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December 05, 2010

ガーデンシクラメン

師走に入ったとたん、気ぜわしくなるものなのだろうか。年末だからと言って特別に大掃除をしたり・・・というようなことのない私は、一般的な年末の忙しさとは無縁だ。でも今週は金土日の3日間ともお店はのんびりとヒマだった。あの強風と大雨に見舞われた金曜日は仕方ないにしても、お天気がとてもよかったこの土日まで人出が少なかったのにはちょっとがっくり。
でも気を取り直して、こういう時こそちょっとはお掃除に励もう?!と、みんなで雑巾を片手にあちこち拭き掃除。ついでにウレタンシートをカットして厨房の窓の下半分に張り付け少しずつ防寒対策の準備をした。
今朝の霜は今年一番だったような気がする。冷え込み自体はそれほど感じなかったのだが、朝、起きてトイレに行って窓を開けたら、北側の庭一面が真っ白。見事に霜が降りていた。
花壇の花たちも軒並み霜にやられて、もうぐったり。色とりどりに咲いていた花たちもビオラやいくつか耐寒性のある花だけが残り、あとは茶色くなってしまった。花壇がすっかり寂しくなってしまったと思っていたら、遊びに来た友人がガーデンシクラメンを買って来てくれた。
私の感覚ではシクラメンは暮れの鉢植えで室内で観賞するものだとばかり思っていたのだが、今は耐寒性のあるミニシクラメンもあり庭に直植えできるらしい。しかもうまくいけば夏頃まで次々と咲き続けるものもあるとか。丈夫になったのはいいけれど、シクラメンの季節感がだんだん遠のいていくようだ。
ちょっと暗くなってしまった花壇にガーデンシクラメンの赤やピンクの色がとても鮮やか。花の少なくなる時期にあると嬉しい。
遅ればせながら村上春樹の「1Q84」を夢中になって読んでいる。ようやく今はBOOK3に入った。今回の作品はとても神話的だ。村上春樹はもう突き抜けしまった人なのだと思う。今の時間の流れで営まれているこの世界と、ふとしたきっかけで向こう側に行ってしまって、そこで流れているもう一つの「あったかもしれない」世界。
天吾と青豆という互いに惹かれ合いながらも、大人になってから交わったことのない二つの魂が、それぞれの物語を共有しながらもう一つの世界で交差していく。不思議なストーリイだが、でもなぜかとてもよくわかるような気がする。
村上春樹がここまでずっと書き続けていられるのは文壇やマスコミと適度な距離を置き、書き続けるために必要な自分らしいライフスタイルを自らの意思で確立しているからだと思う。それを貫くのは容易なことではないだろう。いい意味での個人主義・・・。
自分が快適に自分らしくいられるために、周囲と心地よいと思う程度の距離を置き、自分の場を気持ちよくキープすること。周囲の状況がどうであっても、それに煩わされたり惑わされたりしないでいられる自分でいること。長く一つのことを続けていくためにとても大事なことだと思う。ただ日本で普通に暮らしながら、それをすることはとても大変だろうなあと思う。
でもこの作家のそうした生き方、作家魂、着眼点、そしてストーリイ展開を含めて、私はやはり村上春樹が好きだ。面白い。きっと彼は世界の中でも後世に残る作家になることだろう(既になっているけれど)。ああ早く続きが読みたい!
Dsc08225


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