伊勢神宮 その2
ご参拝を終えた後、電車で鳥羽に出て、6時過ぎに宿泊するホテルに着いた。食事の前に露天風呂に入ったが、もう暗くてあまり景色が見えなかった。平日の格安プランを申し込んだのだが、部屋食だったのでとてものんびりとくつろぎながら夕食をいただくことができた。
次の日は内宮に参拝する予定だったが、その前に伊勢志摩も回ろうと周遊バスの時間を調べたのだが、本数が少なくてどうも効率よく回れそうにない。二人で相談してレンタカーを借りることにした。ホテルで見つけたタウン誌に「鳥羽三女神」が紹介されていて、女性の願いを叶えてくれるパワースポットとのことだった。
それを読んだ娘は伊勢志摩の半島をドライブするよりも、そこに行きたいと言う。ただあまりに漠然とした紹介で最寄りのバス停以外、住所も電話番号も書かれておらずナビでも調べようがなかった。近くまでいったのだが、どうしてもみつけられずに結局、地元の氏子会の方にお電話をして案内していただいた。
ところが最初に行った伊射波神社はそこからが大変。伊勢の国の一の宮と言われる神社だが、加布良古崎という岬の先端に鳥居が立ち、竹林を抜け岩場を登って行く崖の上にあるのだ。もうはぁはぁ言いながらやっとのことで本殿まで辿りつけた。
こんな大変な場所までご参拝に来ればさぞご利益があるんじゃないかな?と思ってしまったほどだ。縁結びの神様でもあるらしい。私よりも長く手を合わせている娘。やっぱり一度は結婚したいのだろう。いいご縁に恵まれることを私も祈っている。海を見下ろすとても気持ちのいい場所だった。
パワースポットめぐりの後、天照大神がお隠れになったと言われている天の岩戸にも行きたかったのだが、時間がなくなってしまい、そのまま車で内宮(皇大神宮)へ。
ところが内宮はものすごく混んでいて、近くの駐車場は軒並み満車。駐車場に入れる車で片方の道は大渋滞になっていた。世相を反映しているのか、参拝客のこの多さはまるでお正月並みで驚いてしまった。
ものすごい人ごみの中をかき分けながら本殿まで行き、ご朱印をいただいてきたら、その足でレンタカーを返し、大急ぎで名古屋行きの電車乗らないと帰りのバスに間に合わない。おかげ横丁を歩く時間もなく、時間に追われ、何とか電車に乗り込んだ時にはホッとした。
あれもこれも行きたいと時間もないのに、あちこちを回ってしまったためかえってのんびりできなくなってしまった感じだ。でも何とか帰りの高速バスにも乗れて無事に帰ってくることができた。
気の置けない娘との旅はとても楽しかったが、かなりハードだったので今度は2泊で行こうねと約束して別れた。
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