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April 30, 2010

温かかった一日

昨日は早めに寝たので今朝は早く目が覚めた。数日前から朝ヨガを再開した。冬の間、ずっとサボっていたら、すっかり体が硬くなってしまった。この前の朝、久しぶりにやったら、本当に体の節々が悲鳴をあげている感じだった。縮こまっていた体を伸ばして滞っていた流れをよくする。
私は体感覚は多分、敏感な方だと思うが、反面、元気で体が動くのをいいことに、ものすごく無茶な体の使い方をしてしまうところがある。「こんなになるまでほおっておいてごめんね・・・」思わず、自分の体に声をかける。毎朝、一人で仕事の前に朝ヨガをするのはけっこう意志が必要だ。もちろんしたいからするのだが、まずぬくぬくの布団の中から抜け出すのが一苦労。起きてしまえばすぐにあれこれと動き出してしまうので、ヨガタイムはいつも後回し。特に寒かった冬の夜は一つの部屋のこもりきって、ストーブの前で本を読んだりパソコンに向かったり、ずっと座りっぱなしで同じ姿勢だった。
そしてこのところずっと忙しかったのでけっこうあちこちが凝っている。温かくなってきたので、少しずつ体を伸ばし、疲れを体に残さないようにしていこうと思う。そしてちゃんと朝ヨガ、続けようっと。

そうそうヨガと言えば、5月9日(日)より「日曜日のアフタヌーンヨガ」を閉店後の風楽で始めることにしました。インストラクターは昨日の花嫁ユウコちゃん。朝4時から5時半前まで。初回のみ1000円で以降一回ごとに2000円。これから毎週日曜日に行う予定。もちろん私も参加します。よかったら一緒にやりませんか?
お天気のよい日はお庭でやれたらと思っています。興味のある方お問い合わせください!
(当初、開店前の9時から朝ヨガを行う予定でしたが、時間を閉店後の4時からに変更しましたのでご了承ください)。

今日は朝から片づけ仕事。昨日、器などはみんなで片付けたのだが、動かしたものの場所を元に戻したり、ゴミをまとめたりと、開店前にやることがいっぱいあって、いつもならエデラちゃんが来る前に家中に掃除機をかけておくだのが、今朝はそこまで手が回らなかった。
それにしてもとてもいいお天気でようやく室内でもストーブがいらないなあと思えた一日だった。厨房の窓を開けて仕事をしていると、鶯の鳴き声が聞こえてくる。ホーホケキョと鳴かないで、ケキョケキョケキョと鳴いている鶯もいる。光がきらきらと揺れていてとても気持ちがよかった。
久しぶりに以前の店のスタッフだったミエコちゃんがご飯を食べに来てくれた。お饅頭やさんでパートを始めたそうで、お土産にお饅頭をいただいた。ハシモトさんも来てくださって美味しいイチゴのお土産をいただいた。厨房に自分で作ったものではないデザートがあるとなんだか嬉しい。
ポツリポツリと少しずつお客様が来てくださって、今日は忙しくもなく暇でもなく、祭りの後の営業日としてはちょうどいいペースだった。店が終わった後、縁側に座り、一人でお茶を飲みながらしばらくぼーっとしていた。明日からは5連休。昨年のGWはETC割引で遠出した人が多かったせいか、思いのほか暇だったが、さて今年はどうなることやら・・・全く予想できない。
GWは祝日もずっと営業していますので、よかったらどうぞお出かけくださいね。
写真は昨日の結婚パーティの時に作った一番お気に入りの青い小花を集めたアレンジメント。それぞれお帰りの時に小さな花束にしてお持ち帰りいただいたので、もう残っていないのだが、アレンジメントの花も一期一会。全部、写真に撮って残しておいた。
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April 29, 2010

オーガニックな結婚パーティ

Dscf5889昨日の大雨とはうってかわったいいお天気で、朝、5時半に起きた時、まず空を見上げてほっとした。その後、雨戸を開けてすぐに支度を開始した。今日は西側の縁側だけではなく、南側の開かずのすりガラスも全部ハズして縁側をめいっぱい使ったので、とても解放的だった。早朝の厨房ではキッシュを焼いたり、野菜を蒸したり、アボカドと豆腐のマヨネーズを作ったり…お食事の準備を一人で進めていった。
そのうちユウコさんが出勤。今日はスタッフ全員、着物姿で接待しようということになっていた。でも着物の着られない私のために、長襦袢やら帯を持って早めに来てくれたのだ。相変わらず細部にまで気配りを忘れないオシャレな着こなしのユウコさん。それに比べて私ときたら、長襦袢の袖はたすきからはみ出るは、襟ははだけるは・・・最後まで着物姿が板につかないまま終わってしまったが、よくまあ着物姿で仕事ができたものだと、そこだけは妙に?感心。
Dscf589260名さまのお食事を一度にお出しするのは想像していた以上にずっと大変なことだったが、でも今、いい仕事をやらせていただけたことの充実感でいっぱいだ。新郎新婦の意向により、本当に手作りのアットホームな結婚パーティになった。新婦のお父様の手品コーナーがあったり、お友達のコーヒーショップの方が手で一杯一杯コーヒーを淹れてくださったり、畑の収穫作業があったり、二人で育てた野菜を採れたてサラダにしてお出ししたり、ミゾグチくんの作った人参をほぼすべての料理に使わせていただいたり(人参嫌いの方がいたらごめんなさい!)、種まきコーナーがあったり・・・どのシーンを見てもなんだかほんわかと温かくほっとするパーティだった。
Dscf5895本当はゆっくりそういう雰囲気を遠くから眺めていたかったのだが、大皿の料理が空っぽになったら、随時、作りながらお出ししていったので、厨房仕事に追われっぱなし。またグラスやお箸やビールなどを追加でお出しすることが多かったので、皆で出たり入ったり、行ったり来たりを繰り返していた。当然ながら私も着物姿でなりふり構わず?走り回ってしまった。
その結果、パーティの様子を見ているだけというわけにはいかず、シャッターチャンスも逃してしまい、せっかくの記念ショットがちゃんと撮影できず残念。でも来て下さった方の空気感のようなものだけは充分伝わってきた。そして料理がとても美味しかったといろんな方からお声をかけていただけたので、嬉しかった。
結婚パーティだというのに、肉も魚もお刺身もないお料理ってどうなんだろう?!ってメニューを決める時、実はちょっとだけ心配していた。でもいつもの風楽らしく美味しい野菜と豆と玄米を、葉っぱの緑やお花たちと一緒にたっぷり食べていただけたらと思った。それと思い思いに寛ぐためには自由に使っていただくことが一番かなと思ったので、古民家の庭や縁側、畑、お部屋など全てを使っていただくことにした。そのせいか人数が多いわりにはあまり窮屈な感じはしなかった。Dscf5906_2一番嬉しかったのは人の人生の門出に共に立たせていただき、その祝福の時間を共有できたこと。そしてその門出を祝うことをお手伝いできたことだ。やはり人が自分らしい人生の方向性を見つけて、それに向かって歩き出そうとしている姿は美しい。生きる方向を模索したり、迷ったり悩んだり、人生にはいくつものトンネルがある。
だけどそれを通り越して、新しい人生のステージに向かって一歩踏み出すという瞬間はそれだけで尊い。「祝福」をテーマに共に集い、共に飲み、共に食べること・・・幸せを分かち合える重要な要素だ。
そんな時間をいただけたことを心から嬉しく思います。ミゾグチくんユウコちゃん、これからもどうぞ共に手を取り合って歩いていってくださいね!そしていい場を創らせていただいて、ありがとうございました。
う~ん、もう一度、結婚っていうのもいいかも・・・?!ちょっぴりそんな気分になりました。

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April 28, 2010

アレンジメント三昧

Dscf5881スゴイ雨だった。さすがの大雨に厨房も雨漏りをした。厨房の上にあるトタン屋根は最初から錆びていた。そのうち雨漏りするよと棟梁からも言われていたのだが、ずっとそのままにしておいた。でも最近、2回連続で雨漏りを発見したので近々屋根も修理しなくては(まったく・・・いつまでたっても手直しする箇所ばかりでちょっとユーツ!)。
今日は結婚パーティに向けて花仕事。朝一番でできるように昨日のうちに花をたくさん買って水切りしておいた。枝ものに関してはジュンコさんがご実家の庭やその周りの山から切ってきてくれることになっていた。でもこの大雨じゃ切りに行くのは無理だから人参ケーキを焼いてから、枝ものが足りないので買いに行かなくてはと思っていた。
でも人参ケーキを焼いている最中に、カッパを着たジュンコさんがやってきた。びっしょりになりながら車の後ろいっぱいに枝ものやショウブや藤、すずらん、麦、鳴子ユリなどを積んでいる。その量たるや半端じゃない。でもジュンコさんはケロッとして筍と蕗もついでに採ってきたよと笑っている。
着替えてもらった後、コーヒーを淹れてクッキーや煮リンゴなどあるものを並べてお茶にした。これだけあれば、もう十分すぎるほどいろいろなアレンジメントができる。惜しげもなく材料を使って生けられるってすごく贅沢なことだ。
さっそく昼からはアレンジメントに取りかかった。私の大好きな仕事だ。アレンジメント用のカゴ以外にも大きな鉢や蔓で編んだ籠、小ぶりのサラダボールなどにも生け、大きなグリーンはざっくりと背負い籠の中に生け、残ったものは花瓶に挿した。多すぎて写真には撮りきれないほどだ。すごく楽しかったけど、かなりの量だったので時間も相当かかってしまった。
その後はあいりん堂さんに行って外で使う椅子とテーブル、貯冷剤や保冷庫を借り、帰りに予約しておいたエビスビールを買ってきた。ビールが冷蔵庫に入りきらないと話したら、あいりん堂さんが貯冷剤をたくさん冷やしておいてくれたのだ。氷も買うけれど、貯冷剤があるととても助かる。
帰った後は煮ものやサラダの仕込みをし、看板を書き、ようやく10時半に何とか目途が付いたけれど、明日も朝早くから支度をしないと間に合わない。
今日のジュンコさんといいあいりん堂さんといい、つくづく私はいろんな人たちから助けてもらっているなあと思う。何か必要なものがあると貸してくれたり調達してくれたりする人がいつもいてくれるのだ。庭の花だってトモちゃんがいろいろ持って来てくれたり買ってきてくれたり・・・私一人ではとてもガーデニングまで手が回らなかっただろう。
そんな中で仕事ができることの喜び。ありがたい場をいただいたているなあと心から思う。
いろんな方たちのご協力をいただきながら、明日はいよいよ古民家での初めての結婚パーティの日だ。いい場になるよう力を与えてくださいと祈りながら、明日という日を楽しみに迎えよう。
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April 27, 2010

人参どっさり!

29日の結婚パーティに使う人参をミゾグチ君が持って来てくれた。「みみずの会」のメンバーであるミゾグチ君は無農薬で野菜を作っている。実際に今出ている千葉の人参は冬人参をギリギリになるまで畑の中に残しておいて、温かくなる前に掘り上げて冷蔵保存したもの。だからもうトウ立ちしたり、根っこを生やしたり、芽が出てきたりと人参そのものが子孫を残す準備を始めている。
今回の結婚パーティでは料理に使う人参は全てミゾグチ君の育てたものだ。出荷しなければならない分もあるのだが、わさわざパーティ用に残しておいてくれた。あんまり早く届いても冷蔵庫には入りきれないし、常温で置いておくとどんどん芽が伸びてしまうので、ギリギリまで待っていた。今日は人参ケーキ焼く予定だったので、朝電話をして人参を持ってきてもらい、その後、パーティの打ち合わせをした。
今、農家さんはどこでも田植えと野菜の種まきでとても忙しい。私のやっている小さな畑でさえ、この天候不順の中、種まきをしたり苗を育てたり、草取りをしたりとやることがいっぱいあるのだから。そんな中でもきちんと時間を取って、自分たちの門出にふさわしい結婚パーティを企画してくれた。今までの友達だけでなく、この地域にいる身近な人たちも交えて、いい交流の場になることだろう。そんな二人の思いがわかるだけに、私も本当にいい場になるよう、できる限りのことはやらせていただきたいと思っている。
もっと広くて交通の便もよく、使いやすい会場は他にもたくさんあるのに、あえて風楽を選んでくださったことをとても嬉しく思う、ならば風楽でしかできないような手作りのアットホームなパーテイをご用意させていただくことが私の務め。座敷で寝転んだり、庭でご飯を食べたり、縁側でお茶を飲んだり、来て下さった方が思い思いのスタイルでここでの時間を楽しんでいただきたい。
今週はちょうどご予約が入っていないので木曜日までの3日間で、いろいろな準備ができてちょうどよかった。まして60人ものお客様が一堂に会するのだから、料理も飲み物も使う器も半端ではない。
打ち合わせの後、メニューを最終的に決めて、買い物のリストを書き出していった。そして昼過ぎから買いへ。帰ったら人参ケーキを焼こうと思っていたのだが、買い物の量が相当多く、あちこちの店を回らなければならず、結局、家に戻ったのは7時半過ぎ。予想以上に時間がかかってしまった。その荷物を厨房の運び込むだけでも大仕事。すでに私の中では結婚パーティが始まっているみたい!?
明日は一日いろいろ準備をするので朝から忙しい。あんまりやることが多いと、頭の許容量を越えて、ついつい忘れてしまうものがある。だから気が付いたらメモをしている。今、あちこちにそのメモの欠片?が散らばっている。メモした紙の存在そのものを忘れそうでこわいのだが、明日の仕事は、どうか抜け落ちているものがありませんように!
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April 26, 2010

鉢植え作り

昨夜はブログを書いている時からパソコンの前でコックリコックリと半分寝ながら?キーボードを打っていた。そのせいか書き終わるのに2時間近くかかってしまった(・・・と後からわかった)。今朝はゆっくり起きて洗濯ものを干してから、縁側の籐椅子に座ってたまってしまった新聞をゆっくり読んだ。
南東側の縁側なので、早い時間だと朝陽が眩しくてとても本を読むことはできないが、9時過ぎると日が高くなるので、庇に陽射しが遮られて、晴れていればとても気持ちのいいスペースになる。縁側の板がお日さまの光で温まっているので、その上に足の裏をベタンとくっつけるのが好きだ。
今日は新聞を読みながら、なるほどなあと思うような言葉があれこれ飛びこんできた。ある書評の中から人が精神的に健康である条件というのを4つあげていた。
①自分を客観視する能力②物事を「保留」できる能力③秘密を持てる能力④物事に「別解」ありと考えられる柔軟性・・・一生懸命やっているのに、なぜかうまくいかず、周囲の人間関係にちょっと疲れてきた時など、この4つの条件のうち、どれかができていないのかもしれない。自分の精神状態をふり返る一つのバロメーターになるかも。
また広告欄の連作コラムの黒柳徹子さんの言葉。「自分で感じたことや好奇心に素直でいればいいのではないかと思っているのですね。それは学んだ技術とかトレーニングなどではなくて『私がどう感じるか』の判断を活かすこと(中略)。能力だけではなくて、素直さも錆びないようにしておきたい。『そんなこと、あなたしか言わないわ』っていうのはどの分野でも力になると思います」。
素直で真っ直ぐな感性を持っている人とは、私自身も真っ直ぐに向き合いたいと思う。結局、自分がどう生きているかが、どういう人間関係を紡いでいくのかということにつながっていくのだろう。
昼前から夕方までは庭の草取りの続きと、トモちゃんが持ってきてくれた大きな鉢やラックを使って鉢植えを作っていった。見ているだけでとっても可愛らしくて幸せな気分だ。結婚パーテイの時、庭の中央部は舗装してあるため花を植えられないので、これらの鉢植えを点在させていくつもりだ。
庭仕事は本当にやってもやってもキリがないし、あっという間に時間がたってしまう。今日も気がついたらもう日が傾いていた。一日温かくて仕事がしやすかったけれど、29日のお天気が気になる。
*29日は結婚パーテイのため貸し切りになります。
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April 25, 2010

アースデイちばへの出店

Dscf5861_2お祭り日和のとてもいいお天気だった。今日は幕張海浜公園で行われている第9回アースデイ千葉に出店してきた。第一回目の時は風楽の開店と重なってしまったので、出店することができなかったが、それ以降は毎年参加しているお祭りだ(去年は準備を終え、店を出ようとしたら雨が降ってきたので、急きょ出店を取りやめたが)。
今朝は2時50分に目覚ましをかけ、3時から着替えもせずにお弁当の準備を開始した。昨年から現地での調理や盛り付けなどができなくなり、全て持っていくものは事前にパック詰めし、原材料などのラベルを貼るよう保健所から指導があった。飲食部門での規制が厳しくなったせいか、今年は出店する飲食店がとても少なくなってしまった。やはり現地で調理したり、盛り付けたりできないお祭りはちょっと寂しい。Dscf5863今日は">あいりん堂さんも同じブースでチラシ撒きをすることになったので、7時半にお迎えに行って一緒に行くことにした。昨夜もいろいろ下ごしらえしたのだが、お弁当など全て朝に調理するので、3時から仕事を開始してもそれほどの量は作れなかった。
店の定食のおかずを作り、事前にご予約いただいたお弁当を15個を作り、ブースに並べるものとして玄米ライスサラダ、玄米キッシュ、ハーフサイズの弁当の3種類をご用意した。パック詰めの時間が余計にかかるので、いつもに比べると持って行ったものがとても少なかった。それに飲食店自体があまりなかったので、午前中のうちに持って行ったものは売り切れてしまった。
あいりん堂さんと交代で店番をしながら、それぞれのブースを回ったのだが、パンや焼き菓子以外ではあまり食べられるものを買えなかった。
お天気もよかったので人出も多かったのだが、売る食べ物がないというのはとても残念だった。でも多くの人たちにこのお祭りの良さが伝わっていったらいいなと思う。Dscf5858_2

夕方帰ったら、まだ店にはトモちゃんがいた。庭の手入れをずっと残って一人でやっていてくれたのだ。29日の結婚パーテイに向けて、庭の花をにぎやかにしようと私も少しずつ手を加えているのだが、広くて草がたっぷりの?庭を花でいっぱいにするのはなかなか大変だ。
でもこんなに暗くなってもまだやっていてくれたなんて、嬉しいやら申し訳ないやら・・・。せめて夕飯を食べて帰ってほしくて、冷凍庫のイカとトマト缶で大急ぎでパスタを作り、一緒に食べながら今日一日の店の様子を聞いた。お店の方もお客様がとても多く、スタッフ3人で大忙しだったようだ。
眠くて仕方ないけれど、お店もお祭りも無事に終わってほっとした。さあ寝るぞ~。

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April 24, 2010

春の夜のご飯

昨夜は友達が来たので、春のほろ苦さ満載の?夕飯を用意した。筍と蕗の煮もの、筍と三つ葉の卵とじ、独活の芽と小女子のおひたし、葉玉ねぎとわかめのぬた、茗荷茸(味噌をつけてそのままかじる)、全然春とは関係ないけれど、カレイの煮付け、この前、酵素を作りに行った時、群馬の直売所で買ってきた珍しいなめこ風えのき茸?のおろし和え、そして友達のお土産であるお刺身・・・。ほろ苦い春の野草の香りがたっぷりの食卓だった。
私はどちらかというとアクや香りの強いものは苦手だが、友達は大好物なので、ほろ苦さを楽しみながら、「ビールが美味しい~!」と喜んでいた。今年は収穫名人のジュンコさんのおかげでたくさんの春の野草を楽しんでいる。
これほど野草を食べる機会に恵まれるということは、それだけ体内にデトックスするものが多いということなのかもしれない。だから自ずと排毒にふさわしい野草たちが身の回りに集まってくるのだろう。実際、花々の芽吹く春は華やぐ季節だけど、私の体はなかなか春志向にはならないのだ。むしろ春より秋の方が心も体もずっと伸びやかでいられる。
古民家で初めて過ごした冬は想像以上に寒く、私の体は冷え切って収縮してしまった。そしてようやく冬を終え、この場所で初めて迎える春がきた。それを快く過ごせるよう、体は無意識ながら、いつも口にしないものを求めている。体の動きってすごいなあと思う。
明日はアースデイちばに出店する。今回は何を作ろうかとなかなか決められず、準備が押せ押せになってしまった。ようやく今日の夕方から重い腰を上げ、9時過ぎにようやく準備が終わった。それでも明日は3時に起きなければ間に合わない。
玄米ライスサラダとミニお弁当、玄米キッシュを持って行きます。お時間のある方、幕張海浜公園へぜひどうぞ。会場でお会いしましょう。
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April 23, 2010

休日のカフェめぐり~千葉~

1月頃、取材していただいた「休日のカフェめぐり千葉」の本が今日発売された。発売をとても楽しみにしていたので、見本誌が届いた時は、他の郵便物よりも早く封を切って中の本を手に取った。小型の本だが、とてもきれいなカラー写真でカフェのガイドブックとしては最高!まして千葉県内だけでこんなに素敵なカフェが49件もあるなんて信じられない!
撮影があった時にもこの本のことをご紹介したけれど、版元である幹書房は埼玉県の出版社。かつて埼玉版の休日のカフェめぐりを出版したところ、大人気だったということで、今回の千葉版を企画し、その後、すぐに神奈川版も出版される予定だという。
風楽も掲載していただいたし、地元千葉県内のローカルなガイドブックということですごく発売されたことは嬉しい。ただ一つ残念なことがある。千葉県のローカル情報を丁寧に地道に扱ってきた「ぐるっと千葉」で、ずっと野菜レシピを掲載している私としては、こういう本こそ、地元に根差した取材活動をしているぐるっと千葉から出してほしかった。もっともぐるっと千葉は雑誌社なので一般書籍のコードを取得するのが大変だという事情もあるのかもしれないが、やはりローカルな話題はローカルな所から発信していけたら、尚親しみがわいてくる。
今、出版業界はとても厳しい状況で、本が売れない時代になった。だけど、本当に求められる本なら、必ず買いたいと思う人たちがいるし、出版を待っている人たちもいるはずだ。
私は本好きの人間なので、どんなにネットでの情報網やネット書籍が浸透しても、紙媒体である本のない暮らしは考えられない。印刷したてのまだインクの匂いが残っているような?発売されたばかりのシワ一つない本のページをめくって、そのページに目を通す瞬間の喜びと期待感。読みたかった本と出会うことは、会いたかった人にようやく会えた・・・その喜びとかなり似ている。
いつか私も自分の本を出版し、その本を誰かが待ちのぞみ、手にとって読んでいただくことができる日を夢見ているけれど、いい本が大事に読み継がれていくという出版文化の火はどんなに情報化社会になっても消えてほしくない。
バックにも入る手軽なサイズの本なので、この本を持って今度のお休みの時はどこかにドライブに行こうかな。そんな気持ちにさせてくれる本です。明日から風楽でも「休日のカフェめぐり」販売しますので、よかったらお手元にどうぞ(1300円)。
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April 22, 2010

パン教室~米粉でパンを作る~

Dscf5846今日はパン教室。大勢の参加の方があった前回とうってかわって、今回は人数が少なくこじんまりとしたパン教室だった。でも内容は米粉で3種類の和風パンを焼くというとても充実したものだった。米粉でパンを焼くのは実はパン教室では2回目。前回はまだ米粉があまり浸透していない時期で、パン用の米粉も手に入りにくく、高田さんも米粉をどうしようかとあちこち探してくれたようだ。
でもあれから2年ほどたち、今では米粉はどこの道の駅でも買うことができるようになった。高田さんの住んでいる山武でも米粉を商品開発しているので、今日は地元の米粉を利用して、ひじき入り米粉パン、キンピラ入り米粉パン、そして極めつけはお稲荷さんパン?。これは煮た油揚げの中に米粉パンを入れて焼いたもの。言ってみれば、お稲荷さんの中に入っているものが粒のお米か、粉のお米かの違いだけ?なのだが、とても斬新で美味しいパンだった。
今日は寒いので何か温かいものをと考えたが、米粉パンなのでスープよりも具だくさんのお味噌汁の方がいいと思ってご用意したら、本当にお味噌汁にピッタリの和風パンだった。
つくづく日本人はお米が味覚にあっているようだ。原料が小麦から米に変わっただけなのに、何かとても懐かしいような親しみ深い味わいがあって美味しかった。Dscf5848
私も米粉パンに触発されて、いつも作るロールケーキの小麦を米粉に変えて作ってみた。これもまたふんわりとした美味しい味わい。夕方からは何人かの友達が集まって米粉ロールケーキやチョコレートタルトを作って、みんなで試食。美味しいご飯タイムだった。
次回のパン教室は5月27日(木)。お客様からのリクエストにお答えして、メイプルメロンパンとプチパンを作ります。よかったらぜひご参加ください。

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April 21, 2010

一日中 庭仕事!

昨日、予定していた庭仕事ができなかったので、今日一日で2日分の庭仕事を片付けることにした。そのため朝から妙に気合いが入っていて?8時には庭へ出て作業を開始。まず玄関へのアプローチになっている植え込みの部分の草と通路の砂利脇の草を全部、抜き取っていったのだが、これがまたすごい量でいつのまにこんなに?という程になっていた。案外いろいろな花が植わっているので、よく見ないと小さな花芽を摘み取ってしまうそう。気をつけながら草を抜いていった。
その後はジャガイモ畑の草取り。なぜかスギナばかり。小さなジャガイモの芽を傷つけないようにスギナを抜くのだが、地下茎でつながっているので、根っこからは抜ききれない。またすぐに生えてくるだろう。
トモちゃんが作ってくれたハーブ畑もいつのまにかスギナとオオバコだらけになっていて、ハーブの新芽が出ているのに、雑草たちがその成長の邪魔をしている。こちらも土を耕しておかなければと思いつつ、午後には多古のビニールハウスに種まきに行きたいので、途中で時間切れ。
朝から何も食べていなかったので、白神こだま酵母で焼いたパンをトーストし、バナナと人参と豆乳とヨーグルトをミキサーにかけてドリンクを作り、卵を焼いてさっとお昼を済ませた。
その後はハウスへ。ズッキーニとブロッコリーとパセリとピーマンとナスを小さなポットに種まきして、たっぷり水をあげた。ハウスの中で育苗し、ある程度育ったら家の畑に定植させるつもりだ。先日撒いたハーブたちはまだほんの小さな芽が出ているだけなのに、もう回りは草だらけ!恐るべし雑草の生命力!ハウス内も草取りをした。
その後、古民家に戻り、草取りが終わったアプローチに花苗を植えた。花壇としてはかなり広いので、植えても植えてもガランとしている。それに山土なので、花たちが思ったように増えてくれないのが残念。少しずつ腐葉土やコーヒーかす、卵の殻、野菜くずなどを加えているのだが、植物が育ついい土になるにはまだまだ時間がかかりそう。
そうこうしているうちに暗くなってしまい、今日は裏の畑の草取りまで手が回らなかった。一日中、かがんで庭仕事をしていたので、かなり疲れた。夜はゆっくりしたかったけど、松尾の友達の農家さんまで玄米を取りに行き9時頃、ようやく帰宅。忙しい一日だったなあ~。だけど、これから雑草はますます元気よく生えるので、春から夏にかけて休みの日はずっと草刈りに追われるのだろう。まだ草刈り機の出番がないだけ楽なのだが。
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April 20, 2010

あいりん堂さんの食材を使って

今日は何もない予定だったので、ハウスに行って種まきをすること、そして庭の草刈りと花を植えること、畑の草取りをするつもりでいた。昨日は早起きしてあまり寝ていなかったので、今朝は8時過ぎまでゆっくり寝ていた。
午前中はコーヒーを飲みながら縁側でたまっていた新聞を読んだり、友達から電話がかかってきたので長話をしたり、昨日、草が摘みきれなくて仕上げられなかったトモちゃんの野草酵素を預かって、庭から草を摘んで完成させた。
その後、あるタウン誌の記者をやっている知り合いから電話がかかってきた。次号であいりん堂さんが大きく広告を出すのだが、その際、より商品がアピールできるように、あいりん堂さんの食材で作った料理の写真を撮れないだろうかということだった。そして作ったものについては、その方が個人的に全部、お買い上げいただけるとのこと。
食材を買う時にレシピが添えてあったり、それで作った料理の写真が近くにあったら、買う方も使ってみたいという気持ちになるのではないかといつも思っていた。あいりん堂さんにはお世話になっているので、私が作ったものが食材のアピールになるのなら、ぜひ役立てていただきたい。
それで急な話だったが、今日の3時頃、料理を5品くらいと何かお菓子を撮影したいということだったので、人参ケーキを焼いたり、車麩のカツを作ったり、ヒエを炊いてサラダを作ったり、あれこれ、料理を作って持っていくことになった。
一日庭仕事のハズが、急きょ、料理作りに予定が変更し、大急ぎで仕込みを始めた。あいりん堂さんの店の裏にある倉庫を使って、記者の方が持ってきた器に料理を盛り付け、食材を並べて撮影していただいた。その間、私はあいりん堂さんの売り場と裏を行ったり来たりしながら、使った食材を棚から選んで並べていった。肝心のあいりん堂さんは記者と私の二人で相談して、本人の知らないうちにそんな展開になってしまったので?終始悪いねえ~と申し訳なさそうに?していた(全然、そんなことはないのに!)。
このことが直接、販売促進につながるかどうかはわからないけれど、でも同じ広告を出すのなら、何かしらの効果があった方がいい。バタバタと忙しい仕込みだったけれど、とりあえず無事に撮影が終わったのでほっとした。少しは効果があったらいいんだけどな。
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April 19, 2010

野草酵素作りへ

Dscf5839今年もまた春の酵素作りの季節がやってきた。例年どおり、野草の酵素を作りに前橋まで行くことにした。今回は初めてのトモちゃんとユウコちゃん、そしてオシオさんが同行することになり、朝、6時半に佐倉のトモちゃんの家に集合。トモちゃんが息子さんのRV車を借りて来てくれたのだが、4人分の樽が積みきれず、急きょオシオさんのワゴン車を使わせていただくことにした。ドライバーは長距離運転が得意のトモちゃんとユウコちゃん。
群馬で手作り酵素の会を主催している「手作り酵素ナカヤマ」の中山さんが指導する手作り酵素の会に便乗させていただくことにした。同じ春の酵素を作るにしても前橋周辺の野草は種類も多くエネルギーが高いので、私はわざわざ千葉から仕込みに出かけている。
年々、酵素を仕込む人たちが増えてきて、酵素作りの講習会は全て満員。今回も40名近くの参加者がいて、。何台もの車が土手や湧水の近くを連なって移動した。今、講師の中山さんはあちこちの教室にひっぱりダコで、春の酵素だけでも何十か所で教室を行っている。お話している最中にも電話での場所の問い合わせや質問などがケータイにバンバンかかってきて、全てお一人で対応しているのでとても大変そうだった。中山さんいわく「昨年の秋から大爆発」?してしまったそうで、ものすごい勢いで手作り酵素を作りたいという人が増えているそうだ。Dscf5841
今回はあちこち移動して迷子にならないようにと、野草を摘む場所の地図を最初に配って下さった。これがあれば、来年は場所がわかるので、教室のあるなしに関わらず自分の都合で酵素を仕込みに行くことができそうだ。
健康へ関心のある方が増え、手作り酵素の良さが浸透してきたのだと思う。それだけ酵素を飲み始めて体調がよくなったという人が多いからだろう。私も作り始めて7年ほどになるが今では酵素なしの生活は考えられない。
車中は女4人が集まって、遠足のようにワイワイとずっとにぎやかな道中だった。またオシオさんがヨモギ新粉餅や野菜の串刺しなどを作ってくれてきたので、風楽の玄米ご飯と一緒に公園のテーブルに並べて食べたランチタイムも楽しかった。
それにしてもトモちゃんとユウコちゃんの二人は名ドライバーだ(私の場合は迷ドライバーだが?!)。ナビよりも正確に?道を選び、メンテナンスが滞っていたオシオさんの車もいろいろ点検をしていた。特にタイヤの溝を見て、これは危険だと判断し、帰り道ではタイヤを交換するようアドバイスしたり、オイル交換の目安や車のことをあれこれ教えてあげたり、とても頼もしかった。
全ての作業を終えてから、インター近くの日帰り温泉に入って温まり、10時頃、無事に帰宅した。これから毎日酵素をかき混ぜて、10日くらいで微生物たっぷりの春の酵素が出来上がるのでとても楽しみだ。

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April 18, 2010

筍と独活の芽

土曜日の朝、起きた時、一瞬、自分の目を疑ってしまった。白いものが散らついていたので、目の錯覚かと思ったのだ。でもよく見ると地面も白くなっていた。なんと季節外れの雪が降っていたのだ。寒い寒いと思いながら過ごした数日間。本当に冷え込んでいた。朝、サリーちゃんから電話があって「車のチェーンがないから行けるかどうか・・・・」。
まさかチェーンが必要になるほど積もるわけはないので、それは大丈夫だよと言って来てもらったのだが、朝の一時期、そんなことを心配するほどの本降り?の時間もあった。幸い開店前には雪もやみ、寒い日にも関わらず、ご予約のお客様がたくさん来てくださって、忙しい一日だった。
うってかわって今朝はあふれんばかりの光が降り注ぎ、久しぶりに温かな春がやってきた。ジュンコさんは今朝も筍掘り。「筍狩りで遅れます」というメールがあったが、10時過ぎに到着するなり、たくさんの筍と蕗を土間に並べていた。20本ほどを30分もしないうちに掘り上げたのだそうだ。今日はお店でも売れるようにといっぱい収穫したそうだ。球根ごと抜いてきた水仙もたっぷり!こちらの方はさっそく南の庭の隅っこの方に植えた。しっかり根付いて群生してくれるといいのだが。
せっかくなら定食の付け合わせに筍もお出ししようと思い、掘りたての皮をむいて、そのまま天ぷらに。独活の芽も摘んできてくれたので、それも天ぷらに。塩をふってお出しした。春の香り満載の定食になった。
揚げたてを籠に並べて写真を撮った。とても可愛らしい。お昼前に収穫名人のジュンコさんは風楽の庭も歩き回り、短時間で3本の筍を発見して掘ってくれた。探している時の目つきが違うんだなあ~。なんせ富里の家からご実家のある四街道まで行って、筍を30本近く掘って、風楽に来るまで移動時間も含めてたった2時間なんだって!
計算すると1分で1本掘っていることになる。スゴイ!ユウコちゃんと二人でひたすら感動してしまった。もう感動を通り越して尊敬のマナザシ・・・。
おかげさまで今年は春の芽ぶきのものを美味しくいただいている。独活の苦手な私も独活の天ぷらは食べられるようになったし、蕗の葉も蕗と一緒にほろ苦く煮て楽しめた。この次はミョウガタケがあるよ・・・って。楽しみに待ってよう。
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April 16, 2010

料理教室~玄米キッシュ他~

ああ何という肌寒い一日なのだろう。夜になってから雨はみぞれまじりになってきた。また冬に逆戻りしてしまったかのようだ。この寒さの中、今日は店が終わった後、料理教室だった。今回は参加者が10人も来て下さったので、家のキッチンもやや手狭な感じに見えるほど。
今日のメニューはマクロ仕様の玄米のキッシュ・揚げごぼうとレンズ豆と酒粕のサラダ・板麩のチンジャオロース風・すき昆布の煮もの。生地を作ってから3台のタルト型にそれぞれで生地を張り付けていただき、その中に炒めた玄米と豆腐クリームを入れて焼くタイプのキッシュだ。
ごぼうや玉ねぎなどいろいろ野菜を切る量が多かったが、たくさんの方がいらしたので、4枚のまな板をご用意して、皆さんに切っていただいた。
お食事の時はたっぷり作ったお惣菜を真ん中に置いて、皆さんで食べていただいてから、残りはご持参いただいたタッパーなどに入れてお土産に。10人もいるので足りなくなるのではないかと、急きょすき昆布など2袋を水に戻したが、けっこうな量ができたので、たっぷり持って帰っていただけてよかった。料理教室の時は美味しいと言いながら喜んで食べていただけることが何よりも嬉しい。
今回はアシスタントがいなくて、エデラちゃんが途中まで残ってくれたのだが、その後は私一人。ちょっと忙しかった。これから教室をスムーズに進行させていくためにも必ずアシスタントを誰かにお願いしようと思う。
次回は5月21日(金)3時から。人参ドレッシングサラダと雑穀料理、酒粕を使ったお菓子などを作るので、よかったらご参加ください。
料理教室の後、片付けを終え、あいりん堂さんとたまにはご飯でも食べながらゆっくり話そうと約束していたので車で迎えに行った。お蕎麦屋さんとコーヒーショップを2軒ハシゴしながら、12時近くまでしゃべっていた。オーガニックの世界は本当に厳しくて、経営的にはとても大変だが、それでもあいりん堂さんとはもう何年もずっと一緒にがんばってきたような気がする。お客様をご紹介したり、していただいたり・・・。仕事を超えて応援し合ってきた部分も多かったと思う。ここ何年かで同じような方向性のお店が少しずつ増えてきたけれど、その中でも、お付き合いの長さといい、お世話のなり方?といい特別な存在だ。
いつも顔を合わせているわりに、なかなかゆっくり話せる機会はないので、今日は久しぶりにしみじみと人生について?語り合った。そしてまたがんばろうねと言いながら帰ってきた。いい時間だったな。
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April 15, 2010

あいりん堂さんのお弁当

昨日は終電に近い電車で帰ってきて、興奮冷めやらぬ気持ちでブログを書いていたら、あっという間に時間がたって、布団に入ったのは2時を過ぎてしまった。今日はあいりん堂さんのお弁当の日なので、早起きしなければならないのに、朝、目覚ましがなっても眠くて起きるのが大変だった。それでも7時にはスタートしないと間に合わない。ようやく眠い目をこすりながら支度を始めた。台所に行ったらとても寒かった。しかも外は冷たい雨が降っている。まったくいつになったらストーブが片付けられるのだろう。いつまでも温かくならないので野菜の生育が遅く、野菜が値上がりしているということだ。
今日は配達の後、買い物の他、いろいろ回らなくてはならなかったので、途中、イタリアンのお店に入ってランチを食べた。ものすごい人だ。しかもみんな女性。こんなにも混んでいると、一人で入るのにちょっと気おくれしてしまう。本当は自分の分のお昼を持って出かけようと思っていたのだが、今日は全く残っているものがなかったのだ。
どのみち今日はのんびりできないし、とりあえずお腹を満たしたかったので、まあいいやと思って落ち着かないけれど真ん中の席に一人で座った。実はこの店に入る前にも近くの店を2件ほど回ったのだが、両方とも駐車場には車がいっぱいで止められず諦めた。こんなに寒い雨の日だというのに、こんなにどこも混んでいるなんて・・・。
25日はアースデイちばに出店するし、29日には結婚披露パーティで貸し切りになる。そろそろメニューを決定し、準備を始めていかなくては。そう頭の中だけで思っていても、仕事はなかなか進まないものだ。私の場合、全て紙に書き出すようにしている。そしてメニューを決めながら、それに合わせて必要な道具や食材や準備するものなどを羅列していく。
だから紙に何も書き出していないというのはまだ何も決まっていない段階と同じことだ。紙に書くまでは、頭の中であれこれイメージが動きまわっているだけで、具体的に決まったものはない。だけど後で慌てないように、そろそろ準備を始めなくては。
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April 14, 2010

キャロル・キングとジェイムス・テイラーのライブ

70年代に活躍したシンガーソングライターであるキャロル・キングジェイムス・テイラーが来日中だ。しかも今回は二人でジョイントコンサートをやるという。世紀の大スターが二人揃って歌を歌ってくれるなんて・・・昨年の12月にbayfmでそのビックニュースを知り、チケットの先行予約ができると聞いた時、迷わず申し込んでしまった。
そして今日は待ちに待った夢の共演の日。武道館へ行ってきた。
武道館で行われる来日アーティストのライブに行くことは高校時代の私にとって何よりの憧れだった。初めてリッチー・ブラックモアー&レインボーのライブに行った時はアリーナ席のチケットを買い、開演と同時にステージの前に移動して、2時間ずっと立ちっぱなしで聴いていた。
相変わらず武道館の椅子は素っ気ないもので、床もコンクリのままだし、暖房もあまりきかない。でも3階まで見渡せる大きな会場の小さな席に座って開演のブザーが鳴るのを今か今かと待っているあの時間は、やっぱり武道館ならでは。初めて武道館へ行った時の感動が甦ってきた。
場内が暗くなったらすぐに二人は手をつないで仲良くステージに登場し、次々にヒット曲を披露してくれた。選曲はメジャーな曲ばかりだったが、二人の曲を交代で歌い続け、キャロルはピアノをジェイムスはギターを、相手の曲の時もずっと演奏したり歌ったり・・・。時には椅子に寄り添うように座って一緒に歌ったり、、ハーモニーを加えたりと息の合ったコンビだった。大柄なジェイムスが抱きしめると、小柄なキャロルがとても小さく見えるが歌声はパワフル。ジェイムスの声は相変わらず澄んでいて優しくさわやかで、キャロルは独特のかすれ声で何とも味わいがある。
彼らが活躍したのはかれこれ40年も前のことだ。私も中学の頃から洋楽を聴き始めたけれど、リアルタイムに彼らの曲を聴いた世代ではない。以前、付き合っていた男性がジェイムス・テイラーや二ール・ヤングが大好きだったので、その影響で聴くようになった。聴いているうちに時代を超えて、70年代に活躍したシンガーソングライターの曲がどんどん好きになっていった。
71年の大ヒット曲「You've Got A Friend~きみの友だち」は特に大好きな曲で、私の人生のテーマソングの一つでもある。キャロルがテイラーのために書いた曲だが全米第一位になった名曲だ。この曲を二人でどうやって歌うのか、とても楽しみだった。コンサートの終わり近くになって、ようやくこの曲のイントロが始まった時、もう鳥肌がたってしまった。一番と二番を交代で、そしてハーモニーを付けながら、最高のセッションだった。あの二人が一緒に歌う「You've Got A Friend」が聴けただけでも本当に幸せだ。
キャロルは68歳、ジェイムスは62歳になるという。そんな年齢を感じさせないさわやかな歌声と懐かしい曲の数々に酔いしれ、私も70年代にタイムスリップしてしまった。
共演だけあって、チケットは確かに高かったけれど、それだけの価値のある素晴らしいコンサートだった。おそらく、二人揃ってのライブを聴けるチャンスはもうないだろうなあ・・・。今夜は私の音楽シーンの中でもずっと記憶に残る夜になると思う。
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April 13, 2010

ぐるっと千葉の取材 ~クレソンと蕗~

今日はご予約は入っていなかったが、いろいろとやることが多かった。昨日、サリーちゃんがアルバイトをしているイチゴ農家さんからはねだしのイチゴをたくさんいただいたので、朝、一番でイチゴアイスクリームを仕込み、多古の友達の家にお見舞がてらに出かけるので、米粉のロールケーキを焼いてイチゴと生クリームをサンドした。
その後、あいりん堂さんに行って買い物し、ヨウコさんのお宅に立ち寄り、その後、多古の友達の家へ。ジュンコさんが摘んで来てくれた蕗がなくなってしまったので、ヨウコさんの家の蕗を摘ませていただいた。
3時からはぐるっと千葉の取材。もう取り上げていない野菜がほとんどなくなってきたので、今回は蕗とクレソンを使った。両方とも買ったものではなく、近くで自生していたものだ。春ならではの野草の味覚をご紹介したいと思い、クレソンは天然酵母のパンでクルトンを作ってレモンとオリーブオイルでさっぱりとしたサラダに。蕗は大根、人参、れんこん、筍と合わせて5色キンピラに。蕗の緑を生かすため、キンピラは調味料で味を付けた後、最後に下茹でした蕗を加えて色を残した。
この3年間、ずっと取材していただいたぐるっと千葉だが、いよいよ今月が最終回。撮りためている料理も含めて、なんと50回の撮影が終わったことになる。当初は50回が終わった後、レシピ本を出版しようと計画していたのだが、こんな時代になってきたので、予定が立たなくなってしまった。
その分、撮りためたレシピに関しては、全て継続してぐるっと千葉で連載するという形になった。なのであと一年半は毎月、ぐるっと千葉に「野菜しいレシピ」コーナーが連載されるのでお楽しみに!
撮影の後、いつもカメラマンとヨコヤマさんと一緒に作った料理を食べながらお茶を飲むのだが、今日は最終回で何とも寂しくて別れがたく、しみじみ話してしまった。
始まってしまえば早いもので、本当に50回分も撮影したの?という感じだ。作った料理の味や失敗談?などがいろいろ思い出され、とても懐かしい気持ちになった。私が作る料理と同じくらい、ヨコヤマさんも構成やデザインを一生懸命考えてくださったり、カメラマンさんも料理の撮影に時間をかけて、より美しく美味しそうに見えるように工夫して下さった。だから「野菜しいレシピ」は3人で作ったページなのだ。毎回、店を閉めるちょっと前から撮影を始めるので、店の仕事から連載のレシピモードへと気持ちを切り替えるのがけっこう大変で、撮影のある日は仕事中もずっとレシピの分量を考えたりしていた。
楽しい仕事だった。また機会があればこういう仕事をやりたい。ヨコヤマさん、そしてカメラマンのオリモトさん、お世話になりました。ありがとうございます。いつの日か3人が力を合わせた結晶を本の形にして世に送り出しましょうね!
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April 12, 2010

利休梅

ユウコさんからとても素敵なお花をいただいた。「利休梅」というそうだ。庭から手折って来て下さった。正直なところほとんど見かけたことがない花だ。背の高い花器に挿して枝を広げ、横からスポットライトを当てたら、美しい姿が襖に映っていた。それがとてもキレイなので、夜になって茶の間の電気を消した後も、スポットだけは消さずにいた。そこだけ華やかで見惚れてしまう。
初めて聞いた名前なのでネットで調べてみたら、茶花という説もあるようだが、中国から明治時代になって入ってきた花なので、あの千利休とは関係ないようだ。こんな可愛らしい木が庭にあったら、桜が散った後もしばらくお庭でお花見が楽しめそう。
今日はアヤコさんやユウコさんたちと内輪のお料理会を家でやった。昨日、ジュンコさんが採って来てくれた筍を茹でておいて、トモちゃんが筍入りの蒸しおこわを作ってくれた。久しぶりにもち米を食べたら、美味しくておかわりをしてしまった。
夜、先週、発売されたばかりの新刊「稲盛和夫はなぜ成功しつづけるのか」を読む。稲盛氏は経営者としてはもちろんのこと、人としてもとても素晴らしい方なので、著作は何冊も読んでいる。ものすごく高い精神性をお持ちの方だと思う。その経営哲学は一言で言うと「敬天愛人」。これは西郷隆盛の有名な言葉だ。「道は天地自然の物にして、人はこれを行うものなれば、天を敬するを目的とす。天は我も同一に愛し給ふゆえ、我を愛する心を以て人を愛する也」。
一企業人として一番必要とされていることは、絶えず自ら高い精神性を持って成長していこうとする姿勢である。そして私欲のためではなく、世のため人のため、周りの人たちが幸せになることを第一の目的として行動することが大切だと稲盛氏は何度も語っている。
ほんの小さな仕事だけれど、私もどうしたら自分自身がもっともっと成長していけるのだろうかといつも考えている。そのために仕事をさせていただいているのだと言っても過言ではない。先人の教えには学ぶことが多い。と同時に本当の教えというのは実践の中にこそあるのだとも思う。
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April 11, 2010

春の香りのお届け便?!

昨日の夜、ジュンコさんから「明日は筍を掘ってから仕事に行くので少し遅れます」というメールが届いた。早起きして、風楽に来る前に四街道のご実家の竹林で筍掘りをしてくるとのこと。4月1日に店で行った漢方アロマ教室の時にも、仕事の前に春の味覚を収穫してきてくれた。
遅くなると言っていたけれど、10時前にはどっさりと収穫物を持って到着。大きな筍が6本。袋いっぱいのクレソン、蕗、そして独活の芽。3月頃、風楽の庭用にも独活の根を持ってきてくれが、寒い時期に動かしたので、多分今年は食べられそうにない。独活の独特の香りがジュンコさんは山菜の中で一番大好きなのだそうだ。「独活と比べたら、あんなにみんなが騒ぐタラの芽なんて香りがなくて美味しくない」と言う。
朝、今日の定食には間に合わないかもしれないなあと思いつつ、筍を茹でた。これもまたジュンコさんの持論なのだが、「収穫したての筍は下茹でしないで、そのまま煮ても大丈夫」。
でも一応、下茹でだけはしておこういと思い、糠がなかったけれど、唐辛子を加えて、筍を大急ぎで茹でた。そしておかかとわかめで煮付けた。穂先の方は賄いの時、独活の芽と一緒に天ぷらにしていただいた。美味しい。春の味覚だ。
「随分早くこられたねえ」と私が言ったら、「こんなの一撃よっ!全部で20分もあれば掘れちゃうわ」とにんまり。じいちゃんから伝授された筍の掘り方を今ではもうすっかり自分のものにして、すでにじいちゃんの実力を超えてしまった・・・らしい。賄いの時、穂先の生えている向きと鍬の入れ方について私にレクチャーしてくれた。最近ではご実家に帰る度に「ジュンコが来ると根こそぎ持ってかれちゃうな~」とじいちゃんから恐れられている?そうだ。
本当に収穫名人のジュンコさん。「一家に一台・・・」じゃないけれど、風楽にとってはすっかりもう「一店に一人のジュンコさん!」になりつつある。
今、南側の庭に、無造作に生えている野の花たちを移植して群生させたいと密かな計画?をたててくれているようだ。水仙や都忘れやシラーや月見草や花ニラたちがあちこちに根付き、どんどん増えていって、風にふわふわ~っと揺れていたら可愛らしいだろうなあ。
自分で作った野菜で料理することも夢だったけど、庭に何気なく生えている花やハーブを手折って、お茶にしたり部屋に飾ったりする・・・それもまた私のしたいことの一つ。だから私は野菜や花たちがよりよい環境の中で育つことができるよう土づくりをしなくては。瓦礫を取り除き、野菜くずやコーヒーかす、落ち葉の腐葉土、木灰などを混ぜ込みながら、この敷地全体が「風のガーデン」ならぬ「風楽のガーデン」?となる日を夢見て・・・。
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April 09, 2010

花に囲まれた定食

成田エリア新聞の方が朝一番で取材に来て下さったので、定食をお作りし、奥座敷の雪見障子の前で撮影していただいた。この場所は撮影スポットとしては最高のロケーションだ。古民家らしさも伝わるし、自然光も入ってくるし、角度によっては外の畑や緑も一緒に写真に取りこむことができる。しかも今日は水仙や桃の花なと名脇役たちがいっぱい(古民家は寒いので切り花がとても長持ちするという利点もある?!)
今日はエデラちゃんと二人だけだったが、朝からお問い合わせのお電話が多く、久しぶりに忙しい金曜日になった。最近、金曜日は驚くほど暇な日が続いたので、これでちょっと一安心。
夕方からライターの仕事があったので大急ぎで千葉へ。3時43分の電車に乗らないと間に合わないので、最後の戸締りはエデラちゃんに任せて、大急ぎで車で成田駅に行き電車に飛び乗った。何とか時間のやりくりができたけれど、こういう予定の立て方はあまりに余裕がなさ過ぎて、ちょっとしんどい。たった5分の遅れでも全てのスケジュールが狂ってしまうような時間配分には無理がある。せっかく千葉に出たのだが、今日はどこにも寄る元気がなく、そのままとんぼ帰り。何とも慌ただしかった。
電車の中では米粉で作るおやつの本のページをめくっていた。料理やお菓子の本は見ていると、どんどん創作意欲がわいてくる。最近の本は目新しいレシピがあったりするので、ちょっと嬉しくなってしまう。50冊以上ある料理の本とたくさんのレシピの切りぬき、そしてレシピノート。料理やお菓子関係の資料はけっこうな量になる。
だから、もう増やさないようにしよう・・・と思いつつ、見たらすぐほしくなってしまうのは職業病かも?
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April 08, 2010

畑仕事~葉っぱの種まき~

今日はとてもいいお天気だった。庭仕事をするのはもってこいの一日。朝早く起きて、洗濯物を干してから、長靴をはいてそのまま庭に出た。時々風が吹いてくるけれど、お日さまの光がとても温かい。北側の畑の一番奥にあったブロッコリーの菜の花と脇芽を摘み取って、いよいよ茎を片付けることにした。
いつのまにか畑の周辺は草だらけ。草を抜いて端っこの方に避けながら、鍬で畑を耕し畝をたてていった。今日はふだん草と水菜を播いた。花壇の草取りもしなければ・・・と思いつつ、体を動かしてお腹が空いたので、お昼を作ることにした。ブロッコリーの芽をにんにくとオリーブオイルで炒め塩味をつけ一度取り出してから、大根と人参を同じくサッと炒めてこちらはおかかと醤油味に。今年は本当に菜の花をよく食べているが、そろそろ終わりになりそうだ。こんなに小さな脇芽まで余すことなく最後の最後まで摘みとられ、ようやくブロッコリーの木としての寿命をまっとうできた?風楽の畑のブロッコリーは大往生かも?!
昼過ぎからはシノダさんのカードリーディングで奥座敷を使っていただく。何とお客様はあいりん堂さん。私はその間、ケーキを作り、終わった後、西側の縁側で3人でケーキを食べながらお茶を飲んだ。それぞれに親しくさせていただいているが、3人が揃うことはめったにないので、ゲラゲラを笑いながら楽しいティータイムだった。
夕方には私の方が今度は買い物をしにあいりん堂さんへ。その後、図書館にも立ち寄りリクエスト本を受け取る。最近また本を読みたい欲求がとても強くなっているのだが、種まきと単発のライター仕事などに追われて、なかなか読み進めていけないのが残念。
今週は久しぶりに平日にご予約が入っていなかったので、厨房仕事以外のことがたくさんできてよかったけど、仕事をしている時よりもずっと忙しい休みになってしまった。
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April 07, 2010

千葉の郷土料理

ほんの数日なのだがライターのアルバイトが入ったので、千葉に取材がてら出かけた。どうせ千葉に出るのならと、夕方、友達と待ち合わせて気になっていたお店にご飯を食べに行ってきた。千葉の郷土料理のお店なのだが、日本酒や焼酎などアルコールもたくさん置いてあるので、私が一人で行くよりも誰かと行った方がいい。アヤコさんとはいつも会ってあれこれ話しているけれど、ゆっくり食事に行く機会はめったにない。それで今日は思い切って二人で食事をしようということになった。
お店の名前は「千寿恵」。おかみさんのお名前がそのままお店の名前になっている。栄町の一角にある小さなお店なのだが、大網にある畑で採れた野菜や千葉県の食材を中心に手作りした郷土料理が食べられる居酒屋だ。めずらしいクジラ料理も食べられる。
メニューの中から「4月の旬菜コース」として筍と初鰹をテーマにしたコースと、「千葉の味コース」の中からイワシのゴマ漬けとさんが焼き、なめろう、おしんこなどを選んで、二人でつつきながらいただいた。最後は手打ちそばと性学もちをいただく。アヤコさんと二人でいろいろ話しながら「美味しいねえ~」を連発。塩加減の塩梅がとてもいいのだ。素朴なお料理なのだが、なんだか懐かしくてとても嬉しくなるようなご飯だった。たまには場所を変えて美味しいものを食べながら話すのもいいものだ。
いつもなら予約しなければ入れないこともあるそうだが、今日は平日だしあいにくの雨だったので飛び込みで行っても席があってラッキーだった。
合間を見てオーナーの千寿恵さんとお話させていただいた。とにかくお元気でよく手を動かし明るくチャッチャとお話される方だった。この店に来る人たちの「おふくろの味」そのものになっているのだろうなと思う。何でも手作りする働き者でランチタイムは旦那さんが作った手打ちそばとご飯にお飲み物が付いて800円。ランチはご夫婦お二人で回しているそうだ。手打ちそばは本当に美味しかった。今度はランチを食べに行ってみよう。
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April 06, 2010

ハウスの種まき

温かくて本当にいいお天気だった。今日はビニールハウスの中で種まきをした。ウイさんが知人から譲り受けたハウスが多古町の福泉寺の近くにあるのだが、そこを使わないかとお声をかけていただいた。家の周りは寒いので、種まきをしてもまだ温度が低く発芽するのに時間がかかる。それに露地栽培だけだと、無農薬で作るには厳しいものもある。できたら直撒きする前に育苗したい野菜もあるので、ハウスがあったらいいなと思っていたのだが、新規の設備投資などとてもできない。
そんな時にお誘いいただいたので、先日、一度見に行ってきた。多古町と言っても店から車で10分くらいととても近い。中はウイさんが育てているグァバとブルーベリーの苗、キュウリやトマト、ピーマンなどが育苗されていた。ソラマメやキャベツなどは元気に育っていた。思ったよりも近いし、まだ空いている場所がたくさんあるので、ぜひお借りしたいとお願いした。
それで今日は朝からハウスに行って念願の種まきをしてきた。と言ってもしばらく何も植えられていなかったので、まずは草取りから。その後、有機肥料や培養土など肥しを加えて土をかき混ぜ、小さな畝を作って散水。ハウスの中はとても暑くて、動いているうちに汗ビッショリ。まるでサウナに入っているみたいだ(ずっといたら痩せるかも?!)
Dscf5782ここではハーブを中心に撒こうと思っていたので、今日、撒いたのはルッコラ、バジル、セージ、コリアンダー、タイムなど。それと小さな苗床にサニーレタスと人参を撒いた。ウイさんが肥料やポット、農具などは揃えて置いて下さったので、いつでも気軽に気軽に利用できるハウスだ。
敷地は200坪ほど。4つのハウスが連棟になっていて散水設備やファンなども付いている。ウイさんはここを農業に関心のある人たちに自由に使ってもらう場にしたいと考えているそうだ。地代や電気代などの必要経費は使った人たちで頭割りするのでとても安く利用できそうだ。
最初、草があちこち生えいていたのだが、草取りをして、土をならして種まきをしたら、すっかりハウスの畑らしく?なってきた。ハーブの花が咲いてハーブの香りがする中、みんなで収穫を楽しめる場所になったら私自身もとっても嬉しい。
よかったら一緒にこのハウスを利用しませんか?ご希望の方ご連絡ください。今は種まきのシーズンなので即、春野菜からスタートできますよ~!
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April 05, 2010

メロンパン作り

昨日から娘が泊まりに来ていたので、今日は二人でパン教室の高田さんのお宅に伺いメロンパンを習いに行ってきた。と言ってもほとんどの作業は娘中心で、私は「お腹すいた~。早く焼けないかなぁ~」とひたすら焼きあがるのを待っていたのだが。
ようやく年度末が終わり、今期は営業の成績がとてもよかったので、サイパンに招待旅行で行けることになったそうだが、その分、3月は「死ぬほど忙しく仕事だけに追われた」と言う娘。数字を追いかけることで目標を達成し、それが一つの自信につながるのはいい経験だと思う。でもそれと引き換えに不規則な生活と野菜不足で相当体は疲れている様子。仕事を通して成長してきた娘の姿を誇らしく思うと反面、さぞ大変だろうなあとついつい思ってしまう。そんな中、月に一回、二人でパンを習いに行くのはとても楽しい時間になっている。
焼きたてのメロンパンに感動し「美味しい~!」と感激している顔は20代の女の子そのものだ。今回は普通のメロンパンとメイプルメロンパンを2種類作ったのだが、メロンパンを作っている時に「メロンはいつ中にいれるんですか?」と娘が真面目に質問したのが可笑しかった。
夜は成田のイージーライフカフェでミーティング。オーガニックな野菜や食品を中心に、この北総エリアで市をやっていこうという動きがある。今回はその実行委員会の初顔合わせ。名付けて「太陽の市~オーガニックマーケット~」。
いつのまにかこのエリアにもたくさんのオーガニックに携わる人たちが増えてきた。そんな人たちが協力し合って、楽しいお祭りができたらいいなと思う。詳細は決まり次第お知らせします。
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April 04, 2010

忙しかった土日

エリート情報の「ロコル」の野菜特集で紹介していただいたせいか、お花見日和だったせいか、昨日、今日の土日はとても忙しかった。特に昨日は開店当初のように忙しい一日だった。お座敷だけでなく土間のお席まで満席となり、空くまでお待ちいただいた方もいらっしゃった。大忙しで何もかもすっかりなくなってしまった。
今日はちょっと肌寒かったせいか、昨日ほどにはならなかったけれど、それでも多くの方に来ていただけた。冬の間は寒かったせいもあって、お客様が少なく、特に今年に入ってからは、もう大忙し!という日はなかったので、ちょっと驚いてしまった。
この土日はちょうどお花見をするにはピッタリの日だったので、桜の名所はどこも大渋滞だった様子。私も昨夜は友達が来たので、一緒に夜桜でも見に行こうかなと思っていたのだが、あまりに昼間が忙しすぎたので、お花見弁当を作る時間もなかったし、かなり冷え込んできたので、夜はでかけずにゆっくりすることにした。
写真はシノダさんが先週、家の庭から手折って来てくれた桃の枝。最初は全部、つぼみだったのに、この陽気で次々に可愛らしい花を咲かせてくれる。奥座敷の雪見障子の前に置いて、桜の代わりに満開の桃の花を愛でながら、あり合わせの野菜で天ぷらを揚げ、サッと作ったサラダと、友達の買ってきてくれた刺身を並べ、のんびりご飯の春の夜。そんな花見もたまにはいいかも。
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April 02, 2010

またまたスゴイ風!

昨日、漢方アロマの教室が終わった後、多古まで野菜とハーブの種を買いに行った。今、私が素通りできないのは種苗売り場の前だ。買い物の好きではない私が、ウインドーショッピングのように?あれこれ種の袋をながめては、裏を見て撒き時期を確かめ、一人でにんまりしている。あれもこれも撒きたいのだが、場所も限られているし、ビギナーではそれほどの収穫も期待できないので?多分、種を買う方が高くついてしまいそうだが、それでも春はやっぱり種撒きの季節。迷いつつハーブと野菜の種を10袋と長ネギの苗を買った。
帰り道は畑の土が風にあおられて道路が真っ暗に。だんだん風が強くなってきた。前回の大風の時は、ドアのガラスが割れて、そこから入ってきた風の勢いに押されて西側のすりガラスの戸が吹っ飛んでしまった。もう二度とあんなハラハラする思いはしたくない。寝ている時に、突然バリンとガラスの割れる音を聞くのって、ものすごく怖いものだ。
それで昨日は帰ったらすぐ雨戸(西側しかない)を全部閉めて、南側の縁側のガラス戸の前には椅子や植木鉢など重たいものを置いてガタガタ言わないように固定し、土間の扉の前にも机や椅子、ストーブなどを並べ南からの突風に備えた。何しろ風が吹くたびにギコギコと戸が外れそうな音をたてているのだ。寝る時も枕元に懐中電灯と電話の子機とスリッパとジャンパーとタオルを並べた。
どんどん風が強まり、結局、一晩中、ゴーゴーとすごい風が吹きまくっていたけれど、今回は被害がなくほっとした。でも朝になっても風は衰えず、雨まで降ってきたので、まるで春の大嵐!そんなお天気だったので、お店も一日中暇だった。クッキーやパウンドケーキ、パンなどを焼いたり、ほうじ茶に入れるハト麦をフライパンで煎ったり、その後は台所のお掃除、そしてじっくりと包丁を砥いだ。
ようやく2時過ぎてから風がおさまり、雨も一時止んだので、大急ぎで長ネギの苗を植えることに。先週、畝を立てておいたので、すぐに植えられたのだが、草を抜かないまま畝を立てたので、土の中に入っていた雑草がまたそこでしっかりと根を張っていた。早くも草との戦い?が始まったようだ。
その後、あいりん堂さんに行ったのだが、何日かぶりにニュータウンの周辺を走ったら桜がもう満開になっていたので(家の近くはまだ満開ではない)驚いた。あの大風にも負けず、しっかりと花をつけていたのだなと思ったら、小さな花がとても愛おしくなった。
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April 01, 2010

アロマテラピーから入る漢方~春の養生編~

Dscf5766今日は第二回目の漢方アロマの講座の日。4月だからまだ先だと思っていたのだが、1日なので、あっという間に2回目の講座の日が来てしまったという感じだった。春は肝の季節。温かくなってくると気持ちがウキウキする部分もあるが、反面、春はとても精神的に不安定になりがちでもある。それは肝機能が低下したり、興奮して高ぶったりすることと関係があると言われている。
たっぷりの漢方アロマオイルの香りに包まれながら、摩やさんのわかりやすい講義と実習で講座はとても楽しげだった。私も今朝は早くからお食事の準備をして、お部屋の隅っこで講座を聞きたかったのだが、結局、ずっと厨房に。Dscf5767_2今回、「春の芽」の食材がテーマだったのでジュンコさんにヨモギ餅を作ってくれるようにお願いしておいた。ところが収穫大好き人間のジュンコさんは、ヨモギだけにとどまらず、今朝、早起きして四街道へ。竹林の中に入り込み、まだ頭がほんのわずかしか出てない筍を掘り、田んぼの用水路からクレソンをたっぷりと摘み、菜の花と蕗の葉、そして水仙の花などどっさりと持ってきてくれたのだ。それを見ていたら居ても立ってもいられなくなり、筍に包丁を入れ始めた。
ワンプレートで盛り合わせるよりも、大きなお皿にドーンと盛り付けた方がいいね~、春野草のパーティみたいなランチにしよう、天ぷらも作ろうか・・・なんて二人で盛り上がりながら?楽しく大皿に盛り付けていった。結局、本日のランチは菜の花と小豆の菜飯、根菜と独活の重ね煮スープ、蕗のクルミソースがけ、ニラと大和芋のお焼き・にんにくダレとクレソン添え、筍の天ぷら、グルテンミートと春キャベツとブロッコリーの豆乳グラタン、つきたてのヨモギ餅・・・。
大皿盛りにしたので、私もジュンコさんも奥座敷に行ってランチをご一緒したのだが、野草のパワーたっぷりの美味しいランチで、皆さんにもとても喜んでいただけた。特にクレソンがお焼きのにんにくダレにピッタリで名脇役になってくれたし、掘りたての筍を茹がかずそのまま天ぷらにしたものもホクホク?!で美味しく大好評だった。
ジュンコさんのヨモギ餅はもちつき機を使ってもち米で作るので、もう本当にお腹いっぱいになってしまったが、春満喫のいいランチだったと思う。これもジュンコさんが早朝に狩り?に行ってくれたからこそ。
今回は参加された方が6名と少なかったのだが、お食事は10人分以上はあったので、もっと多くの方に食べていただきたかった。
次回は6月末頃に梅雨時の養生と夏の体をテーマに行う予定。日程が決まり次第、サイトにアップしますので、よかったらご参加くださいね。またとびきり美味しい薬膳ランチをご用意させていただきま~す!
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