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June 30, 2011

旧白洲邸 武相荘へ

白州正子白洲次郎が昭和18年に引っ越し、生涯暮らしてきた鶴川の家「武相荘」に行ってきた。白州正子の著作や審美眼に触れる度、彼女の強烈な個性と感性の鋭さはどこから来るのだろうといつも思っていた。二人で気に入って購入し、暮らしながら手を入れていった武相荘に行けば、少しでもその世界を垣間見ることができるのではないかと思っていた。
でも成田から鶴川はちょっと距離があるので、中々行く決心がつかなかった。お店のお客様として知り合い、その後いろいろ話をするうちにすっかり親しくなった同じ年のマリちゃんも白洲正子ファン。仕事の休みを合わせて一緒に行くことにした。
小さなお屋敷だが、その中にも二人の世界がさりげなく凝縮されていた。正子が愛用していたグラスや器、着物、骨董品などが一緒に展示されており、書物の中で見てきた馴染みのモノたちと直接対面することができた。正子は好きなものだけしか身の回りに置きたくないと豪語していただけあって、どれも使い込まれ暮らしの中にしっかりと溶け込んでいるんだなと思った。
私が一番気に入ったのは正子の書斎。文机の上には書きかけの原稿、インク壺の横に置かれた万年質、一輪挿し、古時計、着物地をつなげて作った膝かけなどが無造作に置かれていた。今にも正子がその部屋に入ってきて執筆を始めそうだった。
文机の前には格子ガラスの窓があり、そこから四季折々の緑を見ながら、心に浮かんだ言葉を原稿用紙に書き留めていったのだろう。壁に取り付けられた本棚には蔵書がいっぱい並んでいて、畳がしなるほど。愛するものたちに囲まれながら、自分の世界を言葉で表現する仕事を手にした正子はとても幸せな人だと思う。生誕100年を経ても正子人気は衰えることなく、武相荘を訪れる人たちは後を絶たない。
白洲次郎は武相荘に引っ越す時、40歳をすぎたばかりだったが、これからは「隠居」して農業をやると言っていたそうだ。当時、そんなことを考えていた人がどれだけいたのだろう。第二次世界大戦の時も最初から日本の敗戦を見抜いていただけあって、先見の明というか、時代を読み込む感性も鋭い人たちなのだと思う。
マリちゃんと感動を共有しながら、道すがらたくさんの話ができてとても楽しかった。
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パン教室~ブルーベリー酵母を使って~

今日はパン教室。今回は旬のブルーベリーで酵母を起こしてパンを焼いた。フルーツ酵母でパンを焼くことには関心のある方が多いのか、今回、初めての方が7名も参加して下さった。それに講師の高田さんやアシスタントの水野さんを入れると12人の大所帯。狭いキッチンがますます狭く感じられた。
おまけに今日はとても暑くなったので、300度のオーブンをつけっぱなしにしていた厨房はまるでサウナ状態。つい先週までストーブが出ていた座敷にようやく扇風機を出して、今年初めて使うことにした。
フルーツ酵母は時間がかかるのだが、高田さんが時間差で発酵した生地を用意してくれたので、スムーズに進行することができた。一つはプレーンのブールに、もう一つは天板いっぱいに広げた生地に米粉で作ったカスタードクリームやナッツ、ドライフルーツを乗せて焼いたパンを作った。
暑かったけれど、お座敷よりも涼しそうだったので、ランチタイムはお庭で。打ち水をしたけれど、それこそ焼け石に水でほとんど効果もなかったようだ。
ヒヨコ豆のトマト煮、グルテンミートのシソ巻きフライ、切干大根のサラダとパンに合うメニューを大皿に並べてお出ししたのだが、いつもよりも量が多かったが、みなさんいっぱい食べて下さった。
パン教室の後、久しぶりに遊びに来てくれた友達と話し、その後、松尾まで玄米を取りに行き、夜は古民家を見学したいという方がいらしたので、中をお見せして、その後、有り合わせのものを並べて一緒にお食事をしながらいろいろお話して過ごした。
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June 28, 2011

ミレー農産物直売所へ

無農薬野菜をインターネットで販売するミレーが実店舗である農産物直売所ミレーをオープンした。私は店をやりながら、5年ほどミレーのライターもしていたので、北総地域の農家さんや生産者さんの所へは毎週のように取材に行っていた。やめて3年近くになるが、社長の早川さんとは今も親しくお付き合いさせていただいている。無農薬野菜のことや日本の農業、生産者さんのこと、そして仕事観など会えばいろんな話をする。
昨年から実店舗を作る計画があり、いくつかの店舗を一緒に見に行ったこともある。第一号店の場所は幕張のベイタウン。巨大なマンションタウン「パティオス」入口の角地という最高の立地だ。ただ開店時期と震災とが重なってしまったので、一番大変な中でのオープンとなった。
早川さんとは地震直後、幕張の自宅まで帰れなくなったので、家に泊まりに来たのが最後で、その後、ずっと会っていなかった。新規のお店のオープンというのはとても大変なことだし、自然食関係の食材も置くと聞いていたので、何かお手伝いできることがあればと思っていたのだが、中々時間が合わなかった。
今日、ようやくミレーの農産物直売所に行くことができた。吹き抜けで天井の高いガラス張りの店舗はとても見通しがいい。エントランスも広いので、店の前でも特価台などが出せそうだ。早川さんに時間を取ってもらって、私の友達も交えていろいろな話をした。
確かにこの時期、風評被害もあって新しい事業を展開していくことはとても厳しい状況だ。でも今までネット販売中心だったミレーが野菜という切り口で街づくりにも着手し、地域の人に愛され、人々が行き交うコミュニティのような直売所をあちこちに作りたいという早川さんの方向性は決して間違っていないし、今後はそういうお店がどんどん求められていくのだと思う。
長い付き合いの中、自分で会社を経営し、仕事をするということの意味を探りながら、ミレーという会社が社会に存在することの意味をずっと問い続けてきた早川さん。そのことを通して彼が精神的にとても成長し、変わってきたのを私は間近でずっと見てきたので、今回の直売所も成功してほしいと心から思う。
実際にはまだいろいろなシステムが充分に機能していない部分もあったり、慣れないことも多かったりで、とても大変そうだったし、まだまだ改善しなければならない点も多いとは思う。
それでも早川さんには鋭い経営感覚があり、時代の先を見る視点をきちんと持っている人なので、いずれ地域に浸透し住民に愛される店になっていくことだろう。
私自身もかつて自然食材を売る店をやっていたので、この世界の大変さはとてもよくわかる。だから自分のお店でもないのに、自然食材や無農薬野菜など自分の愛する商材たちが並んでいると見て見ぬふりができなくなってしまう。もっといろんな人の目に留まるようにポップを書いたらいいかなとか、置き方はこうした方がいいかなとか、勝手にあれこれ考えてしまった。
ともあれお店というのは「生きもの」だから、日々、人の手が加えられて変化(成長)していくのだと思う。そういう意味でこれからのミレー農産物直売所がとても楽しみだ。
とてもいいお野菜と自然食材が揃っています。ベイタウンにいらした時はぜひ寄ってみてくださいね!
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June 27, 2011

大盛況!ヨガ&ランチ

今日のヨガ&ランチの教室は大賑わいだった。申し込みの段階で12名。私とユウコちゃんを入れると14名。それだけでも入れるかなあと心配だったのだが、予約なしで来られた方がお二人いらしたので全部で16名の大所帯になってしまった。
とにかく場所を少しでも広く使えるようにと座卓や椅子、飾り物など動かせるものは全て縁側に出し障子を外していたら、ヨガの前に大汗をかいてしまった。ユウコちゃんのヨガマットも雪見障子を外して畳ではなく西側の縁側に敷いた。マットを敷く場所もなかったし、遅れていらっしゃる方の対応などもあったので、今日の私はヨガをやるのは諦めた。
ヨガの後のランチタイムでは自己紹介をしながら感想などをお聞きした。食と体の両方の面から健康に関心を持っていらっしゃる方が多く、ヨガの後のお食事をとても楽しみにしていて下さった。ヨガで適度な刺激を受けた後、優しいオーガニックのお食事を摂ると、食べものが自然にすーっと体に沁み込んでいく。そんな体験をご自身の体で実感していただけたら嬉しいなと思う。
ヨガ&ランチが終わった後、TINAのスッシーがブラウンライスのスタッフと千葉産直サービスの方をゲストに産地見学がてらお食事にいらした。ヨガに参加された方はまだお話しながら残っていたけれど、私は中座させていただいて定食のご用意をした。ゲストのお二人は庭に停まっているたくさんの車も見て、「いい場所ですねえ。でもよくこんな(不便な)場所に人が集まりますね~」と驚いていた。
お食事の後、お茶を飲みながらドライトマトやドライいちごを試食しながら、震災後の産地の様子やこれからの活動などについてあれこれ話し楽しいひとときを過ごした。スッシーとは「20歳という年齢差がなければ、きっと一緒になっていたよね~」といつも話すのだが、残念ながら私を差し置いて?今年結婚してしまった。
でもとても気の合う若者なので会う時はいつも楽しい話で盛り上がる。NPOで次々新しい企画を考えて仕事にしていってしまうので、私もたくさんの刺激をもらっている。若いって本当にいいなと思う。20年前だったら、私もきっと一緒に突っ走っていたことだろう。
でも今の私は前へ前へと前進するよりも、こうして人が集まる場をいつも気持ちのいい場所にしておくこと、そして美味しく楽しいご飯の時間をご用意することが心地いいと思う。それが自分にとって一番自然なことなのだろう。
*ヨガ&ランチの会 次回は7月25日月曜日。ぜひご参加ください!
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June 26, 2011

真竹のキンピラ

今年は孟宗竹もあまり収穫できなかったが、真竹も少なかったようだ。ジュンコさんの家にある真竹林で去年は真竹狩りをした。抱え切れないほどの真竹を大きな袋に分けて入れ何袋も持って帰って来た。大急ぎで茹でて適当な大きさにスライスして干し筍を作った。「筍はもういらないよ~」と言ってしまうほど筍三昧の日々が続いた。
なのに今年は真竹も不作。昨年の猛暑が影響しているのだろうか。土曜日に「今年はもうこれで終わりだわ」とジュンコさんが持って来てくれたのは小さめの真竹10本ほど。今日はその真竹を縦にスライスしたものと大根、人参、ピーマンを一緒にキンピラにした。最後だと思うと竹の皮さえ?愛おしい。
そう言えば今年は梅も不作だ。去年は梅干、梅ジュース、梅ジャム、梅酵素・・・と使いきれないほど梅がなった。粒が大きくて立派な梅がボコボコと落ちているので、毎日のように拾って仕込んだけれど、それでも落ちているのだ。まるで私が住み始めて一年目の夏を大歓迎してくれているみたいな?実り方だったというのに、今年は本当に少ない。今日もバケツを持って探したのだが、1キロもなかった。
ここで暮らし始めて庭にあるものを収穫していただくことの楽しさを知った。梅、柚子や柿、茗荷・・・そして畑の野菜たち。どれも無駄にしないよう食べ切れない時は加工した。冷凍庫には去年刻んだ柚子の皮の千切りがまだ入っている。サラダや煮物に今も大活躍だ。
グリーンカーテンにようやくゴーヤの黄色い花が咲いた。ゴーヤをもいで今年もチャンプルーをたっぷり食べたい。今年はグリーンカーテンを作っている人が多いから、お店で売っているゴーヤはシーズンになったら、あまり売れないだろうなあ。
見納めの真竹。来年はまた豊作になってね!
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June 24, 2011

ユウコさんのフルーツポンチ

昨夜は眠いのにすりガラスに吹き付ける強風が気になって、あまりゆっくり寝られなかった。一晩中、すりガラスはガタガタと激しく揺れていた。朝になっても風はやまず、暑いのに窓を全開にすることができなかった。特にオーブンをつけてケーキを焼いていた厨房は窓を開けられずサウナ状態。ユウコさんと二人で冷たい水やお茶ばかり飲んでいた。
梅雨冷えの日がまだあるかもしれないとストーブをまだ一台だけ出してあるのだが、夏至の日は真夏日になったことだし、これで本当に片付けても大丈夫そうだ。
出かけて帰ってきたら、毎度のことながらその後はとても忙しい。あれこれと作らなければならないものがあって、あっという間に現実に引き戻されてしまうのだ。おかげで寝不足でも眠気を感じるヒマがなかった。
でも寺社めぐりをした後は、けっこう歩いているにも拘わらず、不思議とあまり疲れないのだ。神社やお寺のいい気をたっぷりといただいてくるからだろうか。いつも帰って来てからより一層元気?になっているような気がする。
今日はこんな強風にも拘わらずたくさんの方が来てくださって、お店も忙しかった。ユウコさんがフルーツポンチを作って来てくれた。ユウコさんのフルーツポンチはとても美味しいのだ。白玉や寒天だけでなく、白花豆やアンズ、クコの実、オレンジなどいろいろなものが入っている。冷たくて美味しかったのでバクバク食べてしまった。
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June 23, 2011

室生寺~長谷寺~春日大社

6月7月は方位がいいので関西方面へのご参拝にいろいろ行きたいと計画を立てている。前回、天河神社玉置神社高野山とご参拝したが、その時、次回は女人高野と呼ばれる室生寺に行きたいと思っていた。
今月で2日連休が取れるのはこの22日23日だけだったので、21日の夜、突然思いたって大栄から高速バスに乗り京都に出て奈良に行くことにした。
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その昔、龍神が住むと言われた山深い聖地に室生寺はある。室生川の渓流にそって石段を上っていくと、杉木立の中に弥勒堂、本堂、奥の院、五重の塔など古い建物が点在している。かつて女人を禁制とした高野山に詣でられなかった女たちが嶮しい山を越え谷を越え、歩いて真言宗の教えを授かるために山深いこの寺までやってきた。そのせいか、室生寺の境内は何かを待っていてくれるような優しさがある。
木々の間を抜ける風が彼女たちに束の間の涼を与え、室生川の水で喉の渇きを癒したのだろう。シャクナゲの季節は終わってしまったが、清楚で優しく、落ち着いた佇まのお寺だった。
近くには雨乞いで知られる室生龍穴神社があり、そこもご参拝してきたが、ご神体が水そのものなのでないかと思うほど、自然と一体となった古い神社だった。
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長谷寺
は「花の御寺」と呼ばれ、桜やボタン、紫陽花、紅葉など四季折々の自然美が楽しめる美しい寺だ。登廊の低い石段をゆっくりと歩いて登っていくと本堂にたどり着く。本堂の舞台からは初瀬山周辺の景色が一望に見渡せる。
ちょうどご本尊様である十一面観音の御開帳の時期だったので、特別拝観で中に入ることができた。とても大きな十一面観音で高さは10m以上もある。その足元に触れてお参りすることができるのだ。大勢の参拝客がいるにも拘わらず、私が入った時はタイミングよく人が切れている時だったので、たった一人だけで観音さまとご対面することができた。見上げると大きな大きな観音さまの優しく慈悲に満ちた眼差しに出会う。足元にひれ伏す小さな私はまるで観音さまの子供になったようだ。
右手に数珠と杖を持ち、左手には器に入れた蓮華を持って、大判の石の台座の上に静かに立っていらっしゃった。観音さまのご真言である「おん まか きゃろにきゃ そわか」を何度も唱えているうちに、このたった二人だけでいられる至福の時間が有難くて有難くて涙がこぼれてきた。
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早朝は春日大社へご参拝してきた。震災の後、毎朝、神主さんが行っている朝拝に東北大地震の早期復興祈願詞が加わった。一般の人も同席しながら合わせて中臣祓(大祓詞=おおはらいことば)を唱えると、一人に付き、一回と数えられ、それが一万回になった時、「萬度祓」として奉安される。すでに多くの方が参列され、満願祈願は4月末に達成されたそうだが、引き続き、2度目の「萬度祓」をやっているそうだ。
私は祝詞をソラで唱えられないので、書かれた詞を読み上げるだけなのだが、自分のこのたどたどしい詞が、神主さんに導かれ、一万分の一の祈りになるのだと思い一字一句を丁寧に読ませていただいた。神主さんと直会殿に同席し、共にこうべを垂れ、柏手を打つ朝のひとときはとても荘厳で気持ちのいい時間だった。人々が何かの願いをこめて祈りを捧げるという行為は今も昔もずっと変わらないのだなと思った。
夜行バスで寝られずけっこう歩いたので、今回はちょっと疲れたが、行く先々でいろいろな形の信仰に出会えてよかった。
白州正子が「西国巡礼」を書いたのは55歳を過ぎてから。「十一面観音巡礼」は65歳の時の作品だ。その年代だからこそ書けるものがあったのだろう。私のように思い付きで動く人間は系統立てて順番に歩くことなどとてもできそうにないけれど、順番はどうあれ少しずつ時間を見つけて、いろいろな寺社を回りたい。とても満ち足りた時間を過ごしてくることができた。
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June 21, 2011

EM緑の会

EM菌を使ったボカシ肥料や活性液を畑でも活用している。それを購入するには「EM成田緑の会」という勉強会のグループに入った方がいいとご近所の方からすすめられて私も会員になった。と言っても例会はいつも日曜日なので全く参加できず会報を届けていただいているだけの名ばかり会員なのだが。
今回、班ごとにEM活性液を作ることになった。全部で4日間の工程があるので都合のいい日程の時に参加して下さいと連絡があった。今日の夕方なら参加できるので、車で5分ほど行った所にあるプレハブの作業場に行ってきた。できたら工程を覚えたかったのだが、今日はその第一日目だったので、仕込みをするための準備だけでほとんど作業はなくすぐに解散となった。
帰りに会員の方に実験農場に案内していただいた。小さな区画だがEM肥料を使ってヤーコンや長ネギが元気に育っていた。私もヤーコンや長ネギ、ジャガイモ、にんにくなど作っているので、作物の生育状況を比較することができた。
長ネギを見てから、そう言えば、家の長ネギ、そろそろまた土をかけてやらなければなあと思い出し、帰ってから長ネギの土寄せをした。もっと畝の間を深く掘って植えておけばよかった。だんだん盛り土がしずらくなってきた。いつまで虫に食われずに育ってくれるかわからないけれど、今のところ元気だ。
ヤーコンもしっかりと葉っぱが繁っている。去年は暑さのせいかヤーコンがどこも軒並み不作だったようで、ヤーコンが大好きなのにそれほどたくさんは食べられずガッカリ。去年はうちもジャガイモくらいの大きさにしかならずほんの少ししか収穫できなかったので、今年こそは・・・!と期待しているのだが、さてどうなることやら。
例会に参加できず会員の方はほんの数名しか知らないのだが、名簿を見た限りでは随分たくさんの方がいるようだ。それだけ家庭菜園をやっている人が多いということだろう。やはり土を耕し食べ物を育てるというDNAは現代人にもしっかりと受け継がれているのだと思う。理屈抜きで採れたて野菜は美味しいし、土に触れていると心が落ち着く。
これからの季節は日に焼けるし汗もかくし虫も多いのでとても大変になるが、畑仕事をしていると、大地とつながっていることが実感できる。一番好きなのは、夕方、一日の畑仕事を終え、夕焼けを見ながら、ふっと風に吹かれる瞬間だ。汗だらけ泥だらけになって疲れた体を癒してくれる風だ。自分も自然の中の一部に過ぎないということをいつも気付かせてくれる。
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June 20, 2011

アプローチの草取り

砂利やタイルが敷いてあれば、少しは雑草が生えてくるのも遅いんじゃないかと思っていたのだが、古民家周辺の草たちはそれほどヤワではないようだ。小さな隙間からも芽を出してぐんぐんと育っていく。ほおっておけば砂利の上も他と変わりなく雑草だらけになってしまうだろう。
この玄関までのアプローチは古民家を修復している時、友達の友達の「庭花創師舎」の庭師さんであるコミヤマさんがデザインし作って下さったもの。当初、道路から古民家の庭に入ると、いきなりドーンと古民家が建っていた。お店にするならば少しは庭園らしい風采を整えて?何らかのアプローチがあった方がいいと、全く見ず知らずの私のために茅ヶ崎から2tトラックにユンボを乗せて、ボランティアで4回もここまで通って下さった。
暑い夏の盛りに、庭にある古木の梅や百日紅、紅葉、つつじなどの根の回りをユンボで深く掘って、ユニックで吊るしながら、木の丸太で囲ったこのアプローチに寄せ植えをしていった。古い井戸の枠や紹興酒の壺などを利用して、水が循環する池?までできた。そのテキパキとしたお仕事ぶりに惚れ惚れしながらも、やっていただいたお仕事量に私はただただ感謝するばかり。
このアプローチがあるのとないのとでは店の雰囲気も大違い。お座敷からは紅葉の木の間からのぼっていく満月や、早春を告げる白梅が見えるようになっている。何年かかけていつかここを花いっぱいの美しいアプローチにすることが一番の恩返しだと思い、少しずつ手入れをしてきた。山土なので肥料を入れながら花を植え、2年目の今年はなんとか植木の下の部分も花や蔓性の草で一面に覆われるようになってきた。
あの時、確かコミヤマさんは「庭はただ花や木を植えて終わりというわけではなくて、その後、植えた花や木が育って、2年後3年後にようやく完成するんですよ」と言われていた。
まだまだ変化のプロセスの最中だが、そういう意味ではようやくこのアプローチも完成に近づいてきたのかもしれない。
入口からほんの数メートルなのだが、お店にいらっしゃるお客様をいつも気持ちよくお迎えする大切な花道だ。せめて草だらけにならないようにと気をつけてはいるのだが、雑草たちの勢いに中々追いつけずにいる。
今日も草取りをして終わった後、写真を撮ろうと思ったらすでに薄暗くなってしまった。
*写真は何もない所に焼いた木の丸太を置いてアプローチの道を作っているところ。そして植え木の移植工事と現在。
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June 19, 2011

スイカのポンチ

料理教室に参加された方からスイカをいただいた。半分に切ってあったのだが、一人では絶対に食べ切れないほど大きな大きなスイカだった。それで昨日と今日、2回にわたってデザートにスイカのポンチを作った。豆乳寒天とみかんの缶詰、さいのめにカットしたスイカを、粗製糖で作ったシロップに漬け込んだ。仕上げはコアントローを数滴。さっぱりしているので、ジメジメした梅雨時のデザートにはピッタリ。
今日は料理教室に参加しているマーちゃんに助っ人をお願いした。いつも気持ちよく手伝ってくれるし、一生懸命やってくれるので、とてもありがたい。
日曜日のせいかお子さん連れの方がとても多かった。外を走り回っているお子さん、ウッドデッキでお食事をしているご家族連れ、お座敷をハイハイしている赤ちゃん・・・あちこちにちっちゃなゲストがいっぱいでなんとも可愛いらしかった。古民家へ移転してから宗吾霊堂前のお店の時よりもご家族連れが増えてきた。畳の上というのはやはり一番日本人にとって寛げる場所なのだろう。
それとお庭が広くてよかった。ぐずってもすぐ外に出られるし、お食事が終わった後も遊べるし・・・これでヤギでもいたら風景としてはカンペキかも?!休日に思い思いのスタイルでランチを楽しむご家族のひととき。そういう場面を見ていられることが何よりの幸せだ。
夕方、久しぶりに雨が降らなかったので、7時過ぎまで畑の草取り。この雨で大発生している蚊を手を追い払いながらひたすらスギナをひっこ抜く。一雨ごとにぐんぐん伸びていくスギナは取っても取ってもいたちごっこ。でもハーブ花壇にはミミズがたくさんいて驚いた。
今年からEM菌の活性液だけでなく、ぼかし肥料を使い始めたのだが、それがよかったのだろうか。少しは土がよくなってきたのかな。
昔はミミズを見たら「キャ~ッ」なんて言ってたけど(言うわけないって?)、今は「よしよしもっとおいで~」と大歓迎。相変わらず繁殖中の篠竹とスギナの根っこをミミズたちがかじってくれたら、どんなにいいだろう!??
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June 18, 2011

新じゃがの煮物

新じゃがをいただいた。うちの畑のじゃがいもは今、花が咲いているところなので、収穫まではもう少し時間がかかりそうだ。千葉でもこの時期になると、新じゃががいっぱい出回っている。私は植えたのが遅かったので、遅れをとっているけれど、じゃがいもはとても好きなので、早く食べたいなあと掘るのが今から楽しみだ。
今回のじゃがいもは大家さんから。一番上のお姉さんは農家だったので、野菜作りはもちろんプロ中のプロ。じっとしているのが大嫌いで、一日畑仕事をしていても苦にならないそうだ。今まであまりお会いする機会はなかったのだが、最近、裏の畑をちょくちょくやりにいらっしゃるようになった。
自分の家の方でも畑をやっていてそこでもかなりの野菜を育てているという。昨日、新じゃがといんげんができたからとわざわざ持って来て下さった。まだ泥の乾かない掘りたてのじゃがいも。さっそく今日の煮物に使わせていただいた。タワシで軽く洗っただけで皮はむかず、生姜と一緒に炒めてから八方出汁で煮た。ホクホクとしていて美味しい男爵だった。やっぱり新じゃがは最高!
友達が来たり、出かける用事ができたり、料理教室があったりと、昼も夜も予定でビッシリの1週間だった。今夜はちょっと早めのキャンドルナイトのイベントに出かける予定だったが、ずっと忙しかったのでやめにした。夕方、ソファに座りながら本を読んでいたら、トラとミーがヒザに乗ってきてゴロゴロ~。この時間にゆっくり座っているなんてことが全くなかったので、久しぶりにベッタリだった。でも喜んでいるのはネコではなくて私の方かも?!あまりにも気持ちよさそうに仲良く寝ているので、私もついつられてウトウト・・・。
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June 17, 2011

お料理教室~大豆100%のハンバーグ~

今日は夕方からの料理教室。リクエストにおこたえして、国産大豆を100%使った美味しい大豆ハンバーグを作った。あらかじめ大豆を茹で煮汁と豆を分けておいた。大豆は半分をポテトマッシャーで潰し、残りはフードプロセッサーでペースト状にした。こうすると歯ごたえも残って美味しいハンバーグになる。そこに人参と玉ねぎと椎茸を加え、皆さんで丸めて数が多かったのでオーブンで焼き、しめじあんをかけた。
つなぎは大豆の茹で汁。パン粉も卵も小麦粉も入らない正真正銘の100%の大豆ハンバーグだ。料理教室のメンバーはそれがいかに贅沢なことかよくわかって下さっているので、作りがいもある。
呉汁の方は根菜を重ね煮し、ペースト状にした大豆の一部と茹で汁をくわえ、味噌仕立てにしたもの。これも大豆の甘さが何とも優しい味でとても美味しかった。今日は肌寒かったのでアツアツをいただいたが、暑い時は冷やしても美味しい栄養満点のお汁だ。
とうもろこしの粒々サラダは初モノのおかげさま農場の無農薬とうもろこしを茹でて粒をバラバラにして、炊いたヒエや玉ねぎなどと合わせた彩りの美しいサラダ。
ココナッツミルクプリンは甘酒と片栗粉、リンゴジュースを練ってココナッツファインで衣をつけて冷やしたもの。お砂糖も乳製品も使っていないがほんのりとした甘さが美味しいデザートだ。お食事が終わった後、お土産をそれぞれパックに入れて分け、さあ帰ろうと言う段階になった時、「もう美味しくってガマンできない~」と言いながらお土産用のパックを開けてこっそり一人で食べていた方を発見し?何とも微笑ましかった。ココナッツミルク嫌いだったのに、すっかりこの味にハマってしまったとのこと。ココナッツミルク君も汚名挽回ができてよかったね!?
毎回、自由参加なのだが、来て下さる方たちが皆さんでとても親しくなって、クラスはいつも和気あいあい。今日は終わった後も、ケータイのアドレスを交換し合ったり、話し込んだり、まるで修学旅行の女子の部屋?みたいに賑やかだった。
次回は7月15日(金)スパイスで作る風楽のカレー、カレーに似合う夏野菜のサラダ、ジャガイモのサモサ、マサラババロアなどを作ります。
それと夏の暑気払いを兼ねて、「レシピ交換ポトラックパーテイ」を7月29日(金)4時から行うことにしました(料理教室の時に話した日付を変更させていただきました。ごめんなさい)。これは皆さんのお気に入りお料理一品とそのレシピを持ち寄ってワイワイ美味しく楽しく食べようという企画です。参加費は500円とお料理一品。
美味しく食べて(飲んで?)、新しい料理のレシピをゲットし、夏の暑さを吹き飛ばしましょう!
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June 16, 2011

ミツバチの羽音と地球の回転

同タイトルの映画の上映会が7月23日(土)に東金で行われることになった。昨日の夜、その試写会がおかげさま農場であったので参加してきた。今回は実行委員ではないが、チケットを風楽でも預かることになった。
ミツバチの羽音と地球の回転」(鎌仲ひとみ監督)は原発事故の後、あちこちで上映会が行われており、千葉県内でも市川、浦安、千葉、八千代など各地で実行委員会が立ちあがり上映が予定されている。私も絶対に見たかったのでとてもいい機会になった。
山口県上関原町田の浦に1982年、中国電力の原発建設の計画が立ちあがった。わずか数キロの対岸にある祝島という小さな島では豊かな海を残したいと、30年近く計画に反対している住民たちがいる。瀬戸内海に浮かぶ祝島では大昔から漁業を中心に自然と共に自給自足的な暮らしが営まれてきた。
島のおばあちゃんや一番若い働き手であるタカシ君やそのお父さんを中心に反対運動が行われているが、自然と共に生活し、島で働き、命を守りたいという当たり前のことが原発の建設によって踏みにじられようとしている。島民にとって一番大事なこと=島で暮らせるかどうかがかかっているのに、その決定の過程を知ることもできず議会で採決され、計画が動き始めた。
中国電力が杭を打つ日、島民らは船を出し、何とかそれを阻止しようとする。船に乗りながらマイクを通して中国電力とやりとりをする場面があるのだが、それを聞いていたら悔しくて泣けてきた。
仕事として命じられたことをただ遂行するだけの人たち。相手の立場や傷みというものを少しでも想像することができないのだろうか。相変わらず権力者たちは生活者の気持ちを何も理解していないのだなと思う。
撮影はこの後、スウェーデンへと向かい持続可能なエネルギーを自給している村の試みを紹介。スウェーデンには環境裁判所というものがあり、どんなものであってもそれが環境に対してどのような影響を与えるかということが考慮され、厳しい基準をクリアしなければ許可が下りない。脱原発、そして石油エネルギーに依存せず、電気を自給する方法として風力発電などの自然エネルギーを利用し、電気市場も独占されていない。
スウェーデンでの実践は本当に自然エネルギーで賄えるんだということが見事に証明されている。祝島で起こっていることは、原発反対運動を投石にして、私たちが今後、どうエネルギーと向き合っていくのかということを試されているのだなと思った。
鎌仲ひとみ監督は「六ヶ所村ラプソディー」の時もそうだったが、住民の中に入っていき、普通の人たちの声を丁寧に拾い集めていく。メッセンジャーとして監督の視点(立場)が明確にあるから、その映画が共感を呼び広がって行くのだと思う。
タイトルは「今、未来を作りだす現場がここにある。自然と共振しエネルギーを生み出すミツバチのような人々の羽音が聞こえてくる」という監督の思いが込められている。
とても素晴らしい映画なので、ぜひお近くの会場の上映会でご覧になって下さい。
東金での上映会をご希望の方はチケット預かっていますので、お声をかけてくださいね。10時30分・14時30分・18時30分の3回です。チケット(前売)は1000円。当日券は1200円になります。
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June 15, 2011

料理教室~グルテンミートとおからのハンバーグ~

今日の料理教室は参加される方が10人でとても賑やかだった。人数が多かったので、夜の料理教室にずっと参加してくれているマーちゃんにお手伝いをお願いした。それになんと今日は一年に一度の店舗検査の日と重なってしまった。
店舗検査というのは、保健所の職員が一軒一軒お店を回り、厨房が規定どおり清潔に使われているか、視察に来ることを言う。日々使っていると、思うように掃除が行き届かない部分も出てきてしまうので、日程が決まると、その1週間くらい前から厨房の大掃除に取りかかる。今回も土曜日から少しずつ片づけ始ていたのだが、何度立ち合ってもこの検査の日はかなり緊張してドキドキする。しかも何時に来るのかわからないのだ。
だから料理教室に参加されている方たちにも「万が一料理教室の最中に保健所が来たら、私、緊張して急に人格が変わるかもしれないけど?笑わないでくださいね~」なんてあらかじめお断り?しておいた。
でもこの地域は移動に時間がかかるせいか、検査は料理教室が終わった頃になってしまった。ちょうど片付け始めたばかりで、食器や鍋の洗い物で流しがいっぱいなっている時だったので、ちょっと焦ってしまったけれど、何とか無事に終了しほっとした。検査の間は夜の料理教室にも来て下さっている顔馴染みの方も残って、マーちゃんと一緒に片づけをやっておいて下さったので、とても助かった。
毎度のことながら、マーちゃんには料理教室の進行の工程や何がどこにあるのか、説明する間もなく、「あそこにアレがあるからやっておいて」なんてわけのわからないお願いばかりしてしまった。だいたい私は忙しくなると固有名詞がすぐに出てこなくなってしまうのだ(確実に健忘症か?)。でもマーちゃんは状況からちゃんとそれが何かを判断し?やってくれるのでもう感謝感激!
皆さんと作ったお料理を大皿に並べて、相変わらずランチタイムは合宿のように賑やかで楽しいひとときだった。忙しくて出来上がったお料理の写真を写せなかったけれど、今日のお料理はグルテンミートとおからのハンバーグ、おからのサラダ、真竹と車麩の煮物、そして車麩のもう一つの使い方として車麩のフライ、デザートは豆乳葛もち。特に車麩のフライが美味しいと大人気だった。
*来月の昼のクラスは20日(水)に、玄米菜食料理の基本編を前回と同じメニューで行いますので、ご希望の方、ぜひおいでください。
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June 14, 2011

真竹三昧

都会に住んでいた時には食べたことがなかった真竹が千葉に来てからはとても身近なものとなった。早春に竹林を歩き、地面の中から頭を出そうとしている筍を見つけて掘っていく筍刈りの竹が孟宗竹だということも知らなかった。
そして孟宗竹が終わった後、入梅してからニョキニョキと伸びてくるのが真竹だ。孟宗竹と違って、地表に伸びたものをパキンパキンと折りながら収穫する。皮に細かい毛は生えておらず、皮の色は赤黒い。孟宗竹よりも苦味があるけれどえぐみが少ないので、アク抜きの必要がほとんどない。歯ごたえもシャキシャキッ!
ジュンコさんの実家には真竹林があるので、去年は収穫に行って、車の後ろにどっさり積んで帰ってきた。すぐに茹でて、細く切って干し筍にした。
今年もまた真竹の季節。ここ数日、真竹三昧の日が続いている。明日の料理教室の素材にも使うので、今日、ジュンコさんの所に取りに行ってきた。何本かを夜のうちに下茹でしておいた。ちょうど娘が来ることになっていたので筍ご飯が食べたいというリクエストに答えて白米を使って筍ご飯を炊いたら、残った筍ご飯を全部、持って帰って行った。
ジュンコさんとも話していたのだが、筍ご飯の筍は孟宗竹よりも真竹の方が歯ごたえがあって美味しいかも。1m以上も背が伸びて、ほとんど竹になっているような状態?なのに、まだ食べられるなんて不思議な竹?だなと思う。しかもこの時期の成長は一時間で何ミリ?の世界で、ぐんぐんと天に向かって伸びて行く。つくづく生命力のある植物だなと思う。
シュタイナーは花や種は意欲を強めてくれると言っていたけれど、確かにそうだ。植物のエネルギーをいただきながら、私たち人間は生かされているのだ。四季折々大地からの収穫物をいただきながら日々そんなことを実感している。
しばらくお惣菜に大活躍してくれることだろう。季節の恵みを野山からも分けていただけるなんて、ものすごく贅沢なことだなと思う。
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June 12, 2011

のんびり日曜日

久しぶりにのんびりとした日曜日だった。トモちゃんとユウコさんと3人体制だったが、大忙しにはならず、ゆったりと仕事ができた。このところ日曜日はものすごくたくさんの方に来ていただいているので、営業時間中は忙しくて息つく暇もなかった。賄いを座って食べることもままらならず?気がつけばトモちゃんと立ち食い状態。でも今日は賄いを食べた後、2時過ぎにのんびりと賄いの食べ直し?をした。
春キャベツの出荷がピークを迎えている。それであちこちの農家さんからキャベツをいただいている。私は春キャベツは作っていないし(一度、試みたけれど青虫に半分以上食べられてしまった!)、キャベツはサラダやお浸しにたっぷり活用できるので大歓迎なのだが、金曜日に数えたら何と21個もあって、厨房中にキャベツだらけ?だった。
どれも無農薬で美味しいキャベツなので無駄にするつもりはない。だから毎日、バクバクとキャベツを食べている。もちろん本日2度目の賄いもたっぷり作ったキャベツのサラダ。モリモリ食べて3人ともキャッツでお腹がいっぱいになった。
ゴミ出しに行くまでの短い道の途中に小さな花が咲いていたので摘んできた。庭に植えてある花たちも今は競うように咲いていてとてもキレイだけど、道端にある何気ない小花たちもそれに負けないくらい可愛らしい。花は見ているだけで顔がほころんでくる。
夕方、硯を出して墨をすり久しぶりに筆を持った。瞼にはまだ阿修羅像の残像が残っていて、なぜか「天上天下唯我独尊」というお釈迦様の言葉が浮かんできた。かつてこの言葉は何か特別に自分を誇示しているお山の大将のように思えて、あまり好きにはなれなかったのだが、ここで言う我とは個人的な私我ではないのだとわかり、一度は書いてみたいと思っていた。
思っているようには書けなかったけれど、この言葉には大きな力があるようだ。反故にした半紙を眺めてそう思った。また書いてみよう。
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June 11, 2011

トラとミー1歳のお誕生日?

私が留守の間、トラとミーはトモちゃんがバイトしているペットホテルに連れて行ってもらった。日曜日の夕方、トモちゃんの車に乗せる時、小さなケージに入った二人は「一体何が始まるにゃん?」という感じで私のことを見ていた。でも前にも一度、お泊まりしたことのあるペットホテルだったので、すぐに慣れて元気に遊んでいたらしい。どこに行っても愛される猫たちのようで、ペットホテルの社長さんにも可愛がってもらったそうだ。
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彼らが家の前の坂の下に捨てられていたのはちょうど去年の8月頃だ。仕事に来る前に5匹の子猫を見つけたトモちゃんは素通りすることができず、帰る時に彼らを保護し家に連れて帰った。里親を探したのだが中々見つからず、そのうちトモちゃんも自宅を引っ越すことになった。今度の家は前ほど広くないので、「少しの間、風楽で預かって」と頼まれた。
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私は猫好きではないし、飼う気などさらさらなかったので「里親が見つかるまでだよ」と釘をさし?一日に数回、エサをあげるだけで他には何もしなかった。
・・・・ところが、ところが、である。古民家の敷地を無邪気に走り回っているニャンコたちの姿や、おだんごのように丸まって寝ている姿を見ているうちに彼らの魅力にとりつかれてしまったのだ。そして、いつのまにやらニャンコなしの生活など考えられないほど、彼らに和まされ「可愛いね~」と言いながら毎日、遊んでもらって?いる。

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トラとミーは最後に残った2匹だ。とても仲良しで何とも人懐こい。外で思いっきり遊んでいるせいか、たまに室内に入れてもいたずらをしない。お店のある時は西側の縁側の椅子に無防備な格好で寝ていることが多い。その姿がまた微笑ましくてお客さまにも大人気。今や店中のアイドル?になっている。
捨てられていた時には既に離乳していたので、誕生日は6月から7月ではないかとトモちゃんが推測し、1歳になったからと新しい首輪を買ってもらって帰ってきた。お誕生日おめでとう!4日間、姿を見なかっただけなのに、帰って来た時、ちょっとだけ彼らが大人になっていたような気がした。
夕方、雨がやんだので、新しい首輪の姿を撮ろうと庭に出た。カメラが好きなので撮影は楽しいのだが、正直なところ、気まぐれな猫たちを撮るのは難しい。今回は珍しくトラのあくびとツーショットが撮れた。柿の木の上で小首を傾げているミーは本当に美人?だ。
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彼らの存在によってどれほど気持ちがほぐされていることだろう。猫なで声でトラとミーと話している私の姿を見て娘は「ママどうしちゃったの・・・・?!」と笑う。
そんな愛すべき猫たちとの日々がおくれるのも、あの日、トモちゃんが彼らを見つけて拾ってきてくれたからだ。だけど今でもこんなに可愛らしい猫たちをまとめて捨てた元飼い主を許せない。トラとミーは捨て猫だったけど、今はこの広いお庭で自由に遊び、ここに集まる人たちに可愛がられながら、とても幸せに育っている。
ふわふわの毛の温かい体を抱っこするとすぐにゴロゴロ~。安心してここにいるよという幸せのサインが伝わってくる。だから私もとっても幸せな気持ちになる。ずっと一緒にいようね!ありがとうトラとミー。そして一番最初に彼らのお母さんになってくれて、今も猫の飼い方をあまり知らない私のために何かと助けてくれるトモちゃんに感謝だ。
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June 10, 2011

パワースポット効果?

旅から帰ってきた私はとても元気だ。出発の前日は夜の宴会が入り、片付けが終わった後、荷造りをしたので寝たのは明け方の3時過ぎ。4時半には起きて始発の高速バスに乗ったので、ほとんど寝ていない。向こうにいる時も睡眠時間は少なかった。でも夕方帰って早々、気になっていた苗を植えるためにさっそく畑仕事。
留守電にはたくさんのご予約が入っていた。特に今日のランチはとても集中し、ご予約だけでほぼ満席になってしまったので、とてもエデラちゃんと二人では回せそうにないなあと心配になった。
開店早々、いつも料理教室に参加しているヤマシタさんが田舎のお母さまと一緒にお食事に来て下さったので、「お食事の後、少しお手伝いしてくれない?」と思わずお願いしてしまった。私の必死な形相に断るに断れず?お食事の後、皿洗いを手伝ってくれてとっても助かった。
それでも大忙しだったので、もしかしたらこれってパワースポット効果かもね!?なんて話していた。
夕方、シノダさんが来たので、旅の話をした。彼女はいつも私が神社のご参拝から戻ると、まるでお土産話を聞きに来るかのようにちょうどいいタイミングで姿を見せるのだ。もちろん私が出かけていることなど知らないのに。
ヒーラーでもある彼女は私が体験した真言密教の阿字観瞑想にとても興味を持ち、高野山に行っていつか体験してきたいと話していた。
写真はその時の掛け軸。下に置いてあるのは香炉と大日如来を表しているサンスクリット語の阿の字。最初、この掛け軸をよく見つめ、その後、目をつむって心の目でこの絵を意識する。自分の胸の中にある光の玉が徐々に広がっていき、やがて自分がその大きな光に包まれていることをイメージする。最後は再びその光を小さくしていき胸に抱き、丹田に落としていく。
光と風は私の人生の大切なキーワードの一つ。今まで私にとっての瞑想は歩きながらでもできるものだったので、座る瞑想はヨガの中で行うくらいだった。でも静かに座り光を意識しながら行う瞑想だったら、スーッと入って行けそうな気がする。本当にありがたい経験をさせていただいた。
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June 09, 2011

天河弁財天~玉置神社~高野山へ

月曜日から3泊4日で関西方面へ出かけ、いくつかの寺社をご参拝してきた。

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最初はずっと行きたいと思っていた天河弁財天。ここは映画「地球交響曲」の中でも取り上げられた神社であり、かつて弘法大師もここで修業をしたと言われている。また芸能の神さまを祭ってあるため、多くの著名人がご参拝に来ている。店にもおよびしたことがあるスーザンオズボーンも天河に歌を奉納している。

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とても品のある静かな気配を持つ神社だった。当初、バスで行こうと思っていたのだが、本数がなくしかもかなり交通の便の悪い場所なので、レンタカーを使った。天河に行く途中の道路に沿ってずっと川が流れているのだが、とてもキレイな渓流で地元では天の川と呼ばれ、天河の七夕祭の火もここで焚かれている。

そして玉置神社。日本で一番大きな村で緑豊かな十津川村は面積の96%が山林だ。その十津川村にある玉置山の山頂近くに鎮座しているのが玉置神社だ。日本書記で最初に現れた国常立尊(くにとこたちのみこと)を御主神とし、熊野三山の奥の院としても有名。神武天皇がやたががらすの先導で大和へ行く途中、武運を祈願した神社と言われている。

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境内には樹齢3000年の神代杉など巨大古木の杉が至る所にあり、かつて修験道たちの整地だったことが今でもわかるとても神秘的で土着的な神社だった。吉野から熊野に至る大峯山脈の峰々は修行道場として「大峯奥駈道」と呼ばれ、2004年7月に玉置山と合わせて「紀伊山地の霊場と参詣道」としてユネスコの世界遺産に登録された。
今は天河も玉置神社も知る人ぞ知る?パワースポットとして有名。私はいつも自分の吉方位の時期を選んで、その方角にある神社にご参拝しているのだが、天河にはいつか一番いいタイミングで行くことができるとずっとその時期を待っていた。そう言う意味で今回の旅は自分の見つめるとてもいい時間となった。

また高野山の宿坊に泊まり、阿字観を体験したり、精進料理をいただいてきた。宿泊したのは遍照光院というお寺で朝は6時半から本堂で行われるおつとめにも参加した。御本尊さまである大日如来の前に正座し、まるで声明のようでとても荘厳な真言宗のお経を聞いた。

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阿字観というのは 「月輪観(がちりんかん)」とも呼ばれる真言密教の瞑想法の一つだ。「阿」という字をサンスクリット語であらわした御本尊さまが蓮の上にお座りになり、月の光に照らされている掛け軸を見ながら、吐くことに重きを置いた鼻呼吸を繰り返す。光に満ちていく自分をイメージしながら、ゆっくりと静かに呼吸する。とてもイメージがつかみやすい坐禅だった。

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総本山である金剛峯寺奥の院を歩きながら見学してきたが、山全体がすでに霊山になっているので、どこを歩いてもここは真言密教の地なのだなということがひしひしと伝わってきた。

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最後の日は再び奈良に出て東京でやった時に見過ごしてしまった阿修羅像に会いに行ってきた。
興福寺にある国宝館はたくさんの人や修学旅行の生徒であふれあまり落ち着いて見られなかったが、憂いに満ちた深いまなざしに感動。
4日間を通してたくさんの神社仏閣に出会い、たくさんのパワーをいただいてきた。日常に戻ってからも、ご参拝の時に手を合わせた気持ちを忘れず、自分にできることをやらせていただこうと思う。

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June 06, 2011

夜の宴会

今日の日中はたくさんのお客様に来ていただいて、もう大忙し!しかもトモちゃんと二人だけだったので、二人とも汗だく?になってご注文をお出しするのが精いっぱいだった。しかも夜からは「こつなぎ」の上映会の実行委員会のメンバーが集まって、打ち上げを兼ねた反省会を行うことになっていた。
人数が30人近くになると昨日の夕方になってから聞いたので、とても材料が足りないとわかり、店が終わってから大急ぎで、おかげさま農場の直売所に野菜を買いに行ってきた。
朝、定食用にお作りしたおかずは何も残っていなかったので、トモちゃんにも7時頃まで延長で残ってもらって、宴会用のお惣菜を改めて作りなおした。今夜は私も実行委員会として関わった映画界の打ち上げだったので、仕事としてお受けしたわけではない。ボランティア価格?で予算が少ししかないので、腹がいっぱいになるようおにぎりをたっぷり。揚げものはせず、野菜中心のメニューにした。ドリンクは持ち込み。
結局、今日になって来られない人も出てきたので、集まったのは25人くらいだろうか。映画の会計報告とそれぞれの方たちからの感想などをお聞きした。今回は入場者数が380人ととても多く、チケット代以外にもカンパや協賛金などで60万以上の収入となった。そこから経費を差し引き、残金の10万円ちょっとを岩手県に災害義援金として送ることができてよかった。
またこれからもここで集まったネットワークを生かして、「有機の里ライブラリー」を設立し、みんなに見てほしい食や環境に関するドキュメンタリー映画のDVDなどをリストアップし、貸出していこうということになった。
昼も夜も大忙しだったが、たくさんの農家さんたちが集まって、とてもいい反省会ができた。この古民家に多くの人が集まり、ご飯を食べ、お酒を飲み、みんなで語り合っている・・・そんな場所にいられることがとても嬉しい。
*明日から3日程、ブログお休みさせていただきます。ずっと行きたかった天河神社へようやく行けることになり、心静かに手を合わせてきます。
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June 04, 2011

フレッシュハーブティ

まだたっぷりあるというわけではないけれどハーブ花壇のハーブたちが元気に育っている。何度か鋤で土をひっくり返し、スギナと篠竹の根っ子を掘り起こしているせいか、昨年に比べたら断然、スギナの生え方が少ない。でも完全に根っこがなくなっているわけではないので、相変わらずほおっておくと、ぐんぐんスギナが伸びてくるのだが。
今年はオーガニックのフレッシュハーブテイをいつでもお出しできる状態にしておきたいと思っているので、春からかなりハーブコーナーの手入れには時間をかけてきた。まだまだ納得できるものではないけれど、確実に去年よりはよくなってきている。
お客様にも何度か摘みたてのハーブの葉をミックスしてハーブティを入れてお出ししている。ミント系6種類、それにラベンダー、ローズマリー、レモンバーム、ヤロー、フェンネル、ベルガモット、セージ、カモミール、タイム・・・など15種類以上の葉を少しずつ摘んでミックスし、ガラスのサーバーに入れお湯を注ぐ。あたり一面ハーブの何とも言えないいい香りがたちこめる。
たくさんの種類が入っているせいか、他のどこで飲むハーブテイより美味しいハーブテイだと勝手に思って大満足?している。願わくはスギナに負けず、あたり一面をハーブが鬱蒼と繁っているようなガーデンになったらいい。「増えすぎてもういらないっ!」と思えるくらいハーブだらけになったら嬉しいのだが。
ガラスポットの中に広がる淡いイエローグリーンは、そのままシャツを染めてしまいたいくらい何とも美しい色だ。
明日の夜は3月に上映した「こつなぎ」の実行委員会のメンバーが打ち上げがてら店に集まることになっている。当初計画されていた集まりが地震で延び延びになっていたためだ。この近隣の有機農家や生産流通業の方たちがみんなて集まれるなんてめったいない機会なのでとても楽しみ。その人数は30人近くになると言う。すごいなあ成田。やっぱりこの地は有機農業のメッカだ。
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June 03, 2011

テンペのフライ アボカド豆腐タルタル

このところテンペを定食のメインのおかずにすることが多い。私自身、テンペがとても好きなこともあるが、何よりも美味しくて大豆がたっぷり摂れる発酵食品なので、食べているだけで体が喜んでいるような気がする。風楽で使っているのは国産減農薬大豆を使用した「ホットプランニング」のとても美味しいテンペだ。
大豆にはイソフラボン・食物繊維・必須アミノ酸などが豊富に含まれているが、大豆そのものを食べるより、発酵させることにより、テンペにはビタミンEやB群、食物繊維などが多くなっている。また消化がよく、抗菌作用、整腸作用・血流促進作用などがあるので、更年期障害・肌荒れ・便秘・高低血圧・高コレステロールの方には特におススメの健康食品だ。
今日はにんにく醤油に漬け込んだテンペに衣をつけてフライにし、アボカドと豆腐で作ったタルタルを上からかけた。豆腐のクリーミーさとテンペのボコボコとした食感がなんとも似合っていた。
ひさしぶりに晴れ間が見えて、梅雨の中休み。お天気がよかったので、お子さん連れの方も多く、ずっとヒマだった金曜日にしては珍しく忙しく賑わっていた。暑くなり過ぎず、肌寒くもない、こういう日が少しでも続いてくれるといいのだが。
*テンペご希望の方はお分けしていますので(冷凍)、スタッフまでお声をかけてくださいね。
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June 02, 2011

マヌカハニーのフレンチトースト

抗菌力が強いと言われている最高級のはちみつマヌカハニー。以前、店でも取り扱っていたが、とても高価なはちみつなので、愛用される方は限られていた。ユウコさんの息子さんがニュージーランドで暮らしているので、一時帰国の際、お土産にいただいたのだが、もったいなくて使えず、ずっと取っておいた。
今日はお客様が一組。昼前にいらして早めにお帰りになったので午後はゆっくりできた。夕方、買い物に行って食パンを買ってきた。久しぶりにフレンチトーストが食べたくなったのだ。私にとってフレンチトーストは祖母がいつも作ってくれたはちみつたっぷりの懐かしい味。
使いかけのはちみつがちょうどなくなったので、思い切ってマヌカの封を開けることにした。普通のはちみつと比べて色が濃く固いのが特徴だ。久しぶりに食べたコンビタのマヌカハニーはとてもコクがあって美味しかった。
ニュージーランドにしか自生しないと言われているマヌカという小さな白い花から採れるはちみつだ。その葉や樹皮から抽出されるオイルやハチミツには特別な抗菌活性があり、ニュージーランドの先住民であるマオリ族はこのマヌカのことを「復活の木」と名付け、昔から特別な薬草として使ってきたという。
私がいいと思うモノの選び方の一つに「ネイティブの人たちが使ってきた」という基準がある。理屈ではなく感覚で、昔から珍重されているものにはそれなりの理由があると思うからだ。
しかもニュージーランドではミツバチの病気がほとんどなくため、はちみつに抗生物などを与えるのも法律で禁じられているそうだ。そういう意味でも自然豊かなニュージーランド産のはちみつはとてもピュアなのだ。
またニュージーランドのワイカト国立大学では治療用のはちみつ研究が行われている。抗菌作用の特性をUMFという数値で表示して、その数値が高い方が抗菌力も高くなるので、購入時の目安になる。
このはちみつのどこに、風邪の症状の緩和や傷や火傷などの治りを良くしたり、ピロリ菌の抑制などのパワーが潜んでいるのだろうととても不思議な気がする。
でもそんな学術的なこと以前に、マヌカハニーは美味しいのだ。遠い昔、祖母が作ってくれたフレンチトーストの美味しさは実ははちみつの味だったのかもしれない。そう言えば冬になると唇にはちみつを塗ってくれたのも祖母だったっけ。
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June 01, 2011

刈払機で草刈り

今日は梅雨の中休み。仕事も休みだったので、ソファカバーとセンターラグを洗って干した。雨が降らないうちに今年に入って2回目になる草刈りをする予定だった。刈払機を使う時は朝から「やるぞ~っ!」と気合を入れる。9時半から開始して5回オイルを継ぎ足しながら、南の庭を全部を刈った。
その後は手で南側の畑の草取り。ここにはにんにくとヤーコンとサツマイモと長ネギが植わっている。スギナだらけなのはいつものことだが、篠竹がかなり伸びていて竹になって?いた。とても手では抜けないので園芸ハサミでカットしながら退治。根っこが残っているのでどうせまたすぐに伸びてしまうのだが、とりあえずは切っておかないと、サツマイモやヤーコンの実を貫通してしまいそう?!
そろそろ茎が枯れてきたので、にんにくがそろそろ採れそうだ。スギナを抜く時、にんにくの香りがすでに漂っていた。にんにくは初めて作ったので、収穫がとても楽しみ。
その後はどんどん伸びて木になっていく名前のわからない大きな葉の枝?をカット。そしてスギナ同様、地面を縦横無尽にはびこる蔓性の雑草の茎もハサミでカットしながら片付けていった。刈払機を使うと蔓が巻き付いて歯が回らなくなってしまうのだ。ものすごく生命力の強く、切ってもそこからまた生えてくるので、私は蔓トカゲと呼んでいる。作物や木に巻き付いてダメにしてしまうツワモノだ。何と隣りの空き地からニョキニョキと伸びてきて、ほおっておいたら家の畑を横断してしまいそうな勢いなのだ。最後は手で花壇の草取り。
いっきに終わらせてしまいたかったので、休憩せずにやってようやく3時に終わった。キレイにしようと思ったら、まだまだやらなければならないことだらけだけど、キリがないのでとりあえず終了!
朝から何も食べていなかったのでお腹がペッコペコ。お風呂に入ってから、玄米とみそ汁と野菜炒めとキャベツのサラダとテンペのソテーをモリモリ食べた。
あ~よく働いたこと!縁側に座ってコーヒーを飲みながら、ちょっとはキレイになった庭を眺めながらしばらくぼーっとしていた。庭仕事を終えた後、縁側でお茶を飲む時間が私は大好きだ。この時間があるから、途中の休憩がなくても頑張れる。だけどお風呂上がりにはチト寒かった。お天気もまた崩れそうだ。
これから夏になったら、刈払機で週一回は草取りだ。古民家に住んでいる以上、夏の間は汗を流す肉体労働が日課?かな。それにしても雑草の生命力には脱帽だ。
写真は畑のサツマイモとヤーコン、コリアンダー(パクチ)の花。
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