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November 30, 2010

ネコとヨガ?

お天気がよかったので、午前中、庭にヨガマットを敷いてヨガをやることにした。店でやっていたUKOちゃんのヨガも11月でいったん冬休み?に入ったので、定期的に行うヨガのクラスがなくなってしまった。クラスがなくてもいつも一人でやっているのだが、最近寒いのと忙しいのを理由にかなりサボり気味。体の筋力や柔軟性はこの年になると1週間動かさないだけでも相当衰えていく。そしてそれを取り戻すのは倍以上の日数がかかってしまう。ちゃんとメンテナンスをしていないとあっという間にガチガチの体になってしまいそうだ。
ヨガマットを敷いたもののネコたちが自分たちの敷物だと思ったのかさっそくやってきた。昨日、ヨウコさんにミケ2匹が貰われていったのだが、以前別の所に里子に出したもう一匹のミケが出戻ってきたので、結局、今、トラとミケが1匹ずつ残っている。他所で暮らしていたミケの方はしばらく警戒気味だったけれど、ようやくトラと仲良く遊ぶようになった。しかも人懐こくて私が庭に出るといつもすり寄ってくる。
ヨガマットに横になって足を伸ばしていたら、さっそく足の間に入ってきた。四つん這いのポーズをしていたら、背中の上に乗ってきた。庭にヨガをやりに行ったのに遊んでくれると思っているかのようだ(私がネコのポーズをしたら真似するかな?と思ったけど、さすがにそんなことはなかったが?!)。
それにしてもお日様がぽっかぽか。家の中にいるよりずっと温かい。いつもは目をつむってアーサナを行うのだが、上を向いたポーズをすると青い空が広がっているのが見えるので、目はずっと開けたまま。ものすごく気持ちいい時間だった。
体をほぐした後は裸足に長靴をはいて庭仕事。堆肥を作れるようにもみ殻と落ち葉とおが屑を混ぜ合わせ積み上げた。残ったおが屑は燃やして木灰にして畑に撒くつもりだ。小さなポットに土を入れてブロッコリーとサニーレタスの種を撒いた。お昼はケールの葉をちぎってリンゴとヨーグルトと一緒にミキサーにかけ、フレッシュ青汁を飲む。2時からはオイルマッサージをしてもらいに行って、今日一日なんとも健康的!。
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November 29, 2010

近くの紅葉

花と緑の農芸財団の「花の里」に行って黒米を分けていただいた。のどかな里山はすっかり紅葉に包まれていた。いつ行っても気持ちのいい場所で思わず昼寝をしたくなってしまう。花の里で作っている無農薬の黒米はとても美味しい。ただ昨年は黒米の種もみが手に入らなくて、やっと手に入れた黒米はいつもと違う品種だったそうで、いつもよりやや色が薄かった。玄米を炊く時、黒米を少し加えるとほんのりと色がつきふっくら炊きあがる。
帰る時にノラボウナの芽が生えて来たから少し持って行って・・・と声をかけていただいた。ノラボウナ???不思議な響きで一体何語かな?って思った。そしてどんな野菜なんだろう?何もわからないまま、畑に生えていた小さな苗をシャベルでいくつか掘って持って帰った。
家に帰ってから調べた。漢字で野良坊菜と書く。江戸時代から埼玉、神奈川、東京などの山間部で栽培されていた生命力のある野菜で冬越しして、春先に葉をポキポキと摘んで食べるらしい。天明天保の飢饉の時に農民たちは野良坊菜を食べて飢えを凌いだとも言われている。摘んでも摘んでもしばらくは次々と新しい葉が生えてくるので、野菜が育たない時期にはさぞ助かったことだろう。しかもビタミンCたっぷり。
さっそく裏の畑を耕して小さな芽を植えて行った。うちの畑には虫が多いので、葉が虫食いだらけになってしまいそうで心配だけど、次々に生えてくることを期待して?厨房でたっぷり使わせていただこう。初めて食べる野良坊菜。なんとも可愛い名前が付いているこの菜っ葉を食べられる春がとても楽しみだ。
帰りに灯油を4タンクを買ってきた。12月に入る前だというのに一回目に買った灯油80ℓがもうないなんて、かなり早いペースだ。今年は寒くなるのが去年より早いかも。これから毎週のように灯油を買いに行かなければならない。20ℓタンクを車から降ろして裏に運ぶ。これホントに重労働!
カメラを携えて運転したので近くの紅葉をあちこち写しながら帰ってきた。それにしてもなんてキレイなんだろう!
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November 28, 2010

食後の一筆

生活クラブ生協の機関紙「生活と自治」の中に魚柄仁之助のコラムが載っている。その中にどうしても使えない「食語」について書かれていた。
「ラーメンでも喰うか」この「でも」が言えない。「食べる」であって「喰う」は使えない。「とりあえず・・・でいいか」どちらもダメ。とりあえずで注文したら失礼な気がする。ちなみに「喰う」はけものが「喰らう」であって(地方の方言の「喰う」は別)、生命維持のための行為ですが、「食べる」はあさましくなく食べられるように調理した食品を楽しんで摂取する行為と考えています。
昭和30年代の九州。リヤカーで魚を売り歩くおばさんの姿が魚柄さんの食の原体験になっているとか。
魚屋の引き売りのおばさんの一日の利益は100円(今の千円)、売れ残りのおかずに夕食を食べる時、戦争で死んだ父ちゃんの位牌に手を合わせ「今日もごはんが食べられるとよ。父ちゃんありがたかあお客さんばいね」と、これがおばさんの食語でした。無神経な食語は人を傷つけもするが、自分自身をさもしくもしてしまうようです。
とても印象に残るコラムだった。ちなみに私の「食語」は何かと考えてみた。厨房にいる時だけは絶対に使うまいと決めている言葉がある。それは「面倒くさい」。
「私は面倒くさいと思うことが好きではありません」・・・これは私の尊敬する「森のイスキア」の佐藤初女さんの言葉だ。生活における瑣末な出来事は別にしても(本当はそれさえもそう思うことがなければもっといいのだが)、お客さまのためにお作りする料理を面倒くさいと思ってしまったらお終いだ。開店時間までに料理は仕上げなくてはいけないので、もちろん時間との兼ね合いはあるけれど、いつも作り手として手間ひま惜しまないという心がけを持つことはとても大切だと思う。
でも単に時間をかければいいというのではなく、いつも気持ちを作ることに集中させて、それをサッとやれる手さばきと流れを積み上げていくこと。だから私はいつもどこから始めたらいいのか、何と何とを組み合わせたらいいか、どうやったら美味しくいただけるか・・・と考え素材と向き合いながら手を動かしている。その工程が私はとても好きだ。面倒くさいと思いながら作った料理はやはりそれだけの味になる。
今日もいいお天気だった。各地の行楽地は紅葉狩りの人出でさぞにぎわったことだろう。今年の紅葉もいよいよ見納め。一番遅いと言われている房総の紅葉も今がピーク。そのせいか今日は日曜日というのに久しぶりにのんびりとした一日となった。紅葉の素敵な場所はたくさんあるけれど、写真は店の入口の真正面、目の前に見える紅葉。
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November 27, 2010

縁側の住人

8月の末に近所に捨てられていた子猫を見つけたトモちゃんはほおっておけなくなった。そのうちの一匹は見つけた時、すでに車に轢かれて死んでいたそうだ。仕事の前にその子のお墓を作ってあげて、残りの4匹を家のお風呂場でよおく洗って車に乗せて自分の家に連れて帰った。
家で飼いながら里親を探す予定だったのだが、中々見つからず、11月には家を引っ越すことになった。今度の家はちょっと狭くなるので全員を連れて行くことができない。1匹は里親にもらわれていき、残りの3匹はしばらくユウコさんが預かっていた。ユウコさんの家にすでにネコが一匹、そして5人のキャバちゃんたちが暮らしている。同居はかなり大変だったようで、いよいよ行き場のなくなったニヤン子たちが店にやってきた。
家の中では飼えないので、とりあえず物置にお布団を用意した。それで外ネコとして自由に庭を走り回りながら今、3匹のネコたちが古民家で暮らしている。いつも3匹が一緒に行動をしている。木の登ったり草むらをさっそうと走っている姿はまるでウサギのようだ。私が帰ってくると物置から飛んでくる。朝は「早くご飯ちょうだい~」と呼びに来る。
縁側が大好きで陽だまりを見つけては日向ぼっこをしている。何とも可愛らしくて人懐こいネコたちなので、お客様にも大人気!お庭での滞在時間が長くなった。
ようやくもらい手が見つかったので、月曜日に2匹たちはもらわれていくことになった。でも一番最初にもらわれていったネコはいたずらっ子過ぎて?出戻ってくるらしい。
だから来週からは2匹になる。私はネコ好きではないけれど、畑をやっている時に近くにやってきて横で寝っ転がっていたり、私が縁側に座れば膝の上に乗っかってきたり、この子たちの警戒心のないすがり方?を見ていると、いつのまにか可愛いなと思うようになってきた。
料理の写真を撮るのも楽しいけれど、ネコの写真にもしばらくハマリそう。古民家にはネコがものすごくよく似合う。
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November 26, 2010

かぶの収穫

畑のかぶが頭をぐんぐんと持ち上げている。「早くたべてくれ~い!」と叫んでいるかのようだ。畝の回りは草だらけなのだが、真っ白なかぶたちはとても元気に育っている。並んでいる姿が可愛らしいので、食べてしまうのがもったいないなあと思って、なかなか抜けなかった。でももう頭どころか体まで飛び出してきそうな勢いなので?夕方、収穫した。なんだか売り物になりそうなくらいキレイなかぶができたので驚いてしまった。
私が育てた野菜はあまり美人ではないので、写真写りもさぞよくなかろう・・・と思って今まであまりアップでは写してこなかったのだが、キミたちなら大丈夫!お客様から今日いただいた柚子と一緒にカゴに並べて写真を撮った。これがまたとても美しくて大きな柚子だったのでもう惚れ惚れ。美系同士が並んで美味しそうな写真になった。その後、すぐに柚子と一緒に菊花かぶに仕込んだ。料理される時も仲良く一緒だ。
夕方、最近、私がオイルマッサージを受けに行っているサロン「Pear」のリミちゃんが店に来た。明日明後日と茶の間の一角でハンドマッサージの体験をやってくれることになったのだ。二人でセッテイングをした。ソファの向きを変えてパーテーションの衣桁を出して布をかけ、小さなスタンドを置いた。ソファにはクッションを左右に並べ、手を置けるようにして、ひざかけを用意し、体験されるお客様にリラックスしていただけるようなコーナーを作った。一応、本番のつもりで私がお客さんになって、ハンドマッサージを体験。時間を見ながら流れを考えた。
お食事をご注文されている間にハンドマッサージはいかがですか?なんと一回30分1500円とスペシャルプライス!ホットタオルで手を温めながら、肘から手の平まで短い時間ですが、とても丁寧にじっくりやってくれます。リミちゃんのオイルマッサージはとても気持ちいいですよ~。明日明後日と店でやっていますのでよかったらぜひ体験しにいらしてくださいね!
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November 25, 2010

パン教室~米粉のピザ~

今日はパン教室。白神こだま酵母と米粉でピザを2種類作った。ただピザを焼くだけだったらつまらないから、生地を米粉にしようよ~と私が講師の高田さんにお願いしたので、高田さんは新しく米粉用のピザ生地のレシピを考えてきてくれた。
この生地は米粉に木綿豆腐と仕込み水を入れて発酵させたもの。米粉100%でグルテンを添加していないのだが、豆腐が入っているためふっくらふんわりとした柔らかい口当たりだった。最初、米粉100%で作ると聞いた時、クリスピータイプかと思ったのだが、とてもしっとしていたので驚いた。米粉なのでほとんどこねずすぐに丸型に伸ばして成形し発酵させるのも作り方の特徴だ。
もう一つはカルツォーネと呼ばれる包みピザ。カルツォーネとは中世の貴族たちがはいていた靴下が語源になっているとかで包むという意味があるらしい。生地にピザソースを塗って具を並べた後、半円にして切り口を閉じて焼いたものだ。全粒粉と米粉で作った生地はサクサクでフィリングのチーズにはモッツァレラチーズを使用。一見、ピロシキのようだが、一口食べると中からチーズがトロリ。しっかりピザの味がして美味しかった。
強力粉で作った生地よりも食べやすいのでどんどん口に入っていくのだが、気がつくとお腹が満杯!さすがお米だけあってけっこうなボリュームだった。
いつもパン教室は時間がオーバーしてしまうのだが、今日の生地は米粉だったので比較的作業が少なくあっという間に焼き上がってしまった。お食事の準備をしながら、私はクッキーやケーキなどを焼いていたので、今日は厨房のコンベックが一日中、大活躍。
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カキピーの古民家

今日はお天気がよかったので、朝から玉ねぎの苗を植えた。玉ねぎは生育に時間がかかり初夏まで畑を占領するし、難易度も高いので、私にはできっこないと諦めていた。でもサツマイモを収穫した後の畑を空けておいても仕方ないので、買って帰って植えることにした。
何も植えなかったら、またスギナと篠竹だらけの畑にあっという間に戻ってしまうだろう。それならばダメ元でいいから何か植えておく方がいい。ただ玉ねぎの定植はもうそろそろ終わっている時期なので、売っていた苗は売れ残った分なのだろう。苗がヒョロとしていて先の方はもう枯れていて元気がない。こんなんでちゃんと育つだろうかと心配しながら畑に植えていった。
夕方からは友達のカキピーの家に遊びに行った。昨日、店に来てくれたばかりなのだが、今日はカキピーの誕生日なので、一緒にご飯を食べようとお招きにあずかった。ちょうど昨年の8月、私と同じ頃、ユーカリが丘にある古民家に引っ越したカキピー。一人であちこち修復しながら今は家族で暮らしている。引っ越す前には何度か見に行ったのだが、実際に暮らしてからは初めてお邪魔するのでとても楽しみだった。
夜からは冷え込んできたのだが、土間に薪ストーブが置いてあるので、とても温かかった。土間を半分つぶして、座敷と同じ高さの板の間にし、そこをキッチンと茶の間にして使っていた。
カキピーが作った土鍋を使って美味しい鍋を作ってくれた。ワラちゃんとお話しながら楽しくいただいた。
すりガラスの窓にはもうしっかりビニールを張って防寒対策がしてあった。去年はまだ古民家での寒さが想像できず、何もしないでいたら、いきなり冷え込んで大変だったので、今年は早めに準備しているとのこと。私も少しずつやってはいるけれど窓ガラスはまだそのままだ。発泡スチロールの長いロールをもらってきたので、時間を見つけて少しずつ隙間を埋めて行こうと思う。
同じ時期にそれぞれ古民家を見つけて、自分たちで修復しながら、同じ時期に引っ越して住んでいるという偶然。それぞれ古民家生活の先には何が待っているんだろう。それもまた楽しみだ。
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*土間が暗くてストロボをたいてもあまりちゃんと写真が写せませんでした。ごめんなさい!


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November 23, 2010

ごま豆腐

朝方の雨はすごかった。午前中にこんなに降っていたら、出かけるのが億劫になってしまいそうな朝だった。昨日から天気予報で激しい雨が降ると言っていたので、昨日の夕方、畑にEM菌の活性液をぐるりと一撒きしておいた。原液のままだが雨で薄まって流されることを見越しての散布だ。来年は今よりも土が肥えていますようにと、いつも思いながら土を耕している。
今日は5~6人ずつという人数で3組のご予約があらかじめ入っていたので、お客様同士の場所が重ならないように、奥座敷、茶の間、土間とそれぞれの場所にお席をセッティングした。陶芸家の友人カキピーが叔父さんご夫婦の結婚記念日のお祝いにとご家族でお食事に来てくれた。夏に会って以来だが愛娘のワラちゃんがすっかりお話上手になっていた。「カワバタしゃん、ネコちゃんダッコしてもいい?」とつぶらな瞳で聞いてきた。「ご飯いっぱい食べたら、ネコちゃんとあそんでもいいよ」と言ったら一生懸命スプーンでコロッケを食べていた。何をしていてもとにかく可愛い。
いつのまにか椅子に座って一人でご飯を食べられるようになっていたのにも驚いた。子どもの成長って本当にあっという間なんだなあ。食べ終わった後は縁側やお庭をたくさん走り回っていた。古民家という古い空間で、まだ生まれて数年しかたっていない小さな子どもが遊んいるだけなのに、若い命は古い建物に新しい息吹を吹き込んでいく。長い歴史をあっという間に飛び越えて、今という時間に古民家が馴染んでいく。だから古民家で子どもたちが遊んでいる姿を見ているのが私は好きなのだ。
写真は定食+αとビールでご注文いただいたカキピー御一行様?にご用意したごま豆腐。ごまペーストに葛粉を加え、定食の支度が始まる前にじっくりと鍋で練って仕上げ、上から梅醤油をかけてお出しした。
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November 22, 2010

甘酒ドレッシング

今日は友達6人の仲間内での料理会をやった。うちのサツマイモと人参、カボチャ、ブロッコリーなどの蒸し野菜で甘酒ドレッシングサラダを作った。オーサワ玄米甘酒がとても美味しい。ほんのりとした優しい甘さは玄米麹の甘酒ならではのもの。オーサワの甘酒は他のメーカーとは違って一年中あるけれど、寒くなってくると無性に飲みたく(食べたく)なってくる。ドレッシングの中に柚子の絞り汁を加えるとさわやかな香りが広がる。
夕方、娘が来て一緒にご飯を食べたのだが、不思議な味の甘酒ドレッシングをたっぷりかけて野菜をモリモリ食べていた。本当は人参があまり好きではないのだが、甘酒ドレッシングをかけたら人参の匂いも気にならず食べられると喜んでいた。
今夜は地元の友達と合コン、明日は六本木でスィーツビュッフェをしながら300人規模の合コン?があるそうでそれに友達と参加してくるとのこと。若いってなんだか毎日が忙しいけれど楽しそうだ。
ここ数日、急に木々が色づいてきた。車で成田駅まで行く道すがら、あちこちで美しい紅葉が見られるようになった。こんな近くでこんなキレイな景色が見られるなんて、居ながらにしてどこかに出かけたような気分になれる。お天気がいい日の朝、近くの紅葉の写真を撮りに行ってみようっと。
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November 21, 2010

柿のゼリー

福島の会津に住むタッコちゃんから柿が送られたきた。「みじらず」と言うそうだ。箱には15日まで開封禁止!と書いてあった。何のことだかわからなかったのだが、どうやらみしらず柿は「会津身知不柿」というのが本名で渋柿なのだそうだ。皇室献上柿としても有名だとか。
名前の由来は身の程知らずになるほど実をたわわに付き過ぎて、自分で枝を折ってしまうから、またはあまりの美味しさに身体のことも考えず食べ過ぎてしまうから「身知らず」などという説があるそうだ。段ボールに並べ焼酎につけて渋抜きしている状態で発送してくれた。
古民家に引っ越したことは知っているのだが、福島からこちらまではまだ来たことがないので、庭の状態を見ていないため、柿の木があるなんてツユ知らず、送ってくれたのだろう。うちにもたくさんあるのに・・・なんて思ったけれど、このみしらず・・・本当に甘くてトロリとしていて柔らかくて美味しいのだ。きちんと渋を抜いた渋柿は普通の柿にはない独特の甘さを持つと言われているけれど、まさにそんな感じ。口に溶けた感じが柔らかくてフルーティでとにかく美味しいのだ。
ただ渋抜きの過程で渋が抜け過ぎて過熟気味になってしまった柿もあって、箱の下の方の柿はかなりジュクジュクになっていた。そんな柿も捨てるのは忍びなかったので、箱から出して皮をむいてフードプロセッサーでペースト状にした。それを見ていたら、ゼリーを作りたくなった。柿の色が変色しないようにレモン汁を加えただけでも糖度が高いので、砂糖は加えず、そこにゼライスを加え冷やして固めた。
過熟した柿が多かった分だけ、かなり濃厚なペーストになり、もちろんできあがったゼリーも濃厚。こってりとした柿ゼリーになった。柿はほとんど香りのない果物だが、レモンの香りがきいて美味しいゼリーだった。
今日も忙しい一日だった。日曜日のヨガは今日が今季最終回。冬の間は寒いのでお休みさせていただきます。
ヨガが終わってから息子の引っ越しの手伝いへ。最後の荷物である冷蔵庫と洗濯機をワゴン車に乗せて運びこんだ。アパートの2階から下ろして、車に積み込んで再び2階まで。二人でやったのでものすごい重労働だった。もうヘトヘト!
タッコちゃんには毎年、無農薬の青大豆も送ってもらっている。今年も収量は減ったけれどできましたと連絡があった。12月中にはお店に並べられる予定。タッコちゃんの青大豆は本当に甘くて味が濃くてピカ一で、毎年注文いただくお客様がたくさんいる。今年はあまり沢山は注文できないので、ご希望の方、お早めにどうぞ!
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November 20, 2010

出張料理人?

今日の午前中は久しぶりにお客様が少なかったが、午後になってから少しずつ人出が増えてきた。夕方からはカゴに調味料や食材などを詰め込んで出かける準備をした。私も会員になっているくりもとミレニアムシテイまで行って出張料理人?になるためだ。
うちから30分ほど車で走った場所にくりもとミレニアムシティができたのは2003年。その後、吉祥寺の農園や旭市には海のミレニアムシテイが今秋、完成した。「住む人の発想で市民が都市をまるごとつくってそこに住んでいこう」という活動をしているNPOで、血縁を超えたいろいろな人たちが共に暮らせる新しい生活スタイルを提案している。
毎月、いろいろなワークショップが行われているが、今日明日の二日間は「未来ビレッジ体験塾」ということで、くりもととあさひのミレニアムシテイやくりもと地球村寺田本家などを見学するツアーを開催。そして私は今日の夕食を担当させていただくことになったのだ。
お金よりも命を大切に、自然の中で人と交流していく古くて新しいコミュニティのスタイルを「未来ビレッジ」と名付け、各地にそうした活動を広げて行こうという試みの一つで、今日は30名ほどの参加者があった。
野菜をおかげさま農場の直売所に行きがけに寄って買いそろえ、4時半過ぎに現場に到着。まだ誰もいないミレニアムシテイの中に一人で入って準備を始めた。日ごろ、古民家に住んで慣れてしまったのか?畑に囲まれた誰もいない空間に一人でいることがちっとも怖いとは思わなかった。
持っていった調味料や食材などを組み合わせて、グルテンミートカツのトマトソース、ひよこ豆のトマト煮、菜っ葉の和えもの、キンピラ、生野菜の酒粕ドレッシングのサラダ、けんちん汁などを作った。スタッフのメンバーが調理の補助をやってくれたので、慣れない厨房でも2時間ちょっとで30名分のお食事を作ることができた。
野菜中心の献立にしたが、皆さん、とても美味しいと喜んでくださって、特に野菜の美しさに感動していただけたことが嬉しい限り。室内の中はあまり明るくなかったし、皆さん食事に夢中だったので、あまりいい写真を撮ることができなかったが、全体としては写真のようにズラ~リとテーブルごとに料理が並んで壮観な?食卓。けんちん汁など寸胴いっぱいにかなりの量を作ったので、明日の朝のお汁にもなるかなと思っていたのだが、すっかりきれいになくなってしまった。
作ったお料理をデリバリーすることはあっても、行った先でお料理を作ってお出しする機会はあまりないので、こういうスタイルのお食事のご提案も面白いなあと思った。たくさんの方たちとお話しながら、私も一緒にお食事をいただいて楽しい時間を過ごすことができた。
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November 19, 2010

おからテーマのお料理教室

今日は料理教室。テーマはおから。おからのコロッケ、おからの泡雪サラダ、おからクッキー、おからだんごのお汁、柿なます。おからクッキーは風楽でもよく焼く美味しいクッキーなのだが作り方はとても簡単。レシピを公開してしまうと風楽の店頭で売れなくなってしまうかも・・・?なんてちょっと心配しながら、でも美味しいので気軽にご家庭でも作っていただけたらいいなと思って、献立の一つに入れることにした。
おからの泡雪サラダは私の大好きなサラダの一つ。ムラサキ芋、人参、サツマイモの3色をさいのめ切りにして蒸し、炒ったおからに玉ねぎとパセリを加えマヨネーズで味をつけた衣で和えるサラダ。マヨネーズは卵を使わず豆腐マヨネーズを作った。色がとにかくキレイで出来上がりが可愛らしいのだ。
最近、料理教室がとても好評で参加される方がありがたいことに増えてきた。昨日は10人。この家のキッチンに10人の方が入って床が抜けないかと心配したけれど?(ただでさえも歩くとかなりみしみししている床なのだ)人の熱気で寒さも忘れ、みしみしという音も聞こえなかったほど?にぎやかで和やかな料理教室だった。
ダイニングテーブルの横にキャンプテーブルを追加で並べて、5人ずつ交代で野菜を切っていいただくことにしたのだが、自然に「お先にどうぞ」「次は交代しましょう」という感じで参加された方同士が順番を決めて下さり、楽しい雰囲気で進行した。
ただアシスタントをトモちゃんにお願いしたつもりだったのだが、私が日にちを間違えてしまったせいで、昨日のアシスタントはなし。エデラちゃんが途中まで残ってくれることになったのだが、その後は私一人。お食事以外にお土産用のコロッケなど揚げ物の数も多いので、これだけの方に来ていただき、お食事もお出しするとなるととても一人では手が回らない。私があっちへ行ったりこっちへ行ったり動かなければならないので(動くこと自体、私は全く苦にならないけれど、その分、進行が止まってしまうのが難点)、これからは最後までやってもらえるアシスタントを必ずお願いしなければと反省した。
お食事の最後に焼きたてのおからクッキーをお出ししたのだが、とにかくこの焼きたては最高なので、皆さんも「美味しい~!」と大感激!やっぱり作ってよかったなと思った。お土産用に小袋一つずつ詰め合わせてお持ち帰りいただいた。
12月は3日(金)6時半からが成田中央公民館での「マクロ美クッキングの会」での料理教室。グルテンミートのメンチカツ、キャベツのフレンチサラダ、ひよこ豆のトマト煮などを作ります(こちらのお申込みはあいりん堂さんへ)。
10日(金)3時からは風楽の料理教室。新そばができたので、そば粉と粒そばを使った料理と豆腐クリームのケーキを作ります。よろしかったらぜひご参加ください。
あまりに忙しすぎて昨日はできたお料理の写真を撮るヒマがなかったので、今朝改めて作って写真を撮った柿なます。
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November 18, 2010

100万回生きたねこ

絵本作家の佐野洋子さんが乳がんで亡くなった。「100万回生きたねこ」は大好きな絵本だ。子どもたちにも読み聞かせをしたのだが、何度読んでも最後に愛するネコが死んでしまいトラねこが大泣きするページになると読んでいる私も一緒になって泣いてしまった。
独特の技法で素敵な絵本を数々描いてきた人だ。「だってだってのばあさん」「わたしのぼうし」「おじさんのかさ」「おぼえていろよおおきな木」。みんな子どもたちが大好きな絵本だった。100万回生きて100万回死ぬ・・・をずっと繰り返してきたトラねこが、愛する白猫の死を悲しみ、最後は後を追うように死に、ついに生き返らなかったという物語。1977年の初版以降、発行部数は170万部を超え大人からも子どもからも愛されている。
晩年は乳がんになったことを告白したエッセイ「役にたたない日々」や「神も仏もありませぬ」、母のことを回想した「シズコさん」などシニカルでコミカルに自身の老いの心境を綴っていた。特に「シズコさん」の中では呆けて何もわからなくなってしまった母のベッドにもぐりこみ「お母さん大好き」とずっと言いたかったセリフを始めて口にすることができたと書いてあった。愛されたいと思いながら大きくなって、ようやくお母さんを独占できて、自分の気持ちを伝えられた時、母はもう娘のことがわからなくなっていた・・・。そんな切ない気持ちを淡々と語れるのは自分を諦観する距離を持っているからなのだろう。
今日はあいりん堂さんのお弁当の配達があった。40個を一人で作り配達から帰るや否や定食の準備。子育て時代を一緒に過ごした友達が食事に来てくれたのだ。気のおけない仲間なので、私も一緒にお昼を食べながら茶の間で話す。
あの時は自主保育や親子劇場の活動を一緒にしながら、私は自宅で家庭文庫もやっていたので、子どもたちにはたくさんの絵本を読んだ。当時の話題の中心はいつも子どもたちだったけれど、久しぶりに集まったら子どもたちよりも話題は親のことばかり。それぞれがもう親を見送っている。
佐野洋子同様、生きている間には母親との葛藤がかなりあって、亡くなってからの方が距離がかえって近くなったような気がすると話した友人がいた。その気持ちは私もよくわかる。死によって浄化されていく様々な心の重石たち・・・そんなことをしみじみ話したかと思ったら、昔の懐かしい話題で大笑いしたり・・・ワイワイガヤガヤと話はあちこちに飛びまくった。
うちの子どもたちは当時、いつも裸ん坊でかなりのいたずらっ子だったので、みんなの中にはいつまでもそのままのイメージが残っているようだ。「もうみんな独立して一人暮らしをしているんだよ」と話したら驚いていた。
そして、子どもたちが大きくなり、懐かしい月日が過ぎていったことを痛感した。それぞれのメンバーとは1年に一回くらい会うこともあるのだが、みんなで集まれることはあまりない。ふり返るとあの頃って、大変だったけれど、本当に楽しかったんだなと思う。2度と戻らないかけがえのない時間だ。あの時間をもう取り戻すことができないけれど、大好きだった絵本を開けば、心はいつでもあの頃に戻れる。
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November 16, 2010

伊勢神宮 その2

ご参拝を終えた後、電車で鳥羽に出て、6時過ぎに宿泊するホテルに着いた。食事の前に露天風呂に入ったが、もう暗くてあまり景色が見えなかった。平日の格安プランを申し込んだのだが、部屋食だったのでとてものんびりとくつろぎながら夕食をいただくことができた。
次の日は内宮に参拝する予定だったが、その前に伊勢志摩も回ろうと周遊バスの時間を調べたのだが、本数が少なくてどうも効率よく回れそうにない。二人で相談してレンタカーを借りることにした。ホテルで見つけたタウン誌に「鳥羽三女神」が紹介されていて、女性の願いを叶えてくれるパワースポットとのことだった。
それを読んだ娘は伊勢志摩の半島をドライブするよりも、そこに行きたいと言う。ただあまりに漠然とした紹介で最寄りのバス停以外、住所も電話番号も書かれておらずナビでも調べようがなかった。近くまでいったのだが、どうしてもみつけられずに結局、地元の氏子会の方にお電話をして案内していただいた。
ところが最初に行った伊射波神社はそこからが大変。伊勢の国の一の宮と言われる神社だが、加布良古崎という岬の先端に鳥居が立ち、竹林を抜け岩場を登って行く崖の上にあるのだ。もうはぁはぁ言いながらやっとのことで本殿まで辿りつけた。
こんな大変な場所までご参拝に来ればさぞご利益があるんじゃないかな?と思ってしまったほどだ。縁結びの神様でもあるらしい。私よりも長く手を合わせている娘。やっぱり一度は結婚したいのだろう。いいご縁に恵まれることを私も祈っている。海を見下ろすとても気持ちのいい場所だった。
パワースポットめぐりの後、天照大神がお隠れになったと言われている天の岩戸にも行きたかったのだが、時間がなくなってしまい、そのまま車で内宮(皇大神宮)へ。
ところが内宮はものすごく混んでいて、近くの駐車場は軒並み満車。駐車場に入れる車で片方の道は大渋滞になっていた。世相を反映しているのか、参拝客のこの多さはまるでお正月並みで驚いてしまった。
ものすごい人ごみの中をかき分けながら本殿まで行き、ご朱印をいただいてきたら、その足でレンタカーを返し、大急ぎで名古屋行きの電車乗らないと帰りのバスに間に合わない。おかげ横丁を歩く時間もなく、時間に追われ、何とか電車に乗り込んだ時にはホッとした。
あれもこれも行きたいと時間もないのに、あちこちを回ってしまったためかえってのんびりできなくなってしまった感じだ。でも何とか帰りの高速バスにも乗れて無事に帰ってくることができた。
気の置けない娘との旅はとても楽しかったが、かなりハードだったので今度は2泊で行こうねと約束して別れた。
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November 15, 2010

伊勢神宮へ

車のディラーで仕事をしている娘はパワースポットと神社のご参拝に夢中だ。ご朱印帳を買って、千葉県内のあちこちの神社を回っている。お参りに行った月は営業の目標額が達成するのだとか?それとお年頃なので縁結び祈願にも余念がない。
せっかく行くのであれば、日本の神社の最高神である伊勢神宮の神々しさを感じてほしいと思って、一緒に行かない?と誘ってみた。そして平日のお休みを二人で一緒に予定して久しぶりの二人旅となった。でもどうやって行くのか交通手段も泊まる場所も何も決めていなかった。
出発の3日前からどうしようと電話で相談し始め、名古屋までは新幹線より安く行ける日中の高速バスを利用することにし、宿泊は伊勢志摩まで足を伸ばして一泊し温泉に入り伊勢エビを食べて来ようということになった。高速バスは新宿発で朝が早く夜が遅い。とても成田からでは大変なので、私は5時起きで千葉の娘の所へ車で行きそこから一緒に都内に出て、帰りはまた千葉から戻ったので、家に着いたのは水曜日の午前1時半。かなりの長旅となったがとても楽しかった。
今は高速道路のサービスエリアでもスィーツが充実しているので、お弁当を持って行ったにも拘わらず、休憩のたびに、「あ、胡麻団子美味しそう~」「スィートポテトもボリュームがありそうだけど超美味しそう!」「あ、生乳のシュークリームもある」・・・・なんて感じで次々に売り場を歩くたびに衝動食い。若い女の子の食欲は旺盛だ。それに付き合う私も私だが・・・。
名古屋からは近鉄に乗った時はボックス席だったので「駅弁ほしいね~」なんて言っていたのだが、さすがにもうお腹いっぱいで入らず爆睡しながら伊勢市へ。
ご参拝するにはちょっと日が落ちていたけれど、外宮(豊受大御神)の鳥居が見えた時はようやくお会いできました・・・という気持ちになり、思わず鳥居の前のでお辞儀をしてしまった。私は神社仏閣巡りが好きだが、この伊勢神宮は本当に何と言っても特別に風格があり荘厳な気配を持っている。重厚で気高い日本最高の神社だ。
「すごいねえ~}と娘は感動しながら、境内の中を歩き、ここでも新しいご朱印帳を買って外宮のご朱印をいただき「これは宝ものだね」と大事そうに眺めていた。こんなふうに娘と過ごせる時間こそが私にとっても宝ものだ。
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November 14, 2010

美しい夕焼け

今日もお客様がとてもたくさん来て下さり忙しい一日だった。昨日の夕方焼いた柿タルトが大人気で、3台分がほぼ完売。1種類しかないケーキなのに、こんなにご注文があるなんて、ちょっとビックリ。季節限定のケーキはその時しか食べられないので、かえって人気になるのだろうか。食後にご注文下さったお客様が美味しかったからと言ってお持ち帰り用にも買っていただいたり、とても嬉しい限り。
手前味噌かもしれないけれど、確かにこのタルト、地味な柿を素材にしているけれど、ラム酒の香りが効いていてとても美味しいのだ。昨日はこの敷地にあった柿をもいだものが大量にあったのでそれをル・クルーゼの鍋に入れ、ラム酒と砂糖を加えて無水で煮た。少し酸味を加えるためにレーズンも入れた。
柿のタルトは今月いっぱいしかできないので、12月には前の店でも大人気だったムラサキ芋のタルトを季節限定ケーキにする予定。フィリングに使う紅玉をたっぷり煮ておかないと。
今日のヨガは予約がなかったので中止にした。そろそろ寒くなってきたので日曜日のヨガは今月いっぱいなりそうだ。最後の日曜日はインストラクターのUKOちゃんの都合でお休みになるので年内は来週で最後になる予定。
夕方、店が終わってから畑の草取りをしていたら、山の向こうに何とも美しい夕陽が広がっていた。日中にそれほどお日様が出ていたわけではないのだが、夕暮れ時の空の染まり具合がとても幻想的だった。一日の仕事を終え、ふっと一息ついた時間にこんなキレイな夕陽を家の庭から見られるなんて、とても幸せなだなあと思った。
でもいざ日が落ちてしまうと、ひんやりとした空気に包まれ、すっかり初冬の気配が漂う。ちょっともの悲しくなってしまうけれど、また朝になれば明るい陽射しに包まれ、明日はいいお天気に恵まれるだろう。明日は娘と伊勢神宮へ一泊でおかげ参りへ。楽しみな二人旅だ。
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November 13, 2010

にんじんドレッシングのサラダ

冬になるとよく作るにんじんドレッシング。もちろん一年中いつでも作れるのだが、にんじんをすりおろしてドレッシングの中に入れるので、にんじんが甘くなってからでないと美味しくないのだ。このあたりでは9月初旬に撒いたにんじんが軒並み発芽しなかったという話を聞いているので、今年のにんじんは出回るのが遅め。ようやく葉付きにんじんが見受けられるようになってきた。
9月の頭と言えば、まだ厳しい残暑が続いていた頃。雨も降らず畑はカラっからになっていた。一体いつになったら秋がくるのだろうと思っていたくらいだが、涼しくなったと思いきやいきなり寒くなってしまった。例年よりも遅れがちだけど、大根やにんじんが次々に収穫されてようやく実りの秋(もはや実りの冬か?)になった。
にんじんがたくさんあったので、大根、玉ねぎ、ピーマン、にんじんなどを極細切りにして、畑からルッコラを摘んできて一緒に冷水にさらした。パリパリの生野菜の上からにんじんドレッシングをたっぷりかけてバクバク食べた。
添えてあるのはジュンコさんが摘んできてくれたクレソンの葉。今秋、初の収穫だ。昨年もジュンコさんはクレソンをバケツいっぱい摘んで来てくれた。とにかく添えてあるだけでとても可愛らしいクレソンはサラダに付け合わせに大活躍だ。
今日は仕事の合間に少しずつ冬支度。キッチンと茶の間の間にある格子の引き戸は見た目はいいのだが、風が素通りするので冬の間だけガラスの入っている戸を使っている。今日はその戸を入れ替えた。障子に穴の空いている部分だけジュンコさんに張り直してもらったり、私の部屋の書院造りの窓の裏にもキルテイングの布を張り、コットンのセンターラグの上にホットカーペットを敷き、羽毛布団を出して防寒対策をした。家中のストーブに灯油を満タンに入れ、いよいよ本格的になる寒さに向けての体制を整え、ちょっとだけ一安心。
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November 12, 2010

あったかプレゼント

昨日から今日のランチのご予約のお電話がたくさん入っていたので、今日は忙しくなりそうだなと思っていた。その予想通り、お天気もよかったので今日は大忙し!でも金曜日なのでエデラちゃんと二人体制。二人だと混んだ時がかなり大変だ。
開店してすぐにお客様が次々にいらして下さったので、あっという間に店が忙しくなった。洗いものがたまってしまい、食器棚にある器も少なくなってきた。使い終わった食器をすぐに洗って拭いて、次の定食の盛り付けをしないと間に合わないのだが、中々そこまで手が回らない。ああどうしようとかなり焦っていたのだが、その時、お食事の終わったフナバシさんが「忙しそうだから手伝っていきますよ~」と食器洗いをかって出て下さったのだ。「お食事にいらしたのにトンでもない・・・」と本来はお断りしなければならないところだが、もう完全に手が足りない状態だったので、フナバシさんが救世主に見えた。そして「スミマセンお願いします」と助っ人をお願いしてしまった。
厨房は私だけ。エデラちゃんはフロアだけ。その間に立ってフナバシさんが洗い物をやって下さったのでとても助かった。特に今日はお客様が午前中の早い時間に集中してしまったので、ピークが一気にやってきた。フナバシさんの存在にどんなに助けられたことか・・・・とてもありがたかった。
それだけではなくフナバシさんはお店の1周年の記念にと、可愛らしいラクダの胃袋で作った?スタンドと防寒対策にと何とも可愛らしいミトンをプレゼントして下さったのだ。さらにお宅にあったストーブまで一緒に持ってきて下さってもう大感激!寒い古民家にストーブは何台あっても助かる(灯油代は大変だが・・・)。
遠くからわざわざお食事にいらっしゃったのに、たくさんのお土産ご持参で、食後には皿洗いまで手伝って下さって・・・これじゃまるで友達の家に遊びに行ったようなもので、とてもお金をいただくお店とは言えないなあ・・・なんて思いながらも、なんだかとても気持ちが温かくなった。
フナバシさんは以前のお店の時から本当によくお食事に来て下さって、こちらはお世話になりっぱなしだ。お客様って本当にありがたいなあと思った。
それにしてもなんと可愛らしい手袋なんだろう。見た瞬間、私が好きそうだと思ったと話されていたけれど、本当に私好み。そしてとても温かそう。寒くなると部屋でパソコンのキーを叩く時に手が冷たくなってしまうので、家の中で使わせていただこう。
温かい贈り物をいただいて、今夜は心もぽかぽか。この冬の寒さ、今なら簡単に乗り越えられそうな気がしている(・・・なワケないじゃん!?)。
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November 11, 2010

公民館での料理教室

今日はあいりん堂さんが窓口になってくれている「マクロ美クッキングの会」の料理教室の日だった。9月に試しに一回どんな感じかやってみようと始めさせていただいた公民館を利用しての料理教室だが、今回で3回目となった。そして今回は参加して下さった方が16名もいらっしゃって驚いた。そして続けて参加して下さる方が多く、ほとんどの方が実習した料理をご家庭でも作ってくださって感想を教えて下さるので、何とも教えがい?のある料理教室になっている。
今日のメニューは大豆たんぱくのネギソース、甘酒ドレッシングのサラダ、重ね煮の炒り豆腐、揚げ麩の味噌汁。お仕事帰りの方が料理をして夕飯を食べてお土産に作ったものをお持ち帰りできるという形の料理教室。人数が多いので調理台を二つに分けて、同じメニューをそれぞれの調理台ごとに作っていただいた。
最初、全体の作り方の説明をして、その後、2つのグループに分かれての実習になったが、私はその二つを行ったり来たりしながら進めていった。フタ手に分かれるというのは料理教室では初めての経験だったし、それぞれの進行度合いが違っているので、同時並行というわけにはいかなかったが、同じことをしてもそれぞれやり方や仕上がり具合が異なるので面白かった。
お食事の時間は皆さん美味しい美味しいと喜んで下さったので、私まで嬉しくなってしまった。とにかく美味しく食べていただけることが私にとっては何よりの喜びだから。玄米甘酒や大豆タンパク、胡麻油など食材の話などをしているうちに終わるのが遅くなってしまい、片付け終わったら公民館の閉館時間である9時ギリギリになってしまった。
来月もぜひというお声をいただいたので、12月もまたやらせていただくことになった。次回はひよこ豆のトマト煮、グルテンミートのメンチカツ、リンゴとキャベツのフレンチサラダ他を作る予定。日程が決まり次第お知らせしますのでお近くの方、ぜひ中央公民館へどうぞ!
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November 09, 2010

ルッコラとレタスのサラダ

畑に残っていたサツマイモをようやく全部、収穫することができた。蔓をまとめて片付け、敷いていたマルチをはがした。サツマイモの苗を植える時、鍬で篠竹の根を耕しながら切っていったのだが、もうサツマイモの横からニョキニョキと太い根を伸ばしていた。いつになったらこの根っこが出てこなくなるのだろう?いつまでいたちごっこをすればいいのだろう?
全部でコンテナ2箱ほどなので50~60キロくらいの収穫だ。サツマイモの苗を植えたわりにそれだけの収量は少ないような気がするけれど、篠竹がはびこるこの畑でこれだけ採れたら万々歳だ。収穫し終わった後の畑に水を流しながらEM活性液を撒いた。
畑のレタスも巻けるほどにはなっていないけれど、パリパリとした葉をつけているので、ルッコラと一緒に食べる分だけ収穫した。オリーブオイルと醤油、ジャコと刻み海苔をかけただけの簡単なサラダをお昼に作った。春のルッコラよりも葉が柔らかくて辛みも少なくてとても美味しかった。
ルッコラがたくさん育って群生するほどになったらいいなと思っている。花も可愛らしいし、摘んでも摘んでもどんどん出てくるくらいになってほしい。そしてこぼれ種で勝手に増えていったら、もっとふんだんに使えるようになるのだが。
昼過ぎにアヤコさんが来て私の知り合いに枇杷灸を施療した。彼女が終わった後、庭からハーブを摘んできて、ハーブテイをみんなで飲んだ。その後、私も枇杷灸をやってもらう。昨日のオイルマッサージに続いて、今日も枇杷灸をやってもらえるなんて・・・私の体はとても喜んでいる。
午前中は温かかったけれど、昼から急に強い風が吹き始め、庭にあるいろんなものがあちこちに飛んでしまった。この古民家にいると強風は何よりの恐怖。窓ガラスがまた割れるのではないかと、昼間っから雨戸を閉めようかどうしようか迷ったほど。これから木枯らしがやってくる季節。今年はあまり寒くならないでほしいんだけど・・・。
写真のサラダの後ろにあるアレンジメントは、先日、お食事にいらした大室保育園のお母さんたちからのプレゼント。
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November 08, 2010

久しぶりにオイルマッサージをやってもらいに行ってきた。お店にもパンフレットを置いている「Pear」というエステティックサロンだ。いつもお食事に来て下さる若い女性がご自宅でやっていらっしゃるのだが、初めて予約して伺った。生活している気配を一切見せない静かなサロンだった。お水を一杯飲んだ後、さっそく全身のオイルマッサージを施術していただいた。
使うオイルはアボカドオイル。どちらかというとリラクゼーション的な感じなのかなと思っていたのだが、フルハンドでたっぷりと時間をかけてとても丁寧にやっていただいた。エステシャンのリミさんはただ面で流すのではなく、一つ一つツボを刺激しながら、滞っているところはかなり時間をかけてほぐしていってくれるので、とても気持ちよかった。
タイやバリに行った時は毎日のようにオイルマッサージや足裏マッサージをしてもらったが、日本ではかなり高いので、行くのも中々大変だ。でも今回は一カ月の間に4回連続して通って体の変化を見るというモニターでの施術なので価格がとてもリーズナブル。
体の深部に働きかけてリンパの流れがよくなるので、これを一週間に一回づつ続けてやっていったら体もかなり変化していくことだろう。それに足裏マッサージもオプションでお願いしたので、今日の午前中はもう気持ちよさに酔いしれて?至福の時を過ごすことができた。いろいろなボディケアの方法があるけれど、その中でも私はオイルマッサージが一番好きだ。
マッサージをやっていただきながら、いろいろなお話をした。お若いのに随分としっかりしている方で、単なるリラクゼーションのマッサージではなく、健康をテーマにしたマッサージを施術していきたいとおっしゃっていた。
1週間くらい間をあけてから、また時間を見つけて予約を入れる予定だ。こんな時間があと3回も体験できるなんて!
夕方からはミレーの事務所に行って社長の早川さんと話す。ちょうど私が見学に行ったヤマキ醤油の御用蔵に先週、早川さんも行ってきたそうだ。醤油や有機大豆の話、農業者団体の話、そして、先日幕張で行われたベイタウン朝市などいろんな話をした。これから早川さんは地産地消のマーケットをあちこちで開催していきたいそうだ。
そして来年に向けて、他の運営団体とも協力しながら、どこかの公園などを利用して農家さんたちに出店していただけるような面白いマーケットを企画しようという話になった。ちょっと話に行っただけなのに、気がつけば3時間も話し込んでしまった。
私がミレーで仕事をしている時も一緒に取材に行く道すがら本当にいろんな話をした。彼の経営者としての感覚は私にとっても参考になることが多い。野菜という利益の少ない商品を最初は自分でトラックに積んで配達しながら、その後、ネットで販売しながら、少しずつ会社を大きく育ててきた人だ。そしてその過程の中で彼自身の視野も会社経営だけではなく、地産地消(千葉では千産千消と言っている)の活動へと広がっていった。
ミレーのライターの仕事を離れても、こうして同じ方向に向かって話し合っていける関係があってよかった。先日のガーデンビオンのオーガニックマーケットもそうだったが、本当にいいマーケットを仕掛けていくのはとても楽しい。そしてそこにカフェや子どもたちの遊び場、手仕事品、ヒーリング的なもの、健康に関するものなど、いろいろな分野も関わっていくととても面白い場ができてくる。そんなマーケットがあちこちにあったら街作りにまで広がっていくことだろう。なんだかとても楽しみになってきた。
昨日のコンサートでも点けた自分で編んだ蔓カゴの灯り。障子に光が写ってとてもキレイだ。
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November 07, 2010

今日のキッシュプレート

いいお天気の日曜日だったので、朝からいろいろとお電話をいただき、とても忙しかった。今まではコンサートの次の営業日というのは、祭りの後の静けさなのか?ヒマなことが多かったので、今日は日曜日だけどどうなんだろう?って全く予想がつかなかった。あまりにいいお天気過ぎる場合は、逆にどこかに遠出することもあって、お店もヒマになってしまうからだ。
でも忙しかったおかげで、コンサートの後でちょっと疲れていても、いい意味での緊張感と充実感があったので体はパキパキとよく動いた。
昨日、ひよこ豆をお弁当用に大鍋いっぱい茹でてトマト煮を作ったので、今日の定食にもひよこ豆をお付けした。
キッシュプレートの真ん中にはココットの白い入れ物を置いて、普段は青菜の和えものを入れているのだが、今日はそこにひよこ豆を入れてみた。キッシュプレートに乗せるおかずは定食用に作った物の中から並べていくので、毎回内容が異なる。ひよこ豆の赤い色が真ん中にあったので、白いプレートの中でとても映えていた。
全体の雰囲気がとてもよかったので、そのまま外のウッドテーブルの上に持っていって写真を撮った。何枚もいろいろな角度から撮影したので、12月号のロコルに出す広告にも使えそうだ。
日が短くなったので4時からのヨガが終わった後は外も真っ暗。途中から電気をつけないとインストラクターの優子ちゃんの動きも見えなくなってきた。今日は立冬。いよいよ冬の到来だ。冬の間、古民家はかなり冷えるので寒さが厳しくなったら、春までヨガはお休みにする予定。ヨガ体験をご希望の方はお電話でやっているかどうかご確認ください。
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November 06, 2010

ジョン海山ネプチューン&クリストファー・ハーディコンサート

久しぶりに古民家が楽しい音楽につつまれた。尺八のジョン・海山・ネプチューンさんとハンドドラムのクリストファー・ハーディさんのコンサートが行われた。ネプチューンさんのコンサートを行うのはこれで3回目。古民家に移転してからは初めてだ。
3時過ぎに一緒に到着されたお二人は楽器を搬入した後、お茶を飲んで、パーカッションを叩きあってリハーサルをしていたが、その時、尺八の音は一度も出てこなかった。終始楽しそうな笑顔で手作りの楽器を叩いているお二人の様子はとても微笑ましかった。その後、開演時間までは私の部屋のソファで寛きながら本番をリラックスしてゆっくり待っているご様子だった。お二人とも日本語はお上手だが、特にハーディさんはイントネーションまで日本的?なので、一瞬、日本人がしゃべっているのか?と思ってしまうほど。でもお二人になると英語でお話されているのだが・・・。
演奏は尺八のソロで始まり、その後、ハーディさんのソロ。それからセッション、最後は竹で作ったいろいろな楽器を会場の方たちに配って、楽器のない人は手拍子で参加し、全員でセッション。
最後まで和やかで楽しい雰囲気のコンサートだった。ネプチューンさんの演奏している姿を見て毎回思うのだが、とにかく本当に音楽を愛しているのだなということが聴く者にも伝わってくるのだ。そして何とも言えず素敵な笑顔の方だ。
今回は気心知れた音楽仲間であるハーディさんとのセッションだったので、ネプチューンさんも「タケダ」という名前の創作太鼓をかついで息の合った演奏を披露。元々タブラが好きでタブラ叩きになりたかったというネプチューンさん。その夢を自ら作った竹の楽器で実現してしまった。聴いている時にも瞬間的にタブラの音が聴こえてきたかのようだった。
今日は新月の夜のコンサート。雪見障子をバックに古民家の座敷がステージに早変わり。そしてその前に座布団を敷いてお客様が座って、部屋中大賑わい。いつもとまた違った表情の古民家空間だった。
そんなコンサートを一番後ろで見ていたら、ここが本当にいろいろなことのできる場所になっていったのだなあと思えてとても嬉しくなった。
人の集まれる場をお預かりすることができてとても幸せだなあと思った。
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                       <リハーサル風景>

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                      <灯りをつけた中での本番>

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November 05, 2010

保育園のお母さんたちの会

うちのすぐ近くに円通寺というお寺がある。その隣りにはお寺が経営している大室保育園という保育園がある。今日はそこに通っている園児のお母さんたちが12名でお食事に来て下さった。お母さんたちの勉強会として風楽のご飯を食べながら、食育やお食事の話を聞かせてほしいということだった。
ご予約の12時に合わせて、12名様分の定食の支度をしてお待ちしていたのだが、その前に次々にお客様が来て下さったので、もしかして定食が足りなくなるかも・・・?と一瞬不安になるほど今日は何とも大忙しの一日となった。
小さいなお子さんたちが可愛らしいのは言うまでもない。だか最近はそのお子さんたちを育てている若いお母さんたちまで可愛らしく見えるようになってきた。そう彼らはもう私の子どもの世代なのだ(ということは小さい子たちの私はおばあちゃん世代?!)。
若いお母さんたちを前にして、お食事の話をちょっとさせていただいたが、皆さんお仕事を持ちながら、保育園の活動にも参加されていてえらいなあと思った。「子どもたちに野菜を食べてもらうにはどうしたらいいですか?」という質問を受けた。同じ質問は私たちが子どもを育てている時にもあった。今も昔も子どもたちに少しでも野菜を食べさせたいという母親の気持ちは変わりがないようだ。
ジャガイモ団子やかぼちゃプリン、かぼちゃやサツマイモの蒸しパン、人参ケーキなど野菜をおやつにアレンジして食べることや、茹でた野菜をミキサーにかけてカレーやスープの中に入れることなど、私も工夫してきたことをお伝えした。
ああ私もこんな時期があったんだなあと子育て時代を懐かしく思いだした。子どもたちはもう大きくなってしまったけれど、あの頃、子どもたちのケンカはいつもママの取り合いだったような気がする。いつも自分のことを一番大好きでいてほしくて、いつも自分のことを一番に見ていて欲しかったあの子たち。彼らにとっての母親は私一人しかいないのだから。
もっとやってあげられることがいろいろあったのになと思うのだが、あの頃の私はただただ仕事と自分のことに忙しく、子どもたちには早く大きくなって手が離れることばかり願っていた。一番可愛らしかった時期を可愛いと思うゆとりもなかった。なんて残念なことをしたのだろうと思う。もう決して帰ってくることはないかけがえのない時間だったというのに。
今という時間を大切に過ごすこと・・・「ここではないどこか」のことばかりを考え、足元を見ないで突っ走ってきた私が、この年になってようやくわかったことはそんな簡単なことだった。
今は忙しくてとても大変かもしれないけれど、今が一番いい時だから思いきりその時間を楽しんでね・・・そんなことを思いながら、若いお母さんたちを見送った。
12月号のロコルに広告を出すことにした。撮影の時に晴れるとも限らないので、あらかじめ写真を撮っておくことにした。庭でティータイムというセッティング。晩秋になってくると西日の光がとても温かくありがたい。
明日の夜のジョン・海山・ネプチューンさんのライブ、とても楽しみだ。おかげさまで大勢の方にご予約をいただいた。でもご希望があればまだ受け付けますので、お時間のある方お電話でお申込み下さいね。
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November 04, 2010

ミニ観葉とアイアンデーブル

スタッフのトモちゃんが引っ越しをした。今まで庭のある広い家に住んでいたのだが、家族が減って、一人でそんなに大きな家に住んでいても仕方ないので、その半分くらいの場所に引っ越すことになったのだ。だから荷物をどんどん処分しないととても入りきらない。手伝いに行きたかったのだがずっと行けず、ようやく今日になって時間が取れた。引っ越し自体はもう終わったのだが、前の家の外に処分するゴミがたくさん残っていると言う。
それなら今日はそれを二人で片付けようと車に積み込み、焼却場に運んだ。2往復してゴミは何とかなった。ベランダの所にミニ観葉がいくつか並んでいた。トモちゃんはとても園芸が好きなのだ。店の庭もトモちゃんがよく手入れをしてくれる。家の庭からもたくさんの花やハーブを株分けしてくれた。
でも引っ越し先には庭がないので、当分、好きな園芸はできそうにない。それでそのミニ観葉植物ももらってきた。家に帰ってから大きさに合わせて鉢カバーを取り換えて並べたらとても可愛くなった。拾ってきたアイアンのテーブルにトモちゃんが捨てると言っていた座卓の天板を乗せたら、ちょっと小さめだけどサイズがピッタリ。天板がなかったので、板を買ってきて作ろうと思っていたのでちょうどよかった。アイアンのテーブルの上に衣替えしたミニ観葉を並べたら、とても可愛らしかった。
夕方から松尾の友達の家に玄米を取りに行った。ようやく新米が届いた。10月の新月の日に稲刈りを行い、21日間、磁場のいい場所で寝かせておいたお米だ。21日間というのは水が浄化されていく時間なのだとか。彼の作る無農薬玄米はとても美味しい。お米と向き合いながら様々な農法を試し、精神的に成長しているのだなあと思う。だんだん彼の語る言葉が哲学のようになってきた。確実に宇宙のリズムをつかみ、その中でどう米を作り、どう生きていったらいいのかということを、体感覚でつかみとっているのだなと思った。今年も無事、お米作りが終わり、また一年間、彼が天塩にかけて作った美味しいお米を分けていただける。感謝しながら大切にいただこう。
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November 03, 2010

重ね煮の炒り豆腐

最近のお気に入りで、このところ続けてずっと作っている美味しいお惣菜。材料の野菜を重ね煮してから作る炒り豆腐だ。干しシイタケを戻して千切りにし、玉ねぎ、人参、ごぼうという組み合わせで重ね煮を作る。その間、豆腐は水切りしておく。重ね煮ができたら中華鍋にごま油を入れ重ね煮をざっと炒め、そこに豆腐を加え、最後に刻んだ長ネギを加えて醤油だけで味をつける。
この重ね煮、お醤油だけの味付けとは思えないほど深くて優しい味わいなのだ。本当に美味しくて一人でどんぶりいっぱい食べてしまいそうになる。今日、いらしたお客様からも「何で普通の炒り豆腐なのに、こんなに美味しいのですか?」と質問を受けたほど。作り方の説明をしたら、「そういう作り方のこだわりが美味しさの秘訣なんですね・・・」と嬉しいお言葉をいただいた。
今日は昨日に引き続きとてもいいお天気だったので、朝からご予約のお電話が多く、お店も忙しかった。ただそのほとんどが12時頃に集中していたので、その後の引けがとても早く、店も早く閉めることができた。
昨日今日と手作り酵素の樽を南側の日当たりのよい場所に移し発酵を促進させた。そろそろ仕込んで2週間になるので仕上げの時期になるからだ。
早く仕事が終わったので、このまま今日のうちにやってしまおうと、縁側にもう一つ樽を並べてその上にザルを置き、中味を濾すことにした。フルーティないい匂いがあたりに立ち込めていて、それを嗅いでいるだけで元気になっていくような気がする。今年もまた約40種類の素材を混ぜて作ったいい酵素ができあがったようだ。
一晩、ザルを置いたままにして酵素液を全部出しきってから、明日、海の精を加える。そして材料となった野菜の方は明日から少しずつお風呂に入れて酵素風呂を楽しもう。その後はもちろん畑に還し野菜たちの肥やしになってもらう予定。手作り酵素は全く無駄なしで、私の体にも畑の野菜たちにもよいエネルギーを供給してくれるありがたい存在だ。
今日の夕方は久しぶりに何の予定もなく買い物にも行かず、そしてこれと言った仕込みもなかったので、仕事の後、そのまま家にいて夕方まだ明るいうちから本を読めた。最近忙しくて、本を読む時間がほとんどなかったので、こういう時間があるとほっとする。
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November 01, 2010

伊達巻

友達と一緒にご飯を作ってお昼に食べた。今日はしめじを入れた炊きこみご飯と卵がいっぱいあったので、卵を使って伊達巻を作った。お正月の料理だけれど、全く違う時期に栗きんとんや伊達巻をたまに食べるととても懐かしい気持ちになる。と言っても今日から11月。今年もあと残すところ2か月。すぐにまたおせち料理の季節になる。暑い暑いと言っていた夏が去ったと思ったら急に寒くなってしまって、季節外れの台風がやってきた。これからいよいよ寒さが本番になるのだが、また極寒の夜を古民家で過ごすのかと思うと、ちょっと憂鬱になる。
先日のオーガニックマーケットにケーキを焼いていこうと、あいりん堂さんからにわとり村の有精卵をたくさん分けていただいたのだが、天候が悪かったため、急きょ持って行く数を減らした。それで用意した卵が残ってしまったのだ。だからせっせと使わなくてはと伊達巻を作った。私は市販の伊達巻は甘すぎて食べられない。砂糖を入れずみりんと酒と醤油、出汁と塩で味をつけ、今日はすり身を使わず簡単にはんぺんを入れて焼いたのだが、とても美味しかった。
今朝の大雨と大風には台風の再来かと驚かされたが、もう一つショックだったことがある。なんと朝起きたらお湯が出なかったのだ。真冬になると凍結して出なくなることがたまにあるのだが、それにしてはまだ早すぎる。数日前から給湯器の配管から水が漏れていたのだが、お湯は普通に出ていた。でも今日になったらお湯が全く出なくなっていたのだ。ガス屋さんに電話をして来てもらったら、給湯機が古すぎてもう修理不可能だということで、新しいものに取り換えるようすすめられた。
お湯はこれからの季節の必需品。もちろんお風呂に入るのも給湯器が必要だから迷う余地はない。仕方なく取りつけをお願いしたのだが、問題は支払いだ。なんとも痛い出費になる。古民家はとにかくお金がかかる。あ~あ、また修理か・・・とため息が出てしまった。
カードで支払うことにしたので、支払いはちょっと先になるが、冬までの間、もっとがんばって仕事しなくては。またもや支払いに追われる身?になってしまった。
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