理方法だ。
この方法を取り入れてから、お味噌汁が急に美味しくなった。あまり多く食べられない私は、食事の時、具沢山の重ね煮のお味噌汁だけでもお腹がいっぱいになってしまうくらい。それだけで充分、満足してしまうのだ。
久しぶりにドライブに行ってきた。夕焼けがとてもキレイに見えて嬉しかった。これから秋の空は空気が澄んで夕焼けがとても美しく見える。そして一年で一番、月が美しく見える中秋の名月も来週だ。実りの秋は作物の恵みだけでなく、夕陽も月見も楽しめる嬉しい季節。
明日から、学校や会社は3連休。行楽地に出かける方たちも多いことだろう。風楽はコンサートや夜のお食事会など、日中も夜もずっと仕事が入っているので、この連休は休めそうにないけれど、夕陽を見るのと月の愛でるのが大好きな私は秋になるとやっぱりまだどこかへ行きたくなってウズウズしてしまう。
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September 13, 2007
今日は本当に忙しかった~!お茶、出汁、玄米、豆、青菜、さつま芋、カボチャ、雑穀、ひじき、冬瓜、寒天・・・・朝から火を使うものが多くて、コンロも順番待ち。豆は3~4日に一回ずつ煮るのだが、それだけで小1時間はガスがふさがってしまう。だから煮炊きするものが多いと、次から次へと鍋を動かしていかないと間に合わないのだ。
結局、開店時間になってもまだ定食の準備が全部、終わっていなかったのに、そんな日に限って?開店早々にお客様が来て下さってますます大慌て?嬉しい悲鳴をあげてしまった。久しぶりに雨も上がったせいか、その後も次から次へとお客様が途切れることなく来て下さり、厨房の中はずっとバタバタ。そんな中でさつま芋タルトを9台焼いた。ようやくお店でお出しする分も少しだけ焼くことができた。
なくなる時はなくなるもので、マクロ仕様のケーキもなくなってしまったので、大急ぎでバナナとココアのマクロケーキを焼いた。厨房のステンレスのラックの上には焼き上がったケーキがどんどん並んでいく。今日は枇杷温灸の日なので、一生懸命働いた体にじんわり染み入る温灸をやっていただく。
一度は体験してみてほしいとずっと思っていた、「にわとりひろば」のマユミさんが昨日、店に来たので「すごくいいいからぜひやってみて~」って温灸のことをオススメしたら、今日、農作業の合間を見計らって来てくれた。感想が聞きたくて仕方なかった私は終わってから「どうだった~?」と即聞いてみた。「もう骨の髄まで温まってすご~くよかったわ~。クセになりそう~」とウットリ(その気持ちよおくわかる!)
枇杷温灸は本当に気持ちいい。そしてその後の体の温まり具合、ほぐれ具合が何とも嬉しい。このところずっとケーキ作りに追われているので、また左手が痛くなってきた。そんな日だっただけに、今日の夕方の温灸も私にとっては最高の時間となった。次回は22日(土)です。午後はまだ空いているのでご希望の方、ぜひご予約ください。
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September 12, 2007
昨日の夕方、農家さんに行って掘りたての無農薬さつま芋を分けていただいた。コンテナいっぱい!満載すると20キロ近くありそうだ。私にとっては初物なので、車から降ろす時は気分もウキウキ!でも店の前に車を止めて重たいコンテナをエイサッ!と持ち上げ、3コンテナを厨房の中に運び込んでいたら、どっと疲れてしまった。いくらウキウキしていてはさつま芋ヒ1コンテナはやはり重い!
今日の定食のお惣菜用に蒸してさつま芋のサラダを作った。ホクホクしていて甘くて美味しい。さつま芋を頬張ると秋がきたんだなあと思う。しばらくはお菓子やお惣菜にも大活躍してくれることだろう。私も大好きな野菜だ。さっそく秋の手仕事?であるさつま芋タルト作りにも今日から取り掛かることにした。今回もミレーから注文をいただいているので、さつま芋をたっぷりマッシュして、美味しいタルトの中味を作っていく。
朝から作業を開始し、さっそく6台焼き上げることができた。厨房にはシナモンとラム酒とリンゴの香りがあふれていて、タルトを焼いている間はとても幸せな気分。毎年、200台くらいは焼いているだろうか。もちろんよそのケーキ屋さんのようにお菓子の専門店ではないから、作っている数はそれほど多くはない。だけど、同じアイテムを集中してこれだけ作るのは、風楽ではさつま芋(ムラサキ芋)タルトくらいだろう。しかも通常の定食の準備をしながら、その合間に作る仕事なので、この間は厨房が所狭し!ボールもハカリもゴムベラも一日中大活躍だ。
今はとにかく納品に間に合うようストックを作り続けることが最優先なので、焼き上がったばかりの今年のさつま芋タルトはまだ食べられずにいる。当分、口に入りそうにないけれど、秋のスィーツの定番なので今から、さつま芋タルトでお茶を飲む日がとても楽しみ。
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September 11, 2007
中東や東南アジアの孤児院で出会った子供たちの笑顔の写真を撮り続けている「スマイルワールド」の河合美果さんの写真を今日から展示している。今回のテーマは「アボリジニの伝統文化と聖地 ~ローラ・フェスティバル2007~」。
6月下旬にオーストラリアのケアンズに飛び、7時間かけて入ったアボリジニの聖地で、2年に一度開催される「ローラフェステイバル」の様子を撮影してきた。
ちょうど出発前に店に遊びに来てくれた。「今夜の便でオーストラリアに行き、アボリジニの写真を撮ってくるんですよ」と話すのを聞いていたら、まだ出発もしていないうちから「じゃあ、帰ってきたらまた店で写真展をやろうよ!」とお声をかけてしまった。
河合さんは04年、タイの養護施設でボランテイアをしていた。たまたま撮影した子供の写真の笑顔に魅せられ、子供たちの写真をアルバムとして贈ることを思い立つ。困難な状況にあっても、その写真が子供たちの心の糧になればという思いから始った活動だ。その後「成長アルバム基金」を設立し、アルバムを子供たちに手渡し、自分達の笑顔の写真を通して、生きる勇気や希望を持って欲しいと願いながら、より幅広い活動へと輪を広げていっている。
昨年の3月にも店で河合さんの笑顔の写真展を開催させていただいた。今回はオーストラリアの先住民でありながら迫害され続けた悲しい歴史を背負うアボリジニの人々の伝統と文化を肌で感じたいと、フェステイバルに参加してきた。未だに差別という名の脅威にさらされ続けている現実を見据えながら、それでも自然の中で力強く逞しく生きているアボリジニの姿が伝わってくるようなパネルを13点ほど展示している。見ているうちにデジュリドウの音がどこからか聴こえてきそう。今朝、広島の家から夜行バスで東京に着き、昼過ぎまで店にいて展示をしていってくれた。河合さんのはちきれそうな笑顔も写真の中の子供たちに負けないくらい素敵!
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September 10, 2007
取材、原稿書き、大量のお弁当配達、注文のチーズケーキ作り・・・と、ここ数日間、ギッシリ詰まっていた仕事を一つずつ片付け、ようやく今夜は一段落。限られた時間の中で山ほどやらなければならないことが重なってしまった時は、山頂を見てどうしようと焦るのではなく、まず目の前にあることから取り組むようにしている。それもできるだけ丁寧に、心を落ち着けながら。
先が見えないことはやってもやってもなかなか達成感がないので、時には気が遠くなってしまいそう?になるけれど、一番、目の前にある仕事は目の前にある分だけ、やったことがハッキリわかるからだ。時間や数量のメドがたてばもう大丈夫。淡々とやっていたら、いつのまにか終わってしまった・・・そういう時間との向き合い方が一番、無理がないなあと思う。
私は中学の頃から母が病気だったので、ずっと家の食事を作っていた。学校の帰りにスーパーで買い物をして家族の食事を作り、夜に洗濯物を干した。当時の私は勉強が好きだったので、試験の前など早く勉強したかったけれど、家事を片付けるまでは教科書を開くことができない。時間がもったいなくて、鍋の横でも見られるように小さな単語カードに要点をまとめて、煮炊きをしている横で暗記した。
年齢の近い4人の子供たちの子育ても、夫は帰りが遅くほとんどアテにならなかったので、お風呂はいつも一人で4人を入れていた(これは想像するよりずっと大仕事!)。おまけに家でできる仕事をしようと、夜中は添削の仕事をしていた。下の子が4歳になった時から本格的に働き始めたので、いつも仕事と家事と育児の時間のやりくりに追われていた。離婚してからは生活していくために3つの仕事を抱えながら子供を育ててきた。
今、思うと、私の人生は本当にいつもいつも忙しかったんだなあと思う。おかげで時間のやりくりと、何があっても気持ちを切り替えてすすんでいくことがとても上手になった。だから今はどんなに忙しくても、あの頃に比べたらずっと楽だなと思う。
当時と今の最大の違いは、何かをやらなければならなくて時間に追われているのではなく、好きなことをやり続けていくために、どうやって時間をやりくりしていこうかと考えるゆとりが出てきたことだ。だからやらなければならないことが多くても、当時のような焦る気持ちはない。そのことだけでもかなり違うなあと思う。私は多分、やりたいことが人よりも多い人間だから、忙しくなるのは当たり前。できることなら時間のやりくりさえも楽しみに変えていくことができたらいいなと思っている。
今日はひえ粉を使って、ココナッツミルクのデザートを作った。この前作ったばかりの新しいレパートリーだ。ココナッツファインを全体にまぶすとかなりの量が必要になるので、今日は上からパラパラとかけただけ。素朴で優しい甘味が嬉しいマクロ仕様のデザートだ。こういう味は忙しい時にはとてもほっとする。
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September 09, 2007
富里市にある自然農法成田生産組合の方たちが学集会を開くので、70個のお弁当の注文をいただいた。30分以上かかる場所に配達するので、遅くとも11時には店を出なければならない。一度にこれだけのお弁当を作ったことはないので、昨日のうちに準備を始めておいた。冷蔵庫の中はもうこれ以上何も入らないというくらい下ごしらえしたものが積み込まれている。これらをうまくしまい込むのはかなりのコツがいる。
自分たちで作っている野菜でお弁当を作ってほしいというご依頼だったので、昨日の午前中に担当の方が野菜を持って来て下さった。最初は「今の時期、ジャガイモ、里芋、小松菜、シシトウ、キュウリくらいしかないよ・・・」と言われていたので、それらを中心に作るメニューを考えていた。ところがナスやオクラ、ゴーヤー、ピーマンなど野菜の種類が予定外に増えていた。持ち込んでいただいたお野菜は必ず料理に使いたいので、メニューを変更してさらにおかずを増やすことにした。
大急ぎで朝、東京から店に戻ってきて、7時ちょっと過ぎからまずは一人で準備を開始する。アリミちゃんもチエコさんもボランティアのヨウコさんも今日はみんな8時半には来てくれたので助かった。
結局今日のメインはタカキビのハンバーグのオクラあんかけ、小松菜としめじの菊花和え、ナスとシシトウの揚げ浸し、里芋の煮っ転がし、ジャガイモと人参、キュウリの豆腐ドレッシングサラダ、ピーマンと人参の味噌キンピラ、ゴーヤの素揚げ、花豆、大根の甘酢漬・・・といつもよりも品数の多いお弁当になった。
厨房ではお弁当箱が並びきらないので、ホールのテーブルの上にお弁当箱を並べて詰め込みに取り掛かる。私が作った料理をバットに入れて次々にお弁当箱に詰めてもらったのだが、おかずの量が多いので、3人がかりでやってもかなり時間がかかってしまった。70個と言えば、一度にお作りするお弁当の数としては最高記録だけれど、みんなで一致団結して?取り掛かったら予定よりも早く仕上がった。ずっと時間を見ながら手を動かしてきたけれど、最後には余裕を持って配達することができた。集まってくださった方たちが美味しいと喜んでいただけるように、野菜たっぷりのお弁当がご用意できたのではないかと思う。
午後もヨウコさんがずっと残って仕事を手伝ってくれたので、配達から戻ると私は午後から二階に行って原稿書きの仕事もすることができた。昨日、今日はいろいろな予定がタイトに集中してしまって、忙しかったけれど取材を終え、お弁当の配達が終わって、ほっとした。今日は久しぶりに早く寝よう。
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September 08, 2007
朝、定食の準備をした後、チエコさんに急きょ延長をお願いして、まだ日のある3時過ぎに稲刈りの取材に行ってきた。台風で日程がずれてしまい、どうしても土曜日のうちに取材をしておかないと、原稿の締め切りに間に合わなかったのだ。ミレーで人気のある美味しい多古米を作っている農家さんの田んぼに行ってきた。今年は日照時間が多く成育が早かったため、例年よりも稲刈りを始めるのが早かったそうだ。
稲刈りを待つばかりとなっていた田んぼに、台風9号が直撃したので、稲たちは大丈夫だろうかと心配だった。あの強風と雨に稲もやられてしまったのではないかと田んぼを見ると、ちょっと倒れている稲もあったけれど、ほとんどが元気よく育っていたので安心した。
今回、案内していただいたのは谷津田が広がる静かな田んぼ。「回りの農家さんは台風の前に稲刈りを終わられているので、この辺りで稲刈りが残っているのは家の田んぼだけだよ」と笑っていた。収穫を今か今かと待っているこうべを垂れた黄金色の稲穂は本当に美しい。稲刈り前の田んぼは私の一番、好きな自然の光景だ。夕方の光を受けて輝いている稲穂をそのまま手の平に乗せてみる。ここに命の源がギッシリと詰まっているのだ。
明日は70個のお弁当の配達がある。かなりの量だ。取材を終えて店に戻ったら、6時を過ぎていたのに、明日のお弁当の下ごしらえをチエコさんとイズミちゃんが残ってやっていてくれた。戻るなり私も準備の続きに取りかかる。夜は急きょ、用事ができて実家に泊まりに行くことに。明日の朝、早くに帰ってくるつもりだ。
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September 07, 2007
夕べ、関東地方を通過して行った台風9号。とても強いビュービューという音があちこちで聞こえてきて、中々寝つくことができなかった。かなりの強風に直撃されてしまったので、稲刈り間際の田んぼがとても心配だ。農家さんのビニールハウスは大丈夫だろうか。
朝のうちは強い風が残っていたので、ヒデコちゃんも遅れて出勤してもらうことになっていた。雨がやむのを待って私は一人で店の前に積もった葉っぱを掃き出し、植木鉢や外の看板などを元の位置に戻した。
会津にいる間にミレーから電話がかかってきて、豆乳チーズケーキとさつま芋タイルの注文をいだたいた。帰りの電車の中ではもうそれに向けての段取りを考える。昨日、重たい荷物を抱え、無事に家に帰宅して早々、まずは材料を揃えておかなくては・・・と雨の中、買い物に出かけた。
ミレーに納品する時は数がまとまるので、早め早めに作って冷凍しておかなければならない。郵送して納品するケーキだけれど、過剰包装はしたくないので、どのようにすれば一番、ゴミを出さず、形も壊れないだろうかといろいろ考えた。結局、アルミトレイの上でタルト地を作り、その上にフィリングを入れて焼くことにした。それをジップロックに入れて冷凍し、箱は使わずそのまま納品させていただくことにした。
今日、さっそく12台ほど豆乳チーズケーキを仕込んだ。写真は台となるタルト生地。全粒粉で作っている。午後になってお天気が回復してきてから、お客様もパラパラと来て下さったので、定食の支度をしながら、ヒデコちゃんと二人で仕込む。あっちもこっちも忙しく手を動かしていたら、遊びに来てくれたサッチーが見るに見かねて手伝ってくれた。
「ホントにエイコさんは帰ってくるなり、即、仕事が山ほどあるから、出かけてきた余韻に浸るヒマもないね~」とヒデコちゃん。今日はヒマで早く帰れそうだ?と決め込んできたのに、意外な忙しさに驚いていた。だけど、この忙しさがあるから、旅をしている時間が楽しいのだし、帰ってきてからずっとヒマ・・・だとしたら、もうどこへも行けなくなってしまう。月曜日までに取材を一本しなくてはならない。そして日曜日には70個という大量のお弁当の配達を注文いただいた。しばらくは仕事モードで、当分、時間のやりくりに終われそう。
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September 06, 2007
お待夜祭がようやく終わったし、実家の片付けもなんとか一段落したし(もちろんまだまだやることはあるけれど、取り合えず一階だけはかろうじて片付いた)、父も転院してようやく落ち着いてきた・・・。ここら辺でまたどこかにふらりと出かけたいなあと思って、お祭りの後、ちょっとだけお休みを入れておいた。本当は暑いうちに八丈島にダイビングをしに行きたかったのだが、台風が接近していたので諦めた。
でも気持ちはすっかり海に行くつもりでいたので、台風だとわかっても他に行きたい場所が中々思いつかなかった。それで急きょ、福島に住む友達タッコちゃんに会いに行くことにした。風楽にも青大豆や青しそを送ってくれている25年来の友達だけど、ここ数年、ずっと会えなかったのだ。さっそく電話をすると、今は病院でヘルパーをしているタッコちゃんは5日の朝には夜勤明けで体が空くから、10時頃、喜多方の駅で待ち合わせということになった。
何も考えずに軽い気持ちで約束したものの、喜多方に朝、行くためには前の日のうちに福島に行っていないと間に合わない。急に行くことを決めたのはいいけれど、さて、前日はどうしよう?車で那須に出てオーガニックのカフェを回ってから行こうか、いわき方面から行こうか、夜になってからいろいろルートを考えたのだが、朝、喜多方に行くには会津若松か郡山あたりに泊まらないと無理そうだということがわかった。
それで4日は会津若松まで行って、路線バスで市内を見て回り、夜は東山温泉に泊まることにした。写真は会津松平氏の庭園で「御薬園」と呼ばれている。当時の藩主が別荘を建て、その庭で治療に使えるよう薬草を栽培していた場所だ。現在では薬草の標本庭園の他、お茶室があったり、薬膳料理も予約で食べられるようになっている。静かないい場所だった。
次の日は電車で喜多方に出て、久しぶりに会えたタッコちゃんと合流。日中は一緒に温泉に浸かりながら、夜はタッコちゃんの家に泊まって、ずっと話し続け、食べる・しゃべる・浸かる三昧だった。
タッコちゃんの家は農家ではないけれど、お父さんとお母さんが野菜をいろいろ作っている。それで目下の悩みはとにかくお二人が野菜をたくさん作りすぎてしまうことだとか。毎日、野菜に感謝して食べたいのに、食べきれないほど野菜ができちゃうから、もう野菜に追われて大変~!とのこと。私からしてみたら贅沢な悩みに思えるのだけれど、田舎ではほとんどの人が野菜を作っているから、野菜をあげる人を探すのも一苦労で、結局、最後はダメにしてしまう。それがすごくもったいなくてストレスになっちゃう・・・のだそうだ。
それで私も野菜をたくさんいただいて帰ろうと思い、カバンの中に詰め込めるだけ野菜を詰め込むことにした。カボチャ2個、ゴーヤ5本、トマト8個、アスパラ、オクラ・・・何だか重たい野菜ばかりだ。喜多方は晴天で真夏のような暑さ。とても台風が来ているなんて思えなかったのだが、私が戻る頃には千葉県も暴風域に入ってしまった。この重たい荷物を持ってカサをさして果たして駅から歩けるのだろうか・・・・とちょっと不安になりつつも、たっぷりの野菜と共に大雨になる前に無事、帰宅することができた。
今回も台風と私は急接近。なぜか私が出かける時はいつも台風がやってくる。別れ際にタッコちゃんにも言われた。「今回は我が家にも突然、台風が上陸したわ~賑やかな台風だったこと!」。やっぱり私は台風の目?なのかもしれない。
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September 03, 2007
祭りの後の静けさ・・・?なのか今日は一日静かだった。宗吾霊堂の役員の方たちは朝から、大量に出されたゴミを仕分けしたり、お待夜祭と書かれた大きな看板を下ろしたり、商店街に吊るされた提灯をはずすなど、後片付けに追われていた。近くのお店の方たちも道路を掃いたり、ポスターをはがしたりなど、祭りの後始末。
私も朝、紙皿や出した道具などを片付けてから、定食の支度をし、その後は生ビールサーバーと生樽を車に積み込み、酒屋さんに返却に行った。これで今年のお待夜祭もいよいよ終了だ。いつもよりも人出が少なく店としてはひっそりしていたけれど、楽しいお祭りだった。これが終わるといよいよ秋だ。今日は晴れていて気持ちのいい一日だったけれど、風はもう秋の匂いがする。
昨日、サッチーが作ってきてくれた重曹で作ったお饅頭。店でもよく作っているけれど、わざわざ厨房のみんなのためにと、差し入れしてくれた。こんなにいっぱいデザートにもなりそうだね!って私が喜んだら、夜になってからもう一度、大量のお饅頭を持って店にやって来てくれた。「デザートにするならこっちを食べて!」と言う。なんと一度家に帰ってから、今日のデザートの分を作り直し、持って来てくれたのだ。
だけど車で来たら山車と出くわしてしまったので、車は通行止め。遠くの方に止めて重たい荷物を持って歩いて来たという。「重たくってもう死にそうよ~」と夜、厨房に入ってくるなり大きな声でしゃべり出すのは相変わらずだ。とんだ陣中見舞いで?とっても嬉しいけれど、こんなにいっぱい作るの大変だっただろうなあ・・・・。サッチーは手が早いから、何てことないのだろうけれど、忙しいし体も疲れているのに、わざわざ持って来てくれるなんて、その気持ちが何より嬉しい。
辛いカレーにコロッケを乗せて、厨房で夕食を食べていってもらう。今日のデザートにもしっかり使わせていただきました。サッチー、ご馳走様!
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September 02, 2007
昨日よりは晴れてきて肌寒さも感じない秋晴れの一日。今日こそは生ビール日和になるのでは?と期待しながら、朝、厨房に出ていった。また昨日のようにジャガイモを蒸してマッシュし、あわ、ひえ、きび、丸麦、アマランサスの五穀を合わせて炊いて、ジャガイモの中に混ぜてコロッケを作る。今日のジャガイモは全部、キタアカリなので、もっちりしていて混ぜる手にもジャガイモが粘りつく。
今日はサッチーとユキちゃんが遊びに来てくれたので、厨房の方の準備が終わった私は一緒にフロアでご飯を食べる。久しぶりに会っても楽しくて笑い通し!本当に昔の仲間に再会できる時間は懐かしくて嬉しい。サッチーはミョウガが大好きなので、タッコちゃんから送ってもらったミョウガをたっぷりお味噌汁に入れて、ちらし寿司の上にも散らして、食べてもらう。
でも肝心のお待夜祭の方の人出は今ひとつ。今日もスタッフ総出だったにも拘わらず、いつもの日曜日よりもずっとヒマで、みんなで山車を見ながら、店頭の椅子に座って焼きたてのジャガイモ団子と、サッチーが作ってくれたおまんじゅうでのんびりお茶を飲んで過ごす。何だかすっかりマッタリモードになってしまった。
今も夕方、手が空いたので、先にブログを書きにきたところ。今夜はこれから大忙しとなるかな?がんばらなっちゃ!やっぱりお祭りは賑やかで忙しい方がいい。
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September 01, 2007
今日はお待夜祭。朝から、あいりん堂さんのおにぎりを作り、五穀コロッケやカレーをたっぷり作っていたのだが、開店時間になっても準備がなかなか追いつかず、ちょっと焦ってしまった。作らなければならないモノが多すぎたのだろう。だけどその心配も杞憂に終わった。なんと今日は本当にお祭りの人出が少なくて、意外や意外、日中に忙しいという時間帯がなかったのだ。食事の準備が全部、出来上がってからも、みんなでゆっくり揃ってお昼を食べたり、お茶を飲んだり、ビールを飲んだりと、いつもよりもヒマなくらいだった。
祭りなので、アリミちゃん、ヒデコちゃん、イズミちゃんの他、長男の彼女である可愛いユウちゃんも厨房に入って、手伝ってくれた。肝心の長男の方は彼女を残して出かけてしまったので、私はユウちゃんと一緒に長男のことをあれこれ話せて、ちょっぴり義母の気分?になれた。初めて入った厨房だというのに、私とスタッフとの会話があまりにも可笑しくて?オバサンパワーに押され気味でビックリしていたようだけど、楽しく一緒に仕事をすることができた(・・・と私は思っているのだけれど)。近々二人で沖縄に移住したいと言っているので、「早く行ってちょうだい、遊びに行くからね!」とけしかけた。
夜はユウちゃんも浴衣に着替えて、帰ってきた長男と一緒にエビスの生ビールを売るのを手伝ってくれた。なぜか急に涼しくなったので、生ビールという感じにはほど遠くなってしまったけれど、チビチビやりながら仲良く二人で売り子をやってくれている姿はほほえましい。若い二人は一緒にいるだけで楽しいんだろうなあ・・・。
あんまりヒマなので、ちょっと店を抜け出して、ブログを一足先に書きにきたのだけれど、これからまた店に戻って、10時頃までは店頭でいろいろやっています。よかったらこれからでもお出かけくださいね!
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