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March 22, 2011

キューバ土産

友達がキューバから帰ってきた。ちょうど出発が地震の直後だったので、飛行機は飛んでいるものの、成田空港へ行く足が京成もJRも運休。仕方なく、都内から同行する友達を車で拾って、車をここに止めて、その後、空港へは私の車で送っていった。「帰って来たら日本はどうなっているんだろうね」と心配していたが、日本にいるよりかえって安心かもしれないねと言いながら出発していった。
ちょうど気候もよく凌ぎやすかったらしく、久しぶりに冷え込んだ日本が寒い寒いと言っていた。お土産にキューバで有名なハバナクラブというラム酒、チョコレート、エスプレッソコーヒー、そして「ソン」と呼ばれるラテン音楽のCDを2枚買ってきてくれた。
キューバと言えば、「ブエナビスタソシアルクラブ」がすぐ思い浮かぶ。私のあの映画を見た後、CDを買って、初めてキューバ音楽を身近に感じた。彼もあの映画を見た後、キューバに興味を持ったようだ。街中、どこに行っても音楽が身近にあり、レストランでもCDショップでも至る所で、ラテン系の音楽が流れており、国民は時間さえあればいつも踊っているそうだ。
さっそくエスプレッソのコーヒーを入れ(キューバではベトナムコーヒーのように練乳を入れずにたっぷりの砂糖とミルクで飲むそうだ)チョコレートをほおばりながら、CDを流してキューバの話を聞かせてもらった。底抜けに明るいラテン音楽は、ともすれば沈みがちになってしまう今の気分を払拭させてくれるようだった。
かのヘミングウェイも晩年ハバナで暮らしていたという。旧市街はスペインの植民地だったこともあり、世界遺産としても登録されている美しい街だそうだ。20年間、彼が暮らした家があり、ここからコヒマールという郊外の港に向かい、カジキ釣りを楽しんでいたという。そしてその小さな漁村は「老人と海」の舞台ともなった。
またキューバ革命という大きな歴史を刻んだチェ・ゲバラの存在や、ソ連崩壊とアメリカによる経済封鎖の中で国をあげて、有機農業へと転換した施策や、高度医療や教育の無償化を実践しているなど、音楽だけでなくキューバの取り組みにはとても関心がある。その持続可能な国をあげての「キューバしのぎ」は、日本の今後を考えていく上でとても参考になると思う。
ただ社会主義国家なので、国民は配給に従い自由に農産物を購入することはできず、実際に行ってみると、旅行者との間にはかなりの隔たりがあると話していた。
国全体が有機農業に取り組んでいるなんて、どれだけ豊かな土壌なのだろう。いつか旅行というよりも視察に行ってみたい国の一つだ。
Dsc09227


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Comments

hanaさんありがとう。
地震、誰もがそれぞれに大変な思いをされたことと思います。そして本当に大切なものは何かということに、少しずつ気づいいけるのかもしれないなあと思います。それを得るために失った代償はあまりにも大きいですが。
森瑤子、私も好きでしたよ!「情事」の書き出しは名文だと思ってます。
彼女の死後、娘のマリアさんが書いた「小さな貝殻」とてもよかったです。作家森瑤子のことを書いたのではなく、母としての森瑤子のことを一番近くにいた娘として回想している作品でした。とても泣いて、森瑤子がもっと好きになりました。
ところでカクテルバー開いてたなんて初耳です!
それと次回のパン教室は4月13日水曜日「いちご酵母でパンを作る」なので、よかったらひさしぶりにいらっしゃいませんか~?

Posted by: 風楽 | March 23, 2011 at 08:59 PM

フランツさんありがとう。
ブエナビスタとその他のCDはいつでもお聴き下さい。あのライクーダーがキューバの音楽に関心を持っていたなんて面白い。ラム酒はあのボトルのうち100ccほどを小瓶に分けてもらったので、その時まであったら、「カリビアンクルーズ」(ココナッツミルクとラム酒とフルーツのミックスらしい)でも作ってみるとか?
エスプレッソは多分、残っていると思うので、忙しくなかったら淹れてあげるね!

Posted by: 風楽 | March 23, 2011 at 08:52 PM

エイコさんこんばんは。

すっかりご無沙汰しております。
今回の大地震では、お一人でさぞ心細い思いをされたことと思います。

ハバナクラブ・ヘミングウェイ・・・
とっても懐かしくてコメント書きました。
十代後半から数年間、森瑤子という作家がとても好きで夢中になって作品を読んでいました。
その中でヘミングウェイの本や様々なお酒の種類も覚えました。
それが高じてカクテルバーを開店してしまったくらいです!
中でもハバナクラブで作るダイキリは私にとって特別な思い入れのあるカクテルです。

沈む気分の中、懐かしいことを思い出させていただきありがとうございました。

Posted by: hana* | March 23, 2011 at 06:48 PM

いいですね、キューバ。
また土産話が聞きたくなりました(笑)。
有機農業や医療、教育の無償。
興味深い国です。
マイケル・ムーア監督の『シッコ』(まだ観ていませんが)でも紹介されているようです。
今度風楽に寄った時に、お土産のおすそ分けをお願いします(笑)!
ブエナビスタソシアルクラブのCDを聴かせてもらうくらいかな・・・・。
あっ、地震だ・・・・。

Posted by: フランツ | March 23, 2011 at 07:14 AM

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