May 31, 2010
今日と明日はお休み。いろいろやりたいことがあったので、この2日間は何の予定も入れなかった。朝起きて、ヨガをゆっくりやってから一日の過ごし方を考えた。最大優先順位は梅雨を前に、とにかく庭の草を何とかしなくてはということ。時間がある時にチョコチョコと花壇や畑の草取りはしているのだが、それも追いつかない状態なので庭の草は伸び放題になっていた。しかも庭は広すぎて手で抜いていたら間に合わないので、草刈り機を使う。でも使うならいっきにやりたいので、時間のある時にしようと、ついつい後回しにしていたのだ。
今、庭には膝くらいまで背が伸びたタンポポとスギナとオオバコがはびこっている。何と言っても一番多いのはスギナだ。とにかく根っこでつながっているので抜いても抜いても次々に生えてくる。一度、草刈り機で全部を刈ってから、苦土石灰を撒くつもりだ。土を少しでも中和させたいので。そしてミニハーブ園の方には鶏糞や腐葉土も入れたい。
そんなことを考えながらもまずは腹ごなし。今日は時間にゆとりがあるのでランチも食べに行きたい。早めにランチを食べて、帰ってきてから草刈りをしよう。そう決めて出かける準備をした。
今日行ってきたのは若葉区にある「宮本」という日本料理の店だ。地産地消にこだわって自家菜園の野菜を使っているそうだ。注文を受けてから土鍋でひと組ごとにご飯を炊いている。昼膳は魚や肉などいくつか小ぶりの料理があって、その中から2つを選べる。私は鯛の酒蒸しとエビと野菜の天ぷらにした。小さなお店だけど一つ一つ丁寧に作られていて美味しかった。特に土鍋のご飯がとても美味しかったのだが、一人では全部、食べ切れなかったので「持って帰りたいのですが・・・」とお願いしたら、おむすびにして持たせて下さった。
いつもはあまり通らない道なので、帰りはあちこちの農産物直売所を覗きながら戻ってきた。いつのまにか農産物直売所がいろいろできていたので面白かった。
しっかり栄養補給したので、帰ってからは一服もせず、即、着替えて草刈り機を出してきた。大家さんのものが物置に置いてあるので、それを使わせていただいている。久しぶりのせいかエンジンがかかりにくかった。とりあえず家の外の垣根の下草を刈り、裏庭の一部を刈った。とうてい全部はできなかったので、続きはまた明日。やるまでは大変だなぁと逃げ腰だったが、実際にやり始めてすっきりした部分が見えてくると、もっと刈って全部、すっきりさせたいと俄然やる気になってきたぞ~!
明日はどこにも出かけず朝から一日、庭仕事をするつもり。何とか夕方までには「草一掃!」ができたらいいな(バーゲンみたい?!)。その後は畑の草取りもやらなくては。どのみち、草刈り機ではできない小さな隙間や畑やハーブの回りは手で一本ずつやるしかないのだ。刈った草を積み上げておけば、いずれそれも肥やしになるだろう。明日もがんばろうっと。

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May 30, 2010
裏庭には大きな木箱が置いてある。いつもお客様から「あれは何ですか?」と聞かれる。井戸のポンプを囲むくらいの木箱なので、一体何だろう?ととても不思議に見える。その箱の中にはもみ殻がギッシリと入っている。そして中には独活が植えられているのだ。
2月頃だったか、ジュンコさんが独活の根を3つとおじいちゃんが作った木枠を持ってきてくれた。独活の根は3つとも地中に植えたが、そのうちの一つを木枠で囲い箱のようにして、中にもみ殻をたっぷり入れてトタンでフタをした。太陽の光に当てないで独活を育てるためだ。
温かくなったら直植えした方の独活は少しずつ新芽を付けていった。それをポキポキと折って天ぷらにして楽しんだ。一方木箱の方と言えばなかなか芽が出てこない。フタを空けても見えるのはいつも満々のもみ殻ばかり。移植したばかりだから今年は芽が出ないのかも?と心配していたのだが、5月中旬になって、ようやくもみ殻を突き抜けて白い独活の芽が出てきた。フタを開けて初めてそれを発見した時は、白い独活の芽がとても愛おしくて光って見えた。何本か採って酢味噌和えにしたりキンピラにしたりした。
土の上からもみ殻の上までは1m以上はある。同じ独活なのだが、こちらはもみ殻の布団の中で太陽の光を浴びずに育っているので色は白い。よくスーパーで売っている普通の独活だ(ホワイトアスパラも同じような方法で作るそうだ)。本当にこんな原始的な方法で栽培できるんだと感動してしまった。
でもいよいよそれも終わりなので、今日は木の囲いを外して床に使っていたもみ殻を出して畑にまいた。囲いの方は来年もまた使えそうなので、取っておくことにした。
白い独活も直接植えた山独活も家のはもう終わってしまったが、ジュンコさんの実家には何本も大きな独活の木があるので、まだしばらくは新芽が採れるとのこと。今日も持ってきてくれたので、天ぷらにして定食の付け合わせにした。ジュンコさんと一緒にシフトに入る機会のなかったユウコさんは初めてジュンコさんの独活の芽を食べて大感激!こんなに美味しい独活の天ぷらが食べられるなら私も来年は植えたい!と言っていた。
ジュンコさんの持ってきてくれた春の野草を今年はみんなでたっぷりいただいたので、独活の芽ファンが私の周りには続出中だ。来年はもっとカブも大きくなっている予定だから、もっとたっぷり新芽も食べられるのではないかと密かに期待している。写真は数週間前の木箱の中。可愛いでしょ?

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May 29, 2010
ユウコさんがお庭に咲いている山ぼうしを手折って持ってきてくれた。ユウコさんはお花をもってきてくれても、いつもひっそりと外水道の横のバケツに入れておくだけだ。もし私が自分の庭の花をわざわざ手折って、友達の家の手土産に持っていったとしたら、相手が生けるまでずっと花の行方を気にするだろう。そして万が一、すぐに生けてもらえなかったら「花瓶貸して」と言って、自らその花が一番、美しく見えるように生けてから「ねえ見て見て、うちから持ってきた○○可愛いでしょ」と相手に振り向いてもらえるまでその花の存在をしつこく言い続ける?だろう(もしかして押しつけかも?)。
だけど誰よりも花を愛しているユウコさんはとても控えめな方なので、本当にいつも素敵な花たちをそおっと持って来て下さるのだ。今日も夕方、仕事が終わってからいただいた花の存在に気がついた(もっとも朝は仕込みに忙しくて、花を楽しみながら生けている時間はないのだが・・・)。
バケツの中には山ぼうしやテッセンや蔓バラがたくさんあった。初夏の空にふわふわと揺れる山ぼうし。アメリカ山ぼうしと呼ばれている花水木と並んで今の季節にぴったりな私の大好きな木だ。車で走っていると、山ぼうしがたわわに咲いている木をよく見かける。そのたびに、その涼しげな気配や品のいい美しさに見惚れてしまう。
一日ほっときっぱなしにしてしまったけれど、夕方になってようやく土間の窓辺にある大きな籠の中にどっさりとそのままの枝ぶりを生かして挿した。いっきに土間が明るくなった。
昨年、引っ越し祝いにアリミちゃんたちスタッフが記念樹にプレゼントしてくれた花水木も新芽を出している。あの木がゆっさゆっさと花を咲かせるのはまだまだ時間がかかりそうだが、縁側から咲いている花を愛でながらお茶を飲めたらどんなに幸せだろう。
昨日、サツマイモを植えている時、ジャガイモ畑のスギナ取りもした。ジャガイモ畑の横の1畝にはヤーコンが植わっている。実はヤーコンの種イモは昨年末にいただいたもの。おが屑の中に入れて凍らないように保存しておいたのだが、植える時になってみたら、ちょっと溶けているような感じになっていた。生きているのか死んでいるのかよくわからない状態だ。
それでも植えておこうと地面の中に寝かせたのだが、なかなか芽が出てこなかったので、やっぱりダメだったのかと半ば諦めていた。そのヤーコンからも新芽が伸びているのを発見し、とてもうれしくなってしまった。
土いじりをしていると発芽や初めて花が咲いた時、そして実った時など、その瞬間が何よりの喜びになる。こんなに種や苗を買って、しかも鶏糞や苦土石灰なども買って、手間と労力をかけても、おそらくたいした収穫にはならないだろう。多分、買った方が安いんじゃないかなとさえ思うのだが、その喜びがあるからやめられなくなっちゃうんだろうな。
今日も肌寒い一日。チヒロさんたちを朝、駅まで送ってから仕事。明日一日がんばれば2日ほどお休みできそうだ。ちょっとほっとしている。焦らずのんびりと庭仕事ができそう。

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May 28, 2010
サツマイモをようやく植え終えた。4日ほど前に買ってすぐに植えるつもりだったのだが、雨が降ったり用事が重なってしまったりで、なかなかできなかった。葉もだんだんしんなりしてきた。でも植えるためにはスギナだらけの土地をもう一度耕し、畝を立てなければならない。機械がないので人力でやっていくのは相当の力仕事。あの元気良すぎるスギナを見ていると、ついつい逃げ腰になってしまうので、「よっしゃ~」と気合いをいれて?自分を奮い立たせ、ランチが落ち着いた頃を見計らって早々に畑へ出動!(本当にそんな気持ちだった)。
実は昨日も夕方になって少しやろうと鍬を持ったのだが、いきなり雨が降ってきたのでそのまま中断してしまった。何としても今日中には終わらせようと思って、黙々と鍬をふるうのだが、どこまで言っても一面のスギナばかりなので、あまりやったという達成感がない。とりあえず鍬で畝を2本立てて、その後、小さなシャベルでスギナを抜きながら畝を整えていった。途中からチヒロさんも手伝ってくれたので、一人でやるよりもずっとはかどった。その後、スリステイちゃんも来てくれたので、何とか今日中にという目標通り、マルチを敷いてサツマイモを植えるところまでの作業が終わった。
それにしても大急ぎでとにかく植え終わることだけを考えてやったので、出来上がった畝を後からみたら、何ともクネクネしていてカッコ悪いこと!マルチを敷くと真っ直ぐでないのが余計目立つ。
サツマイモはすぐに植えなかったせいか、植えた直後はかなり元気なくしんなりとしている。大丈夫かなあととても心配。しかも土のコンディションはかなり悪い。でもまあ、一本の苗からたった一つのサツマイモが育つだけでも50個は収穫できるのだ。それにサツマイモはやせた土地でも育つ野菜だから、彼らの生命力を信じよう。
思いっきり短時間にコンを詰め、暗くなる前までに終わらせようと、いっきにやったので、家に上がったらもうぐったりと疲れて腰が痛くなってしまった。それに出来上がりは何ともカッコ悪いし・・・。でもとりあえず一仕事終わってほっとした。今から収穫が楽しみだ。

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May 27, 2010
今日のパン教室にはネパールからのお客様が参加した。朝7時半頃にケータイがなり、今成田空港に到着したというのでお迎えに行ってきた。ネパール人と結婚しカドマンドゥに住んでいるチヒロさんという女性だ。10年ほど前ネパールに行った時、お世話になった。4年ほど前の来日の時には以前の店に寄ってくれて久しぶりに再会した。その後、しばらく来日できなかったが、今回は娘さんが高校を卒業して、日本の大学に入りたいということで、今日と明日は家に泊まり、その後は9月末まで友達の家やご家族の家に泊まりながら日本で過ごすそうだ。
チヒロさんはふだんはネパールで織物をしたり、エスラージを弾いたり、料理教室をしたりしている。パン教室があると伝えると娘のスリステイちゃんがぜひ参加したいと言う。今回のパンはメイプルメロンパンなのだが、ネパールにはメロンパンがないので、どんなパンなのかわからないまま?スリステイちゃんはパンを作っていたことになる。でも焼きたての初めて食べるメロンパンの美味しさに驚いていた。何ができるかわからないで作ると感激もひとしお?なのかもしれない。
チヒロさんも手が空いていたのでお昼用にレンズ豆のスープを作ってもらった。スパイスはクミンとターメリックのみで作るのだが、とても美味しかった。
ランチの時にはチヒロさんがいたので、私もチヒロさんと一緒に皆さんと同席させていただき、ネパールの文化や食材の話などあれこれしながら、焼きたてパンと一緒に楽しいひとときを過ごすことができた。
それにしても18歳という若さで、母国以外の国をもっとみて視野を広げたいと思えるスリステイちゃんは素晴らしいなと思った。とても勉強したいという意欲が強い子だ。今回の来日でたくさんの人に会って話し、将来の参考になればいいなと思う。



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May 26, 2010
九十九里のユウコさんのお宅に遊びに行ってきた。ここから50キロ以上離れている。よくこんな遠くから通ってくださっているなあと実際に走ってみて驚いた。でも遠かっただけあって?成田に負けず劣らずのどかな農村地帯が広がっていた。
海までもすぐという奥まった場所にあるユウコさんのお家はまるでターシャテューダーのお庭のようだった。たっぷりと自然のままに育った木々の緑に囲まれている。キレイに整備しすぎているという感じではなくて、いい意味で自然に近い形で花や木が自由に枝や葉を伸ばしている。グリーンたっぷりのいつまでもそこにいたくなるような場所だった。
エデラちゃん夫婦とトモちゃんと私の4人で押しかけたのだが、一緒に住んでいる5人のキャバリア君たちが諸手を挙げて大歓迎してくれた。いつまでも尻尾を振って大興奮!いつもバラバラに連れて来るので、5人が勢ぞろいしたのは初めてみた。それにしてもなんて可愛らしいんだろう!?
チーズケーキをユウコさんに教えてあげながら作ろうと思って準備していったのだが、とてもそんな落ち着いた状況にはならなかったので、私の方で勝手に仕込んでしまった。いつもなら乗らないテーブルの上に乗ってつぶらな瞳で見上げながらすり寄ってくるものだから、もう他のことはどうでもよくなってしまって、とりあえずワンちゃんたちに遊んでもらうことにした。
トモちゃんがパエリアを、エデラちゃんがチキンカレーを、ユウコさんが北海道から届いたばかりの飛びきり上等のアスパラを入れたサラダを作ってくれた。食事の間も仲間に入りたくて仕方のない彼らはピョンピョンと伸びあがって愛想をふりまいている。空・海・風・月・星と素敵な名前を付けてもらった親子&兄弟のキャバちゃんたちに私たちももうメロメロ~。
おかげで美味しく楽しくあれこれお話しながら楽しい休日のひとときを過ごすことができた。ユウコさんのお家はユウコさんのお城なんだなと思った。家にいる時間が一番大好きで、ずっといても飽きないのよ・・・と言っていたけれど、本当にそうなんだろうなあと思った。花と緑とワンちゃんに囲まれた暮らしはそれだけで癒しの空間になっている。
絶対に5人と一緒に写真を撮るぞ~っと張り切っていたのだが、いざソファに座ったら、みんなじっとしていないので、大人5人がかりであやしたりおやつをあげたりして写真撮影はひと騒動だった。何とか撮れたけど、最初の状態、すごかったでしょ?
食べてしまいたいくらい可愛らしいんだけど、そしてできたら連れて帰ってしまいたいんだけど、何といっても一番大好きなのはママ。私たちの言うことよりもママの一言に耳がピクピクって動く。きっとあの子たちもここでの生活が何よりも大好きで満ち足りているんだろうな。全面的に人を信頼して甘えてくるものね~。
楽しくてお腹いっぱいのランチタイムから帰ったらもう6時。雨が降り出す前に少しでも草取りをしようと暗くなるまで庭仕事。満腹で動けなかったお腹がようやく少し落ちついた。



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May 25, 2010
都内に出かける用事があったので、その帰りに父の所へ寄って、その後、ずっと行きたいと思っていた自由が丘にあるパティスリー・シンプルモダンマクロビオティックに行ってきた。フランス料理出身でクシガーデンでも料理長を務めた平田優さんがオーナーシェフの店だ。昨年1月にオープンしたのだが、とにかく大人気であちこちで噂を聞き、行きたい行きたいと思っていた。
自由が丘の駅からも近く、とてもモダンでオシャレな内装で落ちついた空間だった。座席は12席。ランチタイムには軽食もあるし、ケーキとドリンクをセットにしたケーキセットを注文することもできる。素材はほとんどオーガニック・有機栽培されたものを使い、植物性の原材料のみで作るとてもヘルシーでお美味しいナチュラルスィーツが並ぶ。
あいにく今日は料理教室の日でイートインはできなかったけれど、ショーケースに美しく並べられたケーキを見られただけでも感動してしまった。これが本当にマクロケーキ?!と思う程、繊細で美しくオシャレなケーキばかり。いくつか買って帰ろうと思っていたのだが、価格が1つ600円から700円とかなり高価なので、迷った末2つだけを選んでテイクアウトした。
自由が丘の駅に向かう遊歩道には地元の商店街のご厚意でたくさんのベンチが公園のように並べられている。近くの店で買ったものをそこで自由に食べたり、お茶を飲んだりするのにちょうどいいスペースになっている。ベンチに座ってコーヒーだけを近くの店で買ってきて、一人でケーキをほおばった。ちょっとしたピクニック気分。
美味しい。すごく上品な味だ。こんなケーキが作れるなんて感動モノだ。確かに高いけれど、ナチュラルスィーツは原材料が高いので、ある程度、販売価格が高くなるのは仕方のないことだ。それにしても普通のケーキと比べても何の遜色もない。ならばこちらの方が安心して食べられるし、体にも自然にも優しい。
できたらチョコチョコと来て、全種類制覇したいけど、今度来られるのはいつになることやら・・・。何度も行ってみたいお店の一つになった。

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May 24, 2010
久しぶりに「もりのこびと」さんたちからお弁当のご注文をいただいた。シュタイナーの勉強会をしているグループの方たちで、以前のお店の時からよくお食事に来ていただいた。移転してからは遠いので、ニュータウンの方には数がまとまらないと配達には行けないのだが、今日は20個以上だったのでやらせていただくことにした。
昼頃に戻ってから、今度はお弁当の中身を重箱に詰めて多古に住む70歳になる友達の家へ行った。昨年、転んで入院してから、杖をつきながら歩くようになった。以来、買い物などは旦那さんが行くようになり、彼女はほとんど外出しなくなった。ところが先週になって旦那さんが肺気腫になって手術することになったそうだ。
木曜日の夜に電話がかかってきた。金曜日に旦那さんの手術の説明を聞き、承諾書のサインをしに病院に出向くことになった。私の忙しさを知っているので、彼女は自分が入院している時も私にはお見舞いには来ないでいいと言う人なのだ。でも突然のことで都内に住む一人息子や親戚などにも連絡が付かず、ほとほと困って私に電話をくれたようだ。
金曜日は店があるしエデラちゃんと二人だけなので人手の余裕はない。でも私が早く起きて定食の支度をして8時頃に彼女の家に迎えに行き、病院に行って付き添い、説明が終わり次第戻ってくれば開店時間までに何とか間に合うのではないか。かなりタイトなスケジュールになるができないことはない。
そう思って大丈夫だよとお返事したのだが、夜になって有償ヘルパーさんの手配が付いたので、そちらにお願いすることになったと連絡があった。結局、金曜日に私は行かなかったのだが、月曜日ならお弁当を配達した後、昼から時間が空くから、病院の送迎や買い物などのお手伝いができるよと伝えておいた。
でも当面、有償ヘルパーをお願いすることにしたのでお手伝いはいらないけど、時間があったらおしゃべりに来て・・・というメールがきた。それでお弁当とケーキと彼女の好きなパンをいくつか買って、昼過ぎからお宅に伺ってきた。
気丈でできることは何でも自分でやろうとしているけれど、実際問題として足がないと田舎で暮らしていくのはとても大変だ。一人ではいろいろ不便なこともあるだろう。でも何はさておき、ゆっくり話したいというのが彼女の望んだことだったので、今回は遠慮なく?そうさせていただた。
いろいろ話を聞きながら、年を取って体が不自由になってお金がなかったら、生活そのものに支障をきたしてしまうのだなと思った。まして女一人の老後ってどうなってしまうんだろう?私にその覚悟はあるのかな・・・と改めて考えさせられた。
ヘルパーさんの時給は2000円。高いなと驚いた。でも「こういう時のために、私、若い時からがっちり貯金してきたので大丈夫なのよ」と笑っていた。でも私には蓄えもないので、そういうサービスはお願いしようにもお願いできないだろう。とにかく足腰を丈夫にして元気で暮らし、できる限り仕事を続けなくては・・・。
思ったよりもずっと彼女が元気だったので、安心したけれど、いろいろなことを考えさせられた一日だった。

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May 23, 2010
今日はあいにくの雨になってしまったけれど、畑や花のことを考えると、何日かに一回、たっぷり雨が降るとホッとする。昨日の夕方にも水まきをしたのだが、かなり長い間水を出してもまだまだ地面に水がしみ込んでいくので、花たちの根っこに水が行きわたっているのだろうかと心配になってしまう。
昨日の夜は久しぶりに縁側でご飯を食べた。友達が泊まりに来ていたので、縁側に座布団を敷いて、小さな卓袱台を出して料理を並べた。日が落ちてからは北一ガラスの灯油ランタンに火を灯した。ほんのりとした温かな光を卓上に乗せると、それだけでとてもいい雰囲気になる。
キャンドルも好きだけど、キャンドルよりも明るく、火が温かくてとても長持ちする。キャンプなどに持っていくにはガラス製なので、割れる危険もあって実用的ではないけれど、古民家の縁側や土間にはこの昔ながらの灯油ランタンがとてもよく似合う。それに何と言っても燃料費がとても安い。ほんのわずかな灯油で何時間も明かりが持続するのだから。
外は暗いけれど、涼しい夜風に吹かれて蛙の合唱を聞きながら、ランタンの光に照らされた料理をつまむ。縁側に座って食べるご飯は、とてものんびりできて格別だ。縁側はこの家の中で私のもっとも気に入っているスペースかもしれない。どこに行かなくても暮らしの中でこんなふうに何気ないことを楽しめる時間があるということがとても嬉しい。
そして今年初めて蚊取り線香をつけた。いよいよ日本の夏?の始まりだ。古民家の夜は蚊の数も半端じゃない!?

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May 22, 2010
朝、畑からラディッシュと水菜とレタスとカブを収穫してサラダを作った。先週、目に見える部分のスギナは全部、引っこ抜いたつもりだったのに、もう畑にはツンツンと元気のいいスギナが伸びている。これから秋まで、スギナとずっと追いかけっこを繰り返していくのだろう。
でもそんな苛酷な条件の中?でも野菜たちは何とか順調に育っている。まだ虫が少ないからいいものの、これからは草だけでなく虫たちとも、いつ果てるともない追いかけっこをしていくことになる。
毎朝、スギナだらけの庭を見て茫然としてしまうのだが、朝の早い時間は背の高いタンポポがいっせいに花を咲かせ、座敷の方から南側の庭を遠目に見ると、まるで黄色い花畑が広がっているかのようだ(近くで見るのとは全く違った風景に見える)。
サラダ用に豆腐ドレッシングを作った。ドレッシングの中には玉ねぎと人参とパセリを加えた。豆腐一丁を水切りして、なたね油や梅酢やオリーブオイルを加えて作るドレッシングは一日分の定食にお付けするサラダのドレッシングとしてちょうどいい量だ。
ラディッシュの葉もさっと蒸して加えた。生野菜が美味しい季節だ。パリパリの元気野菜をたっぷり食べてこれからの季節も元気で乗り切りたい。


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May 21, 2010
暑い一日だった。朝、掃除機をかけているだけで汗をかいてしまった。いつのまにかすっかり夏になってしまったようだ。今朝は仕事の前に畑からラディッシュやカブ、水菜などを収穫してサラダにした。野菜たちもぐんぐん育っている。昨年の秋に初めてラディッシュを撒いた時には何も考えずただパラパラと地面に種を落としていったので、成長してからがカッコ悪かった。ラディッシュが密集している所と閑散としている所が明らかだったし、全く畝に沿っておらずあちこちから葉を伸ばしているのだ。みごとにてんでバラバラ状態!
ラディッシュは20日大根と呼ばれるようにとても早く収穫できる野菜だ。だからここで栽培するのも今回で3回目となる。3度目の正直だからなのか今回は人に見られてもはずかしくない?育ち方をしている。恥ずかしかった教訓を生かし?今回は2~3粒ずつ間隔を空けて直線上に撒いていったのだ。そのせいかキレイに畝に沿って等間隔に育っているし、ほどよく間隔があいていていい感じなのだ。収穫時期は土の上に赤い頭が出てきたものを探して抜いていけばいい。同じ時に撒いたのに成長のスピードはそれぞれ違っていて面白い。残念ながらうちの畑では20日では育たないが、一か月ちょっとで収穫できる。
収穫後、泥を落とし、いらない葉や汚くなっている部分を取り除いていくのだが、この作業にけっこう時間がかかる。でもパリパリの採れたてを食べられるのはとても幸せなこと。今日の自家野菜サラダにはアボカドのドレッシングを作ってかけた。
この良い(良すぎる?)お天気のせいか、店は朝から忙しく、お客さまが途切れなかった。3時からは料理教室なのだが、その5分前まで普通に店の仕事をしていて、その後、即、料理教室を始めたので気持ち的には一息つく間もなく・・・という感じだったが、皆さん顔なじみの方たちなので、今回もまた美味しく楽しい料理教室ができた。
メニューは寺田本家の発芽玄米酒の酒粕を使った酒粕クッキー。寺田さんの所では酒粕クラッカーを作っていてレシピも公開されているので、他の作り方を考えてお伝えすることにした。写真は皆さんがクッキー種をラップに包みながら四角い棒状にしているところ。この後、冷凍庫でちょっと冷やしてカットしてから焼いた。
ヒエは炊いてコロッケにし、重ね煮のひじきとキャベツの煮ものと、人参ドレッシングのサラダを作った。お作りしたものを皆さんに喜んで食べていただけるのが何よりも嬉しい。
エデラちゃんが仕事の後に残って途中まで補助に入ってくれたのでとても助かった。料理教室にはアシスタントがいてくれるととてもやりやすい。明るいうちにお食事が終わって夕陽がまだ落ちないうちに皆さんお帰りになった。その後、片づけをしあいりん堂さんに買い物へ。それまでは明るい夕方だったのに、帰りはすっかり夜になってしまった。楽しくも忙しく充実した一日だった。次回の料理教室は6月18日3時より。風楽特製のスパイスで作るカレーを伝授いたします!

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May 20, 2010
今日はあいりん堂さんのお弁当の日だった。いつものように早起きして、お弁当の支度をしていたら、厨房の水道の出が悪くなってきた。台所の方の水道は完全に水が出なくなっていた。以前にもこういうことがあって、一度、井戸のコンセントを抜いて再び入れたら戻った。お弁当の支度の途中なので他のことはやりたくなかったのだが、水がなければ話にならない。何度か井戸と厨房を行ったり来たりしたのだが、変化が見られなかった。
仕方なく井戸屋さんに電話をしたら、一度電源を抜いて呼び水を入れるようにと指示された。言われたとおりにやったけれど変化なし。これじゃどうにもならないので井戸屋さんに来てもらうことにした。
井戸を見に行ったり井戸屋さんと電話で話したり、ただでさえも忙しいお弁当を作っている時に、余計な雑用が増えてしまった。お昼までの配達に間に合わなくなるのではないかとヒヤヒヤしながら時計を見つつ、今日は数も40個近くあるので、大急ぎでお弁当を詰めていった。ようやく到着した井戸屋さんが確認したら、何と北側の給水用の塩ビ管が割れていてそこから水がどんどん流れているのを発見。亀裂部分に速乾性のボンドを塗って水流を止めてもらった。
仕事中にライフラインのトラブルがあると本当に困ってしまう。最悪、仕事ができないということだってあり得るのだ。井戸は水道に比べてトラブルを起こしやすい。井戸屋さんを近くの業者さんにお願いしてよかった。こういう時にサッと駆けつけてもらえるので安心だ。何とか配達にも間に合ってホッとした。
1時からは友達が集まることになっていたので、大急ぎで帰宅し、厨房の片づけをした。今日はトモちゃんが和風スープカレーを作ってくれた。ご飯はうるちともち米半々に雑穀や黒米などを加えて蒸したもの。それを丸めながらスープにつけて食べるのだが、カブ、人参、レンコン、椎茸、長ネギなど野菜たっぷりでとても美味しいカレーだった。
みんなでいろいろな話をし、私自身もこれからの生き方の方向性のようなものをお話できたので、とてもいい時間だった。

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May 19, 2010
今日は集中して調べたりまとめたりしたいことがあった。家にいると気が散って仕方ないので、書類や必要な本などをバックに入れて、ランチを食べながらまとめることにした。静かで長居できてテーブルの上に書類などを広げても大丈夫そうなお店。こういう時は多分、ファミレスが便利なのかもしれないが、空港周辺のホテルのレストランだったら、万が一混んでいてもロビーという手もある。ただしランチビュッフェでない方が落ち着くので、やっていないレストランを探した。
空港近くでもランチビュッフェの騒々しさとは無縁で、とても空いていて静かなホテルのレストランがあった。4人席に案内されたのでテーブルも広く使えて助かった。持ってきた書類を広げながら3時間ほどそこで過ごし仕事を片付けた。やはり家にいるよりも集中できてよかった。
ランチは1種類だけだったけど、2000円で静かなランチタイムを過ごせたのは嬉しい。それにとてもキレイに盛り付けられていた。でもこんなに閑散としていたらランチタイムにオープンしておくのも厳しそうだ。ホテルランチはビュッフェ以外、あまり人気がないのかもしれない。
夕方から雨が降ってきた。このところお天気が良すぎて、野菜や花の土がカラカラになっていたのでちょうどいいお湿りになった。毎日、お花の水やりにはかなり時間がかかる。土が乾いているので、あげてもあげても土にしみ込んでいくという感じだ。夏になったらこの場所は直射日光が強く当りすぎるので、植えた花たちが全部ダメになってしまうだろう。だからそれまではせめて元気に咲いていてほしいな。
明日はあいりん堂さんのお弁当の日だ。早起きして美味しいお弁当をお作りしよう。

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May 18, 2010
今日も暑い一日だった。いつものように8時には作業開始。雨戸の戸袋ができるまで私の仕事はなかったので、残った破材を集め、物置を整理しながら片付けていった。昨年以来、雨戸用の材木を北側の庇の下に置きっぱなしにしていたのだが、これで材木を無駄にすることなく使い切れてよかった。
雨戸の戸袋が完成したら、私はペンキ塗りをした。雨戸板もはずして庭に並べペンキを塗っていった。陽射しが強いので、塗ったペンキがみるみる乾き、あっという間に2度塗りができた。その間にコタロウさんは奥座敷の天井張りの続きをしてくれた。全体的に縦にも横にも天井がたわんでいるのだが、とてもキレイで明るい天井に生まれ変わった。
お昼は今年初の冷麦。まだ時々冷え込む夜があるのでストーブはしまえないというのに、日中はもうすっかり初夏の陽気だ。冷麦やそうめんが食卓にのぼると、ああ、いつのまにか夏が来たのだなと思う。庭の独活の芽と舞茸と人参を天ぷらにして添えた。
お昼の後、台所の天井板がはがれかかっていたので、板を縁に添えて補強。コタロウさんにかかるとどんな場所もあっという間に補修ができてしまう。一家に一人、こういう人がいてくれたらいいなぁ~と本当に思った(真剣に探さなきゃ~!?)。
明日は仕事が入っているそうで、作業が終わった後はすぐに長野まで帰るため、その後は道具を片付け。たった二日間の修復なのに電動カンナや台のついた丸ノコなど重たくてかさばる道具をたくさん車に積んできてくれた。これらの道具はどれも大活躍。片付けの後、グレープフルーツのジュースとケーキでいっぷくしてから、コタロウさんは出発していった。
今回の修復もコタロウさんのおかげでスムーズに作業ができたし、夜も飲みながらいっぱいお話できてとても楽しい2日間だった。コタロウさんといるといつも笑いが絶えず、話も弾むし、そこにはたくさんの共感がある。
今朝、何気なくマヤ暦でコタロウさんの太陽の紋章を調べたら、「黄色い太陽」だった。「黄色い星」の私にとって「黄色い太陽」はガイドキンなのだ。コタロウさんの生き方は万物を照らす太陽であり、社会の要の役割を担う、まさに「黄色い太陽」そのものだ。しかもコタロウさんの銀河の音はいろいろなものを解き放つオリジナリティの能力を持つ「11」、私は複合的安定と共存共栄の能力である「12」。この組み合わせは何かを共にする時にベストな組み合わせだと言われている。
自分で紋章を調べながら、改めてコタロウさんとのご縁というものを感じた。昨年の6月に初めて会ったばかりなのに、、長野から千葉まで古民家を修復するために通ってくれたコタロウさん。コタロウさんの存在にどれだけ助けられただろう。そしてここへ来てくれた人たちもまた皆コタロウさんのことが大好きになっていく。
コタロウさんというガイドに導かれて、私は古民家に移住し、人生の次のステージへと移行していくことができたのだ。人生の節目に起こる出来事というのは、いつもそこに誰かしらのキーパーソンが存在している。絶妙のタイミングでもっとも必要な相手がそこにいるのだ。それは天からのサポート。自分の身近にいる人の中にこそ、たくさんのな学びがある。
「今度来る時は台所の床張りだね」「庭に小屋建てられたらいいね」そんなことを話しながら、いつものように笑いながら見送った。コタロウさんのような人に出会えた幸せをしみじみ感じながら、完成したばかりの奥座敷の天井を見ながら一人でお茶を飲んだ。コタロウさんが来てくれたことを私と同じくらい古民家も喜んでいる。



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May 17, 2010
晴れ渡った空の下で今日は一日古民家の修復仕事をしていた。今回は平日だし、二日間だけだったので、コタロウさんと二人で作業をするつもりでいた。でもオオノ君の仕事がなかったので、急きょ今日手伝ってくれることになった。二人でやる仕事(と言っても私の仕事は半人前だが)が急に三人になったので、嬉しい誤算だった。
昨夜寝たのが遅くても8時には朝食を終えて作業開始。昨日はけっこう飲んだのでオオノ君は二日酔い気味?だったが、けっこう飲んでたコタロウさんは、朝、シャキッとして、私たちに仕事の指示を出してくれた。
私は杉板に電動カンナをかけて、柿渋を塗っていった。昨年、仏間の天井貼りも同じ方法で行ったので、同じ工程を懐かしく思い出しながら作業をした。一つだけ違うのはオガクズを取っておいたことだ。あの頃は木片とオガクズは毎日のように夕方になってから燃やしていた。でも畑を始めた今はこのオガクズも堆肥にしたいので袋に入れて取っておくことにした。発酵させて畑の肥やしになったらそれこそ無駄ナシだ。
途中で柿渋と杉板がなくなってしまったので、私は午前中のお茶が終わった後に買い物へ。帰ってからすぐにパスタを茹でてお昼の準備。それからまたカンナかけと柿渋塗りをしてから、奥座敷の天井にオオノ君と一緒に板を張り付けていった。私は下から板を押さえる係なのだが、途中からオオノ君が一人でできそうだったので、3時のお茶の準備。
奥座敷の天井はかなり歪んでいて、この頃は隙間から煤やほこりなどが落ちてくるようになった。それで思いきってその上から杉板を張って補修することにしたのだが、一番明るい部屋なので、天井まで明るくなってよかった。時間がなくて今日は完成できなかったけれど、明日にはキレイな天井が完成しそうだ。
コタロウさんは南側の雨戸の戸袋を作ってくれた。雨戸も入ってあと少し板を張ればこれも完成。台風の時、大風吹いてもこれでひとまず安心できそうだ。
作業の合間のお茶の時間は外の籐椅子に座っていっぷく。汗をかいた体にさわやかな風が吹いてきてとても気持ちよかった。夢中になって修復作業をしていたあの頃のことをあれこれ思い出しながら、ああもうすぐ一年になるのだなあと感無量だった。



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May 16, 2010
温かくなったら古民家の手直しに来てくれると約束していたコタロウさんが長野から来てくれた。この古民家の修復をしてくれた棟梁だ。今日の夕方から火曜日の夕方まで泊まりながら、修復作業をしていただくことになっている。
今回は奥座敷の天井張りと南側の雨戸の取りつけをする。今日は店が暇だったので、昼過ぎに厨房から離れ、ハーブ畑の草取りをしていたら、ちょうどコタロウさんの車がやってきた。嬉しい再会だ。古民家の春を初めて見ていただく。ジャガイモ畑や西側の畑、入口の植え込みの花など、春の息吹いっぱいの庭を案内する。
昨年の修復の時はコタロウさんの上京に合わせて、必要な材料を割り出していただき、私がそれを作業が始まる日までに用意しておいた。でも今回は材料の確認をしていなかったので、何の用意もしていなかった。早めに来てくれたコタロウさんは残っている材料を見てから、私が仕事をしている間に材料の買い出しに行ってきてくれた。
夜はコバヤシ君やオオノ君、トモちゃんと一緒にチキンカレーやカツオなどを並べ再会を祝して宴会。久しぶりに会えたので嬉しくて話が弾み、笑い過ぎてちょっと声が出なくなったくらい。私はもう飲み終い?になってしまったが、こうしてブログを書いている今もまだ隣りの部屋では男性たちは飲み続けている。
明日から2日間だけだが、また肉体労働が始まる。大変だけどコタロウさんに教えていただきながら行う大工仕事は楽しいので、ついつい張り切ってしまう。昨年の夏を思い出すような懐かしい時間が再来する。二日間はご予約も入っていないので、私も修復仕事に専念する予定。古民家がちょっとキレイになる。

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May 15, 2010
いろいろと作らなければならないものがあるのだが、今日はサリーちゃんと二人だけ。人手にゆとりがないので前倒しで仕事をしないと間に合わない。そう思って、今朝はヨガをやらずに7時半頃から厨房に入り、まずはカレーを仕込むために野菜を刻み始めた。出来上がるまでに煮込む時間もあるので、3~4時間はかかる。早朝から始めておけば開店時間までに仕上がるので、開店時間中の厨房での仕事が少し減って楽になる。
新キャベツがいっぱいあったので芯の部分だけくりぬいて集めた。細かく刻んで一緒に煮込むといい味が出る。動物性のものを使っていないのに、手前味噌ながら私はスパイスを調合して作る店のカレーはとてもコクがあって美味しいと自負している。マクロビの店で食べるカレーは味が薄くて美味しくないものが多いのだが、肉を使っていなくてもコクのあるカレーを作りたいと、ずっと試作しながら完成した風楽の豆カレーだ。煮込んでいると匂いが座敷の方にまで充満するので、匂いにそそられ?今日はカレーのオーダーが多かった。
今日はそれほど忙しくなく、早めにお客様が引けたのでそのままの格好で畑に出てジャガイモの芽かきをした。今のところ元気よく芽が伸びているのだが、ほおっておくとジャガイモが大きく育たないので芽かきが必要だ。芽の中で最も大きいものだけを1~2本選び、後の芽は抜いてしまうのだ。その時、根っこから抜けるようにジャガイモを抑えながら、ゆっくりと抜かなくてはならない。
芽かきだけならそれほど大変な仕事ではないのだが、相変わらず追いかけっこをしているスギナも抜きながらやるので、2時間近くかかってしまった。でも日が沈む前に終わってよかった。
芽かきをした後の芽の根っこの方には小さな小芋が付いていた(写真の横に寝かせてあるもの)。せっかく青々と伸びている芽を抜いてしまうのはなんだか忍びない。できたら芽かきをせずこのままにしておきたい気持ちでいっぱいなのだが、「ギッシリ」というのは何につけ野菜たちが育つ上ではストレスになるようだ。
芽かきはうまくいったのだがスギナをひっぱりながら抜いていると、高畝にしたジャガイモの土台の土が崩れていく。覆われている土が少なくなった分だけ、芋を狙う動物たちに土に中には芋があるとわかってしまいそうでちょっと心配。
まあ、どの道、畑を始めたばかりの私が植えた野菜たちの半分は土の栄養に、あとの半分の半分は動物や虫たちに、そして残りを店で使えたら・・・くらいの気持ちでやるしかないだろう。でもお願いだからあんまりいっぱいは食べないでほしいな。

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May 14, 2010
成田市内の道路わきに植えられているつつじはちょっと前から満開になっていたのだが、このあたりは少し寒いせいか開花が遅いようだ。ようやく庭のつつじが満開になった。庭にはあちこちにつつじが植えられていて、色とりどりの花を咲かせているのだが、たわわに花が咲いているのはこの背の高い山つつじだけ。いつのまにこんなに咲いたのかなと驚くほどたくさんの花を咲かせていた。
今日は前半に集中してお客様がいらしたので、ちょっと慌ててしまった。この頃、定食の支度が開店時間までに終わらないことが多く、まだ配膳台の上が片付いていないうちから、オーダーが入ってしまう。千客万来というのは嬉しい悲鳴には違いないのだが、始まる時にドタバタだと、その後もずっとそれを引きずってしまうことが多いのだ。
だからお食事の準備が終わったら、まず使った調理道具を片づけ、キレイに整った配膳台からスタートしたいなと思う。早め早めに動いているのだが、なかなか仕事が追いつかない。明日はもっと早くから準備を始めなくては。
夕方、買い物の前にハウスに行ってきた。ハウスの中は温度が高いので、水をまいてもまいても地面がカラカラになってしまう。ずっと前に撒いたハーブの種も乾燥のためかほんの少ししか発芽しなかった。外気の温度が上がってきたので、その中から発芽しているものだけを選んでポットに入れて持って帰ってきた。
ウイさんが育てた苗もいくつかいただいてきたので、買い物をしてから家に戻り、暗くなるまで畑仕事。一度うなった場所でもしばらくそのままにしておくと、あっという間に土が固まって草が生えてくる。そのため毎回、苗を植える時には、鍬をふるうところから始めなくてはならない。
瓦礫と草だらけだった土を耕し、ここを人力だけで畑にしていくのはかなり厳しいなと思う。でも去年の夏、一番最初に鍬を入れた時はガチガチでそれこそ歯が立たないくらいだった。それに比べたらずっと土が柔らかくなっている。相変わらず深く掘るとビニールやらレンガやガラスの破片やら、空き缶やら石ころやらいろいろなものが飛びだすが、一鍬ふるうごとにここの土が耕され、命を生み出す場所に変化していくのだと信じて、夢中になって鍬を持っている。
今はただただ畑を形にしていきたいと思って、いろんなものを手当たり次第植えまくっているが?、実際の収穫の方は「できたらラッキー」くらいの気持ちでいる。とにかく根を伸ばしながら、土を肥やしていくこと。それが先決だ。
いつの日か肥沃な畑になることを夢見ているけれど、その道のりは遠そうだ。ただ土をいじる時間がどんどん長くなってきているのは事実。だって「畑の肥しは人の足音」とも言うのだから、せめて足繁く畑に行かなければ。

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May 13, 2010
今日はお休みの予定だったが、シノダさんがヒーリングの会場にお使いになるということで、朝、掃除をしてお待ちしていた。その後、今日から3日間、店をお休みにしているあいりん堂さんが来てスタッフの方と3人でお食事をすることになっていた。その準備をしている時、「今日ランチに行きたいのですが・・・」というお客様からのお電話をいただいた。
いつもなら準備がないのでお断りするのだが、どの道、お食事を作るのだから、多少増えても大丈夫・・・そう思ってお受けすることにした。最初にお食事を3人分お出しして、その30分後にまた3人分お出しして、その後、片づけをしながらスープの仕込みをし、ベーグルパンを焼いた。
あいりん堂さんはお食事の後、しばらくスタッフと打ち合わせをしたいということだったので、私は厨房仕事を終わらせて、山芋の種イモを植えることにした。お正月に成田山の参道で買ってきたものだが、春がくるまで土の中で寝かせておくようにと言われた。掘り上げた芋には、小さな白い根っこがあちこちから伸び始めていた。山芋が本当にできたらスゴイけど、どんなふうに育つのか想像ができない。
あいりん堂さんの打ち合わせが終わった頃、庭からミントとレモンバームと摘んでハーブティを入れ、ベーグルとチーズケーキでお茶にした。その後、あいりん堂さんを送りがてら野菜を買いに行って帰ってきた。
お休みだったはずが一日仕事になってしまったが、不思議と何の違和感もなかった。むしろお食事をお出ししながら、合間に庭仕事もできる環境にいられることがとても幸せだなと思った。家の中と外との境界というのは、生活と仕事の境界にもつながる。結局、私はその境界が限りなく曖昧な人間なのだろう。今はそれがとても楽で心地よい。
写真を撮る暇がなかったので、先日、作ったアレンジメントの中から。

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May 12, 2010
時間ができたので恵比寿の老人施設に入所している父の所へ行ってきた。2か月ぶりである。毎月入所している人たちのお誕生会が開かれているらしく、ちょうど今日がその日だった。車いすに座って、皆さんと一緒に「こいのぼり」を父が歌っているなんて驚きだった。
しばらく会っていなかったのでもう私の名前は出てこない。お土産を持ってきてくれた会社の同僚?と思っているようだ。だけど持っていった柏餅とメロンは喜んで食べてくれた。お誕生会の時はおやつにショートケーキも出るので「今日はご馳走だねぇ~。もうお腹がいっぱいだよ」と苦しがっていた。いろいろなことがわからなくなってきているが、それも人生の締めくくりには必要なことなのかもしれないなと思う。家のこと家族のことお金のこと・・・わからければ、なんの心配もなく、ただのんびりと最期の時間を過ごせるのだから。とても厳しい人だったけれど柔和な顔つきになってきた。
写真は行く前に寄った大久保にある「菜食健美」という精進料理のビュッフェランチ。北海道の有機野菜を使って植物たんぱくや小麦グルテン、おからこんにゃくなどを使用したヴェジご飯が30種類ほど並んでいた。とにかく野菜がたっぷり食べられた。
行き帰りの電車の中で「人は愛するに足り、真心は信ずるに足る」を読む。ペシャワール会の現地代表である医師中村哲さんと澤地久枝の対談。昨年25キロに及ぶ通水路がようやく完成したそうだ。25年前、現地に入り、その窮状を知った時から「百の診療所よりも一本の水路を」と白衣と聴診器を手放して現場での指揮にあたっている。ただアフガンの情勢悪化に伴い、今後は現地の日本人スタッフを全員帰国させ、たった一人アフガンに残って現地の人たちと新たな工事の準備を進めていくそうだ。
著作はあるものの自分のことについてあまり多くを語らない医師を、ノンフェクション作家がインタビューし、その声を伝えることでペシャワール会の活動を応援していきたいという思いから出版された本だ。まさにタイトルの言葉そのもののを痛感しながら、気負わずに今までも、そしてこれからもアフガンと関わっていくのであろう。
体を張って活動している人を日本に呼びつけて国会の参考人として意見を聞くのではなく、国会議員の数人でもいいから、現地に飛んで彼の血の滲むような活動を見て来てほしい。使命を遂行している人だ。だがその使命はあまりに苛酷過ぎる。それでも歩み続ける医師をどうぞお守りくださいと祈るばかりである。

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May 11, 2010
4月中旬に群馬県まで仕込みに行った手作り酵素がようやく完成し、先週から飲み始めている。樽を温度の低い厨房に置いていたので、なかなか発酵が進まず仕上がりが遅くなってしまった。今年の草は水分が少なめのようで、全部で8リットルくらいしか取れなかった。
5日にザルで濾して一晩おいて樽から保存容器に移し替えた。酵素を造り始めて7年くらいになる。毎年、ずっと飲み続けていたのだが、昨年だけは引っ越すつもりで春の酵素を仕込まず、一昨年の残りを飲んでいた。それが終わった後は飲むものがなくなってしまったので、しばらく酵素切れ?の状態だった。
だから今年の春は野草酵素の完成がとても待ち遠しかった。新しい酵素を飲んだ瞬間、体にスーッと染みわたっていった。体がずっと酵素を待ち望んでいたのだなあという感じだった。
私はいつも朝食は食べない。朝、起きたら豆乳に酵素と質の良いプロティンを加えて飲んでいる。
酵素を飲み始めて1週間ほどになるが、どんどん体が軽くなっていく。やはり私の体にとっては必需品なのだろう。朝ヨガも再開したし、ようやく春(初夏)のリズムに合う体に整ってきた。
今日はご予約のお食事の方やヒーリングのシノダさんがいらしたりする中で、オシオさんが来てくれたので、片づけをしながらいろいろお話した。手作りのメンマとかるかん饅頭をもって来てくれた。相変わらず毎日たっぷりと食べものを作っているようだ。仕事や経済や女性の自立についてお話したのだが、とても賢くバランスの取れた生き方をしている方だなあと思った。夕方まで話が弾んでとても楽しかった。
夜は成田で開催される予定の「太陽の市」のミーティングへ。当初予定していた6月の開催は準備が間に合わず、今回は延期と言う形を取ることになった。ちょっと残念な気もするが、もっともっと内容を掘り下げる猶予ができたということでもある。じっくり話し合いながら、いいお祭りにしていきたい。

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May 10, 2010
知り合いの農家さんのお家に行って、堆肥をいただいてきた。畑にまくためだ。とりあえず一回分として90キロくらいを車に積んできた。一緒に堆肥置き場に行って袋に詰めた。お土産にハネダシのさつまいもとヤーコンもいただいた。それと落花生の種を分けていただいたので、帰った後、西側の畑に畝をたてて落花生の種まきをした。
北側の畑に生えてきたスギナも気になるので、一本一本手で抜いていった。その後、堆肥を畑に撒いた。夢中になって畑仕事をしていたら、お昼も食べないままあっという間に時間がたってしまった。
夕方からはトモちゃんの家に行って一緒に夕飯をたべようと約束していた。4時半に家を出るつもりだったがふと時計を見ると4時45分!
シャワーを浴びてから行く予定だったが、もう時間がなかったので、とりあえず着替えだけして家を出た。爪先は泥だらけになっていたが、洗うのを忘れてしまった。約束の時間を30分も遅れてトモちゃんの家に着いた。
豆腐のキッシュとリンゴのケーキを焼いてくれた。そしてセロリと玉ねぎのスープと蒸し野菜サラダを作ってくれた。ユウコちゃんも一緒だったので3人で楽しく話しながらご飯を食べた。とても美味しかった。仕事を離れてこうしてどこかのお宅に行くと、いつもとまた気分がかわって話も弾む。愛についていっぱい話した。
身近にいる人たちと心を通わせながら、いろいろな話をし、いい人間関係を築いていくこと・・・これからもそういう時間を大切にしたいなと思う。

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May 09, 2010
今日の4時から始まったUKOちゃんのマインドフルネスヨガ。時間の変更をしたり、告知をするのが遅くなったりして、第一回目の今日は私を含め参加者は3人というこじんまりとしたヨガ教室になった。窓を全開にしたらかなり涼しくなっていたので、ほんの少しだけガラス戸を開け風を入れながら、和室三間を4人で広々と使った。
今日はGW明けだから、それほど忙しくならないんじゃないかなという予想が外れて、開店する前からお客様が来てくださった。その後もすぐに何組ものオーダーが続き、厨房は大忙し!たっぷり二回炊いた玄米も重ね煮のキンピラもサラダもすっかりなくなってしまった。実際、厨房にいる時はほとんど座れなかったので、仕事が終わったら、もう疲れてヨガができないかも・・・?と一瞬不安になってしまったが大丈夫だった。
閉店時間ちょうどにお店が終わり、片づけをしてからマンゴとバナナのラッシーを作ってみんなで飲んだ。いっぷくしてからヨガタイムに移行できたので、バタバタすることなく静かにヨガの時間を迎えることができた。ちょっと日が傾き始めてからのアフタヌーンヨガ。UKOちゃんのお話から始まり、腹式・胸式呼吸の練習、スカアブルバクなどのヨガの呼吸法の実践、そして丁寧に説明しながら進行していくアサナ・・・。とてもゆったりとしたヨガタイムだった。
この古民家で日曜日の夕暮れ前にのんびりとヨガができるひとときが持てるなんてとても幸せだなあと思った。この教室はヨガを愛する皆さんと共に細く長く続けていきたい。
*UKOちゃんの「マインドフルネスヨガ」は毎週日曜日の4時から5時半まで。あなたも一緒にやりませんか?
参加費は初回に限り1000円、以降1回2000円です。いつでもご都合のよい日曜日を選んでご参加くださいね。
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May 07, 2010
宗吾霊堂の前のお店の時、エサレンマッサージを定期的にやっていたクミコさんと久しぶりに再会。アメリカ人のパートナーと再婚し、今はアメリカに住んでいるのだが、娘さんに赤ちゃんが生まれたので単身で里帰りしているという。友達の車に乗ってランチを食べに来てくれた。古民家に移り住んでからは初めてだったので、本当に私が夢に描いていた古民家で暮らし始めたのを見て驚いていた。幸せなのだろう、ずいぶんと成長?していたようで、ハグし合った時、腕が回りきらなかったほどだ(ごめんクミコさん!)。でも向こうでもニューエイジグッズを販売するサイトを立ち上げたり、マッサージをしたり充実した新婚生活を過ごしている様子。
娘が会社のご褒美旅行のセブ島から帰ってきたので、ランチタイムに抜け出して空港まで迎えに行ってきた。ちょうど長男の彼女も今日、グアムから帰ってくるというので、ならば家においでよということになった。それで店に残っていてくれたクミコさんとクミコさんの友達、娘と長男の彼女、みんなでチーズケーキを食べながらあれこれ話した。娘と長男の彼女は初体面。弟の彼女があまりに可愛いので驚いていたが、すぐに打ち解けていろんな話をした。
子供たちがこうやって伴侶を得ていってくれたら、家族って増えて行くんだなと思った。特に今回は孫が生まれたばかりのクミコさんに「孫はかわいいよ~。早く生んでもらいな」と言われたので、孫など無関心だった私もちょっと心が動いた。一体、どの子が一番先に親になるんだろう?
まあ、仕事大好きの娘でないことだけは確かだが、母親の心境としてはできたら自分の元気なうちに娘のお産の世話をしてやりたいと思う(できたら早い方がいい?)。
今日は久しぶりのお湿り。このところ晴天続きだったので庭に水をまいてもまいても乾ききっていたけれど、これで少しは花たちもほっとすることだろう。春の花を楽しむ暇もなく夏になってしまいそうでちょっと残念。
写真は帰り際にセルフタイマーで写真を撮ろうとした時、娘が思いついて鍬の上にカメラを乗せたのが面白かった。なんとこれでもちゃんと写ったので可笑しい。

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May 06, 2010
忙しかったGWが終わり、今日は15日ぶりにお休み。4月22日のパン教室以来、お店の営業の他、アースデイへの出店、貸し切り結婚パーティ、そしてGWと4月末から昨日まで本当に目の回る忙しさだった。いくらタフで元気な私もさすがに疲れた。農作業は山ほどあるのだが、今日はとりあえず何もせず体を休めようと決めた。
朝、起きてゆっくりと朝ヨガをやってから、コーヒーを淹れ縁側でたまっていた新聞を読んでいたら、成田市の広報に今日から始まるヨガ教室のことが載っていた。参加費は保険代程度。全ての日程に行けるかどうかわからないけれど、とりあえず今日は行けそうだ。そう思って電話をしたら空きがあるという。広げたままの新聞を脇に置き、大急ぎで支度して家を出た。ちょっと遅刻してしまったが途中から参加できた。初心者対象のヨガだったけれど、ゆっくりとしたアサナだったので体の動きを確かめられた。
だいたい私はいつも一人でやっているので、たまにはちゃんとインストラクターと一緒にやらないと好きなアサナばかりに偏ってしまうのだ。今度の日曜日の夕方から店でも毎週ヨガを行うことになったけれど、それにももちろん参加する。冬の間に滞っていた体をほぐすのと、このところの連日の忙しさで体がかなりバリバリになっている。きちんとセルフケアしなくては。
朝、家でもヨガを小一時間やって何も食べないまま、教室でも連続してやったので、終わったら急にお腹が空いてきた。買い物がてら流通センターに寄って市場の中でお昼を食べてから家に戻って新聞読みの続き。
昨日もそうだったが、今日も春を通り越して夏日だ。51号にある温度計は30度を示していた。暑い。ようやく寒さが終わったというのに、いきなり暑くならないで。もう少し穏やかな春の温かさを楽しみたいな。
ゆっくり新聞と本を読んだら、やはり畑のことが気になってきた。ジャガイモ畑がスギナだらけなのだ。この前、ジャガイモの芽の出ている高畝の所だけは抜いたのだが、畝と畝の間がもうスギナだらけ。しかもポキポキと先を摘んでも根っこを切らないとまたすぐに伸びて来る。
今日だけはやらないでおこうと思っていたのだが、気になりだしたらやるっきゃない。長靴を履いて鍬とスコップを持ってスギナ退治に。鍬やスコップでできる限り深く掘って地下にはびこっている根っこを抜いたり切ったりしながらスギナ取りをしたら、時間がかかることかかること。
2時間ほどかがんでやったのだが、3畝しかできず、とても全部は取りきれなかった。ああ、本当にイタチごっこ。恐るべしスギナの生命力。このままだとジャガイモ畑なんだかスギナ畑なんだかわからなくなってしまう。続きはまた明日。幸い今のところジャガイモの芽だけは元気に育っているので一安心だ。


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May 05, 2010
昨日、一昨日とユウコさんが子連れで仕事に入ってくれた。なんと5人も子供たちがいると聞いて驚いた。それも飛びきり可愛らしい子供たちが!
連れてきた子供たちはお店の中には入れてもらえなかった。梅の木のそばで毛布を敷いて昼寝をしていたが、時々ママを恋しがってないていた。髪の毛も随分長い。みんなから可愛いねえ~と言われ、遊んでもらったので、仕事中も退屈しないでお利口さんに待っていることができた。ママの仕事が終わった後、お外のテーブルでみんなでお茶を飲んだ。パウンドケーキもちょっと食べて喜んでいた。
こんなにいい子だったら私もまた子供がほしいなと思った。大きくなっても憎まれ口を叩かず?いつまでも可愛い盛りのままでいてくれるなら、子供を持つのも悪くない?!
・・・・というわけで2日間、店のアイドルだったユウコさんの愛娘と愛息子。5人で来るのは大変だから、2人ずつで来てくれたけど、空ちゃん海ちゃん月ちゃん星ちゃん風ちゃんはキャバリア君たち。
仕事が終わった後も、一緒にお茶を飲んだ。しっかりと大人たちの席に同席していた。広いお庭を自由に走っているんだけど、ユウコさんが呼ぶと尻尾を振ってやってくる。つぶらな瞳で小首を傾げてママたちの話を聞いている姿はぬいぐるみみたいで愛らしい。
草ぼーぼーの裏庭に彼らが座っていると、それだけでなんだかとても優雅で、周囲がとても美しい草原に見えてくる。「ここはイングリッシュガーデンか?!」なんて思ってしまった。
ようやく忙しかったGWが終わった。今年は4連休がずっといいお天気だったので、あちこちの行楽地は大渋滞だったようだ。ずっと店にいたので、渋滞とも休日らしさとも無縁だったけど、ずっと仕事していた分、どこかで自分のGWを作れたらいいなあと検討中。
先日お知らせした5月9日から始まる日曜日の「マインドフルネスヨガ」。都合により時間を朝ヨガからアフタヌーンヨガ(4時から5時半)に変更させていただきました。
一回2000円ですが、初回のお試しは1000円です。ヨガマットのレンタルもあります。毎回参加できなくても来られる日だけの自由参加OK。もちろん初心者でも大丈夫です。
毎週ヨガをやれたらいいなと思っていたのですが、詳細が決まったのが遅かったので、まだまだお知らせが行き届いていません。最初のうちは少人数で行うことになりそうなので、よかったらぜひご参加ください。



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May 03, 2010
何ともアンバランスなメニューは今日の我が家の夕飯。息子たちと娘が久しぶりに集まった。「今度来る時何が食べたい?」と聞いたら、「から揚げ」という返事。昔から私が作ったから揚げは美味しいと人気メニューの一つだった。にんにくや生姜、玉ねぎなどのすりおろしの中に一晩、鶏肉を漬け込んでから片栗粉で揚げるごく普通のから揚げなのだが、多い時は1キロくらいあっという間に食べていた。
それだけでは寂しいからとみんなが大好きだった肉じゃがも大量に作った。今日は久しぶりに豚肉と鶏肉を使って料理をした。それと天ぷらはサツマイモと独活の芽。独活の芽は大人の味だから食べないかなと思いつつ試しに揚げたら、「うまいうまい」と大人気で過去の王者サツマイモの天ぷらを越してしまったようだ。いつのまにか、こんなほろ苦い味の美味しさがわかるようになったのかとちょっと感動。
白米がなかったので、ご飯代わりにベーグルの生地をこねておいた。娘が息子にやり方を教えたら、とてもキレイなドーナッツ状に仕上がった。揚げものが終わった後に焼きあがったので、みんな「もうお腹いっぱいで食べられないよ~」と言いながら、結局、8個も平らげた。
4人が揃うのはお正月以来。娘とはしょっちゅう会っているけれど、都内にいる二男にはなかなか会う機会がない。都会でのワンルーム暮らしは本人が望んだものだけど、都会暮らしはかなり大変そう。でもなんとかがんばっているようだ。今度みんなで会えるのはお盆かな。私は作り係りに徹してなかなか席についてゆっくり食べられないけれど、みんなが揃うご飯の時間はやっぱり嬉しいもの。
明日も私は店があるので、朝がゆっくりできない。それで息子は遅くなってもいいから、都内まで帰りたいと言うので、これから駅まで送っていく。待っている時間の方がずっと長くて、あっという間に終わってしまった再会だったけど、また会える日まで元気でがんばってね!

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May 02, 2010
今日も温かな一日だった。ここ数日の春の陽気が続き、いろいろなものが芽吹き動き始めている。新緑がまぶしいくらいに美しい。庭を歩いていると、あちこちで小さな発見がある。裏庭には薄紫の山すみれが自生していた。花梨の花は淡いオレンジ色の花を咲かせ、ジュンコさんからもらった独活の根からは新芽が出ていた。しばらくの間、これをポキポキと折って美味しい天ぷらがいつでも食べられる。たった一つ見つけたタラの芽はもったいなくて摘むことができず、気が付けばすっかり開いていた。
引っ越し祝いに以前のスタッフからもらった大好きな花水木は、葉っぱをすっかり落としてもうダメだろうと思っていたのだが、新芽が出てきた。私の背の高さくらいの苗木でも優しい色の花を咲かせてくれるのだろうか。
つつじも咲き始めた。オレンジ色やピンク、白などこの敷地内にはいろいろな色のつつじが植えられているので、開花が楽しみだ。夏に咲くサルスベリの木からは早くも芽が出ている。
周辺の山々や道路わきの木々は青々と萌え、5月の風は素肌に心地いい。なんて気持ちのいい季節なんだろう。そしてなんて気持ちのいい空気が流れている場所なのだろう。厨房の窓を全開にしながら仕事をした。長い冬を耐えた分、今年の春の訪れはことさら愛おしい。
古民家で迎える初めての春。どこに何が咲くのかまだ一年を通して見ていないのでわからないことが多い。花ニラやシラーや水仙や都忘れなど、山に自生している花たちを少しずつ庭に植えているので、来年の春はもっともっと花いっぱいになることだろう。
西側の縁側の向かいにえんじ色の木蓮が咲いているのを見つけた。ここに木蓮があったなんて全然気が付かなかった。小さな花を二つ咲かせていた。そんな発見がとても嬉しい。
でもすでに庭はだらけになっている。雑草の成長は早い。昨日は小さなスコップでスギナの根っ切りをしながら草取りをしたが、あまりに太くて長い地下茎の根っこを引き抜いてビックリ!大きなものは1センチほどの直径だ。地表に出ているのはあんなに細いスギナなのに、地中にこんなにしっかりと根を張っているなんて!どうりで生命力が強いはずだ。一時期、スギナを摘みに行って干してスギナ茶を自分で作っていたことがあるけれど、漢方でも使われているスギナ茶作りたい方、どうぞ取りにいらしてください(というよりもお願いしてでも取りに来ていただきたいくらい!)。
今日もかなり多めに仕込んだけれど、全て完売。大忙しの一日だった。今年のGWはお天気に恵まれているので、ふらりと近場でもいいからどこかに出かけてみようという気持ちになるのだろうなあ。私もGWが終わったら、どこかに行きたいっ!!でもその前にあと3日がんばらなくては・・・。

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May 01, 2010
今日は11時ちょうどにお弁当のご予約が入っていたので、いつもより早めに仕事を開始した。宗吾霊堂前のお店の時からよく来てくださっていたお客様だ。お子さんがアレルギーをお持ちなので、除去食をされている。毎回、アレルゲンとなる食材をファックスいただき、それを除いて調理している。
以前は小麦粉もダメだったので醤油が使えず、ヒエ醤油を持参されて、それを受け取ってからこちらが調理するということもあった。最近は普通の醤油も使えるようになってきたそうだ。以前よりもずっとアレルゲンが減っている。成長に伴い免疫力もついてきたのだろう。でもまだ除去食をされていることには変わりないので、今回もまたファックスのメモを見ながら注意深くご用意し、使った食材は全てメモしてお渡しした。お弁当の数が多かったので、ご家族やお友達と一緒にどこかにピクニックに行くのかな。みんなと一緒に同じお弁当が食べられてよかったね。
店の方は土曜日だというのにサリーちゃんと二人だけ。お天気もよかったので、混みそうな気がして、お弁当の準備をしながら、定食もかなり多めに作った。二人でやる時はお出しするものがなくなったとしても追加で作ることができないし、調理場と洗い場を行ったりきたり、かなりフル稼働で動かないと回せないので、ちょっと緊張する。
予想通り大勢のお客様が来てくださって、すっからかんになってしまった。でもお客様の来店時間が集中せず、バラバラに来て下さったので、それほど混乱せずに仕事ができてほっとした。
今日のサラダはアボカドと豆腐で作ったディップ。先日の結婚パーティの時にもお出ししたディップだが、今回はサツマイモと人参とヤーコンとセロリをディップで和えた。普通の豆腐ディップよりもアボカドを加えることで、濃厚になり色も緑がかってとてもキレイ。隠し味に味噌や梅酢、レモン、醤油の他、玉ねぎやセロリ、パセリなどいろいろな野菜も加えて作ったディップはパンにつけても美味しい。アボカド好きの私にはたまらないサラダだ。すばらくハマりそう。

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