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November 27, 2008

手前味噌

Dscf3362昨年、仕込んだ味噌がようやくできあがった。12月まで待とうと思っていたのだが、ちょうど合わせ味噌にする味噌を切らしてしまったので、ちょっと早めだが、フタ開けすることにした。
今回の味噌はおかげさま農場の高柳さんが作った無農薬大豆だけを使用したちょっとぜいたくな味噌だ。昔は味噌作りを毎年、行っていたのだが、お店の分を手作りで仕込んでいては、とても賄いきれないので諦めていた。だけどやっぱりあの手作り味噌の美味しさが忘れられなくて、20キロ分だけ仕込むことにしたのだ。
今まで何度も味噌作りをしてきたけれど、完全無農薬の大豆だけで作ったのは初めて。できあがりがとても楽しみだった。今回の味噌の割合は麹と大豆をほぼ同量にして、塩がその半分の量だ。カビが生えやすいので、一番上に塩を厚めにふりかけておいた。さっそくフタをあけて味噌の匂いをかいでみた。プーんと甘い大豆の匂いがした。色も柔らかい茶色でとても優しい風味だ。
最初の味噌は塩ブタの関係でちょっと塩がきつい感じがしたけれど、次第にこなれてくるだろう。単独で使うのはもったいないので、いつも使っているおふくろ味噌と合わせ味噌にして使うことにした。麹が汁の中に散らばっていたり、はんつぶしの大豆が入っていたり、手作り味噌ならではの手作り感?があって、とても美味しかった。
手をかけて作ったものは何でも本当に愛おしい。だけど、正直なところ、国産大豆を買って塩を買って麹を買って、手間ヒマかけて味噌を仕込むよりも、市販の味噌を買う方が安上りというのがちょっと残念。しかし、今、市販されている味噌の中で国産大豆を原料にしているものがどれほどあるというのだろう。自分で作れば、材料の出所も明確で安心だ。もっともこの美味しさと安心感、そして嬉しさと食材に対する思いは、どんなに有名な味噌にもかなわないのだけれど。自分で作るってそういうことなのだろう。
仕込んだ時は多いかなと思いつつ、お店で使い始めると、20キロなんてあっという間になくなってしまうので、ああもっと仕込んでおけばよかったと後悔しているのだが、なくなるまで大事に大事に使おう。

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