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September 30, 2008

根菜の炒り煮

Dscf3087昨夜は雨が降り続き、いっぺんに秋が深まってしまった。涼しいを通り越して、肌寒い一日となった。珍しく家で食事をした息子も「味噌汁が飲みて~」と言っていた。ナスやキュウリなどがまだ実っているけれど、だんだん食べたくなくなってくる。その代わり、人参、ゴボー、レンコンなどがどんどん食べたくなる。おかげさま農場の大根は収穫されるのにもう少し時間がかかりそうだが、大根も登場するのが本当に待ち遠しくなってkた。
最近、成田市内で栽培され千葉エコ認証を取得したレンコンが手に入るようになったので、よく使っている。私はレンコンは特に好きなので、キンピラやはさみ揚げ、サラダなどに大活躍。昨日はグルテンミートのレンコンはさみ揚げ。今日はゴボー、人参、レンコンをごま油で炒めてから出汁醤油でコトコト煮込んだ炒り煮を作った。最後に汁気を飛ばして、照りをつけるととっても美味しそうに仕上がる。ホクホクとした根菜をかみ締めると、ああ少しずつ冬に向かう体になっていくのだなあと感じる。
秋と言えば読書。私の場合、本は秋に限らず一年中、なくてはならないものなので、時間さえあれば本を読んでいるけれど、先日、読んだ多田富雄石牟礼道子の往復書簡集「言魂」はとても心に残る作品だった。東大名誉教授であり免疫学のパイオニアである多田氏は2001年脳梗塞で倒れ、右半身麻痺と嚥下障害、構音障害が残り、さらにガンも発病している。石牟礼氏はあの「苦海浄土」の著者として水俣病を鎮魂の文学として描き続けている。共に重い病を抱えながら、それでも伝えるべきことを渾身の思いで書き続けている。互いを労わり合いながら、よき刺激を受け、苦しみの連続である今生の中でも希望を失うことなく、生きていこうとするその姿勢が本当に素晴らしい。残り時間を数えつつ、それでも声なき者たちの声を代弁するために、自ら言葉を紡ぐことを諦めない二人にとって、この尊い往復書簡はまさに言魂のようだ。ズシリと心に響いてきた一冊。

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