« 野草酵素飲み始め | Main | お休み返上?! »

May 12, 2010

菜食健美

時間ができたので恵比寿の老人施設に入所している父の所へ行ってきた。2か月ぶりである。毎月入所している人たちのお誕生会が開かれているらしく、ちょうど今日がその日だった。車いすに座って、皆さんと一緒に「こいのぼり」を父が歌っているなんて驚きだった。
しばらく会っていなかったのでもう私の名前は出てこない。お土産を持ってきてくれた会社の同僚?と思っているようだ。だけど持っていった柏餅とメロンは喜んで食べてくれた。お誕生会の時はおやつにショートケーキも出るので「今日はご馳走だねぇ~。もうお腹がいっぱいだよ」と苦しがっていた。いろいろなことがわからなくなってきているが、それも人生の締めくくりには必要なことなのかもしれないなと思う。家のこと家族のことお金のこと・・・わからければ、なんの心配もなく、ただのんびりと最期の時間を過ごせるのだから。とても厳しい人だったけれど柔和な顔つきになってきた。
写真は行く前に寄った大久保にある「菜食健美」という精進料理のビュッフェランチ。北海道の有機野菜を使って植物たんぱくや小麦グルテン、おからこんにゃくなどを使用したヴェジご飯が30種類ほど並んでいた。とにかく野菜がたっぷり食べられた。
行き帰りの電車の中で「人は愛するに足り、真心は信ずるに足る」を読む。ペシャワール会の現地代表である医師中村哲さんと澤地久枝の対談。昨年25キロに及ぶ通水路がようやく完成したそうだ。25年前、現地に入り、その窮状を知った時から「百の診療所よりも一本の水路を」と白衣と聴診器を手放して現場での指揮にあたっている。ただアフガンの情勢悪化に伴い、今後は現地の日本人スタッフを全員帰国させ、たった一人アフガンに残って現地の人たちと新たな工事の準備を進めていくそうだ。
著作はあるものの自分のことについてあまり多くを語らない医師を、ノンフェクション作家がインタビューし、その声を伝えることでペシャワール会の活動を応援していきたいという思いから出版された本だ。まさにタイトルの言葉そのもののを痛感しながら、気負わずに今までも、そしてこれからもアフガンと関わっていくのであろう。
体を張って活動している人を日本に呼びつけて国会の参考人として意見を聞くのではなく、国会議員の数人でもいいから、現地に飛んで彼の血の滲むような活動を見て来てほしい。使命を遂行している人だ。だがその使命はあまりに苛酷過ぎる。それでも歩み続ける医師をどうぞお守りくださいと祈るばかりである。
Dscf5970


|

« 野草酵素飲み始め | Main | お休み返上?! »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/78167/48343657

Listed below are links to weblogs that reference 菜食健美:

« 野草酵素飲み始め | Main | お休み返上?! »