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April 03, 2011

一人暮らし

今日は久しぶりにユキコちゃんにバイトに来てもらった。前回は初めて来てくれたというのに、いきなりものすごい忙しさ。細かいことを伝える暇もなく次々にお客さまがいらして下さったので、お互い、その対応に追われ、ようやく一息つけたのが午後3時。一緒に仕事をしたのに、ほとんど何も話せないままに終わってしまった。
今日はお客様がボチボチだったので、仕事の合間にいろいろ話すことができた。ちょっとショックな話を聞いた。ユキコちゃんの住んでいる団地の5階で一人暮らしをしている女性が、地震の後、亡くなっていたことがわかったそうだ。高齢で足が不自由でほとんど外出もせず、近所付き合いもしない方だったらしい。地震が直接の死因かどうかわからないけれど、地震で散乱していた家の中で亡くなっているのが発見されたというから、地震が引きがねになったことは確かだろう。自由に動けず、さぞ怖かったことだろう。
今回の地震は仕事中だったしお客様もスタッフもいたので、それほど取り乱すことはなかったが、万が一、一人で寝ている夜中に起きていたら、相当、不安になったと思う。たまたま停電にならなかったが、もし地震と同時に停電になったとしたら、灯りもなく水も出ない真っ暗な寒い夜中に、一体どうすればいいのだろう?
健康でまだ自由に動けるからいいけれど、自由に動けないとしたら、怖くてもその場から逃げることができない。被災地の中にもきっと逃げたくても逃げられなかった方たちがいらしたのだと思う。
これから私も少しずつ年をとっていく。体の機能も徐々に衰えていくことだろう。市街地までかなりの距離があるので、車が運転できなくなったら、本数の少ないバスを利用するしかないので、買い物も一苦労だろう。
一人暮らしは自由気ままでいいけれど、そういうリスクも自分自身で負わなければならない。私が一人のせいなのか、なぜかスタッフや回りの人たちにも一人暮らしが多い。
ユキコちゃんも一人暮らし。「ああ怖かったねえ~、大丈夫?」と言える相手がすぐ近くにいること。ただそれだけのことでも随分違うだろう。安心感というのは物質的なことよりも、精神的なものの方が大きいような気がする。
俵万智の短歌に『「寒いね」と話しかければ「寒いね」と答える人のいるあたたかさ』というのがあったけれど、私はこの短歌が昔からとても好きだった。やはり人は人によって支えられているのだ。
今回の地震で誰もが家族の絆をもう一度、見つめ直したことと思う。一人暮らしでいる以上、自分で自分のことをするのは基本だけれど、もしできない時は安心して迷惑をかけ合える相手を日ごろからたくさん作っておかなくては・・・としみじみ思った。
Dsc09305


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