成田山祇園祭へ
昨日、成田山の祇園祭に行ってきた。友達と行く約束をしたので浴衣を着た。でも私は浴衣を持っていないので、トモちゃんに貸してとお願いした。何枚か見繕って持ってきてくれた中で、一番自分に合いそうな?黒地の浴衣を選んだ。
着付けはユウコさんにお願いした。ユウコさんに黒地の浴衣だとお伝えしたら、それに見合う帯を何本か持って来てくれた。土曜日の仕事が終わってから着せていただいた。帯の中から私は一番色的に似合いそうな赤い柄を選んだのだが、締めてみるとちょっと可愛らしい感じになってイメージが違った。
それで黄緑色の帯に締め直していただいた、ユウコさんの着付けはセンスといい着せ方といい本格的だ。浴衣だからと言って簡単な帯の締め方にはしない。夏らしいブルーの石がついた帯締めを使ったり、帯柄に合う黄色い帯あげを帯の隙間から見せたり、根付けや扇子まで用意してくれた。もちろん結び方も一工夫。
私はされるがままに立って「スゴイね~」と感心しているだけ。私がしたことと言えば、ユウコさんが帯板を忘れたと言ったので「大丈夫、大丈夫、段ボールがあるから」と言って段ボールを切って帯板を作った?くらい。ユウコさんは「エイコさんお願いだからコレ落とさないでね」と大笑いしながら、汗だくになって着せてくれた。
そばで見ていたユウコちゃんは「ユウコさん素敵!私もこの結び方覚えたい~」とユウコさんの手さばきに感動しながらカメラ係をやってくれた。最後に立って後ろ姿を写してもらった。
「エイコさん、足はTの字で内股にして。肩甲骨をぐっと寄せてそれから肩を下ろして・・・お袖を持ってちょっとこちらを振り向いて・・・・」と指示通りにぎこちない?ポーズをとった。
着物のことはよくわからないけれど、とっても粋な感じで着つけていただいた。ユウコさんがひとたび着物を着ると、銀座の高級クラブのママと言ってもいいくらい(何たる形容!?)、色っぽくて着こなしが抜群で小物使いが上手で全てが絵に描いたようにキマッテいるのだ。そんなユウコさんが着せてくれたのだから素敵にならないハズがない。
私もアジアの服の仕事をしていたのでエスニックファッションだったらそれなりに着こなせるけど、着物のことはからきしわからない。この帯の結び方の名前も聞いたんだけど忘れてしまった。
でも浴衣を着て祇園祭に行くなんて初めてなので、ちょっぴりウキウキしながら、ああこうやって色合わせや小物合わせをしていくんだなと参考になった。手持ちのターコイズやラピスも根付けに使えそうだ。
日中は暑くて汗だくだったけれど、昨日は夜になっても雨が降らず、10時過ぎに山車が帰るまで参道を歩き、お囃子を聴きながら祭りを楽しんできた。家に着くまで着崩れなかったのでよかった。それにしても若者たちの浴衣姿はまるで成人式みたい!すっかり浴衣が一つの新しいファッションとして浸透しているようだ。
やっぱり祭りは面白い。日本の夏!という感じで楽しかった。
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