« 根津の谷のご飯 | Main | 桜の開花まであと少し »

April 01, 2009

桃の花に春を思う

Dscf3849今日から4月。いよいよ春が来た。春と呼ぶにはやや肌寒い一日だったが、この春から新生活を始められた方たちも多いことだろう。昨日、お客様から桃の枝をいただいた。淡い桃色の花が優しい春を告げている。このあたりの庭で咲く桃は梅が終わって、桜が咲くちょっと前にようやく花を咲かせるのだそうだ。春になると人は何か新しいことを始めたくなる。
最近、脳の活性化について考える機会が多い。誰の頭にも脳があるけれど、普通に生活していると、実際に使われている脳の力はほんのわずかであとは眠ってしまっているらしい。人がどう生きるか、何をしたいか、どう考えるか、全ての中枢は脳が握っている。それなのに脳の力の大半を生かすことなく眠らせてしまうのはとてももったいない。
脳科学者の茂木健一郎氏の言葉にはとても深くて考えさせられるものが多い。時流に乗った学者タイプの人だとずっと思っていたのだが、著作を読んでからは、その感受性の素晴らしさに驚いている。特に文化や芸術への造詣がとても深く、視野が広い人なのだ。氏は自らの脳を活性化させるために、とにかく何にでも興味を持ち、やってみるようにしているらしい。人生は驚きと発見の連続で何が起るかわからないから絶えずワクワクと好奇心いっぱい。そうしているうちに使われていない分野の脳も自然と動き出す。それによってその人の行動もまた広がっていく・・・。
だから私もこれからは、今までの自分だったら考えられないことにトライしてみようと思っている。いつもやらないことをしてみる、初めてのことに挑戦する、考え方のパターンを変えてみる・・・そんなことを意識しながら、今まで眠っていた脳の力をちょっとでも呼び覚ますことができたら、人生はもっともっと面白くなるはずだ。人は命ある限り、どんどん成長していくし、より面白い人間へと変化していくことができるのだから。様々な経験の中からピカピカした宝物をたくさん拾い集めること。それは豊かな人生のための大切な要素へとつながっていく。
それにしても茂木健一郎氏の何気ない言葉はいつも心にスーッとした美しい痕跡を残してくれる。
「地上は、実に、生命にあふれた場所であった。それは至るところにあって、私たちを包んでいる。カーテンから差す日の光のそばに、机の上のちっぽけな文具のまわりに、あの人のセーターのほつれの内に、ふと胸をよぎる予感の中に、私たちの世界の生命はある。目を見張るほど巨大な物質や大文字で書かれた観念ばかりが飛び交う現代において、一つの奇跡のように現出した精神の日だまりがここにある」。
そんな日常の何気ないことにいつも目を向けていられる自分でいたい。そのためにも感じる心はいつも磨いておきたい。
春・・・新しい何かが始めよう。新しい自分と出会うために。

|

« 根津の谷のご飯 | Main | 桜の開花まであと少し »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/78167/44534144

Listed below are links to weblogs that reference 桃の花に春を思う:

» ハッピーステーショナリー [ハッピーステーショナリー]
つい使いたくなるカワイイステーショナリーグッズ [Read More]

Tracked on April 07, 2009 at 12:27 PM

« 根津の谷のご飯 | Main | 桜の開花まであと少し »