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December 09, 2007

熊野三山と熊野古道

Dsc01880
かなりハードなスケジュールだったけれど、この土日で和歌山県の那智勝浦に行ってきた。世界遺産にも登録された霊験あらたかな聖地だ。かねてから一度は訪れたいと思っていた場所だったがなかなか機会がなかった。たまたま温泉巡りをしているグループの人たちが、今回、川湯温泉の巨大な露天風呂である仙人風呂と熊野古道のウォーキングに行くというので、いてもたってもいられなくなって同行させていただくことにした。
今から千年ほど前、宇多法皇の御代により、上皇たちは競って熊野御幸(くまのごこう)を行うようになったことが、庶民の間にも広まり、江戸時代には「蟻の熊野詣」と言われるほど多くの人が参詣した熊野信仰発祥の地である。その道は京都から始まり、大阪の天満橋より那智へと続く熊野古道と呼ばれ、人々は聖地である熊野三山を目指して歩き続けたと言う。
Dsc01887少しでも費用を抑えたかったので、同行メンバーの車に乗せていただき、土曜日の早朝5時半に都内を出発。浜松で降りて、伊良湖から鳥羽までフェリーに乗り、その後も高速を使って10時間後にようやく川湯温泉に到着。仙人風呂は確かに大きかったけれど、道路に面しているし人も大勢いるので、秘湯という感じではなかった。でも湯船の下にある石の間から熱々のお湯が常時沸き出ていてとてもよく温まった。
次の日は全国の熊野神社の総本山である熊野本宮大社をはじめ、熊野那智大社、那智の大滝を回り、熊野古道のほんの一部を歩くことができた。鬱蒼と茂った木立の中はとても荘厳な雰囲気で昼間でもひんやりとした空気が漂っていた。ただ大勢のメンバーと一緒だったので、自分一人になることはできず、ゆっくりとご参拝する時間は取れなかった。それに現実問題として気になるのは帰りの時間。東京まで10時間はかかるので、昼過ぎには出発しないと戻ってこられなくなる。当たり前のことながらのんびりはできなかった。
毎年、年末にはその年を無事に過ごせたことの感謝の気持ちをこめて、どこかの神社へご参拝しているのだが、今年は少し早いけれど、熊野にご縁があったようだ。それで引き寄せられるように出かけていったのだが、思っていた以上に移動時間が長く、かなりの強行軍になってしまった。結局、都内にあまり遅くに戻っても成田まで帰ってこられなくなるので、途中、名古屋で降ろしていただいて、新幹線に乗った。それでも帰ってきたのは12時過ぎ。
滞在時間よりも移動時間の方がはるかに長いハードな旅になってしまったけれど、ほんのさわりだけでも熊野の空気に触れてくることができてよかった。今度は時間をたっぷり取ってゆっくり古道を歩きたいと思っている。

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