足立美術館へ
庭園もまた一幅の絵画であるという創設者足立全康氏の思いから、島根県安来市に建設された足立美術館。枯山水、白砂青松庭、苔庭、池庭・・・美術館を歩きながら、どこからでものぞむことのできる美しい庭園のある白亜の美術館だ。
アメリカにある日本庭園専門誌「ジャーナル・オブ・ジャパニーズ・ガーデニング」で実施した庭園ランキングにおいて、桂離宮を抜いて2003年から連続で日本NO1に選ばれた庭園でもある。またフランスの「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」に置いても三ツ星に選出されている。
名園だけにとどまらず、横山大観や上村松園、河合玉堂などの名画、魯山人の陶器など、実にすばらしい日本の芸術作品のコレクション1500点を収蔵。さらに2010年には開館40周年を記念し、新館が完成。次代を担う作家たちを育成するために作品を募り、足立美術館賞を制定。受賞作品を一堂に集め公開している。
とにかく広くて美しい美術館で見学時間が4時間以上になってしまった。
ガラス越しに庭園を見渡せる喫茶室でゆったり飲んだコーヒーがなんとも贅沢な時間だった。その後は山陰線安来駅から松江に出て、松江の市内を歩く。古くて茶の湯文化の残る町並みにほっとした。
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