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December 25, 2008

なぎ食堂

Dscf3450今日も渋谷に出かける用事があったので、朝早く家を出た。いつも時間ギリギリで行動しているが、今日はちょっとだけユトリがあったので、神宮の森を少し散歩した。お天気がよかったので歩くのがとても気持ちよかった。実家が渋谷区なので、代々木公園明治神宮、表参道などはよく歩いていた場所だ。交通量は多いが、都内の中でもこのあたりは緑がとても多く、地下鉄、小田急、JR、京王線、バスと交通手段もたくさんあり、山手通りから坂をちょっと上がった所にある私の実家の周辺はとても閑静な住宅街になっている。
それでも今の私はもう都会に住むことなど考えられないので、懐かしい気分でたまに歩くくらいがちょうどいいのだろう。実家にもちょっと寄って、用事を済ませ、遅めのランチを食べに行った。渋谷の駅からはちょっと歩くが繁華街とは反対方向なのでそれほど人混みがない場所にある「なぎ食堂」。ヴィーガンのための小さなお店だ。
ランチはショーケースに並んでいるお惣菜の中から3品をチョイスして、それに玄米とお味噌汁、お漬物とドリンクがセットになっていて1000円。お惣菜を選べるのが嬉しいし、しかも1000円ってすごく安い。私は厚揚げのココナッツミルク煮、トマトとアボガドのサラダ、ラファエルの豆腐ソースを選び、お腹がいっぱいになった。
帰り際にお店をやっている男性の方に「私も店をやっているのですが、最近、どうですか?」と思わずお聞きしてしまった。「いやあ大変ですね。最近、都内のこんな感じの店もいくつかつぶれているんですよ」とのこと。「都内で店をやると野菜が高くて仕入れも大変でしょう?」と聞いたら、野菜まではオーガニックにこだわらず、近くの八百屋さんで普通の野菜を買っているそうだ。「いいものを作ろうと食材にこだわっていくとキリがなくて、逆に自分の首を絞めることになっちゃう。むしろ都会で暮らす便利さの中にいたら、田舎と同じような新鮮野菜が手に入りにくいのは当たり前くらいに思っているんです。だから今は自分で無理なく仕入れられるものを普通に使っていますよ」と話してくださった。すごく全うな答えだと思う。ありのままにできることをできる範囲の中で無理なくやっていくこと。今を絶対視しないで、状況に応じて変化できる柔軟性を持つことってとても大切だと思う。
マクロビの認定資格などとは無縁で、大きな看板のネームバリューもなく、チェーン店でもなく、飛び切りの一等地にあるわけでもなく、多くの資本を持つことのできない個人の店が、今、最も大変なのではないかなと思う。私も店もしかりだ。その中で何を選択していくのか。
コダワリを持つことは大切だ。だけど「できる範囲」という自分の中の一つのボーダーラインを持たなければ、彼の言うとおり、個人商店はどんどん追い詰められていく。それで店が成り立たなくなってしまうのだとしたら、本末転倒だろう。「大変だけど、がんばりましょうね!」そんなご挨拶をしてお店を出たのだが、ほんの立ち話の中にもいろいろなことを考えさせられた。

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