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October 09, 2009

映画「未来の食卓」

Dscf4914今日は朝6時頃から庭へ出て縁側の外に取り付けたコンパネをはがす作業をした。朝陽がキラキラと輝いていて、台風一過の青空が広がっていてとてもキレイだった。備えあれば憂いなしとは言うけれど、台風が来るたびに毎回、こんなことやってたら大変だなあと思いつつ、台風の後片付けは仕込みを始める前に終わらせてしまおうと、サッサとはずしたコンパネを一箇所に集め、植木鉢や椅子など中にしまってあったものを再び外へ並べた。
昨日、コンパネを貼った後、台風の余波の中をわざわざビックサイトまで行ってきたのは、オーガニックEXPOの展示ブースを見て新商品の参考にしたいということもあったが、それよりも会場のセミナールームで上映されていた「未来の食卓」を見たかったからだ。8月上旬に朝日新聞でも紹介されて、すごく興味を持ち、ぜひ見に行きたいと思っていたのだが、夏は修復作業に追われてそれどころではなく、いつのまにやら上映も終わってしまった。
南フランスの美しい自然に囲まれた小さなバルジャック村のショーレ村長は学校給食と高齢者の宅配給食をオーガニックにするという前例のない取り組みに挑戦した。その過程を克明に追ったドキュメンタリー映画だ。貧しい村には低所得者層が多く、財政も決して豊かではない。だが子供たちの未来を守るため、「子供には良質の食べ物を与える。お金の問題じゃない。相談相手は自分の良心だ」と村長は説く。学校でも農園を作り、子供たちに採れたて野菜をその場で食べさせたり、たくさん採れたものは給食室に持っていって調理してもらう。そんな食育活動も行っていくうちに、子供たちはしだいに野菜へ興味を持ち始める。そしてそんな子供たちの様子を見ながら親たちにも少しずつ変化が表れる。
フランスは世界でも有数の農業国ではあるが、実態は農薬への依存率がとても高いのだそうだ。そして化学肥料や農薬によって水質は汚染され、泉水の水は飲むことができない。ヨーロッパではガンなどの生活習慣病の70%は食生活や環境に原因があると考えられているため、まずは子供たちの健康を守ろうと未知の試みに着手していく。
父母や生産者を交えた勉強会では有機農家の他に慣行栽培の農家も同席。オーガニックがいいという正しさを押し付けるのではなく、共に学んで行くことを目的としている。大事なのは対立ではなく対話なのだと。
美しいラベンダー畑や葡萄畑が広がるスクリーンを見ながら、こんなに素晴らしい自然環境が残っているにも拘わらず、成人病が次々に発生していくなんて、何かのパラドクスを見ているかのようだった。
だけど、村長の英断を支持し、やがては村人たちも意識を変革せざるを得ない。オーガニックの学校給食・・・なんて豊かな教育なんだろう。オーガニックはいいけれど、給食費の値上げには反対という村人たちも、いつしか自分たちの村での実験を誇りに思うようになってきた。
以前、百姓屋敷わらの船越さんが言っていた言葉を思い出す。「食べ物が変われば人生が変わる」と。まさにその変化が村全体に広がっているのだ。思っている以上に素晴らしい映画だったので、どこかで自主上映していたら、ぜひご覧になってくださいね。

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