娘とランチ
仕事をしている娘と私が会うのはいつも平日の夜。それも突然「今日の夜、家にいる?ご飯食べに行ってもいい?」というメールが届く。急に来るので連絡がつかず私がいない時は息子たちを連れてラーメンを食べに行っているようだ。
私もお休みの時にはほとんど予定が入っているし、娘もフルタイムで仕事をしているので、平日の昼間、一緒に過ごすことはまずない。先日、印鑑証明がほしいというメールが来た。気になって何に使うの?と聞いたら引っ越すのだという。今、彼氏と一緒に暮らしているのだが、それぞれの両親とも会って、近々結婚するだろうと思っていたので驚いた。
これは時間をとって話を聞かなければと思い、今日は一緒にランチしようと約束した。千葉市にあるイタリアンのお店で待ち合わせをしたのだが、行ってから今日は貸切のため入れないということがわかった。急きょ成田まで戻り、空港近くのホテルでランチを食べながら久しぶりにゆっくり話すことができた。
別に別れると決めたわけではないけれど結婚話も中々進まないし、取り合えず一度別居しようということになったらしい。娘の引越や新居への家電製品など必要なものも彼氏が協力してくれているようだ。娘はすでに引越先を決めて私は保証人として実印を押して印鑑証明を渡すだけ。いつも娘は自分のことは自分で決めて、さっさと結論を出してしまう。私にできるのはハンコを押すことくらいで、全ての段取りや必要なものも自分で用意してしまう。
19歳で一人暮らしを始めた時もそうだった。布団一枚私が用意してあげたものはなく、生活していく上で必要なものは全て彼女が一人で取り揃え、小さいながら自分の城を整えていった。
食事の後は、新しいアパートに必要な冷蔵庫と洗濯機をリサイクルショップに探しに行った。私と別れた後もテレビを探しに行くそうだ。すでに心は新しい生活の準備の方に向いている。結婚という制度にとらわれているわけではないけれど、娘を持つ親の気持ちとしては結婚してくれた方がどんなにほっとすることか・・・。
親の手元を離れ、これからは彼氏と協力しながら新しい家族を作っていってほしいと思っていたので、結婚の話が頓挫したことに、少なからず動揺しているのはむしろ私の方だ。でも「今は保留にしているけれど、別に別れたわけでもないし、これからお互いの気持ちが結婚に向かったら、その時はその時でまた考えるから心配しないで」とさばけている。そう結論を出すまでには随分、悩んだのだと思うが、フルタイムで好きな車の仕事をしているし、友達とも旅行に行ったり食事に行ったりと私生活も充実しているようなので、まあ一安心ということだろうか。
それにしても、こういうことをなんなくクリアしながら、今までどおり仕事を続けていく姿を見ていると、つくづく逞しいなあと思う。
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Posted by: 料理レシピさん | November 25, 2008 at 06:30 PM