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June 30, 2010

太陽の市 ミーティング

今日は夕方から我が家で「太陽の市」のミーティングがあった。今までは成田の参道にある「EASY LIFE CAFE」で何回か実行委員会が行われていた。成田市で有機農業に関わっている人たちが集まれるような市を開催しようと話していたのだ。でもそれだけのお祭りを開くには準備期間が少なすぎるため、当初は6月に開催を予定していたが、いったん仕切り直しをすることにした。それでしばらくは実行委員会もなかったのだが、今日、久しぶりに場所を風楽に移してみんなで集まることになった。
今日は全員で、なぜ成田市内で「太陽の市」を開くのかというコンセプトについて話し合った。そして9月26日に開催する方向で話がまとまった。これから公園を借りる申請をし、2週間後にまた実行委員会を開き、具体的なことを決めていく。コンセプトは「このへんのオーガニック人に出会える市」。
有機農業の農家さんや有機野菜を使ったお店や食材の店、天然酵母のパン屋さんなどが集まって楽しいお祭りにしていく予定。そして農家さんと話したり、畑にも気軽に行けるような仕組みを作ったり、オーガニックマップのようなものも作りたい・・・と話は次々に膨らんでいった。
もちろん風楽も美味しいご飯をご用意して、会場で販売する予定。詳細は決まり次第お知らせしますね!
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June 29, 2010

ヤングコーンのジェノバソースがけ

近くに農家さんからヤングコーンをいただいた。農家さんに取材に行っていた頃は、取材の後、よくヤングコーンをいただいて帰ってきた。とうもろこしを大きく育てるため、脇にできたとうもろこしは小さいうちに落としていく。それがヤングコーンだ。とうもろこし畑の下には、この時期、必ずと言っていいほど落ちている。柔らかくて美味しいのはわかっているのだが、農家さんは出荷が忙しいので、ヤングコーンにまで手が回らない。それで拾っていくならいくらでも持っていっていいよとよく言っていただいた。
さっそく皮をむいてサッと塩茹でした。ほんの数分でOK。ヤングコーンにはフレンチドレッシングが似合うので、トマトとアボカドと茹でた青菜と一緒に盛り合わせ、ベースにフレンチドレッシングをかけた。そこに畑のバジルで作ったジェノバソースを添えた。松の実の代わりにカシューナッツをペーストにして加えた。ナッツが入るとソースにコクが出る。さわやかな初夏の味だ。バジルのいい香りでいくらでも野菜が食べられそうだ。今年はバジルがかなりできているので、惜しげなくジェノバソースが作れそうで嬉しい。
朝のうち、窓際で本を読んでいたのだが、風がひんやりしていて肌寒いくらいだった。その後は草取り。今日は陽射しもないし、雨の後で土が柔らかくなっていたのでとても楽だった。体を動かしているうちにあっという間に汗びっしょりに。
雨が降ったりやんだりだったので、それに合わせて出たり入ったりの小休止。私は一気にやってしまうタイプなので、雨が降らなければコン詰めてずっとやり続けてしまう。だから今日の中途半端なお天気は適当に休憩できてちょうどよかったのかもしれない。。
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June 28, 2010

梅酵素

昨日、朝の掃除の後、ちょっと時間があったので、ジュンコさんに梅を拾っておいてとお願いした。でも収穫名人のジュンコさんはただ落ちている梅を拾うだけのことはしない。竹の棒を探してきて、梅の木の枝を揺らして梅をボコボコと落としていた。それを厨房から見ていたトモちゃんと私はまた「男前だねえ~」と感心していた。
ただあの古木の梅は背が高く枝が広がっているので、とても下からつついただけでは上の方まで届かない。お店の開店時間になってしまったので、途中で作業が中断されたのだが、多分、ジュンコさんのことだから時間さえあったら、脚立を広げて梅落としをしたことだろう。ほんの短時間でも樽一杯の梅が集まった。
あんまりありすぎるのでみんなで分けたのだが、それでもまだかなりの量だ。梅ジュース、梅干、梅ジャム・・・10キロ単位でいろいろなものを仕込んだのだが、最後はこれしかない。梅酵素。
ここへ来てから冷蔵庫が以前よりも小さくなってしまったので、適当な酵素の保存場所がないのだ。梅酵素は飲む時期が短いので、10キロ作ったら絶対に残ってしまう。保存もできないから今年はもう仕込むのをやめようと思っていたのだが、こんなに梅があるのだからやはり作らずにはいられない。
そう思って白砂糖を買いに行った。ふだん白砂糖は全く使わないのだが、酵素を仕込む時は粗製糖や黒糖ではミネラルの量が多すぎて発酵できないのだ。手作り酵素を作り始めてもう何年にもなるが、最初、この白砂糖で仕込むということにとても抵抗があった。でも白砂糖は発酵をするまで媒体として使われるだけで、酵素が出来上がった後は、白砂糖は化学変化しているので、いわゆる白砂糖の弊害の心配はないそうだ。説明するのは難しいのだか、これは化学式でも証明されている。
以来、ずっと私も手作り酵素を仕込む時だけは白砂糖を買っている。今日も11キロ、買いに行ってさっそく梅酵素を仕込んだ。よく熟したいい梅なので、きっととても香り高くて美味しい酵素ができることだろう。
まだ落ちてきそうだが、とりあえずこれで梅仕事も一区切り。
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June 27, 2010

梅ジャム

琥珀色に煮つめられた飴のようにトロ~リとしたものが大鍋いっぱいに入っている。
初めて本格的な梅ジャムを作ってみた。今まではいつも梅ジュースや梅酵素を作った後の梅を捨てるのがもったいなくて、種をとって砂糖を加え煮て梅ジャム(もどき?)を作っていた。でもすでに美味しい梅のエキスは果汁として出てしまった後なので、あくまで再利用という感じで本当に美味しい梅ジャムではなかった。
一昨日も梅が山ほど落ちてきた。集めたら樽にいっぱいになった。一晩水に浸してから昨日の朝から煮込んだ。ちょっと煮込むだけで梅の実が柔らかくなるので、その中から一つ一つ梅を取りだし、水の中で梅を洗いながら種を取り出し、最後にその梅と水を鍋に戻してまた煮込む。
ただあまりに量が多くて種を一つ一つ取るのは大変だったので、お玉ですくいながらザルの上に乗せ、ヘラで梅肉を裏ごしし種だけを取り除いていった。でもかなり水分が多かったので、コトコト煮詰めること5時間近く。最後に砂糖を入れたがまだ甘みが足りなかったので、今日、砂糖を追加してまた煮込んだ。
結局、2日がかりで完成した梅ジャム。白砂糖ではないので色は黒っぽくなってしまったけれど、正真正銘の梅肉100%の梅ジャムだ。それにしても樽いっぱい10キロ以上もあった梅が種を取り除いて煮詰めたら、大鍋いっぱいだけになってしまうとは・・・。この梅ジャムはスプーン一杯に一体、どれだけの梅が入っているのだろう?
今日は湿度が高かったが、南西の風が強く、窓を開け放つことができず一日中、蒸し暑い室内だった。にも関わらず何件もご予約が入り、ご予約以外にもたくさんの方が来てくださったので大忙しだった。トモちゃんは「汗が目にしみる~」と言いながら、ジュンコさんは大汗かきながら・・・3人で「暑いねえ~」を口グセのように繰り返し、水をガブガブ飲んでは仕事を続けた。
この古民家、風がとてもよく通るので、穏やかな風の時は窓を開け放していれば、とても気持ちがいいのだが、今日のようにちょっとでも風があると、もう室内のものが吹き飛ばされそうになってしまう。だから暑くても窓が開けられなくて困ってしまう。
大忙しの後のアフタヌーンヨガは私にとってのリラックスタイム。厨房で忙しく仕事をしている最中は「この後にヨガ、できるかなあ?」と不安になってしまうのだが、始まってしまうとUKO先生の穏やかでゆったりとした声に合わせてどんどん自分の内面に入っていけるのだ。
最近、ヨガをやっている時の呼吸がとても深くなってきた。そして終わった後の何とも言えない心地よさ。やる前とは大違いだ。UKO先生に話したら「お風呂みたいですね」だって。
入る前までは疲れているから今日はやめようかなあと迷っていても、ゆっくり浸かってあがったら「ああ気持ちよかった~」ってなるもんね。
UKO先生のマインドフルネスヨガは毎週日曜日4時から5時半まで。参加費は初回のみ1000円で、2回目以降の方のためにお得な回数券ができました。3カ月有効で4回6000円です。皆さんもいかがですか?
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June 25, 2010

自家製青汁?!

まだ春の早いうちにを撒いたケールが、20センチほどの葉っぱに育ってきた。ケールを育てているお客さまからいただいた種を取っておいて、畑に直播きした。ポキポキと葉っぱを折って食べても、次々に葉が伸びてくるそうだ。
そのお客様から、昨年、初めてケールの葉をいただいた時、ミキサーにかけてバナナや豆乳とブレンドして自家製青汁(ケールシェイク?)を作った。苦くて青臭いものだとばかり思っていたケールだが、他のものと合わせるととても飲みやすくなる。苦いどころか、さわやかで美味しかった。もし畑にケールの葉があったら、毎日新鮮な青汁が飲めるのになあと思った。
だから種をいただいた時、春になるのが待ち遠しかった。自分の庭から毎日ケールを摘んで自家製青汁が飲めるなんて!少しでも早く撒いて早く大きくなって早く飲みたいと思った。ようやくケールの葉が育ってきたので、先週から少しずつ摘み始めている。今日は豆乳とバナナ、ヨーグルト、甘味として手作り酵素を入れてケールシェイクを作った。
ケールに含まれるビタミンCは野菜の中で一番多く、ビタミンAは人参の2倍、カルシウムは牛乳の2倍、ビタミン、ミネラル、葉緑素、ギャバ、葉酸、たんぱく質など一つの野菜に含まれる栄養は野菜の中でもピカ一なのだ。しかも抗酸化作用があり若返りのホルモンと呼ばれているメラトニンが含まれているのだから申し分ない。
キャベツやブロッコリーの原種と言われる野菜の王様ケールの栄養価に注目し、青汁を販売しているメーカーがものすごく多い。どこも青汁のパワーをアピールしているが、庭で摘んだ無農薬のケールをその場で青汁にして飲むのに勝るものはないだろう。
でもモンシロ蝶が乱舞している畑の中で、一体、どれほどこのケールが生き残れるだろう(すでにかなり穴があいているのだが)。夏にかけては虫を防御するためケールの葉そのものが苦みを出すそうだ。どんなに苦くなっても生き残ってくれたら私は大喜びで飲むから、はらぺこ青虫に負けないでね・・・と隣りですっかりレース編み状態になってしまったキャベツの苗を見ながら、一人ケールに声援をおくっている。
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June 24, 2010

再決断カウンセリングのワークショップ

今日は貸し切りでカウンセリングの会の方たちのワークショップの会場として風楽を使っていただいた。3月の「アロマテラピーから入る漢方」の講座に参加されたいちごみるくさんがこの場所を気に入ってくださって、ご自身のカウンセリングの師匠であるたんのゆきさんを講師にお願いし、ワークショップをやりたいとご相談いただいた。もちろんそういう会場に使っていただくのは大歓迎!
公民館やビルの一室の中ではなく、自然の風がたっぷり入るお座敷でワークショップをすれば、より心が和んでリラックスできるのではないかと思う。この場所はいいエネルギーに満ちているせいか、ヒーリングやワークショップ、ボデイワークなど魂や心、体などにアプローチをする会をやりたいというお問い合わせはたくさん受けている。
私自身、ここはそんな集いにピッタリの場所だし、さらに自然界からの優しい力添えもいただけると思っている。オープン当初から営業日を毎日にしなかったのは農作業や自分の時間を取りたかったこともあるが、心・体・魂という3つの方面から人を元気にするミニセミナーのようなものを平日に行いたいという思いもあった。
店が主催する企画でもいいし、イニシアティブを第三者の方にお任せして、こちらは場所を気持ちよく使っていただくことに徹する企画でも、どちらでもいい。
ただこちらが主催せず場所をお貸しするだけとなると、主催される方自身の機が熟していないと、実現化できないものも多い。今までも何度か場所貸しのお話があったのだが、いずれも人が集まらず開催できなかった。やはり何をやるにもタイミングというものがあって、宇宙の大きな流れの中ではベストなタイミングというのが用意されているのだろう。人はその流れに任せるしかない。
今回は10時から6時過ぎくらいまで10人の方たち限定のワンデーワークショップだった。座卓をどかして丸くなって座り、ゆったりとワークショップをされていた。お食事とティータイムの時以外は進行の邪魔にならないようにと、厨房で他の仕込みをやっていたのだが、全体的にはとても和気あいあいとしたいい雰囲気の会だったようだ。のんびりとした時間が流れていていいなあと思った。
皆さんそんな古民家での時間をとても気に入って下さった様子で、お帰りになる時もとてもいい笑顔だった。使っていただいてよかったなあと思った。こういう形でこれからも心と体が元気になるセミナーを行っていきたい。
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June 23, 2010

長生きすりゃいいってもんじゃない?!

一日雨だった。ちょっと気になるタイトルに惹かれて読んだ同名のエッセイ(幻冬舎)をご紹介。
聖路加国際病院名誉院長で現在98歳の現役医師日野原重明さんと千葉大の名誉学長で「頭の体操」シリーズでおなじみの多湖輝さんのショートエッセイが交互に書かれている。日野原さんは、この人の頭と体はどうなっているのだろう?と疑問に思うほど、健康なシニアライブを充実させている。もうじき100歳になるというのに、新しい感覚を持ち続け、常に成長し続けているように思える。一体、どうやったらこういう高齢者?になれるのだろう。
私は自分が90歳近くまで生きていること自体が想像できない。もちろんいつまでも元気でいたいし、自分のことは自分で決めて自分でやりたいし、生涯、仕事を楽しみたいと思っているけれど、果たして体の方がそれについて行けるかどうか・・・・?!
お二人とも高齢者の生活の安心、安全、充実をはかるための住空間への提言もされている。特に多湖輝さんはすでに「銀座サンシティ」に入居し、そこで生活されているという。また日野原さんの構想で聖路加病院の敷地内には融合施設としてシニア向けのマンション「聖路加ガーデン」も建設。庶民には手の届かない入居費用だが、こういう住空間があれば、年を取ってからの一人暮らしの不安はかなり解消できそうだ。
若いつもりでいても誰にでも平等に老いはやってくる。老人施設に入所して何もわからなくなってしまった父は、それでも自分が今も会社の中にいて仕事をしていると思い込んでいる。「今日は会議をやったんだが、あの連中の言ってることはわけがわからん」などとぼやいて?いる。それを見ていると、呆けてしまうのも悪くはないかも?と思ったりするのだが、でもそれも生活の基盤があるから言えることだ。
「命が自分だけのものだと思うから死があります。命はリレーであり、他の生きるものに伝える、つなげるものだと思うと人間は永遠に生き続けることができます」という日野原さんの言葉はとても深い。
長生きはそれだけでおめでたいハズなのに、現実には長生きを素直に喜べなくなってしまっている。日野原さんはタイトルにもあるように、単に長く生きるだけではなく、長生きしてよかったと思えるような生き方をすること、そして自分が生きていることで世のため人のためになるような生き方をすることを目標にされている。そしてそれを98歳になっても有言実行中なのだ。スゴイ!
つくづく思った。「あんな年の取り方をしたい」と。・・・だけど日野原さんのことは「お年寄り」なんて絶対に言えないなぁ~。
写真はこの前のキャンドルナイトの時に本堂の入口にあった水盤の中のキャンドル。
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June 22, 2010

梅仕事

今年の梅はハズレと聞いていたけれど、庭にある梅の木はわれ関せずという感じで、毎日美味しい梅の実を落としている。花の時期からびっしりと咲いていた古木の梅だ。梅の実も大きくていい香りがする。すでに何度も拾って梅ジュースを仕込んでいる。
今年は梅の手作り酵素は作らない予定なので、ジュースだけでも相当な量だ。私は梅酒がそれほど好きではないので、わざわざ作るつもりはない。それでも梅の木の回りに落ちている梅の実を見るたびに、何か仕込まなくては・・・と思ってしまう。梅干も一昨年たっぷり漬けたものがまだ残っているので、今年は作らない予定だったが、こんなにたくさんあるので、やはり梅干しにするのがよさそうだ。
朝、そう思って梅を拾った。でも夕方、畑仕事をしていると、またもやたくさんの梅の実が落ちていたので、再び拾い集めて全部の重さを測ったら11キロを超えていた。
午前中は梅を洗い、軸を取り除いた。そして真竹を水煮したものを千切りにして干し筍にしようと外に干した。でも午前中はあまり陽射しが強くなかったので乾き切らなかった。
昼頃、近所にお住まいのお客様が畑のハーブや花を持ってきて下さったので、しおれないうちに定植した。ご家庭用にEM菌を使って無農薬で野菜を作っていらっしゃるので、EMの肥料を注文していただくことにした。以前、畑にスギナが多いと話したら、自家製の木灰も持ってきて下さった。苦土石灰よりも自然に土を中和させる働きがあるとのこと。あちこちに小分けしながら一袋分を全部撒いた。
その後はずっと行けずにいたハウスへ。水をあげてもあげてもハウス内は暑くて乾燥が激しいため直播したハーブが乾いてしまってほとんど発芽なかった。しばらく忙しくて行けなかったのだが、久しぶりに行ったら雑草だらけの畝の中にバジルだけは元気よくあちこちで伸びていた。
畝の雑草を全て抜いたら、汗だくに。夏のハウスはサウナに行くより短時間で大汗がかける。雑草の間にコリアンダーとロケットとタイムがちょっとだけ伸びていた。動かすのは可愛そうだったけれど、このまま残しておくのも可愛そうなので、シャベルですくって苗のポットに入れ、持って帰ってきた。西側の畑を広げてスペースを作り定植させた。
畑仕事が終わったのがちょうど6時。ハウスの帰りに塩を買ってきたので、夜になってから梅の下漬け。ここは湿気が多いので20%の塩加減で作ろうと思う。カビさせてしまったら元も子もない。8時頃、ようやく今日一日の仕事が終わった。お休みだというのに、仕事をしている時以上に忙しく肉体労働ばかりだったので、ちょっと疲れた。
この時期はとにかく庭仕事が忙しいので、これからの休みはきっといつもこんな感じなんだろうなあ。でも今日は予定していた作業が全部できたので、充実感もいっぱい。
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June 21, 2010

ズッキーニの花

できることなら畑で育てる野菜は種から撒きたいと思っている。小さなポット苗のケースに土を入れて種を撒く。発芽してある程度大きくなったら畑に定植していく。ただ種からだとそれほど発芽率がよくないので、苗を買った方が確実なのだが、ダメ元で種まきをしている。
撒いた種の中でズッキーニは芽を出すのが一番早かった。そして苗が大きくなるのも早かった。1か月ほど前に畑に定植したのだが、苗と苗の間隔がちょっと狭かったようだ。茎がどんどん伸びて、今黄色い花が咲いている。ズッキーニを育てるのは初めてなので、雌花と雄花があることも知らなかった。本で調べたら、朝早い時期に雄花を摘んで雌花に受粉させると書いてあった。でもこんなに虫の多いうちの畑で人工授粉なんて必要なさそうだ。
雌花と雄花の違いは雌花の方は根元にズッキーニの赤ちゃんのようなふくらみがついている。いつのまにか小さなズッキーニが実っていた。これが土に触れて腐れないように気をつけなければ。
今日は西側の畑の草取りをした。一雨ごとに草がぐんぐん伸びていく。化学肥料も使わない固い土なので、野菜が育つのはかなりスローペースだが、雑草たちが育つのは超スピーディだ。
サツマイモも植えた当初は葉がしおれていたので、心配していたが、ようやくハリのある大きな葉っぱに育ってきた。マルチが敷いてあるので草取りをしなくてすむが、この固い篠竹の根っこだらけの土の中で芋が育っていくのは大変そうだが、「しっかし育つんだよ」と声をかけている。
先日撒いた晩生の落花生も発芽し始めているし、ジャガイモは収穫間近。少しずつ確実に野菜たちが育っている。野菜の成長を見るのが嬉しくて草取りをしない日にも畑を見に行ってしまう。
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June 20, 2010

古木山東伝院にてキャンドルナイト

でんきを消してスローな夜を」をスローガンに2005年より始まった「100万人のキャンドルナイト」。夏至を前にこの土日は全国各地で様々なキャンドルナイトのイベントが行われている。土曜日の夜は酒々井の古木山東伝院にて開催された「キャンドルナイト2010~百萬燈供養会」に行ってきた。
東伝院に着くと、境内の山門から本堂に入るまでの道の両側に小さな燈籠がすでに灯されていた。受付を済ませると一人一人に小さなキャンドルが配られ、そこに願い事を書き入れて、境内の石段に並べていく。
そして6時半からは二胡奏者チュネさんとジャズピアニストの中林万里子さんのコンサート。コンサート終了後は本堂にある大きなキャンドルに、来場者の願いが成就するように祈りを込めて、住職さんが灯をともし、鐘を3回鳴らしていただいた。その後、会場の明かりも落とし、キャンドルを灯した中で思い思いにスローなひとときを過ごせるようにと本堂をそのまま開放していただいた。
思えば「100万人のキャンドルナイト」の第一回目が開催される直前に、このムーブメントの最初の仕掛け人である明治学院大学教授の辻信一さんを店にお招きし、「スローイズビューティフル」の集いを行った。消費とスピードに追われる社会の中にあって、本当に大切なことは何か、一度立ち止まって考えてみようと、暮らし方・働き方の提唱をした辻さんの同タイトルの著作に感銘を受けた私は、アースデイの会場に行って辻さんに講演を直談判。
とてもいいスピーチとスローフードの立食パーティで参加者同士の交流の場となり、宗吾霊堂前の店で企画した数々のイベントの中でも印象に残っているものの一つだ。
あれから5年。辻さんの呼びかけたキャンドルナイトは全国に広がり、協賛者も増え、夏至当日はネオンやイルミネーションをいっせいに消す企業もかなりの数にのぼっている。
東伝院の副住職さんはとてもお若い方だが、お寺を地域の人たちが気軽に立ち寄れる場所にしたいといろいろなイベントを開催している。お寺は死んでからお世話になるものではなく生きているうちに行く所・・・。本当は誰もが心の拠り所を求めているにも関わらず、いつのまやらお寺は敷居の高い場所になってしまった。でもそんなイメージを払拭しようと門戸を開放し、イベントを通して様々なメッセージを発信されている住職さん方の思いが伝わってきた。
古民家で店を始められることになった時、私はこの場を人生のある時期、お預かりすることになったのだと思った。だから私はこの場所を「寺子屋」のような形で使っていけたらと思った。そういう思いの先にはきっとお寺のようなものがあるのだろう。まだまだそれは形になっていないけれど、人が集まれる場所というのは、人を元気にしてくれる場所でなければ・・・といつも思う。ほんのりと温かい気持ちになれるような一夜だった。
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June 18, 2010

料理教室~カレー料理3品~

今日の日中は昨日の真竹の皮を一本一本むいて軽く下茹でする作業に追われた。穂先の部分は今日の定食のメインのお惣菜に天ぷらとして添えた。
今日は料理教室の日。3時からの始まりだったが、2時過ぎにお客様が途切れたので、バタバタと始まることなく、一息ついて準備をすることができた。今日はテーマはカレー料理。
風楽で人気の豆カレーの作り方をスパイス調合のレシピを含めてお教えした。スパイスを炒める部分など目の前で見ていただきたかったので、電磁調理器を卓上に置いて、その上に鍋を乗せて実演しながら説明していった。一番最初に風楽のカレーを仕込み、それを厨房のガス台で煮込んでいる間に、昨日の真竹とスパイスで作るカレー炒め、そして、サブジと呼ばれるインドの蒸し野菜料理を作った。
最後に2リットル近く豆乳を使って、カルダモン、シナモン、ガラムマサラ、生姜をミックスした濃厚な黒糖チャイを作った。カレーは電磁調理器の上で下ごしらえをしてから、一番大きな大鍋に移して変えて煮込んだので、かなり大量に出来上がった。いつもなら3~4時間かけて煮込むのだが、料理教室はお食事をして6時には終わるので、ゆっくり煮込む時間がなかった。それでやや火を強めにしながら、お手伝いに来てくれたトモちゃんに付きっきりでかき回してもらい、ギリギリお食事の時間に間にあった。
もちろんお土産は風楽カレーをたっぷりと!毎回、夕食の後に、作ったものをそれぞれがお持ちになった容器に自分で入れて、持って帰っていただいている。私はこの時の和気あいあいとした分け合い?の時間がとても好きだ。皆さん旦那さんの夕飯にするわ~と大喜び。今夜は風楽のご飯をご家族で食べていただけるんだなあと思うと、幸せそうな食卓を想像して嬉しくなってしまうのだ。
今回はカレー料理という性質上、野菜を切っていただくことくらいしか実習の部分がなく、それ以外では私の方で炒めたりスパイスを加える部分などをお見せしながら仕上げていったのだが、いろいろなスパイスの味がミックスされ深い味わいになっていて美味しいと言っていただいた。
ご家庭ではスパイスを揃えるのが大変なので、店のスパイスを小分けしたのだが、それも完売。皆さんお家でもきっと美味しいカレーをお作りになることだろう。
次回の料理教室は7月16日(金)3時より。夏野菜を美味しく食べようをテーマにラタトゥユ、トマトと雑穀のサラダ、モロヘイア入りレンズ豆の揚げボールなど作ります。よかったらどうぞご参加ください。
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June 17, 2010

ジュンコさんの実家へ真竹掘りへ

今日はあいりん堂さんのお弁当の日だった。今回は数がとても多く43個も!一人で作ったお弁当としては今までで一番数が多い。昨日、部屋の障子紙をはがして、網戸に張り替えたので、以前より朝が明るくなった。そのせいか起きるつもりはなかったのに5時に目覚めてしまった。そのまま起きて、軽くヨガをやってから早めにお弁当の支度にとりかかった。さすが43個にもなるとテーブルの上だけではお弁当箱が並びきらず、椅子にまでびっしり。なかなか壮観な眺めだった。
今日は11時半に佐倉で待ち合わせしてジュンコさんの実家に真竹を掘りに行く約束をしていた。それに間に合わすためにはここを10時半前に出なければならない。数が多かったのでいつもより時間がかかってしまったけれど、何とか予定通りに出発できた。
四街道のジュンコさんの実家のお父さまとお母さまは80歳過ぎているというのにとてもお元気で、今も現役で自宅の畑の一角に作ったスポーツグランドの店番をしている。お父さまは猟犬を連れて狩猟にも行くそうだ。お母さまは今も畑を耕し花を育てている。
かつて農家をしていたが、今は趣味で野菜を作っている。でも昔からの農作業が体に染みついているのだろう。畑には元気よくたくさんの種類の野菜たちが育っているし、あちこちに花が植えられている。ご自分で育てたコリウスやペチュニアの苗を下さったり、畑のあちこちに点在しているアイリスや菖蒲の球根を自ら掘り起こしてたくさん分けて下さった。「多すぎるから抜いて捨ててんだけど、また咲いちゃたよ」なんて笑いながら、植える時は葉を落として根っこを下にして球根をおき、土はかぶせ過ぎない方がいいんだよと説明して下さった。
ご自宅の裏には孟宗竹と真竹、それぞれの竹林がある。真竹が今、最盛期なので、お父さまが鉄の水道パイプで作った筍掘り用の鍬?を持ってトモちゃんとユウコちゃんと4人でいざ竹林へ。
竹林の中はとてもひんやりと涼しい。今日は特に暑かったのだが、陽射しが竹の葉で遮られスーッと汗が引いていく。でもあんまりニョキニョキと生えているものだから、夢中になって掘っているうちに涼しいはずの竹林の中で大汗をかいてしまった。
この手作りのオリジナル鍬が何ともよく切れて、軽く一掘りするだけでスパッと筍が折れるので、あっという間に筍がバケツに何杯も収穫できてしまった。ものすごい量だ。実はうちの裏庭にも生えているのだが、こんなに一度にまとめては収穫できない。
「掘るのはいいんだけどさ、こんないっぱいどーすんの?!」と半ばジュンコさんに呆れられながらも、私は定食の食材にいっぱい使えるし、多すぎたら干し筍やメンマを作ろう思い、次々に筍を掘っていった。
あいにく今日は夕方に知人が来る約束になっていたので、木陰でおにぎりを食べてから大急ぎで帰宅。その後、2時間ほど打ち合わせをし、時間がなくてできなかった買い物をするため再びニュータウンまで出かけた。
明るいうちに筍の皮だけでも剥いておこうと思っていたのだが、帰った頃はもう真っ暗。荷物を全ておいて竹林に入ったので、みんなで筍を掘っている最中の写真がないのが残念だが、収穫した筍のほんの一部をご紹介。この何倍もの筍を明日は煮なくては!
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June 16, 2010

キレイな厨房!

えっ?全然キレイじゃないって・・・?でもこれでもすご~くキレイな方なんです。精いっぱい、磨いて片付けたので。
今日は店舗検査の日。保健所では一年に一回、店舗検査と言って飲食店が基準に則って衛生的に営業されているかを検査しにくるのだ。やれることはみんなやってピカピカになった厨房の中で保健所の方が来るのを待っていた。待っている間、去年の9月の店舗検査のことを思い出していた。
それまで店をやっていても、場所が変われば経験の有無に関わらず、改めて新規の店舗検査を受けなければならない。8月に行った水質検査は井戸水の中に砂が混ざって濁り飲料不適に。井戸を掘り直すお金もなく、もう開業するのは無理かもと諦めかけていた。そんな中で支払いを待っていただく形で井戸を新しく掘り、諸々の条件を整えて何とか店舗検査ができる所まで準備を整えた。
もうお金はすっからかんで何もかもギリギリで切羽詰まっていた。もし店がオープンできなかったら、どこかでアルバイトをしようと思っていた。だから店舗検査が終わって無事に営業許可証をもらえることになった時、厨房で緊張の糸が切れた私は一人で泣いた。本当によくここまで辿りついたという気持ちでいっぱいだった。今でもあの時のことを思い出すと目頭が熱くなる。
そして9月8日、奇跡的に?店は無事にオープンできた。あれから早9か月。今回はその後初めての店舗検査の日だ。もうあの時のように切羽詰まった気持ちにはならないけれど、それでもやはり店舗検査は何度経験しても緊張するものだ。
でも思ったよりもすんなり終わって、おまけに「キレイにしていらっしゃいますね」と言っていただいてビックリ!なんだかとてもホッとして嬉しかった。
検査の後は晴れてきたので、玄関の扉に防水塗料を塗ったり、厨房のドアの所にはめ込む木枠を作って網をタッカーで張り付け即席の網戸を作った。ついでに奥座敷の障子の紙をはがして、障子紙の代わりに網を張り付けた障子網戸を作ったりと、ずっと肉体労働。古民家っていつまでたってもやることがいっぱいだ。
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June 15, 2010

日水土

日水土(ひみずつち)・・・いい名前だなあと思った。ナチュラルハーモニーがやっている銀座のレストランだ。自然農法で栽培された野菜をオシャレにアレンジして食べられるランチにとても人気があるという。
今日は恵比寿の介護施設に入っている父に会いに行ってきたので、その前にランチを食べてから行こうと思った。昨日、ブログに書いたガイドブックにも掲載されており、前から行きたい行きたいと思っていた店だった。「満席で入れないこともあるらしい」と聞いていたので、ランチタイムの終わる遅い時間にカウンターでいいからとあらかじめ予約をしておいた。
東銀座の駅から歩いて5分ちょっと。昭和4年に建てられたという古い建物をレトロ感覚を残したまま改装。珪藻土や漆喰を使った落ち着いた空間になっていた。造形作家の川村忠晴さんのほおずきのライトもオブジェのようになっていて素敵だった。
2000円のランチプレートを注文した。白い四角いプレートいっぱいにとても美しく野菜が盛りあわされていた。お味噌汁はあの有名な天然醸造味噌「蔵の郷」が使われており、具だくさんでとても美味しかった。
ナチュラルハーモニーに出荷している生産者さんは成田富里周辺に多く、研修会の時には風楽でも時々お弁当のご注文をいただく。そんな知っている農家さんたちの野菜が銀座の店で使われているのだなと思うと、何となく嬉しくなってくる。一階は「結市場」と言って野菜やオーガニック食材のお店になっている。こちらもとてもいい品揃えだった。
銀座の喧騒からはちょっと距離を置いた裏通りの一軒家・・・そこを改装してレストランにしているというのもなんだか穴場的ですごくいいなと思った。白を基調にしたナチュラルな店構えは、本当にナチュラルハーモニーのイメージにぴったりだった。
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June 14, 2010

ガイドブックおススメ2冊

図書館で見つけた自然食レストランのガイドブック。「野菜に恋する自然派レストラン」(東京地図出版発行)と「東京ベジタリアンレストラン厳選ガイド」(河出書房新社)。どちらも2009年発行なので、情報としてはまだ新しい方だ。
私は都内に行く時はいつもベジタリアンまたはオーガニックレストランを探して、用事のついでに食事をしてくる(食事のついでに用事を済ませているのかも?!)。仕事柄、他の店の味や価格、メニューを知るのは料理する上でも大切な情報源となる。もっとも安心して食べられる美味しくて体に優しい食事が大好きなので、この食べ歩きはもう趣味だか仕事だか、境界線が全くわからなくなっているのだが・・・。
インターネットがこれだけ普及しているので、地域を限定すればそれなりに店は検索できるのだが、私は活字人間なのでやはり本になっている方がうれしい。それに小さめの本だとバックに入れたまま持ち歩くことができるので、どこに行くか決めていない時には携帯しているととても便利だ。
自然派レストランの方は全部で23件しか掲載されていないので、本当に質の高い選りすぐりの店ばかりが取り上げられている。しかも1つの店がカラー6ページにわたって紹介されており、その店のおススメメニューの美味しそうな写真もいっぱい!しかもシェフ直伝のオリジナルレシピまで付いている。どこの店のお料理もとても美しくて野菜が美味しそうだ。シンプルで地味で味が薄い・・・という自然食のイメージがこれで一掃されそうだ。
ベジタリアンレストランガイドの方は115件も紹介されているので、行ったことのある店が何件もあった。それでも知らなかった店もたくさんあったので、いつのまにベジタリアンレストランがこんなに増えたんだろうと驚いた。ただそういう店は残念ながらなくなってしまうのも早いので、行く前には調べておかないと。
見ているうちにどんどん行きたい店が出てきて、「行きたい店リスト」を書いてメモしておこうと思ったのだが、とても書ききれなかった。さてどこから行こうかなぁ~。
今週は保健所の店舗検査があるので、今日は厨房を掃除したりラックを動かしたりして片づけに追われた。一年に一回、緊張の瞬間?だ。
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June 13, 2010

お庭で夕飯

昨日は超ヒマだったので、その分のお客様が今日に集中したのか、今日は忙しい一日だった。崩れそうなお天気もなんとかもって、夕方からは涼しくなってきた。
ポットに種を撒いて発芽させていたカボチャの苗が本葉を出した。すくすくと元気に育っている。夕方、店が終わってから南側のサツマイモの隣りを耕して定植した。相変わらず篠竹とスギナが地中深く根っこをはっていて、鍬をふるってもふるってもキリがない。こうして耕しているうちに、いつの日にかこの場所がふかふかの土になるのだろうか・・・あまりに根が深くて強いので、思いっきり力を入れて鍬を振りおろしていたら大汗をかいてしまった。
冬の間は国産のカボチャが食べられないので、これからの季節は大好きなカボチャをたっぷり食べておこう。
昨日の夜は友達が来たので、庭にテーブルと椅子を出して夕飯の並べた。今年初めてのゴーヤを買ってきて「月のとうふ」の木綿豆腐と一緒にチャンプルーを作った。
木更津のアサリは酒蒸しに。ふっくらと太っていて身がぷりぷりしていてとても美味しかった。
昨日の夕方の風はとても涼やかで気持ちよかった。肌寒くもなくそよそよとしたちょうどいい風に吹かれながら、おまけに蚊もまだそれほどいなかったので、外でご飯を食べるには最適の夜だった。
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June 12, 2010

みんなで庭仕事

暑い一日だった。もうすっかり夏だ。早くも来週には入梅しそうなので、この陽射しも梅雨の間は待ち遠しいものになっていくのだろう。今日も超ヒマだったのでみんなで庭仕事をした。と言っても私までモンペに着替えて本格的に動き始めてしまうと、お客様がいらした時にさっと対応できなくなってしまうので、日中、私だけは店の中にいて掃除をしていた。
ユウコちゃんが家のベランダにあった鉢植えを持ってきてくれたので、それを入口にある花壇の所に植えようということになり、そのために花を移植していった。ついでにそのまま花壇の周辺の草取りもしてくれたので助かった。
手前にいるのがトモちゃん。私のモンペを貸してあげたら、すっかり気に入って「ジャージよりも涼しくて動きやすい」と愛用モードに入っていた。今までトモちゃんはモンペのイメージではなかったのだが、思いの他、よく似合っていた。二人でモンペ姿という同じような格好をして庭仕事をしていたら、より一層似てくるので?また姉妹だと間違えられそうだ。
奥にいるのがユウコちゃん。今日の仕事がまさか庭仕事になると思っていなかったので、白いブラウスを着てきたのだが、すっかり泥で汚れてしまった。貸してあげた長靴がまたやけによく似合っている。私と同じくらい力があるので、大きな敷石を動かしたり大きな穴を掘ったりしてくれた。
庭仕事はキリがない。でも入梅の前にとりあえず大方の草取りはできたので、後は少しずつ追いかけっこしながら、チョコチョコと草取りをしていくことになるのだろう。
これから一雨ごとにぐんぐん伸びる雑草たちに負けないように、梅雨を乗り越えなくては。
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June 11, 2010

掃除の日

久しぶりに超がつくほどヒマな一日だった。あんまりお客さまがいらっしゃらないので、2時頃から片づけ始め、3時前にはすっかり仕事が終わってしまった。定食の支度をしてもお客様がいらっしゃらないとすることがない。たまたま今日は作らなければならないストックもなかったので、エデラちゃんと二人でひたすら掃除をした。厨房とトイレの網戸を洗った。と言っても水が流せないので、タワシをバケツに汲んだ水でぬらしながら、網戸をゴシゴシとこすり、最後に雑巾で拭くという方法で。埃だらけの網戸の汚れが落ちたら、さっぱりと気持ちいい風が入ってきた。
厨房の鍋の棚や台所の床や椅子なども軽く洗剤を付けて水拭きした。キレイになると気分的にもスッキリだ。ただあまりに暇すぎたので、店が終わってもなんだか働いた気がしなくて残念。
大変大変~と言いながら、仕事中はやはり忙しい~!と嬉しい悲鳴をあげているくらいの方が、終わった後に充実感が残る。

*来週17日(木)に予定していた「アロマテラピーから入る漢方」のセミナーは講師の先生のご都合が悪くなったため中心させていただくことにしました。ご参加を検討されていた方、お申込みされた方、大変申し訳ありませんが、よろしくお願いします。
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June 10, 2010

大きなワイヤープランツ

今日はパン教室だった。一体何回やっているのだろうと思うほどリクエストの多いベーグル。今回は全粒粉とカボチャの他、デザート用にホワイトチョコレートと抹茶というお菓子のようなベーグルも作った。今日はパン教室以外にもランチをご予約されたお客様もいらしたので、パン教室の準備と定食の準備、そしてカレーの仕込みなどをしながら、日中はずっと厨房にいた。
朝、「印旛の家ギャラリー」のタカノさんからお電話をいただいた。私がブログでハーブがある方、分けてください・・・と書いたのをお読みになり、お庭にあるハーブを分けて下さるという。印旛の家はため息が出てしまうほど素敵な場所だ。旦那さまはもう何十年も前から「高野デザインプロデュース」を主宰し建築家として古民家再生を手がけ、タカノさんご自身は日本画の他、陶芸もおやりになって、印旛の家は旦那さまがデザインされた工房兼ギャラリーになっている。
そのタカノさんがわざわざハーブを届けて下さったのだが、園芸好きなタカノさんが育てただけあってとにかく元気いっぱい!車から降ろしたハーブを見てもうビックリした。私の腰の高さほどあるミントやレモンバーム、メドウセージやフェンネルなどが大きなビニール袋いっぱいに入っているのだ。そして引っ越しのお祝いにとワイヤープランツまでいただいた。それが直径50センチくらいの大きな鉢に入っている立派なワイヤープランツなのだ。
パン教室のお食事の後、袋の中からミントやレモンバームを摘んできて、フレッシュハーブティを入れ、皆さんと飲んだ。ハーブをふんだんに使ったので、とても香りたかく美味しいハーブティだった。
実は入口の花壇の一角にもトモちゃんがワイヤープランツを植えてくれた。どんどん増えていくし、とても可愛らしいので花壇のグランドカバーになったらいいねと話していた。でも花壇の土も山土と瓦礫がいっぱいなので植物が思うように育ってくれないのだ。
パン教室の片づけが終わった後、ハーブを植えるためモンペに着替えて庭仕事開始。ハーブ畑に大きな穴を掘って、水をホースでジャブジャブと流し入れ、底に鶏糞を敷いて、ハーブの葉をある程度落としてから定植した。元気そうなので、すぐに根付いてくれそうだ。このままどんどん広がっていってくれたらいいのだが。
パン教室に参加していたトモちゃんも残って手伝ってくれた。「こんな大きなワイヤープランツ、見たことない!」と言いながら、鉢から出してみたら、根がもうびっしりだったので、分割する前に一度、地植えをしようと、植える場所を探した。
とても大きいので、他の花たちを移植しながら、ワイヤープランツの場所を確保した。結局、座敷から見える梅の木の根元に植えた。あまり直射日光が当たらない方がいいからと、トモちゃんがその場所を選んでくれた。
こんもりと茂っている可愛らしい葉っぱたち。回りに小さな小花を植えたくなった。花壇がより一層、花壇らしく!なってきた。このまま広がってくれたら、株分けしてハーブ畑の方にも植えようと思う。タカノさんどうもありがとうございました!とても嬉しかったです。
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June 09, 2010

落花生の種まき

朝、ヨガをゆっくりやってから縁側に座布団を敷いて、前から読みたかった本を読んだ。晴れている時は陽射しがまぶしすぎて、とても本など読むことができないのだが、今朝は曇り空だったのでちょうどいい明るさだった。そのうち雨が降り始めた。縁側にいるので目の前で雨を見ながら静かに本を読んだ。
昼から雨がやんだので裏の畑の草取り。最後のラディッシュを全部抜いて片付けた。気の早いラディッシュの茎に一つだけ白い花が咲いていた。
ラディッシュ植えてあった畑を耕しなおして、落花生を撒いた。早生の落花生は1カ月ほど前に撒いておいたのだが、カラスが見ていたのか?次の日の朝、畑からほじくり返されていた。ホント、カラスって賢いんだな。ちゃんと人間が美味しいものを埋めているってことを見て覚えているのだから。食べられなかった落花生からは、今、可愛らしい葉が伸びている。
晩生の落花生の種もいただいたので、今日は晩生の方をラディッシュの後に撒いた。そしてボコボコと食べられてしまった跡にも再び落花生を撒いておいた。
今でこそ笑い話だが、千葉に引っ越してくるまで、私は落花生は木の実のようになっているものだと思っていた。だから土の中から掘り出すと聞いて本当に驚いた。都会で生活していると作物の実りを生活の中で見る機会が極端に少ない。だから田舎にでも行かない限り、作物の生育から季節を感じることもできない。旬の野菜なんてスーパーに並んでいる野菜を見て初めてわかるくらいの知識しか持っていなかった。ずいぶんと季節感のない生活をしていたんだなと思う。
それと茹で落花生も千葉に来て初めて食べた。都会のスーパーにはまず生落花生は売ってないだろう。掘りたてならではの味だ。一昨年、貸農園で落花生を植えた時、思いのほかたくさん収穫できた。炒ることができなかったので、全部、茹でて食べた。
今年もまたできたらいいな。明日の朝、さっそくカラスがほじくりにやってくるかもしれないので多めに撒いておいた。少しくらいは残しておいてほしんだけど・・・。
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June 08, 2010

新しい調理台

厨房に置く細長いタイプの調理台を買ってきた。ようやくこれで普通の調理台で快適に調理ができる。
あり合わせの道具をあちこちから集めて作った厨房だ。仕事をしながら、よくこれで何十人分の調理ができるなあと驚きを通り越して感動してしまう?ことがある。
店をオープンした時は、とにかくお金がなくて満足に厨房機器を揃えられなかった。産業廃棄物の中にあった新品の2層シンクをいただいたり、リサイクルショップをハシゴしたりしながら道具を集めた。調理台は予算内で買えるものがなかったので、ずっと我慢して友達からもらった普通の机を使っていた。普通の机なので熱い鍋をそのまま置くことができず、とても不便だった。
今日、リサイクルショップを覗いたら、ちょうどいいサイズの調理台があった。値引き交渉をしてその場で購入。大喜びで車に積んで帰ってきた。
夕方から厨房の片づけをした。厨房にあった普通の机を台所に出して、調理台を中に入れた。そしてその机にコーヒーメーカーやフードプロセッサーを乗せた。これで厨房が少し厨房らしくなった(当たり前か?!)。
厨房器具というのはどうしてこんなに高いのだろう。何もかもステンレスの厨房用品で揃えたら、厨房としてはとても使いやすいのかもしれないが、家庭で使うにはちょっと味気ない。かなり予算がかかるので、新品を購入するなんて私には絶対にできない。
だからオープンした時に決めた。工事代金など借りているお金をみんな払い終わったら、少しずつでいいから、買える時に厨房用品を揃えていこうって。もちろん新品ではない。リサイクルショップ専門だが。
9か月たってようやく1つ実行できた。まだまだほしいものはあるけれど、今度買えるのは一体いつになることやら。
これでますます美味しいものが作れるかも・・・!?
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June 07, 2010

プール

今週は月火水とご予約が入っていなので、久しぶりに3日連続のお休みができた。5月は休みのたびに古民家の修復や草刈りや畑仕事などとにかく忙しかったので、今日はどこにも出かけず、とにかく一日中、家にいてのんびりしようと思った。
朝はゆっくりとヨガをやって、コーヒーを飲みながら新聞をじっくりと読む…お休みの時はこの朝のゆったりとした時間が何より嬉しい。特別なことは何もしていないけれど、朝、明るいうちに窓際で新聞や本を読めるだけでも幸せだ。今の時期、朝は鳥のさえずりがとてもよく聞こえてくる。
昨日の朝は鶯が南側の一番高い竹の上にとまってずっと鳴いていた。高い竹だったので、風が吹くたびに竹が揺れるのだが、その揺れに合わせるかのように一番上を独占しながら、それはそれは気持ちよさそうに鳴いていた。そんな鶯の姿を見られるなんてめったにないので、思わず見惚れてしまった。
今日はその後、毛布や羽毛布団をさっと干してから布団圧縮袋の中に入れてしまった。収納スペースが少ないので使い終わった冬用の寝具が押し入れに入りきらなくなった。それで初めて圧縮袋を買ってみたのだが、掃除機で空気を抜きとると本当にコンパクトになったので驚いた。それと冬物の衣類の残りを洗って、それを取り込んでから衣替えをした。
日中はお客様からいただいたDVDを見た。レンタルではなく、ちゃんと化粧ケースに入っている新品のDVDだったので、ちょっとリッチな?気分。「プール」というチェンマイを舞台にした邦画だ。バーンロムサイという名取美和さんが作ったエイズの子供たちの暮らしている施設がチェンマイの郊外にある。私も以前、見学に行って、そこで販売しているクマの人形を仕入れてお店で売っていた。とてものどかで設備も整っている施設だ。私が行った頃はゲストハウスはなかったが、今は会の活動費に充てるためゲストハウスも建てられたようで、映画はそのゲストハウスが舞台になっている。
チェンマイには何十回と行っているので、映画の中のどの風景を見ても懐かしいものばかり。でも映画の中に出てきた「ローイクラトン」(灯篭流し)のお祭りはまだ見たことがなかった。たくさんのコムローイと呼ばれる紙で作った熱気球に火をつけて空に飛ばすシーンはとても美しかった。見ているうちにこのお祭りを見にチェンマイにまた行きたくなった。
暑い中を大きな荷物を抱えながら歩いたターペー通りや夜通しにぎやかなナイトバザール、たくさんのお店が並んでいるチェンマイ最大のワロロット市場など、買い付けをしていた頃のことを思い出し、とても懐かしい気持ちになった。映画のコピーは「理由なんて愛ひとつでじゅうぶんだ」・・・という小さなプールの周りに集まった5人を描いた6日間の物語。久しぶりに心はチェンマイの街を歩いていた。
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June 06, 2010

灯油ランタン

初夏らしいすがすがしい日が続いている。今週は金土日と、やや不安定ではあったけれど、いいお天気だったので、店は3日ともたくさんのお客様に来ていただいて賑わった。特に土曜日はトモちゃんと二人だけだったので、とても忙しかった。
最近、店が終わった後、庭に出てホースを伸ばし花壇に水を流しっぱなしにしながら、その間にちょこちょこと畑の草取りをしている。その後、全体に水をたっぷりまいて、ようやく一日の仕事が終わる。それから買い物に行く。夜はブログを書き、その後はYouTubeを聴きながら本を読んだりメールを書いたりしているうちに、あっという間に一日が終わってしまう。庭仕事が生活の中に組み込まれると、本当に時間がたつのが早い。きっと秋まではずっとこんな感じで過ぎていくのだろう。
そんな中で遊びに来てくれる友達との語らいはとても楽しい時間の一つだ。夜は涼しい風が吹いて、外で過ごすのがとても気持ちいい季節になってきた。まだ今ならそれほど虫も多くないので、それも助かる。昨日は夜から友達が来たので縁側に卓袱台を出して料理を並べビールを飲んだ。夕方、畑から抜いたカブをイワシと一緒に煮てつまみにした。
暗くなってからは北一ガラスの灯油ランタンに火を灯して卓袱台の真ん中に置いた。この昔ながらのランタンが古民家の縁側にはとてもよく似合う。温かな炎を見ていると、安らいだ気持ちになってくる。こんないい時間が過ごせるのもこの古民家に住まわせていただいているからだろう。来てくれた人を和ませ、ほっとさせてくれるどこか懐かしくて落ち着ける場所。この夏、ランタンは大活躍しそうだ。
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June 04, 2010

13種類の野菜のサラダ

冷蔵庫にあった野菜を少しずつ刻んで具だくさんのサラダを作ろうと思った。作っているうちにどんどん野菜の種類が増えていった。それを手作り豆腐マヨネーズで和えた。中に入っている野菜を数えてみた。店の畑で採れたものはラディッシュ、水菜、カブ、それ以外ではサツマイモ、人参、きゅうり、ヤーコン、玉ねぎ、セロリ、パセリ、レタス、アボカド、そしてレンズ豆・・・なんと13種類!これだけで栄養たっぷり~!という感じのサラダだ。
今日は通常の営業日なのだが、20名様のランチのご予約があったので大忙し!奥と真ん中の座敷二つに座卓を4つ並べて、お席をお作りした。他のお客様にお食事をご用意しながら、それ以外に20人分の定食を一度にお出しするのはけっこう大変だった。食器の数が足りなくなったり、お膳もなくなったり・・・。結局、同じ時間帯に来て下さった他のお客様にはランチョンマットでお出ししたり、家で使っている茶碗を出してきたり、いつも使っていない器を使ってみたり、定食の器を揃えるために、まるでジグソーパズルをやっているようだった。
でもユウコさんにも助っ人に来てもらって、エデラちゃんと3人でやったので、どうにかやれてほっとした。
先日、草刈りをして、随分広くなったハーブ畑にとユウコさんがベルガモットやマージョラムを持ってきてくれた。夕方にはブログを通してお知り合いになったお客様が挿し木したローズマリーやローリエをわざわざ持って来て下さった。スギナやオオバコではなく、小さなハーブの花たちが庭いっぱいに広がっていってくれたら嬉しいのだが・・・。それらを植えたり、ジャガイモ畑のスギナ取りをしていたら、あっという間に6時になってしまった。
一雨きそうだったので、早めに買い物に行こうと家を出たのだが、予報に反して雨は降らなかった。少し降ってくれた方がよかったのに。
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June 03, 2010

ブール作り

定休日以外、毎月一回好きな日に取れるお休みを利用して、昨日の夜から娘が泊まりに来た。9時頃、そろそろ来るかなと思って揚げものを揚げ始めたのだが、仕事が終わらなかったとかで結局、来たのは11時頃。すっかり天ぷらも冷めてしまった。今日は一緒に高田さんのお宅に行ってパンを教えていただくことになっていた。高田さんのご都合で今朝は9時からになったので、眠がる娘を早めに起こした(お化粧に1時間くらい時間がかかるので)。
今日のパンはブール。フランスパンの1種だが、中力粉を使い、中にモルトと呼ばれる酵母を加えること、さらに中種と言われるあらかじめ冷蔵発酵させた小麦の種を加えるのが特徴だ。
フランスパンは切り込みの数やその形状によって、同じ生地で焼いたものでも名称が違う。ブールはだいたい一つ250g前後のボール型のパンのことを言う。塩と小麦粉だけのシンプルな味がとても美味しい。
焼きたては中はふっくら、外の皮はパリパリ。思わずたくさん食べたくなってしまったが、今日はその後、娘と一緒にランチを食べに行く約束をしていたので、ほんの一口だけに抑えておいた。ランチの後は松尾の友人の家に玄米を買いに行った。まだ田植えが全部終わっていないとのことで田んぼに入っている真っ最中だった。60キロのお米を車に積んで帰ってきたら、娘は夕方から出勤するそうだ。お休みだというのに、自分の担当している仕事が終わらず、自主出勤。仕事の年数を重ねるに連れ、どんどん仕事量も増えてくるので大変そうだ。
私も家で一休みしてから、これからあいりん堂さんへ行ったり、そのほかの買い物に行ったり明日からの準備をする。今週はお休みが3日あったけど、そのうち2日はほとんど草刈りで終わってしまったので、なんだか休んだ気がしない。
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June 02, 2010

料理のデモンストレーション

今日は20名の方たちが集まってくださって、料理を作る過程をデモンストレーションでお見せするという機会をいただいた。台所に椅子を並べても座れない方もいらっしゃったくらい、20名様というのは大所帯だ。メニューはタカキビのハンバーグ、重ね煮のキンピラ、重ね煮のお味噌汁、胡麻豆腐、豆腐ドレッシングのサラダ・・・。
皆さんの目の前で説明をしながら料理を作っていくのだが、マクロビ的なお料理は初めての方が多かったので、雑穀でハンバーグを作ったり、陰陽の法則に基づき野菜を重ねて煮る方法などは目からウロコ?という感じで熱心に聞いて下さった。
余計な先入観を持たずにとても素直に聞いて下さったので、時間の許す限り、私も自分のわかることは丁寧に説明させていただいた。その後、できあがったものを並べてお食事タイムになったのだが、ほとんどの方が初めてのマクロビ食にも関わらず、残ったものは全くなかった。そして最後にお一人ずつ感想を述べていただいたのだが、「とても美味しかったです」「さっそく家族に作って食べさせたいです」「お肉が大好きなのですが、お肉がなくてもこんなに美味しく食べられるんですね」・・・・などとてもありがたい言葉をたくさんいただき、こちらの方がかえって感動してしまった。
玄米にも黒米と小豆を入れた炊いたのだが、「今日はよく噛むことを意識して食べました」「とてもお腹がいっぱいになりました」とそれにもとても喜んでいただけた。
重ね煮のキンピラの味付けは醤油だけにしたのだが、実は後から食べてみて、ちょっと薄かったなと思った。醤油が少なかったのだ。それでも皆さん素材の味がわかって美味しかったとたくさん食べて下さった。おかわり分のお出しした玄米ご飯まですっかりキレイにしていただいたので、残飯の全く出ないエコクッキングでもあった。
人の前で話しながら料理を作るというのは失敗が許されないので、かなり緊張する。でもそれだけに自分の作るものが自分のものになっていないとできない。限られた時間内で、どんな言葉でお伝えしたらわかりやすいか、言葉も選ぶし、その中に雑穀など食材の特性についても織りお混ぜてお話したいので、何よりも私自身の勉強になるのだ。
わかっていると思っていることでも言葉に出して自分以外の人の前で話してみなければ、本当にわかっているのかどうかはわからない。わからない部分があったということを知ること、そしてわかっている部分をどうやったらよりわかりやすくお伝えできるのか・・・。
人前で料理のデモンストレーションをすることは、たえず本番なので、その力をつける格好の訓練の場になる。なおかつ、そのことを通して皆さんに喜んでいただくことができるのだとしたら、こんなに嬉しいことはない。
こういう機会を与えていただけたことを心から感謝しているし、またできたらと思っている。やりがいのあるいい仕事をやらせていただき私の心も大満腹。
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June 01, 2010

一日草刈り!

パソコンのキーボードと打つ手が震えている。左右の親指が凝っている?みたいだ。今日こそは!と気合いを入れて9時半から始めた草刈り。やり出す前はウダウダしていたのだが、やり始めるととにかく全部、すっきりと刈ってしまおうと必死になって草を追う。私は何でもコン詰めてやるタイプなので、草刈り機を背負って休みなくずっと庭にいた。オイルが切れてエンジンが止まり、オイルを補給するまでずっとノンストップだ。
11時頃、トモちゃんが来てくれた。花壇とハーブ畑の方の草取りと花ガラ摘みをしてくれた。それだけでもとても助かった。1時頃、途中で一回ランチタイム。だけど食べたらすぐに仕事開始。タンポポの黄色い花が群生しているのを座敷から見るのが好きだったけれど、タンポポだけを分けて草刈りするのはとても無理。結局、全ての雑草たちを一掃しようと、草刈り機のグリップを握る手にも力が入る。
なるべく地面すれすれから歯を入れた方が根っこまで切れるので、土や小石がいっぱい跳ね返ってきた。スギナは二度刈りをした。一度刈った後、今度は土の中に歯を入れて回転させていく。そうすると根っこが少しは切れるからだ。ハーブ畑は特に念入りにスギナを刈って、その後、石灰と鶏糞をまいた。かなり手ごわい土なので、あの丈夫なミントさえ思うように育たない。この季節、ハーブは雑草のようにどんどん増えていくハズなのに、ここはスギナや篠竹、そして粘土質の酸性の土が成長を妨げる。
思い切ってかなり深く機械をかけたので、ハーブ畑の方は少しの間、安泰かも(甘いか?)。でもあんまり草を刈りすぎたせいか?ハーブ畑の隣りがぽっかりと空いてちょっと寂しくなってしまった。どなたかお家で増えすぎたハーブや花があったら、分けてくださ~い。ちょっとはコンディションがよくなったかもしれないので、今なら増えてくれるかも・・・。
それにしてもすっかり日に焼け何と腕が痛いこと。確か去年の夏も、修復と修復の間の一日で、草刈りを一気に終わらせてしまおうとがんばったら、次の日、すごい筋肉痛になってしまった。今日も草を刈っている時間は正味にすると5時間くらいなのに、かなりハードだった。撮影した距離がちょっと違うのだが、同じ場所の使用前・使用後の写真
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