屋根の隙間ふさぎ
古民家の屋根裏にはいろんな住人がいる。私がここに移り住むまで8年間も空き家だったし、あちこちに隙間が開いていたので、小動物たちが自由に侵入し雨風を凌ぐお宿になっていたのだろう。私が来てからも、侵入路は残っていたようで、初めてその足音を聞いた時、一人で寝ていたので泥棒が入ってきたのかと体が震えた。
以来、ほぼ毎晩のように天井から足音が聞こえてくる。夕方から夜にかけて活動を開始するようだ。その姿は見たことがないけれど、どうやら四つ足らしいとわかってひとまず安心?したが、それにしても夜一人でいる時に、ドスドス~という音が聞こえてくるのは決して気持ちのいいものではない。
地震以来、危機感を感じているのか避難してくるのか?徐々に足音の数が増えているようで、かなり音がうるさくなってきた。たまたま土曜日に泊まりに来たカキピーに話したら、ちょうど今月いっぱいは陶芸教室もお休みしていて、今なら時間があると言うのでぜひお願い!と頼み込んでしまった。
ただ板を切って打ち付けるだけなら私にもできるのだが、屋根と壁の隙間に板を張るのはちょっと難しそう。カキピーは古民家に住んでいたこともあるし、モノ作りの専門家?なので、そういうことはザックリと臨機応変で対応できる。古民家の修復の時に使っていた端材を積んでさっそく午前中から作業を開始してくれた。
私の方は友達親子が2組でランチに来てくれることになったので、その支度があり、午前中はずっとカキピー一人で作業。お昼までにほぼ外側の隙間に板を張り付けてくれた。
片付けの後、私も手伝いながら縁側の梁と屋根の隙間を埋めることにしたのだが、お互いマイペース同志?なので、どうもチームプレイができない。結局、私は「あそこやって」とか「ここもあいてる」とか口を出すだけで、別の場所をほんの数か所張っただけ。ちょっとしか動いていないのに、上からいろんなものが落ちてきてすごく汚れてしまった。
それでも何とか夕方にはほぼ作業が終わり、大きな隙間のある所はほぼ板張りができた。ただ緑に囲まれた古民家に住んでいる以上、野生動物とは縁が切れそうにない。それに古民家の宿命で、入ろうと思えばどこからもで入れるので、まだまだ安心はできないけれど、カキピーのおかげで助かった。ありがとうカキピー!
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