空芯菜の炒めもの
空芯菜(エンツァイ)をたくさんいただいたので、夜、炒めて食べた。タイやベトナムなどでいつも食べていた懐かしい味だ。タイ料理ではパックプンファイデーンという料理名でどこの屋台に行っても食べられる馴染みの青菜炒め。ファイデーンとは赤い炎。つまり強火でさっと炒めて仕上げる料理のことを言う。
空芯菜は昔から沖縄では食べられていたようだが、馴染みの野菜になったのはこの10年くらいだろうか。真ん中が空洞になっていて、油と相性がよくカルシウムやビタミンAもたっぷり。初めて食べた時、そのシャキシャキとした歯ごたえと独特の香りにすっかりハマってしまった。
熱した中華鍋の中に油を入れ、刻んだにんにくとトウガラシを入れて香りを出し、4分の1くらいの長さに切った空芯菜を加えサッと炒めてナンプラーで味をつける簡単な一品なのだが、何度やってもタイで食べたあの味にはならず、ちょっと残念。そして味の違いを感じるにつれ、ああまたタイに行って屋台でご飯を食べたいなぁ~と思ってしまう。
今日は新しいサイト作りのための打ち合わせにひたちなかま市で行ってきた。トップページはだいたい固まってきたので、次はそれぞれのページごとの内容を決めていくことになった。サイトの構成上のことは専門の方にお任せすることにして、例えば「風楽のごはん」のページではいつも取り入れている無水調理や重ね煮の手法、使っている素材についてなど、風楽の料理の特徴を写真と合わせてご紹介できたらと思っている。
日々のブログの更新はほぼ毎日行っているけれど、いざその大元であるサイトの方はどうかと言えば、イベント情報以外は一年間、何もせず放置したままになっている。そしてサイトを本格的に手直しすることになった今、風楽のサイトで何をお伝えしていきたいのかという根源的な部分を改めて考えさせられている。
店(私)の基本姿勢はいつも「おいしく楽しくありがたく」であることには変わりがないのだが、それを具体的にどうサイトの中に反映させていけばいいのかとずっと考えている。そして、いざ始めようとするとデジカメで気ままに撮影したお手軽な写真ばかりで、アップに耐えられるきちんとした料理や店内の写真があまりに少ないと言うことに気がついた。だから新しいサイトは、ほぼゼロから材料を集めての再構築作業でもある。
作って下さる方からプロの視点でいろいろなアドバイスをいただいているので、製作のプロセス自体がとても勉強になって楽しい。素敵なサイトになるよういろいろ計画していますので、もうしばらくお待ち下さいね。
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Comments
Rid*さんありがとう。
もしかしてレイコちゃんじゃないの!久しぶり~!
年末の帰国の時、お正月に家に来てくれて以来だねえ。
元気だった?
今年の夏、日本は猛暑で大変でしたよ。オーストラリアの水不足はその後、どうなんでしょうか?早く会って話したいなあ。愛息子君はもう歩いてやんちゃ盛りでしょうね。2年待たずに一時帰国できてよかったね。ぜひ時間作って会いにきてね!
Posted by: 風楽 | September 14, 2010 09:55 PM
空芯菜、美味しいですよね。こちらでもタイやベトナムからの移民がたくさんいるので、良く日曜マーケットで見かけます。あの味の違いはなんででしょうね?ピーナッツ油のせい?チリの種類のせい?私も、この味どうすれば・・・と、タイレストランで食べる度にうなってしまいます。
21日から日本にまた帰ります。また風楽のおいしいご飯、食べに行きますね。
Posted by: Rid* | September 14, 2010 06:32 PM