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April 29, 2011

GW初日

大型連休であるゴールデンウィークが始まった。多い方は10連休という所もあるようだ。毎年、この時期、私は仕事に追われている。一年で一番忙しい季節でもあり、多くの方が出かける時期だ。庭のつつじもあちこちで花を開き始めた。
今年のGWは全く予測がつかない。あまり遠出はしないのかもしれないなあとも思う反面、こういう時だからこそ、お休みの時は出かけるんじゃないかなとも思う。去年の連休中はずっと大忙しだった。今年はそこまで忙しくなるかどうか・・・?
今日は助っ人にジュンコさんの娘さんのマユちゃんが来てくれた。うちの娘と同世代の若者だ。お母さんに仕事のポイントを伝えてもらって、フロアの方はほとんどお任せすることができた。
最初、お味噌汁からご飯まで全部が乗っているお膳を運ぶのが緊張すると言っていたけれど、すぐに慣れたようで、上手に運んでくれた。若いと何でも覚えるのが早い。
ジュンコさんは自分で摘んだヨモギで草餅を作ったり、庭の花を摘んで花束を作ったり、山菜を袋詰めしてきたり・・・と風楽の店先に置くみやげもの作りに余念がない。持ってきたものを可愛らしいカゴに飾り、店頭をにぎやかにしてくれた。そういう所は私よりもカフェの経営者向きかも・・・?
「そうなのよ。今、娘と二人で家でカフェができないかと妄想が膨らんでいるの」なんて笑っていた。何しろ実家や自宅で山菜や花や野菜がたくさん手に入るし、趣味で集めた器や小物、雑貨もたくさん揃っているので、その気になればできそうだ。それに何と言ってもこの元気な私が叶わないと思う程?ジュンコさんは体が丈夫で体力があるのだからまだまだ何でもやれそうだ。気の合う母娘のコンビで今日の仕事はゆとりでできた。
夕方、コバヤシ君に手伝ってもらって、南側の畑を耕したのだが、あまりの篠竹とスギナの量にコバヤシ君もビックリ!コバヤシ君が帰った後も暗くなるまで一人で耕していたのだが、やり始めるとついコン詰めてしまうので、終わった後すっかり腰が痛くなってしまった。連休初日からこんなに疲れてどーすんの?!
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April 28, 2011

ハーブ畑

庭の片隅に作っているハーブ畑のコーナーのスギナ取りに追われている。これでもかこれでもか生えてくるスギナと篠竹の根っこ。その二つが縦横無尽に地下茎で伸びている。古民家の庭そのものも酸性土なので、スギナが多いのは仕方がないのだが、せめて畑だけでもホクホクとした土になってほしいと、苦土石灰や堆肥や鶏糞、卵の殻、コーヒーかすなどいろいろなものを入れているのだが、相手も相当手ごわいので丈夫なハーブでさえ中々増えていかない。
よそのハーブ畑は、この時期、どんな具合なのだろうと気になって、酒々井のハーブガーデンと佐倉にあるハーブソースで有名な日本サーナのハーブ園を見学に行ってきた。酒々井のハーブガーデンはローズマリーがとても多かった。ボリジとカモミールは咲いていたけれど、あとはまだ新芽を伸ばしている最中という感じだった。売店でラベンダーの苗を買った。
日本サーナのハーブ園は原料用のハーブなので観光用には開放していないのだが、係りの人がいれば見せてもらえる。今日はたまたま係の方がいらしたので案内していただいた。
あちこちにスギナが生えているのでうちの畑みたいで嬉しくなってしまった。やはり薬を使わないので、少しずつ抜いていくそうだが、「もうキリがないですよ~」と話していた。篠竹がない分、土が柔らかいのでまだいいけれど、いずこも同じと笑ってしまった。チャイブとブルーベリーがたくさん咲いていた。無造作にありのままに育てているポット苗は大きさも大小様々。いくつか大きめのものを見つくろって買ってきた。
帰りは夕方になってしまったけれど、すぐにハーブを植えたくて、そのまま庭仕事。ポット苗は小さいのだが、今回は大きなシャベルで穴を深く掘って、可能な限り、スギナと篠竹の根をシャベルで切っていった。中には篠竹の根がビッシリでシャベルが入らない所もあった。
うまく根付くかどうかわからないけれど、とにかく植える場所の土をなるべくほぐしてハーブたちの根が伸びやすいようにした。本来、ハーブはどんどん伸びて広がっていくのだが、うちのハーブは根を伸ばしきれないため増えていかないのだ。
でもさすがに去年よりは土質も変わってきていると思うので、今年はちょっとだけ期待してハーブがこんもりと茂ったらいいな。写真は日本サーナのハーブ畑。
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April 27, 2011

ヨガの集い

親しくさせていただいているお客様のフナバシさんが、お友達4人と古民家でヨガをやって、その後、ランチを食べようという計画を立てて下さった。スポーツウーマンで日本だけでなく海外まで遠泳に行ってしまうアスリートであるフナバシさんはお友達にもスポーツウーマンが多い。
今回は水泳を一緒にやりながらヨガにも興味をもち、その後、ヨガを習得し、インストラクターになってしまったというお友達のマルメさんが指導して下さるという。この頃、一人でヨガをやることがめっきり減ってしまい、体がなまっていた私も一緒にやらせていただくことにした。
パウンドケーキのご注文もいただいたので、朝、ケーキを仕込んでオーブンに入れてから、クレソンとノビルを採りに行った。そしてあらかじめ定食の支度をしておき、皆さんと一緒にたっぷり1時間半のヨガタイム。
足の末端をマッサージすることから始まる静かなヨガだった。どの方も日常的に運動をしていらっしゃるのでヨガもバッチリ!皆さん、しっかりと筋肉ができていて羨ましい限り。私は一番後ろで、目立たないように静かにアーサナを続けていた。50代の体は何もしなければ老化一直線だ。しばらくやらないと、ずっとできていた動きがすぐにできなくなり、あっという間に体が硬くなってしまう。
私のようにバタバタと絶えず動き回っているような気質の人間にこそ、ヨガタイムは必要だなあと思う。だからヨガの時はかなり深く呼吸をし、アーサナもゆっくり。やり始めるとヨガの心地よさがすぐに甦ってきた。やはり少しずつでもいいからずっと続けていこうと思った。
終わってから私も一緒におしゃべりしながら、ランチタイムを過ごさせていただき、とても楽しいひとときだった。こんな企画だったらいつでも大歓迎!フナバシさん、また皆さんといらしてくださいね!
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April 26, 2011

千葉とってもすてきなカフェ

昨年、取材していただいた今春発行予定のカフェの本「千葉 とってもすてきなカフェ」(メイツ出版)が完成した。市川、船橋、松戸、柏のカフェ好きが集まってお気に入りのカフェ情報を持ち寄り、カメラマンの逸見幸生さんとアジア総合通信社の中田勝美さんが企画に参加し、千葉県内57軒のカフェをリストアップ。一軒一軒取材して回り、出来上がったオールカラーのカフェガイドブック。
私もカフェ好きなので、休みの日はよく文庫本を片手にカフェに行くのだが、そんな時の情報源にピッタリ。今まで素敵なカフェと言えば都内や長野、山梨、沖縄など観光地に多かったのだが、昨年、出版された「休日のカフェめぐり」(幹書房)がかなりヒットして、千葉のカフェにもようやくスポットが当たるようになってきた。
そして今は千葉県内もカフェブーム。オシャレなカフェがあちこちにできてきたので、この本もきっとカフェ好きのお供になることだろう。
オールカラーで見ごたえたっぷり。写真も外観や内観、料理、店内のスポットなどたっぷり掲載。見ているだけでも面白い本だ。
これからゴールデンウィーク。今年は遠出をするよりも近場を楽しむ方が多いかもしれない。私がこの本を持ってカフェに出かけるのは、ゴールデンウィーク後になりそうだが、今からどこに出かけようかとこの本を見ながら予定を立てるのが楽しみになってきた。風楽でも販売予定なのでぜひお手元にどうぞ!
なお風楽のGWは祝日は暦通り、営業していますので、どうぞお出かけください。
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April 25, 2011

ぜんまいの煮物

先週、自分で採ってきたぜんまいがようやく煮物になった。ふわふわの綿毛をまとったぜんまいは採ってきてすぐに綿毛を取り除き、重そうを入れたお湯でサッと茹でる。一晩そのまま放置した後、すぐに食べられるのかと思っていたが、それからが大変。竹ザルの上に並べて、天日でカラカラになるまで干すのだ。しかもその間、手で縄をなうように揉みながら繊維を柔らかくする。3~4日すると採ったぜんまいの跡かたもないくらい?糸のように細くなった乾燥ぜんまいができあがる。
今度はそれを煮るのだが、お湯の中でまずぜんまいをもどす。それも一晩では柔らかくならないので、二晩ほどお湯をとり変えながらフタをしてもどす。やわらかくなったのを手で確認してようやく煮物に取り掛かれるのだ。
ザルいっぱいあったぜんまいがほんの少しの量になってしまった。しかも頭にあった可愛らしい渦巻は乾燥したらなくなってしまう。
椎茸、油揚げ、ゴボウ、人参と一緒に甘辛く煮た。定食にお出しする量にはとても足りず、日曜日の夜に泊まりに来た友人と一緒に食べた夕食になった程度。でも収穫から下処理、調理まで自分で全ての工程に取りかかって、仕上げた料理はとっても愛おしい。泊まりに来た友達にも「心して食べてね!」な~んていっちょ前にぜんまいのうんちくを語り?「美味しいねえ~」と感動を分かち合った(なんとオーバーな!?)。
以前、福島の友人のお母さんが干した乾燥ぜんまいをいただいて来て、自分で料理したことがある。今回、自分で作って初めてその大変さを知った。足元のおぼつかない高齢のお母さんが一人で手間をかけ、乾燥ぜんまいを作ってくれたのかと思うと、なんだか申し訳ない気持ちになってしまった。
買ってきたものではなくて、野にあるものを食するにはそれなりに手間がかかる。そこに費やす時間はこういう時代の中で、自然にあるものをそのまま食べさせていただけることへの感謝の時間なのだなと思う。
いずれ開発や環境汚染が進めばこのあたりのぜんまいももうなくなってしまうだろう。今、ここに自生してくれている食物を自分の手で摘んでいただく喜びを味わいながら、食べるものに対して手間をかける暮らしを大切にしたいなと思った。
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April 24, 2011

ちょっと豪華なお弁当

今日、成田国際文化会館で行われるコンサートの出演者とスタッフの方たちのお弁当をご依頼された。日曜日でも最近は二人体制でやっているので、お弁当の配達に一人抜けてしまうと留守番も一人になってしまう。一人ではとても対応できないので、なるべく早くから仕込みを始め、開店前に配達に行けるよう、昨日からいろいろと準備をしておいた。
マクロケーキも一緒に付けてくださいというご要望があったので、いつもより大きなお弁当箱をご用意し、中に入れるものを何にしようかとあれこれ考えた。筍、蕗、クレソンと春のものがいろいろあったので、筍と椎茸と蕗を一緒に煮た。グルテンバーガーでミートボールを作り、人参と一緒に串だんごにした。テンペをマリネにし、クレソンを添えた。それにいつもの青菜とサラダと大根の柚子漬け。
食べるわけではないけれど人参から出た新芽が可愛らしかったので根元から切って、ケーキの横に入れたらハーブみたいで可愛らしかった。
トモちゃんに配達に行ってもらったのだが、配達に行く前にすでに一組のお客様がお食事にしらしたので、もう留守番している間も一人でドキドキ。
予想どおり、トモちゃんが帰ってきたのを待っていたかのように、次々にお客様がいらして、あっという間に大忙しに。最近、日曜日は特に12時過ぎから1時半の間にお客様が集中するので、のんびりお食事されたい方は、できたら11時早々か、2時以降に時間をずらしておいでください。また人数が4名様以上の場合、大きい座卓が限られていますので、できたらご予約をお願いいたします。
久しぶりに土日の両日、共に忙しかったので、とても充実した休日だった。
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April 23, 2011

予約でいっぱい!

今日は月末の土曜日で日がよかったのだろうか。南風が強く、雨も降っていて、決していいお天気とは言えなかったけれど、ご予約がいっぱい重なってとても忙しい一日だった。
事前のご予約だけでも4組20名様以上。ご予約席を用意するだけで、もう座敷が全て埋まってしまった。今日になってランチのお問い合わせも何件かいただいたのだが、12時前後をご希望の方はお席が全くなかったので、お断りせざるを得なかった。時間をずらして2時以降に来ていただいた方には定食をお出しすることができたのだが、それ以外の方はせっかくお電話をいただいたのに申し訳なかった。
今日はジュンコさんと二人。お客様の数から言っても二人で対応できる人数ではないので、朝になって急きょヨウコさんにメールでヘルプをお願いしたら、即、OKの返事が帰ってきてホッとした。それで3人でやらせていただいたのだが、オーダーが途切れることなく次々続いて、今年に入って初めてというくらいの超大忙し!
ジュンコさんは筍や蕗やクレソンや独活の芽などをたくさん持って来てくれたので、定食の付け合わせに大活躍。店内の販売用にも蕗や独活の芽まで袋に小分けして持って来て、カゴにどっさりと並べていた。毎週、風楽に来る前は野山のものをたっぷりと収穫してくるのがすっかり習慣になっているみたい。「春先は芽吹きのものがいっぱいあるからジュンコさんは欠かせない人だね。ぜひ毎週来て~!」なんて言って大笑い。
すっかりいろんなものがなくなってしまったが、何とかやりきれたので店を閉めた後も心地よい疲れだった。これもヨウコさんが助っ人に来てくれたおかげ。いつも頼りになる存在だ。
明日はお弁当の配達もあるので、店が終わった後、しばらく仕込みを続けた。地震の後、ずっとヒマな日が続いて、とても厳しかったので、こんなに忙しい日が戻ってくるなんて思ってもみなかった。例年なら4月5月は毎年、一番忙しくなる時期なのだが、今年は無理かもしれないなあと半ばあきらめていたので、予想外の人出にあたふたしながらも、とてもうれしかった。大忙しの厨房でパキパキと動いている時、大変だけどものすごく充実感を感じる。たくさんのご来店、どうもありがとうございました!写真はナオちゃんが持って来てくれた羽衣つつじの花。何とも淡いピンク色がとても可愛らしい。
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April 22, 2011

新しいコンベック!

あり合わせのものを使っている厨房にふさわしくない?ピカピカの新品オーブンが届いた。開店以来、使っていたジャンク品の20年前のコンベックがついに故障した。最後の方は点火するとギシギシと変な音がするようになり、ファンが動かなくなり、点火しなくなり・・・だましだまし使っていたけれど、ついに年貢の納め時がやってきた。
地震の後、大きな出費は控えたいところだが、ケーキも焼けないようなオーブンでは仕事にならない。業務用のコンベックはとても高いのだが、ネットで割引率の高いショップを探して、一番、安い店で購入することにした。今の状態ではすぐに代金を支払えないので、買おうかどうか随分と迷った。でも親しい友達に相談したら、しばらく代金を立て替えてくれることになった。それに甘えさせていただくことにした。
何と言ってもコンベックがなければ焼き菓子を作ることができない。小さい型でもっと安いものもあったけれど。パウンドケーキが8本一度に焼ける大きさのものが必要だった。それで選んだのがコレ。以前と同じ天板が使えるオーブンだ。大きくて重たい段ボールが届いて封を切る時、わくわくした。そしてとっても嬉しかった。
古いオーブンをエデラちゃんと二人で外に出し、新しいオーブンを厨房に運び入れセッティングした。前のコンベックと同じ容量なのだが、随分とコンパクトで軽量だった。それでも40キロ近くあるので大仕事には違いない。
さっそく昼過ぎにクッキーとマクロのケーキを焼いた。温度設定もデジタルで5度刻み。表示がとても見やすい。新品のモノが全くない厨房が急に近代的?になった。その中で唯一ピッカピカに輝いているオーブンさん!これから一緒に美味しいお菓子を焼いていこうね。どうぞよろしく!
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April 21, 2011

久しぶりにお弁当仕事

今日はお弁当配達の仕事。3月はあいりん堂さんの勉強会に合わせて、2回ほどお弁当の予約が入っていたのだが、地震のため2回とも中止に。毎月一回は定期的にご注文があったのでお弁当の仕事がないとちょっと残念。
今日は久しぶりだったので、何だかとっても嬉しくて朝から張り切って仕込みを開始した。途中、選挙事務所にいる友達からもこちらへ来るついでにお弁当を何個か持って来てと電話があった。玄米ご飯にゆとりがなかったので慌てて玄米を研ぎ、浸水時間は短かったけれど玄米を追加で炊き全部で45個作った。
久しぶりに作るお弁当にしては数が多い。でもキッチンいっぱいにお弁当箱が並ぶと「仕事しているなあ~」という気持ちで充実してくる。商工会議所に配達し、久しぶりにあいりん堂さんと話した。地震の後、しばらく私は買い物自体を控えていたので、あいりん堂さんにもずっと行っていなかった。最低でも1週間に1回は顔を合わせ、お互いの店の近況報告などをしていたので、ほぼ1カ月も会わずにいたなんて珍しいことだ。
今日はかなりの数があったので、あいりん堂さんから代金をいただいた時、思わず「ご注文本当にありがとうございました!」と頭を下げた。あいりん堂さんも私がお金がないことを知っているので、「よかったね、仕事があって」と笑っていた。
でもあいりん堂さんの所も軒並みご注文のキャンセルがあって、地震の後はやはりとても厳しいとのこと。この仕事の大変さは誰よりもお互いがよくわかっているので、顔を見合わせ「がんばろう」のエールを送り合っている。
その後は選挙事務所に。投票日まであと3日。事務所にいる人たちと一緒にお弁当を食べた後、電話かけ。私は初めての経験だったので、一軒めは電話するだけで随分と緊張した。地元の選挙など全く無関心という方たちもいるけれど、私たちが応援しているのは政党の基盤を持たない無所属の市民派議員なので、「応援しているから頑張って下さいね」と逆に受話器を通して励まして下さる方もいた。
この街で生活していく以上、市政がどんな議員(代表)によって担われていくのかということに、もっと関心を持たなければならないと今回は強く思った。
地震でそれどころじゃないと言われてしまうと返す言葉も小声になってしまうけれど、降っても照っても、働いている限り、私たちは税金を納めているのだから、その使われ方はちゃんと見届けていきたい。
成田市の皆さん、24日の投票日は忘れずに投票しましょう!議員は特別な仕事ではなくあくまで私たちの代表に過ぎません。どんな代表を選ぶかということは、どんな暮らし方をしたいかということの反映です。よく考えて一票を投じて下さいね!
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April 20, 2011

料理教室~基本編~

今日は玄米菜食料理の基本編。八方出汁の作り方や出汁のひき方、玄米の炊き方など、一番基本的なことを行う料理教室で、ご希望の方が多いので、数か月に一回、同じ内容で繰り返している。今回の参加者はキャンセルもあったけれど全部で8人。
基本編は玄米を炊くところから始め、出汁をひいたり、八方出汁を仕込んだところをお見せしたりと、用意するものが多いので、とても一人では手が回らない。今回は夜の料理教室にほぼ毎月、参加してくださっている若い奥さまであるマーちゃんとユキコちゃんをアシスタントにお願いした。毎回、実習したお料理はお家でもほとんど作っているという勉強熱心なお二人。風楽のご飯の定番メニューはほとんど作れるんじゃないかと、こちらが不安になるほど?実際に調理できるレパートリーが多いのだ。
そんな二人に助っ人をお願いしたら、喜んでやって下さるとのこと。私も大助かりだった。実はパン教室の方も人手が足りないので、講師である高田さんが長く教室に参加されているお若い方をアシスタントにお願いしている。
ベテランの受講生?がそういう所で、お手伝いしていただけると、なんだかその成長ぶり?を垣間見るようで嬉しくなる。
どちらかというと風楽の料理教室は年代層が今までは高かったのだが、最近、若い方たちの参加が増えてきて、なんと今日は20歳のお嬢さんがお母さまと一緒に参加して下さった。彼女の存在で平均年齢が一挙に若返った。大学生なのに、こういうお食事が美味しくって大好き!という可愛らしいお嬢さん。揚げものをしたことがないというので、グルテンミートのフライは彼女に揚げてもらった。
炊きたての玄米も、重ね煮のお味噌汁も、皆さん、本当にとても美味しいと喜んでいただき、優しい味のお食事を一緒に楽しんだ。
今日は温かかったので、座卓を仏間と茶の間の2部屋につなげて横に並べたので、広々と座って、ちょっとしたランチパーテイのような雰囲気になった。
片付けが終わった後、コーヒーを飲みながら、マーちゃんとユキコちゃんとのんびりおしゃべり。これからも昼間の料理教室はお手伝いして下さるそうだ。ますます二人の料理の腕前が上がりそうなので、私も追いつかれないようにしっかり勉強しなくっちゃ!
*昼の料理教室5月は18日(水)。テンペを使っていろいろなお料理を楽しみましょう!
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April 19, 2011

ふらのわ会

手摘み、手紬ぎ、手織りのオーガニックコットン「布良」(ふら)を愛用している方たちの集いである「ふらのわ会」が店で行われた。前回に続く2回目の集いで今回もまた代表である前島雄二さんが都内よりお越し下さった。布良と風楽・・・字はそれぞれ違うけれど、共に「ふら」と同じ読み方をする。響きが同じだと何かとてもご縁があるような気がする。
朝、友達のアヤコさんから電話があった。声を聞いたら急に会いたくなった。お昼のランチを作ってお出しするのと、3時のティータイムにコーヒーとケーキをお出しすれば、あとの時間は自由なので、店に遊びにおいでよ・・・ということになって、ヨウコさんも誘って一緒にキッチンでランチを食べることになった。3人でご飯を食べながら、夕方まで楽しくおしゃべり。合間に私はお出しした食器を洗ったり、片づけをしたりと手は動かしていたけれど、口も負けないくらい?ずっと動かしていた。
地震の後、しばらく会っていなかったので、積もる話もいろいろあって話は尽きなかった。今日の定食は筍やワラビ、菜の花など春の息吹がいっぱい。「久しぶりに野菜がいっぱい食べられてよかった~」と喜んでもらえて私も嬉しかった。
*洗剤を使わず食器を洗える優しい手触りの布良を何アイテムか風楽に置くことになりました。とても素朴で温かい風合いの布です。ぜひお試しください。
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April 18, 2011

ハーブ花壇の整備

古民家に入ってすぐ左側の一角をハーブ専用の花壇にしている。冬の間、すっかり霜にやられてしまい、その後は何の手入れもしていなかった。そろそろ種を撒く時期だし、いつまでも枯れ枝だらけにしておくわけにもいかないので、今日はハーブ花壇の整備をすることにした。いつのまにやら雑草がはびこってしまい、何が生えているのかよくわからない状態になっていた。鋤と花ばさみと小さいシャベルを持っていき作業開始。
相変わらず篠竹がはびこり、スギナがバンバン生えている。ハーブが何もなさそうな所は鋤で耕し、なるべくスギナの根っこからまとめて引き抜くようにした。草を避けていくと、草の間から小さな芽が出ているものもあった。今まではあの丈夫なミントでさえ、根を広げられなかった硬い土だ。苦土石灰と堆肥を入れて、なるべく耕すようにしているのだが、まだまだ土質は酸性土壌のようだ。草の勢いが強くて、いつも手に負えない状態になってから草取りをしているが、スギナや篠竹の間から一生懸命ミントも根を伸ばしていた。しっかりと群生していってくれたらいいのだが。
残念ながらラベンダーは霜で全滅。街中の住宅地だったら、何とか冬越しできるのだが、ここはあまりにも寒さが厳しくて負けてしまうようだ。増えることを見越してハーブとハーブの間をあけて植えているのだが、中々こんもりと群生するほどには育っていってくれない。
やり始めるとあっちもこっちも気になって、ついつい夢中になって、あっという間に5時間たってしまった。その間、一度も休憩せずに草を抜き続けたにも拘わらず、終わって見渡してみると、なんだかまだまだ中途半端な状態でがっくり。でもこれでどこに何が残っているかがハッキリわかったので、これから植えるものを考えられるようになった。
泥だらけになったので、そのままお風呂に入ったが、湯船に漬かっていたら急に眠たくなってきた。
昨日、茹でた筍をいただいた椎茸と一緒に煮て、ワラビを添えて夕飯に。ゼンマイは外に干して、何度か手で揉みながら乾燥させていくらしいので、今日は朝からゼンマイを外に出しておいた。
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April 17, 2011

山菜採りへ

山菜が好きなので、この時期はなんとなく落ち着かなくなる。家の庭に植えてあるジュンコさんからもらった山ウドが芽を出すのを楽しみに待っている。筍を掘りに行くのも好きだ。歩きながら食べ物を収穫するのはとても楽しい。この近くでぜんまいやワラビを摘みに行きたいなあと思っていたら、ある方から地元の山菜摘みの名人?を紹介していただいた。
今日は店がとても忙しかったが、店が終わってから、近くに採りに行こうということになったので、大急ぎで片づけを終えた。リュックの中にタオルやビニール袋やカメラを入れて出発。意外や意外、とても近い場所にある田んぼのあぜ道や雑木林の中を歩いて、さっそくぜんまいやワラビを採ることができた。
いつもシダとワラビを間違えたり、こごみとゼンマイの区別がつかなかったのだが、今回でハッキリとその違いが分かった。ぜんまいはふわふわとした綿毛に包まれているので、一番見わけがつきやすい。こごみは茶色い産毛が茎に生えている。
行ける所まで車で入って、その後は土手沿いを歩きながら、最後にはビニール袋いっぱいにぜんまいとワラビが収穫できた。途中、車で走っていたらクレソンの群生している所を発見し、クレソンまで収穫。
帰りはその方のお宅に寄って、朝掘ってきたという大きな筍と自然薯と裏で作っている椎茸を分けていただいた。なんだかとても豊かな山の幸ばかり。季節の恵みをたっぷり味わえるなんて幸せなことだ。
帰ってきてから、大急ぎで筍をした茹でし、ワラビは重層を加えて煮て水にさらしている。ぜんまいは綿毛を一本一本取り除いてから軽く茹で、その後は外に干しながら手でもんでいくそうだ。
自分で摘んできた山菜を下処理して料理するなんて、初めての経験だ。これからしばらくの間、野山を歩きまわり、いろいろな山菜を見つけて、食べられるうちはどんどん楽しもうと思う。
名人と言われている方はさすがに目が早く?「ほらあそこにある!」とたくさんの草が生えている中でも、あっという間にワラビを見つけてしまう。私も最初は中々見つけられなかったが、後半は目が慣れてきたせいかけっこう見つけられるようになった。今回の収穫したものを美味しくいただいて、またなくなった頃、忘れないうちに一人で採りに行ってこよう。
山菜採り、ちょっとハマりそうだ。
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April 16, 2011

成田太鼓祭りへ

仕事が終わってから友達と一緒に成田山で行われている太鼓祭りに行ってきた。と言っても見るのは初日の夜のハイライト、本堂の前で行われる「成田山千年夜舞台」。23回目となる今回は震災の直後だったので、一度は太鼓祭り自体を自粛したらどうかという意見もあって、開催が危ぶまれていたのだが、東日本大震災物故者追悼復興祈願」を目的としたチャリティ公演として行われることになった。「響けとどけ成田の祈り」というテーマで、それぞれに太鼓チームが太鼓の演奏を奉納した。また毎年、整理券のみで座ることのできた座席も有料とし、その収益は義捐金に回されたり、原発からの被災者を招待するなど、被災地支援を前面に打ち出したお祭りとなった。
残念ながら日曜日に参道を参加した全太鼓チームが練り歩く太鼓パレードは中止となった。万が一の時、避難経路を確保できないということからの決断だそうだ。でも夜舞台のy方は予定通り行われ大盛況だった。
本堂の前で演奏してくれた太鼓チームはのさか太鼓ジュニアチーム、明星学園和太鼓部、サスケ、そしてトリをとったのは奥三河jからやってきたプロの和太鼓集団志多ら(シダラ)。重要無形民族文化財になっている奥三河の花祭りをテーマに、お囃子や舞い、大太鼓など、素晴らしい演奏を披露してくれた。
観客を太鼓で鼓舞し、舞台と客席が一体となり、「ガンバロー!」という熱いメッセージが込められた演奏だった。
私自身もかつて「A-YO]というジャンべのチームを作り、太鼓祭りのパレードに参加したことがあるので、太鼓祭りはとても思い入れのあるお祭り。今はもうジャンべを叩くことはないけれど、太鼓と言う不思議な力を持つ楽器が大好きなので、本堂の前でかがり火を焚いて行われる千年夜舞台はここ数年、欠かさずに見に行っている。
汗だくになって、太鼓を叩く若者たちからたくさんのパワーをいただいて元気になって帰ってきた。
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April 15, 2011

料理教室~ひえのカレーコロッケほか~

今日は料理教室。先月行った時は地震の直後だったので、こじんまりとしたものだったが、今回はいつものメンバーがまた来て下さったので、8名となりとても賑やかだった。「お久しぶり~」「地震大丈夫だった?」と声をかけ合いながら、まるで同窓会のような和やかな雰囲気。
今日のメニューはひえのカレーコロッケ、グリル野菜のサラダ、落花生豆腐、グルテンバーガー入り卯の花。ひえのコロッケは炊いたひえにクミンシードで炒めた野菜とレンズ豆にカレー粉を加えて作った。卯の花は作ったことがないという方もいらしたが、こんなに簡単に美味しくできるなら、家でも作ってみようと喜んでいただいた。
グリル野菜のサラダはサツマイモ、人参、ジャガイモ、カブ、キャベツ、レンコンを適当な大きさに切ってオリーブオイルを塗ってオーブンで焼き、粒マスタードやオリーブオイルで作ったドレッシングをかけていただくもの。畑からルッコラとパセリをちぎって、一緒に加えた。
同様の方法で、カボチャやズッキーニ、茄子、トマトなどの夏野菜でグリルするのも美味しい。大皿に盛り付けたので、色とりどりの野菜たちがとても可愛らしくて見栄えがする。「野菜を焼いただけなのに美味しいね~!」と言っていただけた。
料理教室はこのお食事の時間がとても楽しいのだ。大皿を囲んで、皆、それぞれ料理の感想を言い合いながら、ワイワイと食べる。美味しい料理と楽しい会話があれば、それだけでかなり場が和む。私も来て下さった皆さんとそういう時間をご一緒できるのがとても嬉しい。
私の料理はちょっと手間はかかるけれど、決して難しいものではないので、コツさえ覚えてしまえば、誰にでもできる。皆さん、ご自宅で何かしらその時に実習したお料理を作ってくださっているようで、翌月にはその報告を聞かせていただける。それがまた私自身の励みでもある。リクエストがあれば、それにもお答えしているが、次は何を作ろうかな、どんなところを注意して作ればうまくできるかなと考えて行くのは私にとっても料理を見直す勉強になる。何しろいつも思いつくまま作っている料理ばかりでカンだけが頼り?なのだから。
そんな私もいつかレシピ本も出したいと思っているので、今はそれを系統だてて整理するいい機会をいただいているのだなと感謝している。次回は5月20日(金)。よろしければぜひご参加ください。
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April 14, 2011

ネギの植え付け

お客様で農家をやっていらっしゃる方が昨日の夕方、長ネギの苗をたくさん持って来て下さった。西大須賀ネギと言ってこのあたりで種をとって育てている品種だそうだ。長ネギはお味噌汁に日常的に使うので、切らすことができない。畑に植えておいて、使う度に採ってこられたらどんなにいいだろう。
そう思って去年、長ネギの苗を買ってきて植えたのだが、盛り土をあまりしなかったことと猛暑が重なって、長ネギはすっかりカラカラになってしまった。長ネギは育つのに時間がかかり、今、定植させても、収穫できるのは今年の冬。暑い夏を越さなければならないので、草も生えてくるし虫も多い。生育期間が長ければ長いほど、私にとっては難易度が高い野菜になる。うまくできるかどうかわからないけれど、大事に育ててみよう。
まずは長ネギを植える場所を作る所から始めなければならない。今日は9時頃から畑仕事。耕運機代わりに鋤で畑をならし、その後、草を取り除きながら鍬を使って畝を立てていった。一昨日に引き続き今日もまた力仕事だ。長ネギの小さな苗を畝と畝の間の底の部分に斜めに植えて行く。あっという間にトレーナーは汗だらけ。鋤を降り下ろす度に鋤の先に篠竹の根っこやスギナの根が引っ掛かる。早くも畑まで根が進出しているのだ。そして耕しても耕しても出てくる瓦礫やガラスの破片。いつになったら畑らしい土になるのだろう?お昼過ぎにようやく長ネギの半分を定植し終えた。
午後は友達の家から大量に本を譲り受けるため、それを取りに行くことになっていたので、大急ぎで手足と顔を洗う。さすが春の紫外線。すっかり顔が日に焼けてしまった。
友達の家と駐車場を何度も往復しながら本を運び、その後は松尾の友達の農家まで玄米を取りに行ってきた。その後、あれこれ買い物しながら、ようやく8時頃に家に戻った。なんだか今日は一日中、肉体労働ばかりで、もう体はクッタクタ~。行く先々であちこちの桜がとってもキレイだった。
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April 13, 2011

いちご酵母のパン

今日はパン教室。春のこの時期になると毎年、作っているのがいちご酵母を使って仕込むパンだ。今回もまた高田さんが事前に酵母を起こしておいてくれた。作ったパンは3種類。同じ生地で、ブールのようなプレーンなパンと、ナッツとドライフルーツを入れたリング状のパン、そしていちご型のプチパンだ。同じ生地で仕込んでもそれぞれ違った味わいがあり、どれも美味しかった。
実は今日のパン教室はとてもヒヤヒヤだった。コンベックのオーブンの調子が悪くて、中々温度が上がらないのだ。300度に設定しないと点火しない状態で、温度を下げると消えてしまうのだ。同時に風を送って対流をおこすファンも壊れてしまって動かない。そんな状態なので、たえず天板の向きを変えたり、点火したのを見届けて、温度を下げて、火が消えてしまったら、また300度に設定して点火し直す・・・を付きっきりで見ていなければならない。なんとかそんなことを繰り返しながら、焼きあげることができたが、最後に焼いたプチパンは端っこがちょっと焦げてしまった。
何しろ20年前のオーブンなので、いつ動かなくなってもおかしくない状態だ。新しいオーブンがほしいが業務用のオーブンはとにかく高いので、中々買えない。そんな状態なのに高田さんは「オーブン君ガンバレ~」なんて言いながら、時間のかかる焼き上がりにイヤな顔一つせず付き合ってくれる。
パン教室にいらした方がお花の苗をたくさん持って来て下さった。ご自宅のお庭でこぼれ種で増えた花たちなのだそうだ。とても嬉しい。篠竹だらけの山土でどれだけ咲いてくれるかわからないけれど、まだ花の咲かない苗の成長は、長らく待ってようやく花が咲いたのを見つける瞬間がとても楽しみだ。古民家の庭を花でいっぱいにしたいとずっと思っているのだが、この広すぎる庭、一体いつになることやら・・・。パン教室の後は、夕方まで枯れ枝をカットしながら花壇の手入れをし、いただいた苗を定植。
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April 12, 2011

ジャガイモの植え付け

また地震が群発している。震源地も徐々に茨城から千葉の方に下がってきているようで、なんとなく落ち着かない。午前中は部屋の片づけをし、午後からは選挙事務所のお手伝いに行ってきた。いよいよ来週は告知だ。
ホームセンターに買い物に行ったら、晩生のジャガイモ(キタアカリ)の種イモが置いてあった。この前探したらどこにも見当たらず、今年はちょっとだけしか植えられないなあと諦めていたところだったので、迷わず買うことにした。事務所の仕事が思いの他早く終わったので、5時頃帰宅。まだ明るかったので、即、着替えて、大急ぎでジャガイモを植えることにした。
と言ってもまだ畝を立ててないので、鍬で土を起こしながら4本の畝を立てた。この鍬で耕し、畝を立てる作業が畑仕事で最もきつい。こういう時、畝立てのできる耕運機がほしいなと思うけれど、うちの畑の広さだと手作業でやるには広すぎるが、機械を入れるにはちょっともったいないという中途半端な面積なので、踏ん切りがつかないのだ。
ジャガイモを全部、植え終えた時には真っ暗になって写真を写せなかったが、何とか今日中に植え付けが終わってほっとした。短時間にコン詰めて畝立てをしたので、終わったらもうぐったり。本当に鍬をふるうのは何度やっても重労働だ。すぐにお風呂に入ったのだがとにかく疲れた~。
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April 11, 2011

古民家でヨガ&ランチ

久しぶりにユウコちゃんのヨガを古民家で行うことができた。ただイベントのお知らせを告知したものの、こういう状況なので人の集まりは今一つ。でもユウコちゃんと相談して、少ない人数でもやらせていただこうということになった。
参加された方は4名だったので、広々と部屋を使うことができた。一日中、温かかったので、ちょっとだけ障子をあけて外からの風を入れ、鳥たちの鳴き声も聞こえてきてとても気持ちいい時間となった。寒いのを理由に、このところ本ばかり読んで、ずっとヨガをやっていなかったので、やや体が硬くなっていたが、ゆっくりと腹式呼吸をすることで本来の感覚を取り戻していけたような気がする。やっぱり私にとってヨガタイムはとても大切な時間だ。それにユウコちゃんのゆったりとした声かけと無理をしないゆったりとしたアサナがとてもリラックスできる。
よく来て下さるお客様が昨日に引き続き、今日も定食を食べたいとご希望されたので、お二人だけだったのだがお受けすることにした。ヨガの後、ワンプレートでお食事をお出しするので、合わせて定食もご用意させていただいた。そちらの方の支度もあったので、今日はヨガに参加された方たちと終わった後、ゆっくりお話することができなかった。でもこれからもこじんまりとした、こういうお食事付きの教室をやりながら、皆さんと交流できる機会を作っていけたらと思っている。何かご一緒できるような講座を企画したい方、ぜひご相談くださいね!
ちなみに5月23日(月)にも古民家でヨガ&ランチを予定していますので、ご希望の方、ぜひどうぞ!
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April 10, 2011

大忙し!

桜の満開を待っていたかのようにお客様が次々に来て下さった。今日は風もなく穏やかなお天気だったこともあって、店がとても忙しくなった。このところスタッフ2人に来てもらうゆとりがないので、ずっと2人体制でやっている。もうそれほど忙しくはならないだろうと思ってのことだ。でも今日は以前の日曜日のような賑わいで大忙しとなった。トモちゃんと二人だけだったので、もう大変~!久々に「ああ忙しかった~」と仕事の後、心地よい疲れを感じた。クレソンやヨモギ、菜の花など野で採れたものがたっぷりあったので、定食にも緑をいっぱいお付けすることができた。
こういう忙しさは大変だけど、やっぱり仕事は忙しく動いていられる方がいい。しばらく眠っていた自分のエンジンがコトリと音をたてて動き出したと言う感じだ。ビールを注文されたお客様もいらして、もうそんな季節なんだなあと改めて思った。途中からデザートもいちごのアイスクリームにした。ちょっと前に作っておいたのだが、とても寒くてお出しすることができなかったのだ。ようやくアイスクリームも凍えず?食べられるようになってきた。
昨日の夜、友達が来たので、イカと大根を煮た。どういうふうに使おうかと迷っていた緑色の鉢。緑と言っても織部のような深い緑ではなく、絵具の緑色に近いので、この色に合うものがあるのかなあと思っていたのだが、煮物を盛り付けると淵に出ている色が新緑のようでほんのりと春らしく、とてもよく似合っていた。春なので、私もちょっとは明るい色の服を着ようかな。
明日は久しぶりにユウコちゃんのヨガ&ランチ。11時から古民家で再開です。でも地震以降、あまりたくさんの方に宣伝することができずまだ定員にゆとりがあります。ご都合の付く方、明日になってからのご参加でもOKですので、よろしかったらお電話下さい!
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April 09, 2011

野のものがいっぱい!

ジュンコさんが筍を掘ってきてくれた。何日かに一回、実家の竹林に行って筍を探しているのだが、今年は雨が少ないので、地面もカラカラ。中々思うようにどっさりとは掘れないとのこと。それでも今年に入って2回目の筍だ。ジュンコさんはもう家で何度か筍ご飯を作ったという。まだ頭の出ていない筍を足で草をよけながら見つけて掘る瞬間が面白くて仕方ないという根っからの狩人?だ。毎回、ジュンコさんの収穫物のお裾分けが定食作りに大活躍しるので私も大助かり。
小さい筍2本だけだったけれど、そのままタテ割にして天ぷらにして、定食のメインのお皿に添えた。そしてヨモギもどっさりと!草餅を作るにもこんなには食べ切れないので、そのまま天ぷらにした。私は葉先だけチョンチョンと摘んでしまうのだが、ジュンコさんはバラけないように根元からしっかりと摘んで来てくれるので、料理する前のお掃除がとてもしやすい。
そしてこのところ定食の青菜はずっと菜の花。とにかく私は菜の花が大好きなので、裏の畑の終わってしまった小松菜や京菜をそのままにしておいて、毎日のようにつぼみを摘んでいる。摘みたての菜花はとにかく茹であがるのが早くあっという間。そして独特の春のほろ苦さがもうたまらない。ジュンコさんも仕事に入るたび、菜花を摘んで来てくれるので、最近、青菜は買うことなく、ほぼ自家調達できて嬉しい限り。
桜が見ごろだ。早く咲かないかなとずっと待っていても、咲いたらあっという間に散ってしまう儚い花。それでも桜を見るだけで春になっという嬉しい気持ちになる。店の営業中、今日はストーブをどの部屋も付けないでいられた。これも今年初。あの重たい灯油の買い物もしばらくお休みできるかと思うと、ほっとする。
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April 08, 2011

ヨーガンレールの社員食堂

71年に来日し、73年には自社のブランド(株)ヨーガンレールを立ち上げ、男性、女性の衣類、アクセサリー、ジュエリー、雑貨などの素敵なアイテムをデザインし続けているヨーガンレール氏。
社屋の移転を機に、オフィスの2階の一番日当たりのいい、緑と水の見える空間に社員食堂を作ることにした。オーガニック素材を使った日替わりのベジタリアンメニューの食堂だ。日々ランチをどこで食べようか何を食べようかと思い煩うことなく、気持ちのいい場所で、安心して食べられる食堂がほしかったと言う。それに毎日食べるものが私たちの体や脳を作っているので、よいものを食べる方がよい仕事ができるのではないかと考えたそうだ。
一カ月のうち3分の1は沖縄で過ごしているので、沖縄の自社農園から届く玄米や赤米、沖縄の食材なども食堂の素材に取り入れられている。もちろん無農薬で作られたものばかり。
そんな羨ましい食堂の毎日のメニューが本になっている。その名もずばり「ヨーガンレールの社員食堂」。以前、お客様からいただいてとても気に入っている本だ。ワンプレートに盛り付けられた美味しそうなおかずたちの写真とその料理名と素材が日付ごとに紹介されている。
社員は希望すればいつでもこのランチが一食500円で食べられるそうだ。もちろん時には外食をしたり、お弁当を持ってくるなど食べ方も自由。年4回の展示会の時は大皿に盛り付けたおもてなし料理がこの食堂に用意される。テーブルや椅子、器にまで気を配ったセンスのいい社員食堂。三年番茶と自社農園で育てられたレモングラスティーはいつでも常備されていて、時には食堂が打ち合わせ場所になることもあるとか。
去年、その延長で「ヨーガンレールの社員食堂 野菜でつくる一皿料理」というレシピ本が出版された。これもまた見ているだけで嬉しくなってしまう本で最近のお気に入り。この3月にはナチュラルスィーツの本も出版されたので、こちらも見るのが楽しみだ。
「土に還らないものはつくってはいけない、仕事でも生活のシーンでも環境を考えることが重要です」と語るヨーガンレール氏。そのセンスはファッションだけでなく、ライフスタイル全般にまで反映されているようだ。
美味しくて安心して口にできるご飯を食べることと、気持ちのいい天然素材の服を身に着けることは同じことだと思う。
それにしても完全オーガニックでベジタリアンの玄米ランチを社員食堂で供することを英断したヨーガンレール氏ってなんてすごい人なんだろう?自然素材をふんだんに取り入れたデザインから見ても、やはりホンモノの自然志向の人なのだろう。ファッションって生き方なんだなあと改めて思う。ああ、私もヨーガンレールの社員になりたいっ!
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April 07, 2011

一日庭仕事

気がつけば桜が満開!また季節に乗り遅れてしまった。こんなに温かくなってきたというのに、庭の花壇はまだ真冬のまま季節が止まっている。ほとんどの花が霜にやられて終わっているのにそのままなのだ。とりあえず枯れた枝葉や茶色くなっている花たちを取り除き、ついでに草取りをした。そしてビオラとインパチェンスを買ってきて植えた。でもかなり面積があるので、10鉢買ってきてもまだまだ花壇がにぎやかにならない。少しずつ花を植えていこう。
また花壇の外側にカキピーからもらったタイルと小石を敷いた。室内用に使うタイルなのだが、中では使う予定がないので、地面に並べたら明るくなった。
午後はポット容器に種を撒いて苗を作る準備をした。ピーマン、インゲン豆、サニーレタス、バジルなど、少しずつポットの中に撒いた。発芽したものだけを定植させていけば、畑も無駄なく使える。午後には一度、買い物に出たが、今日はほぼ一日庭仕事だった。
朝日新聞の小さな記事がとても印象に残った。地震の後、「正しさ」を錦の御旗に掲げた同調圧力が働き始めていないかという内容だった。「『人がつながって一致団結する』ということと、『圧力をかける空気を作りだす』という行為は表裏一体で、容易にダークサイドに転ぶ」という指摘。本当にそうだなと思った。
この時期、何かをやろうとすると必ずどこかで「こんな時にそんなことをしていいの?」という声が聞こえてくる。そしてその言葉を恐れて、何もかもが自粛の方向に向かうのはおかしいと思う。もちろん今、日本は歴史的な困難に見舞われていることは確かだが、でもだからと言って、全ての人が楽しいことをしてはいけないのだろうか?
何もできないという罪悪感にかられて、自分の大切な日常を自ら苦しいものにしてしまう必要はない。そこから何かが生まれるだろうか?
また不謹慎と言われることを恐れて、人が楽しく笑顔でいられる機会までもを失くしてしまうのは哀しいことだと私は思う。少しずつそんな思いを発信してくれる人たちが出てきたのは嬉しいことだ。この記事の最後の言葉はまさに的を得ている。
「不正への抵抗は実に簡単です。けれど正しさに抵抗することは、ひどく難しいのです」。
正しさって何だろう?誰もが同じ気持ちになることが正しさなのだろうか?そうなったら逆にとても恐ろしいと思う。心はあくまで自由でありたい。
祈りの心を忘れることなく、自分のできることを淡々と続けながら、笑顔で出会える人たちとの時間を大切に過ごしていきたいと私は思う。
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April 06, 2011

畑の種まき

地震の後、あまり畑仕事をする気になれず、堆肥を入れて、一度耕しただけで何の種まきもしないままでいた。でもさすがにこんなに温かい日が続くと、遅ればせながらもいよいよ種まきをしなければという気持ちに追い込まれていく。毎度のことながら、季節を先取りするどころか、季節の後追いばかりしている畑だ。
今日は鍬で畝をたて、ジャガイモを植え、カブとラディッシュ、ハーブはセージとタイムの種を撒いた。畑の草を取り除いていたら、小さなコリアンダーの芽を見つけた。こぼれ種で発芽したものだ。そういう発見はとてもうれしいし励みになる。去年、春と秋に2回種まきをし、けっこう大きく育ってくれた。タイカレーには欠かせないが、独特の香りは好き嫌いがあるので、和食中心の定食にはあまり使えないのが残念。タイムとパセリもわずかだが残ってくれて嬉しい。
でも一番元気がいいのはルッコラ。ルッコラも春と秋に2回種撒きできる嬉しいハーブ。秋撒きの分がそのまま残っていて、今花が咲いている。葉を楽しむためには花を早めに摘み取った方がいいのだが、花芽も可愛らしいのでそのままにしてある。ルッコラは大好きなので、いつも生のままレタスと一緒にサラダにしてバクバク食べる。野生化するほど群生してくれたらいいな。今年はバジルもいっぱい育ててたくさんジェノヴァソースを作ろう。
種苗屋さんに行って、あれこれ種を選ぶのが楽しい季節になってきた。でもそれはイコール草刈りに追われる季節になると言うことだ。まだ小さくて手で抜けるほどの雑草だが、伸びるのはあっという間。あと一カ月もしたら刈払機の出番になる。
それにしても今日は何という温かさ。鍬をふるっているうちに汗をかいてしまった。まるで初夏のような陽気だったというのに、夜はまだまだ寒い。
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April 05, 2011

白州正子~神と仏、自然への祈り~

白州正子の孫である白州信哉氏の著作「白州正子の宿題~『日本の神』とは何か~」を数日前から読んでいた。祖母の歩いた道を辿りながら、日本の神とは何か信哉氏自身で説いた紀行文である。
その本を読んでいる時、たまたま新聞で世田谷美術館の企画展の案内を目にした。それはまさに白州正子本人が訪ね歩いて出会った寺社の名宝を、その紀行文と共に展示するという内容だった。
なんという偶然。これはすぐに行きたいと思った。昨夜、実家に泊まったので、今日は朝から懐かしい砧公園を歩き、久しぶりに世田谷美術館に行くことにした。ちょうど桜がほころび始めた砧公園。実家にいる頃はよく車でフラリと出かけた馴染みのある場所だ。
白州正子の美や文化、骨董に対する感覚は他に並ぶ者がいないくらいに幅広く造詣が深い。伯爵家に生まれ、4歳から能に親しみ、女性として初めて能舞台にたったというその生育背景による所が大きいのだと思うが、美術品を単体で観ているのではなく、歴史的な背景と自然観を交えて考察していくので、ちいさな木片一つにさえ美を見出し、魂が注ぎ込まれていく。
東京オリンピックで日本中が浮き立つ頃、全国各地を歩きながら、日本人にとっての自然と神との関係を探る旅を始めた。それらは「西国巡礼」「かくれ里」「近江山河抄」「十一面観音巡礼」などの紀行文としてまとめられ、独自のとらえ方で私たちを古の自然信仰へと誘う。彼女が語ればモノの見方が幾層にも広がっていく。
今回の展示回では各寺社に秘蔵され、普段は公開されることのない重要文化財である神像、仏像、秘宝、屏風江、観音像など、120点が展示されていて見ごたえ充分。
特に十一面観音はとても多く、その優しい視線の奥に深い哀しみが見えるような気がした。今のこの日本を憂い、今後の復興を全身で切望されているように思えてならない。見る側も美術館という空間の中にいながら、各地を旅し、ご参拝しているような感覚になった。それだけ白州正子が愛し心を寄せたモノたちには力があるということなのだろう。
予想に反して平日だというのにたくさんの来場者にあふれ、一つ一つにゆっくりと向き合うことができず残念だったが、素晴らしい企画展だった。こういう時だからこそ、古代人たちが神像の姿にどれほどの祈りを託したのかということが、より身近に伝わってくる。
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April 04, 2011

家族と過ごす

日曜日の夜、仕事が終わってから娘が泊まりに来た。地震の後、営業時間を短縮しているらしいが、それでも家に来たのは9時を過ぎていた。車のディラーで働いているのだが、工場での生産が止まってしまい、2月中に売れた車も納車の目途が全く立っていないそうだ。日本の産業の根幹をなしている自動車業界のラインがどこもストップしているので、日本経済に与える影響はとても大きいだろう。全く仕事にならないと嘆いていた。
今日は娘と一緒にランチを食べに行き、その後、リサイクルショップ巡り。本当はドライブがてら益子と笠間に陶器を見に行こうと約束していたのだが、ここ数日、茨城周辺での地震が増えてきたので、遠出する気にならないねと予定を変更。
買い物の後、千葉まで送ってもらって私は夕方から父の介護施設へ行く。父相手に地震の話をしても、本人は地震があったことなどつゆ知らず。かえって何の不安も心配もなくていいのかもしれないが。夜は都内に住んでいる息子たちと新宿で待ち合わせして、居酒屋をハシゴ。
都内の真ん中でさえ、居酒屋はどこもお客さんが少ないので、ちょっと歩くと引き合いばかり。息子たちは娘と違って都内に住んでいるので、そんなにしょっちゅうは会えないが、地震の後も、元気でいる姿をこの目で確認できて一安心。夜は渋谷の実家に泊まるつもりだったので、終電の時間を気にせずゆっくり話ができてよかった。12時ちょっと前に家に着いたのだが、弟は起きて待っていてくれた。荷物だらけの実家なので、あちこちいろいろなモノが散乱して片付けが大変だったと話していた。
この2日間で、ようやく親兄弟子供たち全員に会えた。やっぱり電話やメールではなく直接、会って話せることが何より嬉しい。少しずつ日常生活に戻りつつあるけれど、地震の後、やはり仕事はどこも大変で、今後のことは不透明だ。でも離れていても再会できる家族がいて、それぞれの場所でがんばっているということが私の中でも大きな励みになっているのだなあと思った。
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April 03, 2011

一人暮らし

今日は久しぶりにユキコちゃんにバイトに来てもらった。前回は初めて来てくれたというのに、いきなりものすごい忙しさ。細かいことを伝える暇もなく次々にお客さまがいらして下さったので、お互い、その対応に追われ、ようやく一息つけたのが午後3時。一緒に仕事をしたのに、ほとんど何も話せないままに終わってしまった。
今日はお客様がボチボチだったので、仕事の合間にいろいろ話すことができた。ちょっとショックな話を聞いた。ユキコちゃんの住んでいる団地の5階で一人暮らしをしている女性が、地震の後、亡くなっていたことがわかったそうだ。高齢で足が不自由でほとんど外出もせず、近所付き合いもしない方だったらしい。地震が直接の死因かどうかわからないけれど、地震で散乱していた家の中で亡くなっているのが発見されたというから、地震が引きがねになったことは確かだろう。自由に動けず、さぞ怖かったことだろう。
今回の地震は仕事中だったしお客様もスタッフもいたので、それほど取り乱すことはなかったが、万が一、一人で寝ている夜中に起きていたら、相当、不安になったと思う。たまたま停電にならなかったが、もし地震と同時に停電になったとしたら、灯りもなく水も出ない真っ暗な寒い夜中に、一体どうすればいいのだろう?
健康でまだ自由に動けるからいいけれど、自由に動けないとしたら、怖くてもその場から逃げることができない。被災地の中にもきっと逃げたくても逃げられなかった方たちがいらしたのだと思う。
これから私も少しずつ年をとっていく。体の機能も徐々に衰えていくことだろう。市街地までかなりの距離があるので、車が運転できなくなったら、本数の少ないバスを利用するしかないので、買い物も一苦労だろう。
一人暮らしは自由気ままでいいけれど、そういうリスクも自分自身で負わなければならない。私が一人のせいなのか、なぜかスタッフや回りの人たちにも一人暮らしが多い。
ユキコちゃんも一人暮らし。「ああ怖かったねえ~、大丈夫?」と言える相手がすぐ近くにいること。ただそれだけのことでも随分違うだろう。安心感というのは物質的なことよりも、精神的なものの方が大きいような気がする。
俵万智の短歌に『「寒いね」と話しかければ「寒いね」と答える人のいるあたたかさ』というのがあったけれど、私はこの短歌が昔からとても好きだった。やはり人は人によって支えられているのだ。
今回の地震で誰もが家族の絆をもう一度、見つめ直したことと思う。一人暮らしでいる以上、自分で自分のことをするのは基本だけれど、もしできない時は安心して迷惑をかけ合える相手を日ごろからたくさん作っておかなくては・・・としみじみ思った。
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April 02, 2011

温かな一日

今日は風もなく一日中、温かかった。ようやく春が近づいてきたということをこの古民家でも実感できるようになってきた。でも夜になるとまだまだ寒くて、部屋にはストーブが必要だ。以前、普通の一軒家に住んでいた時は、ストーブをつけるのは12月に入ってから、そして4月になったらストーブはいらなくなった。ここでは早々と10月末から使い始め、去年は5月に入ってもまだ使っていたような記憶がある。
今日も昼からはお客様が次々にいらしてくださって、いつもの土曜日並みの人出となった。2か月に一度、幕張から電車に乗って、千葉と成田で乗り換え、久住駅で降りて歩いて来て下さるお客様がいる。「地震で古民家の建物も店もつぶれているんじゃないかって心配してたんだけど、やっててよかった~」と言われて思わず大笑い。
まあ、そんなことを笑ってお話できるだけも幸せなのだと思う。今回の地震で、まだ再開できていない飲食店だってあるのだし、それにどこも軒並み人出が減っているので、たとえ再開したとしても、いつまた閉めてしまうことになるとも限らないのだから。
ジュンコさんが実家の畑に植わっている水仙をどっさり手折って持って来てくれたので、一部を生けて、それ以外は少しずつ束ねてお客さまにお裾分け。部屋中、水仙の甘くて優しい春の香りでいっぱいになった。
店が終わってから、西側の縁側に置いてあるカキピーからもらった読書椅子?に座って読書タイム。ポカポカの陽射しを受けながら、ヒザの上には2匹のにゃんこ。何とも気持ちのいい夕暮れまでのひとときだった。
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April 01, 2011

今日から4月

一生忘れらない2011年の3月が終わった。今日から4月。暦が変わっただけなのに、どこか新しい季節が始まるような気がする一日。神棚の榊と水、お米、塩を取り変える。榊はいつも北側の庭から手折ってくるのだが、葉と葉の間に小さな白い花が咲いているのに気が付いた。榊にも花が咲くということを初めて知った。
今日は顔見知りのお客様が次々に来てくださって久々に大忙し。エデラちゃんとも地震以来、初めて再会。あの地震の時は一緒に厨房で片づけをしていた。仕事の時間が終わっても「こんな状態でエイコさんを一人残しては帰れないよ」なんて言いながらしばらく一緒にいてくれた。その後は仕事もお休みしてもらっていたので、2週間ぶりだ。お誕生日に渡せなかった雲南桜草の鉢をプレゼント。見た瞬間、なんて可愛らしい花なんだろうって一目惚れ。その名のとおり中国の雲南省原産で「報春花」とも呼ばれており優しい香りで春の訪れを告げてくれる。
被災地の復興はまだまだだけど、何か少しずつ流れが変わってきたような気がする。じっと立ち止まっていた人たちが動き始めている。少しずつ普通の生活に戻ってきたという感じなのだ。朝、起きてご飯を食べて、その日にやるべきことをして、家族が集い、食卓を囲み、夜になったら静かに眠りに着く・・・当たり前の生活の営みが続けられることは決して当たり前ではない。
今回の地震ではそんな毎日の暮らしがいかに幸せだったかということに誰もが気付かされた。そして私は自分に与えられた仕事に感謝しながら、今、できることを一生懸命やり続けていこうと思った。そういう気持ちが心にストンと落ちた時から何かが回り始めた。
たくさんの友達やお客様と再会し、互いの無事を確認し、ご挨拶もそこそこに、厨房で忙しく定食のご用意をしていたら、嬉しくて泣きそうになった。
もうじき桜も咲くだろう。人々は様々な思いを胸に卯月という月日を重ねていく。新しいカレンダーのページは開かれたばかりだ。
去年、ジュンコさんから球根を分けてもらったシラーの花が初めて咲いた。
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