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September 22, 2008

久米島にて

Dscf3038はるばる南の島まで息子に会いに行ってきた。久しぶりに会った息子は真っ黒になっていて、すっかり島人のようだった。たくさんの友達に囲まれ、楽しそうに暮らしていたので一安心。息子が今働いている居酒屋は島の魚を美味しく食べさせてくれるという評判の店で、とても賑わっていた。仕事は3時頃から12時過ぎまでだが、とても忙しそうだ。ずっと板場にいて魚をさばき、料理を作り続けているので手はガサガサになっていた。たまに私が座るカウンターにも顔を出してくれるのだが、忙しくてあまりゆっくり話すことはできなかった。まだユトリがないので気が散ると仕事に集中できなくなるとか言って、毎晩、通うつもりでいたのに、最後の日は追い返されてしまった。
二日目には念願のダイビングが一緒にできた。前日まで台風の影響で船が出せなかったこともあり、ダイビングはどこも超満員。ホテルで働く息子の友達に頼んで、飛び入りで船に乗せてもらえることになった。かなり長い時間をかけてゆっくりダイビングをさせてくれるところだったので、本当にのんびりと水中の魚たちを見ることができた。
Dscf3050台風一過の青空の下、とてもいいお天気で水の透明度も抜群。今まで潜った中でも最高に近いコンディションだった。私の方が一年先輩なのに、数ヶ月前にライセンスを取得したばかりの息子が心配そうに?私の後ろに付いて潜った。私は中性浮力を取るのがヘタなので、私の代わりに調整ボタンを押したり、軌道修正をしてくれたり、まるで水中では私の方が子供みたいだった。ダイビングにはセンスが必要だといつも思うのだが、正直なところ、息子は私よりもずっとうまく水に順応している。ビギナーとは思えないほど、中性浮力の取り方がうまいのだ。
ちょっと悔しかったが、すごくキレイで感動した私はその感動を共有したくて、「ダイビングのライセンスを取ってよかったでしょ?」と聞いたのだが、「ダイビングができるようになったからって特別な感動はないよ」というつれない返事。いつもマスクとフィンだけで
20mくらいは潜っているので、美しい水中の風景はもうずっと昔から見慣れていて、海を見れば潜るのは当たり前。とても自然なことなのだろう。ただいつもなら獲物を捕ることだけに集中して素早く潜っているが、空気がある分だけ水中でゆっくりできるという利点はある。でも素潜りの方がよっぽど身軽に動けて自分には合っているのだそうだ。
Dscf3041こんなに美しい海の様子をずっと見てきて、なおかつ自分の食べるものをそこで仕留め、仲間たちと一緒にワイワイさばいて焼いたり刺身にしたりして、美味しく食べているのが彼の日常なんだと思ったら、とても羨ましくなった。重たいタンクをわざわざ背負わなくても、自由に海の中を泳ぐことができたら、その方がずっと自然で楽しいに決まっている。
海が好きだから沖縄でダイビングのインストラクターになってくれたら・・・なんて秘かに期待していたのだが?もっとシンプルでお金のかからない方法で彼は海での暮らしを楽しんでいるのだろう。赤ちゃんの頃からシャンプーした時、頭からジャーと水をかけても全然泣かない子だった。おむつをはずしてお座りができるようになった時から何も怖がらずに川で水浴びをしていた。ダイビングをした後に、そんな息子の小さくて可愛かった時の様子を思い出した。それがこんなにイッチョ前に逞しくなって、ある時は旅をしながら、沖縄にいる時はサトウキビを刈って黒糖を作り、海に潜り、包丁を握っている。
仕事ができて、元気でいて、友達に恵まれていたら、それだけで充分。母親は遠くから息子を見守るファン?でいい。青い海よりももっといいものを見て帰ってくることができた。写真は居酒屋で息子が作ってくれたフエフキダイのマース煮(塩だけで煮る魚料理)。美味しかった~!

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Comments

璃璃さんありがとう。
お久しぶりです。お一人暮らしは慣れてきたころが、一番大変かもしれませんね。私も最初は浮かれていたのですが?落ちついて状況を受け容れるにつれ、最初は寂しさが募りました。いろいろな感情が噴出してきて、一人ってそういう自分と真摯に向き合っていかなければならないんだなあと、思っていました。
一人の孤独と家族がいることの中での孤独、どちらがいいのだろうと天秤にかけたら、やはりその時の私は前者の方を選んでしまったのですね。お時間があったらぜひいらしてください。美味しいご飯で体の方からまず元気にしましょ!個メルアドでもいいので、メールくださいね。

Posted by: 風楽 | September 24, 2008 at 04:42 PM

いちさんありがとう。
沖縄の島はどこへ行っても本当に海がキレイで、独特の雰囲気がありますね。私は多分、北よりも南が好きな人間なので、沖縄は大好き。日本の中のアジアだと思っています。アジアも大好きなので。ダイビングをしなくてもシュノーケリングだけでも充分、魚を見ることができるのも沖縄ならでは。帰ってきたばかりなのに、また行きたくなって困っています。お世辞でも恋人と言われたら?嬉しいです~!

Posted by: 風楽 | September 24, 2008 at 04:38 PM

えいこさんも息子さんも いい顔してるなぁ・・・

お店の留守の段取りも大変でしょうに
パッと任せて行動してしまうえいこさんの行動力・・
わたしも見習いたいです。。

ひとりも慣れてきたら
何だか淋しさがつのるようになってしまって
なんだか最近困ってます・・

Posted by: 璃璃 | September 23, 2008 at 11:00 PM

こんなに立派な息子さんがいらっしゃるんですね。
まるで恋人同士のような写真に見えます(笑)

私も8月末に小浜島に行ってシュノーケルなど
したのですが、離島には離島の良さがありますね。
久米島にも行ってみたいです。

Posted by: いち | September 23, 2008 at 09:54 PM

憂ちゃんありがとう。
ついに行ってきたよ~!でもあんまり相手にしてもらえなかった?!きっと沖縄で彼なりの生活のパターンが出来上がっていて、それをあんまり崩したくないんだろうねえ・・・。
でも元気な姿を見たら安心しました。
今度はツーショットを見たいよ~。早く追いかけて行ってほしい気持ちは山々ですが?、こちらでできることも後悔のないようにやるだけやって、それからだね!あと半年、お仕事がんばってね。

Posted by: 風楽 | September 23, 2008 at 06:30 PM

楽しみに待ってました!すごく良い写真~っ!!
日記を全部読んだら、感動してしまいました。
哲君にも会いたくなりました(笑)
素敵な日記ありがとうございます!

Posted by: 憂 | September 22, 2008 at 08:48 PM

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