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February 27, 2010

紫キャベツのサラダ

畑から紫キャベツを採ってきた。紫とよぶよりも黒キャベツ?!という感じの真黒(真紫?)のキャベツだ。ヤーコンや緑色のキャベツ、にんじん、柚子の皮の千切りなどと合わせてサラダにしたのだが、野菜の色がいろいろミックスされてとてもキレイだった。
このキャベツはそれほど大きくはならなかったが、そろそろ西側の畑に植えているものは片付けて、畑を耕し、野菜の残さと落ち葉で作った腐葉土を混ぜ込んでおきたかった。
3月に開くヨガ教室の講師をやってくれるユウコちゃんはミゾグチ君という有機農業をやっている男性と結婚し、今、成田市内に住んでいる。4月末に風楽で二人の結婚披露パーティをやることになったので、その時はミゾグチ君の作った野菜を使って料理を作りたいと思っている。先日、その打ち合わせをしている時、せっかくなら収穫したてのミゾグチ君の野菜をサラダにしてお出ししたら・・・?と提案した。でもパーテイの時にわざわざ参加される方をミゾグチ君の畑まで連れていくのは大変だ。そこで風楽の敷地の片隅に今から撒いても間に合うような野菜を植えて、それを新郎新婦が参加者の前で収穫して、その場で丸かじりしたり、サラダにして食べていただこうということになった。一般の披露宴でのケーキカットが新郎新婦の初めての共同作業だと言われているのなら、農家の二人が皆さんの前でお披露目する共同作業としては畑での収穫がピッタリだ(もちろんもうとっくにユウコちゃんはミゾグチ君の畑を手伝っているのだが)。
裏の畑だと皆さんから見えにくいので、どこにいても見える場所として西側の畑がいいねということになり、一角にカブとラディッシュとルッコラと水菜を撒いてもらうことにした。この時期に植えるので霜の心配もあってトンネルをかけて作るため、先日、ミゾグチ君がその準備に来た。植えるのはほんの一角なのだが、ついでに横にある畑にも機械をかけてもらったので、今日はそこに腐葉土を運んで土に混ぜ込んでおいた。
ほんの少しの量なのだが、裏から運んだ腐葉土は真黒になっていて、土台にある山土とは色が全然違っていた。何回も耕しながら野菜を植え、そのたびに土を掘り起こしながら肥料を入れていけば、だんだん山土も命を宿す土になっていくかな。
庭の西側にある梅の木が満開になって白い花を咲かせている。とても古い木で枝が高く伸びているので、たわわに花をつけた姿はとても美しい。市内よりもずっと開花が遅く、ようやく満開になったというのに、昨日の強風と今日の大雨で花はかなりダメージを受け、縁側や畑の上に白い花びらがふわりとふらりと舞っている。
このところずっと忙しかったが、確定申告も終わり、来週はご予約もないので、明日の夕方からしばし骨休みをしてこようと思っています。6日ほどブログをお休みさせていただきます。詳しくは次回のブログにて。
*今回もまたブログサーバーの不具合により写真がアップできません。修復次第アップさせていただきます。

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February 26, 2010

ストーブのいらない朝

朝、布団から出る時、全く寒くなかった。風が強くて一晩中、すりガラスがガタガタと揺れていた。あまりに空気がぬるいので、窓を開けたらすごい風が入ってきた。とても窓を開け放っておくことはできない。いつもなら家のキッチンのストーブを起きたらすぐに付けるのだが、なんと今日はその必要もなかった。パジャマのまま何も羽織らずトイレに行けた。ずっと凍えていたのに、あまりに急に温度が高くなって拍子抜けしてしまいそうだ。お天気としてはあまりよくなかったのに、ちょっと動くと汗ばむほど暑かった。
お掃除が終わった後、それぞれの部屋の障子やふすまを閉めて、お店の開店時間までストーブを付けてお部屋を暖めておくのだが、今日はその必要もなかった。ストーブをつけない朝だなんて、一体、何日ぶりだろう?!でも昨日の春一番に次ぐ春二番?の影響で急に鼻がムズムズし始めた。
今年の花粉症はかなり楽になったと思っていたのだが、今日からいっきょに花粉症が始まってしまったようだ。おまけに昨日は珍しく寝つけず、明け方まで布団の中で寝られないままゴロゴロとしていたので、今日はとても睡眠時間が少なく寝起きが悪かった。そのせいか頭はちょっとぼーっとしていて、体の方は花粉にやけに敏感に反応している。厨房で一体何度くしゃみをしたことだろう。ああ、今年こそ、花粉症完治?!と思っていたのにな。突然の強風に粘膜も悲鳴をあげている。
写真はエデラちゃんが今日、作ってきてくれたイチゴのケーキ。スポンジの上にババロアが乗せてあって、その上にゼリーで固めたイチゴが乗っている。スポンジのショートケーキに比べてとても手間がかかるケーキだ。明日はエデラちゃんの主催している英語塾の年に一度の発表会。だから今は準備でとても忙しいにもかかわらず、こんな手間のかかるケーキを作って来てくれたなんて、すごく嬉しかった。賄いのご飯の後、二人で4分の1ずつカットして食べた。
*サーバーの不具合で今、写真がアップできない状態なので、よくなり次第、アップします。

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50代に突入!

10日からランチのご予約やらパン教室、料理教室、お弁当、ヨガなどいろいろなことが続いていたので、この間、ずっと店を開けていた。23日はご予約はなかったけれど、出かける用事があって一日家を留守にしていた。今日はようやく2週間ぶりのお休みだ。今日こそいろいろな事務仕事を片付け確定申告を仕上げて提出しようと決めていたので、朝、早くから起きて8時には仕事開始。古いパソコンを立ち上げて最後の確認をしてから集計表をプリントアウトし、キッチンのテーブルの上に書類を並べて、手計算と手書きで申告書を作成していった。完成したらお昼をとっくに過ぎてしまったので、日のあるうちに畑に鶏フンをまいて少し耕しておこうと急きょ畑仕事。
夕方、イオンの中の確定申告用の特設会場に書類を提出がてら、あいりん堂さんに行ったりあれこれ買い物をして帰ってきたら7時を過ぎていた。夜は昨日、オシオさんからいただいた手作りワインで一人で乾杯しようと決めていた。ケーキの代わりに長いもと豆の入ったオムレツを焼き、大好きなカマンベールチーズの入ったパンを並べて、ワインを開けた。
オシオさんとはマヤ暦の講座を通してお話するようになったのだが、出会った瞬間「ナイチンゲールみたいな人だな」と思った。「酸化防止剤の入っているワインは飲むと頭が痛くなるので」という理由から自分でワインを仕込むようになったそうだ。その量たるや一度に100本!しかもブドウは自家製だ。昨日のランチにはキャッサバ粉で本格的なポンデケージョを焼いてきてくれた。
「ツバキ油で天ぷらを作ると美味しいと聞いたので、今度ツバキ油を作ろうと思うんです。できたら一緒に天ぷら食べませんか?」なんてヨダレが出そうなお誘いまでして下さった。これからのお付き合いがとても楽しみな方だ。
誕生日だというのに、今日も一日、申告作業に追われ、バタバタと忙しくあっという間に終わってしまった。なんだかこれから始まる50代の日々を象徴しているかのよう?!
40歳直前に起業したので、40代は仕事中心に回っていったようなものだ。そして仕事を通して様々な気付きがあり、自分というものをよりよく見つめることができたと思う。さてこれから50代をどう生きていくのか・・・。そのヒントはこの古民家の修復期間の中にたっぷりと詰まっていた。もう人生の太陽は真上でギラギラと輝いているものではなく、ゆっくりと沈みかけている。でも縁側に差し込む冬の西陽のぬくもりはとても穏やかで心地いいものだ。そんなほんのりと温かい50代の時間をいい人間関係の中で迎えられたらなと思う。
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February 24, 2010

マヤ暦講座と持ち寄りランチ

今日は2回目のマヤ暦講座の日。今日は20ある太陽の紋章を一つずつ解説していただいた。これで生年月日から各自の持つ紋章の意味をひも解いていくことができる。今までネット上のマヤ暦で自分の紋章を知っているつもりでいたのだが、実際に勉強してみると、顕在意識と潜在意識の二つの紋章を持っているということがわかった。さらにそれぞれが13に分かれた「銀河の音」というものを生まれながらにして持っている。また顕在意識を表すものを「太陽の紋章」と言い、潜在意識を表すものを「ウェブスペル」と言う。私の太陽の紋章は「黄色い星」でウエブスペルが「赤い太陽」だ。それぞれの意味を解説していただいたので、自分の紋章の意味がとてもよくわかった。
また自分の周りの人たちの生年月日を知ることで、自分と反対の気質を持つ人や鏡の役割を持つ人、魂のガイド役となる人などを割り出すこともできる。子供たちや友人などの生年月日を並べながら、ああ本当にそうだなとうなづく部分がとても多かった。
1時半まで講座を聞いた後、持ち寄りのランチ。今日はお天気がいいから外に机を出して食べようかなと思っていたのだが、あんまりお腹が空いてしまったので、そのまま奥座敷におかずを並べて「いただきます!」。私はレンズ豆と玄米のリゾットを作ったが、それ以外にも野菜たっぷりのヘルシーで美味しいおかずがたっぷりでとても美味しく楽しくいただいた。
明日が誕生日だなんて話していないのに、なぜかみんな知っていて、ユウコさんがエプロンを作ってくれて、サリーちゃんが美味しい有機いちごを買ってきてくれて、オシオさんは手作りのワインをプレゼントしてくれて・・・もう感激~!まるで誕生会を開いていただいているみたいな気分になってしまった。
マヤ暦自体は3回連続で3月で終わるのだが、なんだかとてもいい集まりになって、とても楽しい。お店でも時々、親しい人たちと、仕事抜きで一品持ち寄りパーテイなんてやったら楽しいかもしれない。これから計画してみようかな。
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February 22, 2010

デトックスヨガ&ランチ

今日は2回目のデトックスヨガ&ランチの日。今回は8人の方にご参加いただいた。前回、ストーブを全開にしても室内が寒かったので、今回は台所にあるストーブも和室に入れて、全部で4台をかなり前からつけておきた。全てのストーブの温度設定を30度にしてフル稼働したのだが、なかなか温度は上がらなかった。それでも先月よりはずっと温かくなり、途中のスクワットのポーズの時は思わず体が熱くなり、一番近くにあったストーブを消してしまった。
今日はスタッフであるエデラちゃんやユウコさんが参加できなかったので、終わった後、すぐにランチをお出しできるよう、かなりスピードをあげて配膳に取り掛かった。参加された皆さんも運ぶのを手伝ってくださったので、助かった。ランチは茶の間に出した一つの座卓に8名分のお食事を並べたので、こじんまりとまとまっていて話しやすかった。
今回は前回のアサナに立ちポーズや前屈なども加わり、より動きが活発になってきた。回を重ねるごとによりよりヨガの集いができていくのだと思う。一人で忙しかったけれど、私もとても気持ちよく体を伸ばすことができた。最近、ずっと朝ヨガをやっていないのだが、ゆっくりヨガをやっていると、改めて体の中からの声が聞こえてくるようだ。体の奥が伸びをしたがっていたんだな、体を曲げることで内臓を刺激してほしかったんだな、捻じりのポーズを入れることで矯正したかった部分があったんだな・・・そんな体の欲求のようなものがしみじみと伝わってくる。その感覚に深く感じ入っている時間がとても心地いい。ちなみに次回は3月29日(月)11時から。春に向けて体内の毒だしをしませんか?
ヨガが終わって、昼過ぎからは友人のアヤコさんと息子と息子の彼女が来たので4人でケーキを食べながら、いろんな話をした。不況が続き、働いて自活することがとても大変な時代になってしまった。若い子たちが自分たちの人生に希望を持てるような働き方ができたらいいなと思う。一生懸命働いても働き続けられる保障がなく、ただ疲れ果てて、搾取され続けるという構図しかないとしたらあまりに悲しい。
人生には大変なことが多いかもしれないけれど、それでも夢や希望を捨てないで…周りにいる若い人たちに私はそう伝えていきたいなと今日、改めて思った。そのためには自分自身もまた夢や希望を忘れない大人でいなくては・・・。Dscf5474


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February 21, 2010

粋な着物姿

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この土日は二日間ともとてもポカポカ陽気で温かかった。特に縁側には陽射しが降り注ぎ、午前中はそのままお昼寝してしまいたくなるくらいだ。お天気がいい日は開店までのほんのひと時、縁側にお座布団を並べてお日様にあてているのだが、そこにダイブしたくなる気持ちを抑えるのが大変なくらいだ。
土曜日、お店に着物姿の男性がお二人でおみえになった。ユウコちゃんが「エイコさん、奥座敷のお二人、とても着物を素敵に着こなしていらっしゃいますよ~。お帰りの時、写真を撮らせていただいてもいいですか?ってお声をかけてもいいですか?」と興奮気味に?言ってきた。
私は厨房にいたので、お二人が入っていらしたのに気がつかずにいたのだが、美術系のユウコちゃんは私と同じで布や古道具や手仕事のものに目がない。だからユウコちゃんの目にとまったものなら?私も興味が湧いてくる。そんな話をしていたところ、ちょうどお帰りになるご様子だったので、思わず私もその置物姿を見せていただくことにした。
見せていただいた瞬間「すごいっ!」。そして思わず私の方から「古民家の前でお写真撮らせていただいていいですか?」と言ってしまった。
ラオスのファービアン(お寺にお参りする時に肩にかける手織り布)をクルクルっと丸めて襟巻にして、女性ものの縞帯をサラリと腰に巻き、風呂敷を結わえてバック代わりに。草履の代わりにゴムの地下足袋をはいていらっしゃった。着物がお好きなので、なるべく普段でも着物を着て楽しむようにしていらっしゃるそうだ。あまりにさりげなく、そして粋なお着物姿に感動し、ユウコちゃんと二人で見惚れてしまった。
そしてまだ光が残っている西側に移動していただき、写真を撮影。ブログにアップするのも了解いただいた。
私は今まで着物を着ることはほとんどなかったのだが、古民家へ移り住んでからというもの、この家の中で着物を着ていられたらいいなと思うようになってきた。
アジア雑貨の仕事をしていた時は、骨董品屋さんなどで古い着物を買い集め、それをほどいてタイに持っていき、タイシルクと合わせてオーダーでオリジナル服を縫製してもらっていた。その時、服地用にしようと買い集めていた着物がまだいくつか残っている。古くてあまりキレイではないけれど、あの着物たちも日の目を見られたら嬉しいだろう。
それでエデラちゃんやユウコさんと相談して、着つけの先生をお呼びして3月16日(火)に「着物deランチ」というテーマの小さな着物の集いを開くことにした。皆さんで着物を持ち寄って、先生に指導していただきながら着物を着て、一緒に風楽でランチを食べ、最後に古民家をバックに写真を撮ろうというものだ。
たとえば雪見障子の前に立つだけでも、土間に立つだけでも、古民家だったら、着物姿がとても映えそうだ。私も一緒に着物を着させていただこうと思っている。私も今までずっとアジア雑貨の仕事をしてきたので、まだアジアの布の在庫はかなりある。ラオスの織りはとても日本的なので、どこかで取り入れるのも面白そうだ。
素敵な男性お二人の着もの姿を拝見して、私も急に着物着たい欲求?が芽生えてきた。とりあえず3月のイベントが待ち遠しい。
よかったらみなさんもお家に眠っている置物をお持ちいただき、袖を通してみませんか?詳細はホームページにアップしてあります。

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February 19, 2010

今日は料理教室~雑穀とレンコンを使って~

Dscf5462_2今日は朝から外よりも室内がやけに寒く感じてしまった。これからはこういう日がだんだん増えていくのだろう。春はそこまで来ているのだろうけれど、古民家の室内は相変わらず冷え込んでいる。
今日は店が終わった後、料理教室があった。今回はレンコンと雑穀を使った料理というリクエストにお答えする形で、メニューを考えた。作りたいものはいろいろあるので、かなり迷ったのだが、何が一番、応用がきくか、そして同じレンコンでも全く違った感触で食べていただけるかという基準で選んだ。
まずはアワのナゲット。これはそのままレンコンにはさめば、レンコンのはさみ揚げにも応用できる。はさみ揚げ自体の具としてはグルテンミートのブロックをそぎ切りにして、練り梅と青ジソと一緒にサンド。それからレンコンやニンジン、玉ねぎなどと一緒にヒエとレンズ豆を煮たリゾット。牛乳やバター、チキンブイヨンなど動物性のものは一切使わないで作った。最後にブロッコリーを加えたので赤、黄、緑と色とりどりのリゾットに仕上がった。これはヒエをアワや他の雑穀に変えてもOKだ。
残ったレンコンはすりおろしてレンコンボールに。これは意外なことにみなさん初めてとのこと。つなぎを一切加えず、レンコンだけで丸め、初めての方に揚げていただいた。はさみ揚げとは全く違ったモチモチの食感で食べていただけた。サラダは蒸し野菜の甘酒ドレッシングサラダ。大きなお皿にドーンと野菜を並べて、甘酒ドレッシングの美味しさを楽しんでいただけたらと思った。
グルテンミートをそぎ切りにして、レンコンの大きさに合わせてはさみ、衣を付ける作業の時はみなさん慣れないのでちょっと大変そうだったが、揚げた時はとてもキレイに仕上がっていた。
今日はサリーちゃんも助っ人に入ってくれたので、夕飯の時、座卓を囲み、楽しくおしゃべりしながら一緒に夕ご飯をいただいた。揚げたてのレンコンのはさみ揚げをかじった瞬間、私は思わず「美味しい~」と叫んでしまった(自画自賛?!)。リゾットもあるのに玄米ご飯やお味噌汁もご用意してしまったので、ちょっと食べるものがありすぎてお腹いっぱいだったかも?!
来月はまた参加された方のリクエストにお答えする形で玄米精進ちらし寿司と大豆たんぱくのから揚げトマトソースがけの他、いろいろ美味しいものをご用意させていただきます。日時は3月19日(金)3時から。料理講習と夕飯、お土産付で3900円。初めての方もどうぞご参加くださいね。
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February 18, 2010

雪を見ながらお弁当作り

朝、起きたら一面の銀世界!一昨日は雪が降るという天気予報にハラハラしていたのだが、昨日はそれほど冷え込んでいる感じがしなかったし、予報を裏切って雪が降らなかったことに安心してしまったのだろう。今朝、雪が積もってるなんてこと、想像もしていなかったので、本当に驚いた。しかも雪の積もり具合は前回よりも多かった。
今日はあいりん堂さんにお弁当を配達しなければならない。7時の段階ではまだしっかりと雪が降っていたので、この雪じゃもう車は出せないだろうなあ・・・お弁当をどうやって配達しようかと悩んでしまった。それに灯油もないし、明日からの野菜もあいりん堂さんに注文してあるので取りに行かなければならないし・・・。
とりあえず庭に出て、雪が積もっているコンクリ砕石の上で車を走らせてみた。スリップしないで何とか動かせそうだ。でも問題はこの先の道路。あまり車が通っていない場所なので、滑りそうだ。もうこれは車ではなくコミュニテイバスに乗って行くしかないかなと時刻表を調べたら、11時頃のがあった。それにしてもお弁当30個を持って1時間もバスに乗るのはちょっと大変そうだ。ああどうしよう・・・あいりん堂さんに電話で相談するにはまだ早すぎるし、待っていても時間ばかり過ぎてしまうので、迷いながらもお弁当の準備だけは始めなくては・・・と厨房に入った。
ラジオで天気予報を聞いたら、昼過ぎには雪もやむそうだ。とにかく作るだけ作ろうと支度を始めたら、私の体はもうお弁当を作るスイッチが入ってしまったので、ひたすら一人で手を動かし続けた。そうこうしているうちに雪がやんで小雨になってきた。そして運のいいことに雨が雪をどんどん溶かしてくれている。これならちょっと待てば車を出せそうだ。10時にはお弁当が完成したのだが、11時頃まで様子を見ることにして、ようやく出かけられそうになったので配達へ。
あいりん堂さんへ着いて「この雪で今日のお弁当どうしようって朝から悩んじゃったよ。もしかして私が来られないんじゃないかって思わなかったの?」と聞いたら、「ううん、風楽さんなら這ってでも絶対にお弁当を持ってくるって思ってたよ。それに大した雪じゃなかったでしょ?」と言うので、「ねえ私の車の屋根の上見てよ。朝はこんなに積もってたんだよ」と言ったら「ホントだ~」って驚いていた。やはり同じ成田市内でもニュータウンと家の方では積雪量が違うようだ。それに市街地ではいざ雪が降っても大雪にならない限り交通網もいくつかあるので、全く孤立してしまうということはない。だけどここは車が出せなくなったら、下界?とは遮断されてしまうのだ。
今日は雪が雨になったおかげで、いい具合に積もった雪を全部、溶かしてくれたので雪かきもしないですんだ。それにお弁当30個を抱えてバスに乗らずにすんでほっとした(お弁当はあまり重ねられないし、横にできないので正直なところ、どうやって持っていこうかと悩んでいたのだ)。
田舎で暮らすって、天気次第で陸の孤島になりうる可能性が充分あるんだなあ。春になるまで雪にハラハラ?する生活があと少し続きそうだ。Dscf5461


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February 17, 2010

パン教室~ベーグル作り~

Dscf5454昨夜は夕方から都内に出かける用事があって、夕食を食べて帰ったので遅くなった。夜の11時頃、51号沿いにある温度計は2度を示していた。すでに冷たいみぞれ交じりの雨が降っていたので、このまま雪になって、明日のパン教室は大丈夫かなあと心配しながら帰ってきた。でも朝、起きて一安心。寒くてもとりあえず雪が降っていなければ、それだけでかなり気が楽だ。
今日は白神こだま酵母で作る天然酵母パンの教室。もう5回くらいやっている人気のベーグルパン作り。朝の段階でお二人ほど急なキャンセルがあったが、それでも9名のご参加があった。少しでも寒くないよう使う部屋は茶の間と台所だけにして、他は締め切り、2台のストーブをずっとつけっぱなしにしておいた。
今日のベーグルは全粒粉とカボチャとチョコチップの3種類。どれもむちむちっとしていて美味しいベーグルだった。寒いのでレンズ豆をたっぷり入れた野菜スープと、大豆たんぱくのトマトソースがけ、ヤーコンとカブのサラダ、里芋とアワの煮ものをお出しした。
講師の高田さんは気前がいいので?とにかく「美味しくなくっちゃ~!」という感じで中に入れるチョコチップの量も半端じゃない。おかげで丸める時にチョコチップが生地からはみ出すほどだ。もちろん食べた時もパンというよりチョコレートドーナッツ?!というほど、チョコ風味たっぷりの甘~いベーグルが焼きあがった。
お土産用には高田さんが可愛らしい紙袋を用意してくれたので、中にカボチャとチョコチップとプレーンと全粒粉(2分の1)の4種類が並んで、本当にベーグル屋さんで買ってきたみたいな?お土産になった。
最近、パン教室の人数が多いので、高田さんは誰かアシスタント役の人を連れてくるのだが、今回のアシスタントは風楽のパン教室にずっと参加してくれているミズノさん。他の教室で長らくやっている生徒さんではなく、風楽の教室に参加している人がアシスタント役になってくれるなんて、なんだかとても嬉しい。アシスタントをお願いする前は、私がランチ作りの合間にボールを洗ったり、オーブンに入ったパンの出し入れをすることもあったので、私にとっても人手が増えて大助かりだ。
私は厨房でパン教室用のランチの用意をしながら、明日、配達するあいりん堂さんのお弁当の下ごしらえもした。今週はランチのご予約、パン教室、料理教室、あいりん堂さんのお弁当の配達など、一週間なんだかんだとずっと仕事をしている。
確定申告も早く終わらせなくてはと思いつつ、なかなか作業が進まない。来週はお休みの日が取れそうなので、何とか今月中に確定申告の書類を提出してしまいたい。
*次回のパン教室は3月31日(水)10時からいちごを使って酵母をおこし、プチパンを焼きます。ご希望の方ご予約ください。Dscf5459


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February 16, 2010

独活を植える

お手伝いに来てくれるジュンコさんは小さい頃から千葉の農村地帯で育ち、ご両親がとてもマメにいろいろなことをされる方だったので、作物を収穫することがとても得意だ。1月末にも「ハイ。プレゼント。何だと思う?」と言って持ってきてくれたのは袋にいっぱいの蕗のトウ。「え~もう見つけたの?早いねぇ~」と驚いたら、「だから私は見つけるのが得意なんだって言ったでしょ?」とケロリとしている。何しろ、タケノコだって、頭がまだ出ない早いうちから、土の上を長靴でなぞりながら見つけてしまうそうだ。
この前は独活の話を聞いた。独活の根っこを植えたら、「ウドの大木」と呼ばれるほどの木だから、どんどん新芽が摘みとれる。でもその新芽に光が当たらないように、周りを木の板で囲い、もみ殻を入れてフタをしておけば、4月の末に、もみ殻の下から白い独活も採ることもできるそうだ。
私がすごく珍しがったら、おじいちゃんから独活の芽を掘ってもらい、周囲を四角く囲む板ともみ殻をセットで持ってきてくれた。それを裏庭の隅に植えた。今、独活の周囲には囲いがしてあり、土の上からもみ殻で覆われ、その上にはフタをしてあり、育つのを待っている(写真の紫の塊は独活が芽を出そうとしている所)。何度説明を聞いても理解できなかった白い独活の育て方がこれでやっとわかった。だけどもみ殻の下に独活の新芽が生えているのを見つけて食べるまでは、まだまだ作っているという実感が湧かないが・・・。
ジュンコさんが子供の頃はタラの芽なんてあちこちにありすぎて、「あんなの食べるもんじゃない」と思っていたそうだ。子供の頃から野山を歩き回っていたので、特別、意識しなくてもどこに何が生えているのか体が覚えている。都会育ちの私にはそういう経験がないから、小さい頃から自然に身に付いたジュンコさんの感覚がとても羨ましい。
コタロウさんもイチゴの苗を持ってきてくれたので、さっそく裏の畑に植えた。以前、イチゴ農家さんに取材に行った時、ライナー(蔓)をどんどん摘んでいってカブを増やしていくと、そこにまたイチゴが実ると聞いたのだが、いつからライナーを移植すればいいのか、私にはよくわからない。
お正月に成田山に行った時も農家のおばあちゃんの出店で、白い粉の付いたジャガイモのようなものを売っていたので、何だろうと思って聞いてみたら山芋の種イモだという。寒い間は土の中に埋めておいて、5月になったら畑に植えるといいよと教えてくれたので買ってきた。ヤーコンの種イモももらったものがあるので、この時期はしばれないように発砲スチロールの箱の中で寝かせてある。
ヤーコンの苗は植えたことはあるけれど、大きな種イモは初めてなので、さてどうやって植えたらいいのか、いろいろ教えてもらわなくては。
つくづく私は作物の生育過程を何も知らないんだなと思う。キュウリやトマトやナスの苗を買ってきて、植えておくだけならやったことがあるので、何とかなりそうだけど、いざ種や種イモから育てるとなると、う~んと迷うことばかり。でも何もかも初めてのことなのだから、「できたらラッキー」くらいのつもりで、少しずつ育てていこうと思っている。いずれにしても収穫が何よりの楽しみだ。Dscf5436


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February 15, 2010

クリスタルボウルの演奏会

今日はありがたやさんのカナエさんの企画でクリスタルボウルを聴く会が行われた。演奏されたのは大多喜町に住む林さん。日本で最初にクリスタルボウルの演奏を始めた方だそうだ。
昨日から泊まっていたコタロウさんや何人かの友達と一緒に朝ご飯を食べてから、コーヒーを飲み、みんなを見送った後、すぐに室内の座卓を全て動かし掃除機をかけ、襖を外して会場の準備をした。
水晶の癒しのエネルギーを放つと言われているクリスタルボウルの演奏は、クリスタルで作られた中が空洞のボールを7つ並べ、木製の棒で叩いたり、縁をなぞったりしながらさまざまな音を出す。瞑想のために開発されているので、人間の深い部分に共鳴するバイブレーションが幻想的な時間を作りだす。7つのボウルがそれぞれ人間の持つ7つのチャクラに呼応しているとも言われている。
クリスタルボウルの演奏は通常、寝っ転がって聴き、次第にその振動を聴いているうちに体が熱くなってきたり、眠くなってきたりするそうだ。チャクラを意識し活性化させることで私たちは、心と体のバランスをとり戻し、健康な状態になっていく。
何しろ古民家は寒いので、横になっているうちに体が冷えてしまわないかと心配だったのだが、みなさんでハロゲンヒーターや毛布、シュラフなどを持ち寄っていただいたので、室内もぽっかぽかだった。
演奏が終わってからしばらく横になり、その後、ゆっくりと起きてからお食事タイム。参加されたみなさんが林さんを囲んで和気あいあいとお話しながらお食事を召し上っていた。
私は昼食の支度があったので、横になって聴くことはできなかったれど、厨房にまでクリスタルボウルの振動が伝わってきて、それが外の雨音と一緒に響きあい、ゆっくりとした時間がとても心地よかった。
最後に参加者全員とハグし合ったので、その場に私も参加させていただいた。外は寒い一日だったが、古民家の中はいいエネルギーが満ち溢れ、熱気ムンムン?!。とても温かくて和んでいた。クリスタルの音にまた場が一段と浄化されていったように思う。Dscf5450


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February 14, 2010

コタロウさんとの再会

ずっと会いたかった人にようやく会えた。この古民家を修復した時、棟梁役をやってくださったコタロウさんが長野から泊まりに来てくれたのだ。都内で働く娘さんに会いに行くのに合わせて、店にも寄ってくださることになった。コタロウさんの来店に合わせて、夕方から修復を手伝ってくれたみんなと一品持ち寄りで宴会をすることにした。
午前中の早い時間に到着したコタロウさんと土間で再会した瞬間、もう嬉しくて思わず抱きついてしまった。8月末に予定していた修復が終わり、店がオープンする数日前に30人近くが家に集まって完成パーティを開いた時に会って以来だ。
真夏の暑い中、まっ黒になりながら汗をビッショリかいて修復作業をした。たくさんの人たちに助けていただき、感謝と感動にあふれたあの夏の奇跡のような時間を思い出すと今でも泣けてくる。予定していた工事が終わり、今日でコタロウさんが来てくれるのも最後という日は、朝からずっと作業の終わるのが怖かった。そしてその日の夕方、長野に帰るコタロウさんを泣かずにお見送りするのが精いっぱいだった。これからは心細くても不安でも、とにかく工事が終わった以上、コタロウさんに渡されたバトンは私が責任を持って受け取らなくてはならないのだ。
ドタバタの末、何とかお店がオープンし、夏が終わり、秋が来て冬になった。そして今、私は春が来るのを心待ちにしながらコタロウさんが手を入れてくれた古民家で暮らしている。人が住むということはそこに命の息吹が吹きこまれるということだ。
コタロウさんや手伝ってくれたみんなのおかげで置いてきぼりにされていた古民家が甦り、空き家が住まいとなり、店となり、たくさんの人が訪れてくれる場所になった。そんな古民家の毎日を私は誰よりもコタロウさんに見てほしかった。時々メゲたり、寒さに凍えたりしながらも、周囲の自然の美しさに心打たれ、おかげさまでここに暮らしていられる。
コタロウさんに会ったらすぐにでも話したいことがいっぱいあったのに、その日は店が忙しくて、日中はそんな時間がとれなかった。だけど、お客様がたくさん来てくださって、この店でくつろいでいる姿をコタロウさんに見ていただければ、それが何より今の私をお伝えしていることになる。
マグロのカマの七輪焼き、お刺身、茹で豚、兜煮、牡蠣のオリーブオイル炒め、肉じゃが、ポテトサラダ、チョコレートケーキ、さんまの煮もの、串団子、そしてビールにワイン・・・。みんなで持ち寄ったのでたくさんのご馳走が並び、全部で9人、コタロウさんを囲んで楽しい時間を過ごすことができた。
そして最近、消耗の激しい奥座敷の天井や私の部屋の天井を貼ったり、庭に小屋を作ったりなど、春になったら、またコタロウさんが泊まりがけで工事をしてくださるという。なんだかとっても楽しみだ。
長野の家よりも古民家の室内は寒い~と言っていたコタロウさん。でも帰りがけに西側の庭で咲き始めた梅の木を見上げ「キレイだねえ~」と言いながら、「大変なこともあるけど、こんな景色が毎日見られて、、いいこともあるよね・・・」と笑ってた。
なんだか夜はずっと話していたハズなのに、あんまり話せなかったような気もする。泊まりがけの宴会だったのに、笑っているうちにあっという間に終わってしまった。コタロウさんとみんなで集合写真を撮るのも忘れてしまった。でも温かくなったら、また一緒に汗が流せる。その日を楽しみにしていよう。Dscf5443


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February 12, 2010

ぐるっと千葉の取材~レンコンとごぼうを使って~

昨日の天気予報で夜半から雪が降るかもと言われていたので、今朝は布団から出る時、ドキドキハラハラだった。私の部屋からは外の様子が見えないので、起きたらまず窓のところへ行った。そして雪が降っていなかったことを確認し、ほっとした。
だけど、日中になっても気温はあがらず、特に夕方になってからかなり冷え込んできた。雪になるのは今夜からかも?(・・・とまた恐怖!?)
2時半から、ぐるっと千葉の取材。木更津からいらしたので、「こっちは寒いっすねえ~。厨房で吐く息が白いですよ~」とマッチョなカメラマンが凍えていたので?可笑しかった。「吐く息が白いのはいつものことだよ」と言ったら驚いていた。
今までは毎回、違う野菜で料理をしてきたが、撮影もいよいよ終盤戦の46回目となり、取り上げてない野菜がなくなってしまった。それで今回から同じ野菜で2回目の料理をすることにした。野菜はこの季節に合ったごぼうとレンコンを選んだ。前回とは全く違うものにしたかったので、ごぼうはさっと素揚げして、長ネギとひじきと一緒に和風マリネに。レンコンは酢水でさっと茹で、マヨネーズ代わりに白ごまを使って、レンズ豆と合わせてサラダにした。
50回分の撮影が終わったら、今まで連載していたものと合わせて、ぐるっと千葉から野菜料理のレシピ本を出す予定でいたのだが、この景気の中、今の時期に出版するのはどうなんだろう?と待ったがかかってしまった。
私も連載が本になるのを楽しみにしていたので、ちょっとがっかり。だけど無理して出版して、全く売れなかったなんてことになっても辛いので、撮りためてきたものがいつか生かせる日が来ることを気長に待とうと思う。
私にはいくつか夢がある。自然が残る古民家に移住しみなさんに喜んでいただける場をお創りしていくこと、自分で野菜や花を育てながら料理を作ること、いくつかのテーマで本を出版すること、ヨガを通して自分の体を整え、食と体と心の健康を合わせてお伝えしていける人になること、恋ではなくもう一度、誰かと穏やかに暮らすこと・・・。
50歳を目前にして、すでにいくつかは形になりつつある。思い描いたことはいずれ形になっていくだろう。だけどただ描いているだけではダメだ。行動や努力も大切。それと同じくらい周りの気配を感じながら、流れに逆らわないことも大切。全ては確実に用意されているのだから。
そのことを確信しながら、過ぎゆく季節を見送っていけたら、毎日の営みがとても愛おしいものになる。Dscf5426


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February 11, 2010

ココアとレーズンのマクロケーキ

うっかり忘れていたのだが、朝になってマクロ仕様のケーキがないことに気がついた。いつも何かしら作ってストックしてあるのに、それも全くない。休日や祝日はケーキをご注文される方も多い。それで定食の支度が終わってから、マクロのケーキを作ることにした。
今日はココアとラム酒につけたレーズンを入れて、チョコレートケーキ風のマクロケーキを焼いた。もちろん卵も砂糖も乳製品を使っていないナチュラルスィーツだ。
朝はそれほどでもなかったけれど、昼になるに従ってどんどん気温が下がっていった。もしかしたらこのまま本当に雪が降ってしまうのかもしれない。お客様も少なく日中はとてもひっそりとしていたので、奥座敷のストーブの前に座りながらサリーちゃんと一緒にあれこれ話をして過ごす。営業日が金・土・日であることはだんだん浸透してきたようだが、祝日の営業についてはまだご存じない方が多いようで、どうも祝日というのは人出が少ないようだ。
まあ、いづれにしてもこの寒さだから、出かけるのもちょっと気が引けてしまうのは当然のこと。
そろそろ春の種まきに向けて、南側の畑の土を耕さなくては。裏に積んである落ち葉と野菜の残さ、コーヒー豆のカスなどを運んで、しばらく畑の土と混ぜて寝かしておきたいと思う。最近、コーヒーを入れた後のコーヒーカスや揚げ物をした後の天カスなどが貴重品に見える。これも畑の肥やしになるのだと思うと、うっかりごみ箱に捨ててしまったものまで手で拾い集めて土へ戻している。
ただ日中にいくら暇な時があっても畑仕事を営業時間中にするのは難しい。いざ、お客様がいらした時に、すぐお食事の準備に取り掛かれなくなるからだ。服装も作業用でないワンピースなどを着ているのでとても動きにくい。それでいつもやりたいと思いつつ迷ってやらず終いになっている。
田植えはまだしばらく先だが、農家さんによっては早生用の種もみの準備をそろそろすすめているところもあるだろう。お百姓さんはいつも季節を先取りしている。新米家庭菜園者の私は季節ごとにやらなければならない仕事がまだわかっていない。特に春の種まきは初めてなので、何をいつから始めていいのやら施行錯誤が続く。Dscf5425


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February 10, 2010

春隣り

春がもうすぐそこまで来ている今頃の季節を「春隣り」と呼ぶそうだ。とてもきれいな言葉だが、春ではなく冬の季語になっている。俳句はやったことがないけれど、季節を表す美しい日本語がたくさんあるのに、知らない言葉が多くて残念だ。よく使う小春日和や風花というのも冬の季語だ。風花というのは花びらが風に揺られて舞い落ちることではなく、冬空の下を降るということもなく降っている、風にチラつく雪のことを指しているのだが、時々本来の意味とは違う使われ方をしているようだ。
昨日の温かさは千葉でも20度を越えていたとか。うってかわって今日は10度以下。たった一日で温度が10度も違うのだがkら、この時期の体調管理は大変だ。
ここ数日、朝、起きた時に寒くなかったので、3日連続で朝ヨガをした。今年に入ってから、とにかく寒くて布団から抜け出すのが億劫だったので、ヨガどころじゃない?状態だった。確定申告の経費入力で月曜日はずっとパソコンの前に座りっぱなしだったので、目が疲れて頸椎も固くなっていた。特に今朝はゆっくりヨガをやったので、自分の体の滞りがとてもよくわかった。
冬はどうしても寒くて縮こまることが多いので、体が固まってしまいがちだ。しばらく伸ばしていなかったので、すっかり関節が硬くなっていた。これから芽吹きの季節の向けて、少しずつ体をほぐしていかなければ、春になっても春に乗れない体になってしまいそうだ。
春は暖かくて花もいっぱい咲いて、いろいろなものが動き始める季節だ。本来だったら、身体活動も活発になるはずなのに、春になると憂鬱になるという人が案内多い。それは冬の間に冷えてしまった体が萎縮したまま目覚めていないので、うまく春へと順応できないからだ。この冬は自分で思っている以上に体が冷えているので、私も気をつけなければと思う。
今日は久しぶりに印西にあるヒーリングヴィラに行ってきた。岩盤浴と麦飯浴サウナ、岩塩浴サウナに交互に入ってたっぷり汗を流してきた。最後に温泉につかってじっくりと体を温めた。でもまた明日の夕方からは冷え込むらしい。雪という予報もある。天気予報で雪と聞いただけでかなりドキッ!?としてしまう。
写真は昨日写した西側の梅の木。春一番に咲くことから「花の兄」とも呼ばれているそうだ。明日から成田山公園では梅まつりが始まる。Dscf5421


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February 09, 2010

網戸の上で切干大根

なんていいお天気!ポカポカ陽気で今日は一日中、春めいていた(でも古民家の中は相変わらず寒くてストーブが必要だったが)。裏の畑から収穫した大根をせん切りにして切干大根を作っている。いつもゴザの上に広げて作るのだが、先日、農家さんの家に行ったら、網戸の上に広げて干していた。網戸だったら下からも風が通るので、乾くのが早いかもしれない。いい方法だなあと思って、さっそく物置から網戸を出し洗って使うことにした。茶の間の前の縁側はやや東向きなので、昼過ぎたら日が翳ってしまう。だから今日は縁側ではなく朝から庭の真ん中に椅子を出して一日中、日が当たるようにした。
切干の向こうに見えるのは梅の古木。この老木の枝の張り方や木肌の表情、そして苔の付き方まで、私はとても気に入っている。移植してくださった植木屋さん曰く「こんな見事な梅の古木、買おうたってなかなか見つけられないよ」とお墨付きだ。夏に移植したせいか、蕾の付き方が西側の梅に比べるとやや少ないけれど、しっかりと咲き始める準備をしている。咲いたら茶の間から梅の花が愛でられる。
今日は親しくさせていただいているお客様が絵のお仲間10人でランチにいらしてくださった。一人だったので、お膳を奥座敷まで10往復して運ぶつもりだったが、「お手伝いしましょう」と言ってくださり、手わけしてお味噌汁やご飯をお膳に並べ、運んでくださったのでとても助かった(ああでもお客様がそんなことまでしてくださるレストランなんてあるんだろうか?!)。
昼過ぎに先日、お知り合いになった方も飛び込みでランチに来てくださったのだが、ちょっと多めに作ってあったので、突然だったけど定食をお出しできた。しばらく茶の間であれこれお話させていただいく。
平日のランチはご予約のみなので、お食事をお出しさえすれば、他のお客様がいらっしゃることはないので、片付けの合間をぬってお客様とお話する時間も取れる。それによほど人数が多くない限り一人でできるので、作るのも片付けるのもマイペースだ。
そういう意味で平日にご予約いただくランチの仕事は私にとってとても楽しい。何もかも一人でやらなければならないので、大変と言えば大変なのだが、人数があらかじめわかっていてお食事の材料も無駄にならないし、いらっしゃる時間に合わせて仕事を組み立てることができる。とてもありがたいことだ。
お客様とお話しながら、ゆったりと仕事ができる平日のランチ。こんなスタイルで仕事をさせていただけるなんて、以前の店では考えられなかったことだ。働き方も暮らし方も年齢に応じて、無理のないよう少しずつ変わって(変えて)いけるといい。それが本来の姿なのではないかなと思う。だけど実際にはなかなかそうできないから、いろいろなところに無理が生じるのだろう。
わがままな働き方かもしれないけれど、せっかく自営業という仕事を選んだのだから、一番自分らしく自然にできる仕事のスタイルを大切にしていきたいと思う。Dscf5420

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February 08, 2010

すべてのからだは百点満点

私の尊敬する女性の一人安積遊歩さんの新刊が出た。図書館にリクエストしてようやく借りられたので、さっそくページを開いたら、一気に読んでしまった。今日はとても温かい一日だった。洗濯物と布団を外に干し、土曜日に千切りにした大根をゴザに広げた。本を読むためコーヒーを持って縁側の籐椅子に座った。風もなく陽射しが穏やかで本を読むには最高の朝だ。そのまま日向ぼっこをしながら読み進めた。
相変わらずポジティブで自分の命を丸ごと受け容れ愛している気持ちが伝わってくる。「癒しのセクシー・トリップ」「車イスからの宣戦布告」「女に選ばれる男たち」・・・遊歩さんの著作のタイトルはちょっと過激だけど面白い。そして読んだ後、障がいって何だろう。不自由って何だろうっていつも考えさせられる。
生後40日で骨形成不全症と診断され、2歳の時から10年間で20回近く骨折し、そのたびに大手術を繰り返してきた。脊椎側湾もあり、車いすで生活をしているが、20歳で障がい者運動と出会い、その後渡米し障がい者の自立生活運動の研修を受け、障がいを持つ人たちが社会から隔離、排除された生活を脱し、自分の選択と決定に基づいて生活できるよう八王子に日本で初めて自立センターを立ち上げた。
またアメリカからコウ・カウンセリング(再評価カウンセリング)の手法を日本に広めようと各地でコウ・カウンセラーの養成講座を開催している。私も遊歩さんの本を読み、コウ・カウンセリングのことを知り、もう15年ほど前になるが受講した。専門のカウンセラーを必要とせず、誰もが対等な人間として向き合い、カウンセリングし合う(この時間をセッションと呼ぶ)。この理念の根本には人間は誰もが本来、賢く善良で助け合い、愛し合い、協力し合おうという存在であり、愛と喜びに満ちているというポジティブな人間観がある。
そしてゆっくりと互いの話を聞きあうことで、過去に傷ついた感情を涙や叫びや笑いによって体の外へ解放し、本来持っている尊厳を取り戻していくというものだ。
遊歩さんは40歳の時、子供を産んだ。同じ障がいを持つ娘だった。でも遊歩さんは自分が医療現場で受けた傷を娘に経験させたくないと、骨折しても手術をしないという選択をする。そして娘とも対等の関係を築き、イヤなものはイヤだと言えること、やってほしいことをきちんと伝えられること、何よりも自分の体を障がいの有る無しに関わらず無条件で愛することを伝えていく。
そんな遊歩さんの活動の中から見た貧困や差別、セクシャリティーと生殖の問題などが書かれた本書。読んでいるうちに、いかにこの社会がある程度経済活動のできる健康な人たちを中心に回っているかということに気付かされる。
遊歩さんは痛みを受ける側の経験、弱い側に立たされた経験をしてきたからこそ、そんな社会の怖さをすごく敏感に感じ取ることができるのだろう。そして虐げられている人たちへのまなざしがとても優しい。誰もが100%、自分らしく生きることができるはず。そして相手の権利を尊重しながら、自分の権利を主張していくことはとても自然なことなのだと遊歩さんの本を読むたびに再認識し、元気になる。
午前中いっぱいこの本を読み、午後からは確定申告の準備をするためパソコンに向かって一日入力作業。
夕方、三男が彼女を連れてきてくれた。もちろん何度も会ったことはあるけれど、彼女は私に遠慮があるのか中々来てもらえなかった。モンシュシュの美味しいケーキを買ってきてくれたので一緒にお茶を飲みながら、初めてゆっくり話した。
話していくうちに発見したことがある。おとなしくて人見知りする人だとばかり思っていたのだが、とても明るく素直で、ものすごくポジティブな思考を持っている女性だいうことだ。何かとすぐに凹みやすい三男に比べ、とても前向きに生きている。こういう彼女がいるから三男も頑張れるのだなと思ったら、本当に嬉しくなった。
ポジティブな遊歩さんの本を読んだ後だっただけに、彼女のポジティブさがとてもストレートに私の心に響いてきた。これからももっともっといろいろなことを話したいと思った。いろんな人に出会ってどんどん成長していってほしいなと思えるような女性だった。
親の愛だけでは完全に満杯にならなかったハートの中にある湖。本当はそこの水を満々にして巣立たせたかったけれど、私にはできなかった。でもいつか誰かと出会うことでその湖が満たされ、少しずつ未完成だったハートが埋めあわされいくのだなと思っている・・・私はその力を信じたい。Dscf5417


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February 07, 2010

ベーグルサンド

最近のマイブームはベーグルパン作り。このところ3日連続でベーグルを焼いている。発酵時間が短いのであっという間にできてしまう。食べたい時間の1時間半ほど前に仕込み始めたら、焼きたてが食べられるのだ。ベーシックな生地にブルーベリーやくるみなどを加えて、いろいろなバリエーションを楽しめるのもうれしい。
先日、人気のベーグル専門店でベーグルを食べたことをブログに書いた。まず何十種類もあるベーグルの中から好きなものを選んで、そこにサンドするものを選び、最後にさらにプラスしてサンドするクリームチーズのようなものを添える。多分、人はあれこれあるものの中から自分の好きなものを選ぶという行為に弱いんじゃないかなと思う。ついつい・・・というか思わずというか・・・結果として、楽しんでいるうちにいつのまにか、数種類を選んでしまう?のだ。
でもいろいろチョイスしたらチョイスした分だけベーグルも高くなる。それなら自分で作ろう・・・なんて思ってパン好きの私は夕食用にベーグルを焼き、テンペをはさんだり、野菜のマリネをはさんだりして楽しんでいる。今朝は泊まりに来ていた友達用にスクランブルエッグとスライスチーズをはさんだ。朝陽がまぶし過ぎて写真が思ったよりもキレイに写せず残念だったが、なんとも可愛らしかった。
この前、娘と一緒にパン教室の講師をしてくれている高田さんのお宅でベーグルを教えていただいた。べーグルが大好きな娘はネットでいろいろな種類の冷凍ベーグルを注文し、冷凍庫にいつもストックしている。電子レンジでちょっとだけ解凍し、オーブントースターで焼けば、焼きたてのベーグルができるという。
さっそく習ったベーグルも自分でも作ってみようと、麺棒やはかり、温度計、スケールなどパン作りに必要な道具を買い揃えて挑戦したらしい。でも初めてのパン作り。ベーグルは膨らまずカチカチになってしまったとのこと。
先日、娘は高田さんに失敗の原因を尋ねていたのだが、どうやら塩の入れ過ぎらしいということがわかった。2キロのスケールでは5gの塩という重量を正確に測定できない。それでメモリが動くまでついつい塩を加えてしまい、量が多すぎて発酵しなかったようだ。
それを聞いた時、もし母親と暮らしていて、家に秤があって、普通に使っていたとしたらどうだろうと思った。10g以下の重さは大きな秤では正確に測れないということがすぐにわかったはずだ。だけど娘が中学の時、私は家を出てしまったので、ほとんど私と一緒に料理をした経験がないのだ。
自分でお弁当を作ったり、たくさん野菜を煮て冷凍するなど、彼女なりに工夫はしているようだが、やはり若い女の子なので、知らないことも多い。生活のやりくりや無駄なく料理する工夫などは、母親のしていることを近くで見ていたら、教わるまでもなく自然と身についていくものだろう。
でも身近にお手本がないと、何もかも自分で開拓していかなければならないので、人より失敗する可能性が多くなる。実際、私もそうだった。母が病弱だったので、中学の頃から家族の食事を作っていたが、わからないことが多く、よく失敗した。「塩少々」とか「湯せんにする」とか「油抜きする」とか「蒸し煮する」とか、今では当たり前に使っている言葉の意味が中学生の私には全くわからなかった。多分、あの頃の私がベーグルを作ったとしても、きっとデジタルではない針の1キロ秤を使って塩の重さを正確には計れなかっただろう。
娘の計量の失敗を聞いた瞬間、母から娘へと伝えるべきことを伝えきれなかった後悔と一抹の寂しさのようなものを感じた。でもそれはあくまでも私の側の勝手な感情にすぎず、娘の方は逆に失敗の原因がわかって妙に納得している様子。
そうなんだろうな。そんな失敗にいちいちめげず、何度でも挑戦していけばいいのだ。そしていっぱい工夫して自分なりのやり方を発見できたなら、それは自分の財産になる。それは教科書に書いてあることをなぞるように簡単なことではないけれど、回り道をした分だけ、いろんなことがしっかり身についていくってことなんだと思う。
そして私は、あの頃、できなかったことを、遅ればせながら、今からでもやれたらいいなと思っている。Dscf5416


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February 05, 2010

手作り柚べし

今朝はとても冷え込んだ。でも水道も給湯機も冷え込んだわりには陽射しがあったせいか、凍らなかったのでよかった。昼時だというのに、お客さまが途切れた時間ができた。とても厨房が寒かったので、エデラちゃんと二人で南側の縁側に出て日向ぼっこ。あんまり光が気持ちよかったので、体を動かしたくなった。そのまま縁側に座ってちょっとだけヨガをした。ちょうどお日さまが縁側にあたっていたので、体を動かしているうちに温かくなってきた。よし。これで体も温まったことだし、元気に仕事ができるぞ~と厨房に戻ったのだが、その後も店の方はあまり忙しくならず、ちょっとがっかり。
昨日、いらしたお客様から手作りの柚べしをいただいた。軒下のある古いお家に住んでいらっしゃるそうだ。「朝は水道管が凍っているので、洗たくできないんですよ~」という私の話を「うちもですよ~」と同感しながら聞いて下さった。
私は本格的な柚べしは作ったことがない。柚子をくりぬいて柚子釜を作り、その中に柚子の果汁や刻んだ胡桃、みそ、みりん、砂糖などを混ぜたものを入れて蒸し器で蒸し、和紙などに包んで軒下に1ヶ月以上吊るしておくのだそうだ。
柚子の皮がどうしてこうなるの?と思うほど、時間がたつと、ねっとりと餅のようになったお茶受けができあがる。とても手が混んでいるし、作るのに時間がかかる昔ながらの保存食だ。
その柚べしを薄くスライスしてお茶と一緒に西側のお座敷に持っていって、エデラちゃんと一緒にいただいた。ちょうど仕込んでおいたベーグルも焼けたので、焼きたてのベーグルをカゴに並べて、一緒に「美味しいねえ~」と言いながら頬張った。
先月末に鋸南町に行って買ってきた水仙が、毎日、水を取り換えているので、まだ元気に咲いてくれている。座卓の上に水仙の生けてあるガラスの花器を置いて、雪見障子からは夕陽が差し込んでいて・・・とても穏やかでゆったりとした時間が流れていた。
ずいぶん日も長くなってきた。日が沈んだ後もしばらくの間、縁側の床はぬくぬくになっている。外のガラス戸を閉める時、足の裏にそんな温かさを感じてほっとした。Dscf5406_3


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February 04, 2010

アロマテラピーから入る漢方

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今日は「アロマテラピーから入る漢方」の講座の日。参加者は12名でそのうち男性の方もお二人ほど参加してくださった。講師を漢方アロマインストラクターである小池真理子さんと平林摩やさんにお願いし、主に冬の養生について話していただき、その後、それぞれに合ったアロマオイルを選び、家庭でできる簡単なマッサージなどを実習。
今日はとても冷え込んでいたので、とにかく寒くないように、ちょっと狭いのだが奥座敷一間に座卓を二つ並べ、障子を閉め切って行った。参加された方々がとても近い距離で、膝つき合わせて・・・というより顔をつき合わせる形で?講座を受けていただいた。
私もお話を聞きたかったのだが、お食事を作るのに追われ、結局、厨房から出られなかった。いつもの定食とは勝手が違うので、思ったよりも作るのに時間がかかってしまったのだ。今回のランチは動物性のものを使わない薬膳メニュー。平林さんにあらかじめメニューを立てていただき、簡単なレシピをいただき、それを参考にしながら料理を作った。
メニューは長ネギのペッパーマリネ、ひじきとごぼうとヨクイニン(ハト麦)のサラダ、長いもの梅肉ソテー、レンコン団子のスープ、紫蘇入りグルテンミートのハンバーグ、小豆と黒豆の玄米ごはん、カシューナッツと(本来のレシピは胡桃なのだが、私がうっかり胡桃が切れているのを忘れていて、急きょカシューナッツと小豆と黒ゴマで作ることにした)黒ゴマのお汁粉、お茶は八宝茶。なつめ、陳皮、茉莉花、白牡丹茶葉、菊花、クコの実などをガラスのポットに入れて、お湯を注ぎ、色を楽しみながらいただくお茶だ。それぞれに薬効があり、老廃物を排泄するのを促してくれるということだった。
ランチの時は私とトモちゃんもご飯を持って、座敷の片隅に座り、皆さんと一緒に食事を取らせていただいた。皆さんとても美味しい美味しいと喜んでくださったので作りがいがあった。終わる前には参加された方からのご感想を直接、お聞きしたかったので、お一人ずつ自己紹介を兼ねて、お話していただいた。アロマや自然療法などをすでに勉強されている方もいらっしゃったが、皆さん、楽しんでいただけたようで、感想をお聞きしているだけで、やらせていただいてよかったなあと思った。
摩やさんが用意してくれた資料によると「冬は草木が枯れ落ち、穀物は蔵の中にしまい込まれ、動物は冬籠りするように、全てが閉塞して陽気を外に出さない季節なので、冬の3か月のことを冬蔵(ふうぞう)または閉蔵(へいぞう)と言う。この季節の養生は、気を鎮めてひそやかな気持ちで過ごし、早く寝て朝は日の出るのを待って起き、じかに寒さに当たらないように体を温め、過労して汗をかかないようにする」とのこと。
今回はこの季節に合わせて冬の養生についてお話いただいたが、次回は「春に向かって開いていく体」への養生法、また漢方を生かした花粉症の緩和法なども合わせてお話いただく講座を3月末頃に開けたらと思っている。日程を調整し決まり次第お知らせしますので、ご希望の方、ぜひご参加ください。
今度は春の季節に合わせた薬膳ランチをご用意する予定です。Dscf5402


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February 03, 2010

手作りグッズいろいろ

今日は節分。豆拾いをしない節分なんて久しぶりだ。宗吾霊堂は今日、節分の豆まきでさぞ賑わっていたことだろう。毎年、節分には必ず豆拾いに行っていた。ただ豆拾いをするだけなのに、店に帰ってきたら、いよいよ暦が変わって新しい一年が始まるのだなと実感した。
今日はそんな節分のにぎわいとは無縁の静かな一日だった。5名様のご予約があって、その中のお一人はいつもコメントを下さるコバさんだった。コバさんは手芸がお上手なので、今日はブローチやコサージュ、帽子など手作りのものをいろいろ持ってきてくださった。
一番のおススメはヘアキャップだ。以前、タイに行った時、大量に買ってきて大人気だったヘアキャップ。バンダナのように頭に巻くのだが、頭の形になっていて、後ろをギュッと結ぶので、一度巻いたらほとんどズレない。調理をする時にかぶったり、とにかく便利。同じものがほしいなあとタイのキャップをお見せしたら、型紙を起こして、いっぱい作ってくださった。いろいろな布でとても可愛らしい。ひとつ1000円です。
それ以外にも私のエプロンを縫ってくださったユウコさんの着物地のエプロンも新作が入りました。また先日、いらした池亀さんも着物をほどいて端切れセットを作ってきてくださいました。大島、絣、縮緬など少しずつ素敵な着物布がセットになっています。しばらく風楽に置いておきますので、よかったらご覧になってくださいね。
3時からは溝口クンのパートナーであるユウコちゃんが来て、マンツーマンのヨガ体験。夕陽の差し込む奥座敷にお香をたいて、ゆったりとしたヨガ時間が流れた。昨日の雪かきですっかり筋肉痛になってしまった体をす~っと伸ばし気持のいいヨガができた。ユウコちゃん指導のもと、3月には初心者向けのゆったりヨガ教室を開催予定。Dscf5389_2


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February 02, 2010

雪景色

Dscf5388昨夜から低気圧にすっぽりと覆われていて、雪になるだろうという予報どおり、深夜から雪が降り始めた。近くに潜む動物たちも雪の夜に暖を取りたいのか?屋根裏部屋はいつも以上に騒がしく、一晩中、賑やかだった。私は雪が積もったらどうしようかと気になって気になって、あまり熟睡できなかった。
今日はヨガをやっているサークルの方たちからランチのご予約をいただいていた。でも昨夜、万が一大雪になった場合のことも考えて、電話で打ち合わせた。朝9時の段階だったら、まだ仕込みもストップできるので、天候によっては取りやめましょうということにした。
一応、7時頃、庭の様子を見てみたら雪が降り積もり真っ白になっていた。所々、凍っている場所もある。これでは車が入れない。今日のご予約がどうなるかわからなかったが、とりあえず雪かきだけはやっておこうと思い、長靴をはいて、シャベルではなく幅の広い鍬を使って、家の前の雪を横によけていった。
とにかく雪が固まらないうちにやってしまわないと、あとから大変なことになる。でもやってもやってもこの広い敷地の雪はいっこうになくならない。かなりめげながら?必死になって雪かきをしている最中に電話がなった。思ったよりも道路状況が悪くないので、ランチには予定どおりいらっしゃるということだった。
それなら定食の準備を始めなくてはと、途中になってしまったが、雪かきをやめて厨房に入った。その後、どんどん陽射しが照ってきて、雪を溶かしてくれたのでよかったが、これが大雪だったらどうしたらいいのだろう。とても一人の手作業で雪かきなどできる広さではない。ほんの2時間弱、やっただけなのにすっかり腰が痛くなってしまった。本当に雪かきって重労働だ。ただ地面の上にコンクリートの砕石を敷いてもらった分、雪解けのあとがぐちゃぐちゃにならないので助かった。立春が近いけれど、まだしばらく寒さが続きそうだ。あと1か月、せめて雪だけは降らないでほしいのだが。
11名様のランチの片づけが終わって、皆さんがお帰りになってから山武市へ。パン教室の先生をやってくれている高田さんのお宅に伺い、友達のアヤコさんと娘と一緒にデニッシュパンを習った。4時から始まるのに私は仕事で間に合わず先に始めていてもらった。バターをたっぷり生地に練りこんで、マロンペーストを挟み込んだ何とも贅沢で高カロリーのパンなのだが、めちゃめちゃ美味しいのだ。もはやパンと呼ぶよりもケーキなのではないかと思うようなデニッシュだった。教えていただきながら、試作した焼きたてを感動しながら頬張り、その後、買い物をして9時過ぎに帰宅。なんとも忙しい一日だった。昨日のマッサージ効果も今朝の雪かき仕事で瞬く間に消えてしまった。久々に重たくなった腰をさすりながら、ブログを書いている。Dscf5383


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February 01, 2010

高速バス

いつも都内に行くたびに、車で成田まで出て、駅前の駐車場に車を置いて、それから電車に乗っていた。だからこちらへ来てから東京がとても遠くなった。今日はお休みだったので恵比寿の介護施設にいる父に会いに行ってきたのだが、初めて高速バスを使って行くことにした。大栄インターの先に東京駅行きの高速バス乗り場があって、その近くに車を置ける駐車場もある。成田駅に出るのとそこまで行くのはたいして距離が変わらない。しかも駐車場は無料だ。片道1600円なので、JRよりは割高だが確実に座ることができるし、しかも1時間10分ほどで着いてしまうのだ。一番驚いたのは本数がとても多いこと。時間帯によっては1時間に3本もあったりする。電車よりもずっと便がいい。
今まで高速バスの存在は知っていたけれど、私が使っているのは地方に行く時、旅費を節約するために乗る夜行バスのみだった。でもこんなに近くからこんなに便利なものがあったなんて。いつも都内まで行くと、行ったついでにあれこれ用を足そうとしてしまうので、ついつい帰りが遅くなる。おまけに電車を待つ時間も長く、満員電車に揺られて座れず、とても疲れてしまうのだが、バスだったらゆったりと座れるのでとても楽だ。
相変わらず同じ話を何度も繰り返す父のベットの隣りに座りながら、お土産の桜餅とどら焼きを一緒に食べた。珍しく眠い眠いと言っていた。
その後は、どうせ都内に出るのだから・・・とネットでアーユルヴェーダのサロンを探し、久しぶりにオイルマッサージをしてもらいに行った。アヴィヤンガの手法を取り入れ、発汗を促すため体を温めながらオールハンドでマッサージをしてくれたのでダイエット効果も大?!。ものすごい量の汗が出て、全身の血行がよくなっているので、今夜はよく寝られそうだ。再び東京駅に出て高速バスで帰ってきたが、バスの中はちょうどいいお昼(夕)寝タイム。やっぱり高速バスは楽だなあ。
写真はサロンの帰りがけに寄った「BAGEL&BAGEL」で人気のエビプリフィレカツを枝豆&豆乳ベーグルで。Dscf5381


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