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March 09, 2010

宿泊セミナー「就農のススメ」

昨日、今日と横芝光町にあるNPO「TINA」主催のセミナー「就農のススメ」が風楽で行われた。これから就農したいという人たちと、実際に新規就農した農家さんや、すでに農家として活動している若手農家さんとが交流するための企画だった。
昨日は日中も別のグループの方たちのランチのご予約があったので、二日間を通して私は昼から昼まで本当にたくさんの種類のお食事を作り続けた。
参加メンバーは昨日の昼から農家さんに行ってネギの収穫などの農業実習をし、温泉に入った後、風楽に到着。夜はお食事を兼ねた宴会をしながら、若手農家さんから農家の生活や経営についての考え方、販路や失敗談、これからの課題などについて一人ずつお話をしていただいた。
今回は宿泊を兼ねたセミナーだったので横芝光町産の芋焼酎と赤ワインを持ってきていただき、さらにビールも交え、飲みながら食べながら熱い交流が続いた。若い方が多いのでお腹いっぱいにならなかったらどうしよう?!と気になりながら、私はひたすらお食事を作り続けた。そしてお食事が一段落してからは皆さんの輪の中に入れていただいた。
お話を聞きながら、私の息子たちと同棲代の若い農家さんなのに、しっかりとした経営理念を持っていることに驚いた。さらに自分たちの畑を活用し地域や農業に興味のある人たちが利用できる場にしていきたいという広い視野をお持ちなのでとても感動した。
どちらかというと彼らの親御さんの年代(私とかなり近い世代かも?)の農家さんは旧態依然のままの農業を淡々とやっていらっしゃる。保守的な方たちも多いかもしれない。でもその次の世代の若者たちは、今までのやり方をふまえた上で、さらに経営として成り立つような新しい方向性のようなものを模索し、次々に実践し始めている。そして「食える農家」へと変革させていった。農作業も一つの「仕事」としてパートさんなどを使って、効率よくシステムを構築しているのだ。
こういう感覚を持った人たちは今までの農家さんにはほとんどいなかった。もっと言うならば、今までそうした経営感覚が足りないが故に、農家の仕事は「3K」(その言い方にはかなりの違和感と抵抗があるが敢えて今はそう書きます)と呼ばることもあった。
今、時代は確実に過渡期にあって、農業に興味のある人はとても増えている。そして日本で作られた安心して食べられる野菜を求める人たちも増えている。でも都会の人は近くに畑も少ないし、実際、農業をやりたくても何から始めたらいいのかわからない。
そんな人たちが気軽に農家さんに行って、農業体験をしたり、農家さんのお話を聞いたりする場があったら、もっともっと農業は身近な存在になるはずだ。「TINA」は農家さんと農業に興味のある人たちのパイプ役になっているNPOだ。
こういう場がもっともっとあったらいいなと思った。せっかくの企画だったが今回はあまりPRする時間がなかったようで、参加者はとても少なかったけれど、でも一番最初の企画だったからこそ少人数で密な交流ができたのではないかと思う。
さてこういう場合の風楽の役割って何だろう?私はそのことをずっと考えてきた。できることなら会の潤滑油になるようなお手伝いができたらと思う。食の生協と言われる生活クラブ生協で仕事をしてきたこと、ミレーの取材を通してたくさんの農家さんとお話できたこと、日常的に有機野菜が身近にあって料理し続けてきたこと、エコやフェアトレード、地産地消を原則に仕事してきたこと・・・それらの経験の中から本当にいろいろなものを学ばせていただいた。食や農は私にとってとても大切にしたいもののひとつだ。
大勢の人が集まるにはあまりに小さな古民家だけど、いろいろな方とコラボしてこれからも食や農に関する集いをやっていきたい。
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