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June 19, 2008

骨董の小さな器

P1020172今日は7時頃より、厨房に出てお弁当作りを開始した。40個近くになると、さすがに早出しなければ間に合わない。定食のお惣菜も何もなかったので、お弁当の準備と平行しながら、あれこれと作り続けた。10時には出かける用事があったので、それまでに全てのものを作れるように時間を逆算して仕事を始めた。この頃、早朝からの仕事も多くなった。数量のまとまったお弁当の注文をいただけるのはありがたいことだ。
その後、店を抜け出し、友達の知り合いのお宅に古い器がたくさんあると聞いたので連れて行ってもらった。古いガラスでできたアイスクリーム入れや絵付けのお皿がたくさん飾ってあった。どれもとても可愛らしくて懐かしい匂いがする。昔のガラスは空気が入っていたり、ゆがんでいたり、カットが丸かったり、ガラスを薄くする技術が発達していない分だけ、形に柔らかさが残っている。だから時々、骨董屋さんで見つけると思わず買ってしまうのだ。もう充分に揃っているので食器はいらないと思うのだが・・・。古くて可愛らしいものを見つけると、ここで逃すともう二度と会えないかもしれないと思っているうちに手から離れなくなるのだ。
今日、伺ったお宅にはお店のようにたくさんの器が並んでいた。何十年も前から集めていたものだという。ちょうど紫陽花の柄の小さな器があったので、「今の季節にピッタリだなあ」と手に取っていたら、そこのおばあさまが「何かのご縁だから差し上げましょう」と突然、お声をかけてくださった。
とてもいただけるようなものではないのだが、あまりにサラリとさりげなく言ってくださったので、素直に喜びいただくことにした。家に帰って私の部屋にある古い文机の上に乗せてみた。とてもよく似合う。使い込まれた時間が甦ってくるようだ。どんな人が使っていたのだろう。何に使っていたのだろう。描かれている紫陽花の花を見ながら過ぎ去った日々に思いをはせる。自分の部屋で過せる時間は寝る前の数分くらいだが、一日の仕事を終えて眠りにつく自分の部屋にはいつも愛すべき小物たちを並べていたい。

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