縁側の特等席
温かい一日だった。今日はお休みだったので朝から布団カバーとシーツをお洗濯。外に置いてある洗濯機はいつも外水道につないだホースが凍っているので、冬の間、朝は洗濯できない。でもこのお天気だったので今朝は冬だというのに久しぶりに朝に洗濯できた。梅の木の間に渡してある竹竿にシーツを広げて干したら、何とも気持ちよさそうに風になびいていた。やっぱり洗濯は朝に限る。
お店のない日は西の縁側の窓は開けないことが多い。でもこの縁側はとにかく日当たりがいい。すりガラスごしにぽかぽかとした陽射しが射しこんできてとても明るいのだ。あんまり気持ちよさそうだったので、ちゃぶ台と座布団を置いて即席の読書室?にすることにした。エスプレッソを飲みながら、明るくて温かい場所で本を読む。なんだかとっても幸せ。
いつもの食の風景がはじまる。
野菜をざくざくと切り、手早く器にのせる。
焼き魚 お浸し 煮豆 漬物
炊きたてのご飯を盛る。熱いお茶を入れる。
あたりまえのことに応えてくれる器がいる。
そこにこめられているものに はずかしくないように
そこにこめられているものを つなぎとめるように
台所に立ち 料理を作る
かっこよさや見せかけのことではなく
芯のあるもの こころのあるものを 日々使う。
使うことで 見えてくることがあり 感じられることがある。
膝をそろえて座卓に座る生活ではなくなったけれど
ご飯をいただく姿勢は美しくありたいと思う。
こころから美しいと思う器を使いたいと思う。
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