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November 26, 2008

風楽の落款(らっかん)

Dscf3361京都に行った時、注文した落款が届いた。「風楽」の文字をてん書体にして巴林石に手彫りされたものだ。私は自己流で書をやっている。作品の隅には朱い色で落款を押す。自分の作品だという印のようなものだ。正式には引首印、姓名印、雅号印の3種類を押すのだが、趣味でやっているので、形にとらわれず、自分の好きな落款を押すことにしている。今までは消しゴムで作ってもらった落款を押していた。消しゴムハンコ作家?が作ってくれたもので、それなりの雰囲気がある。でもいつかは石の落款がほしいとずっと思っていた。そしてどうせなら落款としてだけ使うのではなく、風楽のハガキやちょっとした小物にも気軽に押せるようなものがほしかった。
京都では平安京が開かれ都が制定された時、天皇や役人たちの官印が作られ始めた。現代でも「京印章」として伝統産業になっており、下鴨神社では「印納祭」という祭りも行われているそうだ。そんなことから京都の町を歩いているとあちこちでハンコが売られているのに気がつく。こちらで売られているものと言えば、簡単な認印ばかりなのだが、京都では石で掘った一文字の印などが普通に並んでいるのだ。落款として使わなくても例えば「幸」とか「夢」とかいう文字だったら、便箋や箸袋などに気軽に押して楽しめるので、お土産としても人気があるようだ。
そんなことから、ハンコを見ているうちにどうしても「風楽」という落款がほしくなってしまった。一つ一つ好きな字体を選んで注文するので、本当に世界でたった一つのオリジナル印だ。もちろんネットなどがあるから、どこにいて落款は注文することができるのだが、せっかく京都に来たのだから、記念にここで作ってもらおうと思ってお願いすることにした。
さっそく落款を押してみた。なんとなく楽しそうな字だ。私の雅号は「楽風」なので、そのまま使うこともできる。手のひらに乗ってしまうくらいの小さな石だが、いろいろな楽しみ方ができそうだ。何かの折々に、きっとこの石は私の気持ちを足跡に残してくれる。そう思ったらとても愛しくなってきた。一生大切に使おう。

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