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July 13, 2009

2泊3日の修復作業

Dscf4384土曜日は私が現場にいけなかった分、この日・月はフルに古民家の修復作業に関わった。日曜日の朝8時前には横浜からヨコヤマさんが来てくれた。学生時代、YMCAでボランティアリーダーをしていた頃、お世話になった方だ。メルマガを読んですぐに泊りがけてお手伝いに行きますとメールをいただき、なんと嬉しかったことか。
すぐ古民家に移動し、私は電車で来る友達を迎えに成田駅に行き、その足でジョイフル本田へセメントを買いに行った。土間の壁をはがしたら、後ろにあった柱の下半分が朽ちていたので、急きょ土台を固めて柱をさし変えることにしたのだ。ベニアやコンパネをはがす度に新しい修復箇所が見つかるので、作業がまた一つ増え工事の進行が遅れて私は泣きたくなる。でもコタロウさんは「見つけちゃった以上、ほおっておけないよね」と言いながら、一番大変なのはコタロウさんなのにいつも力まずに淡々と作業を続けている。
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コバヤシ君とヨコヤマさんは梁にハシゴをかけ、真っ黒になりながら古いホコリや土を降ろしてくれる。防埃マスクも真っ黒だ。私はたまりにたまった材木を少しずつ燃やしながら、角材、板材、コンパネと種類ごとに材料を並べて行った。
お昼を作ってくれる友達二人が来てくれて、昼過ぎには花の里のスタッフの友達3人が駆けつけてくれたので、一挙にメンバーが10人になり、とても仕事がはかどった。男性たちは土間のサッシとドアをはずし、新しい窓枠を作ってくれた。女性陣は西側の和室の畳の板敷きを解体し、次々に出る木材を運び出しては燃やす。
結局、ネタも弱っていることがわかったので、コタロウさんが全て外しましょうと言って、最後に一番、太い角材をばらした。そこから私は奥の床下の方にも潜り込み、とにかく下に置いてあるものを外に出した。全てをばらしたので、和室の隣りに空き地がポッカリとできた。最後に床下の土を平らにならて日曜日の作業はそこまで。
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大勢の人が来ても、コタロウさんはとてもわかりやすく的確な仕事の指示をしてくれる。そして素人でも作業に関われるように道を作ってくれるのだ。横で仕事を見ているたびにつくづく船頭役にピッタリな人だなあと思う。

今日は朝から梁を水拭き。いらないシャツやタオルを真っ黒になるまで使っては捨て、使っては捨てを繰り返したが何度やっても真っ黒だった。まだまだツヤが出るには時間がかかりそうだ。シノダさんが来てくれたので午前中はホコリだらけになった台所と和室を取り合えずお掃除。どのみち窓も戸もないからまた汚れてしまうのだがとてもキレイにしてくれた。
アヤコさんも昼過ぎには来てくれたので建具にペンキを塗ってもらった、その間、コタロウさんはヨコヤマさんをアシスタントに和室のネタ作り。角材を四隅から順番に並べ、縦横に渡し、そこに足をつける。その土台ができあがったら、コンパネを打ち付けていくのだ。
最後にコンパネを貼る段階になって「エイコさ~ん、ドリルの練習になるからやってごらんよ」と声をかけていただき、私は仕上げの一番楽な作業だけ(さも自分でやったような顔をして?)ドリルで木ねじを打ち込み畳の土台が出来上がった。
Dscf4390お茶の時間にはアヤコさん差し入れのレモンアイスと、ヨウコさん差し入れのスイカを皆でいただき、疲れが吹き飛んだ。私はふだん3時のおやつを食べる習慣がないのだが、工事中、コタロウさんは10時と3時のお茶の時間を欠かさない。必ず時間になったら「一休みしましょう」と声をかけてくれる。
私一人だったら、きっと休まずにどんどん根をつめて作業を続けてしまうのだろうが、この二日間、かなりハードな仕事をしたせいか、このお茶の時間のいっぷくがとてもいい時間だなあと思うようになった。手を休めてみんなと話せるし、何よりも冷たいお茶と何か食べるものを口に入れることによって生き返るのだ。
今日は2泊3日の最後の日だったので、道具を片付け、土間と部屋を掃除し材料にシートをかけた。夕方、家でシャワーを浴びてから、ヨコヤマさんは横浜に、コタロウさんは長野に帰り、今度は金曜日から4泊5日で来てくれることになっている。次回はかなり大変な作業になることと思う。
土間の壁を完成させ、建具をはめ込み、できたら仏間の天井を張り替える。女性たちは障子貼りと天井の拭き掃除。
R0012149作業をする度に思うのは、手入れをし補修をすることによって、どんどん古民家の表情が変わっていくということだ。今までほおっておいたままの古い木の腐敗や湿気や汚れなどが少しずつなくなってきた。「なんだか古民家が喜んでるみたいでしょ?」とコタロウさんが言った。私も本当にそう思う。
そしてこの古民家修復のプロセスそのものが、何か大きな気付きの時間であるような気がする。私一人では到底できないことが、たくさんの人の手によっていつのまにか少しずつ形になってきているのだ。しかもみんなボランティア。まさに「おかげさまで」ここまで来ることができましたという感じなのだ。
来月には引越す予定だが、私はどんなことがあってもこの修復の過程を忘れてはいけないと思う。修復しながら人の気持ちの優しさ温かさ、そして小さな力が集まった時、それが大きな力になっていくのだということを痛感している。古民家に住めるようになるまで、たくさんの方たちに助けていただいていることが、今後、私が古民家でどのように生活していったらいいのか、そのことを考えるヒントになっているような気がする。

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Tracked on July 14, 2009 at 11:24 AM

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