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December 20, 2010

家出空間

面白いサイトを見つけた。都内に住んでいる小池龍之介住職が「出家」の反対の「家出」?をテーマに2003年に始めた「家出空間」。浄土真宗本願寺派僧侶。以前からこの住職のことは新聞や書評などで紹介されていたので気になってた。世田谷の住宅地の中にあるアパートを「月読寺」という活動拠点として開放し、坐禅などを行っている。書いている本も人気があり、坐禅会は予約でいっぱいだという。
考えない練習」という本はタイトルもさることながら、表紙に載っている力の抜けた感じの若い草食系?の著者の写真がとても印象に残っていた。そんな時、お客様から「煩悩リセット稽古帖」という本をいただいた。こういうシンクロはとても多い。いつも自分がその時に気になっているコトとモノがつながっていくのだ。
小池住職の4コママンガが各章ごとに載っていて親しみやすい仏教入門の本だった。煩悩には大きく分けて3種類ある。貧欲(欲望)、いかり(嫌悪感)、愚痴(迷妄)・・・これらはマイナスのエネルギーとなって心の安定を脅かしていく。煩悩とは「心が頭で作りだす幻のようなもの」。現実の目の前にあるリアルな感覚を離れて脳内で欲・怒・迷をクルクルと回転させる脳内自慰のようなものであると書く。
住職の仏教の紹介の仕方はまるで筋トレをするかのように段階を追って進んでいく。精神的なトレーニングを問答の中で展開させているかのようだ。言わば仏道入門のメソッド。でもその若い感覚が悩み多き現代人に受け入れやすいのだろう。「止」と「観」の二つを繰り返しながら行われていく「坐禅セッション」はとても人気がある?らしい。
「自分、我というものは、ここに存在すると思い込んでいるだけで、ほんとうはそんなものはどこにもない。すなわち『無我』と言うのが仏道の真髄中の真髄です」。
考えてみれば心も体も自分の思い通りにコントロールすることなどできるはずがないのだ。それを「自分の・・・自分が・・・」と自由にしたいと思うことで新たな苦しみが生まれてくるのだろう。執着を手放し、心を平安に保ちたいと・・・と誰もが思っているはずなのに。
一人の若い住職の仏道のスタイルが仏教を身近なものにしていった。お寺は特別な場所ではなく生活の中にこそあって初めて機能するのだと思う。悩み迷った末にたどり着いた独自のスタイルで説く小池流の仏道入門はとても面白い。
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