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April 25, 2011

ぜんまいの煮物

先週、自分で採ってきたぜんまいがようやく煮物になった。ふわふわの綿毛をまとったぜんまいは採ってきてすぐに綿毛を取り除き、重そうを入れたお湯でサッと茹でる。一晩そのまま放置した後、すぐに食べられるのかと思っていたが、それからが大変。竹ザルの上に並べて、天日でカラカラになるまで干すのだ。しかもその間、手で縄をなうように揉みながら繊維を柔らかくする。3~4日すると採ったぜんまいの跡かたもないくらい?糸のように細くなった乾燥ぜんまいができあがる。
今度はそれを煮るのだが、お湯の中でまずぜんまいをもどす。それも一晩では柔らかくならないので、二晩ほどお湯をとり変えながらフタをしてもどす。やわらかくなったのを手で確認してようやく煮物に取り掛かれるのだ。
ザルいっぱいあったぜんまいがほんの少しの量になってしまった。しかも頭にあった可愛らしい渦巻は乾燥したらなくなってしまう。
椎茸、油揚げ、ゴボウ、人参と一緒に甘辛く煮た。定食にお出しする量にはとても足りず、日曜日の夜に泊まりに来た友人と一緒に食べた夕食になった程度。でも収穫から下処理、調理まで自分で全ての工程に取りかかって、仕上げた料理はとっても愛おしい。泊まりに来た友達にも「心して食べてね!」な~んていっちょ前にぜんまいのうんちくを語り?「美味しいねえ~」と感動を分かち合った(なんとオーバーな!?)。
以前、福島の友人のお母さんが干した乾燥ぜんまいをいただいて来て、自分で料理したことがある。今回、自分で作って初めてその大変さを知った。足元のおぼつかない高齢のお母さんが一人で手間をかけ、乾燥ぜんまいを作ってくれたのかと思うと、なんだか申し訳ない気持ちになってしまった。
買ってきたものではなくて、野にあるものを食するにはそれなりに手間がかかる。そこに費やす時間はこういう時代の中で、自然にあるものをそのまま食べさせていただけることへの感謝の時間なのだなと思う。
いずれ開発や環境汚染が進めばこのあたりのぜんまいももうなくなってしまうだろう。今、ここに自生してくれている食物を自分の手で摘んでいただく喜びを味わいながら、食べるものに対して手間をかける暮らしを大切にしたいなと思った。
Dsc09378


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