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May 30, 2008

大豆たんぱくのクッキー

P1010947月末になると毎月、必ずしなければならないことがある。国民生活公庫の借入金の返済、リース代の支払い、家賃の支払い、スタッフのお給料の支払い・・・。これだけで多い時は60万円を越えてしまう。もちろん光熱費や材料の仕入れのお金は別である。60万円ものお給料を手にしたことはないけれど(これからもおそらくないだろう)、60万円のお金はいつでも支払っている。
日銭の入ってくる商売をやっていると、金銭感覚がマヒしてしまう場合があるから気をつけてと言われたことがある。商売を始めたばかりだと、どうやら、その日の売上がそのまま自分の収入だと勘違いしてしまう人が多いらしいのだ。OLだった人が飲食店を始めて人気が出たとする。仮に一日の売上の平均が5万円だったら、わずか数日で、自分の月給と同じくらいのお金を手にすることができる。一ヶ月もすればかなりの額になるだろう。でもいくら売上が多くても、そこから経費を引いた純利益というものはほんのわずか。にも拘わらず大金を手にしたような気持ちになってお金の使い方を錯覚してしまう人がとても多いのだそうだ。
私は贅沢をしないし、長年の貧乏暮らしが板についているので?たとえお金が手元にあったとしても、なかったとしても生活の仕方はほとんど変わらない。余りものや残りもの、もらいものを素直に喜び、お金を使わず楽しく生活していくことができる。ただ月末ともなると支払わなければならないお金があまりに多いので(またそれに見合うだけの売上がないので)、毎月、頭を抱えてしまうのだ。
でも5月は毎年、一年のうちでも一番、売上がいいので、今月だけは抱える頭も少しで済んで?ほっとした。今月でこの店を始めて7年目に入ったのだが、それだけやっても月末というのは相変わらず恐ろしく慣れることができない。7年やってもそうなのだから、お店のやり方が間違っているのではないかなと思うこともある。
でもこの前、お会いしたある飲食店の経営者の方も(私から見たらずっと多角的、かつ合理的に経営されている頭のいい方だ)月末はドキドキすると話していたので、何だか安心してしまった。経営者ってどこでもそんなものなのかもしれない。
むしろこういう時代にお店が細々とでも回っているだけラッキーなことだと思わなくては。たとえ現金の利益は少なくとも、心が得られるものは山ほどある。いい人間関係に恵まれ、気持ちよくいい仕事をさせていただいているのだから、幸せなことだなあと思う。
今日、焼いたクッキー。いつも定食のお惣菜に使う大豆タンパクの大きな袋の底に残っていた粉と割れたカケラ。それらをミキサーで砕いて細かい粉にしてレーズンと一緒にクッキー生地の中に入れて焼いた。小麦粉と同じくらいの大豆タンパク粉を入れたので、大豆たっぷりの栄養満点クッキーだ。袋の底に残っていたものが、一手間かけることでこうして甦る。そのことが嬉しい。

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Comments

ぽかたろうさんありがとう。初めまして。
「豊かな貧乏暮らし」・・・いいですね。本当にそういう暮らし方をしてみたいなあと半ば実践しながら?そう思っています。何でもお金に換算されてしまう価値観から自由になりたいという思いもあります。持っているお金の量だけで幸せを計るのではなく、どれだけ心に目に見えない宝物を積み上げていけるかが大切なんじゃないかなあと思っています。
でも人間として生きていく以上、執着から解放されることは中々大変だから、今日も迷いつつ・・・。
それでも夕陽の美しさに心打たれ、静かに今日一日の幸せに感謝しながら、一日の終わりを迎えられる毎日って素敵だなあと思っています。

Posted by: 風楽 | June 01, 2008 at 08:19 PM

 はじめまして、ぽかたろうと申します。初めてこちらのブログを訪問させていただきました。
 成田の駅で紫陽花祭りの広告を見かけて、どんなもんなんだろうと思い、宗吾霊堂+紫陽花で検索したら、こちらのブログが上位に来ていました。
 豊かな貧乏暮らし(矛盾した表現ですが)が出来たらいいな、と常々思っていました。実はそれが一番ストレスを感じない生き方なのでは、と思っています。なかなかそうも行かず、お金への執着が捨てきれないものではあるのですが。
 今年は、久しぶりに5月に故郷に帰って、山ウドとタケノコを自分で収穫しました。これが最高のご馳走だなと思った次第です。
 今年は、紫陽花祭りに出かけてみようと思っています。そのときは、お店にも伺ってみたいものです。
 以前、公津の杜に住んでいたときは、宗吾霊堂は散歩コースでした。その頃(4年前くらい)に1,2回はお店で昼食をとった記憶があります。

Posted by: ぽかたろう | June 01, 2008 at 06:43 PM

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