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February 14, 2010

コタロウさんとの再会

ずっと会いたかった人にようやく会えた。この古民家を修復した時、棟梁役をやってくださったコタロウさんが長野から泊まりに来てくれたのだ。都内で働く娘さんに会いに行くのに合わせて、店にも寄ってくださることになった。コタロウさんの来店に合わせて、夕方から修復を手伝ってくれたみんなと一品持ち寄りで宴会をすることにした。
午前中の早い時間に到着したコタロウさんと土間で再会した瞬間、もう嬉しくて思わず抱きついてしまった。8月末に予定していた修復が終わり、店がオープンする数日前に30人近くが家に集まって完成パーティを開いた時に会って以来だ。
真夏の暑い中、まっ黒になりながら汗をビッショリかいて修復作業をした。たくさんの人たちに助けていただき、感謝と感動にあふれたあの夏の奇跡のような時間を思い出すと今でも泣けてくる。予定していた工事が終わり、今日でコタロウさんが来てくれるのも最後という日は、朝からずっと作業の終わるのが怖かった。そしてその日の夕方、長野に帰るコタロウさんを泣かずにお見送りするのが精いっぱいだった。これからは心細くても不安でも、とにかく工事が終わった以上、コタロウさんに渡されたバトンは私が責任を持って受け取らなくてはならないのだ。
ドタバタの末、何とかお店がオープンし、夏が終わり、秋が来て冬になった。そして今、私は春が来るのを心待ちにしながらコタロウさんが手を入れてくれた古民家で暮らしている。人が住むということはそこに命の息吹が吹きこまれるということだ。
コタロウさんや手伝ってくれたみんなのおかげで置いてきぼりにされていた古民家が甦り、空き家が住まいとなり、店となり、たくさんの人が訪れてくれる場所になった。そんな古民家の毎日を私は誰よりもコタロウさんに見てほしかった。時々メゲたり、寒さに凍えたりしながらも、周囲の自然の美しさに心打たれ、おかげさまでここに暮らしていられる。
コタロウさんに会ったらすぐにでも話したいことがいっぱいあったのに、その日は店が忙しくて、日中はそんな時間がとれなかった。だけど、お客様がたくさん来てくださって、この店でくつろいでいる姿をコタロウさんに見ていただければ、それが何より今の私をお伝えしていることになる。
マグロのカマの七輪焼き、お刺身、茹で豚、兜煮、牡蠣のオリーブオイル炒め、肉じゃが、ポテトサラダ、チョコレートケーキ、さんまの煮もの、串団子、そしてビールにワイン・・・。みんなで持ち寄ったのでたくさんのご馳走が並び、全部で9人、コタロウさんを囲んで楽しい時間を過ごすことができた。
そして最近、消耗の激しい奥座敷の天井や私の部屋の天井を貼ったり、庭に小屋を作ったりなど、春になったら、またコタロウさんが泊まりがけで工事をしてくださるという。なんだかとっても楽しみだ。
長野の家よりも古民家の室内は寒い~と言っていたコタロウさん。でも帰りがけに西側の庭で咲き始めた梅の木を見上げ「キレイだねえ~」と言いながら、「大変なこともあるけど、こんな景色が毎日見られて、、いいこともあるよね・・・」と笑ってた。
なんだか夜はずっと話していたハズなのに、あんまり話せなかったような気もする。泊まりがけの宴会だったのに、笑っているうちにあっという間に終わってしまった。コタロウさんとみんなで集合写真を撮るのも忘れてしまった。でも温かくなったら、また一緒に汗が流せる。その日を楽しみにしていよう。Dscf5443


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