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July 31, 2011

大花さんのチャネリング

大花さんのチャネリングが人気だ。この7月から金土日と風楽に来て、土間の一角でチャネリングのお試し体験(一回3000円)をやっている。希望者がいてもいなくても、11時から3時まではずっと土間で過ごしている。
チャネリングとは神や宇宙の高次元な存在とつながり、そこからメッセージを受け取り、それを相手の方にお伝えし、幸せに生きられるよう導く行為のことだ。それを仕事にしている人をヒーラーもしくはチャネラーと呼んでいる。精神世界のビジネスは目に見えない分野だけに確かにアヤシイものも多い?けれど、直観やひらめきのような第六感というものは本来、誰にでも備わっている。その力を研ぎ澄ませることによって、メッセージを言語や画像、想念など、より明確な形で受け取ることができるようになる。
自分が自然とつながることができれば、そのメッセージは自ずと自分の心に届いてくるのだが、そういうことの扉がまだ開かれていない方たちには第三者によるチャネリングがメッセージを受け取るのに有用な手段となる。
チャネリングの方法はいろいろあるけれど、大花さんのチャネリングはエンジェルカードを使って、天にお伺いを立て、そのカードを読み解きながらメッセージを相手の方にお伝えするという方法だ。
ともすればそういう仕事をしていくうちに自分は何でもわかると錯覚し、いつのまにか教祖的な存在になってしまう人もいるけれど、大花さんはとても謙虚で温かく愛に満ちた人だ。
お伝えするのは自分の言葉ではなく、天からのメッセージをパイプ役になって伝えているだけだという認識をいつも持っている。そして相手の光が一時的に見えにくくなってしまったとしても、どの人の中にも光は確実にあり輝くことができると大花さんは信じて見守っている。
大花さんとは私が宗吾の店を始めた頃に出会ったので、かれこれ10年近くになるが、、その姿勢はずっと変わらない。そういう意味で大花さんは信頼できるチャネラーであり愛の人なのだ。いつも魂レベルの深い話が自然とできるので、気持ちよくお付き合いをし、私自身も彼女との会話を通して、自分の中のハイヤーセルフの存在を意識化していくことができる。
今回、風楽にずっと来ることも天からのメッセージだったそうだ。私はそれを聞いた時、大花さんはこの場所の浄化を託されたのだなと思った。
「ここはものすごく強いエネルギーを持った神聖な場所で、この古民家は一つの神殿なんだと私は思っているの」と大花さんは言う。そして神殿の中で求めている方たちに天からのメッセージをお伝えさせていただけたらとても嬉しいと。
実際、チャネリングを受けた方たちはとても良かったと喜んで下さっている。今の自分にしっくりくる心に届くメッセージを受けたことで、明るい笑顔になって、お帰りになっている。
チャネリングは特別な宗教とか何か崇拝する偶像があるとか、そういう次元とは全く違うものだ。自分の中にある答えを確認することがチャネリングなんだなと、そんな皆さんの姿を見ながら私は思う。そして自分の中の光に改めて気づき、感謝すること。チャネリングはそれをお手伝いするための手段だと言っても過言ではない。
8月いっぱいは金土日と大花さんは風楽に来ています。ご希望の方、ぜひ体験してみてください。あらかじめご予約いただくと待たずにできるので、お時間のない方はお電話下さい。
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July 30, 2011

充電式刈払機

へえ~そんなのがあるの?!友達からその話を聞いた時、驚いた。田舎暮らしの必需品刈払機。女性でやっている人はあまり多くないけれど、こういう場所に住んだ以上、草刈りは日課?のようなもの。
まして敷地の広いこの古民家、いくら鎌や鍬が慣れているとは言え、とても手作業だけで草刈りはできない。
草刈り機は大家さんの使っていたものが物置に置いてあるので、混合油を買ってきて使わせていただいている。でもかなり古いようでエンジンがかかりにくかったり、歯も切れなくなってきたので、そろそろ自分で買わなければダメかなと思っているところだった。
ちょうどその時、充電式の刈払機の存在を教えてもらった。バッテリーを充電しておけば、1時間くらいは連続で使えるそうだ。何がいいって、エンジンをかけるために何度も何度もレバーのヒモを引っ張らなくてすむこと。中々かからずヒモを引っ張る回数が重なってくるとそれだけで汗をかいてしまう。
エンジンをかけるのはボタン一つ。しかも混合油は使わない。音も静かで臭くない・・・だけど電動式って、馬力が弱いんじゃないかなというのが一番の心配だった。通販で売っているような庭の芝生を片手で刈るようなタイプの草刈り機だったら、篠竹だらけのこの古民家の庭ではとても使えないだろう。
これはもう、一度試してみるしかないと思い、それを持っている友達に少しの間、貸してもらえないかとお願いしたら、さっそく届けてくれた。大きさは普通の刈払機とほぼ同じ。でもバッテリーの分だけ重量がやや重い。だから肩一本で支える片側ベルトよりもリュックサックタイプの両側ベルトを使うらしい。
バッテリーがフル充電されていたので、さっそく今日の夕方、試運転することにした。大もとのスィッチを入れるとすぐにボタン一つで動き出す。草がからまった時、反対に歯を回してからまった草が取れる機能もついていて便利だ。ちょっとだけ重いが、リュックサックタイプの背負い方だと腰に負担がない。馬力も静かなのに普通の刈払機と変わらずよく切れたので驚いた。
でもまだ使い方のコツを覚えていないので、必要以上にエンジンをフル稼働させたり、すぐに草を絡ませてしまうので、そのたびに反対回しをして、かなりバッテリーの消耗を早めてしまったようだ。30分も持たなかったと思う。
2本続けてバッテリーを使い果たし、動かなくなってしまったので(充電には時間がかかる)、刈払機の草刈りは中断せざるをえなくなり、あとは隅っこの方を鎌で刈っていった。
エンジンがすぐにかかり、振動が少なく匂いがないのは本当にいい。結局、最後は7時頃まで手で草取り。昨日、たっぷり食べてしまった分はこれで消費できた?だろうか。久しぶりに陽射しも強くたっぷり汗をかいた。
長い刈払機、全体像を写すのは難しくてヘンな写真?!
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July 29, 2011

楽しかったレシピ交換パーティ

初めての試みなのだが、料理教室に参加されている方たちと教室以外にも集まって美味しいものを食べながら、楽しくおしゃべりする機会があったらいいなと思って、レシピ交換パーティを企画した。
一品ずつお料理を持ち寄って皆で楽しむパーティを「ポットラックパーティ」と呼ぶが、その語源は「あり合わせの料理」という意味がある。つまり仲間同士が何か一品のお料理を持ち寄って楽しむ気のおけないパーティのことだ。
そんなポットラックにさらにプラスして作ったお料理のレシピを添えていただくことにした。一応、料理教室のメンバーなので、楽しく食べながら実際に食べた料理を自分でも作れるようにレシピがあったらいいなと思ったからだ。
特に夜の部のメンバーはずっと続けて参加してくださっている方が多く、皆さん、気心知れていてとても和気あいあいとしているで、そこにたくさんのお料理が加わって、もう笑顔満開!という感じでいつも以上に賑やかで楽しいお食事タイムとなった。
パン教室をお願いしている高田さんやヒーリングの大花さんも参加して総勢10名。何日も前から「何作る?」って話題で持ち切りだったし、一人で3品も作って下さったのにレシピを忘れたという方がいらしたり、レシピの書き方もバラバラだったり、私のために?生クリームたっぷりのシフォンケーキがあったり、なんだか笑っちゃうくらい風楽っぽい?パーティだった。だけど食べ応えと美味しさは120%!
ひよこ豆のつくね風、鮭のテリーヌ、玄米春巻き、黒米のずんだ餅、カボチャケーキ、シフォンケーキヨーグルトクリーム添え、キュウリとキュウイのゼリー、ジャーマンポテトサラダ、揚げ茄子、夏みかんピール、天然酵母パン・・・・と食べきれないほどの量!私が作った玄米のちらし寿司はなくてもよかったほどだ。本当にお腹いっぱいで、確実に今夜だけで1キロは太ったと思う。
結局、パックに入れて皆さんに持って帰っていただいたし、私も終わった後に「余っているものを食べに行きたいなあ~」という友達が泊まりに来たので、その友達にまでパーティのお裾わけができた。
美味しい料理はもちろんうれしかったけれど、それより私が一番嬉しかったのは、料理教室という定期的に行っているクラスがいつのまにか、こんなに温かく楽しい人間関係の場へと育っていったこと。とても気持ちのいい方たちでとにかく明るいので笑い声が途切れることがないのだ。
「すごく楽しいからこれ、四季に一回づつ開きましょうよ」というお声もあがり、次回は10月末にしようかと思っている。仕事を通して得られた大切な財産がここにもまた一つ。皆さんが料理を作る楽しさを知り、それを「美味しいねえ」と大切な人たちと分かち合う喜びを知り、心も体も元気になっていったらいいなと思う。
今回、参加できなかった方、次回はぜひどうぞ!
*ちなみに8月19日(金)のお料理教室は、日時を第4週の26日(金)に変更させていただいますのでお間違いのないように。
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July 28, 2011

友達の家でランチ

昨日、作ったカレーが残っていたので、多古に住んでいる友達の家に行って一緒にランチをすることにした。私との年齢差20歳。友達の中でも最高齢の女性だ。以前はよくランチに行ったり、一緒に旅行に行ったこともある。でもここ数年、持病が悪化し、足がだんだん不自由になり最低限の外出しかできなくなった。90歳過ぎのお母さまを在宅で見送り、今は夫婦二人暮らし。お母さまのお部屋だった所が、お母さま亡き後、彼女一人の占有スペースになったので、いつでも気兼ねなく遊びに行けるようになった。
3種類のカレーをそれぞれタッパーに分けて入れ、玄米のご飯、バジルのサラダ、豆乳ヨーグルトにドライフルーツと庭の最後のブルーベリーを加えたもの、梅ジュースなどをカゴに詰め込んだ。彼女が何もせず、ただゆっくり話していられるように、行く時はいつもランチ持参だ。
20歳の年の差があるとは言え、とても聡明でオシャレで感覚が若い女性なので、同世代の友達と話していることと変わらない話題を楽しめる。この春、待望の初孫が生まれ、「これでようやく命のバトンタッチができたので、70代になって、もういつ死んでもいいという心境になったわ」と話す。
本が好きな人なので、今日も白州正子武田百合子沢村貞子佐野洋子田辺聖子など本の話をいっぱいした。そして恋バナもたっぷり。老いに向けて無駄な抵抗をせず、できることを無理せずにやっていく、そして、できなくなってきたことを自然と受け容れていく・・・そんな彼女の態度はとても潔いのだ。
そう「潔く生きる」というのは私の人生のテーマの一つでもある。私にとっての潔さとは、やるだけやったら必要以上にあがかないこと、そして、自分で選んでやったことは、たとえどんな結果になろうとも誰のせいにもしない、その結果を自分で請け負うという覚悟を持つということだ。
「私と同性代の友達よりもエイコさんの方がはるかに人生経験が豊富で物事がよくわかっているから、話すのが面白くて仕方ないのよ」といつも言ってくれる。20歳も年上の人生の大先輩からそんな言葉をいただけるなんて光栄だけど、かなりこそばゆい。
私の方こそいっぱい話を聞いていただいて、気がつけばあっという間に夕方に。楽しい休日を過ごすことができて嬉しかった。
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July 27, 2011

パン教室~ナンとカレーの日~

夏はやっぱりカレーが食べたい!・・・ということで今回の天然酵母のパン教室は手作りナンを焼いて、3種類のカレーと一緒に食べようという内容だった。
ナンにはいろいろな作り方があるけれど、今回はヨーグルトを入れた生地に白神こだま酵母を入れて発酵させるという方法。ただし発酵は第一発酵のみ。ベンチのタイムの後、ナンの形に生地を成形し、ホットプレート(またはフライパン)で焼くという簡単な作り方だ。生地の応用として、仕込み水の代わりにトマトを入れたもの、茹でたホウレンソウを入れたもの、さらに全粒粉のナンとチーズを入れて包んだものなど4種類を作った。
ナンを美味しく食べるために美味しいカレーは不可欠。私は早くから人参、ジャガイモ、ゴーヤ、トマト、ピーマンなどで作った野菜カレーを煮込み、スパイスの配合を変えて作った茄子カレー、そしてひよこ豆のカレー炒めの3種類をご用意した。
今日はお食事の方も5名様でご予約が重なってしまった。だから定食の準備をしながら、それぞれ味の違うカレーを3つ鍋に分けて作ったので、もう厨房のガスレンジは鍋で満員状態!
幸い曇り空で陽射しが強くなかったので、今日のランチは外が気持ちいいねえ・・・なんて話していたのだが、さあ食べようという段階になって急にお日様が照り始めた。パラソルはあるものの5人までしか日を遮れない。それ以外の方には私の麦わら帽子をお渡しして、麦わら着用でのランチ?となった。
暑いことは暑いのだが、そんな日に外で食べるカレーはなんとも乙なもの。皆さん、汗をかきながら、美味しい美味しいととても喜んで下さった。スパイスを調合して作ったカレーにナンを添えると、ますます本場のインドカレーに近づけたようで気分も最高!(勝手に調理人の腕があがったような気分になっている!?)。
風楽のカレーは確かに美味しいと僭越ながら私自身も思ってます。8月10日に再度、スパイスで作るカレーの料理教室を行いますので、ご希望の方はぜひご参加ください。
パン教室の次回は8月31日(水)コーンミールととうもろこしの粒を入れて作る本格的なコーンパン。こちらもぜひどうぞ!
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July 26, 2011

空海と密教美術展~

今日は介護施設に入所している父に会いに行く前に東京国立博物館の平成館で開催されている「空海と密教美術展」を見てきた。空海は延暦23年(804年)、密教を求めて唐に渡り、2年という短期間でその奥儀を極め、帰国後、ご本尊さまである大日如来を中心に寺院を建立し、仏像を作り、著述活動をするなどして真言密教を広めていく。
大日如来は宇宙の真理を仏の形にしたものと言われているが、その意味はわからない所が多い。そのため空海は難解な密教を少しでも理解できるように曼荼羅や美術品などを積極的に教えの中で取り入れて行ったという。今回、圧巻なのは京都の東寺(教王護国寺)に空海の構想の元、安置されている仏像のうち大日如来など八体が一堂に介していることだろう。
曼荼羅とはお経の内容を仏の絵にして表したものだが、これもまたとても難解だ。その曼荼羅を仏像そのもので表現している立体仏像曼荼羅が会場の最後のコーナーに出現しているのだ。
しかも展示作品約100点のうち98,9%が国宝・重要文化財から構成されているという近代まれにみるスケールの美術展。会期が始まったばかりだったこともあるが、会場にはたくさんの人であふれ、とてもゆっくり見られるという感じではなかった。そして会場全体が空海の密教パワーであふれていた。
また現存する空海の直筆の書も展示されており、時空を越えて、現代に生きる私たちにまで空海からのご真言が届けられているかのようだ。空海は今、私たちに何を告げようとしているのだろう?それが何かはわからないけれど、とても大きなエネルギーを感じたのは確かだ。
私はどちらかというと神社は古神道系のものに、仏教は密教系のものに強く惹かれる。それは権威や象徴、形式を重んじるよりも、もっと土着的な匂いがそこにあり、自然を畏れ敬い、自然と一体となった祈りが感じられるからだと思う。
今年は高野山や四国、室生寺などに行く機会をいただき、なぜか今までよりもずっと真言密教というものを身近に感じている。そして遥か昔に、あちこちを行脚し修行を重ねてきた空海という人物に計り知れない魅力を感じる。
その教えが1200年たった今もこうして受け継がれ、高野山や東寺という聖地として残っていることはまさに奇跡だ。祈りの力なのだと思う。
素晴らしい美術展です。9月25日まで開催していますので、お時間のある方はぜひ見に行って下さいね。
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July 25, 2011

米ぬかで作った豆乳ヨーグルト

今日はヨガ&ランチの教室の日だったが、人数の集まりが悪かったので中止にすることにした。前回は入りきれないほどの方のご参加があったのに、夏休みだからだろうか。その落差?にちょっと驚いている。
この前、参加してきたルナ・オーガニック・インステチュートの豆乳ヨーグルトワークショップ。さっそく米ぬかで乳酸菌を作ってみた。ただ米ぬかに水を加えて放置しておいただけなので、作ったというほどのことはないのだが。
その中から抽出した乳酸菌液に豆乳を加えてさらに8時間ほど寝かせておいた。できるかどうか半信半疑だったのだが、豆乳がしっかりと発酵しているのが匂いでわかった。
庭からブルーベリーから実を摘んできて、ドライフルーツと一緒に豆乳ヨーグルトの中に入れ、パイナップルとキュウイフルーツがあったので、一緒に加えて、今朝はフルーツたっぷりの豆乳ヨーグルトをいただいた。マイルドでやや酸味が弱いのだが、しっかりと豆乳の味がするヨーグルトだ。
せっかくできたヨーグルトなので、この中にさらに豆乳を加えて豆乳ヨーグルトができないだろうかと試したら、再びヨーグルトができた。カスピ海ヨーグルトと同じ要領で毎日、食べた分だけ豆乳を加えて培養していけばいいだろうか。でも乳酸菌の働きが衰えてくるので、たまには新しくて若い乳酸菌を加えていかなければならないだろう。未知の分野なので実際にやりながら、方法を体得していくしかないのだが。
乳酸菌については最近の研究で放射能放射線防護効果があると言われるようになった。さらに免疫力アップ、アレルギー抑制などの働きもあり、原発事故の後、今まで以上に注目されている。
乳酸菌は食品から摂取する以外は健康飲料のようなものを購入しなければならないと思っている人たちのために、その効果と使い方をわかりやすく伝え、誰でも簡単に培養できる方法を公開している方がいる。「光合成細菌で放射能浄化」というサイトを運営している飯山一郎さんだ。豆乳ヨーグルトだけでなく、乳酸菌を利用し、室内の清掃や土壌改良にまで役立てようとあちこちで講演もされている。
この豆乳ヨーグルトの培養液となる米のとぎ汁を使った乳酸菌の作り方も彼の指導によるものだ。私はまだまだビギナーで乳酸菌の活用法について多く語ることはできないが、とても興味がある分野なのでこれから少しずつ乳酸菌液を作って生活の中に取り入れていけたらと思っている。
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July 24, 2011

筆遊び

今日は大室地区の草刈りの日で朝8時頃、カマを持って青年館に集合した。いつも通らない道を歩きながら、このあたりは緑がたっぷりで谷津田が広がっていて、本当に美しい場所だなあとしみじみ思った。ここにも里山の原風景が残っている。もしかしたら何年たっても変わらない場所なのかもしれない。ずっとそうであってほしいと思う。
地元の方たちと草刈りの作業をした後、店に戻った。午前中はとても暑く、たっぷり汗をかいたので、すぐにシャワーを浴びてから厨房に入った。定食の支度はメモを残して途中までトモちゃんにやっておいてもらったので、その続きをしているうちに開店時間となった。
7月中はヒーリングアーティストの大花さんが土間の一角でエンジェルカードを用いた個人リーディングをやっている。その他大花さんは書もやっているので、その人にピッタリなメッセージの文字をお願いすれば書いてくれる。
今日は早く仕事が終わったので、店にあった薄いコルクのロールを使って、大花さんと筆遊びをした。私の好きな言葉をコルクの上に墨で書いたり、ユウコさんの家のワンちゃんたちの名前を書いたりして楽しんだ。
そして今の私のエネルギーを表す言葉を一文字選んでもらったら「輝」。という字だった。
ついでに?その文字を書いてとお願いしたのだが、一回書いただけで「ああ、これは風楽さんが自分で書いた方がきっといいものが書けると思うよ」と私に振られてしまった。
エネルギーの状態はその時々で変わってくるので、その瞬間に自分にピッタリくる言葉は自分を知ってさえいれば、自分で書くのが確かに一番ふさわしいのだと思う。
大花さんと筆を持ちながら、夕方まであれこれお話して過ごす。人生の大きな流れについて、天のメッセージを感知しながら大花さんは話すので、自分の中でイメージしていたものがより鮮明になっていき、とても面白かった。
この2カ月は金土日と来られる限りは風楽に来て、一人でも多くの方のリーディングをしたいと大花さんは思っているので、ご希望の方、ぜひお問い合わせください。一回3000円です。
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July 23, 2011

梅ジュースと梅ゼリー

今年の梅は不作だった。去年、食べ切れないほど美味しい実を落としてくれた庭の梅の木も今年は静か?だ。それでも2キロほどは収穫できた。梅干しにするには熟しすぎているので、ジュンコさんの実家からいただいた梅と合わせて梅ジュースを仕込んだ。
去年はとにかく梅があり過ぎるほどあったので、梅干しや梅ジャムがたっぷりできた。今年はそれがまだあるので、仕込むのは梅ジュースだけにした。どちらかというと水分が少なめの梅で、あまりエキスが出たようには思えなかったのだが、今日、全部の梅ジュースを濾して飲んでみたのだが、とても美味しくできていた。ジュースの方だけ再びガラス瓶に戻して常温で保存(ゼリーの後ろにあるのは何種類かの梅ジュース)。
このところ定食のデザートに毎日のように作っているのは梅ゼリー。この梅ジュースのエキスをゼリーにしている。ジュースを濾した後の梅も種を取って包丁でたたいて刻んで冷蔵保存。パウンドケーキに入れたり、ゼリーの中に散らしたりと大活躍だ。
そんな話をいつもしているせいか、毎年、あちこちから梅酒や梅ジュースを仕込んだ後の梅が風楽に届けられる。「とても家ではこの梅の実まで使いきれないけれど、エイコさんならきっと上手に使ってくれるでしょう」と一様に言われるのだ。
まだ食べられるものを捨てるのは心苦しいし、美味しく再利用できる方が気落ちいいので、ありがたくいただき、そのたびに梅の種を取り除き細かく刻んで保存しておく(←これけっこう大変です)。エキスはすっかり出てしまっているのだが刻んで何かに混ぜて使えば美味しくいただける。
結局、なんだかんだといつもお正月過ぎまでその実が厨房にあって、お菓子だけでなくドレッシングなどにも利用して全て無駄なく使わせていただいている。
おかげで毎年、クエン酸をたっぷり補充でき、夏バテ知らず。梅を美味しくいただきながら、その効果も十二分に味わっている。
今日の夕方の草取りはあれだけ雨が降った後なので、土が柔らかくて草が抜きやすかった。久しぶりに汗だくにならずに作業ができた。気温が低いせいか蚊もいなくてとてもラクだった。いつもこんなだと草取りも苦行?にならないんだけどなあ・・・。
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July 22, 2011

豆乳ヨーグルトワークショップ

豆乳ヨーグルトが食べたいといつも思う。でも日本ではあまり種類がない。ハワイに行った時、アメリカを中心にチェーン展開しているオーガニック関連の食料品店「ホールフーズマーケット」で豆乳ヨーグルトが何種類もあったのに感激して毎日のように食べていた。
いつもはカスピ海ヨーグルトの菌でヨーグルトを毎回作っているのだが、残念ながら豆乳で作ると菌がダレてしまうので、あまり長い間、続けて作ることはできない。結局、牛乳で作ったヨーグルトを食べることが多くなるのだが、発酵してはいるけれど、肉を食べない私の体にはあまり合わないなあと思う。何とか自分で豆乳ヨーグルトを継続して食べることはできないだろうかといつも思っていた。
そんな時、都内にあるルナ・オーガニック・インスティチュートで豆乳ヨーグルトのワークショップがあると知った。これはもう絶対に行きたいと思い、店が終わってから参加してきた。教室を主宰されている安田さんはご自宅の一室を利用して、マクロビ関係の料理や手当て法などの勉強会を少人数制で行っていらっしゃる。店のことは伏せておき、こっそり参加するつもりだったのに、お会いしたこともないのに店のことを安田さんは既にご存知だったようだ。他にも以前、私とお会いしたことがあるという方がいらしてビックリ。やっぱりこの世界は広いようで狭い。
教えていただいたのは米のとぎ汁や玄米、米ぬかなどを発酵させてできた乳酸液を利用して豆乳ヨーグルトを作る方法。できあがった乳酸液を豆乳に1割程度入れて半日ほどおくと、豆乳ヨーグルトができる。
この豆乳ヨーグルトを利用して、カッペリーニ風の夏野菜のそうめん、豆乳のディップ、フルーツパフェ、豆乳ラッシーなどを実習した。ほど良い酸味ととてもやわらかな口当たりで優しい味の豆乳ヨーグルト。これなら毎日食べても体に負担がなさそうだ。いつも冷蔵庫の中に豆乳ヨーグルトが常備されていたらとてもうれしい。
9時半過ぎてもお話は終わらず、もっと聞いていたかったのだが、最終の高速バスに間に合わなくなってしまうので、私だけ先に帰らせていただいたことがちょっと残念。明日が休みだったら実家に泊まってもよかったのだが、やっぱりここから都内に行くのは遠いなあ~。
さっそく私も豆乳ヨーグルトを仕込んでみよう。
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July 21, 2011

あいりん堂さんのお弁当

台風がなんとかそれていってくれて助かった。今日はあいりん堂さんのお弁当の日だったので、配達する時に大雨だったら困るなあとちょっと心配だった。台風の影響もあって、今日のご注文はいつもよりも少ない25個。
このところ40個くらいは一人で作っていたので、25個だと数が少ない分、とても楽に感じる。
あいりん堂さんの移転が決まったので、営業は7月下旬までとなった。これから引っ越しや店の整理など目まぐるしい日々が続くことだろう。私も2年前に同じ経験をしているので、お店を引っ越すことの大変さはよくわかる。そして移転に至るまでは、自分のこれからの方向性を模索する長い時間が必要だ。
2年前の夏。宗吾霊堂前の風楽の最後の営業日を終えてスタッフと一緒に涙で感動のひとときを過ごしたのもつかの間、次の日には家も店も合わせて引っ越し。まさに「涙の乾く間」もなかった。しかも引っ越し屋さんに頼むゆとりなどなく、これだけの荷物を運ぶというのに2tトラックもなし。軽トラ2台とワンボックスの軽、普通乗用車2台、ワゴン車1台でのピストン輸送。私のワンボックスは一体何度、前の店とこの古民家を往復したことだろう。
厨房もまだできていなかったので、それまで使っていた厨房用品や食器の段ボールや備品が室内にあふれかえり、この広い古民家に足の踏み場もなかった。ようやく明け方になって布団を敷くスペースを何とか確保したのだが、疲れているのになぜかほとんど眠れなかった。
あの時はホントに死ぬかと思うくらいた変だった。でも過ぎてみればそんなことも懐かしい笑い話になるから不思議だ。
お弁当を配達した後、2時からあいりん堂さんと今後のことについて打ち合わせ。それまでの時間、コパンでランチを食べ、図書館で過ごす。リクエストしていた田口ランディの新刊が届いた。久しぶりに涼しい今夜は読書タイムにもってこい。
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July 20, 2011

料理教室基本編

台風が近付く度に、また西と南の縁側にあるすりガラスが割れてしまうんじゃないかと心配になる。昨夜は用心のため雨戸を全部、閉めてから寝た。今日は料理教室、台風の進路次第で開催できないのではないかと思っていたが、今朝の成田は雨も風もなく久しぶりに涼しかった。
今回は3カ月に一回、行っている玄米菜食料理の基本編。玄米の炊き方、八方出汁の作り方、重ね煮のお味噌汁、ヒジキのサラダなどの他、八方出汁を応用して茄子とカボチャの揚げ浸し、青菜と油揚げの和えもの、グルテンミートフライのしめじあんかけなどを作った。
この基本編はもう何度も同じ内容で行っているのだが、毎回、参加された方は八方出汁と重ね煮の美味しさに驚かれる。この基本編さえ抑えておけば、毎回、違うメニューでやっている料理教室にいつ参加しても大丈夫。今回は男性の方も含めて7名のご参加。
お土産に実習で作ったお惣菜の他、作りたての八方出汁もお分けしているので、さっそく今夜の皆さんのご家庭の食卓には八方出汁で作ったお惣菜が並んでいることだろう。
八方出汁さえあれば、暑い夏にいつでも美味しい麺つゆのおそうめんが食べられる。また全ての煮物の割下として使えるだけでなく、お酢や胡麻油をくわえてアレンジすれば、中華の味付けにも応用できるスグレモノ。
この基本編はまた秋に行う予定なので、ご興味のある方はぜひどうぞ。来月の料理教室昼の部は8月10日(水)、カレー料理です。

*来週の29日(金)4時から暑気払いを兼ねたレシピ交換パーテイを行います。何か一品作ったお料理(またはお菓子)とそのレシピをお持ちください。全員のレシピをコピーして参加された方にお配りしますので、美味しく食べて新しいレパートリーが増えるかも・・・?!参加費は500円。ちなみに私は玄米の精進ちらし寿司を作ります。美味しく楽しい夕べのひとときをご一緒しましょう!
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July 19, 2011

食品衛生責任者講習会

食品衛生協会主催の講習会に参加してきた。朝、9時45分から4時半まで会場に缶詰だった。会場には100人以上の参加者がいて人の熱気もたっぷり!節電でエアコンの設定が28度になっていたので、かなり暑がっている方もいた。逆に私はエアコンのきいた会場でずっと座っているのは、冷え過ぎが心配だなとストールを持っていったくらいだ。おかげで冷え過ぎることもなく私にはちょうどよかった。今まで世の中のエアコンの設定温度がいかに低かったことか。
お弁当持参で夕方までの講習を受講し、一度家に戻り、夜は佐原の「トランキュルよしや」に食事に行ってきた。この連休に夏の大祭が終わったばかりの佐原の街はひっそりとしていた。
明治時代の町屋を改装した小さなフレンチレストランで、細かい格子の戸がとても素敵だ。以前、ランチには行ったことがあるのだが、夜は初めて。メニューはコース料理が2種類あるだけ。一つ一つのお料理はものすごく華やかと言う感じではなかったけれど、とても丁寧に作られているということが伝わってくる美味しいお食事だった。お箸でいただくフレンチは店のシンプルな和風建築ともピッタリ。
台風の進路が気になって仕方ないが、美味しい食事のおかげで、講習会に参加して固くなっていた頭がほぐされていったみたい。
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July 18, 2011

夏野菜本番

茄子、ピーマン、トマト、モロヘイヤ、キュウリ・・・・このところ毎日のようにたっぷり食べている。夏野菜がいよいよ本番だ。夏野菜は体のほてりを沈めてくれるし、夏バテの効果もあるので、季節のものを食べることは理にかなっているのだ。
ゴーヤも小さな実をつけているけれど、まだ食べるのはちょっと可哀そうなので、たっぷりと光を浴びて太ってから楽しもうと首を長くして待っている。
畑から朝、モロヘイヤを摘んできて、茹でて叩いて刻み、キャベツと一緒に定食用のおひたしにした。サニーレタスも葉をバラバラにして水につけたら、頭をもたげそうなほど元気よく伸びをしていた。
今朝は珍しく暑くて寝苦しくなって早めに目が覚めた。古民家は涼しいので、エアコンがなくても寝苦しいなんてこと、めったにないのだが。当然、日中もとても暑かった。
連休だし昨日も混んだし暑いので今日はヒマなんじゃない?ってユウコさんと話していたのだが、今日も予想に反して、大忙し!私は賄いを食べず、ユウコさんの食べ損ねてしまった賄いは、店を閉める頃までお皿に乗って手つかずのまま。二人なので全くゆとりがなく、作って洗って運んで・・・に一日中追われた。
ただでさえも暑い厨房で火を炊いて揚げものをし、時にはオーブンをつけたりしながら仕事をしていると、体中、汗だくになる。何分かに一回、井戸水を飲む。何度、蛇口をひねっても、出てくる水の冷たさに感激してしまう。しかも澄みきった美味しさだ。
そしてそんな状況でも夏バテと無縁でいられる健康な自分の体が愛おしくなる。元気で動いてくれてありがとうねと、自分の手と足とお腹(内臓)に声をかける。まだまだ夏は始まったばかり。
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July 17, 2011

集合写真!

超忙しかった一日がようやく終わった。成田では36度まで気温があがったそうだ。風があるからまだいいけれど、あと2カ月近く、この暑さが続くのかと思うとちょっと恐ろしい・・・。
半農半X道場」が無事に終わった。昨夜は1時過ぎに寝て、今朝は5時頃に起きて、玄米を炊き、おむすびとお味噌汁を作り、皆さんに朝ご飯をお出しした。9時頃、農作業に行くのをお見送りしてから、今度は店の定食の準備。ご予約が入っていなかったので、この暑さで今日はヒマなんじゃないかと思っていたら、開店早々大忙しでちょっと焦ってしまった。
参加者の皆さんに食べていただくお昼のカレーは昨日のうちに仕込んでおき、玄米だけ後から炊いて、11時半頃、スッシーに取りに来てもらった。今日の忙しさだったらとても日中にカレーなど作れなかっただろう。
定食もほぼ完売。宿泊と通常業務が両方重なってしまったが、何とか無事に終えることができてほっとした。農作業から3時頃、店に戻り、参加された方は奥座敷で簡単なレポートを書き、集合写真を撮って解散。
今夜はこれからまた別の友達がご飯を食べに来ることになっているのが、ビールを飲んだら、あっという間に寝てしまいそう。連休なので明日もまた朝から仕事だ。
それにしてもいらした方が喜んで下さり、いい笑顔で帰って行くのをお見送りできるのは気持ちがいい。2日間とも相当暑かったし、布団がなくシュラフでの雑魚寝なので、体力的にはかなりきつかったのではないかと思う。
それでもわざわざ暑い中、汗をかきにこんな遠くまで来て下さったのだから?それなりの収穫が得られたらいいなと思う。
一つの仕事が終わるとほっとし、時には疲れることもあるけれど、喜んでいただけたという手ごたえさえあれば、疲れも吹き飛ぶ。
このご縁を生かして、また8月にも風楽を会場に研修を企画していただけることになった。今度はどんな方にお会いできるか楽しみだ。
アースカラーの皆さん、スッシー、お疲れ様でした!いい機会をどうもありがとう!
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July 16, 2011

半農半X道場の集い

自然や地域とつながる生き方、働き方へ将来的にシフトしたいと考えている都市生活者を応援する学びの場を提供している「アースカラー」主催の「半農半X道場」がこの土日に行われ、土曜日の夜のお食事から宿泊、日曜日の午後のまとめの会までの会場として風楽を使っていただくことになった。
土曜日は午前中に佐原に集合し、有機JAS認証・無農薬栽培の古代米を栽培されている増田さんの田んぼで農作業の実習、その後、カーニバルヒルズの温泉に入り7時過ぎに風楽に到着。暑い中での農作業で多分、クタクタになっているんじゃないかなと思い、到着と同時にすぐに乾杯し、お食事できるように早めに準備をしておいた。
とうもろこしと梅肉入りの玄米ご飯、ジャガイモと丸麦の煮物、トマトとヒエのサラダ、茄子のカレー炒め、グルテンミートのシソ巻き揚げ、春雨のピリ辛サラダなどをたっぷり作って大皿に盛り付け、夕食から私も同席させていただいた。
参加された方はスタッフを入れて全部で16人。そのうち現地コーディネーターのスッシー以外は皆、風楽にいらっしゃるのが初めて。ご飯を美味しい美味しいと言って食べて下さり、古民家の風情を楽しんでいただけたようだ。
食事を始めて間もなく、ちょうど茶の間の真正面の竹やぶから月が昇ってくるのが見えた。あまりのベストタイミングで、まるでディナータイムを演出してくれたかのよう?!
一人で静かに見る月もキレイだが、大勢の方と一緒にワイワイ飲みながら見上げる月もまた素敵。私のとても好きな光景の一つだ。特にこのところ、空が澄んで雲がないせいか、月がものすごく美しく月灯りもビックリするくらい明るいのだ。
とりあえずお腹がいっぱいになった後、会場を一度片付け、茶の間で車座になって、自己紹介方がてら皆さんの夢を語っていただいた。私は夕食からの合流で、参加者の背景がわからなかったので、いろいろ質問したりしているうちに、あっという間に12時になってしまった。
食事をしている時はセミナーの参加者にすぎなかった人たちが、個人的な声を聴くことで、食や農や日本の将来に深く関心を寄せている一個人なんだなということを実感した。半農半X道場に参加したことが今後、どんなふうに彼らの人生に影響を与えていくのだろう?
オルタナティブな生き方を模索している人たちが、これからの時代を創っていくのだろうなと思っているので、特に若い世代の今後の選択についてはとても興味がある。参加者の中には移住を考えていたり、古民家で暮らしたいと思っている方や、食に関するお店を作りたいという方たちもいらした。
生活を変えるのは並大抵のことではない。まして都会から田舎へ移るというのは、未だにどこかドロップアウトしてしまうような感覚を持つ方もいるだろう。でも大変なのは生活を変えることではなく価値観を変えていくことだと思う。
自分の中の固定概念やこうあらねばならないという思いこみ、そして経済の不安など、できない要因を羅列すればキリがない。こういうセミナーなどで学ぶことができるのはネットワーク作りと情報入手、そして不安要因を払拭できるような実践例を見ていくことだろう。でもそこから先はあくまで個人の選択。
要は何を大切にしどんなふうに生きていきたいかということだろう。
このセミナーは内閣府の地域社会雇用創造事業「農村六起」の研修の一環として行われているのだが、アースカラーでは今後、対象範囲を広げて企業などの研修にも着手していきたいとのこと。
時代の流れを敏感に受け留め、実際、自らも居心地のいい生き方にシフトしていった若者たちが、単にそれだけに充足してしまうのではなく、新しい働き方暮らし方生き方の提案をしようとしているのは素晴らしい。
これから本当にこういう若者たちが時代を担っていくのだろうな。古民家という空間が志を持っている人たちに開かれ、そこで飲み明かし語る場として利用していただきながら、それぞれの明日を探すきっかけになっていったら嬉しい。こういう集いは仕事としてというよりも地域の活動の場として位置づけながら、これからもできることをお手伝いしていきたい。
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July 15, 2011

料理教室~カレースパイスを使って~

今日は料理教室。毎回、夜の部は3時からなので、店が終わってからすぐスタートする。そのため日中の仕事の合間に準備をしておくのだが、今日はこの暑さの中、たくさんの方に来ていただいてお店も大忙し!定食も早々と完売したので、最後にいらしたお客様にはお出しするものがなくなってしまって申し訳なかった。
そんなドタバタの中で料理教室が始まった。今日はカレースパイスを使ったお料理特集。風楽の分のカレーもなくなってしまったので、できたらまとめて作れたらいいななんて思っていたのだが、そんな準備をしているゆとりもなかった。
風楽の定番であるレンズ豆のカレー、茄子のヨーグルトサブジ、キュウリとクミン、コリアンダーのサラダ、ヒヨコ豆のカレー炒めの4種類。
日本人からみたら、インド料理=カレーと思いがちだが、実はカレーという料理はなく、一つ一つに名前がついている。そして野菜やチキン、マトン、豆など、使う材料によってスパイスの調合を変えている。カレー粉ではなく、コリアンダー、ターメリック、クミン、チリ・・・というように、一つ一つのスパイスが日本人にとっての味噌や醤油や酢のような調味料?なのだ。
サブジというのは野菜の蒸し煮、炒め煮のことで、基本的にはスパイスと塩で味をつける。今回の茄子は色がキレイに出るように素揚げしてから、クミンやマスタードシード、コリアンダーなどを炒めてヨーグルトで味をつけたものと和えた。たっぷりと旬の茄子が食べられる美味しい茄子カレー?だ。
ヒヨコ豆のカレー炒めはトマト煮よりもスパイシーなのでビールのおつまみにもピッタリ!皆さん、汗をかきかき、暑さに負けず、一生懸命野菜を切ったり炒めたり・・・。夕飯には「美味しい~」や「から~い」を連発し、フーフー言いながらカレーをほおばった。
やっぱりカレーは暑くても食が進む。夜はほとんどお米を食べない私でさえ、しっかりと玄米を食べてしまった。
このカレー教室、8月10日(水)10時半より、同じ内容でもう一度行います。ご希望の方、ぜひどうぞ!風楽のカレーは本当に美味しいぞ~!
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July 14, 2011

台湾式菜食レシピ

満月の一日手前だけれど、月がとってもキレイだ。暗い座敷の中にも月灯りが射し込んでくる。今日の昼間はかなり暑かったけれど、夜は久しぶりにちょっと涼しくなってきた。茶の間に座ってミーを膝に乗せながら月を眺めていたらひんやりとした風がとても気持ちよかった。トラは月が明るい夜は嬉しいのか?一人で庭を走り回っている。
成田市立図書館の貸出冊数は一人10冊まで。もちろん毎回めいっぱい借りてくるのだが、最近はそのうちの半分は料理本だ。元々本が大好きだし、料理本は仕事の参考にもなるので、すぐ買ってしまうのだが、とにかく蔵書が多いので、これからはなるべく買わないでおこうと思っている。
それで料理の方を借りてきては美味しそうなページをコピーするのだが、そのファイルだけでもかなりの冊数になってしまった。
台湾は料理が美味しいことで有名だ。私は台湾には行ったことがないけれど、台湾料理の好きな店があって、そこにはよく行っていた。日本人好みでとても食べやすい味だった。意外に思われるかもしれないが、実は台湾はインドに次いで世界第2位のベジタリアン大国。菜食のことを「素食」(スーシー)と呼ぶが「質素な食事」と言う意味とは違うらしい。レストランの入り口に「卍」のマークが付いていれば素食の店という意味で、至る所にあると言う。
台湾式菜食レシピ」では「医食同源」を基本にした菜食レストラン「健福」の美味しいレシピが紹介されている。大豆たんぱくやグルテン、ソイハム、湯葉などのオリジナル製品を使い、動物性のものは一切使われていない。
しかもにんにくやネギ、ニラ、ラッキョウなど匂いのするものも使わずに作った中華なので、もしかしてかなり淡白な味なんじゃないかなと勝手に思ってしまった。でも写真で見る限りではとっても美味しそう!。昔から台湾には「もどき料理」が多く、味もしっかりと付いているので、お店ではノンベジの人からも喜ばれているそうだ。今度、「健福」のランチを食べに行かなくちゃ・・・。お値段も手頃みたいだ。
取り上げられていたメニューは、酢豚とか餃子とかチンジャオロースーと言った一般的な中華料理。それをいかにベジタリアン向けに美味しく調理できるか。肉や魚を大豆たんぱくに差し替えるなど、素材の使い方が参考になって面白かった。
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July 13, 2011

具だくさんの冷やし中華

久しぶりに何の予定もないお休みだったので、今日は一日中家にいた。朝、起きてからゆっくりと朝風呂に入り、自分の部屋のソファカバーとセンターラグを丸洗いした。今日も暑かったので、部屋の窓を開け放ったら、逆に風が通り過ぎて困るくらいだった。
扇風機もかけず、その風に涼みながら、ソファに転がって小池真理子の新刊を読みふける。
直木賞受賞作「」以降、新刊が出る度にずっと読んでいるのだが、正直、あまり読後感は残らない。でも読んでいる最中はその世界にどっぷりと浸り、面白くて夢中になれるので、息抜きに楽しめる。
小池真理子や高樹のぶ子はとにかく恋愛小説がうまい。そして登場人物が何らかの傷を負っている場合が多いのだが、それでもどこか「いい女」なのだ。男性作家の描く女性像にはあまり共感できないのだが、彼女たちの描く女性たちはそれぞれに魅力的だ。
どこにも行かず、何の予定もなく、誰にも会わず・・・家でゆっくりと時間を気にせず、好きな音楽を流しながら、いつまでも本を読んでいられる日がたまにあると嬉しい。
写真はお昼に作った冷やし中華。畑からミニトマトとキュウリ、青ジソ、茄子を採って来て、茄子だけさっと茹で、さらに山芋と大豆の水煮、卵なども乗せたら、中皿がいっぱいになってしまった。たった一品で野菜たっぷり?なのは一人の食卓にはピッタリ。
夕方、涼しくなってからまた草刈り。毎日2時間半ずつ、これで5日連続だ。
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July 12, 2011

里山活動団体 アルカディアの里へ

今週の土日に予定しているアースカラー主催の「半農半X道場」。「半農半Xという生き方」(塩見直紀著)が出版されたのは2003年のこと。当初は聞きなれない言葉に一体この「X」って何だろうって思った。「半農半X」とは自分で食べる野菜を育てる農のある小さな暮らしをしつつ、好きなことや得意な「X」(天職)で社会をよりよくしながら生活の糧を得ると言う生き方働き方を表す新しいライフスタイルの総称。初めてこの本を読んだ時、とても共感し、私もいつかそういう生き方へとシフトさせようと思った。
実際、塩見氏が半農半X研究所を立ち上げて10年が過ぎ、今ではすっかりこの言葉も市民権を得て、実践する人たちも増えてきた。私もささやかながら、この古民家でそんな暮らし方を楽しんでいる。本当に人生って思い描いた結果が形になっていくものだなと思う。同時にそのことに深い感動と感謝の念を抱いている。
そんな中、千葉県の里山活動団体「アルカディアの会」の代表である青木栄作さんからお電話をいただいた。07年に千葉県公認の教育の森として指定され、アースカラーの研修の場としても利用されているそうだ。風楽で行われる時も何人かのメンバーが参加するので、私の実践例なども聞かせてほしいということだった。
青木さんの本業は画家なのだが、人里離れた里山で暮らしているのでまさに仙人!ただ最近、具合が悪くてずっと寝たきりでどこにも出られなくなったと話されていた。もともと大きな難病を抱えていらっしゃるのでご無理はできないお体なのだ。
しばらくご無沙汰していたので、いただいたお電話を機に、お見舞いがてらお顔を見に行くことにした。アルカディアの里は匝瑳市の山の中。周囲には緑しか見えない。初めて行った時、あまりに何もないことに驚いた。曲がり角の目印もないので久しぶりに行ったらまた迷ってしまった。
青木さんは本当にベッドに寝たきりだったが、意識はとてもしっかりとしていらして、里山活動の近況報告などをお話して下さった。
私は田舎育ちではないのだが谷津田が広がっている里山の風景を見る度に故郷に帰ってきたような郷愁を覚える。そしてその風景を見てどれだけ心がホッと和み穏やかになることだろう。
青木さんは若い頃、絵を描きながらパキスタン、クルド、インド、アフガン、イラン、イラクなどの戦地を歩き、緑や自然が豊かでない場所は人々の心も荒廃していくということに気が付いたそうだ。
その経験から、里山保全の活動に取り組むようになり、現在、「アルカディアの会」のメンバーは300人。毎月一回、作業日を決めて活動を行っている。いくら自然が素晴らしいと言っても手入れをしなければ山林は荒れる一方だ。定例作業日には心地よい里山になるよう会員たちで荒れた山林を整備しているそうだ。
相変わらず静かで緑たっぷりの豊かな里だったが、青木さんが難病を抱えながらも私財を投げ打ち、ここまで活動を続けてくるのはどれだけ大変だっただろうと、頭が下がる思いだ。
以前、お邪魔した時、まだ私は田舎暮らしを始めていなかったので、「ああなんてすばらしい場所なんだろう」とひたすら感動していた。でも私も自然により近い場所に身を置くようになり、自然と折り合いをつけて暮らして行くことの大変さ(もちろん楽しさも含めて!)を痛感している。
そうなのだ。こういう場所は自然の勢いが強いので、ほおっておいたらあっという間に荒れ放題になる。そこに手を入れ、自然と人が共存できる場所を維持すること・・・それが里山活動なのだと、改めてこの言葉の本当の意味がわかったような気がした。
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July 11, 2011

古民家の契約更新

今日も暑くなりそうだったので、朝、7時頃から刈払機を使って草刈りをした。サングラスの柄にタオルの両端を安全ピンで留めて目から下を隠し、麦わら帽子を目深にかぶり、首にもタオルを巻くという怪しい?いでたち。それでも朝から陽射しが強かったのですっかり日に焼けてしまったが。
刈払機の歯が丸くなってきたようで、長く伸びてしまった草が切りにくかった。だからやったわりにはキレイに刈れていなくてちょっとガッカリ。2時間半ほどで汗だくに。そのままシャワーを浴びて、しばらくソファーに横になって涼んでいた。
昼過ぎから市役所や銀行を回り、その後、不動産屋さんへ行き契約の更新手続きをしてきた。早いものでこの古民家と賃貸契約を結んでちょうど2年になった。それまでの数年間、古民家の空き家を探すために、仕事が終わった後や休みの時など車であちこちを走っていた。空き家を見つけては持ち主を探して貸していただけないかと問い合わせた。
空き家になっていても他人には貸せないというのがほとんどだったが、中には持ち主がわからなかったり、あまりに損傷が激しくて諦めたり・・・本当に何件の物件を見て回っただろう。
そしてようやくこの古民家を見つけた。出会った瞬間、ここだと確信した。大家さんにお会いしてお借りしたいという気持ちをお伝えしたのは5月のことだった。それから親族会議を開いて、本当に貸していいものかどうかと検討していただいた。
最終的には不動産屋さんを通して貸していただけるということになり、大家さんの知り合いの不動産屋さんにお願いして本契約となった。400年もの間、親族以外の人間が住むことのなかったこの古民家を、見ず知らずの私に貸すという大家さんの英断がなければ、今の風楽はない。
ずっと待ち焦がれていたイメージ通りの古民家に出会えた喜びと同時に、これから先、お金もないのにどうやってこの古民家を修復していったらいいのかという不安もいっぱいで、契約書に判を押す時、手が震えた。
そしてコタロウさんという素晴らしい棟梁に出会い、7月から修復が始まった。怒涛のような2か月間だった。どうしてあんなことができたんだろうって今でも不思議で仕方ない。たくさんの方の力をお借りした感謝と感動の時間と共に、古民家空間「風楽」が完成した。
あれから2年・・・。光と風に包まれた幸せな毎日だった。古民家での一人暮らしの不安や戸惑いは2年たっても消えないけれど、ずいぶんと慣れてきた。「私ってこんなに弱虫だったんだ」という気持ちと、「私って相当タフなんだな」という気持ちがいつも交錯している。
これからまた2年。どんな時間が古民家と共に刻まれていくのだろう。とても楽しみだ。
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July 10, 2011

大豆たんぱくの揚げマリネ

今日も暑かった~!でも久々に真っ青な清々しい空が広がっているのを見て、あまりの美しさに一瞬暑さを忘れてしまったくらい?だ。特に厨房の窓から見える木々の向こうに広がっている青空は素敵。緑を見ながら料理できることの幸せを感じつつも、ガラス張りの温室のような厨房で調理が始まると「暑いねえ~」を連発。
最近、マリネに凝っている。テンペや大豆たんぱく、グルテンミートとたんぱく源はいろいろなものを使うが、どれも小麦粉を溶いた衣をつけて揚げ、上からたっぷり野菜の千切りのマリネをかける。一番上には青ジソの千切りを乗せて。
この時期、畑の青ジソが大活躍だ。採っても採っても次々に葉を伸ばしてくれる青ジソ。さわやかな香りが食欲をそそる。シソの葉に含まれるこの香りの成分には殺菌力と防腐作用があるので、食べ物の痛みやす夏場には特に欠かせない食材だ。
今日も店を閉めてから、草取り。今日のノルマ?は古民家の入口にある垣根の斜面。ここは刈払機が使えないので、太い枝を切る大きな花ハサミを使う。左右の手でそれぞれ柄を持って、枝を挟んで切っていくのだが、チョキチョキチョキチョキをずっと繰り返していくと、かなり手が疲れてくる。篠竹など固いものもビッシリと生えているので一回挟んだくらいではすぐに切れないのだ。
夜7時半頃までやっていたのだが、家に入ってお茶を飲もうとしたら、手に力が入らず、コップを落としそうになってしまった。明日は刈払機で庭をいっきに刈る予定。でも次の草刈りまでl一体何日持つことやら・・・。
草刈りはかなり汗をかく重労働なので、四国に行って食べ過ぎて太って帰ってきた体にはちょうどいいダイエットになるかも!?。
あっというまに1~2キロは体重が減ってしまう。でもできたらもう少しラクな方法で体重が落ちたらいいんだけどな!?
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July 09, 2011

梅雨明け

なんて暑い一日だったのだろう。朝から気温が高く、いつものようにどんよりとした湿度の高い暑さではなく、空にカラっとした明るさがあったので、梅雨明けになりそうだなと思っていたら、案の定、11時頃、関東甲信地方の梅雨明けが発表されたようだ。今週末、成田山では祇園祭が行われている。いつもなら祇園祭が終わってから梅雨が明けるのだが、炎天下で山車を引く人たちもさぞ大変だろう。
こんなに暑いんじゃ今日はヒマかもね・・・なんてジュンコさんと話していたのだが、暑い中、遠くまでわざわざお食事に来て下さった方がパラパラとあってありがたかった。
店が終わってからジャガイモ掘りをした。4月になってから植えたので、遅ればせながらようやく収穫できた。今年は50キロくらいだろうか。ジャガイモの茎で隠れていたのだが、畝間にはすっかり草が生えてしまったので、ジャガイモを掘りながら間の草を手で抜いていったら、7時過ぎまでかかってしまった。
夕方になっても陽射しは衰えず、シャワーを浴びた今もまだ顔が火照っているようだ。いよいよ夏本番だ。クーラーのない我が家は窓を開け放して風を入れているが、今日はその風さえも止まってしまったかのようで、室内もかなり暑かった。
真黒になった手足をタワシでこすりながら、これから2か月間、また草刈りと水まきに追われるのだなと、しみじみ思った。
四国から帰ってきたら、ゴーヤの蔓が鴨居のあたりまで伸びていた。いくつもの可愛らしい黄色い花を咲かせている。ようやく受粉が終わって小さなゴーヤの赤ちゃんを発見。ほんの3センチほどの大きさだ。グリーンカーテンのネットの裏から写した。
これがこれから大きなゴーヤに育っていく。ああ早くチャンプルーが食べたい。ゴーヤの佃煮をたっぷり冷やして食べたい。
去年も梅雨開けと同時にゴーヤたちは一挙に伸びていったので、もう少しすればイヤと言う程ゴーヤが食べられそうでとても楽しみ。私の夏バテ防止の最大の味方だ。
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July 08, 2011

休み明けの仕事

昨日の帰りは高速バスの時間にうまく乗り継げず、11時半を過ぎてしまった。トラとミーはトモちゃんがペットホテルで預かってくれていたのだが、帰ってきたのが遅かったせいか、車から降りても出てこなかった。でも玄関を開けて部屋に入って電気をつけると窓の所に2匹でやってきて「お帰り」のご挨拶。晩ご飯は食べているからねとトモちゃんから伝言があったにもかかわらず可愛くてまたエサをあげてしまった。待っていてくれる人?がいるって嬉しい。
旅の後、早く帰れる時はいいのだが、前の晩に遅く戻った時などは、次の日起きた後もどこかにまだ旅モードが残ってしまう。それを仕事モードの気持ちを切り替えるため、今朝は早く起きてしばらく瞑想をした。神社にご参拝した時のすがすがしい気持ちを思い出しながら、その気持ちを毎日の暮らしの中に活かせますようにと手を合わせる。
その後、荷物を片付け洗濯機を回しながらメールのチェック。今日はケーキなどいろいろなものがなかったので、早めに厨房に入り仕込みを始める。かなりの長距離をバスに乗って移動したけれど、疲れも残らずすぐに仕事に戻ることができた。留守にしたせいか、電話が一日中とても多かった。
夕方、長男の彼女であるユウちゃんが一人で八王子からやってきた。いろいろ相談したいことがあるのだと言う。ケーキを食べながらあれこれ話す。ご両親からたっぷりの愛を受けて育った物おじしない美しいお嬢さんだ。人を信じるということを前提に生きられる強さと若さでキラキラしている。明るい笑顔に戻って帰ってくれて何より。若者との語らいからはいつもたくさんのパワーをいただいく。
メールボックスの中からスッシーが楽しいメールを送ってくれた。今度の土日に行われる「アースカラー半農半X道場」の案内だ(ぜひクリックしてみてください!)。
土曜日は古代米の田んぼとあるまま農園での農業研修、温泉に入って風楽でオーガニック夕飯の交流会と宿泊。次の日も農業研修の後、夕方風楽で反省会という楽しいプログラムが満載!そのうち3食は風楽でお作りします。ちなみに内閣府の地域社会雇用創造事業の一貫として行われるので、農村六起に登録すればプログラム参加費は無料になるとのこと(私も参加したい!?).
決まったのがついこの間、そして締め切りが13日(水)と迫っているので、連休のご予定もいろいろあるかと思いますがぜひご検討を!コーディネーターは私の大好きなスッシー青年!・・・なので面白い二日間になるに決まっています!私も夜の交流会にはご一緒させていただきますので、興味のある方、ぜひご参加ください!・・・と帰る早々すっかり仕事モードです。
*写真は四国八十八箇所霊場の第三十八番札所金剛福寺の境内にあったこども地蔵。「念ずれば花ひらく」。
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July 07, 2011

金刀比羅宮と四万十川

火曜日から2泊3日で四国に行ってきた。四国にはまだ行ったことがなかったので、私にとって南西の吉方位である金刀比羅宮にお参りすることが一番の目的だったが、それ以外にも四万十川にも少しだけ寄りたいし、高知の市場でかつおのたたきも食べたいし温泉に入りたいし足摺岬も見てみたい・・・なんて思っているうちに、ほんの2泊3日ではとても回りきれないことがわかった。
いろいろ調べていたのだが、今回は限られた時間の中で効率よく回るにはツアーを利用するしかないと思い、格安の四国ツアーに申し込んだ。気ままな旅が好きな私がツアーに申し込んだのは初めて。いつも予定を決めずに歩きながら行きたい場所を決めてきた。気に入った場所には長く滞在し、そうでなければサッと見て移動した。何もかも予定が決まっていて、気に入る気に入らないにかかわらず時間になれば出発するツアーは何も考えなくても大丈夫。自動的にいろんな場所に連れて行ってもらえるので便利と言えば便利なのだが、お任せした分だけ何の下調べもしないので、旅としての印象はあまり強く残らないかもしれない。
梅雨の開けていない四国はまだ雨が多く、四万十川の屋台船も金刀比羅宮のご参拝も小雨の中。この時期の緑は雨に洗われるととても美しいけれど、同時に蒸し暑さとも闘う?ことになり、毎日、衣類は汗と雨でびっしょり。
写真は雨が多く光量も足りず、一眼レフのカメラを持っていかなったので、あまり気に入ったものが撮れなかった。
そんな中でも金刀比羅宮は思っていたよりもずっとよかった。長い階段を785段上っていった象頭山(琴平山)の中腹に鎮座している「さぬきのこんぴらさん」は海の神様。石段を上りきった境内からは、讃岐平野や讃岐富士などが見渡せるはずだったのだが、厚い雨雲に覆われてほとんど何も見ることができず残念。
実は私の中の金刀比羅さんのイメージはどこか庶民的で賑やかな神社だった。その分、荘厳な雰囲気には欠けているのではないかと勝手に思っていた。でも実際にご参拝してみると、境内にある様々な古い建造物はとても素晴らしく、それぞれに趣があった。かつては真言宗の松尾寺として栄え、神仏習合で神社と寺が本殿の一階と二階に同居?していた時期もあったそうだ。
ご祭神は崇徳(すとく)天皇と大物主神(おおものぬし)。蛇神、水神、雷神とも言われている。雨の中のご参拝になったのも頷ける。お参りした後、汗をビッショリかいたけれど、とてもすがすがしい気持ちになった。仕事の傍ら、はるばる四国まで足を伸ばしてここまで来ることができた幸せに感謝。
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July 04, 2011

にんにくの収穫

昨日の夕方から友達が泊まりに来ていた。ブログやサイトなどは覗いてくれていたようだが、実際に来たのは初めてだったので、見るもの全てが新発見?という感じでとても喜んで帰って行ってくれた。ここで一晩でも泊まって行くだけで、私のやっていることやスローライフ的な暮らし方、生活の中で大事にしていることなど、百聞は一見にしかずで、多くを語らなくてもすぐに伝わるのではないかなと思う。
一日中風が強かったけれど、またしても雨が降らず地面はカラッカラ。真夏でもないのに(しかも梅雨時だと言うのに!)毎日のように水まきをしている。丁寧に裏の畑の方までやろうとすると30分くらいはかかってしまう。地下水でよかった。
茎が枯れるのを待っていたにんにくをようやく全部、収穫した。草取りをしている時など倒れているものを見つけてはチョコチョコと収穫してきたが、最後まで茎が立っていたものも抜いてしまったのでこれで終わり。初めて植えたにんにく。できるかどうか自信がなかったけれど、なんとか無事に育ってくれた。ただ花芽を落すのが相当遅くなってしまったので、地中にあるにんにく自体に栄養が充分にはいかなかったようで、小さなにんにくもけっこうあった。
それにしても国産にんにくはとても高価だ。主役にならない野菜だけど、なくてはならない存在なので厨房では切らすことがない。今回の成功例をいいことに来年はもっとたくさん植えようと思う。
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July 03, 2011

赤ビート

あいりん堂さんに野菜を買いに行ったら、残り物だけどと言って赤ビートと紅芯大根をいただいた。野菜は自然界の命。だから手元にある野菜は決して無駄にしないようにといつも肝に銘じているので、どんな野菜であっても「美味しく調理していただく」ことを心がけている。しかも自然農生産組合で作られたとてもいい野菜なのでなおさらだ。
でも正直なところ赤ビートの料理は想定外?!。思わず「コレ買う人いるの?!」といただきものをしておいて言うのもヘンだけど、思わず叫んでしまった。実は秋の手作り酵素を仕込む時、いつも私の酵素の師匠である中山さんから海の精と一緒に赤ビートも送っていただいているのだ。入れた方が色もキレイに出るし、自然な甘さが加わって美味しくなるからと教えていただいたので、一年に一度だけは赤ビートとご対面している。
でも単体でいざ料理に使うとなると本当に迷ってしまった。まず葉をどうするか。赤ビートはてん菜糖の原料にもなる砂糖大根だ。でも葉っぱが食べられるかどうかわからない。ズイキのような赤い茎がすっと伸びているのだが、ちょっと繊維質で固そうに見えた。でもおそるおそる茹でてみたら軸も葉もとても柔らかかった。まるで赤ホウレンソウだ。これなら美味しくいただける。
実の方はスライスして甘酢に漬けた。ものすごく濃くて深い赤い色の汁が出てくる。ビートを切っている時、手についた汁をジュンコさんに見せたら、「手を切って血を流しているみたいだね」と驚いていた。
でも赤は抗酸化力の強いポリフェノール。実際、「飲む輸血」といわれるほどリン、ナトリウム、マグネシウム、カリウム、鉄、カルシウムなどの栄養素が豊富に含まれているそうだ。しかも生ビーツに含まれる鉄は、鉄分補給の医薬品より体にストレートに吸収されるらしい。さらに高血圧の改善にもかなり効果がみられると言う。
ポルシチにも欠かせない素材だけど、日本人にはあまりなじみのない料理なので、やはり手軽な所で甘酢漬けが一番食べやすいような気がする。
写真の後ろにあるのは紅芯大根。薄紫の淡い色が酸と反応することで鮮やかな赤となって発色する。これも冷やして甘酢がこの時期は最高。
赤の力をいっぱいいただいて、ますます元気いっぱい!また手に入ったらどんどん積極的に食べたい野菜の一つになった。
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July 02, 2011

ハーブの花たち

雨が降りそうで降らない。店を閉めてから、暗くなってきたので雨が降り出すまで、ほんのちょっとの間、草取りをしようと着替えて外に出た。てっきり雨になるものだとばかり思っていたのだが、急に明るくなって強い西日が照り始め、夕方だというのに大汗をかいてしまった。ちょっとのつもりだったのに結局7時まで草取りをした。
ハーブたちの花たちがこの時期、いろいろ咲いている。まだまだハーブコーナーにビッシリと茂っているとは言えないけれど、確実に去年よりも花たちが増えて元気に育っている。園芸を始めても一年目というのは実はあまり面白くなかったのだなと、2年目に入った今になって思う。
土に思う存分、触れられることが嬉しくて仕方なくて、一生懸命やっていたけれど、ガチガチの土をどうやって掘り起こそうかと言うことばかり考えていた。花苗を買ってきて定植しても土が硬すぎて全く根っこが伸びなかった。元気な苗でも決して大きくならずそのままの状態を維持するのが精いっぱい、ひどいものだと植えて数日で枯れてしまった。
2年目の楽しみはこぼれ種と宿根草が何もしないのにいつのまにか咲いてくれることだろう。植えたことさえ忘れていたのに、ちゃんとその季節になると、黙っていても花を咲かせてくれるのだ。それを見つけた時の喜びと言ったら!
それに卵の殻や腐葉土、苦土石灰、堆肥や鶏糞、EMぼかしなどいろいろなものを土に混ぜてきたので、去年よりは確実に土がよくなってきている。
相変わらずスギナと篠竹は伸び放題だけど、ハーブたちもそれに負けないよう少しずつ大きくなってきている。ヤロー、タイム、コリアンダー、フェンネル、メドウセージ、ベルガモット、キャットミント、ナスタチューム、ボリジ、ラベンダー、ローマンカモミール、チェリーセージ・・・小さな可愛らしい花たちが咲いている。その足元の草を抜く時はちょっとだけ慎重になる。
来年は3年目に入る。きっと今よりももっとよい状態になり、花たちも増えていることだろう。いつの日か花いっぱいの古民家になったら素敵だろうなあ。
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July 01, 2011

スモークツリー

今日から7月。いよいよ今年の下半期に突入だ。くわえて今日は新月。新月と一日が重なって新しいことを始めるにはピッタリの日だ。神棚の榊と塩と水とお米を新しいものに取り換え、柏手を打ってご挨拶。昨日は下半期の一区切りとして各地の神社で夏越しの大祓(おおはらえ)が行われたようだ。知らず知らずに積もったこの半年間の罪やけがれを払い清めるための神事だ。
以前、ちょうど6月30日に何も知らずご参拝に行った神社で偶然にもこの大祓が行われていたことがある。境内には茅草(ちがや)でできた大きな輪がおいてあり、そこを左、右、左と八の字に描きながら潜るようにと紙に書かれていた。「茅の輪くぐり」と呼ばれているもので、輪を潜ることでけがれが祓われると言われている。
気分を一掃して新しいことを始めるのにふさわしい一日が始まったばかりだというのに、今日は湿度が高く風がなかったので、朝からとても蒸して体感的には不快指数100%なんじゃないかと思ったほどだ。お客様もこの暑さのせいか、多くなかったので、昼過ぎからユウコさんに厨房を任せ、私は玄関のアプローチとハーブコーナーの草取りをした。日暮れ時になっていなかったので、暑かったけれど、蚊がいないだけ助かった。麦わら帽子を深くかぶっていたのに、ほんのちょっとの時間で、真っ赤に日焼けしてしまった。これからの季節、草取りがホント思いやられる。
特に今年は暑くなるのが早かったせいか、梅雨が明ける前から虫たちが大発生している。いつもより早い時期から活動を開始?しているようなのだ。ズッキーニの葉は全滅。ケールにもすでに半分くらいしか残っていない。
それでもピーマンや茄子、キュウリなどの初収穫があって定食に添えることができて嬉しい。
写真は以前、ユウコさんが庭から手折って持って来てくれたスモークツリーを生けたもの。煙のような綿毛ががふわふわふわ~と木に咲いて?いる不思議な木だ。紫色の丸い葉も個性的で白いカラーの花との組み合わせがピッタリだ。
*7月のイベント教室案内アップしましたのでご覧下さい。
*7月からサイトの方、ケータイからも見られるようになりましたので、お試しください。

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