« October 2009 | Main | December 2009 »

November 30, 2009

簡単ロールケーキ

Dscf5114今日はお休みだったので、ヨウコさんと成東に住んでいる共通の知り合いのお宅に伺い、お昼をご一緒してきた。朝、起きたら冷たい雨が降っていてかなり肌寒かった。こういう日は一人で家にいても寒いので、出かける約束をしていてよかった。
その時、「堂島ロールって知ってる?」という話になった。私は一度も聞いたことがない名前だった。そういう名前のお菓子でもあるのかと思ったくらいだ。実はこのケーキ、大阪のモンシュシュというケーキ屋さんが作っているロールケーキなのだが、今、大人気で日本橋三越の中に入っているショップでもあっという間に売り切れてしまうそうだ。
普通のロールケーキは生地をクルクルっと丸めて作るので、中がなるとのような渦巻きになっているのだが、この堂島ロールはスポンジを一重に丸めただけなので、その分、中のクリームがたっぷり。ほとんど余計な装飾をせず北海道の生クリームの美味しさで食べるシンプルなケーキのようだ。
それで今日は堂島ロールケーキ風?の作り方を教えていただいた。卵白をよくホイップして大きなフライパンに生地を流して焼くタイプで、本当にあっという間にできてしまう。しかもラップの上にできあがったスポンジを置き、生クリームを乗せてからパタンと半分に折るだけ。ラップに包んでしばらく形が整うのを待って出来上がり。
さっそく家に帰ってから作ってみた。本当に簡単にできる。生クリームは1パックだと多いのだが、ホイップした生クリームを余らせても仕方ないので、全部を中に入れてしまった。もうボリュームたっぷりだ!
ふわふわしたシフォンのようなスポンジがとても美味しかった。だけど、今、甘いものを食べ過ぎて、ちょっと胸焼け気味だ。やっぱり美味しい生クリームのケーキはほんのちょっとだけにしておいた方がいいみたい。誰も食べてくれる人がいない時は、お菓子作りも控えなければ。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

November 29, 2009

賑わった一日

Dscf5111昨日のエリート情報の「チャームアップ」という人を紹介するコーナーに掲載していただいたせいか、この土日は両日ともに忙しかった。エリート情報を見て初めていらして下さった方も多かった。でも昨日はスタッフの都合がつかずサリーちゃんと二人。土曜日の二人体制は久しぶりだったので、一日中フル稼働で手を休めるヒマもなかった。
今日はユウコちゃんも来てくれたので、三人体制でやれてよかったが、「成田自然に生きる会」の皆さんが大勢で来て下さったり、4名様、5名様とまとまった人数で来て下さったお客様も多く、あっという間に定食も完売してしまった。最後は玄米もなくなり、主食をパンに変えての定食となった。
オープン当初はこういう日が多かったが、このところ大忙しになる日は少なかったので、久々に「あ~忙しかった~」と嬉しい悲鳴。ようやく完成した自家製の切り干し大根で煮物を作ったのに、写真に撮るヒマもなく、なくなってしまった。
畑の野菜たちが順調に育っているので、毎朝、カブ、大根、ラディッシュなどを抜いてきて、定食の材料として使っている。朝、採ったお野菜をそのまま食卓にお出しできることがとても嬉しくて、タワシで泥を洗い流す手の動きも軽やかになる。でも時期をずらして種まきをしなかったので、今ある分が収穫し終えたら、しばらく畑は何もない状態になる。計画的に少しずつ間隔をあけて種まきをしなければ、野菜が途切れてしまうんだなと改めて実感した。畑をやりながら、そういうことも学んでいくのだろう。
写真は最後に3切残ったデザートのケーキに、私が作った手作りアイスクリームを添えて、仕事の後、3人でお茶を飲んだ。いつも終わってからお茶を飲むのが小さな習慣になっている。今日は残っているものが何もないので、ブログ用の写真もない。さっさとケーキを食べてしまった私は、このデザートの写真を撮ろうと思い立ち「あっサリーちゃん、ちょっと待って。食べないで!」と叫んで、サリーちゃんの持っていたスプーンを横取りし、一口食べ終わったアイスクリームを平らにしようとしたのだが大失敗。「も~エイコさんったら~。私も写真を撮ろうと思っていたのに、かっこ悪くなっちゃったじゃないですか!」と怒られた。
・・・と言うわけで今日の写真は切り干し大根の煮物ではなく、溶けかけたアイスクリームを添えたケーキの写真になってしまいました。ごめんなさい。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

November 27, 2009

古民家修復過程が見られます!

Dscf5106この前、ケータイをソフトバンクに変更した時、息子から「フォトビジョン」というサービスを2年契約で入れてほしいと頼まれた。名前だけ聞いても何のことだかわからないので、説明をしてもらった。小型のデジタルフォトフレームを購入すると、それには電話番号がついているそうだ。それでソフトバンクのケータイからそこに電話して画像を送信すると、勝手に受診してそれがフォトフレームにアップされるというサービスらしい。離れて住んでいるおじいちゃんおばちゃんなどのお宅に置いておいて、ケータイから画像を送ると、いつでも可愛い孫の写真が飾っておけるので喜ばれているとのこと。
だけど私には孫もいないし使う予定もない(どうせ使いこなせないし?!)。でも販売のノルマのようなものがあるらしく、珍しくそういう話をお願いされたので、仕方なく私も契約することにした。
私はケータイで写真はあまり撮らないので、何か別の使い方がないか聞いてみたところ、SDカードに画像を保存して差し込めば、終日、スライドショーのような形で写真を順送りして見られるとのこと。料理の写真や旅の写真はたっぷりハードディスクの中に保存してある。でもパソコンの中を人に見せる機会はあまりないので、ブログにアップしたり、プリントアウトでもしない限り、中々全部は紹介できない。
古民家の修復期間中も毎日、少しずつ写真を撮った。私が作業している時は手が離せないので、もちろん全ての工程を撮りきれたわけではないけれど、かなりの枚数になるので、これをSDカードに保存して、店内でフォトビジョンの電源を入れておけば、いらした皆さんに見ていただくことができるかなと思った。
手元に予備のSDカードがなかったので、買いに行ってさっそく画像を保存。そして今日、茶の間で画像を流しっぱなしにしておいた。小さな写真たて程度の大きさなので、テレビで観るような迫力はない。でも何気ないインテリアのようで、よく見ると画像が変わる?!ので、案外、面白いかもしれない。
朝、さっそくエデラちゃんに見てもらったら、「修復期間の一連の仕事がわかって、しみじみ見入っちゃうね~」と話していた。私は自分が撮影した画像については、全て、強烈に記憶に残っている。何度見ても、この画像に写っている古民家の中で、こうして画像を見ながら回想していられる「今」という時間のあることが不思議で仕方ない。
そして、そんな運命のめぐり合わせに心から感謝し、ありがたいという思いでいっぱいになる。
暑い夏だった。どれだけ涙を流したことだろう。そしてどれだけ笑い転げたことだろう。今年の夏は私にとって一生忘れられない時間になった。今でも画像を見ているだけでこみ上げてくるものがある。私の財産だ。
しばらく流しっぱなしにしておきますので、よろしかったらお時間のある時にでもご覧になってくださいね。

| | Comments (0) | TrackBack (1)

November 26, 2009

マヤ暦講座とランチ

Dscf5105今日は8名様でランチのご予約があった。ありがた屋さんのカナエさんを講師に、2日間にわたってマヤ暦の講座が行われるのだが今日はその第一回目。10時から始って、お話が終わるのが1時半。みっちり3時間半の講座で、その後にお食事をし、4時頃に解散となった。参加者にはおかげさま農場の高柳さんの娘さんであるアユミちゃんや直売所のお手伝いをしているマリちゃん、シュタイナーの勉強会を主宰しているオクムラさんやお客様のお嬢さんがいたり・・・と知った顔が多く、みんなつながっているんだなあと思った。
私の銀河の署名は「黄色い水晶の星」で「共存させる力をもとにして愛と調和をコントロールすることを担う」。誰でも誕生日ごとにそれぞれ生まれた意味を持っているのだという。そのことはわかるのだけれど、まだまだマヤ暦は興味があってもわからないことだらけ。でも何かとても惹かれるものを感じている。
お食事をお下げしながら、そんなお話をしていたら、次回は私も参加できるよう持ち寄りのお食事にしたらどう?というご提案をいただいた。それなら私も一緒にお話を聞いていられそうだ。皆さんでおかずは一品持ち寄り。それでこちらは玄米ご飯とお味噌汁だけをご用意する形になった。主催は風楽ではないので、私も一参加者としてお話を聞かせていただこうと思う。
次回のテーマは「マヤ暦講座~宇宙のリズムにのって生きる生き方」と題し惑星の意味などをお話いただく予定。日時は12月2日(水)10時から。受講料は5000円。風楽の方には場所代と玄米ご飯とお味噌汁、コーヒー代として700円。それと皆さんで食べるものを一品持ち寄りでご参加ください。
なんだかとても楽しそうな講座になりそうだ。興味のある方、ご一緒にいかがですか?ご希望の方、メール下さいね。

| | Comments (6) | TrackBack (1)

November 25, 2009

ごま豆腐

Dscf5097時間があったので久しぶりにごま豆腐を作ることにした。鍋の中に葛粉と白ゴマペースを入れて、20分以上、ゆっくりと練って仕上げた。いつも思うのだが、ごま豆腐はゆっくりと時間がある時しか美味しく作れない。忙しい時、焦って作っても何かなめらかさが足りない感じの仕上がりになってしまうのだ。気持ちに余裕があって、「美味しくなあれ」と言いながらゆっくり練り上げたごま豆腐はやっぱり美味しくできあがるから不思議だ。
ゴマにはカルシウム、鉄分、繊維、ビタミンB群、タンパク質などが豊富に含まれ、リノール酸やオレイン酸もたっぷりの健康食材。もっともっとゴマを積極的に食べたいなと思い、急にごま豆腐を作りたくなった。今日のごま豆腐は入院している友達にも食べてもらいたかったので、とても丁寧にゆっくり練って、優しい仕上がりになった。
70歳になる友達が転んで足を挫いてしまい、入院してしまったのだ。ごま豆腐とチーズケーキを持ってお見舞いに行ってきた。個室だったので、周囲を気にすることなく2時間ほどおしゃべりをしてきた。ベットの上でティータイムができるなんて・・・ととても喜んでくれた。退屈な入院生活の中で少しでもほっとしてもらえたら嬉しい。
ポットに入れていった紅茶をカップに注ぎ、飲みながら「大変だったねえ~」と話す。どうして転んだのかよくわからないのだという。年をとるとほんの小さな石にでもつまづいてしまうのだろう。しばらく歩けないので、落ち着いたら歩行のリハビリもするので3週間近くの入院になるそうだ。ちょっと転んだだけでも一大事になってしまうのだなと思った。また時間を見つけてお見舞いに行こうと思っている。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

November 24, 2009

ランチと用事いろいろ

Dscf5095ずっと紅葉を見に京都に行きたいと思っていたのだが、今年は諦めることにした。去年見た三千院嵐山比叡山の美しい紅葉、そして夜になってからライトアップされた高台寺の幻想的な紅葉などが忘れられない。秋の京都は初めてだったので、その見事な紅葉にひたすら感動していた。今年は去年歩いた場所や入れなかった店などを一人でゆっくり回ってきたいと思って、紅葉情報やゲストハウスなどをいろいろ調べていた。でも私の休みの時はずっとお天気がはっきりしなかったし、今年はお金にもユトリがないのでやっぱり無理そうだ。
それで今日のお休みは八街にできた民家レストラン「朗萬亭」にランチに行ってきた。ちょっと場所がわかりにくかったが、普通の民家を改装してお二人でやっていらっしゃるレストランだ。自家製の湯葉と胡麻豆腐、田楽、おからコロッケ、湯葉鍋とご飯とお汁がセットになったお食事をいただいた。美しく盛り付けられていてとても美味しかった。ただ残念なのはロケーションだ。コンクリート工場の跡地にあるので、とてもこの奥にレストランがあるとは思えない。また案内用に入り口に立てたお食事というのぼり旗は、いかにも定食屋さんのように見えるので、せっかくのお食事とイメージが合わず、もったいないなと思った。
その後は、銀行、郵便局、生活クラブデポーでの買物、その後、印旛支庁の保健所に行ったり、本屋に寄ったりと、あれこれ用事を済ませて帰ったら6時を過ぎてしまい、あっという間に一日が終わってしまった。
印旛支庁では食品衛生協会の共済があると知って申し込みをしてきた。掛け捨てだけど安い掛け金で安心が保障される制度なので心強い。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

November 23, 2009

3連休最後の日

Dscf5092朝、起きたらどんよりしたお天気だった。昨日、成田のホテルで友達の結婚式があったので、娘が一昨日の夜から泊まりに来ていた。昨日は式の前に美容院に行くとかで、朝、7時に成田駅まで送っていった。式から始って披露宴、2次会と3次会が終わってから8時頃にまたお迎えに行った。今年は友達の結婚式が多いので出費もかさんで大変だが、同級生と頻繁に会えるので楽しそうだ。昨日は高校時代の担任の先生も参列されたので、今の自分の仕事のことやがんばっている姿をお見せできて嬉しかったと話していた。自分の式にも必ずお呼びするとは言っているものの、一体いつになることやら・・・?友達にお祝いを贈る一方で自分の番はいっこうに来なさそう?だが、仕事が好きで楽しくて仕方ないというから、私としてはしばらく独身貴族生活を謳歌するのもいいなあと思っている。
飲んだので、昨夜も泊まり、今日はここから直接出勤。それで朝、お弁当を作って持たせた。娘にお弁当を作ってあげるなんて一体、何年ぶりだろう。「お世話になりました。いろいろありがとう。行ってきます」とちゃんと挨拶をしてから出かけていった。大人になったなあと、スーツ姿で出勤する娘を見送ってから私は店の準備。
徐々に日がさし午後にはいいお天気になったせいか、連休最後の今日はたくさんの方に来ていただいた。エデラちゃんの知り合いのユウコさんという方がお手伝いに来て下さった。エデラちゃんとお揃いで着物地で縫ったエプロンをプレゼントしてくださった。ワンちゃん5匹と一緒にのんびりと暮らし、なんと今まで一度もお仕事をしたことがないという奇特な方?だ。「私にできるかしら~」と心配していたが、ずっと年下であるサリーちゃんから仕事をいろいろ教わりながら、一生懸命やってくださった。帰ったらお疲れじゃないかとちょっと心配。祝日が多いと営業日が増えるので仕事のし甲斐がある。
写真はかたちや(垣野勝司指導による陶芸教室)の生徒さんの作品。土間出窓台にたくさん並べて販売しています。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

November 22, 2009

大根の収穫!

Dscf5086なんて寒い一日だったのだろう。3連休というのにこのお天気のせいか、今日はとてもヒマだった。あんまりヒマだったので、まだちょっと早いのだが、畑の大根を何本か収穫して切り干し大根を作ることにした。昨日、友達が泊まりに来たので、畑の大根を抜いて、すぐに洗ってせん切りにし山芋と一緒にサラダにして夕飯に食べた。きざみ海苔とかつお節の細削りをかけ、醤油ベースのドレッシングをかけた。みずみずしくて辛味もなくとっても美味しかった。葉っぱはジャコと一緒にごま油で炒めた。
正直なところ、それほどできるとは思っていなかったので、間引きもしなかった。種の撒き方にバラつきがあるので、混み合っているところとスカスカの所がある。だからそれほど大きなサイズというわけではなかったのだが、葉も大根自体もほとんど虫食いがなく、美味しい大根が収穫できたので感動してしまった。
それで今日は雨が降っていたのだが、厨房から畑に出て、大根をコンテナいっぱい抜いてきた。洗って太めのせん切りにして、お天気が悪かったので、とりあえずゴザの上に広げておいた。葉っぱの方も洗って、そのまま南側の物干し竿にはさんでぶら下げた。ヒバ湯にしてもいいし、もっとカラカラに乾燥させてパリパリとした粉末状にし、かつお節と合わせてもいい。ジュンコさんのお宅ではそれをお雑煮のお椀にいっぱい振りかけて食べるのだそうだ。美味しそうなので、それも作ってみようと思っている。とにかく葉っぱが青々と茂り、本体よりも大きいくらいなのだから(農家さんに見られたら笑われてしまいそうな大根だが、私にとっては最高のご馳走だ)。
いつもおかげさま農場の野菜たちの皮や葉っぱは全部、使いきっているが、自分で作った野菜にはより一層の愛着がわくので、どんなものでも無駄にせず使いきりたいと思う。自家製の大根で作った切干大根。どんな味がするのだろう。今からとっても楽しみだ。

| | Comments (2) | TrackBack (0)

November 20, 2009

今日は料理教

Dscf5080久しぶりに晴れていいお天気になった。朝、洗濯をし布団を干し、観葉植物を日のあたる場所に移動させ、昨日、並べたかきぴーの器を整理しているうちに、あっという間に8時半になってしまった。お客様もたくさん来て下さって忙しい一日だった。でも晴れていても畳の上に座るとひんやりしている。日当たりはとてもいいのだが、やはり古民家の冬は厳しそうだ。
今日は私が担当している玄米菜食の料理教室の日だった。前回は平日の午前中に行ったのだが、今回は店の営業時間が終わって3時からのスタートだったので、2時頃から材料を並べるなど準備を始めた。参加してくださった方は6名。多くもなく少なくもなく、ちょうどいい人数だった。
毎回テーマを決めているのだが、今回は豆腐を使った料理に焦点を絞り、蒸し野菜の豆腐ドレッシング、手作りがんもどき、マクロ仕様の豆腐チーズケーキ、豆腐の胡桃白和えの4品を作った。豆腐はしっかり水分を切りたいので、朝のうちから全部で6丁を水切りしておいた。今回も皆さんに野菜を切ってもらったり、実際にがんもどきを揚げてもらったりと、実習しながらの料理教室で、最後は出来上がったお料理を並べ、玄米ご飯、味噌汁、サラダなどをお付けして、一緒に夕食を食べていただいた。
今回は砂糖をいっさい使わないで作る料理ばかりだったので、白和えも炒った胡桃をすり鉢であたり、塩で味をつけた。すり鉢をあたる時、「子供の頃、よくやらされたわ~」と言うベテランの地元の主婦の方が手馴れた手つきでやって下さった。みんなでよく擦ったせいか、胡桃の風味が生きていてとても美味しい白和えができあがった。お食事の時は一緒に座卓に座り、私もお話しながらお食事を食べていただいたのだが、とても楽しかった。こうやってお客様とお話できる時間が取れるのが嬉しい。
今回参加の方たちは一人を除いて、前回の基礎クラスを受けていなかったので、ぜひ玄米の炊き方や八方出汁の作り方などの基本をやりたいというお声があがった。それで次回、12月18日(金)はもう一度、基礎クラスの料理教室を行うことにした。玄米の炊き方、八方出汁の作り方と八方出汁を使った料理、重ね煮のお味噌汁の作り方、グルテンミートのメンチカツを作る予定。よかったらぜひご参加ください。

| | Comments (0) | TrackBack (1)

November 19, 2009

お弁当作りとランチのご予約

Dscf5079今日はあいりん堂さんのお弁当の日。同時に11時半から10名さまのお食事のご予約も入っていたので、朝、6時半に目覚ましをセットした。でも寒かったので布団からなかなか出たくなくて、いつまでもゴロゴロとしているうちに7時を過ぎてしまった。かなり冷え込んでいた。厨房にはストーブがないので、震えながら玄米を火にかけた。今日は早めにご飯を2度炊きしないと間に合わない。
コーヒーを淹れて飲み、体を動かしているうちに寒さも平気になってきた。青菜を茹で、茹でた大豆をフードプロセッサーにかけてハンバーグを作った。大豆ハンバーグはお弁当分しかできなかったので、定食用にはグルテンミートを丸めて肉団子を作った。
そうこうしているうちに厨房の外にサリーちゃんが立っていた。まだ8時半だ。私が早めの出勤をお願いしたのかと思っていたのだが、そうではなくて時間を見間違えて9時半だと思って来てしまったそうだ。むしろ来てくれてちょうどよかった。さっそく厨房に入ってもらって一緒にお弁当作り。
配達をして帰ってきたら1時間はかかる。その間にお客様がいらっしゃるので、店を出る前に定食の支度も終わらせて、留守番しているサリーちゃんに盛り付けを頼んで出かけた。店に戻ってすぐ揚げ物を始め、出来上がった定食を二人で運んだ。お弁当も30個くらいまでは一人でできるし、定食も10名様だけだったら、一人でやれると思うのだが、さすがに両方重なってしまうと一人では無理なのでサリーちゃんの存在がとても助かった。
お客様のお一人に山形の方がいらしてラ・フランスをお土産にいただいた。本場もののとても美味しいラ・フランスを口に入れて、そのさわやかな香りと味に感動。この辺りで売っているものとは全然違う大きくて甘いラ・フランスだった。デザートのカボチャプリンとチーズケーキの盛り合わせに一緒にお付けした。
夕方、陶芸家の垣野勝司さん(通称かきぴー)が陶芸教室の生徒さんの作品を持って家族揃って遊びに来てくれた。天ぷらを揚げ、お土産の刺身を彼の焼いたお皿に盛り付け、一緒に夕食を食べた。愛娘の1歳8ヶ月になるワラちゃんが大根の糠漬けを気に入って、ボリボリ食べていた。自分の食べているものをチョコチョコちぎって、ワラちゃんの口に入れるかきぴーの姿を見て、「本当にお父さんになったんだなあ」と感心してしまった。いいパパだ。私にとっては弟のような存在なので、ワラちゃんは姪っ子になるのかも?!
年内いっぱい生徒さんの作った器を土間の窓辺に並べて特価で販売しています。先生の作品に負けず劣らず?力作揃いなのでよかったらご覧になってくださいね。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

November 18, 2009

パン教室~シナモンアップルロール~

Dscf5073今日は天然酵母のパン教室の日。古民家へ移って以来、パン教室は人気で今日も参加者は11名。人数が多いので、講師の高田さんは自宅の教室の生徒さんをアシスタントをお願いして、一緒に来てもらうことになった。毎回のことだが、いつも和気藹々とした教室で狭いキッチンの中、みんなで集まって楽しげに会話しながらパンをこねている。今日はリンゴの酵母で作ったリンゴパン。ただしリンゴ酵母は発酵するのに1週間もかかるので、今回はデモンストレーションと試食だけにして、実際、作ったのはリンゴをカットして生地の中に入れて焼いたシナモンアップルロール。しっかりアイシングまでしてあって、売っているパンに負けない美味しいパンが焼き上がった。
今日の私はパン教室のお食事はもちろんのこと、豆乳チーズケーキを焼いたり、スープカボチャでカボチャのマッシュを作ったり(その一部は今日のランチのカボチャスープとしてお出しした)、仕込みがたっぷりあった。明日もあいりん堂さんのお弁当と、お店の方にもランチのご予約が入っているので、その準備もあった。
2時過ぎに早稲田の社会学部の学生が訪ねてきた。卒論にパートナーシップのあり方についてまとめたいので、インタビューをお願いしたいというメールをいただいた。私が尊敬し、自分の中の家族観やパートナーとの関係について、とても影響を受けた「シングル単位の恋愛・家族論」の著者伊田広行さんの読者でもある。彼の著作に興味を持っている男子学生なら、既成概念にとらわれない面白い話ができるのではないかと思ってお受けすることにした。お互いに居心地のいい相手との関係って?また制度としての結婚と、そうでないパートナーとの関係はどう違うのだろうか。その辺りは私にとっても1つのテーマだ。Dscf5077真剣に人生と向き合い、相手との気持ちのいい関係を模索している若者からのストレートな質問は、今までの自分の結婚や離婚、恋愛を振り返るとてもいいきっかけになった。そして、21歳という若さで、愛や性を成り行き任せにせず、真面目に考えていることがわかりとても嬉しくなった。私の言葉一つ一つを真剣に聞き、そして今の自分の感じていることをなんとか言葉にして伝えようとしてくれる姿にも好感が持てた。「互いに個として向き合いながら、相手を大切にしたい、そしていいパートナーシップを築きたいという思いを持っていれば、きっとこれからもそういう人に出会っていけるよ」と私。これからたくさん恋愛をし、たくさんの別れを経験し、その中から自分にとってパートナーと生きることの意味を、傷つくことを畏れずに探っていってほしいなと思った。

| | Comments (0) | TrackBack (1)

November 17, 2009

農家の台所 くにたちファームへ

Dscf5068朝からあいにくの雨だったが、今日は恵比寿の介護施設に入所している父に会いに行ってきた。なんだかんだと他の用事を優先させて、父の所に行くのはいつも後回しにしてしまうのだが、毎月一回は行こうと思っている。
部屋に行くと自分のロッカーを整理し、紙袋にタオルやパジャマをしまっているところだった。「どうしたの?」と聞くと、「いよいよこの会社も今日で定年になるから、長いサラリーマン生活もこれで終わりだ。今、書類を片付けている」。私の顔は覚えていても「エイコ」という名前がすぐに出てこない。「おたく、ちょっとこの書類を家の方に運んでおいてくれないか。今、車を拾うから」。どうやら今日は父の会社で過ごす最後の一日らしい。「いよいよ定年なんだね。今、雨が降っていて紙袋の書類がぬれちゃうといけないから、運ぶのは明日にしよう。それより柿とケーキを持ってきたら、お茶にしようか」と声をかけたら素直にベットの上に腰を下ろした。
庭になっている最後の柿を枝付きのままもいで、ベットサイドのテーブルに置いておいた。持っていった果物ナイフでその柿の皮をむき、一昨日焼いたパウンドケーキを2切れカットしてティッシュの上に並べた。「随分、甘い柿だねえ。おたく、パパが柿好きだったこと知ってたの?」と言いながら、美味しそうに全部、食べた。ことさら話すことはない。ただ父の回想(現実?)を否定することなく聞いているだけだ。書類を片付けたら修道院に行くそうだ。年を取るとその人の一番、こだわっている記憶だけが全面に出てくるのかもしれない。お風呂に入れてもらって肌もツヤツヤ。定年を迎え?今日は終日機嫌がよかった。
施設に行く前にくにたちファーム恵比寿店に寄ってランチを食べた。生産者と直接取引をする野菜がメインのお店として2007年に国立にオープン以来、ずっと行ってみたいと思っていた。昨年、恵比寿にも直営店ができたので、ようやく今日、行くことができた。
ここの目玉はサラダバーだ。ランチメニュー+380円でお替り自由のサラダバーが食べられる。そのサラダバーの演出がいい。氷の上にキュウリや人参が差してあったり、ザクザクっと切った生野菜が竹ザルの上に並べてあったり。サラダバー専門のスタッフがバーの後ろに立ち。その場で野菜をスティック状に切って、お客さんに野菜のエピソードを披露。それを聞きながら若い子たちは次々に野菜を取り分けていく。お皿に並べるのではなく、グラスに野菜を立て、それを味噌、塩、ドレッシングの3種類をつけてバクバク食べていくのだ。ランチプレートの玄米とお味噌汁もお替り自由。サラダバーの野菜たちは冷たくて新鮮でとても美味しかった。ソルトリーフというプチプチした塩味のする菜っ葉も初めて食べた。
Dscf5070ランチメニューの味としては素材の味頼みという感じで、それほど凝った味付けではなかったが、野菜をたっぷり食べられるのはとても嬉しい。壁には生産者の顔やセールスポイントが選挙ポスターのように貼り巡らされている。テーブルの上にも野菜をアピールするファイルが閲覧できるように下げてあったり、「野菜」をブランド化して売ろうという心意気が感じられる活気にあふれる店内だ。
正直なところ、ベタベタ貼られたポスターがやたら目に付くし、サラダバーも狭くて取りづらいし、その出入りがいつもあるので、私くらいの年代にとっては落ち着いて食べられるという雰囲気ではないが、でも何か別の居心地の良さがそこにはあった。それは野菜がとっても元気!ということなのかもしれない。
入り口には空きを待つ人の列がすでにできており、ランチタイムは大人気のようだ。また生産者の畑に社員は皆足を運ぶことになっていたり、農家さんに農業体験をする企画もいろいろやっている面白い店だった。
どんな人が経営しているのかとても興味を持って、帰ってきてからいろいろ調べたら、2006年3月にソフト・オン・デマンド株式会社(SOD)の元代表取締役である高橋がなり社長が「農業改革」をスローガンとして10億円を元手に創業したそうだ。なんとこのSODはアダルトビデオの会社だったいうから驚きだ。高橋がなり氏は「マネーの虎」にも出演していた。
現在は千葉県内にも直営農場を作り、農産物の生産から流通までの一環して担うことにより、美味・安全・鮮度にこだわった野菜を供給し、「ものづくりがかっこいいと思える社会づくり」を目指すことを企業理念としている。
農業へのとらえ方がここ何年かで大きく変わりつつあると。今まで通りのやり方で国産の自給率を上げようとしても多分、若者たちはついてこられないだろう。その方法はいろいろあるが、まずは本当に美味しくて新鮮な野菜を食べてもらうのが一番だ。そして次代を担う若者たちに農業や野菜への関心を持ってもらうことだと思う。
国立ファームでランチをしている若者たちは皆、とても嬉しそうな表情をしていた。そして野菜が美味しいということを改めて見直しているようで、食事の間中、あちこちから驚きの声が聞こえてきた。それってすごい近道だ。私にはとうていできない手段だが、こんなに短時間でこんなにたくさんの若者の心をキュッとつかんでしまう様々な工夫が店中にあふれているのだ。スゴイと思った。
入り口にある野菜売り場の野菜たちはかなり高額だ。今、インターネットでもお買物サイトをオープンしている。それをファッションだとか、儲け主義だとか、お手軽な方法だとか言うことは簡単だ。だけど今までこんなにストレートに若者の気持ちをひきつけるような八百屋があっただろうか。時代は変わってきている。本当にそう思った。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

November 16, 2009

焼き鯖鮨

Dscf4981友達がお土産に金沢の「舟楽」の焼き鯖鮨を持ってきてくれた。金沢は押し鮨で有名だが、この焼き鯖鮨を食べたのは初めて。近江町市場の新鮮な素材を使って仕込んだ焼き鯖鮨は、脂がのっていてご飯もふっくらとやわらかくとても美味しかった。普通シメサバを作る時は、鯖の切り身に塩をふってからさっと酢に漬け込むだけなのだが、「舟楽」の場合、3日もかけて仕込むのだそうだ。焼いた鯖はとても厚い切り身で味がしっかりついている。だからお醤油をつけてもつけなくても美味しくいただける。
昨日はユウコちゃんの他にモトコちゃんが助っ人に入ってくれたので、お昼の賄いの時、この焼き鯖鮨を一本切ってみんなで食べた。二人共初めて焼き鯖鮨を食べたようで、すごく美味しい~と感動していた。焼き鯖鮨と言えば、高知のお土産にもらったものは鯖がお腹開きになっていて切り身は両面。その中にご飯がたっぷり入っていたので、あまりのボリュームにビックリしたことがある。作り方も地方によっていろいろなんだなと思った。
最近、オープンラッシュが一段落してきたようで、週末の営業もそれほど混み合わなくなってきた。ずっとギッシリだった平日のご予約も今は落ちついてきたので、ようやく自分の時間が取れるようになってきた。先週も2日間休めたし、今週と来週は2連休でお休みが取れそうだ。連休で休めることはめったにないので、どこかへ行きたいなと思っているのだが、なんだかんだと今の私は家で過ごす時間が好きなので、なかなか思い切って泊まりに行こうという気持ちにならないのだ。ネットで紅葉情報など覗きながら、いいなあと思いつつ、今週もまた泊まりに行かなかった。縁側の籐椅子に腰掛けて、色づいた紅葉を眺めながら本を読んでいるだけでも充分幸せだ。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

November 15, 2009

自家製野菜のサラダ

Dscf5065サラダと呼ぶにはあまりにてんこ盛りで色気がないけれど、コレ、私にとっては色気よりも食い気で勝負の嬉しいサラダなのだ。お皿からはみ出すほどに盛られている野菜は全部、うちの畑で採れた野菜たち。レタス、サニーレタス、京菜、ラディッシュ、ベビーリーフなどみずみずしい野菜たちがいっぱい!
昨日の夕方、友達が来たので畑から食べられそうな野菜を一緒に収穫した。ラディッシュは真っ赤な頭が土の上から飛び出している。今日の定食のサラダ用にもたっぷり収穫しておいた。雨の後に収穫したので、葉っぱの間は泥だらけ。流水で土を落とし、適当な大きさにちぎって氷水にさらす。ジャコを素揚げにして、カリカリにしたものを散らし、ごま油をベースにした醤油ドレッシングを作って上からかけた。
パリパリッとした野菜たちをバクバクっと食べた。すごく美味しかった。何よりも嬉しかったのはみんな庭の畑で摘み取ったものばかりで採れたてだということ。もちろん薬は何も使っていない。まだ量がほんの少ししかなくて、定食にはラディッシュやレタスくらいしかお出ししていないのだが、来年の春は野菜を植える量を増やしていく予定なので、もっともっと定食への出番が増やせるハズ?!
おかげさま農場で野菜を買う時、葉物などは泥を洗って根っこを取り、キレイな状態になって袋に入っている。だから使う時はさっと水洗いするだけだ。農家さんが一手間かけてくださっているからだ。だけど自分で収穫したものは根っこを切って、泥を落とし、葉っぱに付いているゴミなどを取り除いてから、水洗い。畑から収穫されたばかりの野菜にはたっぷりと土が付いているんだなと改めて思う。
自分で育てた野菜を食卓にのせる・・・こんな小さなことでこんなに幸せな気持ちになれるなんて・・・。採れたて野菜が食べられることの喜び、そして育てる喜び・・・土の上に移り住んだからこそできること。そんなここでの暮らしを大切にしたい。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

November 14, 2009

キレイな夕焼け!

Dscf5061朝の雨の激しかったこと!あっという間に庭に湖ができてしまった。今日はこんなお天気じゃお客様もいらっしゃれないだろうなと覚悟していたのだが、ポツリポツリと雨の中をお客様が来てくださってありがたかった。午前中はずっと不安定なお天気だった。雨がやんで太陽が出てきたかと思っているうちにまた雨がザーッと降ってきたり、その後、また晴れたり・・・。
南風のせいか気温がどんどん上昇し、厨房で仕込みをしていたら暑くなってきた。着ていた長袖のシャツを脱ぎ、スカーフをはずし、ついでにシャツまで脱いで、いっそこのままタンクトップのまま仕事をしようかと思ったほど汗ばんでしまった。慌てて薄手のブラウスに着替えた。
奥座敷ではリフレクソロジーを施術する鈴木恵美子さんが持ってきた長いすをセッテイングし、アロマオイルを並べ、ちょっとしたヒーリングスペースを作ってくれたので、辺りはラベンダーのいい香りに充ちていた。雨なので施術を希望される方がいらっしゃるかどうか心配だったが、グループでお食事された方で足が痛いという方がお一人、そしてユウコちゃんも仕事を早めにあがって施術を受け、とても気持ちよかったと喜んでいた。
夕方、台所で夕飯の支度をしていたら、辺りの空気の色が変わってきたような気がして手をとめた。赤い色の光が座敷に差し込んでいたのだ。包丁を置いて縁側に出てみたら、夕焼けに染まった茜色の空が広がっていた。その光は南に見える竹林にまで広がっていて、あたり一面がとても美しく幻想的だった。雨があがったばかりの空はまだそれほど青くなかったのだが、そのどんよりとした空の色と夕陽の赤が溶け合って、なんとも言えない色が醸し出されていた。まるで空に龍がいるみたい。あんまりキレイなので西側の縁側に立って、しばらくの間、空に見とれてしまった。
家にいながらこんなに美しい光景を見ていられるなんて・・・。生活の中のふとした小さな出来事に心が洗われていく。日が沈む前のほんのひととき。あっという間にあたりは暗闇に包まれてしまったけれど、そんな夕陽を見られただけでも、今日一日がとてもスペシャルだったと思えた瞬間。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

November 13, 2009

タッコちゃんの青大豆

Dscf5058福島から荷物が届いた。毎年作ってくれているタッコちゃんの青大豆。今年は例年よりも早い到着だ。会津喜多方の畑で無農薬で育てられ、天日干しをされてカラカラになった青大豆。タッコちゃんの青大豆を食べ始めてかれこれ10年近くになるのだろうか。酒々井のお店の頃から毎年年末になると送ってもらっていた。お母さんがケガをしたので、もう以前のようにたくさんは作れないと言っていたので、去年が最後かなと残念に思っていたところ、今年も少しだけなら大丈夫と言ってくれたので20キロほど送ってもらった。今年は量が少ないので、あっという間になくなってしまいそう。ご希望の方はお早めにどうぞ
多い時では50キロもお客様にお分けしたことがある。一晩水に浸すと3倍ほどの大きさになる。それを塩茹でするだけで美味しい青大豆が出来上がる。そのまま食べてもかき揚げにしてもサラダにしてもお正月は数の子と一緒に醤油に浸してもいい。甘くて味の濃いとっても美味しい青大豆で、毎年買ってくださるお客様も多い。
ダンボールの中は唐辛子や人参、胡桃なども一緒に入れてくれた。重いので、いつも到着する頃にはダンボールの底が抜けそうになっている。喜多方は私にとって田舎のような場所なので、毎年送ってもらう季節の野菜がとても楽しみだ。でもそれもタッコちゃんお父さんとお母さんが元気でいてくれるからこそ。もうご高齢なので、これからいろいろ大変になっていくと思うが、タッコちゃんは一番身近な人との関係をすごく大切にしている。「相手のことを否定せず、相手の主張も聞き入れながら、自分の言いたいことも伝えていく」という気持ちのいい関係を築けるよういつも努力しているのだ。親子は一番血が濃いから、すぐにカーッとなったり言いたいことをぶつけてしまったりと、友達よりも距離が短い分だけ、感情的になりやすい。自分も相手も認め合うこと。口で言うほど簡単なことではない。ましてお母さんとタッコちゃんとはかなり価値観がt違うから、中々歩み寄るのは難しいハズなのに、タッコちゃんは言い方を工夫しながら伝えたいことを伝え続けているのだ。私も見習わなければと思う。
明日はヒーリングを勉強している鈴木美恵子さんが店の片隅でリフレクソロジーの施術をやりに来てくれる。20分2000円なので、お食事の前後によかったらやってみませんか?
リフレだけでなくタイマッサージやレイキ、ヒーリング、などいろいろなこともやっていらっしゃる方です。リフレをやってもらいながら、いろいろお話してみては?

| | Comments (2) | TrackBack (0)

November 12, 2009

銚子へ

Dscf5048_3朝、起きたら風は強かったけれど雨はやんでいたので、今日はどこかに出かけようと思って「ぐるっと千葉」をパラパラとめくっていたら、銚子観光協会の秋のキャンペーンとして「湯めぐり入浴券」を発売されていることが紹介されていた。犬吠埼温泉にある6つのホテルの温泉を一日1000円で回れるという超お得なチケットだ。
犬吠埼観光ホテルの日帰り入浴だけでも1200円もするので、たった1000円で6ヶ所も回れるなんてスゴイと思って、急きょ銚子にことにした。そもそも銚子の温泉はわかし湯だし、それほど湯質がいいわけでもないのだが、海が目の前に見えるロケーションがいいので、時々入りに行っていた。ただ強風だったので、海に面した露天風呂はけっこう風当たりが強く、あまり長く入っていられなかった。それに6ヶ所を回るのに忙しくて、のんびり1つのお湯に浸かっていられなかったが、漁港でまぐろ丼を食べたり、変化のあるお風呂にあれこれ入ったりして、楽しく過ごしてくることができた。海なので紅葉が見られないのは残念だったが。
でも夕方には八日市場の息子の仕事先へ寄って新しくケータイを契約する約束をしていたので、帰り道に寄れてちょうどよかった。今まで使っていたauの電波がこの場所はほとんど入らないので不便で仕方なかった。それで今回はソフトバンクにしたのだが、機種が変わるとメールのボタン操作なども微妙に違っていて、機械に疎い私は全く何が何だかわからない。おまけに説明書を読むのが好きではないので、全て息子に「これどうやるの?」と質問攻め。当分の間、使いこなせそうにない(今まで使っていたauのケータイだって2年使ってもわからないことだらけだし!?)。
とりあえず、メールを読んで送ること、電話を受けたりかけたりができるよう、その方法だけ夕飯を食べながら遅くまでしっかり教えてもらった。いつもは頼りなくみえる息子だが、こういう時はものすごく優しくて教え上手なティーチャーになってくれる。だけど温泉漬けでまったりしている頭に、新機種の操作方法なんて入りっこないのだ。私はもうこれ以上通信機器と電化製品の変化には付いていけそうにない・・・。

| | Comments (2) | TrackBack (0)

November 11, 2009

建具を入れる

Dscf5045_2ここでお店を始めてから初めての2連休。すごく楽しみにしていた。紅葉を見がてらどこかの温泉へ行けたらと思っていたのだが、朝、起きたらけっこうな雨が降っていて諦めモードに。
何の予定もない一日を古民家で過ごす・・・そんな時間も今はすごく嬉しいので、今日はこの際、どこにも出かけず一日中雨の音を聞いて過ごそうと決めた。昨日友人が6枚ほどさだまさしのCDを貸してくれた。「年をとってからのさだまさしの歌詞がとてもいいのよ」とチョイスしてくれた6枚だ。私の大好きな沢知恵もさだまさしの「人生の贈り物」と歌っている。しみじみと聴ける名曲だなと思う。日本語の曲は本を読む時、歌詞が邪魔になるのであまり聴かないのだが、このCDの中からもそんな曲に出会えそうなので、今日は作業をしながらさだまさしを堪能することことに。
CDを流しながら、寒くなってきたので室内の建具を何とかしようと思ったのだ。開放的で広い続き間は古民家ならではだが、これでは部屋が温まらない。まず茶の間と仏間の間にふすまを入れることにした。
その後、茶の間と台所の間にある格子の建具を取り替えた。とても気に入っている重厚な建具なのだが格子の隙間から風が通り抜けるので、冬の間、戸としては役に立たない。以前、茨城の大工さんから分けていただいたガラス戸が残っていたので物置から出してきた。はめようとしたら1センチほど高さが合わないので、上の部分を削ることにした。最初は鋸で切っていったのだが、修復の時、カンナで削っていたのを思い出し、カンナと金槌で少しずつ削り、はめてみて、また削り・・・を繰り返しながらようやく敷居にピッタリと入った時はすごく嬉しかった。しかもちゃんと動く!
戸の幅がちょっと広いので閉めた時に重なる部分ができてしまうが、それは仕方ない。これがあればとりあえず台所からの隙間風は防げそうだ。それとトイレに行く部屋からも冷気が入ってくるので厚手の布をぶらさげて遮温することに。
室内のソファを動かしたり、建具をはめたりしていたら、あっという間に夕方になってしまった。けっこうな大仕事だった。でもこれでいくらかは寒さ対策になっただろう。作業を終えた後、ストーブを入れた部屋で雨音を聞きながら飲んだコーヒーの美味しかったこと!

| | Comments (0) | TrackBack (0)

November 10, 2009

お弁当作り

Dscf5043目覚まし時計を5時半にセットして起床。霧がかかっていたが、朝早い時間でもそれほど冷え込んでおらずほっとした。まずは圧力鍋を火にかけ玄米を炊き始めた。冷蔵庫からあれこれ下ごしらえしておいた食材を出し、鍋に移して火入れをし、最後に味を整えていった。
今日のお弁当は35個。いつもよりも大きなお弁当箱でおかずも多かったので、一人でやるのはちょっと大変かなと思っていたら、なんとトモちゃんが出勤前の7時半にお手伝い来てくれたのでとても助かった。9時半には出るというのでそれまでにできることをやっておきたかった。白和え、キンピラ、胡麻和え、煮物などを完成させてから、揚げ物をしている時にちょうどトモちゃんが到着。今回は揚げ物だけでも車麩のカツ、グルテンミートのカツ、レンコンの松露、カボチャの素揚げと4種類あるので、けっこう時間がかかってしまった。
その間にトモちゃんが大きな座卓をキッチンに運び入れ、ダイニングテーブルと座卓と椅子の上にお弁当箱を必要分だけ並べておいてくれた。
その後は次々にお惣菜をお弁当箱に詰め込んでいったのだが、さすがに二人でやったので順調に進んで、トモちゃんが出勤する前には作業も一段落。コーヒーを淹れて、一昨日のデザートに作ったカボチャプリンが残っていたので、それを食べながら朝のいっぷくタイム。
トモちゃんが仕事に行った後、南天の葉を入れ、お品書きやショップカードを添えながらフタをして、10時半頃に配達へ。その後、残っていたお惣菜を重箱に詰めて友達の家に持って行き一緒にランチ。ちょうど風邪をひいてずっと調子が悪かったそうで、野菜たっぷりのお惣菜をとても喜んでくれた。
帰りに蔵書を減らしたいから好きな本を持っていってと言われたので、本箱の中から白洲正子「名人は危うきに遊ぶ」、五木寛之私訳の「歎異抄」、井上荒野の直木賞受賞作品「切羽へ」、梨木香歩の「西の魔女が死んだ」、新潮クレストブックの中からベルンハルト・シュリンクの「朗読者」、読んで大好きになったけど手元にはない小川糸の「食堂かたつむり」などをチョイス。
どれも早く読みたくてウズウズ・・・。本は増やしたくないし、引越し前にはかなり決心し蔵書を減らしてきたというのに、読みたい本が手元にあるだけで、とっても嬉しくなってしまった。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

November 09, 2009

お弁当の準備

Dscf5041お布団を全部、干したくなるくらいのいいお天気だったのに、出かけて帰りは暗くなるのがわかっていたので、干すに干せず座布団カバーだけを洗って干してから出かけた。明日、1500円のお弁当の配達があるので、まず成田市場に行って大きめのお弁当箱を購入。以前は近かったので定食の支度をしてから、さっと買物にも行けたのだが、なんせ11時には閉まってしまうので、こちらに越してきてからは中々市場に行けなくなってしまった。
その後、振込みを済ませ、買物をしてすぐに戻り、日中のうちにお弁当の下ごしらえをしておきたいなと思いつつ、帰っても時間が中途半端になってしまうので諦めた。2時から4時まで印旛支庁で食品衛生の講習会があって、それに出なければならないのだ。仕方なくイタリアンのランチをしながら時間をつぶした。行きたくて行ったわけではなく、時間調整のためのランチだったのでちょっと味気なかった。
結局、講習会が終わって家に戻ったのは5時半過ぎとなり、それから弁当の下準備を始めたので、なんだかんだと8時頃までかかってしまった。冷蔵庫の中はストックしたものでビッシリ。業務用の大きな冷蔵庫ではないので、入れ方をかなり工夫しなければ全部が入らない。同じ大きさの密閉容器に積み重ねるようにしてうまく並べないと、本当に入りきらないのだ。おかげで冷蔵庫内の整理整頓がちょっとだけ習慣になってきた。夏になったらもっと冷やさなければならないものが増えるし、製氷機もないので、どうしようかと今から思いやられるが、それまでに何とかなるよう少しは設備資金を貯めたいと思っている。
明日のお弁当はいつもよりもおかずの種類が多いし数も多いのでお作りし甲斐がありそうだ。配達をするので11時には全部仕上げる予定。今夜は早めにお風呂に入って明日は5時起床かな。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

November 08, 2009

雨戸のペンキ塗り

Dscf5036昨日はいいお天気だったというのに、お店が忙しくならなかった。晴れの日が続きそうだったので、店が終わった後、雨戸の塗装をしようと思っていたのだが、あんまりヒマなので厨房をサリーちゃん一人にお任せして、私とトモちゃんの二人は外仕事をすることにした。最初、トモちゃん一人でやってもらおうかと思っていたのだが、なんせ雨戸の枚数も多いし、一人でやるのは大変なので、私も厨房を抜け出すことにした。
忙しくなったらすぐに厨房に戻れるよう、最初は仕事着のワンピースにエプロン姿のまま作業をしていた。でもそんなスタイルではペンキ塗りに本腰が入らない。それに外はあまりに温かく、厚着をしていた私は汗をかくほどだった。途中で我慢できなくなって、いらない半袖のTシャツとモンペに履き替え、麦わら帽子をかぶった。トモちゃんにも汚れてもいい長袖シャツを貸してあげた。
そうして二人で本腰を入れて、脚立に登りながら戸袋と雨戸8枚を次々に塗り始めた。木を雨ざらしにしたらあっという間にダメになってしまうので、一日でも早く塗装しておきたかった。二人でやったから無事に塗布し終えたが、店が終わった後、一人でやっていたら、日の短いこの季節、一日では終わらなかっただろう。
またしても修復工事中の定番の恰好に逆戻りしてしまったので、トモちゃんと二人して、工事中のことを懐かしく話しながら手を動かした。髪の毛や顔にペンキが飛んで、軍手をはめても手は汚れてくる。でも私にはこのスタイルが一番に似合っているのかもしれない。惜しげなく汚してもいい恰好になると、「さぁやるぞ~」という気持ちがモリモリと湧いてきて体が次々と動き始めるのだ(根っからの肉体労働者?!)。
暗くなる前にペンキ塗りが終わってほっとした。全部を乾かしたかったので、そのまま雨戸を閉めておくことにした。ヤマミチさんが丁寧に作ってくれた戸袋はとてもずっしりと安定している。ただコンパネを補強して作ったから仕方ないのだが、一枚の雨戸がすごく重い。それが何枚もあり、おまけに戸袋横のガラス戸は動かないので、奥の方から数枚まとめて押さなければならない。途中で1回、レールから雨戸が外れて落ちた時、レールの上に戻すのはかなり気合が必要だった。とにかく開け閉めには相当力が必要な雨戸なのだ。
これからは雨戸を開閉するたび筋トレ?になるのかな・・・。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

November 06, 2009

秋の酵素作り

Dscf5035遅ればせながらようやく今年の秋の酵素を仕込むことができた。手作り酵素を作り初めて早6年。春に作る野草酵素に始って、初夏の頃に仕込む梅の酵素、そして実りの秋に仕込む秋の酵素と一年を通して3回、手作り酵素を仕込んできた。ただ10キロ仕込むと一人では半年間で飲みきれないので、残った分は翌年用に回していた。
そんな酵素のストックが少しずつ溜まっていき、昨年はとうとう新しい酵素を仕込まなかった。そして引越があったので、ストックしてあるものを全て飲みきってしまった。いざ手元に飲める酵素がなくなってしまうと、腸内細菌が減ってしまったようで気になって仕方ない。それでヨウコさんから昨年の残りを分けてもらってしのいできたのだが、それもいよいよ終わってしまったので早く仕込もうと思っていた。
今日、アリミちゃんとも約束ができたので、ようやく酵素作りをすることにした。と言っても店もやっているので、昨日のうちに材料は揃えておき、朝早く畑の野菜を収穫し柿をもいできた。今日はお店がヒマだったので、ご注文の合間をみながら野菜や果物を刻んだ。アリミちゃんは果物を買ってきてくれて、私は野菜の担当。二人で手分けして材料を揃えたので、今回も種類の多い酵素になった。レモン、柚子、みかん、柿、リンゴ、花梨、すだち、キュウイフルーツ、ぶどう、ラフランス、玄米、黒米、緑米、赤米、モチキビ、ひえ、小豆、パセリ、しょうが、ラディッシュ、小松菜、大根、キャベツ、ブロッコリー、さつま芋、人参、カブ、ヤーコン、白菜、南天、栗、三つ葉、水菜、椎茸、菊芋など30種類以上。ただ時期をはずしてしまって、アケビやカラスウリ、ザクロ、むかごなどは見つけられず残念。
葉ものはあまり多くない方がいいと言われているのだが、畑から抜いたものを洗ってすぐ刻めば酵素の量がとても多そうなので、自家製の野菜の青物は加えることにした。これから1週間、毎日かきまぜて私の手の常在菌を繁殖させながら、美味しい秋の酵素ができあがるのが楽しみだ。
昼過ぎに「ウィメンズステージ」の編集長瀬谷道子さんが取材に来て下さった。広告や華やかなファッションや流行に惑わされることなく、自分の人生を輝かせながら生きている女性達を紹介する会員制の雑誌を発行されている。今までも何度か記事として取り上げてくださったが、今回、古民家の修復や移転について、12月号で紹介していただけるそうだ。
瀬谷さんは団塊の世代の先輩で硬派なお仕事を地道にされてきた方だ。いつも何かある度に温かいエールを贈ってくださりお世話になっているのだが、しばらくご無沙汰してしまったので、久しぶりの再会がとても嬉しかった。ご自身の私財を投げ打って団塊の世代の女性たちが気軽に集まれるスペース「すてーじ・刻」も主宰されている。これからこの古民家で広げていきたい活動について、いろいろお話させていただいたのだが、ご自身もまた器となり場を提供するお役をされている方なので、私の思いをとてもよく理解していただけたような気がする。これからの夢や方向性など、自分の気持ちを再確認しながらお伝えすることができてとても楽しかった。
「ウィメンズステージ」はとても読み応えのある雑誌です。本屋さんには売っていないので、よかったら購読申し込みをしてみてくださいね。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

November 05, 2009

元気な畑の野菜たち

Dscf5030いつのまにか畑の野菜たちが大きく育っている。ラディッシュはこのところ毎週のように摘んでいる。まん丸に大きく育って、食べ頃になると、土の中から赤い頭をもたげてくる。可愛らしくて真っ赤なラディッシュは葉っぱまで柔らかくて美味しい。この前はアリミちゃんたちと採れたてに塩を付けて丸齧りして食べた。カブや大根も少しずつ大きくなってきた。
種まきをする時、今年は初めてだからと思い、あまり発芽を期待していなかったので、土の上にパラパラと適当に間隔をあけて撒いた。それが予想以上によく発芽したので、密集している部分とバラバラにバラけている部分との差が激しくなってしまった。間引きもせずにそのままなので、できあがっている畑を見ると、整然と作物が並んでおらず、所々に間ができていたりしてヘンな出来映えになってしまった。
大根もカブもポットに種を撒いて苗を作り、苗が育ってから定植をしたわけではないので、全くバラバラの状態で生えている。サニーレタスなど畝から落ちて下の部分で育っていたりして、もう種の撒き方のいい加減さが?丸わかりで恥ずかしくなってしまった。
当たり前のことだけど、種を撒けば発芽する。その後、虫に食われたり、成長しないまま終わってしまったりする作物もあるけれど、とにかく種からは芽が出るのだ。だから勝手に初めてだから今年は撒いてうなうだけで収穫は期待しないなんて決め付けないで、静かに成長を見守り、少しだけでも収穫できることを心待ちにしていようと思った。
それで先週ラディッシュを撒く時は、指で一つずつ穴をあけて、そこに種を1~2粒ずつ入れて等間隔に撒いた。これなら均等に並んだラディッシュができる(ハズ?)だろう。
それと時期をずらして次々に順番に種まきをしないと、一度に育ちあがってしまうので、収穫したら、その後、畑が空っぽになってしまう。そうならないように種まきの時期についても要注意だ。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

November 03, 2009

西側の雨戸完成!

Dscf5033先週から3日連続で風楽に来てくれていたヤマミチさんが、今日、雨戸の最後の仕上げに来てくれた。台風のたびにコンパネを貼るのは大変だし、これから寒くなるので防寒対策としても雨戸は絶対にほしかった。それで気軽にヤマミチさんに雨戸作りをお願いしたのだが、古民家自体が真っ直ぐではないので、予想以上に大変な作業となり、朝の段階ではまだ完成していなかった。
もちろん本業のお仕事もあるので、あまりお時間を取らせてしまっては申し訳ない。それで戸袋だけ仕上げていただき、雨戸本体はレールを入れてフチをつけて完成させれば、入れるだけなので、そのやり方を今日の夕方、教えていただく予定だった。今日までの作業でできなかった残りの分はやり方を教えていたいだいて、ヘタでもいいから私が作ろうと思っていたのだ。
今日はお店が予想よりも忙しくならなかったので、2時半頃、厨房を抜け出し服を着替えて、インパクトドライバーを持ってヤマミチさんの所へ行ったら、あとちょっとで全部が終わるということだった。それに南側の雨戸は時間がなくなってしまったので断念することにし、何かあった時はコンパネを差し込めるような上受け部分だけを作ってもらうことにした。
それで出番のなくなった私は仕事が終わったアリミちゃんとサリーちゃんを呼んできて畑を見てもらうことにした。ラディッシュやカブが大きくなっていたので、久しぶりに来たアリミちゃんに採らせてあげようと思ったのだ。厨房の中は寒かったけれど西日が当たっている畑はポカポカ。
畑の横を歩きながら、「ほ~ら、ちゃんと育っているでしょ!?」と自慢げに話す私をアリミちゃんは本気で「スゴイスゴイ~」と言って喜んでくれた。「まだあまり大きくなっていないけど、大根(小根と言われてしまった)も抜いていいよ。カブも大根もラディッシュも葉っぱを全部食べてね」と条件付きで?野菜をお土産に持っていってもらった。
テーブルを外に出してお茶を飲みながらデザートに作ったチョコレートケーキを頬張り、ラディッシュに塩を付けて食べ、もいだ柿を丸かじりしながら3人でティータイム。みんなで西側の雨戸の完成を喜んだ。
西日がキラキラと光っている嬉しい時間だった。私が「秋の今頃の時間にこの場所で過ごすのがお気に入りなんだ~」と言ったらアリミちゃんも「ホントに気持ちいい場所ですねえ~。エイコさん本当にここに来てよかったですねえ~」ととっても喜んでくれた。
今日は久しぶりにアリミちゃんに会えてすごく嬉しかった。四街道からは遠くて来るのにも1時間。大変だろうなあと思うのだが、ずっと一緒に仕事をしてきたので、しばらく会えなくなると寂しくなって、ついつい手伝いに来てとメールを送ってしまう。一緒に秋の気持ちのいい時間を過ごせて幸せだった。
雨戸もヤマミチさんのおかげで完成してほっとした。あとは防水用に塗装をしよう。ヤマミチさんご苦労様でした。どうもありがとう!

| | Comments (2) | TrackBack (0)

November 02, 2009

沢知恵 チャリティコンサートへ

Dscf5028しばらく温かい日が続いていたが、今日は久しぶりに冷え込み冷たい雨が降ってきた。まだ11月になったばかりだというのに、室内も相当寒い。今からこんなに寒いんじゃ、これからどうなってしまうのだろうと、古民家で過ごす初めての冬を想像しちょっと心配になった。
昼過ぎまで友達が来ていたので、しんしんと冷え込む寒さに凍えながらも?ゆっくりといろいろな話をして過ごし、夕方からは東京へ。父の介護施設へ寄ってから大久保の教会で行われるコンサートに行く予定だったが、友達との話が盛り上がって時間がなくなり、会場へ直行することにした。
陣内大蔵沢知恵の「Between Us」というタイトルのチャリティコンサート。職をなくし、住む場所を失った人たちのためのチャリティコンサートだった。沢知恵はメジャーな活動をしているわけではないが、その歌唱力は圧倒的で、美しく力強い歌声はいつも魂に響く。大好きなミュージシャンの一人で一年に一度は必ず彼女の生の歌声を聴きに行っている。日本人と韓国人の牧師の夫婦の下に生まれ、日本、韓国、アメリカなどで生活をし、ピースボートや人権週間、ハンセン病療養所でのコンサートなど愛や平和など社会的なメッセージを歌に託して活動している人だ。
今回は同じく牧師家庭で生まれたミュージシャン陣内大蔵と初めて共演。歌を通して二人で何かできないかなという提案から生まれたチャリティ企画。今回の収益はそれぞれが関わっているサポート団体に寄付し、職をなくし、住む場所をなくした人たちのために少しでも役に立ちたいと思いが根底にあふれている。
信仰という強い拠り所があるからだろうか。お二人の歌は命への賛歌と生きることへの希望にあふれている。特に沢知恵の歌声は何度聴いても深く心に響いてくる。まさに歌そのものが祈りなのだろう。会場となった淀橋教会も初めて行ったけれど、とても広くて素敵なチャペルでコンサートには最適の会場だった。平日の雨の夜だというのに多くの人たちが集まって、二人の歌声に酔いしれていた。
古民家へ移り住んでからというもの、夜出歩く機会がぐっと減ってしまった(この私が?!ですよ~)。真っ暗な場所に遅くなってから一人で帰宅するのが不安だから、ついつい出不精になってしまうのだ。今回も行きたい気持ちはあるものの、どうしようかと直前まで迷っていた。でも好きな音楽を聴くことで元気になれるのだから、やっぱり多少、無理してでも行ってこようと思った。それにここに移転することが決まってからというもの、全く生音から遠ざかってしまったので大好きな音楽への渇望感もあった。
行ってよかったけれど、案の定、帰宅は12時ちょっと前。やっぱり東京は遠いなあ・・・。

| | Comments (0) | TrackBack (2)

November 01, 2009

最後のジェノバソーズ

Dscf4946畑のバジルに種ができて、そろそろ葉っぱも少なくなってきたので、全部、摘み取って今年最後のジェノバソースを作った。昨日は珍しくお客様の少ない日だったので、クッキーやカボチャタルトを焼いたり、ジェノバソースを作ったりと、日頃、営業時間中にはできない仕込み作業をやった。
今日は午前中は比較的すいていたのだが、1時過ぎから混み始め、ほぼ満席に。昨夜は友人が泊まりに来ていたが、今日もまたいろいろな友人や知人が来てくれたので仕事の合間を見て楽しくおしゃべり。久々に会えた友達もいてすごく嬉しかった。皆さん、あれこれお土産を持ってきてくださったので、お米、柿、塩、ガヴァ茶、コーヒー、干し椎茸、カボチャ・・・ダイニングテーブルの上はいただきものでいっぱいになってしまった。
看護士の友達、鍼灸師の友達、ミュージシャンの友達、最近お知り合いになったのだが自然農法を実践している方・・・皆さんの職業もそれぞれだが、しばらく私が出歩けなかったので、ずっとご無沙汰をしていた。古民家で店を再開してから、いろいろな方たちが来て下さることで、ようやくお会いできるようになってきた。この場所でお店をオープンできたことを、それぞれが喜んで下さって、本当に楽しい再会の時間となった。
なんだか今日は友人知人に会うために用意された一日だったんだなと思った。皆さんすごく遠い所から来て下さった。足がないのにバスに乗って来てくれた友達もいる。その友達と一緒に来た友達は都内から電車でわざわざ来てくれた。夕方、店が終わった後に突然、来てくれたミュージシャンの友人は相模原から。自然農を実践している知り合いは足立区から。収穫したばかりの野菜を持ってきてくれたので、夕食をご一緒した。
物理的に距離が遠いとなかなか会う機会がないけれど、こうして訪ねてきてくださるおかげで私はここに居ながらにしていろいろな方とお会いすることができ幸せだなあと思う。こういう方たちとの交流があるから仕事も楽しくがんばれるのだ。
写真は友人である相葉さんの料理教室の時に作った料理。揚げたジャガイモをジェノバスースで和えただけだが、簡単で美味しい一品になる。

| | Comments (0) | TrackBack (1)

« October 2009 | Main | December 2009 »