いなかスイッチ掲載本 発売
先日、取材していたいだた「田舎で働く、暮らす、遊ぶ」をテーマに発行されている雑誌「いなかスイッチ」(かぴさまエンターテイメント発行)の9月号(8月3日発売)が出来上がった。その掲載誌が今日、届いた。見開きカラー4ぺージと聞いていたし、構成の時もPDFで確認しているのだが、実際に出来上がったページを見ると、なんだかとてもいい感じ。
今回の特集は「古民家リフォーム」。その中で「延べ100人で大改修した自然食レストラン」ということで風楽を大きく紹介していただいている。実際に来店してお話をし、外観・内観などの写真も撮っていただいたのだが、完成前の修復風景の画像も必要だということだったので、私が撮りためていた画像もお渡しした。その中からみんなで作業をしている写真を22枚も掲載。お手伝いに来てくれたみんなの姿や顔もしっかり写っている。
私のブログや写真から工程を割り出しながら、順を追って説明されているので、どのような過程で修復していったのかということがとてもわかりやすくまとめられている。ちょうど1年前、本当にこんなことをしていたんだなあということをしみじみ思いだしながら、懐かしく楽しく読ませていただいた。
もう一つの特集は「仕事場は古民家」。カフェやお蕎麦屋さん、ギャラリー、工房など古民家を拠点に活動している人たちが紹介されている。知っている店も多かったが、どこも個性的でいろいろと工夫しながら、やっているんだなということが伝わってくる内容だ。そして古民家好きにはぜひ行きたいと思えるような場所ばかり。
古民家を愛して、そこで活動している人たちが身近にもこんなにたくさんいるのだなと思うと、ちょっと感動してしまう。古民家は使うには不便なことも多く、そこに住まい、仕事場にしていくにはかなりの工夫が必要だ。そして手間もかかる。だけど、かかった分だけ確実にその人らしい空間になって、それまでに流れたきた長い時間が、そこに集まる人たちを優しく包んでくれる。
同時に何もかも人間の使い勝手を優先して改造してしまうのではなく、ある程度のことは古民家という自分よりもずっと長く歴史を刻んでいる相手の側の息づかいにこちらの方が添わせていただく・・・そんな姿勢も必要なのではないかな。
その結果、古民家という空間の中で今と昔という時間が融合して、何とも言えず懐かしくてあったかい場所になっていくのだと思う。
古民家生活を考えている方、興味のある方にはおススメの一冊です。よかったらぜひご覧になって下さい。
The comments to this entry are closed.
Comments