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August 31, 2008

鍋で焼くチーズケーキ

P1020473私がお休みしていた昨日はとても忙しかったようで、久しぶりにシフトに入ったミエコちゃんは「ゴールデンウィーク以来の忙しさでした~」と驚いていた。土日はどちらかが忙しくなると、どちらかはヒマになることが多いので、8月最後の日曜日である今日はもしかしたらヒマかも?と思ったのだが、とても忙しかった。まだ1時をちょっと回っただけというのに玄米もすっかりなくなってしまった。大気の状態は相変わらず不安定だが、久しぶりにちょっと日がさしたせいだろうか。
お店が終わった後、夕方から友達夫婦が来てくれて、鍋で焼くチーズケーキの作り方を教えてくれた。フードプロセッサーで攪拌した種を、鍋に流し入れて焼くだけなのでとっても簡単。しかも美味しいという世話なしのチーズケーキだった。鍋のフタをしたままホタル火で作れるので、ケーキの台が乾燥することなくしっとりと仕上がるのが特徴だ。
最近、電磁調理器具とステンレス鍋で作る料理が面白くなってきた。いつもあれこれやりながら仕込みをしているので、ガス火だと焦がすことも多い。でも電磁調理器だとタイマーをかけてホタル火に近い火力で調理するので、加熱しすぎの心配がない。重ね煮は特に野菜が煮崩れることなく、ふっくら美味しく出来上がる。今まではガス火が一番だという思い込みがあったけれど、適度に文明の利器を取り入れることによって、よりスピーデイに美味しいものが調理できるようになるのだということが少しずつわかってきた。
料理は応用だから、新しいものを取り入れながら、いろいろアレンジすれば、もっともっと美味しく手早く野菜の栄養素を損失しない調理方法があるのではないかなと思う。まだまだ知らない分野なので、もっともっと勉強してみたい。

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August 29, 2008

スイカの収穫

P1020470野菜を買いに行きがてら、栗源の畑に立ち寄ってトマトとスイカを収穫してこようと早めに店を出た。ところが走っているうちにどんどん雲行きがあやしくなり、ついには雷と大雨になってしまった。畑に着いてからは車の中でもんぺに着替え、カサを用意し長靴を履いて小雨になるのを待った。ちょうど雨がやんだところを見計らって大急ぎで赤くなっているトマトを摘み、草をかきわけスイカを探す。先日、来た時に1つ持って帰ったのだが、それがちょうどよく熟れて食べ頃だったので、あと2つも収穫するつもりだった。ほとんど手をかけていない畑だというのに、立派に育った小玉スイカがゴロンと草の間に横たわっていた。たった一本の苗で受粉もさせないで、追肥も入れてもらえなかったにも拘わらず、3つも実らせてくれるなんて、何てえらい?スイカなんだろう。正直なところ、スイカは好きではないけれど、その健気さに感動してしまった。
帰ってからがまた大変だった。朝方もかなりひどい雷雨だったが、昼過ぎから日がさして蒸し暑い一日になったので、そのままお天気が回復するだろうと思っていたのだ。ほとんど一日中、窓を開けっぱなしにしている家なので、今日の夕方ももちろんそのまま。帰ったら家の中には水溜りがいっぱいできていた。バスタオルを広げて水を吸い取るのだが何回やっても取りきれない。洗濯物もビッショリだ。あ~あまたやってしまった。それにしても最近の雨はまるで熱帯のスコール。降り出したらあっという間にビッショリだ。
ラオスに行った時、スコールにあったことがある。いぐさの草履を濡らしたくなかったので、裸足で泥道を歩き、全身ビッショリになってホテルに戻った。舗装されていない道はあっという間に川のようになり、子供たちはその泥水で嬉しそうに遊んでいた。それを見ていた私も一緒に泥んこの仲間に入りたくなった。でもパスポートもあるし帰り道のこともあったので、さすがにそれはガマンしたけど。あれがホテルの前だったら、何の心配もなく一緒に泥だらけになっただろう。スコールそっくりな最近の雨を見ていると、東南アジアを歩き回っていた頃のことを思い出す。

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August 28, 2008

マクロ仕様の米粉ケーキ

P1020468今日もお弁当が約30個。配達のご注文をいただいた。昨夜になってからお弁当箱の数を確認したら、ちょっと足りないことがわかった。知らず知らずのうちに減っているのだ。でもお弁当箱がなくなってしまうということは、お弁当のご注文が増えてきたということだから喜ばしい。お弁当箱を何とかしなくてはと7時過ぎに家を出て、成田の市場(流通センター)に行き大急ぎでお弁当箱を調達してきた。そのまま厨房に入って玄米を浸水してある圧力鍋を火にかけ、ナスのあげ浸しやカボチャのサラダを作り始めた。
その後、あまり手際よく作りすぎたせいか?早くできあがってしまった。お客様は午前中に集まりがあって、その後にお弁当を召し上がるとのことで、配達は12時頃を希望されている。早く行き過ぎても仕方ないので途中からペースダウンをして、米粉のケーキを仕込んでから配達に行くことにした。今回はマクロ仕様のケーキでココナッツミルクやリンゴジュースやレーズンを入れて甘味をつけた。
米粉はスタッフのヒデコちゃんの種子島の実家から送ってきたものだ。出来上がってからあまりのむっちり感に驚いた。味は美味しいのだが、まるでお餅のような?ケーキになってしまった。ほとんど膨らんでもいない。ヒデコちゃんが言うにはもしかしたらモチ粉かもしれない・・・だって。早く言ってよ~!
米粉は値上がりしている小麦粉に対して、今、最も注目されている素材の一つ。街中のパン屋さんでも米粉パンの試作に懸命だ。そのねっとりどっしりとした質感を生かして美味しいケーキが作りたいなあと思っているけれど、普通の米粉100%だと中々ふっくらとした軽い仕上がりにはならない。もっともっと研究しなくては。

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August 27, 2008

お弁当の取材

P1020467毎週土曜日に新聞の折込と一緒に配布される「エリート情報」というタウン誌がある。地元のお店や空港周辺のホテルの宣伝などもあるが、記者が取材した北総地域でのイベントや面白い人の紹介など読み物があったり、個人やお店、サークルなどの文化的なイベント情報もかなりの数が掲載されている。風楽でやってきたコンサートやギャラリーのご案内など、何度も掲載していただいた。発行部数も多く、とにかく地域に密着しているタウン誌なのだ。
そのエリート情報がさらに「LOCAL」というカラー冊子を作成することになった。最初は不定期だったのだが、春頃から毎月発行となり、飲食店などで無料配布されている。ページ数が多くカラー装丁でカタログのような冊子のせいか、無料配布だなんて、ちょっと信じられない。風楽でも毎月、レジ下に置いてあるのだが、あっという間になくなってしまう。その10月号は『街でみつけた「手作りお弁当」特集』。もうタウン誌やフリーペーパーへの広告掲載はお金がかかるのでやめようと思っていた。でも企画の主旨が「食の安全に対する意識が高まる昨今、大量生産のお弁当ではない、安全でおいしい手作りのお弁当、飲食店で作るプレミアムなお弁当を紹介します」とあったので、それならば・・・とお受けすることにした。
実際にお弁当屋さんやお惣菜屋さんとは違って、本業はあくまでレストランなので、基本的にお弁当は取りに来て下さる方に限ってお作りさせていただいている(たまに数がまとまると配達することもあるが)。もちろん何百という大量の数のお弁当を作ることはできない。だからこそ、毎日の定食のおかずに準じて、ご要望に応じてメニューの決まっていない手作りのお弁当をお作りできるのだと思っている。
今日はその取材があった。いつものように器におかずが盛り付けられた定食と違って、撮影はお弁当箱一つで勝負。すごく難しそうだ。でも長い時間をかけて撮影していただいたので、出来上がりが楽しみ。もし反響が多かったとしても、それほど大量にはお作りできないのが残念だが、お店の存在を知っていただければ嬉しい。

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August 26, 2008

トマトの収穫

P1020465栗源で借りている畑に久しぶりに行ってきた。ほとんど行けないのに野菜たちは健気に実をつけている。中でもトマトが一番よく収穫できる。近くにあるわけではないので、収穫の適期を逃して、実がはじけて割れてしまったものや、落ちてしまったものなど数知れず。それでもまだたわわに実っているのだ。道の駅の苗売り場でもう折れてしまったからと隅っこに押しやられていたトマトの苗たちをダメもとで畑に植えたら生き返った。行くたびに大きな袋いっぱいのトマトを持って帰るることができる。ミニトマトだけでなく大きな桃太郎トマトも採れる。落ちていた小枝を添え木がわりにしているだけなので、先の方に伸びた蔓は添え木を通り越し地面を這っている。そこへカボチャと小玉スイカの蔓も進出してきて、もう狭い畑は野菜の蔓だらけで足の踏み場もない。それでも葉をかきわけ、蔓をよけながら野菜たちを探し出す。トマトは大きな袋にどっさり!小玉スイカはなんと3個もなっていた。カボチャも4つ収穫できた。先日はこれにピーマンとバジルが加わった。
でも全部がいい調子というわけではない。オクラは葉っぱが一枚も残っておらず、苗は一本の棒のようになってしまった。枝豆は実っているものの中味が全然育っていない。キュウリも2本採れただけで終わってしまった。
今待ちどおしいのは落花生とサツマイモとショウガ。もうすぐ収穫予定なのだが、いずれも土の中で育っているので、今どのくらいになったのか全く予想がつかない。早く掘り出したいな。それにしても自分で育てた野菜(ただ苗を植えただけでほとんど手をかけていないのだが)は愛おしい。ヒビ割れしたトマトも捨てられなくて、悪くなっているところを全部包丁でカットしてざく切りにしてサラダにした。甘くて味が濃くて美味しいトマトだった。来年はもう少し畑らしく整然と?育てたいと思っているのだが、反面、家の近くの畑でないと様子を見られないということもよくわかった。畑もできる家に早く引っ越したいなあ~!

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August 25, 2008

ごま擦り団子

P1020464友達から岩手県のお土産にごま擦り団子をもらった。何度か食べたことがあるのだが、この松栄堂のごま擦り団子は本当に美味しい。日持ちしないため冷凍で販売されているので、自然解凍してからいただく。日本では昔から餅の料理が盛んだった。お餅は元々、お酒と共に神仏にお供えする最高の供物として古代から重宝されてきた。今でもお祭りにはお赤飯を炊いたり、お餅をついたりする習慣が残っている。
東北地方では地元で収穫された小豆やくるみ、枝豆(ずんだ)、納豆、ごま、野菜などと、お餅やお米を組み合わせて美味しい和菓子が作られている。松栄堂のごま擦り団子は炒ったゴマに砂糖と醤油を加えてトロリとさせ、上新粉で作った団子の中にいれたもの。口に含むと甘いあんこがジュワーと出てきてとても美味しい。
松栄堂は岩手県で明治時代から営まれている老舗の和菓子屋さん。「地産地消」というよりも「地消地産」にこだわっているそうだ。それは近きもの喜びて遠きもの来る」という言葉が示すとおり、近きもの(地域のお客様)に喜んでいただける美味しいお菓子をご提供することによって、その評判が広がり、遠きもの(遠くのお客様)にも来ていただけるようになるという考え方だという。地元の食材や生産者さんにこだわり、美味しくて安心して食べられる和菓子を作り続けてきた老舗。
店主のこだわりが広がって、今では岩手だけでなく、全国のお店に発送しており、千葉県内でも買うことができると知って驚いた。とても美味しい和菓子なので何かの時にはどうぞお試しくださいね。

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August 23, 2008

キュウリとアマランサスのサラダ

P1020459今日は二十四節季の一つである処暑。暑さはまだ停まっているものの峠を越す時期だと言われる。立秋から半月後、作物がどんどん実り、台風の発生も多くなってくる。いつもならこの時期はまだ暑い盛り。でもここ数日とても涼しくなってきて、特に今日は処暑らしくしのぎやすい一日になった。スコールのような雷雨には慣れっこになったが、体がこの涼しさに慣れてしまうと、残暑のぶり返しが大変そう。
午前中はガラガラで本当にヒマだったが、昼過ぎからお客様がポツリポツリと来て下さった。近くの成田ニュータウンではこの土日にニュータウン祭りが開催されている。自治体が主体となって開催しているが、かなり規模が大きく、町ぐるみのお祭りとして地元ではすっかりお馴染みになっている。テキヤさんよりも子供会やサークルなどの模擬店が多く、とても和気藹々とした雰囲気。子供たちが小さかった頃はよく行ったが、もう何年も行っていない。毎年最後の土日にやっていたので、ニュータウン祭が終わると、いよいよ夏休みも残りわずかとなり、働き続ける母親としてはほっとしたものだ。
今日はアマランサスを炊いて、しょうがとにんにく、梅酢、醤油などで味をつけ、切り目を入れて塩でもんだキュウリと和えたサラダを作った。スライスアーモンドを香ばしく炒って加え、いつものキュウリがとても美味しくなってバクバクと食べられた。アマランサスの不思議なプチプチ感とアーモンドの風味がこのサラダの決め手かな。この時期はなす、キュウリ、ピーマン、ゴーヤ・・・ひたすら夏野菜ばかりなので、飽きないようにバラエテイに富んだ料理を絶えず研究していかなければ。
今夜はこれから易の勉強に東京まで行ってくる。土曜日だというのに集金が重なり、お財布の中は交通費のみで寄り道もできない。

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August 22, 2008

息子の事故のこと

P1020452三男が先月、仕事の帰りに小さな事故を起こした。電信柱を押さえているワイヤーに車の前輪を引っかけ、くるっと回って道路脇の畑に落っこちるというドジな自爆事故?だ。幸いケガもなく事故相手もいなかったが問題なのは車だ。前輪がグラグラになって動かせない。
そこへたまたま通りかかったキャリアカーの男性が声をかけてくれた。一緒に車を引っ張りあげてくれただけでなく、ご自分の車を代車用にと貸して下さった。その後、車をどうするかと相当迷った。その男性の知り合いの修理屋さんに見積もりをとってもらったら、30万円以上かかると言う。もう少し安くなる場所はないかと、今度は三男の仕事先の親会社である車屋さんに運んでもらって、見積もりをお願いしたら、やはり30万弱。事故を起こした車はまだ新しい。店にお手伝いに来てくれるヨウコさんのほとんど乗っていない軽を安く譲っていただき、ようやく分割で支払を終えたばかりなのだ。ただ肝心の息子はお金が足りず、その半分以上は私が立て替えている。つまり息子にしてみれば、まだ支払も終わっていない車なのに、モトも取らずにダメにしてしまったということになる。
結局、キャリアカーで運んで下さった男性にお世話になって、その車は廃車して安い中古車を買うことにした。この一ヶ月、お盆をはさんで身動きが取れないこともあったが、三男の事故処理には本当に振り回された。何しろ転職したばかりで給料もない状態なので、何をするにも親掛かり。
車の運搬費から、別に会社で借りた代車などが10万円以上かかり、今度の車の代金もある。それらを立て替えなければならないのはみんな私なのだ。今日がお休みだった息子の都合に合わせて、夕方から代車を返すため2台で息子の会社まで行ってきた。帰りに廃車する車を保管してある場所に行き、車内の荷物を取って、お世話になった男性に新しい車の代金をお支払し、車が届き、ようやく事故後の整理が終わった。
自分の不注意からすごい出費を親にさせてしまったので、三男はとても落ち込んでいる。普通の家だったら、大したことのない金額かもしれないが、私にとっては大金だ。息子の事故のことを今さら怒っても仕方ないとわかっていても、お金のやりくりにため息をつきながら、息子にはいつまでも文句を言ってしまう。一体何年かかったら返せるのかな・・・と下を向く三男。
元気でトラブルもなく過ごしていれば、何とか生活していけるけれど、何かあったら自分一人の肩に全てがのしかかるんだなと痛感した出来事だった。だけど車の問題を通して、最近、話す機会がめっきり減ってしまった息子とかなり密に話す時間が取れたのはよかったのかもしれない。お金のやりくりの大変さや何かあった時にいかに支出がかさむかということ、そして困っている時に見ず知らずの人が声をかけて助けてくれたことのありがたさを息子も痛感したことだろう。まあケガもなく明日からはまた自分の車で通勤できるのだから、とりあえず一区切り付いてほっとした。あ~あ。早くお母さん業から卒業したい!
写真は昨日の取材で作った山芋のがんもどき。

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August 21, 2008

お弁当配達

P1020450今日もお弁当の配達があった。30個。お馴染みのあいりん堂さんにお届けする。最近、お弁当をまとめて注文していただく機会が増えてきたせいか、30個と聞いても驚かなくなった。でもやはり個数がまとまると前日のうちにメニューを決めて、ある程度、仕込みをしておかなければならない。もちろん朝はいつもより早く厨房に出る。今日のメニューはトマトとナスのマリネ、キンピラごぼう、モロヘイアとおくらのゴマ和え、大豆タンパクのから揚げトマトソース、青大豆。生のトマトとセロリ、パセリ、玉ねぎ、にんにくなどをグツグツ煮込んで作った自家製のトマトソースがとっても美味しい。赤が入るとお弁当が途端に華やかになる。いつもいつもトマトがあるわけではないけれど、せめて夏の間は思いっきり食べたい。
今日はチエコさんと二人だけなので、開店時間前に配達を終えて大急ぎで店に戻ると、お客様が次々に来て下さって大忙し。ご飯も早々になくなってしまった。一昨日も忙しかったけれど、昨日はとてもヒマ。そして今日はまた大忙し・・・と一日おきに忙しくなったり?相変わらずお客様の数は全く予想できない。さて、明日はどうなるんだろう・・・?
夕方からはぐるっと千葉の取材。来月号の料理は落花生を予定していたけれど、生落花生がまだ手に入らなかったので、急きょ今回は山芋をテーマにがんもどきを作った。そして来年の8月号用にはゴーヤで麩と豆腐のチャンプルーを作った。日中、忙しくてレシピを書き上げる時間がなくて、スタッフの方が撮影後、料理の試食をしている間にメモ書きにまとめてお渡しした。あ~忙しい一日だった!

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August 20, 2008

具沢山の冷やし中華

P1020340お昼の賄いの時はあまり食欲がなかったので、お味噌汁だけにしてほとんど何も食べていなかった。そのせいか夕方、部屋の片づけをしていたら、急にお腹が空いてきた。それで今日はちょっと早めの夕食を作った。夕飯をわざわざ作って食べることはめったにないが、今日は冷やし中華がとても食べたかった。冷蔵庫に入っていた麺を茹でて、ゴマだれを作った。野菜は店の冷蔵庫にたくさんあるので、キュウリ、ナス、トマト、青ジソなをどザクザクと切って上に乗せた。6時前に夕食を食べてからブログを書くなんて珍しい。
今朝、大型ゴミの引き取り業者さんの宣伝カーが聞こえたので、息子の壊れた原付バイクを持って行ってもらった。ナンバーはとっくに返上し、廃車手続きもしてあるが、本体を捨てることができず、ずっと裏に置きっぱなしになっていたものだ。最近、とにかく片づけがマイブーム?なので、捨てられるものは何でも捨ててしまいたい。以前から軽トラで回ってくる業者さんの宣伝カーを聞いて、お願いしようと思っていたがタイミングが合わなかった。中には無料で持っていきますというアナウンスもあったけれど、それは廃品としても利用価値のあるものだろう。
値段を聞いたら、最初、8000円と言われたので、それじゃあ高すぎると断った。そのうち相手が値下げしてきてくれて、結局、5250円で話がついた。この価格が高いかどうか相場がわからないので、何とも言えないけれど、とにかくすっきりしたのでよかった。
着々と片づけをしているわりには、引越先が見つからない。今日もお一人、知り合いに心当たりがあるというお客さまがいらしたので、ぜひ詳しいお話をお聞きしてくださいとお願いしておいた。もう何年も前から古民家の南側の縁側に座って畑(庭)を眺めている自分の姿がずっとイメージの中に広がっている。こうありたい自分、こうなりたいと思う自分を強くイメージできたら、それはいつか実現できる。もちろんそれが自分にとって必要なことであればだ。ただし、自分が漠然とそこにいるのではなく、その自分に何ができるか、何をやらせていただけるかということが明確でないと夢は現実にならない。まだその方向が明確でないから、形になっていかないのだろう。自分の中でその答えを探っていくしかない。

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August 19, 2008

アレルギー除去食

P1020448今日もまたアレルギー除去食の定食をお願いしますというご予約をいただいた。昨日が私のお休みだった。だいたいお休みの次の日は一日厨房に入らなかった分だけ、朝、何を作ろうかなと迷うことが多い。でもアレルギーの除去食を作るとなれば、そうも言っていられない。昨夜のうちからメニューを頭の中で決めておいて、朝、厨房の入った時には迷うことなくすぐ作り始められるよう気持ちの段取りをしておいた。
卵、乳製品をはじめ、小麦粉、大豆、ゴマ、豆、米などアレルギーの品目がかなり多いので、いつもひえ醤油をご持参いただいて、いらしてから味をつけるようにしている。今日のメニューはサラダと煮物が一般の方と同じだったけれど、使う調味料は分けて作った。メニューは高きびのハンバーグトマトソースがけ、ひじきサラダ(梅酢とひえ醤油味)、ヒエとじゃがいもの煮物、ツルムラサキののりワサビ和え、キュウリのお新香。重ね煮のお味噌汁、紫イモとリンゴの茶巾絞り。
高きびのハンバーグはいつもなら小麦粉とパン粉、または山芋でつなぐのだが、今日はそれが使えないので、片栗粉を使った。形がなかなかまとまらず柔らかめのハンバーグになってしまった。トマトソースはトマトの水煮とにんにく、パセリ、セロリで作ったが、ケチャップもソースも醸造酢が入っているので使えなかったのでとてもシンプルな味になった。
早めに来ていただいたので、完全に食材を分けて用意することができたけれど、遅いご予約になってしまうと他の方とメニューと混同してしまいそうだ。下ごしらえしておいた野菜を別の容器に入れて後から調味料を使って味をつけたが、何個も何個もボールを用意して間違えないように気をつけた。だから出し終えた時にほっとした。その後もお客様が次々に来て下さって、すっかり用意したものがなくなってしまい大忙しの一日だった。

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August 17, 2008

おくらと蒸しナスのゴマ味噌和え

P1020447お盆が過ぎると夏の暑さもいちだんらくすると言うけれど、確かに今日の風は涼しかった。昨夜の大雨の後、熱気で淀んでいた空気が一瞬にして清々しいものへを変わっていった。そのまま涼しい朝を迎え、大気の状態は不安定だったが久しぶりに暑さも和らぎほっとした。今日もたくさんのお客様に来ていただき、お店は忙しかった。最盛期のオクラを6パックほど茹でて小口切りに。それだけでは量が少ないので蒸したナスの皮をむいて加えた。白ゴマを炒ってすり鉢ですり、味噌と煮切ったみりん、アーモンドのみじん切りと穂ジソで和え物を作った。ただゴマ和えにするよりも味にコクが出てとても美味しかった。
今月の始めに赤塚不二夫さんが亡くなった。「ひみつのアッコちゃん」は大好きだったが、「おそ松くん」のギャグは騒々しくてあまり好きではなかった。だけど私の子供時代、赤塚不二夫のマンガを読んだことのない人はいないくらい誰もが知っているマンガ家だった。亡くなってから新聞にも大きく追悼文が掲載されていた。葬儀の時のタモリの弔辞が感動的だったと話題になった。私はテレビを見ないので、その様子を知らなかったが、ネットに弔辞の全文が掲載されていたので読んでみた。個人的には赤塚不二夫とタモリの関係を全く知らないが、すごく気持ちの伝わってくる内容だった。誰の心にも素直にすーっと入ってくる言葉がある。その人の思いがありのままに伝わってくる時、それはどんな名文よりも人の心に響くのだと思う。
バカボンのパパはすぐに「これでいいのだ」と言う。何気なく聞き流していた言葉だったけれど、その一言に集約される世界観はとてつもなく広くて深い。ギャグの中に人間にとっての普遍的なテーマをお茶らけたようにちりばめ笑わせてしまう赤塚不二夫の才能。タモリの弔辞を読んでいて、赤塚不二夫ってすごい人だったんだなあと改めて思った。そして二人の関係がとてもいいなあと思った。家族、友達、恋人、親子・・・・いろいろな人間関係があるけれど、その関係に固執せず、お互いを尊敬し合い、大切に思い合える存在があれば、それが人の生きる拠り所になる。それをこそ「結縁」というのだろう。限りある人生の残り時間の中でどれだけ素敵な縁を結んでいくことができるか、弔辞を読みながら考えさせられた。

<あなたの考えはすべての出来事、存在をあるがままに前向きに肯定し、受け入れることです。それによって人間は、重苦しい陰の世界から解放され、軽やかになり、また、時間は前後関係を断ち放たれて、その時、その場が異様に明るく感じられます。この考えをあなたは見事に一言で言い表しています。すなわち、「これでいいのだ」と> タモリ弔辞より

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August 16, 2008

ヒエとトマトのサラダ

Dsc01135それにしてもすごい夕立だった。ちょうど買い物に行っている最中に降り出したので、車に乗る時も降りる時も雨にぬれてビッショリ!短時間でかなりの降水量になっただろう。あちこちで水害が起らなければいいけれど。
久しぶりにお店に活気が戻ってきた。お盆も終わり人が動き始めたようだ。やっぱり仕事は忙しい方がいいなあ。次々にやることを考えながら、手を動かし体を動かしながら仕事をしている厨房はとても気持ちがいい。ヒエを炊いてトマトと玉ねぎを加えて作った今日のサラダ。つぶつぶ感が美味しかった。
夕方、いらした顔見知りのお客様に「どこかに古民家のような物件がありませんかねえ~探しているのですが・・・」と何気なくお尋ねしたら、「あ、ちょうど成田に一軒、古い物件があって、何かに使えないかなという話がありますよ」と即答。なんだかとても興味があるなあと思っていたら「なんなら今からご案内しましょうか?」と言って下さった。何でもいいか見てみたい。ちょうど最後のお客様だったし、閉店時間にも近かったので「ぜひお願いしますっ!」と私も即答。アリミちゃんに「ちょっと出かけてくるから、後をお願いね~」と言い残し、お客様の車に乗せていただいた。竜台という成田市のはずれで利根川のすぐ近くに物件はあった。
成田市内とは言え、かなり遠い場所だったが、茅葺屋根の昔ながらの古民家だった。ただかなり傷みの激しく、土台も傾いているので、個人では修復するのが大変そうだった。古い家に住むことにはそれほど抵抗ないけれど、茅葺も擦り切れて、屋根として機能していない状態だとちょっと難しそう。この建物は、古民家を保存するNPOの指導の元、建築を専攻する学生さんたちと一緒に実習しながら修復するかもしれないとのこと。利用するというよりも保存することが目的なので、いずれにしてもすぐ使える状態にはならないようだ。わざわざお時間を取って案内してくださったお客さまありがとうございました。
私としては今年中にこの周辺の畑付の家に引越をしたいと思っているので(ああ・・・あと4ヶ月しかない!!)今、あちこちにお声をかけているところだが、成田周辺で何か物件をご存知の方がいらしたら、どうぞ教えてくださいね。不動産屋さんを通すよりも人のつながりの中でいい物件に出会えることができたらいいなあと思っています。

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August 15, 2008

しいたけのもちきびフライ

P1020444先日、水戸の友達と栃木に行った時、途中の農産物直売所で原木の椎茸を見つけた。近くに原木椎茸を作っている生産者さんがたくさんいるようで、椎茸は特産品の一つになっていた。もちろん買って帰り店で使うことにした。原木椎茸は香りも強くてとても美味しい。椎茸に炊いたモチキビを乗せて衣をつけフライにするのが好きだ。人参と玉ねぎ、椎茸の軸をみじん切りにしてごま油で炒め、炊き上がったモチキビと一緒に混ぜて具にした。
今日はお盆の送りの日。今年のお盆は結局、お店を一日だけお休みして、あとの2日間は営業したけれど、お客様はとても少なかった。やはりこの時期は帰省される方が多いのかもしれない。来年はお盆を無理して開けずにお休みさせていただこうと思う(だけど私の実家ではお盆は特に何もしないし、旅行へ行くにも飛行機代が高いし混雑するので、お盆休みには出かけられない。どうせお休みするなら他の日がいいなあ・・・なんて思ってしまうのだが・・・)。
今日は店を閉めてからどこにも出かけず、ほどいてあった着物を適当に切って、夏用の服をチクチクと縫い続けていた。夜になってから針を持つと暗くて縫いづらいので、縫い仕事は夜なべではなく、明るい時間に限る。もうすぐ完成しそうだ。薄手の正絹は古い着物でない限り、とても柔らくて丈夫なので縫いやすい。指貫もいらないくらいだ。自分で着る分には縫い代が曲がっていようが、適当なカットであろうが、夏物だったらほとんど気にならない。生地の上に適当に線を書いて、ザクザクっと切って、襟ぐりと袖口をバイヤスでくるめば、簡単なブラウスができあがる。最近、針を持つのが楽しくて仕方ない。今日も自転車で走ろうか・・・と一瞬、思ったけれど、その後、疲れて針を持つ手が震えそう?なので自粛?した。

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August 14, 2008

夕方のサイクリング

P1020443珍しく昨日は臨時休業日。たった一日お休みしただけでも仕込みが途切れると、朝の仕事がゼロからのスタートになって、いつもよりも時間がかかる。おまけに今日は朝10時半にはお弁当を取りにいらっしゃる方のご予約をいただいたので、早々と準備しないと間に合わない。なので今朝は早めに厨房に降りて仕込みを開始した。
お盆の人出は全く予測できず、今日は一体どうなるのだろうと思っていたが、お弁当をお作りした後は、数名の方がお食事にいらしただけでとてもヒマだった。
3時頃、もうこれ以上はいらっしゃらないだろうなあと思って、早めにお店を閉めることにした。この辺りのお盆は帰ってしまう人と、帰ってくる人が混在しているので、人の動きが読めないのだ。商店はお休みのところが多いけれど、繁華街などは混み合っていたり、もちろん場所によっては道路も大渋滞だ。
夕方、自転車に乗って印旛沼周辺を2時間くらい走ってきた。ちょうど太陽が雲に隠れて涼しくなってきたところだったので、走るにはちょうどよかった。甚平衛大橋をわたると印旛沼を周遊できるサイクリングコースがあるので、そこも少し走った。ただ北総公団線が成田空港まで延伸する予定なので、今まで一面に沼が広がっていたのどかな風景も一変してしまった。高架の工事が始ってあちこちに橋げたが作られているのだ。
今日は特に行き先を決めていなかったので、適当に脇道に入って今まで車では通ったことのないような場所にも行ってみた。すぐ近くなのに、ちょっと道から入っただけで林が広がっていたり、畑があったり・・・。車で走っているだけでは出会えないような場所をいろいろ発見することができて面白かった。
それにしても行きはよいよい帰りは怖い・・・印旛沼をわたった後の急坂は自転車では全くお手上げ状態。仕方なく押しながら帰ってきたが、さすがにたっぷり走った後に自転車を押して坂道を上るのはしんどかった。かなりハードだったけど、汗をビッショリかいて心地よく疲れた。今夜はよく眠れそう・・・。

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August 13, 2008

鮎の塩焼き

P1020440連休を利用して水戸の友達の家に泊まりに行ってきた。彼女も仕事をしているのだが、ちょうどこの2日間はお休みだったので、今日は一緒に出かけることにした。栃木県馬頭温泉にまで足を伸ばし、帰りは那珂川のヤナに立ち寄り、鮎の塩焼きを食べてきた。栃木県の那珂川は鮎釣りでも有名な場所で今も清流が残っている。
お盆の初日だったので、午前中に行った温泉はガラガラで、とてののんびりと露天風呂に入ることができた。露天風呂からずっと那珂川の流れが見下ろせる。川を見ているうちに鮎が食べたくなったのだ。お蕎麦でも食べて帰ろうと話していたのだが、温泉の人に鮎の食べられそうなヤナを教えてもらい鮎を食べに行くことにした。川の一部をせきとめ、そこで鮎を捕まえて炭焼きにして食べさせてくれる場所をヤナと呼んでいる。
鮎は川の近くに行かないと中々食べることができないので、久しぶりに美味しい鮎を食べることができた。夏の間は食べる場所を広く用意しているようで、建物の外にもテーブルと椅子がたくさん並べられていた。川に沿ってとても広い敷地だったので、家族連れが大勢いたけれど、それほど混雑が気にならなかった。私たちも屋外の席に座って、川から吹いてくる風に吹かれながら鮎の串焼きを頬張った。驚いたのは鮎の値段が高いこと。しかも天然モノだととても小さい。鮎の塩焼き定食が2000円もする。鰻も売っていたけれど、うな重の方が安いくらいだ。でも炭でじっくりと焼かれた新鮮な鮎は独特の美味しさ。枝豆やとうもろこしやお新香などもパックで売っていて、まるでお祭りの縁日のよう?だった。暑くても水辺の前で食事ができるのは、涼しげでとてもいい気持ち。友達ともゆっくり話せて楽しい一日だった。

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August 11, 2008

夏休み

P1010336年中無休の風楽ですが、13日(水)は都合により臨時休業させていただきます。申し訳ありません。

個人的には今日、明日、シフトで私のお休みを入れてあるので、13日の臨時休業を含めるとなんと3連休!
今日は朝から家の大掃除をして、2階のギャラリー部分の片づけを少しした。まだまだ処分するものがありそうだ。本当はクリーンセンターにゴミを持ち込み捨てに行き来たかったのだが、途中で時間がなくなってしまった。午後からは友達と「ヒーリングヴィラ印西」に行ってきた。温泉に入り、岩盤浴とサウナで汗を流し、ランチを食べて半日ゆっくり過ごしてきた。いつもは一人で行くのだが、友達と一緒だとサウナも話しながらなので、少しは長く入っていることができた。
その友達はサウナに入った後、すぐに水風呂に飛び込む。それを繰り返すことによって、自律神経の働きが活発になっていくと言う。一人だったら絶対に水風呂に浸かることなんてできなけれど、友達があんまり気持ちよさそうに入っているのを見ていたら、ついつられて入ってしまった。だけどやっぱり冷たくて長くは浸かっていられなかった。水風呂とサウナの間をキビキビと出たり入ったりすり友達に釣られて?私も動いたが、やっぱり真水は冷た~い!久しぶりの3連休は私にとっての夏休みだ。8月はいつもよりお休みを多く入れることにしたので、自分の時間も取れそうだ。どこかに行こうかとも考えたけれど、この3日間は近場で友達に会いながら過ごす予定。

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August 10, 2008

お弁当の配達

P1020438最近、お弁当のご注文が多くなった。20個以上だと準備に時間はかかるけれど、集中して仕事ができるのでやりがいがある。今日も20個近くご注文をいただいたので、朝早くから玄米を炊いて配達に行ってきた。今日は暑さがちょっと一段落したせいか、店もわりと忙しかった。この頃、ずっと暑いのでお客様の数も少ない。ニッパチとはよく言ったもので、寒すぎる2月と暑すぎる8月は飲食店にとって厳しい時期だ。
ミエコちゃんから自転車をもらった。この前、自転車通勤をしているミエコちゃんの自転車に乗せてもらったら気持ちよかったので、私も急に自転車がほしくなった。ダンナさんのお父さまが自転車の整備をしていらっしゃり、時々中古のものが手に入るのだそうだ。中古と言ってもちゃんと整備されているし、ピカピカに磨かれているし、ライトもカゴもついているので、そのまま乗れる。昨日の夜、鍵を買いに行って、さっそく今日は初走行。ちょうどレジのレシートロールがなくなってしまったので、富里にあるジョイフル本田まで行くことにした。
こちらに住んでから私は自転車にほとんど乗っていないので、自転車にとっての道路状況がわからない。だから初めて乗る自転車でちょっと遠すぎるかも?と思いつつ、ペットボトルに水を入れ、草履を靴に履き替え、リュックにお財布とタオルを入れ、覚悟を決めて?出発した。
渋滞の車の列をスイスイと通りぬけながら自転車は快適に走った。だけど思っている以上にアップダウンが激しくて、上り坂ではヒーヒー言いながらペダルを踏み込んだ。いつも車で走っている景色が全く違って見える。下り坂は風を体に感じてとても気持ちいいのだが、上り坂はもう地獄だった。
買い物を済ませて店に戻ってきた時、足はガクガク息はハアハア・・・正直なところとっても疲れた。だけど当たり前のように乗っている車から降りて、自転車で買い物に行けばガソリン消費量は減らせるし、運動不足も少しは解消できそうだ。すごくいいじゃん!
これからはもっと自転車に乗ろう!そう思いながら、買って来たレシートをレジにセットしようとしたら、なんとサイズが違っていて入らない。ガーン。もう一度、ジョイフルまで自転車で行くのか・・・?と思ったら先ほどの決意はみごとに消え失せ、急に恐ろしくなって、幅の合わないレシートロールを何とかして使えないかと考えた。そうだ。ハシを鋸で切って同じ幅にすればいいんだ。そこで小さな鋸でロールを切り始めた。でもコロコロ転がるので中々うまく進まない。30分ほど格闘し、ようやく切り落とせた時には、もう腕までガクガクになってしまった。期せずして足だけではなく腕まで酷使してしまった今日の大仕事。明日の筋肉痛は必至だな。

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August 09, 2008

新米ご飯

P1020435ヒデコちゃんの実家である種子島から送ってきた新米を分けてもらった。家の米びつには息子たち用の白米がほんの少し残っている。かなり前に買ったものなので、すっかり古くなってしまった。息子たちは仕事が忙しくて帰ってくるのが遅いので、家でめったにご飯を食べなくなった。だから中々お米が減らないのだ。でも新米だったら夜中でも食べたくなるかもしれないと思って、夜になってから鍋と電気の調理器具を使ってご飯を炊いてみた。ふっくらピカピカのご飯が出来上がった(写真は暗くてあまり美味しそうに写ってないのがショック)。やっぱり新米は美味しいなあ~!白米を食べる機会が少ない私も新米につられてついつい食べ過ぎてしまった。
今日は易占コーナーの日で澤 萃花さんが店に来てくれた。易占の日はいつも店を閉めた後、みっちり2時間、易の個人授業を受けているのだが、まだまだわからないことだらけ。64卦が全く覚えられないのだ。記憶力がないのは今に始ったことではないけれど、最近では理解力まで衰えているようで?習得するまでの道のりは長そうだ。もっとも64卦の意味を全部理解したとしても、易の世界ではようやく入り口に立てたくらいだ。易は奥が深くて難しいから、おそらく一生かかっても勉強しきれないのだろうなあ。老後は畑で採れた野菜で美味しいご飯を作りながら、古民家で時々筮竹を握っている怪し気で楽しいおばあさんになるつもりなんだけどなあ・・・。そのイメージをずっと抱き続けて細く長くがんばらなくては。願わくば、もう少しアタマの老化していくスピードがゆっくりでありますように・・・?!
それにしても天、沢、火、雷、風、水、山、地の8つの自然現象を二つ組み合わせ、一つ一つ意味を持った卦を読み解いていくことで、人生の指針が得られるのだから易って本当にすごいなあと思う。

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August 08, 2008

レイコちゃんの結婚祝

Australia011_s1以前、スタッフをしてくれたレイコちゃんがオーストラリアの彼氏と結婚することになった。昨日、彼氏が迎えに来て、14日に二人揃って日本を発つ。これからブリスベンで暮らすそうだ。しばらく会えなくなるので、結婚のお祝いを兼ねて、風楽で持ち寄りの食事会をすることになった。夕方、店を閉めてから、ヒデコちゃんとチエコさんと遅れてきたアリミちゃんとレイコちゃんと彼氏と私の全部で6人。ワイワイと話しながら、みんなで楽しく風楽のご飯を食べた。
ヒデコちゃんは故郷の種子島から送られてきた新米をおにぎりにして持って来てくれた。もうそんな季節になるんだなあ。日本列島が南北に細長いということを実感する瞬間だ。チエコさんは風楽で覚えたケーキを作って持ってきてくれた。
レイコちゃんとは本当にいろいろよく話した。深く自分のことを見つめ、一生懸命考えながら生きている人だから、ただの世間話だけではなく、お互いにとって必要な気付きのためのヒントがいつも会話の中にあった。私にとってもレイコちゃんと話すことは自分を振り返ることができるいい時間だった。生きていく上での大切なことをいつも確認しながら、出会ったことの必然性のようなものを感じていた。風楽である時期、一緒に仕事をするということは多分、そういうことなのだろうなと思う。
人生はいろいろ。ある時期に起った出来事を必ずしも幸せだとは思えないこともあるだろう。重たい石が自分の心の中に投じられ、大きな波紋が生まれる場合だってある。何もなければ静かに淡々と過ぎていったかもしれない生活の中に投げられたその石をどう受け留めるのか。それによって、随分、人生が変わっていくような気がする。
いつもこうありたい自分の姿を思い描きながら、それを信じて、決して諦めなかったレイコちゃんだからこそ、今日、この日を迎えることができたのだろう。幸せになってほしいと心から思う。レイコちゃん以外、英語が堪能な人がいないので、私たちの会話を一生懸命聞こうとしてくれても、理解し切れなかった彼氏には申し訳ないなあと思いつつ、ついつい自分達の話に夢中になってしまった。
お店をやって7年。本当にいろいろなスタッフと出会い、交流し、巣立っていった。その度にいつもほんの少しの寂しさを感じてしまうのだけれど、幸せへ向かって次のステップへと歩き出す門出なのだから、心から笑って見送りたいと思う。

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August 07, 2008

トマトの水煮

P1020432お客様から減農薬の美味しいトマトをいただいた。露地で栽培されている完熟の美味しいトマトだ。ちょっと傷がついていたり、虫食いがあったりするだけなのに、出荷できなくなってしまうハネダシのトマトだそうだが、とにかく真っ赤に熟れていて美味しい。
量がとっても多かったので、皮をむいでザクザクと刻んでさっそく水煮にした。水は一滴も加えていないから、正真正銘のトマト100%!そのままトマトの水分でじっくりと煮えていく。これを冷やしてから冷凍しておくとカレーやスープを作る時に利用できる。家で食べるトマトのパスタにも役立つ。適度な酸味があって香りがよくて美味しいトマト。ちょっと前に「今年はトマトをあまり食べていないねえ~」と厨房で話していた矢先だった。毎年、農家さんに取材に行ってハネダシのトマトをコンテナいっぱいいただいて来た。そういう時はトマトを惜しげなく使うことができて嬉しい。
トマトがたっぷりある時に登場するメニューはトマトのザク切りと玉ねぎのみじん切りを炒めて、オートミールを加えてコロッケにした。水分が多くて柔らかすぎるので、丸めるのが大変だけれど、柔らかければ柔らかいほど口に入れた時の感触がジューシーになるコロッケだ。

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August 06, 2008

レンズ豆ボール

P1020428モロヘイヤをたっぷり食べているとああ夏だなあ・・・と思い、この季節ならではの暑さを強く実感してしまう。この時期、青菜の種類が限られてしまうので、モロヘイアやピーマン、ゴーヤは青いもののお惣菜として大活躍。今日はモロヘイアを茹で、レンズ豆も茹でて、フードプロセッサーでペースト状にして合わせた。そこへクミンで油に香りをつけて、玉ねぎと人参のみじん切りをよく炒め、ペーストと混ぜ合わせる。それを丸めて油で揚げるレンズ豆ボールを作った。
塩だけでも美味しいけれど、彩りにもなるので赤いケチャップを上からかけて、さらにとうもろこしを茹でて、芯から粒を取ったものをパラパラと振りかけたら、赤、黄色、緑色ととてもカラフルなメインデッシュが出来上がった。何も知らずに食べると、とてもモロヘイヤやレンズ豆が入っているとは思えない。だいたいの方は「じゃがいもですか?」と質問される。本当に黄色のじゃがいものコロッケの中味?に似ている。素揚げなので、コロコロとしていてとても可愛らしい。
暑い日が続いている。最近の雨はちょっとでも降り出すと、急に土砂降りになってしまうことが多い。昨日もそうだった。海や川や渓谷・・・どこに行っても人のいない場所を探して散歩するのが好きなので、こういう急な天候の変わり目はとても危険だなあと思う。パラパラ来た時はさっと引き返すくらいの習慣をつけて気をつけなければ。水ビの事故は怖い。
*今年はお盆休みはありませんが、13日だけ、臨時休業させていただくことにしました。ご了承ください。

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August 05, 2008

お鍋で焼くケーキ

P1020427友達がいつも使っている調理器具と鍋を貸してくれた。ステンレスのお鍋とそれに合った調理器具だ。電気を使うけれど、IHとは違って電磁波がとても少ないそうだ。二つを組み合わせて使うと、ご飯やケーキや揚げ物が驚くほど簡単に美味しくできると言う。とても便利でスピーデイ、そして電気代も安いので、今では彼女の家は、ガス台の上に板のようなカバーを置いて、2台の調理器具を並べ、ほとんどそれで料理しているそうだ。
私も自宅用にステンレスの多重構造の鍋を持っているけれど、最近、家ではほとんど料理をしないので(店の余りモノを少しずつ食べている)、それらはシンクの下に置きっぱなしになっている。でも私は調理器具や道具や料理がとても好きなので、興味を持っていたら、ぜひ使ってみてとわざわざ店に持ってきてくれた。ラッキーなことにしばらくの間、貸してくれることになったのだ。嬉しくて、初日はそれで炊き込みご飯を作ってみた。専用のレシピ本もあったのに、取扱説明書同様、それらを丁寧に見るのが面倒な私は、道具の使い方も完全に把握していないクセに(もちろん基本的な使い方は教えてもらったけれど、まだ自分のものになっていない)、いきなり自己流で作り始めてしまった。ガス台の上で鍋で白米を炊く時と同じ要領でいいのだわ・・・と勝手に解釈し、適当にエビとネギとお醤油と出汁を入れ、スイッチをON。沸騰したらとろ火にして(とろ火がどのモードか確認もせず!)、まあ10分くらいかなとタイマーをセット。その間に別の仕事を片付け、ご飯の炊けるのを待つ。そろそろ蒸らしも終わった頃だろうとフタを開けると、なんと中味は半分透明のご飯!(つまり火が充分、通っていないということ)。それに適当に水を入れて、再加熱し、何とか食べられる状態になったけれど、せっかくのエビが台無しに。あーあ。やっぱり基本情報くらい把握していないとダメなんだと反省・・・。
それで今朝はちゃんとレシピに書いてある分量どおりに、お店のデザート用のケーキを焼くことにした。生地を流し込んだはいいが、ハテ?分量が倍になったら一体、何分、加熱すればいいのだろう?慌てて友達のケータイに電話する。賢い彼女は手元に機材がないのに、どのモードでどのくらいだよと適切なアドバイスをしてくれた。大きなフライパンで焼いたので、ちょっと時間はかかってしまったけれど、おかげで美味しいカボチャケーキが完成した。
でもあまりに無謀な私にあきれ果てたのか?急遽、ご飯の炊き方を教えに来てくれることになった。そして丁寧にわかりやすく初心者に向けての使い方を説明してくれた。私は料理の仕事をしているし、しっかり使い方の説明も他で見てきたから大丈夫・・・だなんてタカをくくっていたのが失敗のモトなのだ。確認せずに動き出し、何とかなるさという甘い見究め。これは私の行動パターンの一つだ。もちろん何とかなる場合もある。でもそれには基本的な土台があることが前提だ。でもこれで少しは鍋の特性がわかったので、それを生かしながら、しばらく鍋料理を研究してみよう。

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August 04, 2008

レシピの整理

P1020425このところ、古い書類を引っ張り出しては整理をしている。料理レシピについては、昔から料理が好きだったこともあって、やたらと多い。ノートに簡単なメモを書いたものもあるが、大半のものは切り抜いて、料理する時に濡れないようクリアファイルにはさんである。ただ古いものについては、単に目についた週刊誌や月刊誌の料理特集を切り取っただけのものも多い。例えばミントゼリーなんていうとても簡単なレシピが掲載されているページを、ご丁寧に切り取って、わざわざA4版のファイルに入れてあったりする。
今となってはいらない情報も多いし、レシピを見て作ることはあまりないのだが、カラー写真の切抜きを見ていると楽しいし、いろいろなことを思い出す。でもあまりに量が多いので、必要なものだけを残してコンパクトにまとめることにした。何しろクリアファイルだけで20冊くらいあるので、せめて半分くらいの量に減らしたい。
そう思って、ちょこちょこと捨てたり切ったりを繰り返しながら、整理している。集めてきたわりに、今までじっくりとファイルをめくることはなかったけれど、20年前にこんなレシピがあったの?と驚くようなものも入っていたりして、ページをめくるのが面白い。整理しているうちに料理のレシピって、もしかしたら、ちょっとした財産かもしれないなあと思った。なんせインターネットのレシピサイトで気軽に検索・・・なんてことができなかった時代の産物だ。懐かしいやら可笑しいやら(なんでこんなレシピまでわざわざとってあるの?という意味で)。
新聞や雑誌など世に流通している紙媒体は多種多様に存在するけれど、その中でまず、何を選んで読むかということも一つの選択だ。さらにその中から興味のある料理を切り抜くというのは、全くのその人の好み次第。だから言ってみれば個人のレシピ切抜き集というのは世界でたった一つ、私自身によって編集された本のようなものだ。
そう思いながら整理していたら、服の好みが変わっていくように、食べ物の嗜好も変化し続け、必要なものと必要でないものとに別れていく・・・まさにそれは個人の歴史そのものだよなあと妙に感慨深くなってしまった。ひょっとして家族のアルバムと同じくらい価値のあるもの?なのかもしれない。やはり無下には捨てられない。うーん困った。まだまだ時間がかかりそうだ。

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August 03, 2008

豆腐とココナッツのアイスクリーム

P1020422ここ数日、ヒマな日が続いていたけれど、今日はオーダーが集中することもなく、途切れることもなく、いい感じで忙しくなってほっとした。毎月、月末から月初めにかけては家賃と公庫の借入金の返済、そしてアルバイト代の支払があるので、いつも通帳の残高とにらめっこ。自営業をやっている限り、月末はいつもハラハラドキドキ。いつになったら、気兼なく月末が迎えられるのかなあ・・・と思いつつ、これも自営業者の宿命だよなあ・・・と妙に納得したりもしている。
サッチーが久しぶりに遊びに来てくれた。ご近所で有機農業をやっている農家さんの野菜をどっさりとお土産にして。長年連れ添ったダンナさんが病気になって10年近く。ずっと家計をあずかり苦労の耐えなかったサッチーだけど、いつも明るく逞しく笑いにあふれていた。4月にダンナさんを見送り、その片付けに追われていたので、ずっとどうしているか気になっていたが、また持ち前の賑やかさと元気さを取り戻し、姿を見せくれたのでほっとした。
サッチーの話にはいつも笑いっぱなし。苦労をいつも笑いながら語り、苦労とも思わない逞しさにいつも励まされる。泣くことよりも笑うことの方がずっと努力が必要だ。だけど、笑う角には福がやってくると言われているのだから、どうせなら泣くよりも笑って生きていけるといい。大声でガハハと笑いながら、いつもしゃべり続け、そして手を休ませることなく美味しい料理を作ってくれたサッチー。困っている人を見たらほっておけなくて、自分のものをなくしてでも人に何かをあげてしまうサッチー。肝っ玉母さんってきっとこういう人を言うんだろうなあ。サッチーを見ていていつもそう思う。
デロンギのアイスクリーマーで砂糖も生クリームも使わずにマクロ仕様のアイスクリームを作ってみた。ココナッツミルクと豆腐がベースだ。だけど凍らせたらカチカチになって、クリーミーさが欠けてしまった。まだまだレシピを改良していかなければ。動物性のものを抜きにしてなめらかさを出すのは難しい。

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August 02, 2008

本葛粉で作る葛切り

P1020421以前からずっと作ってみたいと思っていたレシピがある。それは葛切り。乾燥したものを水で戻すのタイプの葛切りもあるけれど、できたら自分で作りたかった。でも作り方を見ても今ひとつピンとこない。葛粉を使ってゴマ豆腐はよく作るけれど、本葛粉はかなり練らないと粉っぽくて美味しくない。多めの水で練ったものを型に入れて冷やす葛もちは作ったことがあるが、それとも違う作り方のようだ。レシピによってはその葛餅を切っただけのものや、練った葛粉を冷水にちぎり入れただけのものを葛切りを呼んでいるものもあった。だけど広義には確かに葛で作るからそうかもしれないけれど、葛切りと言えばやはり麺のように長い形をしたものを、ツルツル食べなければ、私にとっては葛切りとは言えない。
いろいろ調べて今日の夕方、一人で葛切りを作ってみることにした。葛粉を水で溶いたものを型に流し入れ、熱湯の鍋の中に浮かべてグツグツと煮て、透明になってきたら、その型ごとお湯の中に沈めるという作り方。なんだか本当かなあ~?と猜疑心丸出しでやってみたのだが、どうやら葛切りが出来上がった。問題は湯銭にしている時、型が安定せずに葛粉がゆらゆらと揺れてしまうこと。横からお箸で型のフチを押さえながら加熱した。その後、浮いている型を押さえつけて、そのお熱湯の中に沈めて加熱。
ほぼ透き通った所で、氷水に放ちよく冷やして、それを包丁でせん切りしていくという方法だった。中が透明になるまでけっこう時間がかかるので、葛液は少しずつ薄く型の中に流して何度も繰り返して作る方がいいみたい。
食べてみたら弾力性があって、プリンプリンでツルンツルン!本当に葛粉の美味しさがはっきりわかる葛切りができあがった。黒ミツできな粉をかけていただく。すごい本物の味!やはりこのなめらかさは本葛粉ならではのもの!と大感激!
ちょっと作るのに手間がかかるけれど、手間がかかっただけのことはある美味しい葛切りだった。だけど、これをたくさん作るのはとっても大変そう。
昨日、一昨日のお休みは房総へ行ってきた。大多喜の古民家に泊まって、セミの鳴き声を聞きながら、鮮やかな緑色の稲穂をたっぷり見てきた。

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