お節作り
大晦日の今日、午前中はハタキをかけながら部屋中に掃除機をかけて大掃除。午後からお節料理の準備に取りかかった。まずは黒豆を火にかけ、豚のモモ肉を煮てチャーシューを作り、野菜をバラバラに煮ながらお煮しめを作った。厨房は寒いので、調味料や鍋やボールなど必要なものを全部、キッチンの方に運び入れたが、こちらだとガス火が2口しかないので、鍋を交換しながら、あちこち動かしながら作った。その後、鮭のマリネ、紅白なます、酢蓮、田作り、昆布巻き、栗きんとん、伊達巻、きんぴらなどを作った。厨房に置いておくだけでそのまま冷蔵庫状態なので、明日になってから重箱に詰めよう。
夕方、娘が来た。今日は銀座でカウントダウンパーティ。その後、銚子に初日の出を見に行ってから家に来るというので、荷物と車を置いて出かけることになり、駅まで送っていった。若い子たちの年末は楽しいお祭りのようなものなのだろう。それにしても元気だ。
いよいよ今年も残すところあと数時間。うちにはテレビがないので、お節の支度が終わってしまうと私にはもういつも通りの静かな夜だ。
昨年、古民家を修復して移り住み、初めてのお正月を迎え、寒い寒い冬を越した。何と春の待ち遠しかったことか。この一年を通して古民家の四季をようやく一巡できた。そして懐かしい匂いのするこの場所でたくさんの方たちと出会い、共に過ごさせていただいた。
ここで暮らしていくのは大変なことも多いが、朝陽や夕陽の美しさに何度、息をのみ、ハッとさせられたことだろう。木々や花たちの季節ごとの移ろいの美しさにも驚くことばかり。そんな豊かな自然と静かな時間にどれだけ癒されてきたことだろう。
この一年、この家にふり注がれるまばゆい光と気持ちのいい風(今はひたすら冷たい隙間風に過ぎなくても?)を感じながら、楽しく満ち足りた時間を過ごせたことを心から嬉しく思う。
そして来年もまた実り多い一年になりますように。ご縁のあった皆さま、本当に一年間ありがとうございました。よいお年をお迎え下さい。
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